がん治療用化合物としてのイミダゾ[4,5−B]ピリジン−2−オンおよびオキサゾロ[4,5−B]ピリジン−2−オン化合物およびその類似体
本発明は、一定のイミダゾ[4,5−b]ピリジン−2−オンおよびオキサゾロ[4,5−b]ピリジン−2−オン化合物およびその類似体であって、中でもRAF(例えば、B−RAF)活性を阻害、細胞増殖を阻害、がんを治療、その他の作用をするものであり、より特定すると、次式の化合物、ならびにそれらの製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグに関する:式中、Jは独立して−O−または−NRN1−;RN1は、存在するならば独立して−Hまたは置換基;RN2は、独立して−Hまたは置換基;Yは独立して−CH=または−N=;Qは独立して−(CH2)j−M−(CH2)k−であって、この際:jは独立して0、1または2;kは独立して0、1、または2;j+kは0、1、または2;Mは独立して−O−、−S−、−NH−、−NMe−、または−CH2−;RP1、RP2、RP5、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは置換基;そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;Lは独立して:一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−、または−S(=O)2−であるが;リンカー部分の1個のみが−NRN−、またはリンカー部分の2個のみが−NRN−のいずれか;あるいは:リンカー部分の1個のみが−C(=X)−で、かついずれのリンカー部分も−S(=O)2−でないか、またはリンカー部分の1個のみが−S(=O)2−で、かついずれのリンカー部分も−C(=X)−でない、のいずれか;隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではなく;Xは独立して=Oまたは=S;各RNは独立して−H、または置換基;Aは独立して:C6−14カルボアリール、C5−14ヘテロアリール、C3−12炭素環式、またはC3−12ヘテロ環式;かつ独立して非置換または置換である。本発明はまた、こうした化合物を含む医薬組成物、そして、RAF(例えば、B−RAF)活性を阻害するため、受容体チロシンキナーゼ(RTK)活性を阻害するため、細胞増殖を阻害するため、さらにRAF、RTK、その他の阻害によって改善される疾病および病態、ならびにがん(例えば、結腸直腸がん、メラノーマ)、その他などの増殖性病態の治療における、in vitroおよびin vivoの両方での、化合物および組成物の使用にも関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される化合物:
【化1】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=または−N=;
Qは独立して−(CH2)j−M−(CH2)k−であって、この際:
jは独立して0、1または2;
kは独立して0、1、または2;
j+kは0、1、または2;そして
Mは独立して−O−、−S−、−NH−、−NMe−、または−CH2−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキルであり);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキルであり;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキルであり;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルは独立して非置換または置換である;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
Lは独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−、または−S(=O)2−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
あるいは:1個のリンカー部分が−C(=X)−で、かついずれのリンカー部分も−S(=O)2−でないか、または1個のリンカー部分が−S(=O)2−で、かついずれのリンカー部分も−C(=X)−でない、のいずれかであり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項2】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化2】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=または−N=;
Qは独立して−(CH2)j−M−(CH2)k−であって、この際:
jは独立して0、1または2;
kは独立して0、1、または2;
j+kは0、1、または2;かつ
Mは独立して−O−、−S−、−NH−、−NMe−、または−CH2−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、
−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
Lは独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−、または−S(=O)2−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、
または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
あるいは:1個のリンカー部分が−C(=X)−で、かついずれのリンカー部分も−S(=O)2−でないか、
または1個のリンカー部分が−S(=O)2−で、かついずれのリンカー部分も−C(=X)−でない、のいずれかであり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項3】
Yが独立して−CH=である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Yが独立して−N=である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
Jが独立して−O−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Jが独立して−NRN1−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Mが−O−、−S−、−NH−、または−NMe−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
Mが−O−または−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
Mが−O−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Mが−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
jが独立して 0または1、かつkが独立して0または1である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Qが−O−、−S−、−NH−、または−NMe−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
Qが−O−または−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
Qが−O−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
Qが−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
Lが独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、
または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
1個のリンカー部分が−C(=X)−であり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
Lとして基−NRN−C(=X)−または−C(=X)−NRN−が含まれる、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Lとして基−NRN−C(=X)−NRN−が含まれる、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−C(=X)−NRN−、A−CH2−NRN−C(=X)−NRN−、
A−NRN−C(=X)−NRN−CH2−、
A−NRN−C(=X)−、
A−CH2−NRN−C(=X)−、
A−NRN−C(=X)−CH2−、
A−CH2−NRN−C(=X)−CH2−、
A−CH2−CH2−NRN−C(=X)−、
A−NRN−C(=X)−CH2−CH2−、
A−NRN−C(=X)−CH2−NRN−、
A−NRN−CH2−NRN−C(=X)−、
A−C(=X)−NRN−、
A−CH2−C(=X)−NRN−、
A−C(=X)−NRN−CH2−、
A−CH2−C(=X)−NRN−CH2−、
A−CH2−CH2−C(=X)−NRN−、
A−C(=X)−NRN−CH2−CH2−、
A−NRN−CH2−C(=X)−NRN−、
A−C(=X)−NRN−CH2−NRN−、
A−C(=X)−CH2−NRN−、
A−C(=X)−CH2−NRN−CH2−、
A−C(=X)−CH2−CH2−NRN−、
A−CH2−C(=X)−CH2−NRN−、
A−NRN−CH2−C(=X)−、
A−NRN−CH2−C(=X)−CH2−、
A−NRN−CH2−CH2−C(=X)−、および
A−CH2−NRN−CH2−C(=X)−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−C(=X)−NRN−、
A−CH2−NRN−C(=X)−NRN−、
A−NRN−C(=X)−、
A−C(=X)−NRN−、
A−NRN−CH2−C(=X)−NRN−、および
A−CH2−NRN−C(=X)−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−C(=X)−NRN−、
A−CH2−NRN−C(=X)−NRN−、および
A−NRN−C(=X)−NRN−CH2−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
基A−L−が独立してA−NRN−C(=X)−NRN−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
Xが=Oである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
Xが=Sである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
基A−L−が独立してA−NRN−C(=O)−NRN−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
基A−L−が独立してA−C(=O)−NRN−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
基A−L−が独立してA−NRN−C(=O)−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
Lが独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、または−S(=O)2−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、
または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
