説明

ウイルスベクターを使用する制御された遺伝子発現に関する組成物および方法

本発明の核酸構築物は、第1の核酸配列、第2の核酸配列、および第3の核酸配列を含むベクターを含み、該第1の核酸配列は第1の転写制御エレメントに作動可能に連結された目的の配列を含み、該第2の核酸配列は第2の転写制御エレメントに作動可能に連結され、かつ該第1の核酸配列の発現を制御するポリペプチドをコードし、該第3の核酸配列は該第1の転写制御エレメントに作動可能に連結された調節因子標的配列を含み、そして該第1および第2の転写制御エレメントは反対の方向に向いている。この構築物を用いて、本発明は、宿主の効率的なトランスフェクションを提供し、ならびに目的の移入された配列を有する宿主への修飾因子(例えば、テトラサイクリンなどの抗生物質)の単純な投与によって、目的の移入された配列の発現のタイミングおよびレベルの精巧な制御を提供することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の核酸配列、第2の核酸配列、および第3の核酸配列を含むベクターを含む単一の核酸構築物であって、該第1の核酸配列は第1の転写制御エレメントに作動可能に連結された目的の配列を含み、該第2の核酸配列は第2の転写制御エレメントに作動可能に連結され、かつ該第1の核酸配列の発現を制御するポリペプチドをコードし、該第3の核酸配列は該第1の転写制御エレメントに作動可能に連結された調節因子標的配列を含み、そして該第1および第2の転写制御エレメントは反対の方向に向いている、核酸構築物。
【請求項2】
前記ベクターがウイルスベクターである、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項3】
前記ウイルスベクターが自己不活化している、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項4】
前記第1または第2の転写制御エレメントが他の転写制御エレメントの活性に影響を与える、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項5】
前記第1または第2の転写制御エレメントが並列している、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項6】
リンカー配列が前記第1の転写制御エレメントと第2の転写制御エレメントとの間に位置している、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項7】
前記リンカー配列が染色体インシュレーターである、請求項6に記載の核酸構築物。
【請求項8】
請求項1に記載の核酸構築物を含む細胞株。
【請求項9】
前記調節因子標的配列が少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項10】
前記調節因子標的配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項11】
前記調節因子標的配列が2つのtetオペレーター配列に隣接したTATAボックスを含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項12】
前記調節因子標的配列が配列番号6の配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項13】
前記第1の核酸配列の発現がCreの存在に依存する、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項14】
前記調節因子標的配列がTATA配列に隣接した選択マーカーを含み、該TATA配列が少なくとも1つのtetオペレーター配列に作動可能に連結され、該選択マーカーはlox P部位に隣接し、そして該調節因子配列が前記第1の転写制御エレメントと前記第1の核酸配列の間に位置する、請求項13に記載の核酸構築物。
【請求項15】
前記目的の配列が目的のタンパク質をコードする、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項16】
前記コードされるタンパク質がDNAポリメラーゼIIIの転写因子である、請求項15に記載の核酸構築物。
【請求項17】
前記目的の配列が、マイクロRNA、shRNA、siRNA、またはmRNAの配列である、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項18】
前記第2の核酸配列がテトラサイクリンリプレッサーをコードする核酸配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項19】
前記第2の核酸配列が、核局在化シグナルをコードする核酸配列をさらに含む、請求項18に記載の核酸構築物。
【請求項20】
前記コードされている核局在化シグナルがSV40核局在化シグナルである、請求項19に記載の核酸構築物。
【請求項21】
前記第2の核酸配列が配列番号1の配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項22】
前記第2の核酸配列がVP16をさらに含む、請求項18に記載の核酸構築物。
【請求項23】
前記第2の核酸配列が配列番号2の配列を含む、請求項22に記載の核酸構築物。
【請求項24】
前記第2の核酸配列がテトラサイクリンアクチベーターをコードする核酸配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項25】
前記第2の核酸配列が核局在化シグナルをコードする核酸配列をさらに含む、請求項24に記載の核酸構築物。
【請求項26】
前記コードされる核局在化シグナルがSV40核局在化シグナルである、請求項25に記載の核酸構築物。
【請求項27】
前記第2の核酸配列が配列番号2の配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項28】
前記第2の核酸配列がVP16をさらに含む、請求項24に記載の核酸構築物。
【請求項29】
前記第2の核酸配列が配列番号3の配列を含む、請求項28に記載の核酸構築物。
【請求項30】
第3の転写制御エレメントに作動可能に連結された第4の核酸配列をさらに含み、該第4の核酸配列は第2の目的の配列を含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項31】
前記第3の転写制御エレメントがプロモーターである、請求項30に記載の核酸構築物。
【請求項32】
前記第2の目的の配列が目的のタンパク質をコードする、請求項31に記載の核酸構築物。
【請求項33】
前記第2の目的の配列が、マイクロRNA、shRNA、siRNA、またはmRNAである、請求項31に記載の核酸構築物。
【請求項34】
前記第3の転写制御エレメントが、マウスHi、ヒトH1、またはU6プロモーターからなる群より選択される、請求項33に記載の核酸構築物。
【請求項35】
選択マーカーをコードする配列を含む第4の核酸配列をさらに含む、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項36】
前記選択マーカーがGFPまたはRFPからなる群より選択される、請求項35に記載の核酸構築物。
【請求項37】
内部リボソーム侵入部位をさらに含む、請求項35に記載の核酸構築物。
【請求項38】
前記第1の核酸配列の発現が調節可能である、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項39】
前記転写制御エレメントがプロモーターまたはエンハンサーからなる群より選択される、請求項1に記載の核酸構築物。
【請求項40】
前記プロモーターが、mH1プロモーター、hH1プロモーター、CAGプロモーター、CMVプロモーター、CMVベースのプロモーター、ニワトリβ−アクチンプロモーター、ユビキチンCプロモーター、またはEF−1αプロモーターからなる群より選択される、請求項39に記載の核酸構築物。
【請求項41】
前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項40に記載の核酸構築物。
【請求項42】
前記調節因子標的配列に作動可能に連結された、GAL−4をコードする核酸配列をさらに含む、請求項16に記載の核酸構築物。
【請求項43】
少なくとも2つのtetO配列を含む、請求項42に記載の核酸構築物。
【請求項44】
前記調節因子標的配列が少なくとも1つのtet調節因子標的配列を含む、請求項42に記載の核酸構築物。
【請求項45】
前記調節因子標的配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項42に記載の核酸構築物。
【請求項46】
前記調節因子標的配列が、2つのtetオペレーター配列に隣接するTATAボックスを含む、請求項42に記載の核酸構築物。
【請求項47】
前記調節因子標的配列が配列番号6の配列を含む、請求項42に記載の核酸構築物。
【請求項48】
第2の調節因子配列および第2の目的の配列に作動可能に連結されたGAL−4をコードする核酸配列をさらに含み、該第2の目的の配列は第3の転写制御エレメントに作動可能に連結され、該第2の目的の配列は、マイクロRNA、shRNA、およびsiRNAからなる群より選択され、そして該第2の調節因子配列は、該GAL−4をコードする核酸配列と、該第2の目的の配列との間に配置されている、請求項42に記載の核酸構築物。
【請求項49】
前記第2の調節因子標的配列が少なくとも1つの調節因子標的配列を含む、請求項48に記載の核酸構築物。
【請求項50】
前記第2の調節因子標的配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項48に記載の核酸構築物。
【請求項51】
前記第2の調節因子標的配列が、2つのtetオペレーター配列に隣接するTATAボックスを含む、請求項48に記載の核酸構築物。
【請求項52】
前記第2の調節因子標的配列が配列番号6の配列を含む、請求項48に記載の核酸構築物。
【請求項53】
前記第3の転写制御エレメントがプロモーターまたはエンハンサーからなる群より選択される、請求項48に記載の核酸構築物。
【請求項54】
前記プロモーターが、mH1プロモーター、hH1プロモーター、ユビキチンCプロモーター、またはEF−1αプロモーターからなる群より選択される、請求項53に記載の核酸構築物。
【請求項55】
第1の核酸配列、第2の核酸配列、および第3の核酸配列を含むベクターを含む単一の核酸構築物であって、該第1の核酸配列、該第2の核酸配列、および該第3の核酸配列は、単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されており、該第1の核酸配列は目的の配列を含み、該第2の核酸配列は該第1の核酸配列の発現を制御可能であるポリペプチドをコードし、該第3の核酸配列は第1の転写制御エレメントに作動可能に連結された調節因子標的配列を含み、そして該第1の転写制御エレメントは該第1の核酸配列および第2の核酸配列の発現を駆動可能である、核酸構築物。
【請求項56】
前記ベクターがウイルスベクターである、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項57】
前記ウイルスベクターが自己不活化している、請求項56に記載の核酸構築物。
【請求項58】
請求項55に記載の核酸構築物を含む細胞株。
【請求項59】
前記調節因子標的配列が少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項60】
