説明

インターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム及びその方法

【課題】
インターネットを介して接続された顧客の端末から入力される顧客の詳細情報がハッカー又は悪性プログラムなどによって外部に容易に流出する事故を効果的に防止するとともに保安問題を低減しながら顧客情報を活用することを目的とする。
【解決手段】
本発明によるインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムは、顧客固有番号を格納する顧客情報DBと、固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する統合顧客情報DBと、外部端末が顧客の情報を要求する場合、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する管理サーバとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム及びその方法に関し、より詳細には、インターネットを介して接続された顧客の端末から入力される顧客の情報を処理するとき、固有番号を顧客情報DBに格納し、固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する統合顧客情報DBに格納し、外部端末が顧客の情報を要求する場合、顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する発明に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、インターネットの飛躍的な発展に伴って、オンライン上で物品を購買する電子商取引の比重がますます増加している。このような電子商取引は、生活用品、家庭用品、及び電子製品などを始めとして多様な商品領域にまで拡大されている。
【0003】
このような電子商取引の発達は、通信ネットワークの発達の影響を大きく受けるが、なによりも販売者と購買者が従来の商取引システムでは得られなかった他の利益を享受することができるという面が少なからず影響を及ぼしている。
【0004】
すなわち、販売者は、売場や物品保管のための別途の大型倉庫を具備しなくてもよいので、その分、設備資金が節約され、これを製品価格に反映することができる一方、購買者の立場では、売場訪問の煩わしさがなく、便利にショッピングすることができると共に、物品をさらに安価で購買することができるという長所がある。
【0005】
このような電子商取引を行うオンラインショッピングモールウェブサイトは、インターネット上で顧客が商品やサービスを購入するとき、商品配送、サービスの実行、及び代金決済のために顧客の個人情報をウェブブラウザー上に入力した後、入力された顧客の個人情報を暗号化し、決済に必要な情報を、決済を行うクレジットカード決済会社、又はクレジットカード決済銀行に伝送する。同時に、購買内訳、住所、及び電話番号などの顧客(販売者又は購買者)の詳細情報を、電子商取引を行うショッピングモールウェブサイトのサーバ側にインターネット網を使用して伝送する。前記顧客が会員加入する場合にも、顧客の個人情報が前記サーバの顧客データベース(DB)に格納されるようになる。
【0006】
一般的に、顧客が会員加入する場合に、顧客端末のウェブブラウザー上に記入して伝送される顧客の個人情報は、例えば、ID、パスワード、氏名、住所、電話番号、及び健康保険番号が大部分のショッピングモールサイトにおいて必須入力事項であり、これらと共に、選択的に職場名、職位、携帯電話番号、及び趣味などの多様な個人情報を入力しなければならない場合が多い。
【0007】
前述したように、顧客が会員加入すると、顧客の個人情報が電子商取引を実施するウェブサイトのサーバと連動して構成された顧客DBにすべて格納される。顧客がインターネット上で商品やサービスの購買又は販売を再希望する場合、顧客の利便性のためにあらかじめ顧客の個人情報を顧客端末のウェブブラウザー上に出力することによって、顧客が、ただ商品の種類と数量のみを記載するようにして、顧客の個人情報をいちいち記入する不便さを解消することができる。
【0008】
しかし、ハッカーなどによって、保安が脆弱な電子商取引ウェブサイトの顧客DBがハッキングされる場合、すなわち、一回のハッキングで顧客の個人情報、すなわち住所、健康保険番号、及びクレジットカード番号などの重要情報が無防備な状態で露出され、顧客と電子商取引を行う中間商人に深刻な被害を発生させるおそれが絶えず内在している。したがって、販売者及び購買者の両方とも顧客の個人情報がサーバ上に格納されることには消極的であるという問題点が発生するようになる。
【0009】
このような問題点に起因して、電子商取引において顧客情報を保護するための様々な方式が開発されているが、最近、大きく台頭している問題のうちの1つは、販売者端末又は配送機関などにより顧客情報が要求され、これを伝達する場合、顧客の情報が流出する危険性が高くなっている点である。
【0010】
また、電子商取引においてモバイル端末による販売がますます増加している状況下で、データ伝送量を減少させるための努力も続いている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、インターネットを介して接続された顧客の端末から入力される顧客の詳細情報をハッカー又は悪性プログラムなどによって外部に容易に流出する事故を効果的に防止することにある。
本発明の他の目的は、顧客情報を一層効果的に活用すると共に、保安も可能にすることにある。
