説明

アルコキシ置換イミダゾキノリン

6位、7位、8位または9位にアルコキシ置換基を有するイミダゾキノリン化合物、これらの化合物を含有する製剤組成物、中間体、これらの化合物の製造方法、これらの化合物を、動物でサイトカインの生合成を誘導または阻害するための免疫調整薬として利用するための方法ならびに、これらの化合物を、ウイルス性疾患および腫瘍性疾患を含む疾患の治療に利用する方法が開示される。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

(式中、
3は、
−Z−Y−R4
−Z−Y−X−Y−R4
−Z−R5
−Z−Het、
−Z−Het’−R4、及び
−Z−Het’−Y−R4からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、上記アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

【化6】

からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される1個または2個以上の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化7】

【化8】

【化9】

【化10】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Hetは、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキレンオキシアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、及びオキソからなる群から独立に選択される1個または2個以上の置換基で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
Het’は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、及びオキソからなる群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよいヘテロシクリレンであり、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、そして、
R’およびR’’は独立に、水素および非妨害性置換基からなる群から選択され、
ただし、
3が−Z−Het、−Z−Het’−R4または−Z−Het’−Y−R4であるか、
3が−Z−Y−R4または−Z−Y−X−Y−R4であり、かつYが−S(O)0-2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、
【化11】

【化12】

から選択されるか、
3が−Z−R5であり、かつR5
【化13】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項2】
R’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物または塩。
【請求項3】
R’’が、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択される、請求項1または請求項2に記載の化合物または塩。
【請求項4】
式(II)
【化14】

(式中、
3は、
−Z−Y−R4
−Z−Y−X−Y−R4
−Z−R5
−Z−Het、
−Z−Het’−R4、及び
−Z−Het’−Y−R4からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、上記アルキレン、アルケニレン、アルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化15】

【化16】

【化17】

【化18】

【化19】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される1個または2個以上の置換基で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化20】

【化21】

【化22】

【化23】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Hetは、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキレンオキシアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、及びオキソからなる群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
Het’は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、及びオキソからなる群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよいヘテロシクリレンであり、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、
3が−Z−Het、−Z−Het’−R4または−Z−Het’−Y−R4であるか、
3が−Z−Y−R4または−Z−Y−X−Y−R4であり、かつYが−S(O)0-2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、
【化24】

【化25】

であるか、
3が−Z−R5であり、かつR5
【化26】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項5】
3が−Z−Y−R4または−Z−Y−X−Y−R4である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項6】
Yが、
−S(O)0-2
−C(O)−、
−C(O)−O−、
−O−C(O)−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
【化27】

【化28】

【化29】

【化30】

(式中、Qは、結合、−C(O)−、−C(O)−O−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、及び−S(O)2−N(R8)−からなる群から選択され、Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、R6は、=Oまたは=Sからなる群から選択され、R8は、水素、C1~4アルキル、及びアルコキシアルキレニルからなる群から選択され、R10は、C4~6アルキレンからなる群から選択される。)からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アリーレン、ヘテロシクリレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロアリーレンで末端停止されたアルキレンからなる群から選択され、
4は、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
アルキルヘテロアリーレニル、
ヘテロアリールアルキレニル、
アリールオキシアルキレニル、
ヘテロアリール、及び
ヘテロシクリル
(ここで、アルキルは、未置換であってもよいし、ヒドロキシ、アルコキシ、及びヘテロシクリルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよく、アリールアルキレニルおよびヘテロアリールアルキレニルは、未置換であってもよいし、アルキル、ハロゲン、及びアルコキシからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される)からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項7】
3が−Z−R5である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項8】
5が、
【化31】

【化32】

【化33】

【化34】

【化35】

(式中、R7はC3~5アルキレンであり、R10はC4~6アルキレンであり、そして、
aおよびbは各々独立に1〜3である)からなる群から選択される、請求項7に記載の化合物または塩。
【請求項9】
3が、−Z−Het、−Z−Het’−R4または−Z−Het’−Y−R4である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項10】
Zが結合である、請求項9に記載の化合物または塩。
【請求項11】
式(III)
【化36】

(式中、
3-1は、
−Z−N(R8)−C(R6)−R4
【化37】

【化38】

からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化39】

【化40】

【化41】

【化42】

【化43】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、及びヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化44】