前記調節因子標的配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項61】
前記調節因子標的配列が2つのtetオペレーター配列に隣接したTATAボックスを含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項62】
前記調節因子標的配列が配列番号6の配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項63】
前記第1の核酸配列の発現がCreの存在に依存する、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項64】
調節因子配列がTATA配列に隣接した選択マーカーを含み、該TATA配列が少なくとも1つのtetオペレーター配列に連結され、該選択マーカーはlox P部位にもまた隣接し、そして該調節因子配列が前記第1の転写制御エレメントと前記第1の核酸配列との間に位置する、請求項63に記載の核酸構築物。
【請求項65】
前記目的の配列が目的のタンパク質をコードする、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項66】
前記目的のタンパク質がDNAポリメラーゼIIIの転写因子である、請求項65に記載の核酸構築物。
【請求項67】
前記目的の配列が、マイクロRNA、shRNA、siRNA、またはmRNAである、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項68】
前記調節因子標的配列に作動可能に連結された、GAL−4をコードする核酸配列をさらに含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項69】
配列番号6の配列を含む、請求項68に記載の核酸構築物。
【請求項70】
前記調節因子標的配列が少なくとも1つのtet調節因子標的配列を含む、請求項68に記載の核酸構築物。
【請求項71】
前記調節因子標的配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項68に記載の核酸構築物。
【請求項72】
前記調節因子標的配列が、2つのtetオペレーター配列に隣接するTATAボックスを含む、請求項68に記載の核酸構築物。
【請求項73】
前記調節因子標的配列が配列番号6の配列を含む、請求項68に記載の核酸構築物。
【請求項74】
前記第2の調節因子標的配列および第2の目的の配列に作動可能に連結されたGAL−4をコードする核酸配列をさらに含み、該第2の目的の配列は第3の転写制御エレメントに作動可能に連結され、該第2の目的の配列は、マイクロRNA、shRNA、およびsiRNAからなる群より選択され、そして該第2の調節因子標的配列は、該GAL−4をコードする核酸配列と、該第2の目的の配列との間に配置されている、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項75】
前記第2の調節因子標的配列が少なくとも1つのtet調節因子標的配列を含む、請求項74に記載の核酸構築物。
【請求項76】
前記第2の調節因子標的配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項74に記載の核酸構築物。
【請求項77】
前記第2の調節因子標的配列が、2つのtetオペレーター配列に隣接するTATAボックスを含む、請求項74に記載の核酸構築物。
【請求項78】
前記第2の調節因子標的配列が配列番号6の配列を含む、請求項74に記載の核酸構築物。
【請求項79】
前記第3の転写制御エレメントがプロモーターまたはエンハンサーからなる群より選択される、請求項74に記載の核酸構築物。
【請求項80】
前記プロモーターが、mH1プロモーターまたは、hH1プロモーターからなる群より選択される、請求項79に記載の核酸構築物。
【請求項81】
前記第2の核酸配列がテトラサイクリンリプレッサーをコードする核酸配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項82】
前記第2の核酸配列が、核局在化シグナルをコードする核酸配列をさらに含む、請求項81に記載の核酸構築物。
【請求項83】
前記コードされる核局在化シグナルがSV40核局在化シグナルである、請求項82に記載の核酸構築物。
【請求項84】
前記第2の核酸配列が配列番号1の配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項85】
前記第2の核酸配列がVP16をさらに含む、請求項81に記載の核酸構築物。
【請求項86】
前記第2の核酸配列が配列番号2の配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項87】
前記第2の核酸配列がテトラサイクリンアクチベーターをコードする核酸配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項88】
前記第2の核酸配列が、核局在化シグナルをコードする核酸配列をさらに含む、請求項87に記載の核酸構築物。
【請求項89】
前記コードされる核局在化シグナル配列がSV40核局在化シグナルである、請求項88に記載の核酸構築物。
【請求項90】
前記第2の核酸配列が配列番号2の配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項91】
前記第2の核酸配列がVP16をさらに含む、請求項87に記載の核酸構築物。
【請求項92】
前記第2の核酸配列が配列番号3の配列を含む、請求項91に記載の核酸構築物。
【請求項93】
第3の転写制御エレメントに作動可能に連結された第4の核酸配列をさらに含み、該第4の核酸配列が第2の目的の配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項94】
前記第3の転写制御エレメントがプロモーターである、請求項93に記載の核酸構築物。
【請求項95】
前記第2の目的の配列が目的のタンパク質をコードする、請求項93に記載の核酸構築物。
【請求項96】
前記第3の転写制御エレメントがプロモーターである、請求項93に記載の核酸構築物。
【請求項97】
前記第2の目的の配列が、マイクロRNA、shRNA、siRNA、またはmRNAである、請求項93に記載の核酸構築物。
【請求項98】
前記第3の転写制御エレメントが、マウスHiプロモーター、ヒトH1プロモーター、U6もしくはユビキチンCプロモーター、またはEF−1αプロモーターからなる群より選択される、請求項97に記載の核酸構築物。
【請求項99】
第4の核酸配列をさらに含み、該第4の核酸配列は選択マーカーをコードする配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項100】
前記選択マーカーがGFPまたはRFPからなる群より選択される、請求項99の核酸構築物。
【請求項101】
内部リボソーム侵入部位をさらに含む、請求項99に記載の核酸構築物。
【請求項102】
前記第1の核酸配列の発現が調節可能である、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項103】
前記転写制御エレメントが、プロモーターまたはエンハンサーからなる群より選択される、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項104】
前記転写制御エレメントが、CMVプロモーターの3’部分を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項105】
前記転写制御エレメントが、CMVプロモーターの5’部分を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項106】
前記転写制御エレメントが、β−アクチンプロモーターの一部を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項107】
前記転写制御エレメントがCAGプロモーターを含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項108】
前記転写制御エレメントが、CAGプロモーターに作動可能に連結された3’CMVプロモーター配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項109】
前記転写制御エレメントが、配列番号12の配列を含む、請求項55に記載の核酸構築物。
【請求項110】
前記転写制御エレメントが、マウスHiプロモーター、ヒトH1プロモーター、U6ユビキチンCプロモーター、またはEF−1αプロモーターからなる群より選択される、請求項67に記載の核酸構築物。
【請求項111】
CAGプロモーターの5’末端に融合されたCMVプロモーターの3’末端を含む、二方向性転写制御エレメント。
【請求項112】
配列番号12に示される配列を含む、請求項111に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項113】
前記二方向性プロモーターが調節可能である、請求項111に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項114】
前記二方向性プロモーターが構成的である、請求項111に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項115】
EF−1αプロモーターの5’末端に融合されたCMVプロモーターの3’末端を含む二方向性転写制御エレメント。
【請求項116】
配列番号13に示される配列を含む、請求項115に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項117】
前記二方向性プロモーターが調節可能である、請求項115に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項118】
前記二方向性プロモーターが構成的である、請求項115に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項119】
目的の配列の調節を可能にするのに適切な条件下で、請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程を包含する、目的の配列の発現を選択的に調節する方法。
【請求項120】
組換えタンパク質の発現を可能にするのに適切な条件下で、請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程を含む組換えタンパク質を作製する方法であって、目的の配列は、該組換えタンパク質をコードする核酸配列である、方法。
【請求項121】
前記標的細胞が糖タンパク質上で均一なグリコシル化パターンを生成する、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記標的細胞が、対照細胞と比較してGnTI活性が減少している、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
前記目的の配列の調節を可能にするのに適切な条件下で、請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程によって前記標的細胞が産生される、請求項120に記載の方法。
【請求項124】
請求項1に記載の核酸構築物がインビトロで前記標的細胞に導入される、請求項120に記載の方法。
【請求項125】
免疫応答を誘発するために十分な量で、請求項120に記載の方法によって作製された組換えタンパク質を被験体に導入する工程を包含する、被験体における免疫応答を誘発する方法。