1個のリンカー部分が−S(=O)2−であり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
Lとして基−NRN−S(=O)2−または−S(=O)2−NRN−が含まれる、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Lとして基−NRN−S(=O)2−NRN−が含まれる、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−S(=O)2−NRN−、
A−NRN−S(=O)2−NRN−CH2−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−NRN−、
A−NRN−S(=O)2−、
A−NRN−S(=O)2−CH2−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−CH2−、
A−CH2−CH2−NRN−S(=O)2−、
A−NRN−S(=O)2−CH2−CH2−、
A−NRN−S(=O)2−CH2−NRN−、
A−NRN−CH2−NRN−S(=O)2−、
A−S(=O)2−NRN−、
A−S(=O)2−NRN−CH2−、
A−CH2−S(=O)2−NRN−、
A−CH2−S(=O)2−NRN−CH2−、
A−CH2−CH2−S(=O)2−NRN−、
A−S(=O)2−NRN−CH2−CH2−、
A−S(=O)2−NRN−CH2−NRN−、および
A−NRN−CH2−S(=O)2−NRN−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−S(=O)2−NRN−、
A−NRN−S(=O)2−、
A−S(=O)2−NRN−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−NRN−、および
A−CH2−NRN−S(=O)2−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項1〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
基RNのそれぞれが独立して−Hである、請求項1〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
基A−L−が独立してA−C(=X)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
基A−L−が独立してA−C(=O)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化3】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=;
Qは独立して−O−または−S−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
A−Lは独立してA−NRN−C(=X)−NRN−;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項42】
Jが独立して−O−である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Jが独立して−NRN1−である、請求項41に記載の化合物。
【請求項44】
Qが−O−である、請求項41〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
Qが−S−である、請求項41〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項41〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−NH−である、請求項41〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−NH−である、請求項41〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化4】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=;
Qは独立して−O−または−S−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
A−Lは独立してA−C(=X)−NRN−;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項50】
Jが独立して−O−である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
Jが独立して−NRN1−である、請求項49に記載の化合物。
【請求項52】
Qが−O−である、請求項49〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
Qが−S−である、請求項49〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項54】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項49〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
基A−L−が独立してA−C(=X)−NH−である、請求項49〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
基A−L−が独立してA−C(=O)−NH−である、請求項49〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項57】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化5】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=;
Qは独立して−O−または−S−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
A−Lは独立してA−NRN−C(=X)−;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項58】
Jが独立して−O−である、請求項57記載の化合物。
【請求項59】
Jが独立して−NRN1−である、請求項57に記載の化合物。
【請求項60】
Qが−O−である、請求項57〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項61】
Qが−S−である、請求項57〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項62】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−である、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項64】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−である、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項65】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
−Me、−Et、−nPr、−iPr、−nBu、−iBu、−sBu、−tBu;
−CH=CH2、−CH2−CH=CH2;
−C≡CH、−CH2−C≡CH;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル;
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル;
フェニル;
ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、フラニル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾール;
ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、およびモルホリニル;
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項66】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、および
脂肪族C2−3アルケニル、
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項67】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
−Me、−Et、−nPr、−iPr、−nBu、−iBu、−sBu、−tBu;
−CH=CH2、および−CH2−CH=CH2;
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項68】
RN1上の置換基が、存在するならば、以下:
(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドもしくはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート;(14)アミノ;(15)アシルアミノもしくはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノもしくはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5−20アリール−C1−7アルキル;(22)C5−20アリール;(23)C3−20ヘテロシクリル;(24)C1−7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;および(28)ホスフェート
から選択される、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項69】
RN1上の置換基が、存在するならば、以下:(3)アミドまたはチオアミド;(4)アシル;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(14)アミノ;(18)スルホニル;(22)C5−20アリール;および(23)C3−20ヘテロシクリルから選択される、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項70】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは−(CH2)n−Rであって、ここでnが独立して1、2、または3、かつRが独立して−Hまたは1置換基である、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項71】
RN1が存在するならば、以下の基から選択され、ここでnが独立して1、2、または3、かつRが独立して−HまたはC1−3アルキルである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【化6】
【請求項72】
RN1が存在するならば、以下の基から選択され、ここでnが独立して1、2、または3である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【化7】
【請求項73】
RN1が存在するならば、以下の基から選択され、ここでnが独立して1、2、または3、かつmが独立して0、1、2、または3である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【化8】
【請求項74】