また、本発明は、例えば、モバイル端末による電子商取引などにおいてデータ伝送量を減少させることが重要になっているため、顧客の情報を固有番号を利用して伝達することによって、一層効果的なモバイル電子商取引が可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、本発明の第1態様に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムは、顧客固有番号を格納する顧客情報データベース(DB)と、前記固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する統合顧客情報DBと、外部端末が顧客の情報を要求する場合、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供するとともに、前記固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する管理サーバと、を含む。
【0013】
好ましくは、前記管理サーバは、実際顧客情報を画面出力又は印刷のみ可能に提供する。
【0014】
好ましくは、前記管理サーバは、前記統合顧客情報DBと通信が正常に接続されていない場合、前記実際顧客情報を別に備えられた臨時テーブルに臨時に格納した後、通信が正常に接続されれば、前記臨時テーブルに臨時に格納された実際顧客情報が前記統合顧客情報DBに格納されるように制御する。
【0015】
前記顧客情報DBは、顧客の住所、顧客の電話番号、及び顧客の健康保険番号によってそれぞれ異なる固有番号を具備し、前記統合顧客情報DBは、前記各固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する。
【0016】
本発明の第2態様は、顧客固有番号を格納する顧客情報DBと、前記固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する統合顧客情報DBと、外部端末が顧客の情報を要求する場合固有番号を提供すべきか実際顧客情報を提供すべきかを判断し固有番号を提供する場合は前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し実際顧客情報を提供する場合は前記固有番号に対応する実際顧客情報を提供する管理サーバと、を含むインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムを提供する。
【0017】
一方、実際顧客情報を提供する主体からの顧客情報要求であるか否かを判断し、そうである場合は、当該実際顧客情報を提供し、そうでない場合は、固有番号を提供することができる。また、実際顧客情報を提供する主体からの顧客情報要求であるか否かを判断し、そうである場合は、当該実際顧客情報の格納及び伝送が可能となるように具現することができる。
【0018】
また、固有番号とともに識別子情報を伝送すれば、前記識別子情報が条件を満たす場合、実際顧客情報を提供するように具現することができる。
【0019】
本発明の第3態様は、オンラインショッピングモールを運営する管理サーバとインターネットを介して接続される端末を含むオンラインショッピングモールで顧客間のオンライン取り引きを中継する電子商取引において、(a)入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成する段階と、(b)前記生成された顧客固有番号を別に備えられた顧客情報DBに格納し、これに対応する実際顧客情報を統合顧客情報DBに別に格納する段階と、(c)外部端末が顧客の情報を要求する場合、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、前記統合顧客情報DBに格納された固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する段階と、を含むインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法を提供する。
【0020】
本発明の第4態様は、オンラインショッピングモールを運営する管理サーバとインターネットを介して接続される端末を含むオンラインショッピングモールで顧客間のオンライン取り引きを中継する電子商取引において、(a)入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成する段階と、(b)前記生成された顧客固有番号を別に備えられた顧客情報DBに格納し、これに対応する実際顧客情報を統合顧客情報DBに別に格納する段階と、(c)外部端末が顧客の情報を要求する場合、固有番号を提供すべきか、実際顧客情報を提供すべきかを判断し、固有番号を提供する場合は、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、実際顧客情報を提供する場合は、前記固有番号に対応する実際顧客情報を提供するインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムを提供する。
【0021】
また、本発明の第5態様は、前述したインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法を実行するためのプログラムを記録した、コンピュータが読み込み可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0022】
以上説明したような本発明によれば、インターネットを介して接続された顧客の端末から入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する固有番号を生成し、前記生成された固有番号とこれに該当する実際顧客情報を互いに分離したデータベース(DB)にそれぞれ別々に格納して管理することによって、実際顧客情報がハッカー又は悪性プログラムなどによって外部に容易に流出する事故を効果的に防止することができるという利点がある。
【0023】
また、本発明によれば、ハッカーによってオンラインショッピングモールウェブサイトの顧客情報DBが侵入を受けても、顧客情報DBには、顧客固有番号のみ格納されているので、完全な実際顧客情報を得ることができず、ハッカーが実際顧客情報を悪用することができなくなり、実際顧客情報に対する安全性を効果的に保障できるという利点がある。
【0024】
また、本発明によれば、実際顧客情報を伝送するなどの活用が難しい場合、固有番号のみを提供し、実際顧客情報を強化された保安条件下で閲覧及び印刷など可能にすることによって、顧客情報を効果的に活用できるという利点がある。
