イミダゾ[4,5−c]ピリジン化合物および抗ウイルス治療の方法
本発明は、置換基が明細書に記載された一般式(A)を有する少なくとも1つのイミダゾ[4,5−c]ピリジンプロドラッグを有効成分として含むウイルス感染の治療または予防用の医薬組成物に関する。また、本発明は、前記一般式を有する本発明による化合物を製造し、スクリーニングする方法、ならびにウイルス感染の治療または予防におけるそれらの使用に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(A):
【化1】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3はアリール、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール−N(R10)−、または複素環から選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換されていてもよく、但し、シクロアルケニルについては、二重結合は窒素に隣接しておらず、但し、R3M−Q−はビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結したアミノ酸残基から選択され、あるいはR7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結したアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され,ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリール、またはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は、独立して、M−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換される環であり、Qは結合、あるいは1〜10の原子を有し、かつ任意で1以上のR19で置換されるR3にMを連結させる連結基であり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結した複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項2】
一般式(A):
【化2】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3は任意で少なくとも1つのR17で置換された複素環であり、但し、任意で少なくとも1つのR17で置換されたR3はピリジニルまたは5−クロロチエニルではなく、但し、R3−MQはビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、複素環、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択されるか、あるいはここで、R7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロゲン化アルキル、C2−18ハロゲン化アルケニル、C2−18ハロゲン化アルキニル、C1−18ハロゲン化アルコキシ、C1−18ハロゲン化アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、CO2H、CO2R18、NO2、NR7R8、ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルからなる群から選択され、ここで、前記アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルチオ、複素環、またはC1−18ヒドロキシアルキルの各々は任意で1以上のR19で置換され;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、カルボキシルエステル−置換複素環または−C(=S)R12から選択され;
R25およびR26は存在しないか、あるいは独立して、水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、アリール、複素環から選択され、ここで、各々は任意で、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ、CH2OH、ベンジルオキシおよびOHのうちの1〜4で置換され;および
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項3】
一般式(A):
【化3】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3は、任意で、少なくとも1つのR17で置換される複素環、但し、R3−M−Qはビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択され、あるいはここにR7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17はM−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換されるC3−10シクロアルキルであり、およびQは結合であるか、あるいは任意で1以上のR19で置換されるC1−10アルキルであり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによりR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R25およびR26は存在しないか、あるいは独立して、水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、アリール、複素環から選択され、ここで、各々は任意で、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ、CH2OH、ベンジルオキシ、およびOHのうちの1〜4で置換され;および
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項4】
R3が複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項5】
YR1がハロフェニルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項6】
ハロフェニルがオルト−フルオロフェニルである請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R3が1つのR17で置換されたイソオキサゾリルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項8】
R17がアリール、または1、2または3のR19で置換された芳香族複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項9】
YR1が水素、置換されていないC3−10シクロアルキル、またはC1−6アルキルのいずれでもない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項10】
YR1が水素ではない請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R19がトリハロメチル、トリハロメトキシ、アルコキシまたはハロゲンである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項12】
R1がアリール、または1、2または3のR6で置換された芳香族複素環であり、ここで、R6がハロゲン、C1−18アルコキシ;またはC1−18ハロアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項13】
