説明

たこ焼きの製造方法及びたこ焼き製造装置

【課題】充分に丸みを帯びたたこ焼きを製造できる、たこ焼きの製造方法及びたこ焼き製造装置を提供する。
【解決手段】開いた状態の一対の加熱プレートのうち、一方の加熱プレート6の凹部13に、小麦粉を含む第1の生地材料15及びぶつ切りにされたたこ片等の具材16が供給されて加熱され、一方の加熱プレート6を回動軸7のまわりで回動させて、一方の加熱プレート6の第1の生地材料15及び具材16が供給された凹部13と、他方の加熱プレート6Aの第2の生地材料が供給された凹部13Aとを対向させる工程を行なう約2〜3秒前に、第2の生地材料供給装置5によって、小麦粉を含む第2の生地材料17を他方の加熱プレート6Aの凹部13Aに供給する。このとき供給される第2の生地材料の量は、第1の生地材料の量の半分以下である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はたこ焼きの製造方法及びたこ焼き製造装置に関する。詳しくは、小麦粉を含む生地材料と、たこ片等の具材とを加熱する、たこ焼きの製造方法及びたこ焼き製造装置に係るものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、たこ焼きは、小麦粉に、水、卵、だし等を加え撹拌して生地材料を作った後、ぶつ切りにされたたこ片等の具材を加えて焼くことによって製造される。生地材料及びたこ片等の具材を焼くときには、たこ焼きの製品形状に対応した凹部例えば半球状の凹部が複数形成された一対の金属製の加熱プレートが用いられる。
【0003】
即ち、半球状の凹部に、生地材料を注いで生地材料を少しあふれさせ、次いでぶつ切りされたたこ片、干しえび、ねぎ、紅しょうが等の具材を加え、その後、生地材料が少し固まった頃に串等で、あふれた生地材料を凹部へ盛り上げるように集め、凹部から全体の生地(生地材料が固まった状態)を持ち上げてひっくり返し、具材を中に入れて生地を丸く焼き上げる。
【0004】
このようなたこ焼きの製造を装置で行なう例が幾つか提案されており、例えば図4は、従来の揺動式自動回転たこ焼き機の概略図であるが、特許文献1には、凹部内の生地を自転させて焼き上げる省力化構造のたこ焼き機が記載されており、このたこ焼き機は、揺動枠104と、たこ焼きプレート107と、揺動枠104に担持された加熱手段110と、揺動枠104を揺動可能に支持する水平軸103と、モータにより回転駆動されるクランク131と、揺動式自動回転たこ焼き機の機枠106とを備えている。クランク131をモータによって回転駆動させると、揺動枠104は水平軸103を中心に揺動する。
【0005】
【特許文献1】特開2000−14311号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のたこ焼き機のような揺動式では、水平軸の真上の中央部領域にたこ焼きプレートを配置すると、凹部内の生地に回転機能が充分に付与されず、焼き上がりの生地の丸みが不充分であった。
【0007】
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、充分に丸みを帯びたたこ焼きを製造できる、たこ焼きの製造方法及びたこ焼き製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明のたこ焼きの製造方法は、それぞれに凹部が形成されていると共に互いに回動可能に接続された一対の加熱プレートの凹部に、小麦粉を含む生地材料と、具材とを供給して加熱する、たこ焼きの製造方法において、一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に、小麦粉を含む第1の生地材料を供給する第1の生地材料供給工程と、一対の加熱プレートのうち他方の加熱プレートの凹部に、一方の加熱プレートの凹部に供給された第1の生地材料の量の半分以下の、小麦粉を含む第2の生地材料を供給する第2の生地材料供給工程と、一方の加熱プレートの第1の生地材料及び具材が供給された凹部と、他方の加熱プレートの第2の生地材料が供給された凹部とを対向させる凹部対向工程とを有することを特徴とする。
【0009】