【請求項126】
請求項1に記載の核酸構築物がインビボで前記標的細胞に導入される、請求項120に記載の方法。
【請求項127】
目的の配列の調節を可能にするのに適切な条件下で、請求項55に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程を包含する、目的の配列の発現を選択的に調節する方法。
【請求項128】
組換えタンパク質の発現を可能にするのに適切な条件下で、請求項55に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程を包含する、組換えタンパク質を作製する方法であって、目的の配列は、該組換えタンパク質をコードする核酸配列である、方法。
【請求項129】
前記標的細胞が糖タンパク質上で均一なグリコシル化パターンを生成する、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記標的細胞が、対照細胞と比較してGnTI活性が減少している、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
請求項331に記載の方法を使用して前記標的細胞が産生される、請求項128に記載の方法。
【請求項132】
前記核酸構築物がインビトロで前記標的細胞に導入される、請求項128に記載の方法。
【請求項133】
免疫応答を誘発するために十分な量で、請求項128に記載の方法によって作製された組換えタンパク質を被験体に導入する工程を包含する、被験体における免疫応答を誘発する方法。
【請求項134】
前記核酸構築物がインビボで前記標的細胞に導入される、請求項128に記載の方法。
【請求項135】
トランスジェニック動物を作製する方法であって、
a)請求項1に記載の核酸構築物を接合体に導入する工程;
b)該接合体を分娩まで成長させる工程;
c)そのゲノムが該核酸構築物を含む動物を入手する工程;
d)F1子孫を得るために、該動物を非トランスジェニック動物と交配させる工程;および
e)そのゲノムが該核酸構築物を含む動物を選択する工程
を包含する、方法。
【請求項136】
請求項1に記載の核酸構築物を含む導入遺伝子を含むゲノムを有するトランスジェニック動物。
【請求項137】
トランスジェニック動物を作製する方法であって、
a)請求項55に記載の核酸構築物を接合体に導入する工程;
b)該接合体を分娩まで成長させる工程;
c)そのゲノムが該核酸構築物を含む動物を入手する工程;
d)F1子孫を得るために、該動物を非トランスジェニック動物と交配させる工程;および
e)そのゲノムが該核酸構築物を含む動物を選択する工程
を包含する、方法。
【請求項138】
請求項55に記載の核酸構築物を含む導入遺伝子を含むゲノムを有するトランスジェニック動物。
【請求項139】
Kiss−1を発現しているトランスジェニック動物。
【請求項140】
Kiss−1の発現が調節可能である、請求項139に記載のトランスジェニック動物。
【請求項141】
請求項135に記載の方法を使用して産生される、Kiss−1を発現するトランスジェニック動物。
【請求項142】
請求項137に記載の方法を使用して産生される、Kiss−1を発現するトランスジェニック動物。
【請求項143】
請求項1に記載の核酸構築物を含む、Kiss−1を発現するトランスジェニック動物。
【請求項144】
請求項55に記載の核酸構築物を含む、Kiss−1を発現するトランスジェニック動物。
【請求項145】
FOX P3を発現するトランスジェニック動物。
【請求項146】
FOX P3の発現が調節可能である、請求項145に記載のトランスジェニック動物。
【請求項147】
請求項135に記載の方法を使用して産生される、FOX P3を発現するトランスジェニック動物。
【請求項148】
請求項137に記載の方法を使用して産生される、FOX P3を発現するトランスジェニック動物。
【請求項149】
請求項1に記載の核酸構築物を含む、FOX P3を発現するトランスジェニック動物。
【請求項150】
請求項55に記載の核酸構築物を含む、FOX P3を発現するトランスジェニック動物。
【請求項151】
NFκβを発現するトランスジェニック動物。
【請求項152】
NFκβの発現が調節可能である、請求項151に記載のトランスジェニック動物。
【請求項153】
請求項135に記載の方法を使用して産生される、NFκβを発現するトランスジェニック動物。
【請求項154】
請求項137に記載の方法を使用して産生される、NFκβを発現するトランスジェニック動物。
【請求項155】
請求項1に記載の核酸構築物を含む、NFκβを発現するトランスジェニック動物。
【請求項156】
請求項55に記載の核酸構築物を含む、NFκβを発現するトランスジェニック動物。
【請求項157】
マイクロRNA223を発現するトランスジェニック動物。
【請求項158】
マイクロRNA223の発現が調節可能である、請求項157に記載のトランスジェニック動物。
【請求項159】
請求項135に記載の方法を使用して産生される、マイクロRNA223を発現するトランスジェニック動物。
【請求項160】
請求項137に記載の方法を使用して産生される、マイクロRNA223を発現するトランスジェニック動物。
【請求項161】
請求項1に記載の核酸構築物を含む、マイクロRNA223を発現するトランスジェニック動物。
【請求項162】
請求項55に記載の核酸構築物を含む、マイクロRNA223を発現するトランスジェニック動物。
【請求項163】
Creを発現するトランスジェニック動物。
【請求項164】
Creの発現が調節可能である、請求項163に記載のトランスジェニック動物。
【請求項165】
請求項447に記載の方法を使用して産生される、請求項163に記載のトランスジェニック動物。
【請求項166】
請求項448に記載の方法を使用して産生される、請求項163に記載のトランスジェニック動物。
【請求項167】
請求項1に記載の核酸構築物を含む、Creを発現するトランスジェニック動物。
【請求項168】
請求項55に記載の核酸構築物を含む、Creを発現するトランスジェニック動物。
【請求項169】
請求項1に記載の核酸構築物を含むワクチン。
【請求項170】
請求項55に記載の核酸構築物を含むワクチン。
【請求項171】
請求項169に記載の組成物を被験体に投与する工程を包含する、被験体における免疫応答を産生する方法。
【請求項172】
請求項170に記載の組成物を被験体に投与する工程を包含する、被験体における免疫応答を産生する方法。
【請求項173】
被験体における免疫応答を産生する方法であって、該免疫応答がHIVに対する免疫応答であり、該方法は請求項169に記載の組成物を該被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項174】
被験体における免疫応答を産生する方法であって、該免疫応答がHIVに対する免疫応答であり、該方法は請求項170に記載の組成物を該被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項175】
組換えタンパク質を作製する方法であって、
a.少なくとも1つのVP16配列に作動可能に連結された調節配列に作動可能に連結されているプロモーターを含む第1の核酸構築物を標的細胞に導入する工程;
b.該第1の核酸配列の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;
c.工程(b)の細胞に、目的の配列に作動可能に連結された調節因子標的配列を含む第2の核酸構築物を導入する工程であって、
該目的の配列は組換えタンパク質をコードする核酸配列である、工程;および
d.組換えタンパク質の発現を可能にする条件下で、工程(c)の細胞を維持する工程
を包含する、方法。
【請求項176】
前記第1の核酸構築物が配列番号44の配列を含む、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
前記第2の核酸構築物が、調節因子標的配列に作動可能に連結された転写制御エレメントに作動可能に連結されている目的の配列を含む、請求項175に記載の方法。
【請求項178】
前記目的の配列が、選択マーカーに作動可能に連結されたIRES配列に作動可能に連結されている、請求項175に記載の方法。
【請求項179】
前記目的の配列が、選択マーカーに作動可能に連結されたIRES様配列に作動可能に連結されている、請求項175に記載の方法。
【請求項180】
組換えタンパク質を作製する方法であって、
a.少なくとも1つのVP16配列に作動可能に連結された調節因子配列に作動可能に連結されているプロモーターを含む第1の核酸構築物を標的細胞に導入する工程;
b.目的の配列に作動可能に連結されている調節因子標的配列を含む第2の核酸構築物を、工程(a)の同じ標的細胞に導入する工程であって、該目的の配列は組換えタンパク質をコード可能な核酸配列である、工程;ならびに
c.該標的細胞のゲノムへの該第1の核酸配列および第2の核酸配列の組み込みを可能にする条件下に該標的細胞を維持する工程;ならびに
d.該組換えタンパク質の発現を可能にする条件下に工程(c)の細胞を維持する工程
を包含する、方法。
【請求項181】
前記第1の核酸構築物が配列番号44の配列を含む、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
前記第2の核酸構築物が、調節因子標的配列に作動可能に連結された転写制御エレメントに作動可能に連結されている目的の配列を含む、請求項180に記載の方法。
【請求項183】
前記目的の配列が、選択マーカーに作動可能に連結されたIRES配列に作動可能に連結されている、請求項180に記載の方法。
【請求項184】
前記目的の配列が、選択マーカーに作動可能に連結されたIRES様配列に作動可能に連結されている、請求項180に記載の方法。
【請求項185】
被験体における免疫応答を誘発する方法であって、
a.請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;および
c.免疫応答を誘発するために十分な量で、該被験体に工程(b)の標的細胞を導入する工程
を包含する、方法。
【請求項186】
請求項1に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項185に記載の方法。
【請求項187】
被験体における免疫応答を誘発する方法であって、
a.請求項55に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;および
c.免疫応答を誘発するために十分な量で、該被験体に工程(b)の標的細胞を導入する工程
を包含する、方法。
【請求項188】
請求項55に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項187に記載の方法。
【請求項189】
被験体における免疫応答を誘発する方法であって、
a.請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程であって、
請求項1に記載の核酸構築物の転写制御エレメントが調節可能である、工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;および
c.工程(b)の標的細胞を該被験体に導入する工程;および
d.目的の配列の発現を誘導するために十分な量で、請求項1に記載の核酸構築物の転写制御エレメントを調節可能である物質の有効量を該被験体に投与する工程であって、
該目的の配列は、免疫応答を誘導するために十分な量で発現される、工程
を包含する、方法。
【請求項190】