R1が1、2または3のハロゲンで置換されたフェニルである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
ハロゲンがフルオロである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項15】
Yが単結合、O、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、またはO、SまたはNR11から選択される1〜3のヘテロ原子を含有する前記基のうちの1つである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項16】
Yが−O(CH2)1−5−、−(CH2)1−4−O−(CH2)1−4−、−S−(CH2)1−5−、−(CH2)1−4−S−(CH2)1−4−、−NR11−(CH2)1−5−、−(CH2)1−4−NR11−(CH2)1−4またはC3−10シクロアルキリデンである請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Yが−OCH2−、−CH2O−、C1−2アルキレン、C2−3アルケニレン、C2−3アルキニレン、Oまたは結合である請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
Yが結合である請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
YR1がH、置換されていないC3−10シクロアルキルまたはC1−C6アルキルのいずれか1つではない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項20】
YR1がHではない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項21】
YR1がハロまたはハロメチル−置換フェニルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項22】
ハロまたはハロメチルがオルトまたはメタである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項23】
Xがアルキレン、アルキニレンまたはアルケニレン、および鎖内N、OまたはSへテロ原子を有する前記炭化水素からなる群から選択される請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項24】
Xがアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項25】
Xが−CH2−、−CH(CH3)−、−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2、−(CH2)2−4−O−(CH2)2−4−、−(CH2)2−4−S−(CH2)2−4−、−(CH2)2−4−NR10−(CH2)2−4−、C3−10シクロアルキリデン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンからなる群から選択される請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
Xがメチレンである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項27】
R3が0〜3のR17で置換されたアリールまたは複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項28】
前記複素環が芳香族複素環である請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
前記複素環が1、2または3のN、SまたはO原子を環内に含有し、環炭素原子を通じてXに連結され、かつ4〜6の合計環原子を含有する請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R3が1〜3のR17で置換されたイソオキサゾリルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項31】
R17が、さらに、1〜3のR19で置換されたアリールまたは複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項32】
Mがアリールまたは芳香族複素環である請求項1または3に記載の化合物。
【請求項33】
QがC、O、S、NおよびHから選択される0〜20の原子を含有する請求項1または3に記載の化合物。
【請求項34】
MがR17から選択される環状基である請求項1または3に記載の化合物。
【請求項35】
R17がC3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル;アリールアルキルオキシ;アリールアルキルチオ;複素環;C1−18ヒドロキシアルキルからなる群から選択され、前記C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル;アリールアルキルオキシ;アリールアルキルチオ;複素環;およびC1−18ヒドロキシアルキルの各々は置換されていないか、または1以上のR19で置換された請求項2に記載の化合物。
【請求項36】
R17がアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、前記アリールまたは複素環が任意で1以上のR19で置換される請求項2に記載の化合物。
【請求項37】
R9およびR18がH、OHまたはアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項38】
R5がHである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項39】
R6がハロゲンである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項40】
R7、R8、R10、R11、R15、R16、R20およびR21が独立してHまたはC1−18アルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項41】
R12がOHまたはアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項42】
R19がH;C1−18アルキル;C2−18アルケニル;C2−18アルキニル;C1−18アルコキシ;アルケニルオキシ;アルキニルオキシ;C1−18アルキルチオ;C3−10シクロアルキル;C4−10シクロアルケニル;C4−10シクロアルキニル;ハロゲン;OH;CN;シアノアルキル;NO2;NR20R21;ハロアルキル;ハロアルキルオキシ;C(=O)R18;C(=O)OR18;OアルケニルC(=O)OR18;−OアルキルC(=O)R20R21;アリール;複素環;−OアルキルOC(=O)R18;C(=O)N(C1−6アルキル)、N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル);アリールアルキルオキシ;アリールオキシ;アリールアルキルオキシ;およびアリールアルキルからなる群から選択され;その各々は置換されていないか、あるいは1以上の=O;NR20R21;CN;アルコキシ;複素環;ハロアルキル−またはアルキル−置換複素環;およびアルキルによってR17に連結された複素環;アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換される請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項43】