RN1が存在するならば非置換である、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項75】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは−Meである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項76】
RN1が存在するならば、独立して−Meである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項77】
RN1が存在するならば、独立して−Hである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
RN2が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、および
脂肪族C2−3アルケニル、
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
RN2が存在するならば、独立して−Hまたは−Meである、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
RN2が存在するならば、独立して−Meである、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項81】
RN2が存在するならば、独立して−Hである、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項82】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hまたは以下:
−Me、−Et、−nPr、−iPr、−nBu、−iBu、−sBu、−tBu;
−CH=CH2、−CH2−CH=CH2;
−C≡CH、−CH2−C≡CH;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル;
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル;
−CF3、−CH2CF3、−CF2CF3;
−C(=O)OH、−C(=O)OMe、−C(=O)OEt;
−OH、−OMe、−OEt、−SH、−SMe、−SEt;
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、
−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい、
請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項83】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、
脂肪族C2−3アルケニル、
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル、
−S(=O)R9および−S(=O)2R9(ここでR9は脂肪族飽和C1−3アルキル);
−F、−Cl、ならびに
−SR2(ここでR2は脂肪族飽和C1−3アルキル)
から選択される基である、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項84】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、
脂肪族C2−3アルケニル、
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル、および
−F、−Cl
から選択される基である、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項85】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−H、−Me、−CF3、−S(=O)Me、−S(=O)2Me、−F、−Cl、または−SMeである、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項86】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−H、−Me、−CF3、−F、または−Clである、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項87】
RP1およびRP2がそれぞれ独立して−H以外であって、RP5およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、請求項1〜86のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項88】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項89】
RP1およびRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−であり;そして
RP5およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、
請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項90】
RP1およびRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−であり;そして
RP2およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、
請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項91】
Aが独立してC6−14カルボアリールまたはC5−14ヘテロアリールであって、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項92】
Aが独立して単環式もしくは二環式C6−10カルボアリールまたは単環式もしくは二環式C5−10ヘテロアリールであって、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項93】
Aが独立して単環式C6カルボアリールまたは単環式C5−6ヘテロアリールであって、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項94】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピロリル、ピリジニル、フラニル、チエニル、ベンゾチエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、テトラゾリル、キノリニル、またはイソキノリニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項95】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、またはイソキノリニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項96】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、またはベンゾチアジアゾリル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項97】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、またはピリジニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項98】
Aが独立してフェニルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項99】
Aが独立してピラゾリルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項100】
Aが独立してナフチルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項101】
Aが独立してピリジニルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項102】
Aが独立して飽和C3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルケニル、またはC3−12ヘテロ環式であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項103】
Aが独立して飽和C5−8シクロアルキル、C5−8シクロアルケニル、またはC5−8ヘテロ環式であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項104】
Aが独立して単環式飽和C5−8シクロアルキル、単環式C5−8シクロアルケニル、または単環式C5−8ヘテロ環式であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項105】
Aが独立して:シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ピロリジニル、ピペリジニル、またはピペルジニル(piperzinyl)であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項106】
A上の置換基が、存在するならば、独立して以下:
(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドもしくはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート;(14)アミノ;(15)アシルアミノもしくはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノもしくはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5−20アリール−C1−7アルキル;(22)C5−20アリール;(23)C3−20ヘテロシクリル;(24)C1−7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;および(28)ホスフェート;
から選択され、そしてさらに、隣接する2つの置換基が、存在するならば、一緒になって−OCH2O−、−OCH2CH2O−、または−OCH2CH2CH2O−を形成していてもよい、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項107】
A上の置換基が、存在するならば、独立して以下:
(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドもしくはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート; (14)アミノ;(15)アシルアミノもしくはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノもしくはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5−20アリール−C1−7アルキル;(22)C5−20アリール;(23)C3−20ヘテロシクリル;(24)C1−7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;(28)ホスフェート
から選択される、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項108】
A上の置換基が、存在するならば、独立して:
−G1または−G2から選択され、そしてさらに、隣接する2つの置換基が、存在するならば、一緒になって−OCH2CH2O−、または−OCH2CH2CH2O−を形成していてもよく、
ここで:
−G1はそれぞれ独立して:−F、−Cl、−Br、−I、−RZ、−CF3、−OH、−ORZ、−SRZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、−SCF2CF2H、−NH2、−NHRZ、−NRZ2、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、N−メチル−ピペラジノ、モルホリノ、またはチオモルホリノ;ここでRZはそれぞれ飽和脂肪族C1−6アルキルまたは飽和C3−6シクロアルキル;であり、そして
−G2はそれぞれ独立して:フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、または−CH2−フェニル;ここでフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、およびイミダゾリルはそれぞれ場合によって1以上の基−G1で置換されている、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項109】
Aが非置換である、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項110】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化9】
【請求項111】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化10】
【請求項112】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化11】
【請求項113】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−H、−Me、−CF3、−F、−Cl、または−SMeである、請求項109または110に記載の化合物。
【請求項114】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化12】
【請求項115】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化13】
【請求項116】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化14】
【請求項117】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化15】
【請求項118】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化16】
【請求項119】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化17】
【請求項120】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、またはイソキノリニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項121】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、またはベンゾチアジアゾリル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項122】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、またはピリジニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項123】
Aが独立してフェニルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項124】
Aが独立してピラゾリルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項125】
Aが独立してナフチルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項126】
Aが独立してピリジルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項127】
Aが独立して非置換であるか、または以下:
−F、−Cl、−Br、−I;
−OH;
−OMe、−OEt、−OCF3;
−NH2、−NHMe、−NHEt、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ;
−Me、−Et、および−CF3
から選択される1以上の置換基で置換されている、請求項110〜126のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項128】
RN1が独立して−Hまたは−Meである、請求項110〜127のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項129】
RN2が独立して−Hまたは−Meである、請求項110〜128のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項130】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化18】
式中:
RN1は独立して−Hまたは−Me;
RN2は独立して−Hまたは−Me;
RP1、RP2、RP4およびRP5はそれぞれ独立して−Hまたは−F;そして
Aは独立してフェニルまたはピラゾリルであり;かつ独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、および−Ph;から選択される1以上の基で置換され、ここで−RZZはそれぞれ独立して飽和脂肪族C1−4アルキルであり;そして−Phはフェニルであって、独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、および−OCF3から選択される1以上の基で置換されている。
【請求項131】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化19】
式中:
RN1は独立して−Hまたは−Me;
RN2は独立して−Hまたは−Me;
RP1、RP2、RP4およびRP5はそれぞれ独立して−Hまたは−F;そして
Aは独立してフェニルまたはピラゾリルであり;かつ独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、および−Ph;から選択される1以上の基で置換され、ここで−RZZはそれぞれ独立して飽和脂肪族C1−4アルキルであり;そして−Phはフェニルであって、独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、および−OCF3;から選択される1以上の基で置換されている。
【請求項132】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化20】
式中:
RN1は独立して−Hまたは−Me;
RN2は独立して−Hまたは−Me;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは−F;そして
Aは独立してフェニルまたはピラゾリルであり;かつ独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、および−Ph;から選択される1以上の基で置換され、ここで−RZZはそれぞれ独立して飽和脂肪族C1−4アルキルであり;そして−Phはフェニルであって、独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、および−OCF3;から選択される1以上の基で置換されている。
【請求項133】
分子量が300〜1000である、請求項1〜132のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項134】
請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物および医薬として許容される担体もしくは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項135】
請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物と、医薬として許容される担体もしくは希釈剤とを混合することを含む、医薬組成物の調製方法。
【請求項136】
細胞中のRAF活性をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の有効量を前記細胞に接触させることを含む方法。
【請求項137】
細胞増殖をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の有効量を前記細胞に接触させることを含む方法。
【請求項138】
ヒトまたは動物体を治療により処置する方法において使用するための、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項139】
RAFの阻害によって改善されるヒトまたは動物体の疾病または病態を治療により処置する方法において使用するための、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項140】
ヒトまたは動物体の増殖性病態を治療により処置する方法において使用するための、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項141】
RAFの阻害によって改善されるヒトまたは動物体の疾病または病態の治療において使用するための医薬の製造における、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項142】
増殖性病態の治療において使用するための医薬の製造における、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項143】
RAFの阻害によって改善される疾病または病態の治療方法であって、治療を必要とする患者に、治療上有効な量の請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項144】
増殖性病態の治療方法であって、治療を必要とする患者に、治療上有効な量の請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項1】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される化合物:
【化1】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=または−N=;
Qは独立して−(CH2)j−M−(CH2)k−であって、この際:
jは独立して0、1または2;
kは独立して0、1、または2;
j+kは0、1、または2;そして
Mは独立して−O−、−S−、−NH−、−NMe−、または−CH2−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキルであり);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキルであり;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキルであり;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルは独立して非置換または置換である;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
Lは独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−、または−S(=O)2−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
