説明

つくね・まんじゅう

【課題】従来から,焼き鳥屋で買ったつくねは表面にタレが付いていて,家庭で焼き直すとつくねが温まる前にタレが焦げ,煙が出て不便であった。その欠点を補うために表面に付いたタレを内蔵することにより,フライパンやオーブントースターで焼いても,煙を出さず調理できるつくねを提供する。
【解決手段】(イ),味噌・砂糖・クルミおよび,ゼラチン等を混合物にしたアン主要部(1)の表面を,直接火であぶってコゲ目(2)をつくり,つくねの生地(3)で包んでそれを解決した。
(ロ),本発明は,このような構造であるから,アン主要部(1)が加熱部に直接触れず,調理するときの煙が出ない。
(ハ),アン主要部(1)に含まれる味噌は,各地特産の地味噌を使用することで,販売地域や人の好みに対応した作用をする。

【発明の詳細な説明】
この発明は,味噌を内蔵したつくね・まんじゅうに関するものである。
(従来の技術)従来から焼き鳥屋のつくねは,串に刺して形成されており,他の食材と同様に焼かれるときに,タレが付けられていた。しかし,焼いている店で食する場合はよいが,家庭に持ち帰り焼き直すと,付いているタレのため煙がですぎる難点があった。本発明は,その不便さをのぞくため,オーブントースターやフライパンで調理しても煙を出さないつくねを商品にしょうと考えた。味噌・砂糖・クルミおよび,ゼラチン等で混合物にしたアン主要部(1)の両表面を,直接火であぶってコゲ目(2)をつくり,上からつくねの生地(3)で包んでそれを解決した。本発明は,このような構造であるから,外部に付けられたタレのように直接には加熱部に触れることがなく,アン主要部(1)がつくねの生地(3)の内部にあるので調理するとき煙がでない。アン主要部(1)に使用する味噌は,各地特産の地味噌にすることによって,販売地域や人の好みに対応した作用する。
(実施例をあげる)赤味噌・白味噌等に砂糖・クルミおよびゼラチン等を混合させて,適度の粘度になるように調合し,うすくのして両表面にコゲ目(2)をつけてアン主要部(1)として保有する。小量の場合は,つくねの生地(3)を手のひらにのばし,その中にアン主要部(1)を入れて包みこめばよい。大量の場合は,つくねの生地(3)を形成する上下2枚の型を設けて,下の型に入れたつくねの生地(3)の上にアン主要部(1)をのせて,上の型につくねの生地(3)だけを入れて上下の型を圧着する。本発明はこのような構造から,電子レンジやセイロで蒸す調理から,表面にコゲ目を付けたいならば,フライパンやオーブントースターで焼くこともできる。なおアン主要部(1)の混合に,酒の肴には香辛料を適度に与え,弁当や食卓の惣材には甘味を加えれば,女子や子供にもよろこばれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の側面図である。
【図2】 図1のA−A’の断面図である。
【符号の説明】
1はアン主要部。 2はコゲ目。 3はつくね生地。

【特許請求の範囲】
【請求項1】(イ)味噌・砂糖・クルミおよび,ゼラチン等で混合物をつくる。
(ロ)その混合物の両表面を直接火であぶり,コゲ目をつける。
(ハ)その混合物の外部をつくねの生地で包む。
以上のごとく構成されたつくね・まんじゅう。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2002−51737(P2002−51737A)
【公開日】平成14年2月19日(2002.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−277294(P2000−277294)
【出願日】平成12年8月9日(2000.8.9)
【出願人】(500428955)
【Fターム(参考)】