請求項1に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項189に記載の方法。
【請求項191】
被験体における免疫応答を誘発する方法であって、
a.請求項55に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;および
c.工程(b)の標的細胞を該被験体に導入する工程;および
d.目的の配列の発現を誘導するために十分な量で、請求項55に記載の核酸構築物の転写制御エレメントを調節可能である物質の有効量を該被験体に投与する工程であって、
該目的の配列は、免疫応答を誘導するために十分な量で発現される、工程
を包含する、方法。
【請求項192】
請求項55に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
目的のタンパク質に対する抗体を生成する方法であって、
a.請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程であって、
請求項1に記載の核酸構築物の転写制御エレメントは調節可能であり、
目的の配列は、目的のタンパク質をコード可能である、工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;
c.工程(b)の細胞を該被験体に導入する工程;
d.該目的の配列の発現を誘導するために十分な量で、請求項1に記載の核酸構築物の転写制御エレメントを調節可能である物質の有効量を該被験体に投与する工程であって、
該目的の配列は、免疫応答を誘導するために十分な量で発現され、そして
該免疫応答が、該目的のタンパク質に対する抗体を生成する、工程
を包含する、方法。
【請求項194】
前記方法によって産生される前記抗体を単離する工程をさらに包含する、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
請求項1に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項193に記載の方法。
【請求項196】
目的のタンパク質に対する抗体を生成する方法であって、
a.請求項55に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程であって、
請求項55に記載の核酸構築物の転写制御エレメントは調節可能であり、
目的の配列は、目的のタンパク質をコード可能である、工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;
c.工程(b)の標的細胞を該被験体に導入する工程;
d.該目的の配列の発現を誘導するために十分な量で、請求項55に記載の核酸構築物の転写制御エレメントを調節可能である物質の有効量を該被験体に投与する工程であって、
該目的の配列は、免疫応答を誘導するために十分な量で発現され、そして
該免疫応答が、該目的のタンパク質に対する抗体を生成する、工程
を包含する、方法。
【請求項197】
前記方法によって産生される前記抗体を単離する工程をさらに包含する、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
請求項55に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項196に記載の方法。
【請求項199】
目的のタンパク質に対する抗体を生成する方法であって、
a.請求項1に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程であって、
目的の配列は、目的のタンパク質をコードすることが可能である、工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;および
c.工程(b)の細胞を該被験体に導入する工程であって、
該細胞は、免疫応答を誘導するために十分な量で該目的の配列を発現し、
該免疫応答は、該目的のタンパク質に対する抗体を生成する、工程;
を包含する、方法。
【請求項200】
前記方法によって産生される前記抗体を単離する工程をさらに包含する、請求項199に記載の方法。
【請求項201】
請求項1に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項199に記載の方法。
【請求項202】
目的のタンパク質に対する抗体を生成する方法であって、
a.請求項55に記載の核酸構築物を標的細胞に導入する工程であって、
請求項55に記載の核酸構築物の転写制御エレメントは調節可能であり、
目的の配列は、目的のタンパク質をコードすることが可能である、工程;
b.工程(a)における核酸構築物の組み込みを可能にする条件下に該細胞を維持して、該標的細胞のゲノムに組み込む工程;
c.工程(b)の細胞を該被験体に導入する工程であって、
該細胞は、免疫応答を誘導するために十分な量で該目的の配列を発現し、
該免疫応答は、該目的のタンパク質に対する抗体を生成する、工程;
を包含する、方法。
【請求項203】
前記方法によって産生される前記抗体を単離する工程をさらに包含する、請求項202に記載の方法。
【請求項204】
請求項55に記載の核酸構築物の目的の配列が膜タンパク質をコードすることが可能である、請求項202に記載の方法。
【請求項205】
ef1αプロモーターの5’末端に融合されたCMVプロモーターの5’末端を含む、二方向性転写制御エレメント。
【請求項206】
前記CMVプロモーターの3’末端に作動可能に連結された調節因子標的配列をさらに含む、請求項205に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項207】
配列番号51に記載の配列を含む、請求項205に記載の二方向性転写制御エレメント。
【請求項208】
第1の核酸配列および第2の核酸配列を含むパッケージング構築物であって、該第1の核酸配列はGagポリタンパク質をコードし、該第2の核酸配列はGag−Pro−Polポリタンパク質をコードし、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、フレームシフトまたは翻訳リードスルーを減少する1個以上の変異を各々含み、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、同じヌクレオチド配列の異なるコード領域から発現され、そして該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物。
【請求項209】
rev応答エレメントを含む第3の核酸配列をさらに含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項210】
請求項208に記載のパッケージング構築物を含む細胞株。
【請求項211】
前記第1の核酸配列と前記第2の核酸配列との間のエレメントをさらに含み、該エレメントは、該第1の核酸配列と該第2の核酸配列の示差的発現を提供する、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項212】
前記第1の核酸配列と前記第2の核酸配列との間の前記エレメントが、内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項211に記載のパッケージング構築物。
【請求項213】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項212に記載のパッケージング構築物。
【請求項214】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項212に記載のパッケージング構築物。
【請求項215】
前記内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項212に記載のパッケージング構築物。
【請求項216】
少なくとも1つの転写制御エレメントが調節可能である、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項217】
少なくとも1つの転写制御エレメントがテトラサイクリンまたはドキシサイクリンによって調節可能である、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項218】
少なくとも1つの転写制御エレメントが少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項219】
標的である少なくとも1つのtetオペレーター配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項220】
標的である少なくとも1つの転写制御エレメントが配列番号6の配列を含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項221】
少なくとも1つの転写制御エレメントがプロモーターである、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項222】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項221に記載のパッケージング構築物。
【請求項223】
少なくとも1つの転写制御エレメントが構成的である、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項224】
少なくとも1つの前記構成的転写制御エレメントがプロモーターである、請求項223に記載のパッケージング構築物。
【請求項225】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項224に記載のパッケージング構築物。
【請求項226】
前記第1の核酸配列が、フレームシフトのために必要とされるgag配列中の少なくとも1つの点変異を含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項227】
前記第1の核酸配列が配列番号19のヌクレオチド配列を含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項228】
前記第2の核酸配列が、フレームシフトのために必要とされるgag−pol配列における単一ヌクレオチド挿入および少なくとも1つの点変異を含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項229】
前記第1の核酸配列が配列番号11のヌクレオチド配列を含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項230】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列の1つ以上は最適化されたコドンである、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項231】
Tatをコードする核酸配列をさらに含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項232】
Revをコードする核酸配列をさらに含む、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項233】
約99:1〜約80:20の比率でGagおよびGag−Polを発現することが可能である、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項234】
複製可能でない組換え体を生成することが可能である、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項235】