R19が、独立して、ハロゲン、N(R20R21)、アルコキシ、ハロ−置換アルキルおよびハロ−置換アルコキシからなる群から選択される請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
R25およびR26が存在しない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項45】
R25において置換されていないが、R26において置換されており、およびR2またはR4のいずれかが(=O)、(=S)、および(=NR27)から選択される請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項46】
ハロアルキルまたはハロアルキルオキシが−CF3または−OCF3である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項47】
医薬上許容される賦形剤および請求項1、2または3に記載の化合物を含む組成物。
【請求項48】
一般式(B):
【化4】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3はアリール、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール−N(R10)−、または複素環から選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換されていてもよく、但し、シクロアルケニルについては、二重結合は窒素に隣接しておらず、かつ、R3M−Q−はビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択され、あるいはここで、R7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は独立してM−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換されていてもよい環であって、Qは結合であるか、あるいは1〜10の原子を有し、かつ任意で1以上のR19で置換されていてもよいR3にMを連結する連結基であり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−C18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項49】
Yが単結合であって、R1がアリールである請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
XがC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンである請求項48に記載の化合物。
【請求項51】
R3が複素環である請求項48に記載の化合物。
【請求項52】
R3がR17で置換された複素環であり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項48に記載の化合物。
【請求項53】
Yが単結合であって、R1がフェニルである請求項48に記載の化合物。
【請求項54】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項48に記載の化合物。
【請求項55】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがフェニルである請求項48に記載の化合物。
【請求項56】
一般式(C):
【化5】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3はアリール、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール−N(R10)−、または複素環から選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換されていてもよく、但し、シクロアルキルについては二重結合は窒素に隣接しておらず、但し、R3M−Q−はビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルキニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここに各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8が、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択されて、あるいはR7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルから選択され;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、アミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は、独立して、M−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換されていてもよい環であって、Qは結合であるか、あるいは1〜10の原子を有し、かつ任意で1以上のR19で置換されていてもよいR3にMを結合する連結基であり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−C10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、−SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は、任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項57】
Yが単結合であって、R1はアリールである請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
XがC1−10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンである請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
R3が複素環である請求項56に記載の化合物。
【請求項60】
R3がR17で置換された複素環であり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項56に記載の化合物。
【請求項61】
Yが単結合であって、R1がフェニルである請求項56に記載の化合物。
【請求項62】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項56に記載の化合物。
【請求項63】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがフェニルである請求項56に記載の化合物。
【請求項64】
抗ウイルスに有効量の請求項1、2,3、48または56に記載の化合物をウイルス感染の治療または予防を必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項65】
前記ウイルス感染がC型肝炎ウイルスの感染である請求項64に記載の方法。
【請求項66】
さらに、少なくとも1つの更なる抗ウイルス療法を対象に投与することを含む請求項65に記載の方法。
【請求項67】
更なる療法がインターフェロンアルファおよびリバビリンからなる群から選択される請求項66に記載の方法。
【請求項68】
請求項1、2、3、48または56に記載の化合物を供し、前記化合物の抗−ウイルス活性を測定することを特徴とする抗ウイルス化合物をスクリーニングする方法。