【0025】
また、本発明によれば、実際顧客情報が露出されない状況で電子商取引が可能になることによって、顧客情報を活用した電子商取引がさらに活性化できるという効果がある。
【0026】
また、実際顧客情報を固有番号に代替し、電子商取引に必要な情報を伝達することによって、特にモバイル電子商取引などにおいてデータ伝送量を減少させることができるというという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムを説明するための全体的なブロック構成図である。
【図2a】各顧客固有番号に対応する健康保険番号、家電話、及び会社電話を顧客情報DB及び統合顧客情報DBに格納した事例を示す図である。
【図2b】各顧客固有番号に対応する健康保険番号、家電話、及び会社電話を顧客情報DB及び統合顧客情報DBに格納した事例を示す図である。
【図2c】各顧客固有番号に対応する健康保険番号、家電話、及び会社電話を顧客情報DB及び統合顧客情報DBに格納した事例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法を説明するための全体的な流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。しかし、下記に例示する本発明の実施例は、様々な他の形態に変更することができ、本発明の範囲を下記に詳細に示す実施例に限定するものではない。本発明の実施例は、当業界において通常の知識を有する者に本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。
【0029】
図1は、本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムを説明するための全体的なブロック構成図である。
【0030】
図1を参照すれば、本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システムは、少なくとも1つの販売者端末100、管理サーバ200、顧客情報DB300、統合顧客情報DB400、購買者端末500、及びサービス提供者端末600を備える。ここで、各構成要素は、インターネット10を介して管理サーバ200と接続されている。
【0031】
この際、インターネット10は、TCP/IPプロトコル及びその上位階層に存在する様々なサービス、すなわちHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、Telnet、FTP(File Transfer Protocol)、DNS(Domain Name System)、SMTP(Simple MailTransfer Protocol)、SNMP(Simple Network Management Protocol)、NFS(Network File Service)、NIS(Network Information Service)などを提供する全世界的な開放型コンピュータネットワーク構造を意味し、販売者端末100、購買者端末500、及びサービス提供者端末600は、後述する管理サーバ200に容易に接続されることが可能な環境を提供する。一方、インターネット10は、有線又は無線インターネットであってもよく、その他、有線空中網、無線移動通信網、又は携帯インターネットなどと統合されたコア網であってもよい。
【0032】
一方、販売者端末100、購買者端末500、及びサービス提供者端末600は、例えば、デスクトップパソコン、ノートパソコンなどのコンピュータであることが一般的であるが、これらに限定されるものではなく、インターネット10を介して管理サーバ200に接続し、双方向性電子商取引サービスを利用することができるすべての種類の有無線通信装置であってもよい。
【0033】
例えば、販売者端末100、購買者端末500、及びサービス提供者端末600は、無線インターネット又は携帯インターネットを介して通信するセルラーホーン、PCSホーン(Personal Communications Services phone)、同期式/非同期式IMT−2000(International Mobile Telecommunication-2000)など移動端末を含み、その他、ファームパソコン(Palm Personal Computer)、個人用携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、スマートホーン、WAPモードの携帯電話(WAP phone:Wireless application protocol phone)、モバイルゲーム機などオンラインショッピングモールを総括的に運営する管理サーバ200に接続するためのユーザインターフェースを有するすべての有無線家電/通信装置を包括的に意味することができる。
【0034】
このような販売者端末100、購買者端末500、及びサービス提供者端末600は、それぞれインターネット10を介して管理サーバ200に接続することができ、通信インターフェースによる有無線通信処理によって管理サーバ200の商品やその他のサービスなどの売買中継サービスを利用することができる。販売者端末100、購買者端末500、及びサービス提供者端末600は、管理サーバ200のサービス利用顧客として会員加入することができ、会員加入された顧客が登録する顧客情報などが顧客情報DB300に格納されることができる。
【0035】
一方、販売者端末100は、販売者側の立場で管理サーバ200のウェブサーバ(図示せず)に接続し、会員加入した後、ダウンロードされて設置される販売者管理プログラム(例えば、GマーケットGSMプログラムなど)(図示せず)を通じて販売しようとする商品を登録したり、販売者の住所情報などを始めとしたその他の様々な販売者情報を登録したりすることもできる。携帯電話で接続する場合は、WAPサーバに接続する。
購買者端末500は、購買者側の立場で管理サーバ200のウェブサーバ(図示せず)に接続し、会員加入した後、購買者が購買しようとする商品を検索し、選択して、注文及び決済などを行い、配送を依頼することができる。