【化45】

【化46】

【化47】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され;
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、そして、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、R3-1
【化48】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項12】
3-1が−Z−N(R8)−C(R6)−R4である、請求項11に記載の化合物または塩。
【請求項13】
8が水素であり、R6は=Oであり、R4は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、及びヘテロアリール(ここで、上記アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヘテロアリール基は、未置換であってもよいし、アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アリールアルキレンオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群であり、アルキルの場合は、これにオキソも含む群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される、請求項11または請求項12に記載の化合物または塩。
【請求項14】
Zがエチレンまたはプロピレンであり、R8は水素であり、R6は=Oであり、そして、R4はC1~3アルキルである、請求項11〜13のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項15】
3-1
【化49】

である、請求項11に記載の化合物または塩。
【請求項16】
Zが結合である、請求項15に記載の化合物または塩。
【請求項17】
6が=Oであり、R10はC4~6アルキレンであり、R4は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、及びヘテロアリール(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、及びヘテロアリール基は、未置換であってもよいし、アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アリールアルキレンオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群であり、アルキルの場合は、これにオキソも含む群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される、請求項11、請求項15または請求項16に記載の化合物または塩。
【請求項18】
3-1
【化50】

である、請求項17に記載の化合物または塩。
【請求項19】
3-1
【化51】

である、請求項11に記載の化合物または塩。
【請求項20】
6が=Oであり、R7はC3~5アルキレンである、請求項11または請求項19に記載の化合物または塩。
【請求項21】
Zがエチレンまたはプロピレンであり、R7はプロピレンである、請求項11、請求項19または請求項20に記載の化合物または塩。
【請求項22】
式(IV)
【化52】

(式中、
3-2は、
−Z−N(R8)−S(O)2−R4
−Z−N(R8)−S(O)2−N(R8)−R4
【化53】

【化54】

【化55】

からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化56】

【化57】

【化58】

【化59】

【化60】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、及びヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化61】

【化62】

【化63】

【化64】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、R3-2
【化65】

または
【化66】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項23】
3-2が、−Z−N(R8)−S(O)2−R4である、請求項22に記載の化合物または塩。
【請求項24】
8が水素であり、R4は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヘテロアリール(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、及びヘテロアリール基は、未置換であってもよいし、アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アリールアルキレンオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群であり、アルキルの場合は、これにオキソも含む群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される、請求項22または請求項23に記載の化合物または塩。
【請求項25】
Zがエチレンまたはプロピレンであり、R8は水素であり、R4はC1~3アルキルである、請求項22〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項26】
3-2
【化67】

である、請求項22に記載の化合物または塩。
【請求項27】
7がC3~5アルキレンである、請求項22または請求項26に記載の化合物または塩。
【請求項28】
3-2
【化68】

である、請求項22に記載の化合物または塩。
【請求項29】
Zが結合である、請求項28に記載の化合物または塩。
【請求項30】
10がC4~6アルキレンであり、R4は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、及びヘテロアリール(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、及びヘテロアリール基は、未置換であってもよいし、アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アリールアルキレンオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群であり、アルキルの場合は、これにオキソも含む群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される、請求項22、28または29のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項31】
3-2
【化69】

である、請求項30に記載の化合物または塩。
【請求項32】
3-2が−Z−N(R8)−S(O)2−N(R8)−R4または
【化70】

である、請求項22に記載の化合物または塩。
【請求項33】
3-2
【化71】

であり、Zは結合である、請求項22または請求項32に記載の化合物または塩。
【請求項34】
10がC4~6アルキレンであり、R8は水素またはC1~4アルキルであり、R4はアルキルである、請求項22、請求項32または請求項33に記載の化合物または塩。
【請求項35】
式(V)
【化72】

(式中、
3-3は、
−Z−N(R8)−C(R6)−N(R8)−W−R4
【化73】

【化74】

【化75】

【化76】

【化77】

【化78】

からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン、アルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化79】

【化80】

【化81】

【化82】

【化83】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化84】

【化85】

【化86】

【化87】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、R3-3
【化88】

【化89】

または
【化90】

である場合に、Zは結合になり得る)
の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項36】
3-3が−Z−N(R8)−C(R6)−N(R8)−W−R4である、請求項35に記載の化合物または塩。
【請求項37】
6が=Oまたは=Sであり、R8は水素またはC1~4アルキルであり、Wは、結合、−C(O)−または−S(O)2−であり、R4は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、及びヘテロアリール(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、及びヘテロアリール基は、未置換であってもよいし、アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アリールアルキレンオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群であり、アルキルの場合は、これにオキソも含む群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される、請求項35または請求項36に記載の化合物または塩。
【請求項38】
Zがエチレンまたはプロピレンであり、各R8は水素であり、R6は=Oであり、R4はイソプロピルである、請求項35〜37のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項39】
3-3
【化91】