【請求項69】
前記抗−ウイルス活性がFlaviviridaeおよび/またはPicornaviridaeの科に属する1以上のウイルスに対する前記化合物の活性によって決定される請求項68に記載の方法。
【請求項70】
(c)少なくとも1つの置換基がWO 2004/005286に開示されていない式(A)の化合物を調製し;および、
(d)工程(c)の化合物の抗−HCV活性を測定する;
ことを特徴とする、式(A)の化合物:
【化6】
[式中、置換基はWO 2004/005286に定義されている]
のアナログの構造−活性をアッセイする方法。
【請求項71】
前記置換基がR3、R2、R4、R26および/またはR5に位置する請求項70に記載の方法。
【請求項1】
一般式(A):
【化1】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3はアリール、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール−N(R10)−、または複素環から選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換されていてもよく、但し、シクロアルケニルについては、二重結合は窒素に隣接しておらず、但し、R3M−Q−はビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結したアミノ酸残基から選択され、あるいはR7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結したアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され,ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリール、またはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は、独立して、M−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換される環であり、Qは結合、あるいは1〜10の原子を有し、かつ任意で1以上のR19で置換されるR3にMを連結させる連結基であり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結した複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項2】
一般式(A):
【化2】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3は任意で少なくとも1つのR17で置換された複素環であり、但し、任意で少なくとも1つのR17で置換されたR3はピリジニルまたは5−クロロチエニルではなく、但し、R3−MQはビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、複素環、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択されるか、あるいはここで、R7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロゲン化アルキル、C2−18ハロゲン化アルケニル、C2−18ハロゲン化アルキニル、C1−18ハロゲン化アルコキシ、C1−18ハロゲン化アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、CO2H、CO2R18、NO2、NR7R8、ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルからなる群から選択され、ここで、前記アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル、アリールアルキルオキシ、アリールアルキルチオ、複素環、またはC1−18ヒドロキシアルキルの各々は任意で1以上のR19で置換され;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、カルボキシルエステル−置換複素環または−C(=S)R12から選択され;
R25およびR26は存在しないか、あるいは独立して、水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、アリール、複素環から選択され、ここで、各々は任意で、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ、CH2OH、ベンジルオキシおよびOHのうちの1〜4で置換され;および
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項3】
一般式(A):
【化3】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3は、任意で、少なくとも1つのR17で置換される複素環、但し、R3−M−Qはビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択され、あるいはここにR7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17はM−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換されるC3−10シクロアルキルであり、およびQは結合であるか、あるいは任意で1以上のR19で置換されるC1−10アルキルであり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによりR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R25およびR26は存在しないか、あるいは独立して、水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、アリール、複素環から選択され、ここで、各々は任意で、独立して、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロ、CH2OH、ベンジルオキシ、およびOHのうちの1〜4で置換され;および
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項4】
R3が複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項5】
YR1がハロフェニルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項6】
ハロフェニルがオルト−フルオロフェニルである請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R3が1つのR17で置換されたイソオキサゾリルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項8】
R17がアリール、または1、2または3のR19で置換された芳香族複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項9】
YR1が水素、置換されていないC3−10シクロアルキル、またはC1−6アルキルのいずれでもない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項10】
YR1が水素ではない請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
R19がトリハロメチル、トリハロメトキシ、アルコキシまたはハロゲンである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項12】