【0036】
サービス提供者端末600は、販売者と購買者との間に商品の売買が行われるとき、追加的に必要な付加サービスなどを提供するための端末である。最も一般的なものとして、配送依頼情報を受信して配送が行われるようにすると共に、関連配送進行情報を管理サーバ200に送信するなどの配送関連サービスを提供するための端末であってもよく、その他、商品の売買が行われるとき、各種情報を認証、検証及び単純化などを行うために必要な端末であってもよい。中古自動車を販売する場合には、全国自動車行政ネットワークで車両の情報を確認するための機関の端末であってもよい。
【0037】
管理サーバ200は、オンラインショッピングモールを総括的に運営するサービス管理サーバであって、特にインターネット10を介して接続された販売者端末100及び購買者端末500から入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成し、前記生成された顧客固有番号が顧客情報DB300に格納されるように制御し、前記顧客固有番号に該当する実際顧客情報が統合顧客情報DB400に格納されるように制御する機能を有する。
【0038】
管理サーバ200は、インターネット10を介して接続された販売者端末100と購買者端末500から入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成し、前記生成された顧客固有番号が顧客情報DB300に格納されるように制御する第1サーバ210と、第1サーバ210と接続されるとともに、第1サーバ210から生成された顧客固有番号に対応する実際顧客情報が統合顧客情報DB400に格納されるように制御する第2サーバ220とで構成されることが好ましい。
【0039】
すなわち、第1サーバ210は、オンラインショッピングモールを総括的に運営するサービス管理サーバとして使用され、前記生成された顧客固有番号に該当する実際顧客情報を第2サーバ220に伝送すると共に、前記生成された顧客固有番号が顧客の住所DB300に格納されるように制御する機能を有する。また、第2サーバ220は、第1サーバ210から生成された顧客固有番号に該当する実際顧客情報が提供され、統合顧客情報DB400に格納されるように制御する機能を有する。
【0040】
一方、図示していないが、第1サーバ210の入力端と第1及び第2サーバ210及び220との間には、それぞれハッキング防止のためのファイヤーウォールなどを具備することが好ましい。
【0041】
また、管理サーバ200は、互いに異なる管理者モードで顧客情報DB300と統合顧客情報DB400にそれぞれ接続されるように制御することによって、ハッカーの侵入の際に、2回のハッキングを試みなければならないので、実際顧客情報がハッカー又は悪性プログラムなどによって外部に容易に流出する事故を効果的に防止することができる。
【0042】
また、管理サーバ200は、販売者端末100及び購買者端末500から入力された顧客のうち実際販売者及び購買者の情報が互いに一致する場合、例えば、顧客が販売者であり且つ購買者である場合、固有番号を生成し、生成された固有番号が顧客情報DB300に格納されるように制御し、固有番号に対応する実際顧客情報が統合顧客情報DB400に格納されるように制御する。これによって、データベースDB、すなわち、顧客情報DB300及び統合顧客情報DB400に格納される膨大な顧客の情報データの量を大幅に低減することができ、データベースDBの運営及び管理を効率的に行うことができると共に、低費用でデータベースDBを構築することができる。
【0043】
また、管理サーバ200は、販売者端末100、購買者端末500及びサービス提供者端末600から統合顧客情報DB400に格納された顧客の情報が要求される場合、まず、顧客情報DB300に格納された固有番号を提供し、固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する。
【0044】
前記保安管理条件下では、顧客情報DB300を利用して前記要求された顧客に該当する固有番号を検索した後、統合顧客情報DB400を利用して前記検索された固有番号に該当する実際顧客情報を抽出し、当該販売者端末100、購買者端末500及びサービス提供者端末600に伝送されるように制御する。
【0045】
特にモバイル電子商取引などにおいて、実際顧客情報を特定の固有番号に代替し、電子商取引に必要な情報を伝達することによって、データ伝送量を画期的に減少させることができる。
【0046】
また、このような方式によれば、販売者端末100、購買者端末500及びサービス提供者端末600などが顧客の情報を要求する場合、固有番号のみを提供する場合と実際顧客情報を提供する場合とを区分することによって、保安の段階を向上させることができる。
【0047】
一般的な電子商取引の例として、購買者端末500同士がプレゼントを取り交わす場合を見れば、「A」という購買者は、「B」という実際購買者の顧客情報を知らない状況でも、「B」顧客の固有番号のみ獲得し、これを伝送することによって、プレゼントを配送することができる。
【0048】
もし、「B」顧客の実際住所情報を知らないとしても、「A」顧客は、「B」顧客の住所情報を固有番号の形態で配送依頼することができ、配送機関も固有番号の形態でこれが伝達される。このような方式は、特にモバイルを利用したプレゼント提供などにおいて非常に有用に使用できる。このために、管理サーバ200と事前に協議された有無線端末などにのみ前述したサービスを提供することも可能である。
【0049】
但し、配送機関で実際配送地住所が必要な場合のみに、これを印刷又は画面出力などを通じて確認できるようにシステムを具現することができる。このために、管理サーバ200は、別途の認証を通じて実際顧客情報を保安管理条件下にすることもでき、実際顧客情報が必要ないくつかの端末を限定的に選定し、これを通じて実際顧客情報が露出されることができるように保安管理条件を設定することも可能である。
【0050】