である、請求項35に記載の化合物または塩。
【請求項40】
6が=Oであり、R8は水素であり、aおよびbは各々独立に1〜3であり、Aは−O−である、請求項35または39に記載の化合物または塩。
【請求項41】
Zがエチレンまたはプロピレンであり、aおよびbはそれぞれ2である、請求項35、請求項39または請求項40に記載の化合物または塩。
【請求項42】
3-3
【化92】

である、請求項35に記載の化合物または塩。
【請求項43】
Zが結合である、請求項42に記載の化合物または塩。
【請求項44】
6が=Oであり、R10はC4~6アルキレンであり、aおよびbは各々独立に1〜3であり、Aは−O−である、請求項35、請求項42または請求項43に記載の化合物または塩。
【請求項45】
3-3
【化93】

である、請求項44に記載の化合物または塩。
【請求項46】
3-3
【化94】

である、請求項35に記載の化合物または塩。
【請求項47】
Zが結合である、請求項46に記載の化合物または塩。
【請求項48】
6が=Oまたは=Sであり、R8は水素またはC1~4アルキルであり、R10はC4~6アルキレンであり、Wは、結合、−C(O)−または−S(O)2−であり、R4は、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、及びヘテロアリール(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、及びヘテロアリール基は、未置換であってもよいし、アルキル、アリール、ハロゲン、アルコキシ、シアノ、アリールアルキレンオキシ、ニトロ、ジアルキルアミノ、アリールオキシ、ヘテロシクリル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシからなる群であり、アルキルの場合は、これにオキソも含む群から選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択される、請求項35、請求項46または請求項47に記載の化合物または塩。
【請求項49】
3-3
【化95】

である、請求項48に記載の化合物または塩。
【請求項50】
3-3
【化96】

である、請求項35に記載の化合物または塩。
【請求項51】
6が=Oまたは=Sであり、R8は水素またはC1~4アルキルであり、R10はC4~6アルキレンであり、R4は水素またはアルキルである、請求項35または請求項50に記載の化合物または塩。
【請求項52】
3-3
【化97】

である、請求項35に記載の化合物または塩。
【請求項53】
Zが結合である、請求項52に記載の化合物または塩。
【請求項54】
6が=Oまたは=Sであり、R10はC4~6アルキレンであり、R4は水素またはアルキルである、請求項35、請求項52,または請求項53に記載の化合物または塩。
【請求項55】
式(VI)
【化98】

(式中、
3-4は、
−Za−C(R6)−R4
−Za−C(R6)−O−R4
−Za−C(R6)−N(R8)−R4、及び
【化99】

からなる群から選択され、
aは、結合、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化100】

【化101】

【化102】

【化103】

【化104】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化105】

【化106】

【化107】

【化108】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、−N(R4)−、及び−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、−S(O)2−からなる群から選択され、そして、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)である)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項56】
3-4が−Za−C(R6)−R4である、請求項55に記載の化合物または塩。
【請求項57】
6が=Oまたは=Sであり、R4は、アルキル、アリールまたはヘテロシクリルである、請求項55または請求項56に記載の化合物または塩。
【請求項58】
3-4が−Za−C(R6)−O−R4である、請求項55に記載の化合物または塩。
【請求項59】
6が=Oであり、R4は水素またはアルキルである、請求項55または請求項58に記載の化合物または塩。
【請求項60】
3-4が−Za−C(R6)−N(R8)−R4である、請求項55に記載の化合物または塩。
【請求項61】
6が=Oまたは=Sであり、R8は水素、アルキルまたはアルコキシアルキレニルであり、R4は、アルキル、アリールまたはアリールアルキレニル(ここで、アリールは、ハロゲン、メトキシ、シアノ、トリフルオロメチル、及びトリフルオロメトキシで任意に置換可能である)である、請求項55または請求項60に記載の化合物または塩。
【請求項62】
3-4
【化109】

である、請求項55に記載の化合物または塩。
【請求項63】
6が=Oまたは=Sであり、aおよびbは各々独立に1〜3であり、A’は、−CH2−、−S(O)2−、−O−からなる群から選択される、請求項55または請求項62に記載の化合物または塩。
【請求項64】
aがメチレンであり、R6は=Oであり、aは1または2であり、bは2であり、A’は−CH2−である、請求項55、請求項62または請求項63に記載の化合物または塩。
【請求項65】
aがメチレンであり、R6は=Oであり、aおよびbはそれぞれ2であり、A’は−O−である、請求項55、請求項62または請求項63に記載の化合物または塩。
【請求項66】
aが結合またはアルキレンである、請求項55に記載の化合物または塩。
【請求項67】
式(VII)
【化110】