ここで、一対の加熱プレートのうち他方の加熱プレートの凹部に、一方の加熱プレートの凹部に供給された第1の生地材料の量の半分以下の、小麦粉を含む第2の生地材料を供給する第2の生地材料供給工程によって、加熱プレートを回動させて凹部同士を対向させると、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きの上部に生じ易い欠けを、第2の生地材料によって補うことができる。
【0010】
また、本発明のたこ焼きの製造方法において、凹部対向工程を行なう2〜3秒前に第2の生地材料供給工程を行なう場合、第2の生地材料が完全に固くなる前であるため、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きと第2の生地材料とが絡み易い。
【0011】
また、本発明のたこ焼きの製造方法において、凹部対向工程は、静止した他方の加熱プレートへ向けて一方の加熱プレートを加速させて回動させることによって行なう場合、回動される一方の加熱プレートの凹部内に位置する第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きが、回動途中で落下し難いと共に、加速力によって、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きに力が加わり、第2の生地材料と絡み易くなる。
【0012】
また、上記の目的を達成するために、本発明のたこ焼き製造装置は、小麦粉を含む生地材料と具材とが供給される凹部がそれぞれに形成されていると共に互いに回動可能に接続された一対の加熱プレートと、該加熱プレートを加熱する加熱手段とを有する、たこ焼き製造装置において、一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に、小麦粉を含む第1の生地材料を供給する第1の生地材料供給手段と、一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に供給される小麦粉を含む第1の生地材料の量の半分以下の小麦粉を含む第2の生地材料を、他方の加熱プレートの凹部に供給する第2の生地材料供給手段と、前記加熱プレートを回動させて、一方の加熱プレートの第1の生地材料及び具材が供給された凹部と、他方の加熱プレートの第2の生地材料が供給された凹部とを対向させる回動手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
ここで、一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に供給される小麦粉を含む第1の生地材料の量の半分以下の小麦粉を含む第2の生地材料を、他方の加熱プレートの凹部に供給する第2の生地材料供給手段によって、加熱プレートを回動させて凹部同士を対向させると、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きの上部に生じ易い欠けを、第2の生地材料によって補うことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るたこ焼きの製造方法は、充分に丸みを帯びたたこ焼きを製造できる。
【0015】
本発明に係るたこ焼き製造装置は、充分に丸みを帯びたたこ焼きを製造できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用したたこ焼き製造装置の一構成例を説明する概略図である。図1において、本発明のたこ焼き製造装置1は、それぞれに複数の凹部(図示せず。)が形成されていると共に互いに回動可能に接続された一対の加熱プレート(6、6A)と、供給された生地や具材に熱を加えて焼く加熱装置(加熱手段の一例である。)9と、一対の加熱プレート(6、6A)に形成された凹部(図示せず。)に油を塗る油塗り機3と、小麦粉を含む第1の生地材料を一対の加熱プレート(6、6A)のうち一方の加熱プレート6の凹部(図示せず。)へ供給する第1の生地材料供給装置(第1の生地材料供給手段の一例である。)2と、ぶつ切りにされたたこ片等の具材を一対の加熱プレート(6、6A)のうち第1の生地材料が供給された一方の加熱プレート6の凹部(図示せず。)へ供給する具材供給装置4と、一対の加熱プレート(6、6A)のうち一方の加熱プレート6の凹部(図示せず。)に供給された小麦粉を含む第1の生地材料の量の半分以下の、小麦粉を含む第2の生地材料を、他方の加熱プレート6Aの凹部(図示せず。)に供給する第2の生地材料供給装置(第2の生地材料供給手段の一例である。)5と、一対の加熱プレート(6、6A)の回動軸7を支持すると共に油塗り機3から加熱装置9にわたって架け渡された鎖8とを備えている。