このような方式によれば、実際顧客情報は、安全に管理され、且つ、実際顧客情報を活用した電子商取引が可能になるので、顧客の情報保安問題に起因して電子商取引が縮小されるという問題を解決することができる。
【0051】
また、販売者の場合、購買者の情報を獲得し、独自のデータベースを構築し、このようなデータベースの構築によって直取引をする現象まで発生している。これは、販売者が配送を依頼する場合が多く、購買者情報を獲得することができ、このような情報を独自に構築することができるので発生する現象である。本発明の実施例によれば、販売者には必ず必要な情報以外に固有番号が付与されるので、実際顧客情報を販売者に伝達することによって発生する問題点を低減することができる。もし、販売者端末に実際顧客情報を伝達しなければならない場合、格納及び伝送などが許諾されない状態で実際住所を提供する方式も可能である。
【0052】
また、管理サーバ200は、統合顧客情報DB400と通信が正常に接続されていない場合、すなわち、第1サーバ210と第2サーバ220との間の接続が切られたとき、実際顧客情報を別に備えられた臨時テーブルに臨時に格納した後、第1サーバ210と第2サーバ220との間に通信が正常に接続されれば、前記臨時テーブルに臨時に格納された実際顧客情報が統合顧客情報DB400に格納されるように制御することができる。
【0053】
一方、管理サーバ200は、外部端末、例えば、販売者端末100、購買者端末500又はサービス提供者端末600などが顧客の情報を要求する場合、顧客情報DB300に格納された固有番号を提供し、統合顧客情報DB400に格納されている、固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する。
【0054】
前記保安管理条件は、様々な方式で適用されることができる。
まず、サービス提供者端末600が当該顧客の情報を要求する場合、管理サーバ200は、顧客情報DB300に格納された固有番号を提供する。サービス提供者端末600が配送サーバである場合は、配送サーバには、実際顧客情報が伝達されず、固有番号のみが提供される。
【0055】
すなわち、顧客の住所情報が必要な場合、実際顧客の住所情報は、制限された保安条件下だけで提供される。例えば、配送を行うための情報処理において顧客の情報は、固有番号のみを利用して伝達され、実際顧客情報が必ず必要な場合は、実際顧客情報の伝送又は格納などは不可能であり、印刷や画面出力などのみ可能な保安条件下で提供されるようにすることができる。
【0056】
さらに詳しく説明すれば、販売者端末100が購買者との契約成功によって購買者が希望する配送地に商品配送を指示しようとする場合、販売者端末100は、契約関連識別番号及び送り状番号などの識別子とともに購買者が希望する配送地の固有番号を配送サーバに伝達するように具現することができる。したがって、販売者端末は、購買者の実際情報を有さないようになる。一方、配送サーバは、実際顧客情報を利用する場合のみに、配送を進行することができるので、当該固有番号に対応する実際顧客情報を管理サーバ200に要求するようになる。この時、配送サーバは、契約関連識別番号及び送り状番号などの識別子とともに固有番号を管理サーバ200に伝達するようになる。したがって、この情報を受領した管理サーバ200は、契約関連識別番号などを利用して契約に成功した事実を確認した後、当該配送サーバに実際顧客情報を伝達する。この場合にも、配送サーバは、実際顧客情報を閲覧及び印刷のみ可能にし、格納又は伝送は不可能になるように保安を強化することができる。このような方式によれば、管理サーバ200は、外部端末が顧客情報を要求する場合、固有番号のみを回答し、途中に外部端末が実際顧客情報を提供してもよい場合にのみ、実際顧客情報を提供する。実際顧客情報を提供する場合にも、格納及び伝送が可能な場合は、当該情報を提供した主体(購買者、販売者など)によって要求される場合のみに限定するように具現することができる。その他の場合には、閲覧及び印刷のみ可能になるように具現する。
【0057】
実際大量の顧客情報が露出されるインターネットハッキング問題が多く発生しているが、本発明の方式によれば、実際顧客情報は、格納及び伝送などが不可能になるので、情報保安を向上させることができる。
【0058】
一方、管理サーバ200は、固有番号に対応する実際顧客情報を要求する場合、管理サーバ200は、要求する端末に対する認証を強化することが好ましい。すなわち、外部端末が顧客の情報を要求する場合、顧客の情報を固有番号で提供し、この情報は、外部端末で格納と伝送を容易に行うことができるようにする。但し、管理サーバ200は、外部端末が実際顧客情報を要求する場合、これに対する保安を強化し、例えば、画面出力などのみ可能な形態で実際顧客情報を提供する。
【0059】
また、固有番号は、一定の時間間隔で変更することが好ましい。もし、実際顧客情報が固有番号と対応して一定期間持続すれば、この固有番号が新しい形態の顧客識別子の役目を行う場合が発生し得る。
【0060】
また、保安管理条件は、顧客の情報が入力された端末には、実際顧客情報を格納及び伝送などが可能な保安段階で提供し、その他の端末が顧客の情報を要求する場合は、格納及び伝送が制限される保安段階で提供することも可能である。
【0061】
一方、本発明の一実施例では、管理サーバ200を第1サーバ210及び第2サーバ220にそれぞれ分離して具現したが、これに限定されず、第1及び第2サーバ210及び220が1つに統合された管理サーバ200で具現されてもよい。
【0062】
この時、1つに統合された管理サーバ200は、インターネット10を介して接続された端末100、500、600から入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成し、前記生成された顧客固有番号とこれに該当する実際顧客情報を顧客情報DB300及び統合顧客情報DB400にそれぞれ格納されるように制御する機能を有する。
【0063】
一方、図示していないが、ウェブサーバは、管理サーバ200内に含まれるか又は別に備えられていて、インターネット10を介して販売者端末100、購買者端末500、サービス提供者端末600及び管理サーバ200を互いに接続させ、特定のウェブページを通じてオンラインショッピングモールを運営する管理サーバ200の多様なウェブサービスを提供する機能を有することができる。