前記第1の核酸配列が第1の転写制御エレメントに作動可能に連結されており、前記第2の核酸配列が第2の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項236】
前記第1の転写制御エレメントが前記第2の転写制御エレメントよりも強力である、請求項235に記載のパッケージング構築物。
【請求項237】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列が反対の方向で発現される、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項238】
少なくとも1つの前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項239】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列が単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項208に記載のパッケージング構築物。
【請求項240】
前記単一の転写制御エレメントが調節可能である、請求項239に記載のパッケージング構築物。
【請求項241】
前記単一の転写制御エレメントが二方向性プロモーターである、請求項239に記載のパッケージング構築物。
【請求項242】
前記二方向性プロモーターが調節可能である、請求項241に記載のパッケージング構築物。
【請求項243】
請求項208に記載のパッケージング構築物、およびエンベロープ糖タンパク質を発現する核酸構築物を含む、パッケージング系。
【請求項244】
請求項209に記載のパッケージング構築物、およびエンベロープ糖タンパク質を発現する核酸構築物を含む、パッケージング系。
【請求項245】
請求項243に記載のパッケージング系を使用してウイルス様粒子を作製する方法。
【請求項246】
請求項244に記載のパッケージング系を使用してウイルス様粒子を作製する方法。
【請求項247】
第1の核酸配列および第2の核酸配列を含むパッケージング構築物であって、該第1の核酸配列はGagポリタンパク質をコードし、該第2の核酸配列はGag−Proポリタンパク質をコードし、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、フレームシフトまたは翻訳リードスルーを減少する1個以上の変異を含み、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、同じヌクレオチド配列の異なるコード領域から発現され、そして該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物。
【請求項248】
rev応答エレメントを含む第3の核酸配列をさらに含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項249】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列の間のエレメントをさらに含み、該エレメントは、該2つの核酸配列の示差的発現を提供する、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項250】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列の間の前記エレメントが内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項249に記載のパッケージング構築物。
【請求項251】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項250に記載のパッケージング構築物。
【請求項252】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項250に記載のパッケージング構築物。
【請求項253】
前記内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項250に記載のパッケージング構築物。
【請求項254】
少なくとも1つの転写制御エレメントが調節可能である、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項255】
少なくとも1つの転写制御エレメントがテトラサイクリンまたはドキシサイクリンによって調節可能である、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項256】
少なくとも1つの転写制御エレメントが少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項257】
少なくとも1つのtetオペレーター配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項256に記載のパッケージング構築物。
【請求項258】
少なくとも1つの転写制御エレメントが配列番号6の配列を含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項259】
少なくとも1つの転写制御エレメントがプロモーターである、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項260】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項259に記載のパッケージング構築物。
【請求項261】
1つ以上の前記転写制御エレメントが構成的である、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項262】
前記第1の核酸配列が、フレームシフトのために必要とされるgag配列中の少なくとも1つの点変異を含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項263】
前記第1の核酸配列が配列番号19のヌクレオチド配列を含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項264】
前記第2の核酸配列が、フレームシフトのために必要とされるgag−pol配列における単一ヌクレオチド挿入および少なくとも1つの点変異を含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項265】
前記第2の核酸配列が配列番号20のヌクレオチド配列を含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項266】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列の1つ以上は最適化されたコドンである、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項267】
Tatをコードする核酸配列をさらに含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項268】
Revをコードする核酸配列をさらに含む、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項269】
約99:1〜約80:20の比率でGagおよびGag−Polを発現することが可能である、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項270】
複製可能でない組換え体を生成することが可能である、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項271】
前記第1の核酸配列が第1の転写制御エレメントに作動可能に連結されており、前記第2の核酸配列が第2の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項272】
前記第1の転写制御エレメントが前記第2の転写制御エレメントよりも強力である、請求項271に記載のパッケージング構築物。
【請求項273】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列が反対の方向で発現される、請求項271に記載のパッケージング構築物。
【請求項274】
前記第1の転写制御エレメントおよび前記第2の転写制御エレメントが同じである、請求項271に記載のパッケージング構築物。
【請求項275】
前記第1の転写制御エレメントおよび前記第2の転写制御エレメントが異なる、請求項271に記載のパッケージング構築物。
【請求項276】
少なくとも1つの前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項271に記載のパッケージング構築物。
【請求項277】
前記標的である第1の核酸配列および第2の核酸配列が単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項247に記載のパッケージング構築物。
【請求項278】
前記単一の転写制御エレメントが調節可能である、請求項277に記載のパッケージング構築物。
【請求項279】
前記単一の転写制御エレメントが二方向性プロモーターである、請求項277に記載のパッケージング構築物。
【請求項280】
前記二方向性プロモーターが調節可能である、請求項279に記載のパッケージング構築物。
【請求項281】
請求項247に記載のパッケージング構築物、およびエンベロープ糖タンパク質を発現する核酸構築物を含む、パッケージング系。
【請求項282】
請求項248に記載のパッケージング構築物、およびエンベロープ糖タンパク質を発現する核酸構築物を含む、パッケージング系。
【請求項283】
請求項281に記載のパッケージング系を使用してウイルス様粒子を作製する方法。
【請求項284】
請求項282に記載のパッケージング系を使用してウイルス様粒子を作製する方法。
【請求項285】
請求項247に記載の標的パッケージング構築物を含む細胞株。
【請求項286】
第1の核酸配列、第2の核酸配列、および第3の核酸配列を含むパッケージング構築物であって、該第1の核酸配列はGagポリタンパク質をコードし、該第2の核酸配列はGag−Proポリタンパク質をコードし、該第3の核酸配列はVpr−逆転写酵素−インテグラーゼタンパク質をコードし、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列はフレームシフトまたは翻訳リードスルーを減少する1個以上の変異を含み、該第1の核酸配列、該第2の核酸配列、および該第3の核酸配列は、同じヌクレオチド配列の異なるコード領域から発現され、そして該第1の核酸配列、該第2の核酸配列、および該第3の核酸配列は、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物。
【請求項287】
前記第1の核酸配列と前記第2の核酸配列との間のエレメントをさらに含み、該エレメントは、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列の示差的発現を提供する、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項288】
示差的発現を提供する、前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列の間の前記エレメントが内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項287に記載のパッケージング構築物。
