説明

アリールオキシ置換およびアリールアルキレンオキシ置換イミダゾキノリン

6、7、8または9−位に、アリールオキシまたはアリールアルキレンオキシまたはヒドロキシ置換基を有するイミダゾキノリン化合物、それらの化合物を含む医薬品組成物、中間体、および、免疫調節薬として、動物におけるサイトカイン生合成を調節するため、およびウイルス性疾患および腫瘍性疾患を含む疾患の治療におけるそれらの化合物の使用法、が開示されている。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:
3は、以下の:
−Z−Ar、
−Z−Ar’−Y−R4
−Z−Ar’−X−Y−R4
−Z−Ar’−R5、および
−Z−Ar’−X−R5
からなる群より選択され;
Zは、単結合、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンからなる群より選択されるが、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンは、場合によっては、−O−により分断されていてもよく;
Arは、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、メチレンジオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Ar’は、アリーレンおよびヘテロアリーレンからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンもしくはヘテロシクリレン、または1つもしくは複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下の:
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化2】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下の:
【化3】

からなる群より選択され;
それぞれのR6は独立して、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
それぞれのR7は独立して、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
それぞれのR10は独立して、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;そして
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;
R’およびR’’は独立して、水素および非妨害置換基からなる群より選択され;そして
nは、0または1である]の化合物または、その薬学的に許容される塩。
【請求項2】
nが0である、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項3】
3が、−Z−Ar、−Z−Ar’−X−Y−R4、および−Z−Ar’−Y−R4からなる群より選択される、請求項1または請求項2に記載の化合物または塩。
【請求項4】
3が−Z−Arである、請求項3に記載の化合物または塩。
【請求項5】
3が、−Z−Ar’−X−Y−R4、または−Z−Ar’−Y−R4であり、ここでYは、−S(O)2−、−N(R8)−S(O)2−、−C(R6)−、または−C(R6)−O−であり、XはC1~2アルキレンであり、そしてR4はアルキルまたはフェニルである、請求項3に記載の化合物または塩。
【請求項6】
Arが、フェニルまたはヘテロアリールであり、それらが、非置換であるか、あるいは、アルキル、アルコキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、およびチエニルからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されている、請求項4に記載の化合物または塩。
【請求項7】
ヘテロアリールが、ベンゾチアゾリル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、ピリジニル、ピロリル、チアゾリル、およびチエニルからなる群より選択される、請求項6に記載の化合物または塩。
【請求項8】
Zが、単結合、アルキレン、または−O−により分断されたアルキレンである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項9】
ZがC1~3アルキレンである、請求項8に記載の化合物または塩。
【請求項10】
Zが単結合である、請求項8に記載の化合物または塩。
【請求項11】
R’が、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項12】
R”が、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項13】
R’が、アルキル、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルキルスルホニルアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるが、ここで、ヘテロシクリルは、場合によっては、1種または複数のアルキル基、−X−Y−R4、および−X−R5によって置換されており;ここで、Xはアルキレンであり、Yは、−N(R8)−C(O)−、−N(R8)−S(O)2−、−N(R8)−C(R6)−N(R8)−、または
【化4】

であり;R4が、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであるが、それらのそれぞれは、場合によっては、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、またはジアルキルアミノからなる群より選択される1種または複数の置換基によって置換されており;そしてR5
【化5】

である、請求項11に記載の化合物または塩。
【請求項14】
R’’が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、および−X−N(R8)−C(R6)−N(R8)−R4からなる群より選択され、ここでXはC1~4アルキレンであり、R4はC1~4アルキルである、請求項12に記載の化合物または塩。
【請求項15】
式(II):
【化6】

[式中:
3は、以下の:
−Z−Ar、
−Z−Ar’−Y−R4
−Z−Ar’−X−Y−R4
−Z−Ar’−R5、および
−Z−Ar’−X−R5
からなる群より選択され;
Zは、単結合、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンからなる群より選択されるが、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンは、場合によっては、−O−により分断されていてもよく;
Arは、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、メチレンジオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Ar’は、アリーレンおよびヘテロアリーレンからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;
nは、0または1であり;
1は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
2は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
それぞれのXは独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンもしくはヘテロシクリレン、または1つもしくは複数の−O−基によって分断されていてもよく;
それぞれのYは独立して、以下の:
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化7】

からなる群より選択され;
それぞれのR4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
それぞれのR5は独立して、以下の:
【化8】