あるいは:1個のリンカー部分が−C(=X)−で、かついずれのリンカー部分も−S(=O)2−でないか、または1個のリンカー部分が−S(=O)2−で、かついずれのリンカー部分も−C(=X)−でない、のいずれかであり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項2】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化2】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=または−N=;
Qは独立して−(CH2)j−M−(CH2)k−であって、この際:
jは独立して0、1または2;
kは独立して0、1、または2;
j+kは0、1、または2;かつ
Mは独立して−O−、−S−、−NH−、−NMe−、または−CH2−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、
−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
Lは独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−、または−S(=O)2−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、
または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
あるいは:1個のリンカー部分が−C(=X)−で、かついずれのリンカー部分も−S(=O)2−でないか、
または1個のリンカー部分が−S(=O)2−で、かついずれのリンカー部分も−C(=X)−でない、のいずれかであり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項3】
Yが独立して−CH=である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
Yが独立して−N=である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
Jが独立して−O−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Jが独立して−NRN1−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Mが−O−、−S−、−NH−、または−NMe−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
Mが−O−または−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
Mが−O−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Mが−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
jが独立して 0または1、かつkが独立して0または1である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
Qが−O−、−S−、−NH−、または−NMe−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
Qが−O−または−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
Qが−O−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
Qが−S−である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
Lが独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、−C(=X)−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、
または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
1個のリンカー部分が−C(=X)−であり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
Lとして基−NRN−C(=X)−または−C(=X)−NRN−が含まれる、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Lとして基−NRN−C(=X)−NRN−が含まれる、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−C(=X)−NRN−、A−CH2−NRN−C(=X)−NRN−、
A−NRN−C(=X)−NRN−CH2−、
A−NRN−C(=X)−、
A−CH2−NRN−C(=X)−、
A−NRN−C(=X)−CH2−、
A−CH2−NRN−C(=X)−CH2−、
A−CH2−CH2−NRN−C(=X)−、
A−NRN−C(=X)−CH2−CH2−、
A−NRN−C(=X)−CH2−NRN−、
A−NRN−CH2−NRN−C(=X)−、
A−C(=X)−NRN−、
A−CH2−C(=X)−NRN−、
A−C(=X)−NRN−CH2−、
A−CH2−C(=X)−NRN−CH2−、
A−CH2−CH2−C(=X)−NRN−、
A−C(=X)−NRN−CH2−CH2−、
A−NRN−CH2−C(=X)−NRN−、
A−C(=X)−NRN−CH2−NRN−、
A−C(=X)−CH2−NRN−、
A−C(=X)−CH2−NRN−CH2−、
A−C(=X)−CH2−CH2−NRN−、
A−CH2−C(=X)−CH2−NRN−、
A−NRN−CH2−C(=X)−、
A−NRN−CH2−C(=X)−CH2−、
A−NRN−CH2−CH2−C(=X)−、および
A−CH2−NRN−CH2−C(=X)−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−C(=X)−NRN−、
A−CH2−NRN−C(=X)−NRN−、
A−NRN−C(=X)−、
A−C(=X)−NRN−、
A−NRN−CH2−C(=X)−NRN−、および
A−CH2−NRN−C(=X)−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−C(=X)−NRN−、
A−CH2−NRN−C(=X)−NRN−、および
A−NRN−C(=X)−NRN−CH2−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
基A−L−が独立してA−NRN−C(=X)−NRN−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
Xが=Oである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
Xが=Sである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項25】
基A−L−が独立してA−NRN−C(=O)−NRN−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
基A−L−が独立してA−C(=O)−NRN−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項27】
基A−L−が独立してA−NRN−C(=O)−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
Lが独立して:
一連の2、3、もしくは4個のリンカー部分で形成されるリンカー基であって;
ここで:
各リンカー部分は独立して−CH2−、−NRN−、または−S(=O)2−であり;
1個のリンカー部分が−NRN−であるか、
または2個のリンカー部分が−NRN−であり;
1個のリンカー部分が−S(=O)2−であり;
隣接する2個のリンカー部分が−NRN−ではない、
請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
Lとして基−NRN−S(=O)2−または−S(=O)2−NRN−が含まれる、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
Lとして基−NRN−S(=O)2−NRN−が含まれる、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−S(=O)2−NRN−、
A−NRN−S(=O)2−NRN−CH2−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−NRN−、
A−NRN−S(=O)2−、
A−NRN−S(=O)2−CH2−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−CH2−、
A−CH2−CH2−NRN−S(=O)2−、
A−NRN−S(=O)2−CH2−CH2−、
A−NRN−S(=O)2−CH2−NRN−、
A−NRN−CH2−NRN−S(=O)2−、
A−S(=O)2−NRN−、
A−S(=O)2−NRN−CH2−、
A−CH2−S(=O)2−NRN−、
A−CH2−S(=O)2−NRN−CH2−、
A−CH2−CH2−S(=O)2−NRN−、
A−S(=O)2−NRN−CH2−CH2−、
A−S(=O)2−NRN−CH2−NRN−、および
A−NRN−CH2−S(=O)2−NRN−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
基A−L−が独立して以下:
A−NRN−S(=O)2−NRN−、
A−NRN−S(=O)2−、
A−S(=O)2−NRN−、
A−CH2−NRN−S(=O)2−NRN−、および
A−CH2−NRN−S(=O)2−
から選択される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項1〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
基RNのそれぞれが独立して−Hである、請求項1〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
基A−L−が独立してA−C(=X)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
基A−L−が独立してA−C(=O)−NH−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化3】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=;
Qは独立して−O−または−S−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
A−Lは独立してA−NRN−C(=X)−NRN−;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項42】
Jが独立して−O−である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
Jが独立して−NRN1−である、請求項41に記載の化合物。
【請求項44】
Qが−O−である、請求項41〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
Qが−S−である、請求項41〜43のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項41〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−NH−である、請求項41〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−NH−である、請求項41〜45のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化4】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=;