【請求項289】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項288に記載のパッケージング構築物。
【請求項290】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項288に記載のパッケージング構築物。
【請求項291】
前記内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項288に記載のパッケージング構築物。
【請求項292】
少なくとも1つの転写制御エレメントが調節可能である、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項293】
少なくとも1つの転写制御エレメントがテトラサイクリンまたはドキシサイクリンによって調節可能である、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項294】
少なくとも1つの転写制御エレメントが少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項295】
少なくとも1つのtetオペレーター配列がTATAボックスに作動可能に連結されている、請求項294に記載のパッケージング構築物。
【請求項296】
少なくとも1つの転写制御エレメントが配列番号6の配列を含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項297】
少なくとも1つの転写制御エレメントがプロモーターである、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項298】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項297に記載のパッケージング構築物。
【請求項299】
1つ以上の前記転写制御エレメントが構成的である、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項300】
少なくとも1つの前記構成的転写制御エレメントがプロモーターである、請求項299に記載のパッケージング構築物。
【請求項301】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項300に記載のパッケージング構築物。
【請求項302】
前記第1の核酸配列が、フレームシフトのために必要とされるgag配列中の少なくとも1つの点変異を含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項303】
前記第1の核酸配列が配列番号19のヌクレオチド配列を含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項304】
前記第2の核酸配列が、フレームシフトのために必要とされるgag−pol配列における単一ヌクレオチド挿入および少なくとも1つの点変異を含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項305】
前記第2の核酸配列が配列番号20のヌクレオチド配列を含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項306】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列の1つ以上は最適化されたコドンである、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項307】
Tatをコードする核酸配列をさらに含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項308】
Revをコードする核酸配列をさらに含む、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項309】
約99:1〜約80:20の比率でGagおよびGag−Polを発現することが可能である、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項310】
複製可能でない組換え体を生成することが可能である、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項311】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列が第1の転写制御エレメントに作動可能に連結されており、前記第3の核酸配列が第2の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項312】
前記第1の転写制御エレメントが前記第2の転写制御エレメントよりも強力である、請求項311に記載のパッケージング構築物。
【請求項313】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列または前記第3の核酸配列が反対の方向で発現される、請求項286に記載のパッケージング構築物。
【請求項314】
前記第1の核酸配列および前記第2の核酸配列が第1の転写制御エレメントに作動可能に連結されており、前記第3の核酸配列が第2の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項313に記載のパッケージング構築物。
【請求項315】
少なくとも1つの前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項314に記載のパッケージング構築物。
【請求項316】
前記第1の核酸配列、前記第2の核酸配列、および前記第3の核酸配列が単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項313に記載のパッケージング構築物。
【請求項317】
前記単一の転写制御エレメントが調節可能である、請求項316に記載のパッケージング構築物。
【請求項318】
前記単一の転写制御エレメントが二方向性プロモーターである、請求項316に記載のパッケージング構築物。
【請求項319】
前記二方向性プロモーターが調節可能である、請求項318に記載のパッケージング構築物。
【請求項320】
前記第1の核酸配列または前記第2の核酸配列と前記第3の核酸配列との間のエレメントをさらに含む、請求項286に記載のパッケージング構築物であって、該第3の核酸配列は、該第1の核酸配列と該第2の核酸配列の間に配置されず、該エレメントは、該第1の核酸配列または該第2の核酸配列と、該第3の核酸配列との間の示差的発現を提供する、構築物。
【請求項321】
前記エレメントが内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項320に記載のパッケージング構築物。
【請求項322】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項321に記載のパッケージング構築物。
【請求項323】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項321に記載のパッケージング構築物。
【請求項324】
前記内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項321に記載のパッケージング構築物。
【請求項325】
請求項286に記載のパッケージング構築物、およびエンベロープ糖タンパク質を発現する核酸構築物を含む、パッケージング系。
【請求項326】
請求項325に記載のパッケージング系を使用してウイルス様粒子を作製する方法。
【請求項327】
発現系であって、
a.請求項208、247、または286に記載のパッケージング構築物;
b.エンベロープ糖タンパク質をコードする核酸配列を含むエンベロープ核酸構築物であって、該エンベロープ糖タンパク質をコードする核酸配列が、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物;および
c.1つ以上の目的の遺伝子を含む遺伝子移入構築物
を含む、発現系。
【請求項328】
テトラサイクリントランス活性化因子をコードする核酸に作動可能に連結された、核局在化シグナルをコードする核酸配列を含む核局在化シグナルをコードする構築物をさらに含む、請求項327に記載の発現系。
【請求項329】
前記核局在化シグナルをコードする構築物が転写制御エレメントをさらに含む、請求項328に記載の発現系。
【請求項330】
前記転写制御エレメントがプロモーターまたはエンハンサーである、請求項329に記載の発現系。
【請求項331】
前記核局在化シグナルをコードする核酸配列が少なくとも1つのリンカー配列と隣接している、請求項328に記載の発現系。
【請求項332】
前記リンカー配列が配列番号15をコードする、請求項331に記載の発現系。
【請求項333】
前記核局在化シグナルをコードする構築物が、5’から3’へサイトメガロウイルスプロモーター、第1のリンカーをコードする配列、第2の核局在化シグナル、第2のリンカー配列、およびテトラサイクリントランス活性化因子をコードする配列を含み、該コードされるリンカーが配列番号15である、請求項328に記載の発現系。
【請求項334】
前記エンベロープ糖タンパク質が細胞への侵入を促進する、請求項327に記載の発現系。
【請求項335】
前記エンベロープ糖タンパク質がウイルスエンベロープ糖タンパク質である、請求項327に記載の発現系。
【請求項336】
前記ウイルスエンベロープ糖タンパク質が水疱性口内炎ウイルスのGタンパク質(VSV−G)である、請求項335に記載の発現系。
【請求項337】
前記遺伝子移入構築物がマーカーをコードする配列をさらに含み、前記目的の遺伝子および該マーカーをコードする配列が少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項327に記載の発現系。
【請求項338】
前記遺伝子移入構築物が2つの目的の配列を含む、請求項327に記載の発現系。
【請求項339】
前記遺伝子移入構築物が前記目的の遺伝子の3’に位置するウッドチャック肝炎ウイルス転写後調節エレメントをさらに含む、請求項327に記載の発現系。
【請求項340】
前記遺伝子移入構築物が1つ以上の長い末端反復配列を含む、請求項327に記載の発現系。
【請求項341】
前記遺伝子移入構築物が3’の長い末端反復配列に変異を含む、請求項340に記載の発現系。
【請求項342】
プロモーター配列が5’または3’の長い末端反復配列の代わりに置換されている、請求項340に記載の発現系。
【請求項343】
前記遺伝子移入構築物の少なくとも1つの転写制御エレメントがプロモーターである、請求項337に記載の発現系。
【請求項344】
前記遺伝子移入構築物の前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項337に記載の発現系。
【請求項345】
前記遺伝子移入構築物の前記転写制御エレメントが調節因子構築物をさらに含み、該調節因子構築物が少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結された調節可能エレメントを含む、請求項344に記載の発現系。
【請求項346】
前記遺伝子移入構築物が、前記目的の遺伝子と前記マーカーをコードする配列との間のエレメントをさらに含み、該エレメントが、該目的の遺伝子および該マーカーをコードする配列の示差的発現を提供する、請求項337に記載の発現系。
【請求項347】