(式中、
3-5は、
−Z−N(R8)−C(R6)−O−R4
【化111】

−Z−N(R8)−C(R6)−C(R6)−R4からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン及び、アルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化112】

【化113】

【化114】

【化115】

【化116】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化117】

【化118】

【化119】

【化120】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、そして、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、R3-5
【化121】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項68】
3-5が−Z−N(R8)−C(R6)−O−R4である、請求項67に記載の化合物または塩。
【請求項69】
6が=Oであり、R8は水素であり、R4はアルキルである、請求項67または請求項68に記載の化合物または塩。
【請求項70】
3-5
【化122】

である、請求項67に記載の化合物または塩。
【請求項71】
Zが結合である、請求項70に記載の化合物または塩。
【請求項72】
6が=Oであり、R10はC4~6アルキレンであり、R4はアルキルである、請求項67、請求項70または請求項71に記載の化合物または塩。
【請求項73】
3-5が−Z−N(R8)−C(R6)−C(R6)−R4である、請求項67に記載の化合物または塩。
【請求項74】
6が=Oまたは=Sであり、R8は水素であり、R4は、アルキル、アリールまたはヘテロアリール(ここで、アリールは、ハロゲン、メトキシ、シアノ、トリフルオロメチル、及びトリフルオロメトキシで任意に置換可能である)である、請求項67、請求項68または請求項73に記載の化合物または塩。
【請求項75】
式(VIII)
【化123】

(式中、
3-6は、
−Z−N(R8)H、及び
【化124】

からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、及びアルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化125】

【化126】

【化127】

【化128】

【化129】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、ヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化130】

【化131】

【化132】

【化133】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、R3-6
【化134】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項76】
請求項1〜75のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、該化合物または塩が、1種または2種以上のサイトカインの生合成を誘導する、前記化合物または塩。
【請求項77】
請求項1〜75のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、該化合物または塩が、TNF−αの生合成を阻害する、前記化合物または塩。
【請求項78】
nが0である、請求項1〜77のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項79】
HetまたはHet’が、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、1,3−ジオキソラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、アジリジニル、アゼパニル、ジアゼパニル、ジヒドロイソキノリン−(1H)−イル、オクタヒドロイソキノリン−(1H)−イル、ジヒドロキノリン−(2H)−イル、オクタヒドロキノリン−(2H)−イル、ジヒドロ−1H−イミダゾリル、及びピペラジニルからなる群から選択される、請求項1〜4、9および10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項80】
Hetが、アルキル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキレンオキシアルキレニル、ジアルキルアミノ、及びヘテロシクリルからなる群から選択される置換基1個または2個以上で置換され、Yは、−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(H)−、及び−N(H)−C(O)−からなる群から選択され、R4は水素とアルキルとからなる群から選択される、請求項1〜4、9および10のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項81】
1が、アルキル、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、ヒドロキシアルキル、ジヒドロキシアルキル、アルキルスルホニルアルキレニル、−X−Y−R4、−X−R5、及びヘテロシクリルアルキレニル(ここで、上記ヘテロシクリルアルキレニル基のヘテロシクリルが、1個または2個以上のアルキル基で任意に置換可能である)からなる群から選択され、Xはアルキレンであり、Yは、−N(R8)−C(O)−、−N(R8)−S(O)2−、
−N(R8)−C(O)−N(R8)−または
【化135】

であり、R4は、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、R5は、
【化136】

【化137】

または
【化138】

である、請求項4〜80のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項82】
1が、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル、2−メチルプロピル、プロピル、エチル、メチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、
2−フェノキシエチル、4−[(メチルスルホニル)アミノ]ブチル、2−メチル−2−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル、2−(アセチルアミノ)−2−メチルプロピル、2−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}−2−メチルプロピル、
4−{[(イソプロピルアミノ)カルボニル]アミノ}ブチル、4−(1,1−ジオキシドイソチアゾリジン−2−イル)ブチル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメチル、(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルからなる群から選択される、請求項81に記載の化合物または塩。
【請求項83】
2が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びヒドロキシアルキレニルからなる群から選択される、請求項4〜82のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項84】
2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、メトキシメチル、2−メトキシエチル、ヒドロキシメチル、及び2−ヒドロキシエチルからなる群から選択される、請求項83に記載の化合物または塩。
【請求項85】
Zがアルキレンである、請求項1〜9、11〜13、15、17、19、20、22〜24、26〜28、30、32、34〜37、39、40、42、44、46、48、50〜52、54、67〜70、72、73〜84のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項86】
薬学的に許容されるキャリアとの組み合わせで、請求項1〜85のいずれか1項に記載の化合物または塩を治療有効量で含む医薬組成物。
【請求項87】
請求項76に記載の化合物または塩を有効量で動物に投与することを含む、該動物でのサイトカイン生合成の誘導方法。
【請求項88】
請求項77に記載の化合物または塩を有効量で動物に投与することを含む、該動物でのTNF−α生合成の阻害方法。
【請求項89】
請求項76に記載の化合物または塩を治療有効量で動物に投与することを含む、該動物でのウイルス性疾患の治療方法。
【請求項90】
請求項76に記載の化合物または塩を治療有効量で動物に投与することを含む、該動物での腫瘍性疾患の治療方法。
【請求項91】
式(IX)
【化139】