【0017】
ここで、第1の生地材料供給装置2及び第2の生地材料供給装置5は、少なくとも一方の加熱プレートに形成された凹部全てに同時に生地材料を供給できるよう、凹部と同じ数の供給ノズルを備えていることが好ましい。また、第1の生地材料供給装置2が供給する第1の生地材料と、第2の生地材料供給装置5が供給する第2の生地材料は、互いに同じ成分で構成されているが、成分が異なっていてもよい。
【0018】
また、加熱装置9の下流域には、焼き上がったたこ焼き11を、一対の加熱プレート(6、6A)のうち他方の加熱プレート6Aの凹部(図示せず。)から自動的に取出す自動取出し機10が配置されており、この自動取出し機10において、一対の加熱プレート(6、6A)を自動反転させ、一対の加熱プレート(6、6A)の凹部(図示せず。)内で焼き上がったたこ焼き11の天地を逆にして、搬送コンベア12上に取出す。
【0019】
また、搬送コンベア12上に取出されたたこ焼き11は、更に下流域に配置されたタレ供給装置(図示せず。)や冷凍装置(図示せず。)に通されて、タレが付着されると共に凍結され、包装容器に詰め込まれる。
【0020】
また、第1の生地材料の量は約18〜30gの範囲で選ばれ、第2の生地材料の量は約9〜12gの範囲で選ばれ、更に具体的には約10gであるが、これらの数値に限定されるものではない。
また、加熱プレート(6、6A)を回動軸7のまわりで回動させて、一方の加熱プレート6の第1の生地材料及び具材が供給された凹部(図示せず。)と、他方の加熱プレート6Aの第2の生地材料が供給された凹部(図示せず。)とを対向させる回動装置(図示せず。)は、例えば一方の加熱プレート6を、静止した他方の加熱プレート6Aに対して略90°となる位置まで約0.5秒で到達する速さで回動させ、その後凹部同士が対向する位置まで約0.4秒で到達する速さで加速して回動させるが、回動装置(図示せず。)と第2の生地材料供給装置5とは連動しており、例えば回動装置が一方の加熱プレート6の回動を始める約2〜3秒前に第2の生地供給装置5が第2の生地材料を他方の加熱プレート6Aの凹部へ供給するよう制御されている。
【0021】
また、加熱装置9は一対の加熱プレート(6、6A)を加熱するためのバーナーを備えており、一対の加熱プレート(6、6A)において第1の生地材料及び第2の生地材料を加熱する温度は、例えば150〜200℃の範囲で選ばれるがこれ以外の温度範囲でもよい。また、加熱時間は加熱温度によって異なるが、例えば約3〜10分の範囲で選ばれる。
また、図では、加熱装置9は一対の加熱プレート(6、6A)の下方に配置されているが、必ずしもこのような配置でなくてもよく、一対の加熱プレート(6、6A)の上方に配置されてもよい。
【0022】
図2は、本発明で用いられる加熱プレートと加熱プレートを回動させる回動装置の一構成例を説明する概略図である。図2において、一対の加熱プレート(6、6A)は、回動軸7のまわりを回動可能に構成されており、また、それぞれの加熱プレートには、複数の凹部(13、13A)が整列して形成されており、また、取っ手6Bが四隅に取付けられている。
また、一対の加熱プレート(6、6A)を回動させる回動装置14は、360°回動するアーム14Aを備え、このアーム14Aが取っ手6Bを掴み、アーム14Aが回動することで、一方の加熱プレートを回動させる。
ここで、加熱プレートを回動させることができるのであれば、必ずしもこのような構成の回動装置を用いなくてもよい。また、加熱プレートが回動できるのであれば、必ずしも取っ手が取付けられていなくてもよい。
【0023】
図3は、加熱プレートの回動動作を説明する概略図である。図3(a)に示すように、開いた状態の一対の加熱プレート(6、6A)のうち、一方の加熱プレート6の凹部13に、小麦粉を含む第1の生地材料15及びぶつ切りにされたたこ片等の具材16が供給されて加熱され、そして、一方の加熱プレート6を回動軸7のまわりで回動させて、一方の加熱プレート6の第1の生地材料15及び具材16が供給された凹部13と、他方の加熱プレート6Aの第2の生地材料が供給された凹部13Aとを対向させる工程を行なう約2〜3秒前に、第2の生地材料供給装置5によって、小麦粉を含む第2の生地材料17を他方の加熱プレート6Aの凹部13Aに供給する。このとき供給される第2の生地材料の量は、第1の生地材料の量の半分以下である。