からなる群より選択され;
それぞれのR6は独立して、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
それぞれのR7は独立して、C2~7アルキレンであり;
それぞれのR8は独立して、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
それぞれのR9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され;
それぞれのR10は独立して、C3~8アルキレンであり;
それぞれのAは独立して、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
それぞれのQは独立して、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
それぞれのVは独立して、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
それぞれのWは独立して、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;そして
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7である]の化合物または、その薬学的に許容される塩。
【請求項16】
nが0である、請求項15に記載の化合物または塩。
【請求項17】
3が、−Z−Ar’−Y−R4、または−Z−Ar’−X−Y−R4である、請求項15または請求項16に記載の化合物または塩。
【請求項18】
XがC1~2アルキレンであり、Yが、−NH−S(O)2−、−S(O)2−、−C(O)−、または−C(O)−O−であり;そしてR4がC1~4アルキルまたはフェニルである、請求項17に記載の化合物または塩。
【請求項19】
Zが、単結合、アルキレン、または−O−により分断されたアルキレンである、請求項15〜18のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項20】
ZがC1~3アルキレンである、請求項19に記載の化合物または塩。
【請求項21】
Zが単結合である、請求項19に記載の化合物または塩。
【請求項22】
1が、アルキル、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルキルスルホニルアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるが、ここで、ヘテロシクリルは、場合によっては、1種または複数のアルキル基、−X−Y−R4、および−X−R5によって置換されており;ここで、Xはアルキレンであり、Yは、−N(R8)−C(O)−、−N(R8)−S(O)2−、−N(R8)−C(R6)−N(R8)−、または
【化9】

であり;R4が、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであるが、それらのそれぞれは、場合によっては、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、またはジアルキルアミノからなる群より選択される1種または複数の置換基によって置換されており;そしてR5が、
【化10】

である、請求項15〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項23】
1が、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−メチルプロピル、プロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル、および(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルからなる群より選択される、請求項22に記載の化合物または塩。
【請求項24】
2が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、および−X−N(R8)−C(R6)−N(R8)−R4からなる群より選択され、ここでXはC1~4アルキレンであり、R4はC1~4アルキルである、請求項15〜23のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項25】
2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、メトキシメチル、2−メトキシエチル、およびメチルアミノカルボニルアミノメチルからなる群より選択される、請求項24に記載の化合物または塩。
【請求項26】
2が、エチル、プロピル、2−メトキシエチル、エトキシメチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項25に記載の化合物または塩。
【請求項27】
式(III):
【化11】

[式中:
3-1は、−Z−Arであり;
Zは、単結合、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンからなる群より選択されるが、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンは、場合によっては、−O−により分断されていてもよく;
Arは、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、メチレンジオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;
nは、0または1であり;
1は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
2は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
それぞれのXは独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンもしくはヘテロシクリレン、または1つもしくは複数の−O−基によって分断されていてもよく;
それぞれのYは独立して、以下の:
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化12】

からなる群より選択され;
それぞれのR4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
それぞれのR5は独立して、以下の:
【化13】

からなる群より選択され;
それぞれのR6は独立して、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
それぞれのR7は独立して、C2~7アルキレンであり;
それぞれのR8は独立して、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
それぞれのR9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され;
それぞれのR10は独立して、C3~8アルキレンであり;
それぞれのAは独立して、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
それぞれのQは独立して、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
それぞれのVは独立して、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
それぞれのWは独立して、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;そして
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7である]の化合物または、その薬学的に許容される塩。
【請求項28】
nが0である、請求項27に記載の化合物または塩。
【請求項29】
Arが、フェニルまたはヘテロアリールであり、それらが、非置換であるか、あるいは、アルキル、アルコキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、およびチエニルからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されている、請求項27または28に記載の化合物または塩。
【請求項30】
ヘテロアリールが、ベンゾチアゾリル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、ピリジニル、ピロリル、チアゾリル、およびチエニルからなる群より選択される、請求項29に記載の化合物または塩。
【請求項31】
Zが、単結合、アルキレン、または−O−により分断されたアルキレンである、請求項27〜30のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項32】
ZがC1~3アルキレンである、請求項31に記載の化合物または塩。
【請求項33】
Zが単結合である、請求項31に記載の化合物または塩。
【請求項34】
1が、アルキル、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルキルスルホニルアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるが、ここで、ヘテロシクリルは、場合によっては、1種または複数のアルキル基、−X−Y−R4、および−X−R5によって置換されており;ここで、Xはアルキレンであり、Yは、−N(R8)−C(O)−、−N(R8)−S(O)2−、−N(R8)−C(R6)−N(R8)−、または
【化14】

