説明

エスカレータの踏段位置ずれ検出装置

【課題】エスカレータにおいて、簡易な構造で、踏段の位置がずれていることを確実にかつ早期に検出することができるようにする。
【解決手段】踏段位置ずれ検出装置60は、くし歯50に、クリート34に接触しないよう設けられた導電線62と、導電線62の断線を検出する断線検出部66とを有する。この構成により、踏段14の位置がずれると、くし歯50に設けられた導電線62とクリート34とが接触して導電線62が損傷すなわち断線するので、簡易な構造で、踏段14の位置がずれていることを確実にかつ早期に検出することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エスカレータの踏段の位置がずれたことを検出する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のエスカレータの構成について、図1から4を用いて説明する。図1は、従来のエスカレータ全体の斜視図である。図2は、従来のエスカレータの側方断面図である。図3は、従来の踏段の斜視図である。図4は、従来の乗降口の断面図である。
【0003】
エスカレータ110は、図1に示されるように、乗り口112aと降り口(図示せず)とからなる一対の乗降口112の間をガイドレール(図示せず)等に沿って循環走行する複数の踏段114と、循環走行する複数の踏段114と同期して欄干116の外周に沿ってスライドする移動手すり118とを備えている。
【0004】
また、エスカレータ110は、図2に示されるように、無端状に延び複数の踏段114が連結された踏段チェーン120と、踏段チェーン120が巻き掛けられたスプロケット122と、スプロケット122を、駆動チェーン124を介して回転駆動する駆動装置126とを有する。
【0005】
踏段114は、図3に示されるように、踏段本体128と、踏段本体128の上面を覆うようにして取り付けられた踏板130と、踏段本体128の一側面を覆うようにして取り付けられたライザ132とを有する。踏板130とライザ132とには、凹凸形状のクリート134が形成されている。また、踏段本体128の下部には、ガイドレールに沿って案内されるローラ136が取り付けられており、踏段114は、ローラ136によってスムーズな循環走行が可能となる。
【0006】
図1および2に戻り、エスカレータ110の乗降口112には乗降板138が設置され、この乗降板138は、エスカレータ110が設置される建屋の床面140と面一になるように設けられている。乗降板138と踏段114との間には、乗客の足下が踏段114に巻き込まれるのを防止するコムプレート142が設けられている。コムプレート142は、トラス144に支持される。コムプレート142の先端には、くし146が取り付けられている。
【0007】
図4に示されるように、くし146は、皿ネジ148によってコムプレート142に固定されている。くし146には、踏段114の踏板130に形成されるクリート134と非接触状態で噛み合うくし歯150が設けられている。くし歯150は、異物、ゴミなどがエスカレータ110の内部へ侵入することを防止する。
【0008】
図1および2に示されるように、踏段チェーン120に取り付けられた複数の踏段114は、駆動装置126がスプロケット122を介して踏段チェーン120を送ることにより、循環走行することとなる。循環走行する踏段114は、乗り口側の乗降板128の下方を経て乗り口112aにおいて乗客を乗せた後、降り口で乗客を降ろす。そして、踏段114は、降り口から降り口側の乗降板(図示せず)の下方を経て降り口側反転部(図示せず)へ移動し、降り口側反転部で反転した後に、乗り口側反転部152へ移動する。そして、踏段114は、乗り口側反転部152で再び反転した後に、乗り口側に乗降板138の下方を経て乗り口112aに移動する。このようにして、踏段チェーン120に取り付けられた複数の踏段114は循環走行する。
【0009】
したがって、エスカレータ110の利用者は、踏段114と同期してスライドする移動手すり118に手を掛けて、乗り口側の乗降板138の下方から乗り口112aに移動してきた踏段114にタイミング良く乗る必要がある。
【0010】
下記特許文献1には、エスカレータの乗降口に配置されたくしのくし歯の内部に導電線を埋め込み、この導電線の断線を検出することにより、くし歯が破損したとことを検出する装置が記載されている。この装置によれば、くし歯の破損を巡回や目視に頼ることなく確実に検出することができる。
【0011】
【特許文献1】特開平7−25575号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述したようなエレベータ110においては、踏段114は、ガイドレールによりローラ136がガイドされ、スムーズに循環走行することができる。このとき、踏段114の幅方向の移動を防止するため、ローラ136がガイドレールにより幅方向が規制されている。しかしながら、踏段114が循環走行する間に、ローラ136の側面とガイドレールとの接触によりローラ136が磨耗してしまい、踏段114の位置にずれが生じてしまうおそれがある。踏段114の位置にずれが生じると、異音の発生や負荷の増加などの問題を招いてしまう。一方、巡回や目視によって、踏段114の位置がずれていることを発見することは非常に難しいという問題がある。
【0013】
本発明は、簡易な構造で、踏段の位置がずれていることを確実にかつ早期に検出することができるエスカレータの踏段位置ずれ検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、乗降板に設置されるコムプレートと、コムプレートの先端に取り付けられ、踏段の踏板に形成されるクリートに間隔を空けて噛み合うくし歯が設けられたくしと、を備えるエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、くし歯に、クリートに接触しないよう設けられた導電線と、導電線の断線を検出する断線検出部と、を有することを特徴とする。
