説明

車体前部構造

【課題】車体剛性を高めることを可能にするとともに、灯体(ヘッドライト)の最外端側のランプ交換も容易にすることを可能にする。
【解決手段】フロントピラーから前方へ延出され、ダンパハウジングと連結するアッパメンバ28と、このアッパメンバ28の前端とフロントバルクヘッド23とを連結する連結部材32と、これらのアッパメンバ28、フロントバルクヘッド23及び連結部材32で構成される空間に配置される灯体34と、を備える車体前部構造10において、アッパメンバ28の前端に、少なくとも内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部を設け、連結部材32は略矩形断面であって、その内面、上面及び外面をそれぞれ内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部に連結した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体剛性を高めるとともに、ヘッドライトの最外端側のランプ交換も容易にできる車体前部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車体前部構造として、ヘッドライトを装着する空間を十分に確保されたものが知られている。
この種の車体前部構造は、ヘッドライトを装着する空間を形成しつつ、車体前部の強度及び剛性を確保できるように、適宜、設計がなされるものであった。
このような、車体前部構造として、車体前後方向に延ばされたアッパメンバと、フロントバルクヘッドと、を連結する連結部材を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1の車体前部構造は、車体の前後方向に左右のフロントサイドフレームを延ばし、左右のフロントサイドフレームの上側後方にフロントピラーを設け、フロントピラーの傾斜部下端から前方に向けて左右のアッパメンバを延ばし、左右のアッパメンバの中間にバルクヘッドアッパフレームを渡したものである。バルクヘッドアッパフレームは、フロントバルクヘッドの上部を構成する左右のアーム部分と、フロントバルクヘッドを連結する連結部分(連結部材)とから構成される部材とみることができる。従って、特許文献1の車体前部構造は、アッパメンバとフロントバルクヘッドとを連結する連結部材を有するものということができる。
【0004】
特許文献1の車体前部構造では、フロントバルクヘッドとアッパメンバとの連結関係を強くして車体剛性を上げるためには、連結部材とアッパメンバ前端との接合範囲をできるだけ大きくするほうがよい。
しかし、特許文献1の車体前部構造では、アッパメンバ先端の延長部、その先の連結端部、フロントサイドフレーム、フロントバルクヘッドの側部とが画成される空間にヘッドライトを装着する。このためには、連結部材とアッパメンバの前端との接合範囲をできるだけ小さくして、ヘッドライトの最外端部のランプ交換する空間を確保する必要もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−112173公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、車体剛性を高めることができるとともに、灯体(ヘッドライト)の最外端側のランプ交換も容易にすることができる車体前部構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、フロントピラーから前方へ延出され、ダンパハウジングと連結するアッパメンバと、このアッパメンバの前端とフロントバルクヘッドとを連結する連結部材と、これらのアッパメンバ、フロントバルクヘッド及び連結部材で構成される空間に配置される灯体と、を備える車体前部構造において、アッパメンバの前端に、少なくとも内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部を設け、連結部材は略矩形断面であって、その内面、上面及び外面をそれぞれ内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部に連結したことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、連結部材が、水平部及び垂直部を有する略L字断面の上側部材と、略L字断面の板材の末端に第1及び第2フランジを有する下側部材と、から構成され、上側部材に下側部材を対峙させ、水平部に第1フランジを結合し、垂直部に第2フランジを結合して矩形断面を形成し、水平部及び第1フランジを外方に指向させ、垂直部及び第2フランジを下方に指向するように配置したことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、連結部材の上面に、アッパメンバの上面結合部に結合する上面フランジが設けられ、この上面フランジは、上面と連続的に、且つ上面の幅よりも拡げられて形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車体前部構造に、フロントピラーから前方へ延出され、ダンパハウジングと連結するアッパメンバと、このアッパメンバの前端とフロントバルクヘッドとを連結する連結部材と、これらのアッパメンバ、フロントバルクヘッド及び連結部材で構成される空間に配置される灯体とを備える。