R1がアリール、または1、2または3のR6で置換された芳香族複素環であり、ここで、R6がハロゲン、C1−18アルコキシ;またはC1−18ハロアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項13】
R1が1、2または3のハロゲンで置換されたフェニルである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
ハロゲンがフルオロである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項15】
Yが単結合、O、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、またはO、SまたはNR11から選択される1〜3のヘテロ原子を含有する前記基のうちの1つである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項16】
Yが−O(CH2)1−5−、−(CH2)1−4−O−(CH2)1−4−、−S−(CH2)1−5−、−(CH2)1−4−S−(CH2)1−4−、−NR11−(CH2)1−5−、−(CH2)1−4−NR11−(CH2)1−4またはC3−10シクロアルキリデンである請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
Yが−OCH2−、−CH2O−、C1−2アルキレン、C2−3アルケニレン、C2−3アルキニレン、Oまたは結合である請求項15に記載の化合物。
【請求項18】
Yが結合である請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
YR1がH、置換されていないC3−10シクロアルキルまたはC1−C6アルキルのいずれか1つではない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項20】
YR1がHではない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項21】
YR1がハロまたはハロメチル−置換フェニルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項22】
ハロまたはハロメチルがオルトまたはメタである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項23】
Xがアルキレン、アルキニレンまたはアルケニレン、および鎖内N、OまたはSへテロ原子を有する前記炭化水素からなる群から選択される請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項24】
Xがアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項25】
Xが−CH2−、−CH(CH3)−、−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−CH2、−(CH2)2−4−O−(CH2)2−4−、−(CH2)2−4−S−(CH2)2−4−、−(CH2)2−4−NR10−(CH2)2−4−、C3−10シクロアルキリデン、C2−6アルケニレンおよびC2−6アルキニレンからなる群から選択される請求項23に記載の化合物。
【請求項26】
Xがメチレンである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項27】
R3が0〜3のR17で置換されたアリールまたは複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項28】
前記複素環が芳香族複素環である請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
前記複素環が1、2または3のN、SまたはO原子を環内に含有し、環炭素原子を通じてXに連結され、かつ4〜6の合計環原子を含有する請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R3が1〜3のR17で置換されたイソオキサゾリルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項31】
R17が、さらに、1〜3のR19で置換されたアリールまたは複素環である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項32】
Mがアリールまたは芳香族複素環である請求項1または3に記載の化合物。
【請求項33】
QがC、O、S、NおよびHから選択される0〜20の原子を含有する請求項1または3に記載の化合物。
【請求項34】
MがR17から選択される環状基である請求項1または3に記載の化合物。
【請求項35】
R17がC3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル;アリールアルキルオキシ;アリールアルキルチオ;複素環;C1−18ヒドロキシアルキルからなる群から選択され、前記C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリールアルキル;アリールアルキルオキシ;アリールアルキルチオ;複素環;およびC1−18ヒドロキシアルキルの各々は置換されていないか、または1以上のR19で置換された請求項2に記載の化合物。
【請求項36】
R17がアリールおよび複素環からなる群から選択され、ここで、前記アリールまたは複素環が任意で1以上のR19で置換される請求項2に記載の化合物。
【請求項37】
R9およびR18がH、OHまたはアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項38】
R5がHである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項39】
R6がハロゲンである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項40】
R7、R8、R10、R11、R15、R16、R20およびR21が独立してHまたはC1−18アルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項41】
R12がOHまたはアルキルである請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項42】
R19がH;C1−18アルキル;C2−18アルケニル;C2−18アルキニル;C1−18アルコキシ;アルケニルオキシ;アルキニルオキシ;C1−18アルキルチオ;C3−10シクロアルキル;C4−10シクロアルケニル;C4−10シクロアルキニル;ハロゲン;OH;CN;シアノアルキル;NO2;NR20R21;ハロアルキル;ハロアルキルオキシ;C(=O)R18;C(=O)OR18;OアルケニルC(=O)OR18;−OアルキルC(=O)R20R21;アリール;複素環;−OアルキルOC(=O)R18;C(=O)N(C1−6アルキル)、N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル);アリールアルキルオキシ;アリールオキシ;アリールアルキルオキシ;およびアリールアルキルからなる群から選択され;その各々は置換されていないか、あるいは1以上の=O;NR20R21;CN;アルコキシ;複素環;ハロアルキル−またはアルキル−置換複素環;およびアルキルによってR17に連結された複素環;アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換される請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項43】