Qは独立して−O−または−S−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、もしくはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
A−Lは独立してA−C(=X)−NRN−;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項50】
Jが独立して−O−である、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
Jが独立して−NRN1−である、請求項49に記載の化合物。
【請求項52】
Qが−O−である、請求項49〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
Qが−S−である、請求項49〜51のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項54】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項49〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
基A−L−が独立してA−C(=X)−NH−である、請求項49〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
基A−L−が独立してA−C(=O)−NH−である、請求項49〜53のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項57】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化5】
式中、
Jは独立して−O−または−NRN1−;
RN1は、存在するならば独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
RN2は、独立して−Hまたは以下から選択される基であって:
脂肪族飽和C1−5アルキル、
脂肪族C2−5アルケニル、
脂肪族C2−5アルキニル、
飽和C3−6シクロアルキル、
C3−6シクロアルケニル;
C6カルボアリール;
C5−6ヘテロアリール;および
C5−6ヘテロ環式;
かつ、独立して非置換または置換;
Yは独立して−CH=;
Qは独立して−O−または−S−;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NR3R4(ここでR3およびR4はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル;あるいはR3とR4が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR5R6(ここでR5およびR6はそれぞれ独立して−H;またはC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル;あるいはR5とR6が、これらが結合する窒素原子と一緒になって3〜7環原子を持つ環を形成している);
−NR7C(=O)R8(ここで:R7は−HまたはC1−3アルキル;R8はC5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
RP5は独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−5アルキル;
脂肪族C2−5アルケニル;
脂肪族C2−5アルキニル;
飽和C3−6シクロアルキル;
C3−6シクロアルケニル;
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル;
−C(=O)OR1(ここでR1は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−OR2および−SR2(ここでR2は−H、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、またはC1−7アルキル);
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−S(=O)R9または−S(=O)2R9(ここでR9はC1−7アルキル、C5−12アリール、またはC5−12アリール−C1−7アルキル);
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
これらのC1−5アルキル、C2−5アルケニル、C2−5アルキニル、C3−6シクロアルキル、C3−6シクロアルケニル、C5−12アリール−C1−7アルキル、C5−12アリール、C3−12ヘテロシクリル、およびC1−7アルキルのそれぞれは独立して非置換または置換であり;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい;
A−Lは独立してA−NRN−C(=X)−;
Xは独立して=Oまたは=S;
各RNは独立して−H、飽和脂肪族C1−3アルキル、または脂肪族C2−3アルケニル;
Aは独立して:
C6−14カルボアリール、
C5−14ヘテロアリール、
C3−12炭素環式、または
C3−12ヘテロ環式;
かつ独立して非置換または置換である。
【請求項58】
Jが独立して−O−である、請求項57記載の化合物。
【請求項59】
Jが独立して−NRN1−である、請求項57に記載の化合物。
【請求項60】
Qが−O−である、請求項57〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項61】
Qが−S−である、請求項57〜59のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項62】
基RNのそれぞれが独立して−Hまたは−Meである、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
基A−L−が独立してA−NH−C(=X)−である、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項64】
基A−L−が独立してA−NH−C(=O)−である、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項65】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
−Me、−Et、−nPr、−iPr、−nBu、−iBu、−sBu、−tBu;
−CH=CH2、−CH2−CH=CH2;
−C≡CH、−CH2−C≡CH;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル;
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル;
フェニル;
ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、フラニル、チオフェニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾール;
ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、およびモルホリニル;
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項66】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、および
脂肪族C2−3アルケニル、
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項67】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
−Me、−Et、−nPr、−iPr、−nBu、−iBu、−sBu、−tBu;
−CH=CH2、および−CH2−CH=CH2;
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項68】
RN1上の置換基が、存在するならば、以下:
(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドもしくはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート;(14)アミノ;(15)アシルアミノもしくはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノもしくはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5−20アリール−C1−7アルキル;(22)C5−20アリール;(23)C3−20ヘテロシクリル;(24)C1−7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;および(28)ホスフェート
から選択される、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項69】
RN1上の置換基が、存在するならば、以下:(3)アミドまたはチオアミド;(4)アシル;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(14)アミノ;(18)スルホニル;(22)C5−20アリール;および(23)C3−20ヘテロシクリルから選択される、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項70】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは−(CH2)n−Rであって、ここでnが独立して1、2、または3、かつRが独立して−Hまたは1置換基である、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項71】
RN1が存在するならば、以下の基から選択され、ここでnが独立して1、2、または3、かつRが独立して−HまたはC1−3アルキルである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【化6】
【請求項72】
RN1が存在するならば、以下の基から選択され、ここでnが独立して1、2、または3である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【化7】
【請求項73】
RN1が存在するならば、以下の基から選択され、ここでnが独立して1、2、または3、かつmが独立して0、1、2、または3である、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【化8】
【請求項74】
RN1が存在するならば非置換である、請求項1〜67のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項75】
RN1が存在するならば、独立して−Hまたは−Meである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項76】
RN1が存在するならば、独立して−Meである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項77】
RN1が存在するならば、独立して−Hである、請求項1〜64のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
RN2が存在するならば、独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、および
脂肪族C2−3アルケニル、
から選択される基であり、かつ、これらは独立して非置換または置換である、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