アッパメンバの前端に、少なくとも内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部を設け、連結部材は略矩形断面であって、その内面、上面及び外面をそれぞれ内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部に連結したので、アッパメンバの側方のダンパ入力を、アッパメンバの内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部を経て、連結部材の内面、上面及び外面に伝達し、連結部材の稜線を通り、フロントバルクヘッドへ伝達することができる。これにより、車体剛性を向上させることができるとともに、連結部材の外側から下方に亘り、例えば、灯体のメンテナンス空間を十分に確保することができる。
【0011】
請求項2に係る発明では、水平部に第1フランジを結合し、垂直部に第2フランジを結合して矩形断面を形成したので、水平部及びフランジ、垂直部及び第2フランジが重なり、連結部材の強度及び剛性を高めることができる。
また、水平部及び第1フランジを外方に指向させ、垂直部及び第2フランジを下方に指向するように配置したので、連結部材の外方及び下方に、灯体のメンテナンス空間を確保することができる。この結果、灯体のメンテナンス性の向上を図ることができる。
【0012】
請求項3に係る発明では、連結部材の上面に、アッパメンバの上面結合部に結合する上面フランジが設けられ、この上面フランジは、上面と連続的に、且つ上面の幅よりも拡げられて形成されたので、連結部材の上面からアッパメンバへの荷重伝達量を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る車体前部構造の分解斜視図である。
【図2】図1に示された車体前部構造の平面図である。
【図3】図1に示された車体前部構造のエンジンルーム内から見た斜視図である。
【図4】図1に示された車体前部構造の車体斜め前方から見た斜視図である。
【図5】図1に示された車体前部構造の要部斜視図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図1に示された車体前部構造の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
【実施例】
【0015】
図1に示されたように、車体11の前部は、左右のサイドシル(不図示)から上方に延ばされる左右のフロントピラー18,18(図7参照、一方の18不図示)と、左右のサイドシルの前端から車体前後方向に延ばされる左右のフロントサイドフレーム22,22(一方不図示)と、これらのフロントサイドフレーム22,22の前端内側に設けられるフロントバルクヘッド23と、左右のフロントサイドフレーム22,22の先端にエクステンション24,24(一方不図示)を介して設けられたバンパビーム25と、このバンパビーム25の前方を覆うフロントバンパフェイス27と、フロントピラー18,18の中間から車体前方に延ばされ、左右のダンパハウジング19,19(図4参照、一方の19不図示)に連結される左右のアッパメンバ28,28(一方不図示)と、これらのアッパメンバ28,28とフロントバルクヘッド23とを連結する左右の連結部材32,32と、車幅方向内方がフロントバルクヘッド23へ取付けられるとともに、車幅方向外方がアッパメンバ28,28の延長部31,31(一方不図示)に取付けられる左右のグリルブラケット35,35と、これらのグリルブラケット35,35にそれぞれ取付けられる左右の灯体(ヘッドライト)34,34と、を備える。
【0016】
フロントバルクヘッド23は、車体上部にて車幅方向に延ばされる上の横メンバ36と、車体下部にて車幅方向に延ばされる下の横メンバ37と、これらの上下の横メンバ36,37の端部に接続される左右の縦メンバ38,39と、からなる。フロントバルクヘッド23には、エンジン42を冷却をするラジエータ43と、エアコンディショナの冷媒を貯留するコンデンサ44とが支持されている。フロントバルクヘッド23の後方には、エンジンルーム41が形成される。エンジンルーム41には、エンジン42が収納される。
【0017】
フロントバンパフェイス27は、バンパビーム25の前方を覆うバンパフェイス本体45と、このバンパフェイス本体45の中央に設けられ、車体内部に走行風が導かれるバンパ中央グリル46と、バンパフェイス本体45に設けられる左右のバンパ側部グリル47,47と、からなる。
【0018】
バンパ側部グリル47には、フォグランプ51を臨ませるフォグランプ開口52と、車体内部に走行風が導かれる導風孔53と、が形成される。
アッパメンバ28は、前端から延長され、連結端部29を介してフロントサイドフレーム22に連結される延長部31を備える。
【0019】
図2〜図7に示されたように、本発明に係る車体前部構造10は、フロントバルクヘッド23、連結部材32及びアッパメンバ28の延長部31廻りの構造である。車体前部構造10では、連結部材32平面断面内でアッパメンバ28との結合を完結させ、車体剛性の向上と、灯体34(図1参照)のメンテナンス空間の確保とを両立させる。