【0064】
さらに、統合顧客情報DB400と連動して、統合顧客情報DB400に格納された固有番号別実際顧客情報を同期化し、バックアップ格納するバックアップ統合顧客情報DB(図示せず)をさらに含むことができ、このような状況で、管理サーバ200は、統合顧客情報DB400が正常に作動しない場合、前記バックアップ統合顧客情報DBに接続されるように制御することができる。
【0065】
また、顧客情報DB300は、管理サーバ200から生成された顧客固有番号のみを格納する機能を有し、統合顧客情報DB400は、管理サーバ200から生成された顧客固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する機能を有する。
【0066】
次に、図2a及び図2bを参照して顧客情報DB300及び統合顧客情報DB400に格納される顧客の情報と格納形態などについて詳しく説明する。
【0067】
統合顧客情報DB400に格納された実際顧客情報は、例えば、顧客番号、健康保険番号、家電話、会社電話、携帯電話、会社住所、家住所、カード番号、パスワード、配送地住所1、配送地住所2及び配送地電話などを含むことができ、顧客番号に対応する固有番号を格納することも可能であり、顧客番号の代わりに固有番号を格納することも可能である。また、これらに限定されず、特に制限されない多様な顧客の詳細情報が含まれることができることは当然である。
【0068】
図2a乃至図2cは、各顧客固有番号に対応する健康保険番号、家電話及び会社電話を顧客情報DB300及び統合顧客情報DB400に格納した一例を示す図である。
【0069】
図2aを参照すれば、顧客番号に対応する1つの固有番号を確保している場合を示している。顧客番号を固有番号として使用する場合もあり得るが、固有番号は一定の時間間隔で変更されることが好ましいので、顧客番号は固有番号とは異なるようにして使用することが好ましい。顧客番号は、当該ユーザを特定することができれば、特にその方式に限定されず、ID又はIDと別途の文字コードであってもよい。
【0070】
図2bを参照すれば、顧客情報DB300は、顧客の住所、顧客の電話番号及び顧客の健康保険番号などによってそれぞれ異なる固有番号を具備する。すなわち、「ホンギルドン」という人の固有番号をa123456など7桁に設定し、健康保険番号の固有番号には、「00」を追加して付け、家電話の固有番号は、「01」を追加して付け、会社電話の固有番号は、「02」、携帯電話の固有番号は、「03」などを付けていく方式で固有番号を生成することができる。このように接尾辞を付ける方式では、図2bのように、接尾辞を付けてDBを形成することもでき、DBには、固有番号のみ格納しておいて、プログラム的に接尾辞を分離し、当該接尾辞に対応する情報が健康保険番号であるか、家電話であるかなどによって識別するように具現することもできる。前者の場合は、データベースの量が多いという短所がある。
【0071】
このような方式によれば、外部端末が要求する顧客の情報を区別して提供することによって、不要な顧客の情報を提供しないようにすることができる。例えば、配送サーバで当該顧客の実際配送地住所情報を要求する場合、顧客の他の情報は提供する必要がなくなるので、保安が強化されるという効果がある。
【0072】
以下、本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法について詳細に説明する。
【0073】
図3は、本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法を説明するための全体的な流れ図であって、特別の説明がない限り、管理サーバ200が主体になって行うことを明らかにする。
【0074】
図1乃至図3を参照すれば、まず、販売者端末100、購買者端末500などを介してインターネット10に接続された管理サーバ200に接続した後、当該顧客(販売者又は購買者)は、様々な状況、例えば、会員加入/修正、配送、注文、及び文字サービスなどによって自分の実際顧客情報を入力する(S100)。前記実際顧客情報は、例えば、健康保険番号、家電話、会社電話、携帯電話、会社住所、家住所、カード番号、パスワード、配送地住所1、配送地住所2、及び配送地電話などであってもよいことは前述した通りである。
【0075】
次に、管理サーバ200は、入力された実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成した後(S200)、前記段階S200で生成された顧客固有番号を顧客情報DB300に格納し(S300)、前記顧客固有番号に該当する実際顧客情報を統合顧客情報DB400に格納する(S400)。
【0076】
一方、販売者端末500又はサービス提供者端末600などから顧客の情報が要求される場合、顧客情報DB300に格納された固有番号を提供し、固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する(S500)。
【0077】
前記保安管理条件は、認証を強化するか、又は、制限された端末だけで実際顧客情報にアクセスする方法などがある。一方、実際顧客情報を提供する場合は、顧客情報DB300を利用して前記要求された顧客に該当する固有番号を検索した後、統合顧客情報DB400を利用して前記検索された固有番号に該当する実際顧客情報を抽出し、当該端末に伝送されるように制御する。
【0078】
このために、管理サーバ200は、顧客情報DB300に格納された固有番号を提供すべきか、統合顧客情報DB400に格納された実際顧客情報を提供すべきかを判断する機能を具備しなければならないことは勿論である。判断する方式は、例えば、固有番号とともに識別子(配送の場合は送り状番号、契約関連番号など)を確認した後、実際顧客情報を提供するようにすることができる。追加的に、実際顧客情報を提供する主体による要求である場合は、実際顧客情報を回答することができ、この場合は、当該情報の格納及び伝送がすべて可能となり、実際顧客情報を提供する主体による要求ではない場合は、制限された機能(閲覧及び印刷)だけで実際顧客情報を提供することもできる。