であり;R4が、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであるが、それらのそれぞれは、場合によっては、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、またはジアルキルアミノからなる群より選択される1種または複数の置換基によって置換されており;そしてR5が、
【化15】

である、請求項27〜33のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項35】
1が、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−メチルプロピル、プロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル、および(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルからなる群より選択される、請求項34に記載の化合物または塩。
【請求項36】
2が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、および−X−N(R8)−C(R6)−N(R8)−R4からなる群より選択され、ここでXはC1~4アルキレンであり、R4はC1~4アルキルである、請求項27〜35のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項37】
2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、メトキシメチル、2−メトキシエチル、およびメチルアミノカルボニルアミノメチルからなる群より選択される、請求項36に記載の化合物または塩。
【請求項38】
2が、エチル、プロピル、2−メトキシエチル、エトキシメチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項37に記載の化合物または塩。
【請求項39】
式(VII):
【化16】

[式中:
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;
nは、0または1であり;
1-1は、以下の:
−R4-1
−X’−R4-1
−X’−Y’−R4
−X’−Y’−X−Y−R4、および
−X’−R5
からなる群より選択され;
2は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
それぞれのXは独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンもしくはヘテロシクリレン、または1つもしくは複数の−O−基によって分断されていてもよく;
X’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基が、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレン基によって分断されていてもよく;
それぞれのYは独立して、以下の:
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化17】

からなる群より選択され;
Y’は、以下の:
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化18】

からなる群より選択され;
それぞれのR4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
4-1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
それぞれのR5は独立して、以下の:
【化19】

からなる群より選択され;
それぞれのR6は独立して、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
それぞれのR7は独立して、C2~7アルキレンであり;
それぞれのR8は独立して、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
それぞれのR9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され;
それぞれのR10は独立して、C3~8アルキレンであり;
それぞれのAは独立して、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
それぞれのQは独立して、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
それぞれのVは独立して、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
それぞれのWは独立して、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;そして
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7である]の化合物または、その薬学的に許容される塩(ただし、R1-1が水素または2−メチルプロピルの場合には、R2は水素以外のものであり、さらにただし、R1-1が2−メチルプロペニルまたは2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルの場合には、R2は、メチル、エトキシメチル、およびヒドロキシメチル以外のものである)。
【請求項40】
1-1が、アルキル、アリールアルキレニル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、ヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるが、ここで、ヘテロシクリルは、場合によっては、1種または複数のアルキル基、−X’−Y’−R4、および−X’−R5によって置換されており、ここでX’はアルキレンであり、Y’は、−N(R8)−Q−であるが、Qは、−C(R6)−、−S(O)2−、および−C(R6)−N(R8)−W−からなる群より選択され、R4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであるが、それらのそれぞれは、場合によっては、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、またはジアルキルアミノからなる群より選択される1種または複数の置換基により置換されており、そしてR5は、
【化20】

である、請求項39に記載の化合物または塩。
【請求項41】
1-1が、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−メチルプロピル、プロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−[(シクロヘキシルカルボニル)アミノ]−2−メチルプロピル、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル、および(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルからなる群より選択される、請求項40に記載の化合物または塩。
【請求項42】
nが0である、請求項39〜41のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項43】
2が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、および−X−N(R8)−C(R6)−N(R8)−R4からなる群より選択され、ここでXはC1~4アルキレンであり、R4はC1~4アルキルである、請求項39〜42のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項44】
2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、メトキシメチル、2−メトキシエチル、およびメチルアミノカルボニルアミノメチルからなる群より選択される、請求項43に記載の化合物または塩。
【請求項45】
2が、エチル、プロピル、エトキシメチル、2−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項44に記載の化合物または塩。
【請求項46】
薬学的に許容されるキャリアと組み合わせて、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量を含む、医薬品組成物。
【請求項47】
請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物または塩の有効量を動物に投与することを含む、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
【請求項48】
ウイルス性疾患の治療を必要とする動物において、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量を前記動物に投与することを含む、ウイルス性疾患の治療方法。
【請求項49】
腫瘍性疾患の治療を必要とする動物において、請求項1〜45のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量を前記動物に投与することを含む、腫瘍性疾患の治療方法。
【請求項50】
式(IX):
【化21】