(式中、
3は、
−Z−Y−R4
−Z−Y−X−Y−R4
−Z−R5
−Z−Het、
−Z−Het’−R4、及び
−Z−Het’−Y−R4からなる群から選択され、
Zは、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレン(ここで、アルキレン、アルケニレン、及びアルキニレンは、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Rは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、及びトリフルオロメチルからなる群から選択され、
nは0または1であり、
1は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4
−X−Y−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
2は、
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、及び
−X−R5からなる群から選択され、
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、及びヘテロシクリレン(ここで、上記アルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基は、アリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンで任意に中断または末端停止することが可能なものであり、かつ、1個または2個以上の−O−基で任意に中断することが可能なものである)からなる群から選択され、
Yは、
−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化140】

【化141】

【化142】

【化143】

【化144】

からなる群から選択され、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、及びヘテロシクリル(ここで、上記アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基、アリールアルキレニル基、アリールオキシアルキレニル基、アルキルアリーレニル基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアルキレニル基、ヘテロアリールオキシアルキレニル基、アルキルヘテロアリーレニル基、及びヘテロシクリル基は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシからなる群であり、アルキル、アルケニル、アルキニル、及びヘテロシクリルの場合は、これにオキソも含む群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよい)からなる群から選択され、
5は、
【化145】

【化146】

【化147】

【化148】

からなる群から選択され、
6は、=Oと=Sとからなる群から選択され、
7は、C2~7アルキレンであり、
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びアリールアルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素とアルキルとからなる群から選択され、
10は、C3~8アルキレンであり、
Aは、−O−、−C(O)−、−S(O)0-2−、及び−N(R4)−からなる群から選択され、
Hetは、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、ヒドロキシアルキレンオキシアルキレニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、及びオキソからなる群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよいヘテロシクリルであり、
Het’は、未置換であってもよいし、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、シアノ、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ、及びオキソからなる群から独立に選択される置換基1個または2個以上で置換されていてもよいヘテロシクリレンであり、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、
−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、及び−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、及び−S(O)2−からなる群から選択され、そして、
aおよびbは独立に、1から6の整数(ただし、a+b≦7である)であり、
ただし、
3が、−Z−Het、−Z−Het’−R4または−Z−Het’−Y−R4であるか、
3が−Z−Y−R4または−Z−Y−X−Y−R4であり、かつ、Yは−S(O)0-2−、
−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、
【化149】

【化150】

から選択されるか、
3が−Z−R5であり、かつ、R5
【化151】

である場合に、Zは結合になり得る)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
【請求項92】
1が、アルキルと、アリールアルキレニルと、アリールオキシアルキレニルと、ヒドロキシアルキルと、ジヒドロキシアルキルと、アルキルスルホニルアルキレニルと、−X−Y−R4と、−X−R5と、ヘテロシクリルアルキレニル(ここで、該ヘテロシクリルアルキレニル基のヘテロシクリルが、1個または2個以上のアルキル基で任意に置換可能である)と、からなる群から選択され、Xはアルキレンであり、Yは、−N(R8)−C(O)−、−N(R8)−S(O)2−、−N(R8)−C(O)−N(R8)−または
【化152】

であり、R4は、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、R5は、
【化153】

【化154】

または
【化155】

である、請求項91に記載の化合物または塩。
【請求項93】
2が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、及びヒドロキシアルキレニルからなる群から選択される、請求項91または請求項92に記載の化合物または塩。

【公表番号】特表2007−507542(P2007−507542A)
【公表日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−534221(P2006−534221)
【出願日】平成16年10月1日(2004.10.1)
【国際出願番号】PCT/US2004/032616
【国際公開番号】WO2005/032484
【国際公開日】平成17年4月14日(2005.4.14)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】