R19が、独立して、ハロゲン、N(R20R21)、アルコキシ、ハロ−置換アルキルおよびハロ−置換アルコキシからなる群から選択される請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
R25およびR26が存在しない請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項45】
R25において置換されていないが、R26において置換されており、およびR2またはR4のいずれかが(=O)、(=S)、および(=NR27)から選択される請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項46】
ハロアルキルまたはハロアルキルオキシが−CF3または−OCF3である請求項1、2または3に記載の化合物。
【請求項47】
医薬上許容される賦形剤および請求項1、2または3に記載の化合物を含む組成物。
【請求項48】
一般式(B):
【化4】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3はアリール、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール−N(R10)−、または複素環から選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換されていてもよく、但し、シクロアルケニルについては、二重結合は窒素に隣接しておらず、かつ、R3M−Q−はビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここで、各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8は、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択され、あるいはここで、R7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルであり;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は独立してM−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換されていてもよい環であって、Qは結合であるか、あるいは1〜10の原子を有し、かつ任意で1以上のR19で置換されていてもよいR3にMを連結する連結基であり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−C18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項49】
Yが単結合であって、R1がアリールである請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
XがC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンである請求項48に記載の化合物。
【請求項51】
R3が複素環である請求項48に記載の化合物。
【請求項52】
R3がR17で置換された複素環であり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項48に記載の化合物。
【請求項53】
Yが単結合であって、R1がフェニルである請求項48に記載の化合物。
【請求項54】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項48に記載の化合物。
【請求項55】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがフェニルである請求項48に記載の化合物。
【請求項56】
一般式(C):
【化5】
[式中、
点線は任意の二重結合を表し、但し、2つの二重結合は相互に隣接せず、前記点線は少なくとも3つ、任意で4つの二重結合を表し;
R1は水素、アリール、複素環、C1−C10アルコキシ、C1−C10チオアルキル、C1−C10アルキルアミノ、C1−C10ジアルキルアミノ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、およびC4−10シクロアルキニルから選択され、ここで、各々は、任意で、1以上のR6で置換され;
Yは単結合、O、S(O)m、NR11、またはC1−10アルキレン、C2−10アルケニレン、C2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々は、任意で、O、SまたはNから選択される1〜3のヘテロ原子を含んでもよく;
R2およびR4は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され、但し、R25またはR26のうちの1つが存在する場合、R2またはR4のいずれかは(=O)、(=S)、および=NR27から選択され;
XはC1−C10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンから選択され、ここで、各々はO、SまたはNから選択される1以上のヘテロ原子を含むことができ、但し、かかるヘテロ原子はいずれも環中のNに隣接しておらず;
mは0〜2のいずれかの整数であり;
R3はアリール、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール−N(R10)−、または複素環から選択され、ここで、各前記置換基は任意で少なくとも1つのR17で置換されていてもよく、但し、シクロアルキルについては二重結合は窒素に隣接しておらず、但し、R3M−Q−はビフェニルではなく;
R5は水素;C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、ハロゲン、−OH、−CN、−NO2、−NR7R8、ハロアルキルオキシ、ハロアルキル、−C(=O)R9、−C(=O)OR9、−C(=S)R9、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアルキル、C1−18ヒドロキシアルキル、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルキルオキシ、C3−10シクロアルキルチオ、C3−10シクロアルキニル、C7−10シクロアルキニル、または複素環から選択され;
R6は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C1−18アルキルチオ、C1−18アルキルスルホキシド、C1−18アルキルスルホン、C1−18ハロ−アルキル、C2−18ハロ−アルケニル、C2−18ハロ−アルキニル、C1−18ハロ−アルコキシ、C1−18ハロ−アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニル、C7−10シクロアルキニル、ハロゲン、OH、CN、シアノアルキル、−CO2R18、NO2、−NR7R8、C1−18ハロアルキル、C(=O)R18、C(=S)R18、SH、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルホキシド、アリールスルホン、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキル、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリール(C1−18)アルキルチオ、複素環、C1−18ヒドロキシアルキルから選択され、ここに各々は任意で少なくとも1つのR19で置換され;