【0020】
アッパメンバ28の延長部31の延長部分には、連結部材32を結合する内面結合部61と、連結部材32を結合する上面結合部62と、連結部材32を結合する垂直前面結合部63とが形成される。
【0021】
内面結合部61は、延長部31の車体内面に形成される。上面結合部62は、延長部31の車体上方に指向するとともに車体前後方向に関して前後方向に関して斜めに延ばされた斜めフランジ66に形成される。さらに、斜めフランジ66は、車体内方に向かって湾曲する。垂直前面結合部63は、延長部31の斜めフランジ66の下方にあって車体前方に向けて垂直に形成された壁面である。
【0022】
連結部材32は、図6に示されたように、車体上部に配置される上側部材71と、車体下部に配置される下側部材72とから構成される略矩形断面の部材である。
上側部材71は、車体水平方向に延ばされる水平部(上面)74と、車体高さ方向に延ばされる垂直部(内面)75とからなる略L字断面の部材である。以下、符号74は「水平部74」若しくは「上面74」と適宜用い、符号75は「垂直部75」若しくは「内面75」と適宜用いる。
【0023】
垂直部75は、アッパメンバ28(延長部31)の内面結合部61に結合される内面フランジ76が形成される。内面フランジ76は、車体高さ方向に関して、上側部材71の垂直部75に下側部材72の第2フランジ84が結合される領域まで延長されている。なお、内面フランジ76は、連結部材32の内面(垂直部)75に設けられたものといえる。
【0024】
水平部74は、アッパメンバ28(延長部31)の上面結合部62に結合する上面フランジ77が形成される。なお、上面フランジ77は、連結部材32の上面(水平部)74に設けられたものといえる。図2に示されたように、連結部材32の上面74の幅をS1とするときに、上面フランジ77は、上面74から連続的に(徐々に)、幅S2だけ上面74の幅S1から拡げられて形成される。
【0025】
下側部材72は、図6に示されたように、車体高さ方向に延ばされる下垂直部(外面)82と、この下垂直部82から折り曲げ形成され、外方に指向させた第1フランジ83と、下垂直部82から車体水平方向に延ばされる下水平部81と、この下水平部81から折り曲げ形成され、下方に指向させた第2フランジ84と、からなる。以下、符号82は「下垂直面82」若しくは「外面82」と適宜用いる。
【0026】
下垂直部82は、アッパメンバ28(延長部31)の垂直前面結合部63に結合する外面フランジ78が形成される。なお、外面フランジ78は、連結部材32の外面(下垂直部)82に設けられたものといえる。
上側部材71の水平部74に下側部材72の第1フランジ83が結合され、上側部材71の垂直部75に下側部材72の第2フランジ84が結合され矩形断面の連結部材32が形成される。
【0027】
連結部材32では、水平部74の端部及び第1フランジ83の端部は車体外方に指向し、垂直部75の端部及び第2フランジ84の端部は車体下方に指向するように配置される。
【0028】
図3に示されたように、ダンパ入力は、ダンパハウジング19(図4参照)からアッパメンバ28(図1参照)を経由し、内面結合部61を矢印a1の如く通過して矢印a2,a3の如く連結部材32に伝わり、この連結部材32からフロントバルクヘッド23(図2参照)へ伝達される。
【0029】
また、図4に示されたように、ダンパ入力は、ダンパハウジング19からアッパメンバ28(図1参照)を経由し、上面結合部62が形成される斜めフランジ66を矢印b1の如く通過し、上面結合部62からb2の如く連結部材32に伝わり、この連結部材32からフロントバルクヘッド23(図2参照)へ伝達される。
【0030】
さらに、図5に示されたように、ダンパ入力は、ダンパハウジング19(図4参照)からアッパメンバ28(図1参照)を経由し、垂直前面結合部63から矢印c1の如く連結部材32に伝達され、この連結部材32で矢印c2の如く連結部材32の稜線33に指向し、この稜線33を矢印c3の如く伝わってフロントバルクヘッド23(図2参照)へ伝達される。
【0031】
図5及び図7に示されたように、2点鎖線で囲まれた範囲A,Bが、灯体(ヘッドライト)34の最外端側のランプ交換のために必要な空間であり、車体前部構造10では、連結部材32の平面断面内(平面投影内)で、図1に示されるアッパメンバ28(延長部31)との結合を完結させたので、灯体34のメンテナンス空間を十分に確保することができる。この結果、灯体(ヘッドライト)34の最外端側のランプ交換を容易に行うことができる。
【0032】
また、車体前部構造10では、図5に示されたように、アッパメンバ28に結合面の角度の異なった内面結合部61、上面結合部62及び垂直前面結合部63が設けられる。連結部材32にフランジ面の角度の異なった内面フランジ76、上面フランジ77及び外面フランジ78が設けられる。さらに、結合面の角度の異なった内面結合部61、上面結合部62及び垂直前面結合部63に、それぞれフランジ面の角度の異なった内面フランジ76、上面フランジ77及び外面フランジ78を連結した。従って、少スペースの結合部分にもかかわらず、車体剛性を高めることができる。