そして、他方の加熱プレート6Aの凹部13Aに第2の生地材料17が供給されると、第1の生地材料15及び具材16が供給された凹部13が形成された一方の加熱プレート6を、図3(b)に示す位置即ち一方の加熱プレート6が他方の加熱プレート6Aに対して略90°となる位置まで約0.5秒で到達する速さで回動軸7のまわりで回動させ、この位置を過ぎて図3(c)に示すような凹部13と凹部13Aが対向する位置まで約0.4秒で到達する速さで加速して回動させる。なお、これらの回動速度は一例であり、凹部13に供給された第1の生地材料15や具材16が回動の途中で落下しない速度であれば必ずしもこのような速度を選択しなくてもよい。
【0024】
次に、図1、図2及び図3を参照して、たこ焼きの製造工程を説明する。
先ず、鎖8によって支持された一対の加熱プレート(6、6A)が、鎖8の移動に伴って油塗り機3が配置された位置まで移送され、油塗り機3によって、図2に示す一対の加熱プレート(6、6A)に形成された凹部(13、13A)に油が塗られる。
【0025】
次に、鎖8によって一対の加熱プレート(6、6A)は、第1の生地材料供給装置2が配置された位置まで移送され、第1の生地材料供給装置2によって、一対の加熱プレート(6、6A)のうち一方の加熱プレート6の凹部13に、小麦粉を含む第1の生地材料15が供給される。
【0026】
そして、鎖8によって一対の加熱プレート(6、6A)は、具材供給装置4が配置された位置まで移送され、具材供給装置4によって、ぶつ切りにされたたこ片等の具材16が、一対の加熱プレート(6、6A)のうち第1の生地材料15が供給された一方の加熱プレート6の凹部13へ供給される。
【0027】
更に、鎖8によって一対の加熱プレート(6、6A)は、供給された生地や具材に熱を加えて焼く加熱装置9が配置された位置まで移送され、加熱装置9によって、一方の加熱プレート6の凹部13へ供給された第1の生地材料15と具材16とが加熱される。
【0028】
次に、鎖8によって一対の加熱プレート(6、6A)は、第2の生地材料供給装置5が配置された位置まで移送され、図2に示すような回動装置14によって、第1の生地材料15と具材16とが供給された凹部13が形成された加熱プレート6を回動軸7のまわりで、静止した他方の加熱プレート6Aへ向けて加速して回動させる約2〜3秒前に、図3(a)に示すように、第2の生地材料供給装置5によって、静止した他方の加熱プレート6Aに形成された凹部13Aに、第1の生地材料15の量の半分以下の第2の生地材料17を供給する。
そして、図3(b)及び図3(c)に示すように、回動軸7のまわりで、第1の生地材料15と具材16とが供給された凹部13が形成された加熱プレート6を、静止した他方の加熱プレート6Aへ向けて加速して回動させ、凹部13と凹部13Aとを対向させる。
【0029】
また、本発明で使用される第1の生地材料及び第2の生地材料に含まれる原料や、具材は、たこ焼きに使用されるものであればどのようなものでもよく、例えば、小麦粉、たこ片、卵、だし、水、長芋、ねぎ、しょうが、調味料等が挙げられる。
【0030】
このように、本発明は、一対の加熱プレートのうち他方の加熱プレートの凹部に、一方の加熱プレートの凹部に供給された第1の生地材料の量の半分以下の、小麦粉を含む第2の生地材料を供給するので、加熱プレートを回動させて凹部同士を対向させると、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きの上部に生じ易い欠けを、第2の生地材料によって補うことができ、よって、充分に丸みを帯びたたこ焼きを製造できる。
【0031】
また、本発明は、一方の加熱プレートの凹部と他方の加熱プレートの凹部とを対向させる2〜3秒前に第2の生地材料を、他方の加熱プレートの凹部に供給するので、第2の生地材料が完全に固くなる前であるため、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きと第2の生地材料とが絡み易い。
【0032】
