説明

アレルギー性、炎症性および感染性疾患治療用のプリン誘導体

式(I)の化合物[式中、R1はC1-6アルキルアミノ、C1-6アルコキシ、またはC3-7シクロアルキルオキシであり; mは3〜6の値を有する整数であり; nは0〜4の値を有する整数である]およびその塩はヒトインターフェロンの誘導物質である。ヒトインターフェロンを誘導する化合物は、さまざまな疾患の治療、例えばアレルギー性疾患や他の炎症性疾患(例えば、アレルギー性鼻炎および喘息)の治療、感染性疾患および癌の治療に有用であり、また、ワクチンアジュバントとしても有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物またはその塩:
【化1】

[式中、
R1はC1〜6アルキルアミノ、C1〜6アルコキシ、またはC3〜7シクロアルキルオキシであり;
mは3〜6の値を有する整数であり;
nは0〜4の値を有する整数である;
ただし、mが3で、nが1であるとき、R1はn-ブチルオキシ以外である]。
【請求項2】
R1がn-ブチルオキシである、請求項1に記載の化合物またはその塩。
【請求項3】
R1が(1S)-1-メチルブチルオキシである、請求項1に記載の化合物またはその塩。
【請求項4】
mが4〜6の値を有する整数である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物またはその塩。
【請求項5】
nが2〜4の値を有する整数である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物またはその塩。
【請求項6】
以下のリストから選択される化合物またはその塩:
6-アミノ-2-(ブチルオキシ)-9-[6-(1-ピロリジニル)ヘキシル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン;
6-アミノ-2-(ブチルオキシ)-9-[6-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)ヘキシル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン;
6-アミノ-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-9-[4-(1-ピペリジニル)ブチル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン;
6-アミノ-9-[4-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)ブチル]-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン;
6-アミノ-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-9-[5-(1-ピペリジニル)ペンチル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン;
6-アミノ-9-[5-(ヘキサヒドロ-1H-アゼピン-1-イル)ペンチル]-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オン;
およびそれらの塩。
【請求項7】
製薬上許容される塩の形である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
6-アミノ-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-9-[5-(1-ピペリジニル)ペンチル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オンまたはその塩である化合物。
【請求項9】
6-アミノ-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-9-[5-(1-ピペリジニル)ペンチル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オンまたはその製薬上許容される塩である化合物。
【請求項10】
遊離塩基の形である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
遊離塩基としての6-アミノ-2-{[(1S)-1-メチルブチル]オキシ}-9-[5-(1-ピペリジニル)ペンチル]-7,9-ジヒドロ-8H-プリン-8-オンである化合物。
【請求項12】
治療に用いるための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項13】
治療に用いるための、請求項10または11に記載の化合物。
【請求項14】
アレルギー性疾患および他の炎症性疾患、感染性疾患、ならびに癌の治療に用いるための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項15】
アレルギー性疾患および他の炎症性疾患、感染性疾患、ならびに癌の治療に用いるための、請求項10または11に記載の化合物。
【請求項16】
アレルギー性鼻炎の治療に用いるための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項17】
アレルギー性鼻炎の治療に用いるための、請求項10または11に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項18】
喘息の治療に用いるための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項19】
喘息の治療に用いるための、請求項10または11に記載の化合物。
【請求項20】
アレルギー性疾患および他の炎症性疾患の治療方法であって、それを必要としているヒト被験者に、治療に有効な量の請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項21】
アレルギー性疾患および他の炎症性疾患の治療方法であって、それを必要としているヒト被験者に、治療に有効な量の請求項10または11に記載の化合物を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項22】
アレルギー性鼻炎の治療方法であって、それを必要としているヒト被験者に、治療に有効な量の請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項23】
アレルギー性鼻炎の治療方法であって、それを必要としているヒト被験者に、治療に有効な量の請求項10または11に記載の化合物を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項24】
喘息の治療方法であって、それを必要としているヒト被験者に、治療に有効な量の請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項25】
喘息の治療方法であって、それを必要としているヒト被験者に、治療に有効な量の請求項10または11に記載の化合物を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項26】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩と、1種以上の製薬上許容される希釈剤または担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項27】
請求項10または11に記載の化合物と1種以上の製薬上許容される希釈剤または担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項28】
疾患の治療または予防方法であって、疾患にかかっているかまたはかかりやすいヒト被験者に、抗原または抗原組成物と請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物またはその製薬上許容される塩とを含むワクチン組成物を投与することを含んでなる上記方法。
【請求項29】
疾患の治療または予防方法であって、疾患にかかっているかまたはかかりやすいヒト被験者に、抗原または抗原組成物と請求項10または11に記載の化合物とを含むワクチン組成物を投与することを含んでなる上記方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2011−530563(P2011−530563A)
【公表日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−522486(P2011−522486)
【出願日】平成21年8月7日(2009.8.7)
【国際出願番号】PCT/EP2009/060265
【国際公開番号】WO2010/018133
【国際公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【出願人】(509329523)グラクソスミスクライン エルエルシー (38)
【Fターム(参考)】