【0033】
図1〜図7に示されたように、車体前部構造10では、フロントピラー18から前方へ延出され、ダンパハウジング19と連結するアッパメンバ28と、このアッパメンバ28の前端(延長部31)とフロントバルクヘッド23とを連結する連結部材32と、これらのアッパメンバ28、フロントバルクヘッド23及び連結部材32で構成される空間に配置される灯体34と、を備える。
【0034】
アッパメンバ28の前端に、少なくとも内面結合部61、上面結合部62及び垂直前面結合部63を設け、連結部材32は略矩形断面であって、その内面75、上面74及び外面82をそれぞれ内面結合部61、上面結合部62及び垂直前面結合部63に連結したので、アッパメンバ28の側方のダンパ入力を、アッパメンバ28の内面結合部61、上面結合部62及び垂直前面結合部63を経て、連結部材32の内面75、上面74及び外面82に伝達し、連結部材32の稜線33を通り、フロントバルクヘッド23へ伝達することができる。これにより、車体剛性を向上させることができるとともに、連結部材32の外側から下方に亘り、例えば、灯体34のメンテナンス空間を十分に確保することができる。
【0035】
車体前部構造10では、水平部74に第1フランジ83を結合し、垂直部75に第2フランジ84を結合して矩形断面を形成したので、水平部74及び第1フランジ83、垂直部75及び第2フランジ84が重なり、連結部材32の強度及び剛性を高めることができる。
【0036】
また、水平部74及び第1フランジ83を外方に指向させ、垂直部75及び第2フランジ84を下方に指向するように配置したので、連結部材32の外方及び下方に、灯体34のメンテナンス空間を確保することができる。この結果、灯体34のメンテナンス性の向上を図ることができる。
【0037】
車体前部構造10では、図2に示されたように、連結部材32の上面74に、アッパメンバ28の上面結合部62に結合する上面フランジ77が設けられ、この上面フランジ77は、上面74と連続的に、且つ上面74の幅S1よりも拡げられて形成されたので、連結部材32の上面74からアッパメンバ28への荷重伝達量を増大することができる。
【0038】
尚、本発明に係る車体前部構造10は、図3及び図5に示すように、アッパメンバ28の前端に、内面結合部61、上面結合部62及び垂直前面結合部63が設けられたが、これに限るものではなく、この他に結合部を増設することを妨げるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明に係る車体前部構造は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
【符号の説明】
【0040】
10…車体前部構造、11…車体、18…フロントピラー、19…ダンパハウジング、23…フロントバルクヘッド、28…アッパメンバ、32…連結部材、34…灯体(ヘッドライト)、61…内面結合部、62…上面結合部、63…垂直前面結合部、74…上面(水平部)、75…内面(垂直部)、77…上面フランジ、82…外面(下垂直面)、83…第1フランジ、84…第2フランジ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントピラーから前方へ延出され、ダンパハウジングと連結するアッパメンバと、このアッパメンバの前端とフロントバルクヘッドとを連結する連結部材と、これらのアッパメンバ、フロントバルクヘッド及び連結部材で構成される空間に配置される灯体と、を備える車体前部構造において、
前記アッパメンバの前端に、少なくとも内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部を設け、前記連結部材は略矩形断面であって、その内面、上面及び外面をそれぞれ前記内面結合部、上面結合部及び垂直前面結合部に連結したことを特徴とする車体前部構造。
【請求項2】
前記連結部材は、水平部及び垂直部を有する略L字断面の上側部材と、略L字断面の板材の末端に第1及び第2フランジを有する下側部材と、から構成され、前記上側部材に前記下側部材を対峙させ、前記水平部に前記第1フランジを結合し、前記垂直部に前記第2フランジを結合して矩形断面を形成し、
前記水平部及び前記第1フランジを外方に指向させ、前記垂直部及び前記第2フランジを下方に指向するように配置したことを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
【請求項3】
前記連結部材の上面に、前記アッパメンバの上面結合部に結合する上面フランジが設けられ、この上面フランジは、前記上面と連続的に、且つ前記上面の幅よりも拡げられて形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−51463(P2011−51463A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201813(P2009−201813)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】