前記目的の遺伝子と前記マーカーをコードする配列との間の前記エレメントが、内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項346に記載の発現系。
【請求項348】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項347に記載の発現系。
【請求項349】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項347に記載の発現系。
【請求項350】
前記内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項347に記載の発現系。
【請求項351】
前記遺伝子移入構築物が少なくとも1つの転写制御エレメントを含む、請求項337に記載の発現系。
【請求項352】
前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項337に記載の発現系。
【請求項353】
前記転写制御エレメントがテトラサイクリンまたはドキシサイクリンによって調節可能である、請求項337に記載の発現系。
【請求項354】
少なくとも1つの転写制御エレメントが少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項337に記載の発現系。
【請求項355】
少なくとも1つの転写制御エレメントが配列番号6の配列を含む、請求項337に記載の発現系。
【請求項356】
前記転写制御エレメントがプロモーターである、請求項351に記載の発現系。
【請求項357】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項356に記載の発現系。
【請求項358】
前記遺伝子移入構築物の少なくとも1つの転写制御エレメントが構成的である、請求項351に記載の発現系。
【請求項359】
前記構成的転写制御エレメントがプロモーターである、請求項358に記載の発現系。
【請求項360】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項359に記載の発現系。
【請求項361】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が異なる転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項337に記載の発現系。
【請求項362】
前記マーカーをコードする配列に作動可能に連結された前記転写制御エレメントが、前記目的の遺伝子に作動可能に連結された前記転写制御エレメントよりも強力である、請求項361に記載の発現系。
【請求項363】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が反対の方向で発現される、請求項337に記載の発現系。
【請求項364】
少なくとも1つの前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項363に記載の発現系。
【請求項365】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項363に記載の発現系。
【請求項366】
前記単一の転写制御エレメントが調節可能である、請求項365に記載の発現系。
【請求項367】
前記単一の転写制御エレメントが二方向性プロモーターである、請求項366に記載の発現系。
【請求項368】
請求項327に記載の発現系を含む細胞株。
【請求項369】
発現系であって、
a.Gagポリタンパク質をコードする核酸配列を含む第1の核酸構築物を含む第1のパッケージング構築物であって、該Gagをコードする核酸配列は、フレームシフトまたは翻訳リードスルーを減少する1個以上の変異を含み、かつ少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物;
b.Gag−Polポリタンパク質をコードする核酸配列を含む第2の核酸構築物を含む第2のパッケージング構築物であって、該Gag−Polをコードする核酸配列は、フレームシフトまたは翻訳リードスルーを減少する1個以上の変異を含み、かつ少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物;
c.エンベロープ糖タンパク質をコードする第3の核酸配列を含む第3の核酸構築物であって、該第3の核酸配列が少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物;および
d.少なくとも1つの目的の遺伝子を含む遺伝子移入構築物
を含む、発現系。
【請求項370】
請求項369に記載の発現系を含む細胞株。
【請求項371】
テトラサイクリントランス活性化因子コーディングに作動可能に連結された核局在化シグナルをコードする第4の核酸配列を含む第4の核酸構築物をさらに含む、請求項369に記載の発現系。
【請求項372】
前記第4の核酸構築物が転写制御エレメントをさらに含む、請求項371に記載の発現系。
【請求項373】
前記核局在化シグナルをコードする配列が少なくとも1つのリンカー配列と隣接している、請求項371に記載の発現系。
【請求項374】
前記リンカー配列が配列番号15をコードする、請求項373に記載の発現系。
【請求項375】
前記第4の核酸配列が、5’から3’へ、サイトメガロウイルスプロモーター、配列番号15をコードする核酸配列、核局在化シグナルをコードする核酸配列、配列番号15をコードする核酸配列、およびテトラサイクリントランス活性化因子をコードする核酸配列を含む、請求項371に記載の発現系。
【請求項376】
前記ウイルスエンベロープ糖タンパク質が水疱性口内炎ウイルスのGタンパク質(VSV−G)である、請求項371に記載の発現系。
【請求項377】
前記遺伝子移入構築物がマーカーをコードする配列をさらに含み、前記目的の遺伝子および該マーカーをコードする配列が少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項369に記載の発現系。
【請求項378】
前記遺伝子移入構築物が第2の目的の遺伝子をさらに含む、請求項369に記載の発現系。
【請求項379】
前記遺伝子移入構築物が、前記目的の遺伝子と前記マーカーをコードする配列との間のエレメントをさらに含み、該エレメントは、該目的の遺伝子および該マーカーをコードする配列の示差的発現を提供する、請求項369に記載の発現系。
【請求項380】
前記目的の遺伝子と前記マーカーをコードする配列との間のエレメントが、内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項379に記載の発現系。
【請求項381】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項380に記載の発現系。
【請求項382】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項380に記載の発現系。
【請求項383】
前記内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項380に記載の発現系。
【請求項384】
前記遺伝子移入構築物が少なくとも1つの転写制御エレメントを含む、請求項369に記載の発現系。
【請求項385】
前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項369に記載の発現系。
【請求項386】
前記転写制御エレメントがテトラサイクリンまたはドキシサイクリンによって調節可能である、請求項369に記載の発現系。
【請求項387】
少なくとも1つの転写制御エレメントが少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項369に記載の発現系。
【請求項388】
少なくとも1つの転写制御エレメントが配列番号6の配列を含む、請求項369に記載の発現系。
【請求項389】
前記転写制御エレメントがプロモーターである、請求項369に記載の発現系。
【請求項390】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項389に記載の発現系。
【請求項391】
少なくとも1つの転写制御エレメントが構成的である、請求項369に記載の発現系。
【請求項392】
前記構成的転写制御エレメントがプロモーターである、請求項391に記載の発現系。
【請求項393】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項392に記載の発現系。
【請求項394】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が異なる転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項377に記載の発現系。
【請求項395】
前記マーカーをコードする配列に作動可能に連結された前記転写制御エレメントが、前記目的の遺伝子に作動可能に連結された前記転写制御エレメントよりも強力である、請求項394に記載の発現系。
【請求項396】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が反対の方向で発現される、請求項377に記載の発現系。
【請求項397】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が2つの異なる転写制御エレメントに作動可能に連結される、請求項396に記載の発現系。
【請求項398】
少なくとも1つの前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項397に記載の発現系。
【請求項399】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項396に記載の発現系。
【請求項400】
前記単一の転写制御エレメントが調節可能である、請求項399に記載の発現系。
【請求項401】
前記単一の転写制御エレメントが二方向性プロモーターである、請求項399に記載の発現系。
【請求項402】
ウイルス様粒子を作製する方法であって、
a.請求項208、247、または286に記載のパッケージング核酸構築物を細胞に導入する工程;および
b.エンベロープ糖タンパク質をコードする核酸配列を含むエンベロープ構築物を該細胞に導入し、該エンベロープ糖タンパク質をコードする核酸配列は、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、工程;および
c.ウイルス様粒子の形成を可能にする条件下に該細胞を維持する工程
を包含する、方法。
【請求項403】
遺伝子移入方法であって
a.請求項208、247、または286に記載のパッケージング核酸構築物を細胞に導入する工程;および
b.エンベロープ糖タンパク質をコードする核酸配列を含むエンベロープ構築物を該細胞に導入し、該エンベロープ糖タンパク質をコードする核酸配列は、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、工程;
c.1つ以上の目的の遺伝子を含む遺伝子移入構築物を該細胞に導入する工程;および
d.ウイルス様粒子の形成を可能にする条件下に該細胞を維持する工程
を包含する、方法。
【請求項404】
前記遺伝子移入構築物がマーカーをコードする核酸配列をさらに含み、前記目的の遺伝子および該マーカーをコードする核酸配列が少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項403に記載の方法。
【請求項405】