【0079】
統合顧客情報DB400に格納された実際顧客情報が要求される場合、管理サーバ200は、統合顧客情報DB400を利用して要求された顧客に該当する固有番号を検索した後、統合顧客情報DB400を利用して検索された固有番号に該当する実際顧客情報を抽出し、当該販売者端末100又は購買者端末500に伝送することもできる。統合顧客情報DB400を利用して検索された固有番号に該当する実際顧客情報を抽出する方式は、顧客番号又は固有番号を統合顧客情報DB400に格納しておいて、これを利用して当該実際顧客情報を識別するように具現することが可能である。
【0080】
また、管理サーバ200は、販売者端末100及び購買者端末500から入力された顧客のうち販売者及び購買者の実際顧客情報が一致する場合、1つの固有番号を生成した後、前記生成された1つの固有番号を顧客情報DB300に格納すると共に、前記1つの固有住所番号に該当する実際顧客情報を統合顧客情報DB400に格納することもできる。
【0081】
また、管理サーバ200は、統合顧客情報DB400が正常に作動しない場合、統合顧客情報DB400と連動して、統合顧客情報DB400に格納された固有番号別実際顧客情報を同期化し、バックアップ格納するバックアップ統合顧客情報DB(図示せず)に接続することもできる。
【0082】
一方、本発明の一実施例に係るインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータが読み取り可能なコードとして実装可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存される任意の記録装置を含む。
【0083】
例えば、コンピュータが読み取り可能な記録媒体として、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、移動式保存装置、非揮発性メモリ(フラッシュメモリなど)、光データ保存装置などが挙げられ、また、搬送波(例えば、インターネットを用いた伝送)の形態で具現されるものも含まれる。
【0084】
また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータ通信網で接続されたコンピュータシステムに分散され、その方法は分散方式で読み出すことができるコードで保存され実行されることができる。
【0085】
前述した本発明によるインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム及びその方法の好ましい実施例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲と発明の詳細な説明及び添付の図面の範囲内で様々に変更して実施することが可能であり、これも本発明に属する。
【符号の説明】
【0086】
10 インターネット
100 販売者端末
200 管理サーバ
300 顧客情報DB
400 統合顧客情報DB
500 購買者端末
600 サービス提供者端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客固有番号を格納する顧客情報データベース(DB)と、
前記固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する統合顧客情報DBと、
外部端末が顧客の情報を要求する場合、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供するとともに、前記固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する管理サーバと、を含むインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項2】
顧客固有番号を格納する顧客情報DBと、
前記固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納する統合顧客情報DBと、
外部端末が顧客の情報を要求する場合、固有番号を提供すべきか、実際顧客情報を提供すべきかを判断し、固有番号を提供する場合は、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、実際顧客情報を提供する場合は、前記固有番号に対応する実際顧客情報を提供する管理サーバと、を含むインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項3】
実際顧客情報を提供する主体からの顧客情報要求であるか否かを判断し、そうである場合は、当該実際顧客情報を提供し、そうでない場合は、固有番号を提供することを特徴とする請求項2に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項4】
実際顧客情報を提供する主体からの顧客情報要求であるか否かを判断し、そうである場合は、当該実際顧客情報の格納及び伝送が可能となることを特徴とする請求項2に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項5】
前記判断で、前記外部端末が固有番号とともに識別子情報を伝送すれば、前記識別子情報が条件を満たす場合、実際顧客情報を提供することを特徴とする請求項2に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項6】
インターネットを介して接続された端末から入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成し、前記生成された顧客固有番号が前記顧客情報DBに格納されるように制御する第1サーバと、
前記第1サーバから生成された顧客固有番号に該当する実際顧客情報が提供され、前記統合顧客情報DBに格納されるように制御する第2サーバとで構成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項7】