RN2が存在するならば、独立して−Hまたは−Meである、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項80】
RN2が存在するならば、独立して−Meである、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項81】
RN2が存在するならば、独立して−Hである、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項82】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hまたは以下:
−Me、−Et、−nPr、−iPr、−nBu、−iBu、−sBu、−tBu;
−CH=CH2、−CH2−CH=CH2;
−C≡CH、−CH2−C≡CH;
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル;
シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル;
−CF3、−CH2CF3、−CF2CF3;
−C(=O)OH、−C(=O)OMe、−C(=O)OEt;
−OH、−OMe、−OEt、−SH、−SMe、−SEt;
−C(=O)NH2、−C(=O)NHMe、−C(=O)NHEt、−C(=O)NMe2、
−C(=O)モルホリノ、−C(=O)ピペリジノ、−C(=O)ピペリジノ(piperizino);
−NH2、−NHMe、−NMe2、−NHEt、−NEt2、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ;
−NHC(=O)Me、−NMeC(=O)Me、−NHC(=O)Et、−NMeC(=O)Et;
−F、−Cl、−Br、または−I;および
−CN;から選択される基であり、
そしてさらにRP1とRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよく;
そしてさらにRP1とRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−でもよい、
請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項83】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、
脂肪族C2−3アルケニル、
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル、
−S(=O)R9および−S(=O)2R9(ここでR9は脂肪族飽和C1−3アルキル);
−F、−Cl、ならびに
−SR2(ここでR2は脂肪族飽和C1−3アルキル)
から選択される基である、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項84】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hまたは以下:
脂肪族飽和C1−3アルキル、
脂肪族C2−3アルケニル、
脂肪族飽和C1−5ハロアルキル、および
−F、−Cl
から選択される基である、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項85】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−H、−Me、−CF3、−S(=O)Me、−S(=O)2Me、−F、−Cl、または−SMeである、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項86】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−H、−Me、−CF3、−F、または−Clである、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項87】
RP1およびRP2がそれぞれ独立して−H以外であって、RP5およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、請求項1〜86のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項88】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項89】
RP1およびRP2が一緒になって−CH=CH−CH=CH−であり;そして
RP5およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、
請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項90】
RP1およびRP5が一緒になって−CH=CH−CH=CH−であり;そして
RP2およびRP4がそれぞれ独立して−Hである、
請求項1〜81のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項91】
Aが独立してC6−14カルボアリールまたはC5−14ヘテロアリールであって、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項92】
Aが独立して単環式もしくは二環式C6−10カルボアリールまたは単環式もしくは二環式C5−10ヘテロアリールであって、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項93】
Aが独立して単環式C6カルボアリールまたは単環式C5−6ヘテロアリールであって、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項94】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピロリル、ピリジニル、フラニル、チエニル、ベンゾチエニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、テトラゾリル、キノリニル、またはイソキノリニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項95】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、またはイソキノリニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項96】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、またはベンゾチアジアゾリル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項97】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、またはピリジニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項98】
Aが独立してフェニルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項99】
Aが独立してピラゾリルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項100】
Aが独立してナフチルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項101】
Aが独立してピリジニルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項102】
Aが独立して飽和C3−12シクロアルキル、C3−12シクロアルケニル、またはC3−12ヘテロ環式であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項103】
Aが独立して飽和C5−8シクロアルキル、C5−8シクロアルケニル、またはC5−8ヘテロ環式であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項104】
Aが独立して単環式飽和C5−8シクロアルキル、単環式C5−8シクロアルケニル、または単環式C5−8ヘテロ環式であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項105】
Aが独立して:シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、ピロリジニル、ピペリジニル、またはピペルジニル(piperzinyl)であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項1〜90のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項106】
A上の置換基が、存在するならば、独立して以下:
(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドもしくはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート;(14)アミノ;(15)アシルアミノもしくはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノもしくはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5−20アリール−C1−7アルキル;(22)C5−20アリール;(23)C3−20ヘテロシクリル;(24)C1−7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;および(28)ホスフェート;
から選択され、そしてさらに、隣接する2つの置換基が、存在するならば、一緒になって−OCH2O−、−OCH2CH2O−、または−OCH2CH2CH2O−を形成していてもよい、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項107】
A上の置換基が、存在するならば、独立して以下:
(1)カルボン酸;(2)エステル;(3)アミドもしくはチオアミド;(4)アシル;(5)ハロ;(6)シアノ;(7)ニトロ;(8)ヒドロキシ;(9)エーテル;(10)チオール;(11)チオエーテル;(12)アシルオキシ;(13)カルバマート; (14)アミノ;(15)アシルアミノもしくはチオアシルアミノ;(16)アミノアシルアミノもしくはアミノチオアシルアミノ;(17)スルホンアミノ;(18)スルホニル;(19)スルホナート;(20)スルホンアミド;(21)C5−20アリール−C1−7アルキル;(22)C5−20アリール;(23)C3−20ヘテロシクリル;(24)C1−7アルキル;(25)オキソ;(26)イミノ;(27)ヒドロキシイミノ;(28)ホスフェート
から選択される、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項108】
A上の置換基が、存在するならば、独立して:
−G1または−G2から選択され、そしてさらに、隣接する2つの置換基が、存在するならば、一緒になって−OCH2CH2O−、または−OCH2CH2CH2O−を形成していてもよく、
ここで:
−G1はそれぞれ独立して:−F、−Cl、−Br、−I、−RZ、−CF3、−OH、−ORZ、−SRZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、−SCF2CF2H、−NH2、−NHRZ、−NRZ2、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、N−メチル−ピペラジノ、モルホリノ、またはチオモルホリノ;ここでRZはそれぞれ飽和脂肪族C1−6アルキルまたは飽和C3−6シクロアルキル;であり、そして