R7およびR8が、独立して、水素、C1−18アルキル、C1−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、複素環、−C(=O)R12;−C(=S)R12、それらのカルボキシル基を通じて連結されたアミノ酸残基から選択されて、あるいはR7およびR8は窒素と一緒になって複素環を形成し;
R9およびR18は、独立して、水素、OH、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C1−18アルコキシ、−NR15R16、アリール、アミノ酸のアミノ基を通じて連結されたアミノ酸残基、CH2OCH(=O)R9a、またはCH2OC(=O)OR9aから選択され、ここで、R9aはC1−C12アルキル、C6−C20アリール、C6−C20アルキルアリールまたはC6−C20アラルキルから選択され;
R10およびR11は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、アリール、−C(=O)R12、複素環、アミノ酸残基からなる群から選択され;
R12は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基からなる群から選択され;
R15およびR16は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、またはアミノ酸残基から選択され;
R17は、独立して、M−Q−であり、ここで、Mは任意で1以上のR19で置換されていてもよい環であって、Qは結合であるか、あるいは1〜10の原子を有し、かつ任意で1以上のR19で置換されていてもよいR3にMを結合する連結基であり;
R19は水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、C1−18アルコキシ、C2−18アルケニルオキシ、C2−18アルキニルオキシ、C1−18アルキルチオ、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、C4−C10シクロアルキニル、ハロゲン、−OH、−CN、シアノアルキル、−NO2、−NR20R21、C1−18ハロアルキル、C1−18ハロアルキルオキシ、−C(=O)R18、−C(=O)OR18、−OアルケニルC(=O)OR18、−OアルキルC(=O)NR20R21、−OアルキルOC(=O)R18、−C(=S)R18、−SH、−C(=O)N(C1−6アルキル)、−N(H)S(O)(O)(C1−6アルキル)、アリール、複素環、C1−18アルキルスルホン、アリールスルホキシド、アリールスルホンアミド、アリール(C1−18)アルキルオキシ、アリールオキシ、アリール(C1−18アルキル)オキシ、アリールチオ、アリール(C1−18)アルキルチオまたはアリール(C1−18)アルキルから選択され、ここで、各々は、任意で1以上の=O、NR20R21、CN、C1−18アルコキシ、複素環、C1−18ハロアルキル、複素環アルキル、アルキルによってR17に連結された複素環、アルコキシアルコキシまたはハロゲンで置換され;
R20およびR21は、独立して、水素、C1−18アルキル、C2−18アルケニル、C2−18アルキニル、アリール、C3−10シクロアルキル、C4−10シクロアルケニル、−C(=O)R12、または−C(=S)R12から選択され;
R27は水素、C1−18アルキル、C3−10シクロアルキル、(C3−10シクロアルキル)−C1−6アルキル、アリール、およびアリールC1−18アルキルから選択される]
を有する化合物、ならびにその塩、互変異性体、異性体および溶媒和物。
【請求項57】
Yが単結合であって、R1はアリールである請求項56に記載の化合物。
【請求項58】
XがC1−10アルキレン、C2−10アルケニレンまたはC2−10アルキニレンである請求項56に記載の化合物。
【請求項59】
R3が複素環である請求項56に記載の化合物。
【請求項60】
R3がR17で置換された複素環であり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項56に記載の化合物。
【請求項61】
Yが単結合であって、R1がフェニルである請求項56に記載の化合物。
【請求項62】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがアリールである請求項56に記載の化合物。
【請求項63】
R3がR17で置換されたイソオキサゾールであり、ここで、Qが結合であって、Mがフェニルである請求項56に記載の化合物。
【請求項64】
抗ウイルスに有効量の請求項1、2,3、48または56に記載の化合物をウイルス感染の治療または予防を必要とする対象に投与することを含む方法。
【請求項65】
前記ウイルス感染がC型肝炎ウイルスの感染である請求項64に記載の方法。
【請求項66】
さらに、少なくとも1つの更なる抗ウイルス療法を対象に投与することを含む請求項65に記載の方法。
【請求項67】
更なる療法がインターフェロンアルファおよびリバビリンからなる群から選択される請求項66に記載の方法。
【請求項68】
請求項1、2、3、48または56に記載の化合物を供し、前記化合物の抗−ウイルス活性を測定することを特徴とする抗ウイルス化合物をスクリーニングする方法。
【請求項69】
前記抗−ウイルス活性がFlaviviridaeおよび/またはPicornaviridaeの科に属する1以上のウイルスに対する前記化合物の活性によって決定される請求項68に記載の方法。
【請求項70】
(c)少なくとも1つの置換基がWO 2004/005286に開示されていない式(A)の化合物を調製し;および、
(d)工程(c)の化合物の抗−HCV活性を測定する;
ことを特徴とする、式(A)の化合物:
【化6】
[式中、置換基はWO 2004/005286に定義されている]
のアナログの構造−活性をアッセイする方法。
【請求項71】
前記置換基がR3、R2、R4、R26および/またはR5に位置する請求項70に記載の方法。
【公表番号】特表2007−518720(P2007−518720A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−547305(P2006−547305)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2004/043112
【国際公開番号】WO2005/063744
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(599098493)カー・イュー・ルーベン・リサーチ・アンド・ディベロップメント (83)
【氏名又は名称原語表記】K.U. Leuven Research & Development
【出願人】(500536168)ギリアド サイエンシズ, インコーポレイテッド (3)
【出願人】(505001764)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2004/043112
【国際公開番号】WO2005/063744
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(599098493)カー・イュー・ルーベン・リサーチ・アンド・ディベロップメント (83)
【氏名又は名称原語表記】K.U. Leuven Research & Development
【出願人】(500536168)ギリアド サイエンシズ, インコーポレイテッド (3)
【出願人】(505001764)
【Fターム(参考)】
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