説明

イミダゾキノリニル、イミダゾピリジニル、およびイミダゾナフチリジニルスルホンアミド

開示されているのは、イミダゾキノリニル、イミダゾピリジニル、およびイミダゾナフチリジニルスルホンアミド化合物、それらの化合物を含む医薬品組成物、中間体、およびそれらの製造方法、ならびに、動物におけるサイトカイン生合成を誘導するための免疫調節薬として、およびウイルス性疾患および腫瘍性疾患を含む疾患の治療における、それらの化合物の使用方法である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が合体して、次式:
【化2】

(式中、
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択される。)
の環を形成してもよく;
R’’は、水素または非妨害置換基であり;
AおよびRBは、独立して以下:
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92からなる群より選択されるか;
または、RAとRBが一緒になって、非置換であるかまたは1個もしくは複数のRa基により置換された縮合アリール環、または非置換であるかまたは1個もしくは複数のRc基によって置換された、飽和5〜7員縮合環、のいずれかを形成するか;
または、RAとRBが合体して、NおよびSからなる群より選択される1個のヘテロ原子を含む縮合ヘテロアリール環、または飽和5〜7員縮合環を形成するが、ここで前記ヘテロアリール環は非置換であるか、または1個または複数のRb基により置換され、そして前記飽和5〜7員環は非置換であるか、または1個または複数のRc基により置換され;
aは、以下:
フルオロ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92からなる群より選択され;
bは、以下:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92からなる群より選択され;
cは、以下:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92からなる群より選択される。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
式(Ia):
【化3】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化4】

の環を形成してもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化5】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化6】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
AおよびRBは、独立して以下:
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92からなる群より選択されるか;
または、RAとRBが一緒になって、非置換であるかまたは1個もしくは複数のRa基により置換された縮合アリール環、または非置換であるかまたは1個もしくは複数のRc基によって置換された、飽和5〜7員縮合環、のいずれかを形成するか;
または、RAとRBが一緒になって、NおよびSからなる群より選択される1個のヘテロ原子を含む縮合ヘテロアリール環、または飽和5〜7員縮合環を形成するが、ここで前記ヘテロアリール環は非置換であるか、または1個または複数のRb基により置換され、そして前記飽和5〜7員環は非置換であるか、または1個または複数のRc基により置換され;
aは、以下:
フルオロ、
アルキル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92からなる群より選択され;
bは、以下:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、および
−N(R92からなる群より選択され;
cは、以下:
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92からなる群より選択される。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
式(Ib):
【化7】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され、
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化8】

の環を形成してもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化9】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化10】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;そして
A’およびRB’は、独立して以下:
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92からなる群より選択される。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
式(II):
【化11】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化12】

の環を形成してもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化13】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化14】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
aは、フルオロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
nは0〜4である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
式(IIa):
【化15】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化16】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化17】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
aは、フルオロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
nは0〜4である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
式(III):
【化18】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基を用いて分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択されるか、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式の環:
【化19】

を形成してもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化20】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化21】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
cは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
nは0〜4である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
式(IV、V、VI、およびVII):
【化22】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化23】

の環を形成していてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化24】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化25】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
bは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
mは、0〜3である。]
からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
式(VIII、IX、X、およびXI):
【化26】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化27】

の環を形成していてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化28】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化29】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
cは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
mは、0〜3である。]
からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
AおよびRBが独立して、水素およびC1~4アルキルからなる群より選択される、請求項1または請求項2に記載の化合物または塩。
【請求項10】
A’およびRB’が独立して、水素およびC1~4アルキルからなる群より選択される、請求項3に記載の化合物または塩。
【請求項11】
mが0である、請求項7または請求項8に記載の化合物または塩。
【請求項12】
nが0である、請求項4〜6のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項13】
1およびR1’が、
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル
からなる群より独立して選択され、前記1個または複数の置換基は、
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92
からなる群より選択される、請求項1〜4、6〜11、または、請求項4もしくは請求項6に従属する請求項12のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項14】
1’が水素またはアルキルであり、R1が、水素、アルキル、アリール、置換されたアリール、アリールアルキレニル、置換されたアリールアルキレニル、およびヘテロアリールからなる群より選択される、請求項13に記載の化合物または塩。
【請求項15】
1’が水素またはメチルであり、R1が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、シクロヘキシル、フェニル、4−メトキシフェニル、ベンジル、4−メトキシベンジル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−クロロフェニル、および4−フルオロフェニルからなる群より選択される、請求項13に記載の化合物または塩。
【請求項16】
1およびR1’がいずれも水素である、請求項15に記載の化合物または塩。
【請求項17】
1とR1’が一緒になって、次式:
【化30】