また、本発明は、第2の生地材料が供給された凹部が形成されている静止した他方の加熱プレートへ向けて、第1の生地材料が供給された凹部が形成されている一方の加熱プレートを加速させて回動させ、凹部同士を対向させるので、回動される一方の加熱プレートの凹部内に位置する第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きが、回動途中で落下し難いと共に、加速力によって、第1の生地材料が固まって形成されつつあるたこ焼きに力が加わり、第2の生地材料と絡み易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明を適用したたこ焼き製造装置の一構成例を説明する概略図である。
【図2】本発明で用いられる加熱プレートと加熱プレートを回動させる回動装置の一構成例を説明する概略図である。
【図3】加熱プレートの回動動作を説明する概略図である。
【図4】従来の揺動式自動回転たこ焼き機の概略図である。
【符号の説明】
【0034】
1 たこ焼き製造装置
2 第1の生地材料供給装置
3 油塗り機
4 具材供給装置
5 第2の生地材料供給装置
6 加熱プレート
6A 加熱プレート
6B 取っ手
7 回動軸
8 鎖
9 加熱装置
10 自動取出し機
11 たこ焼き
12 搬送コンベア
13 凹部
13A 凹部
14 回動装置
14A アーム
15 第1の生地材料
16 具材
17 第2の生地材料

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれに凹部が形成されていると共に互いに回動可能に接続された一対の加熱プレートの凹部に、小麦粉を含む生地材料と、具材とを供給して加熱する、たこ焼きの製造方法において、
一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に、小麦粉を含む第1の生地材料を供給する第1の生地材料供給工程と、
一対の加熱プレートのうち他方の加熱プレートの凹部に、一方の加熱プレートの凹部に供給された第1の生地材料の量の半分以下の、小麦粉を含む第2の生地材料を供給する第2の生地材料供給工程と、
一方の加熱プレートの第1の生地材料及び具材が供給された凹部と、他方の加熱プレートの第2の生地材料が供給された凹部とを対向させる凹部対向工程とを有する
ことを特徴とするたこ焼きの製造方法。
【請求項2】
前記凹部対向工程を行なう2〜3秒前に前記第2の生地材料供給工程を行なう
ことを特徴とする請求項1に記載のたこ焼きの製造方法。
【請求項3】
前記凹部対向工程は、静止した他方の加熱プレートへ向けて一方の加熱プレートを加速させて回動させることによって行なう
ことを特徴とする請求項1に記載のたこ焼きの製造方法。
【請求項4】
小麦粉を含む生地材料と具材とが供給される凹部がそれぞれに形成されていると共に互いに回動可能に接続された一対の加熱プレートと、該加熱プレートを加熱する加熱手段とを有する、たこ焼き製造装置において、
一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に、小麦粉を含む第1の生地材料を供給する第1の生地材料供給手段と、
一対の加熱プレートのうち一方の加熱プレートの凹部に供給される小麦粉を含む第1の生地材料の量の半分以下の小麦粉を含む第2の生地材料を、他方の加熱プレートの凹部に供給する第2の生地材料供給手段と、
前記加熱プレートを回動させて、一方の加熱プレートの第1の生地材料及び具材が供給された凹部と、他方の加熱プレートの第2の生地材料が供給された凹部とを対向させる回動手段とを備える
ことを特徴とするたこ焼き製造装置。
【請求項5】
前記第2の生地材料供給手段は、前記回動手段によって一方の加熱プレートの凹部と他方の加熱プレートの凹部とを対向させる2〜3秒前に第2の生地材料を、他方の加熱プレートの凹部に供給する
ことを特徴とする請求項4に記載のたこ焼き製造装置。
【請求項6】
前記回動手段は、静止した他方の加熱プレートへ向けて一方の加熱プレートを加速させて回動させる
ことを特徴とする請求項4に記載のたこ焼き製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−228651(P2008−228651A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−72640(P2007−72640)
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(592095734)株式会社八ちゃん堂 (12)
【Fターム(参考)】