前記遺伝子移入構築物が、前記目的の遺伝子の3’に位置するウッドチャック肝炎ウイルス転写後調節エレメントをさらに含む、請求項404に記載の方法。
【請求項406】
前記遺伝子移入構築物の前記転写制御エレメントがプロモーターである、請求項404に記載の方法。
【請求項407】
前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項404に記載の方法。
【請求項408】
前記遺伝子移入構築物が、前記目的の遺伝子と前記マーカーをコードする配列との間のエレメントをさらに含み、該エレメントが、該目的の遺伝子および該マーカーをコードする配列の示差的発現を提供する、請求項404に記載の方法。
【請求項409】
前記目的の遺伝子と前記マーカーをコードする配列との間の前記エレメントが、内部リボソーム侵入部位または内部リボソーム侵入部位様エレメントである、請求項408に記載の方法。
【請求項410】
前記内部リボソーム侵入部位または前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項409に記載の方法。
【請求項411】
前記内部リボソーム侵入部位も前記内部リボソーム侵入部位様エレメントも天然に存在しない、請求項409に記載の方法。
【請求項412】
前記内部リボソーム侵入部位がEMC−ウイルスIRESまたはHCV−ウイルスIRESである、請求項409に記載の方法。
【請求項413】
前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが天然に存在する、請求項409に記載の方法。
【請求項414】
前記内部リボソーム侵入部位または前記内部リボソーム侵入部位様エレメントが変異している、請求項409に記載の遺伝子移入構築物。
【請求項415】
前記遺伝子移入構築物が少なくとも1つの転写制御エレメントを含む、請求項403に記載の方法。
【請求項416】
前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項415に記載の方法。
【請求項417】
少なくとも1つの転写制御エレメントがテトラサイクリンまたはドキシサイクリンによって調節可能である、請求項415に記載の方法。
【請求項418】
少なくとも1つの転写制御エレメントが少なくとも1つのtetオペレーター配列を含む、請求項415に記載の方法。
【請求項419】
少なくとも1つの転写制御エレメントが配列番号6の配列を含む、請求項415に記載の方法。
【請求項420】
前記転写制御エレメントがプロモーターである、請求項415に記載の方法。
【請求項421】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項420に記載の方法。
【請求項422】
少なくとも1つの転写制御エレメントが構成的である、請求項404に記載の方法。
【請求項423】
前記構成的転写制御エレメントがプロモーターである、請求項422に記載の方法。
【請求項424】
前記プロモーターがCMVベース、CAG、SV40ベース、熱ショックタンパク質ベース、mH1ベース、hH1ベース、ニワトリβアクチンベース、U6ベース、ユビキチンCベース、またはEF−1αベースのプロモーターである、請求項423に記載の方法。
【請求項425】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が異なる転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項404に記載の方法。
【請求項426】
前記目的の遺伝子に作動可能に連結された前記転写制御エレメントが、前記マーカーをコードする配列に作動可能に連結された前記転写制御エレメントよりも強力である、請求項425に記載の方法。
【請求項427】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が反対の方向で発現される、請求項404に記載の方法。
【請求項428】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が2つの異なる転写制御エレメントに作動可能に連結される、請求項427に記載の方法。
【請求項429】
少なくとも1つの前記転写制御エレメントが調節可能である、請求項428に記載の方法。
【請求項430】
前記マーカーをコードする配列および前記目的の遺伝子が単一の転写制御エレメントに作動可能に連結されている、請求項427に記載の方法。
【請求項431】
前記単一の転写制御エレメントが調節可能である、請求項430に記載の方法。
【請求項432】
前記単一の転写制御エレメントが二方向性プロモーターである、請求項427に記載の方法。
【請求項433】
前記二方向性プロモーターが調節可能である、請求項430に記載の方法。
【請求項434】
テトラサイクリントランス活性化因子をコードする核酸配列に作動可能に連結された核局在化シグナルをコードする核酸配列を含む核局在化シグナルをコードする構築物を前記細胞に導入する工程をさらに包含する、請求項427に記載の方法。
【請求項435】
前記核局在化シグナルをコードする構築物が転写制御エレメントをさらに含む、請求項434に記載の方法。
【請求項436】
前記転写制御エレメントがプロモーターまたはエンハンサーである、請求項435に記載の方法。
【請求項437】
前記核局在化シグナルをコードする配列が少なくとも1つのリンカー配列と隣接している、請求項434に記載の方法。
【請求項438】
前記リンカー配列が配列番号15をコードする、請求項437に記載の方法。
【請求項439】
前記核局在化シグナルをコードする構築物が、5’から3’へ、サイトメガロウイルスプロモーター、配列番号15をコードする核酸配列、核局在化シグナルをコードする核酸配列、配列番号15をコードする核酸配列、およびテトラサイクリントランス活性化因子をコードする核酸配列を含む、請求項434に記載の方法。
【請求項440】
目的の外因性遺伝子を含む細胞であって、該目的の遺伝子が、請求項403に記載の方法によって該細胞に移入される、細胞。
【請求項441】
細胞による組換えタンパク質の発現を可能にするのに適切な条件下で、請求項402に記載の方法によって作製されたウイルス粒子と標的細胞を接触させる工程を包含する、組換えタンパク質を作製する方法。
【請求項442】
免疫応答を誘発するために十分な量で、請求項441に記載の方法によって作製された組換えタンパク質を被験体に導入する工程を包含する、被験体における免疫応答を誘導する方法。
【請求項443】
前記標的細胞が糖タンパク質上で均一なグリコシル化パターンを生成する、請求項442に記載の方法。
【請求項444】
前記標的細胞は、対照細胞と比較してGnTI活性が減少している、請求項443に記載の方法。
【請求項445】
請求項443の方法によって作製されたタンパク質を被験体に投与する工程を包含する、選択されたタンパク質で被験体を治療する方法。
【請求項446】
ウイルス粒子形成を調節する因子をスクリーニングする方法であって
a.第1の核酸配列および第2の核酸配列を含むパッケージング核酸構築物を細胞に導入する工程であって、該第1の核酸配列はGagポリタンパク質をコードし、該第2の核酸配列はGag−Pro−Polポリタンパク質をコードし、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、フレームシフトまたは翻訳リードスルーを減少する1個以上の変異を含み、該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、同じヌクレオチド配列の異なるコード領域から発現され、そして該第1の核酸配列および該第2の核酸配列は、スクリーニングされる該因子に作動可能に連結されている、工程;
b.エンベロープ糖タンパク質をコードする第3の核酸配列を含むエンベロープ構築物を該細胞に導入する工程であって、該第3の核酸配列は、少なくとも1つの転写制御エレメントに作動可能に連結されている、工程;
c.ウイルス粒子の形成を可能にするのに適切な条件下で該細胞を培養する工程;
d.該ウイルス粒子を検出する工程;
e.対照培養物と比較した場合に、スクリーニングされる該培養物中でのウイルス粒子の数の増加または減少は、該因子がウイルス粒子形成を調節することを示す、工程
を包含する、方法。
【請求項447】
トランスジェニック動物を作製する方法であって、
a.請求項402に記載の方法によって作製したウイルス粒子を接合体に導入する工程;
b.該接合体を分娩まで成長させる工程;
c.そのゲノムが、目的の遺伝子を発現可能である核酸構築物を含む動物を入手する工程;
d.F1子孫を得るために、該動物を非トランスジェニック動物と交配させる工程;および
e.そのゲノムが、該目的の遺伝子を発現可能である該核酸構築物を含む動物を選択する工程であって、該動物が、選択された目的の遺伝子を発現する、工程
を包含する、方法。
【請求項448】
請求項447に記載の方法によって作製されたトランスジェニック動物。
【請求項449】
パッケージング系であって
a.Gagポリタンパク質をコードする第1の変異した核酸を含む第1の核酸構築物であって、該第1の変異した核酸は転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物;および
b.Gag−Polポリタンパク質をコードする第2の変異した核酸を含む第2の核酸構築物であって、該第2の変異した核酸は転写制御エレメントに作動可能に連結されている、構築物;
を含み、
c.該第1の核酸構築物および該第2の核酸構築物の変異は、ウイルス粒子形成を可能にするGagおよびGag−Polポリタンパク質の発現の比率を生じる、パッケージング系。
【請求項450】
前記GagおよびGag−Polポリタンパク質の発現の比率が約99:1〜約80:20である、請求項449に記載のパッケージング系。
【請求項451】
前記第1の変異した核酸が最小CMVプロモーターに作動可能に連結され、前記第2の変異した核酸が熱ショックタンパク質プロモーターに作動可能に連結されている、請求項449に記載のパッケージング系。
【請求項452】
目的の抗原を結合する抗体を同定する方法であって、該方法は
a.目的の抗原を結合する抗体を含むことが疑われるサンプル、および該目的の抗原を発現する標的細胞を接触させる工程であって、
該標的細胞は、請求項1、55、208、247、および286に記載の核酸構築物の1つ以上を含む、工程;ならびに
b.該サンプル中の抗体が、該標的細胞によって発現された該目的の抗原に結合するか否かを決定し、それによって、該目的の抗原に結合する該抗体が、該目的の抗原を結合する抗体として同定される、工程
を包含する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15−1】
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【図15−2】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2009−519715(P2009−519715A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−545884(P2008−545884)
【出願日】平成18年12月18日(2006.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2006/048243
【国際公開番号】WO2007/102872
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(506385335)ザ ユーエービー リサーチ ファウンデーション (10)
【Fターム(参考)】