[式中:
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;
nは、0または1であり;
1-1は、以下の:
−R4-1
−X’−R4-1
−X’−Y’−R4
−X’−Y’−X−Y−R4、および
−X’−R5
からなる群より選択され;
2は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
それぞれのXは独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンもしくはヘテロシクリレン、または1つもしくは複数の−O−基によって分断されていてもよく;
X’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで、前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基が、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレン基によって分断されていてもよく;
それぞれのYは独立して、以下の:
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化22】

からなる群より選択され;
Y’は、以下の:
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化23】

からなる群より選択され;
それぞれのR4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
4-1は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
それぞれのR5は独立して、以下のものからなる群より選択され:
【化24】

それぞれのR6は独立して、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
それぞれのR7は独立して、C2~7アルキレンであり;
それぞれのR8は独立して、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
それぞれのR9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され;
それぞれのR10は独立して、C3~8アルキレンであり;
それぞれのAは独立して、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
それぞれのQは独立して、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
それぞれのVは独立して、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
それぞれのWは独立して、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;そして
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7である]の化合物または、その薬学的に許容される塩。
【請求項51】
1-1が、アルキル、アリールアルキレニル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、ヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるが、ここで、ヘテロシクリルは、場合によっては、1種または複数のアルキル基、−X’−Y’−R4、および−X’−R5によって置換されており、ここでX’はアルキレンであり、Y’は、−N(R8)−Q−であるが、Qは、−C(R6)−、−S(O)2−、および−C(R6)−N(R8)−W−からなる群より選択され、R4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであるが、それらのそれぞれは、場合によっては、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、またはジアルキルアミノからなる群より選択される1種または複数の置換基により置換されており、そしてR5は、
【化25】

である、請求項50に記載の化合物または塩。
【請求項52】
式(XI):
【化26】

[式中:
3は、以下の:
−Z−Ar、
−Z−Ar’−Y−R4
−Z−Ar’−X−Y−R4
−Z−Ar’−R5、および
−Z−Ar’−X−R5
からなる群より選択され;
Zは、単結合、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンからなる群より選択されるが、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレンは、場合によっては、−O−により分断されていてもよく;
Arは、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、メチレンジオキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Ar’は、アリーレンおよびヘテロアリーレンからなる群より選択されるが、そのいずれもが、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルケニル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、カルボキシ、ホルミル、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より独立して選択される1種または複数の置換基によって置換されていてもよく;
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され;
nは、0または1であり;
1は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
2は、以下の:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5
からなる群より選択され;
それぞれのXは独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によっては、アリーレン、ヘテロアリーレンもしくはヘテロシクリレン、または1つもしくは複数の−O−基によって分断されていてもよく;
それぞれのYは独立して、以下の:
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化27】

からなる群より選択され;
それぞれのR4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群より、そしてアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソからなる群より独立して選択される1つまたは複数の置換基により置換されていてもよく;
それぞれのR5は独立して、以下の:
【化28】

からなる群より選択され;
それぞれのR6は独立して、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
それぞれのR7は独立して、C2~7アルキレンであり;
それぞれのR8は独立して、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
それぞれのR9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され;
それぞれのR10は独立して、C3~8アルキレンであり;
それぞれのAは独立して、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、−CH2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
それぞれのQは独立して、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
それぞれのVは独立して、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
それぞれのWは独立して、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;そして
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7である]の化合物または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項53】
3がベンジルである、請求項52に記載の化合物または塩。
【請求項54】
1が、アルキル、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヒドロキシアルキル、アルキルスルホニルアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるが、ここで、ヘテロシクリルは、場合によっては、1種または複数のアルキル基、−X−Y−R4、および−X−R5によって置換されているが;ここで、Xはアルキレンであり、Yは、−N(R8)−C(O)−、−N(R8)−S(O)2−、−N(R8)−C(O)−N(R8)−、または
【化29】

であり;R4が、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであるが、それらのそれぞれは、場合によっては、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、またはジアルキルアミノからなる群より選択される1種または複数の置換基によって置換されており;そしてR5が、
【化30】

である、請求項52または請求項53に記載の化合物または塩。

【公表番号】特表2007−504161(P2007−504161A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−524906(P2006−524906)
【出願日】平成16年8月27日(2004.8.27)
【国際出願番号】PCT/US2004/028021
【国際公開番号】WO2005/020999
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】