前記管理サーバは、
互いに異なる管理者モードで前記顧客情報DB及び前記統合顧客情報DBにそれぞれ接続されるように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項8】
前記管理サーバは、実際顧客情報を画面出力又は印刷のみ可能に提供することを特徴とする請求項1に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項9】
前記管理サーバは、
前記統合顧客情報DBと通信が正常に接続されていない場合、前記実際顧客情報を別に備えられた臨時テーブルに臨時に格納した後、通信が正常に接続されれば、前記臨時テーブルに臨時に格納された実際顧客情報が前記統合顧客情報DBに格納されるように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項10】
前記統合顧客情報DBと連動して、前記統合顧客情報DBに格納された固有番号別実際顧客情報を同期化し、バックアップ格納するバックアップ統合顧客情報DBをさらに含み、
前記管理サーバは、前記統合顧客情報DBが正常に作動しない場合、前記バックアップ統合顧客情報DBに接続されるように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項11】
前記固有番号は、一定の時間間隔で変更されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項12】
前記顧客情報DBは、顧客の住所、顧客の電話番号及び顧客の健康保険番号によってそれぞれ異なる固有番号を具備し、
前記統合顧客情報DBは、前記各固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項13】
オンラインショッピングモールを運営する管理サーバとインターネットを介して接続される端末を含むオンラインショッピングモールで顧客間のオンライン取り引きを中継する電子商取引において、
(a)入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成する段階と、
(b)前記生成された顧客固有番号を別に備えられた顧客情報DBに格納し、これに対応する実際顧客情報を統合顧客情報DBに別に格納する段階と、
(c)外部端末が顧客の情報を要求する場合、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、前記統合顧客情報DBに格納された固有番号に対応する実際顧客情報を保安管理条件下で提供する段階と、を含むインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法。
【請求項14】
オンラインショッピングモールを運営する管理サーバとインターネットを介して接続される端末を含むオンラインショッピングモールで顧客間のオンライン取り引きを中継する電子商取引において、
(a)入力される実際顧客情報が提供され、これに対応する顧客固有番号を生成する段階と、
(b)前記生成された顧客固有番号を別に備えられた顧客情報DBに格納し、これに対応する実際顧客情報を統合顧客情報DBに別に格納する段階と、
(c)外部端末が顧客の情報を要求する場合、固有番号を提供すべきか、実際顧客情報を提供すべきかを判断し、固有番号を提供する場合は、前記顧客情報DBに格納された固有番号を提供し、実際顧客情報を提供する場合は、前記固有番号に対応する実際顧客情報を提供するインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用システム。
【請求項15】
前記顧客情報DBは、顧客の住所、顧客の電話番号及び顧客の健康保険番号によってそれぞれ異なる固有番号を具備し、
前記統合顧客情報DBは、前記各固有番号に対応する実際顧客情報を統合的に格納することを特徴とする請求項13又は14に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法。
【請求項16】
前記管理サーバを介して前記端末から入力された顧客のうち販売者及び購買者の実際顧客情報が一致する場合、1つの固有番号を生成した後、前記生成された1つの固有番号を前記顧客情報DBに格納すると共に、前記1つの固有番号に対応する実際顧客情報を前記統合顧客情報DBに格納する段階をさらに含むことを特徴とする請求項13又は14に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法。
【請求項17】
前記管理サーバを介して実際顧客情報を画面出力又は印刷のみ可能に提供する段階をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法。
【請求項18】
前記段階(c)で、
前記統合顧客情報DBと通信が正常に接続されていない場合、前記管理サーバは、実際顧客情報を別に備えられた臨時テーブルに臨時に格納した後、通信が正常に接続されれば、前記臨時テーブルに臨時に格納された実際顧客情報を前記統合顧客情報DBに格納する段階をさらに含むことを特徴とする請求項13又は14に記載のインターネットを利用した電子商取引における顧客情報活用方法。
【請求項19】
コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、請求項13乃至18のいずれかに記載の方法を実行するためのプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−92477(P2010−92477A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−229930(P2009−229930)
【出願日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【出願人】(509019853)イーベイ ジーマーケット シーオー.エルティーディー. (6)
【Fターム(参考)】