−G2はそれぞれ独立して:フェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、イミダゾリル、または−CH2−フェニル;ここでフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピロリル、およびイミダゾリルはそれぞれ場合によって1以上の基−G1で置換されている、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項109】
Aが非置換である、請求項1〜105のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項110】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化9】
【請求項111】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化10】
【請求項112】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化11】
【請求項113】
RP1、RP2、RP5、およびRP4がそれぞれ独立して−H、−Me、−CF3、−F、−Cl、または−SMeである、請求項109または110に記載の化合物。
【請求項114】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化12】
【請求項115】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化13】
【請求項116】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化14】
【請求項117】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化15】
【請求項118】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化16】
【請求項119】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物。
【化17】
【請求項120】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、キノリニル、またはイソキノリニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項121】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、ピリジニル、フラニル、ベンゾチエニル、またはベンゾチアジアゾリル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項122】
Aが独立して:フェニル、ナフチル、ピラゾリル、またはピリジニル;であり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項123】
Aが独立してフェニルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項124】
Aが独立してピラゾリルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項125】
Aが独立してナフチルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項126】
Aが独立してピリジルであり、かつ独立して非置換または置換である、請求項110〜119のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項127】
Aが独立して非置換であるか、または以下:
−F、−Cl、−Br、−I;
−OH;
−OMe、−OEt、−OCF3;
−NH2、−NHMe、−NHEt、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ;
−Me、−Et、および−CF3
から選択される1以上の置換基で置換されている、請求項110〜126のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項128】
RN1が独立して−Hまたは−Meである、請求項110〜127のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項129】
RN2が独立して−Hまたは−Meである、請求項110〜128のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項130】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化18】
式中:
RN1は独立して−Hまたは−Me;
RN2は独立して−Hまたは−Me;
RP1、RP2、RP4およびRP5はそれぞれ独立して−Hまたは−F;そして
Aは独立してフェニルまたはピラゾリルであり;かつ独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、および−Ph;から選択される1以上の基で置換され、ここで−RZZはそれぞれ独立して飽和脂肪族C1−4アルキルであり;そして−Phはフェニルであって、独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、および−OCF3から選択される1以上の基で置換されている。
【請求項131】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化19】
式中:
RN1は独立して−Hまたは−Me;
RN2は独立して−Hまたは−Me;
RP1、RP2、RP4およびRP5はそれぞれ独立して−Hまたは−F;そして
Aは独立してフェニルまたはピラゾリルであり;かつ独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、および−Ph;から選択される1以上の基で置換され、ここで−RZZはそれぞれ独立して飽和脂肪族C1−4アルキルであり;そして−Phはフェニルであって、独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、および−OCF3;から選択される1以上の基で置換されている。
【請求項132】
次式の化合物、ならびにその製薬上許容される塩、溶媒和物、アミド、エステル、エーテル、N−オキシド、化学的保護形態、およびプロドラッグから選択される、請求項1に記載の化合物:
【化20】
式中:
RN1は独立して−Hまたは−Me;
RN2は独立して−Hまたは−Me;
RP1、RP2、およびRP4はそれぞれ独立して−Hまたは−F;そして
Aは独立してフェニルまたはピラゾリルであり;かつ独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、−OCF3、−OCF2CF2H、−SCF3、ピロリル、ピロリジニル、ピペリジニル、および−Ph;から選択される1以上の基で置換され、ここで−RZZはそれぞれ独立して飽和脂肪族C1−4アルキルであり;そして−Phはフェニルであって、独立して非置換であるか、または以下:−F、−Cl、−Br、−I、−RZZ、−CF3、−OH、−ORZZ、および−OCF3;から選択される1以上の基で置換されている。
【請求項133】
分子量が300〜1000である、請求項1〜132のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項134】
請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物および医薬として許容される担体もしくは希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項135】
請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物と、医薬として許容される担体もしくは希釈剤とを混合することを含む、医薬組成物の調製方法。
【請求項136】
細胞中のRAF活性をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の有効量を前記細胞に接触させることを含む方法。
【請求項137】
細胞増殖をin vitroまたはin vivoで阻害する方法であって、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の有効量を前記細胞に接触させることを含む方法。
【請求項138】
ヒトまたは動物体を治療により処置する方法において使用するための、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項139】
RAFの阻害によって改善されるヒトまたは動物体の疾病または病態を治療により処置する方法において使用するための、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項140】
ヒトまたは動物体の増殖性病態を治療により処置する方法において使用するための、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項141】
RAFの阻害によって改善されるヒトまたは動物体の疾病または病態の治療において使用するための医薬の製造における、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項142】
増殖性病態の治療において使用するための医薬の製造における、請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項143】
RAFの阻害によって改善される疾病または病態の治療方法であって、治療を必要とする患者に、治療上有効な量の請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項144】
増殖性病態の治療方法であって、治療を必要とする患者に、治療上有効な量の請求項1〜133のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【公表番号】特表2009−534457(P2009−534457A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−507165(P2009−507165)
【出願日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際出願番号】PCT/GB2007/001534
【国際公開番号】WO2007/125330
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(598176569)キャンサー・リサーチ・テクノロジー・リミテッド (57)
【氏名又は名称原語表記】CANCER RESEARCH TECHNOLOGY LIMITED
【出願人】(504052958)ザ インスティチュート オブ キャンサー リサーチ,ロイヤル キャンサー ホスピタル (7)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際出願番号】PCT/GB2007/001534
【国際公開番号】WO2007/125330
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(598176569)キャンサー・リサーチ・テクノロジー・リミテッド (57)
【氏名又は名称原語表記】CANCER RESEARCH TECHNOLOGY LIMITED
【出願人】(504052958)ザ インスティチュート オブ キャンサー リサーチ,ロイヤル キャンサー ホスピタル (7)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】
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