(ここで、A’が、−O−、−CH2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択される。)
の環を形成する、請求項1〜4、6〜11、または、請求項4もしくは請求項6に従属する請求項12のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項18】
1とR1’が一緒になってモルホリン環を形成する、請求項17に記載の化合物または塩。
【請求項19】
2が、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、ヒドロキシアルキレニル、ならびに−X−R4および−X−Y−R4からなる群より選択され、ここで、Xは、C1~2アルキル;Yは、−S(O)0~2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−O−C(R6)−、−O−C(O)−O−、−N(R8)−Q−、−C(R6)−N(R8)−、−O−C(R6)−N(R8)−、または−C(R6)−N(OR9)−;そしてR4は、アルキルである、請求項2〜8;請求項2に従属する請求項9;請求項10〜12;または請求項2〜4、請求項6〜11、もしくは請求項4もしくは請求項6に従属する請求項12に従属する請求項13〜18;のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項20】
2が、水素、C1~4アルキル、C1~4アルキル−O−C1~4アルキレニル、およびHO−C1~3アルキレニル、からなる群より選択される、請求項19に記載の化合物または塩。
【請求項21】
2が、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、エトキシメチル、および2−メトキシエチルからなる群より選択される、請求項20に記載の化合物または塩。
【請求項22】
X’が、−(CH22~4−O−(CH22~4−である、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項23】
X’が、−(CH21~7−である、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項24】
X’が−(CH2)−C(CH32−である、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物または塩。
【請求項25】
薬学的に許容される担体と組み合わせて、請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量を含む、医薬組成物。
【請求項26】
請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩の有効量、または請求項25に記載の医薬組成物を動物に投与することを含む、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
【請求項27】
請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量、または請求項25に記載の医薬組成物を動物に投与することを含む、ウイルス性疾患の治療を必要とする動物におけるウイルス性疾患の治療方法。
【請求項28】
請求項1〜24のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量、または請求項25に記載の医薬組成物を動物に投与することを含む、腫瘍性疾患の治療を必要とする動物における腫瘍性疾患の治療方法。
【請求項29】
式(XII):
【化31】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化32】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化33】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
aは、フルオロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
nは0〜4である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項30】
式(XIII):
【化34】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基を用いて分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化35】

の環を形成していてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化36】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化37】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
aは、フルオロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
nは0〜4である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項31】
式(XIV):
【化38】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基を用いて分断されていてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化39】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化40】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
bは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
mは、0〜3である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項32】
式(XV):
【化41】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基を用いて分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化42】

の環を形成してもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化43】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化44】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
bは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アルコキシ、および−N(R92からなる群より選択され;そして
mは、0〜3である。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項33】
式(XVI):
【化45】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基により分断されていてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化46】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下:
【化47】

からなる群より選択され;
6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;そして
A’およびRB’は独立して、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群より選択される。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項34】
式(XVII):
【化48】

[式中、
X’は、−CH(R9)−、−CH(R9)−アルキレン、および−CH(R9)−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、1個または複数の−O−基を用いて分断されていてもよく;
1およびR1’は、独立して以下:
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
1個または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニルからなる群より選択され、前記1個または複数の置換基は以下:
ヒドロキシ、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
シアノ、
ニトロ、
アリールスルホニル、
アルキルスルホニル、および
−N(R92からなる群より選択され;
またはR1とR1’が一緒になって、次式:
【化49】

の環を形成していてもよく;
2は、以下:
−R4
−X−R4
−X−Y−R4、および
−X−R5からなる群より選択され;
Xは、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよく、そして場合によっては1個または複数の−O−基によって分断されていてもよく;
Yは、以下:
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
【化50】

からなる群より選択され;
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレニルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレニルオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、(ジアルキルアミノ)アルキレニルオキシ、およびアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される1個または複数の置換基により置換されていてもよく;
5は、以下のものからなる群より選択され:
【化51】

6は、=Oおよび=Sからなる群より選択され;
7は、C2~7アルキレンであり;
8は、水素、アルキル、アルコキシアルキレニル、およびアリールアルキレニルからなる群より選択され;
9は、水素およびアルキルからなる群より選択され;
10は、C3~8アルキレンであり;
Aは、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、および−N(R4)−からなる群より選択され;
A’は、−O−、−C(O)−、−CH2−、−S(O)0~2−、−N(R4)−、および−N(Q−R4)−からなる群より選択され;
Qは、単結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群より選択され;
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
Wは、単結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群より選択され;
aとbは独立して、1〜6の整数であるが、ただしa+b≦7であり;
A’およびRB’は独立して、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群より選択される。]
で表わされる化合物、またはその薬学的に許容される塩。

【公表番号】特表2007−517044(P2007−517044A)
【公表日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−547410(P2006−547410)
【出願日】平成16年12月23日(2004.12.23)
【国際出願番号】PCT/US2004/043447
【国際公開番号】WO2005/066169
【国際公開日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】