説明

もずくペーストを用いた調味料。

【課題】塩、醤油、みりん、酒、酢、砂糖、油、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、つゆ・たれ類、ポン酢・合わせ酢、中華調味料、エスニック調味料、ソース類、スパイス・ハーブ類、果汁に、トロミをつけたおいしいく、健康にいい調味料の調整・製造することを目的とする。
【解決手段】塩、醤油、みりん、酒、酢、砂糖、油、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、つゆ・たれ類、ポン酢・合わせ酢、中華調味料、エスニック調味料、ソース類、スパイス・ハーブ類、果汁にモズクペーストを添加することにより、機能性効果を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般に液体調味料に関し、もずくペーストを加えたことを特長とすることに関する。また、本液体調味料を用いてできた冷凍食品・惣菜・加工食品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の液体調味料、例えば醤油、ソース、酢などの代表的な調味料は、液体であるため、これらを惣菜などの食品に使用する場合、適量以上にかけすぎたり、必要のないものにまでかけてしまうという不都合があった。また、帆立貝柱やイカ刺し身のような吸水性のない食品に当該液状調味料を使用した場合は、該食品を口中で持続しないことがある。また、液状調味料にキサンタンガム、ローカストビーンガムなどを添加してゼリー状として用いることが提案されている。(例えば特許文献1参照)また、寒天あるいはジェランガムを単独で添加したゲル状調味料がある。(例えば特許文献2参照)。さらに本出願人の先願(特許文献3)に係る生モズクを用いた醤油、及び調味料を、たれ・あんかけ・ソースとして幅広く活用する為の補足の特許である。
【特許文献1】特開平8−308527号
【特許文献2】特開2001−309760号
【特許文献3】特開2003−334020号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の液体調味料、例えば醤油、ソース、酢などの代表的な調味料は、液体であるため、これらを惣菜などの食品に使用する場合、適量以上にかけすぎたり、必要のないものにまでかけてしまうという不都合があった。また、帆立貝柱やイカ刺し身のような吸水性のない食品に当該液状調味料を使用した場合は、該食品を口中で持続しないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、モズクをすり潰し煮沸して一程度水分を蒸発させながら攪拌させて、塩、醤油、みりん、酒、酢、砂糖、油、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、つゆ・たれ類、ポン酢・合わせ酢、中華調味料、エスニック調味料、ソース類、スパイス・ハーブ類、果汁の中から選択された1種又は複数にモズクペーストを加えたことを特徴とする調味料である。
このモズクとは、海藻の一種であり褐藻類モズク科である。一般にモズクは、リン・カリウム・鉄・ナトリウム・カルシウム・などのミネラル及びビタミンC・人体内でビタミンAに変わる↑カロチン・フコイダン・食物繊維が多く含まれる。このモズクをすり潰す。モズクが液体を吸収しジェル状になり易くする事と舌触りをなめらかにする事を目的とする。
【0005】
塩、醤油、みりん、酒、酢、砂糖、油、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、つゆ・たれ類、ポン酢・合わせ酢、中華調味料、エスニック調味料、ソース類、スパイス・ハーブ類、果汁に、モズクペーストを加えて得られた調味料を添加して得られることを特徴とする冷凍食品・惣菜・加工食品。そのときの含有濃度は、1%〜100%が好ましい、さらには、30%〜100%が好ましく、もっとさらには、50%〜100%が好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、塩、醤油、みりん、酒、酢、砂糖、油、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、つゆ・たれ類、ポン酢・合わせ酢、中華調味料、エスニック調味料、ソース類、スパイス・ハーブ類、果汁に、モズクペーストを用いて出来た調味料である為、従来の、調味料に比べて、液状の不具合及び味調整に使用できることから、今までにない新規調味料である。また、本県沖縄においては、モズクは豊富な資源である事から、大量に安価で安定した製造が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
塩、醤油、みりん、酒、酢、砂糖、油、だし関連調味料、フォン・ブイヨン類、つゆ・たれ類、ポン酢・合わせ酢、中華調味料、エスニック調味料、ソース類、スパイス・ハーブ類、果汁に、モズクペーストを加える。
【実施例1】
以下本発明の実施例を具体的に説明する。なお、本発明の技術的範囲は、以下の実施例に限定されるものではなく、本明細書に記載した事項から明らかになる技術的思想の範囲全体に及ぶものである。
【0008】
図1は、本発明によるモズクペーストでトロミをつけた調味料の製造工程を示す図である
1) 塩抜きしたモズク4kgを粉砕する。
2) 約40分煮沸をし、水分をとばす。(味噌程度の硬さまで)
3) パインジュース800CC、醤油1.6リットル、酢 1.6リットル、島唐辛子 ペースト40粒分を加えて攪拌
4) ごま油240CCを加え攪拌
5) 完成
モズクでトロミをつけた調味料の完成
【実施例2】
図2は、本発明によるモズクペーストでトロミをつけた調味料の製造工程を示す図である
1) 抜きしたモズク200gを粉砕する。
2) 約10分煮沸をし、水分をとばす。(150gになるまで)
3) フライパンにサラダ油を熱し、豆板醤を入れ、炒めて香りと辛みを引出す。続いて 生姜・ニンニクを加え、サッと炒める。
4) 赤だしみそ(カクキュー八丁味噌)40g、醤油大さじ1、中華スープの素(ガラ スープ粉末)15g、みりん大さじ3杯砂糖8g
5) もずくペースト150mlに 3)香味と 4)調味料を加えて出来上がり
6) 完成
モズクでトロミをつけた調味料の完成
本発明によるモズクを用いた調味料を食した、片栗粉とちがいとろみが滑らか、かつ、海藻のうまみ成分がおいしかった。
本発明によるモズクを用いた調味料で麻婆豆腐を作った、従来の麻婆豆腐とちがい、時間が経ってもトロミが持続しおいしかった。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】第一実施例によるモズクでトロミをつけた調味料の製造を示すフロー図である。
【図2】第二実施例によるモズクでトロミをつけた調味料の製造を示すフロー図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生モズクをすり潰し、水分が一定度蒸発するまで煮沸しながら攪拌させて得られたことを特徴とする液体調味料。
【請求項2】
前記の請求項に記載の液体調味料を添加して得られることを特徴とする冷凍食品・惣菜・加工食品。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−159936(P2009−159936A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−27036(P2008−27036)
【出願日】平成20年1月8日(2008.1.8)
【出願人】(505348739)農業生産法人有限会社月桃茶家 (4)
【Fターム(参考)】