【0015】
また、断線検出部は、導電線に電流を供給する電源部を有し、断線検出部は、電源部から供給される電流の不通状態を検出することで、導電線の断線を検出することができる。
【0016】
また、クリートは、非導電性の材質からなるデマケーションラインを有し、断線検出部は、電源部をオン・オフするスイッチ部を有し、デマケーションラインがくし歯を通過している間のみ、スイッチ部は電源部をオン状態にすることができる。
【0017】
また、コムプレートには、幅方向に複数のくしが配置され、各くしには、幅方向に所定の間隔を空けて複数のくし歯が設けられ、導電線は、各くし歯の外周をそれぞれ伝うとともに、隣接するくし歯に設けられた導電線が互いにくし歯の基端で接続するように設けられることが好適である。
【0018】
さらに、各くしの両端に設けられたくし歯の導電線の端部と断線検出部とが電気的に接続されることができる。
【0019】
また、隣接するくしは、それぞれに設けられた導電線が電気的に接続するように配置され、コムプレートの両端に配置されたくしに設けられた導電線の端部と断線検出部とが電気的に接続されることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明にエスカレータの踏段位置ずれ検出装置によれば、簡易な構造で、踏段の位置がずれていることを確実にかつ早期に検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明に係るエスカレータの踏段位置ずれ検出装置の実施形態について、図に従って説明する。
【0022】
まず、エスカレータ10の構成について図5を用いて説明する。エスカレータ10は、乗り口12aと降り口(図示せず)とからなる一対の乗降口12の間をガイドレール(図示せず)等に沿って循環走行する複数の踏段14と、循環走行する複数の踏段14の幅方向の両側に立設された欄干16とを備えている。欄干16の外周には、踏段14の循環走行と同期してスライドする移動手すり18が掛け渡されている。
【0023】
また、エスカレータ10は、無端状に延び複数の踏段14が連結された踏段チェーン20と、踏段チェーン20が巻き掛けられたスプロケット22と、スプロケット22を、駆動チェーン24を介して回転駆動する駆動装置26とを有する。
【0024】
踏段14の具体的な構成について図6を用いて説明する。踏段14は、踏段本体28と、踏段本体28の上面を覆うようにして取り付けられた踏板30と、踏段本体28の一側面を覆うようにして取り付けられたライザ32とを有する。踏段本体28は、踏段チェーン20に連結されている。
【0025】
踏板30とライザ32は、踏段14の進行方向に沿って形成された凹凸形状のクリート34を有する。クリート34の端部であって、隣接する踏段14のライザ32に接する端部には、黄色の色彩により注意を促すデマケーションライン35が形成される。デマケーションライン35は、隣接する踏段14との間に靴などを挟まれないよう、注意を促すものである。デマケーションライン35は、非導電性の材質、例えばプラスチック製である。なお、デマケーションライン35以外のクリート34は、導電性の材質、例えば金属製である。
【0026】
また、踏段本体28の下部には、ガイドレールに沿って案内されるローラ36が取り付けられており、踏段14は、ローラ36によってスムーズな循環走行が可能となる。
【0027】
図5に戻り、エスカレータ10の乗降口12には乗降板38が設置され、この乗降板38は、エスカレータ10が設置される建屋の床面40と面一になるように設けられている。また、乗降口12の近傍において、乗降板38と循環走行する踏段14との間には、乗客の足下が踏段14に巻き込まれるのを防止するコムプレート42が設けられている。コムプレート42は、トラス44に支持される。コムプレート42の先端には、踏段の幅に対応するようにくし46が複数取り付けられている。
【0028】
乗降口12廻りの構成について図7を用いて説明する。くし46は、プラスチック製であり、皿ネジ48によってコムプレート42に固定されている。くし46には、踏段14の踏板30に形成されるクリート34に間隔を空けて噛み合うくし歯50が、くし46の幅方向に所定の間隔を空けて複数設けられている。くし歯50は、クリート34と噛み合うことにより、異物、ゴミなどがエスカレータ10の内部へ侵入することを防止する。
【0029】
従来技術で述べたように、一般的なエスカレータにおいては、踏段の幅方向の移動を防止するため、踏段に設けられたローラがガイドレールにより幅方向が規制されている。しかしながら、踏段が循環走行する間に、ローラの側面とガイドレールとの接触によりローラが磨耗してしまい、踏段の位置にずれが生じてしまう。この踏段の位置ずれは、巡回や目視により発見することが非常に難しいという問題がある。
【0030】
このような問題を解決するために、本実施形態においては、くし歯50に、クリート34に接触しないように設けられた導電線と、この導電線の断線を検出する断線検出部を有する踏段位置ずれ検出装置60がエスカレータ10に備えられている。
【0031】
以下、踏段位置ずれ検出装置60の構成について図7から9を用いて説明する。図8は、くし46の構成を示す図である。図9は、踏段位置ずれ検出装置60の結線状態を示す回路図である。
【0032】
図8には、1個のくし46が示されている。くし46には、これをコムプレート42に固定するために皿ビス48が貫通する孔46aが形成されている。くし46に設けられたくし歯50には、クリート34に接触しないように導電線62が取り付けられている。導電線62は、導電性が良好な材質からなり、例えば銅である。図7には、くし歯50の側面であって、クリート34と対向する面に、導電線62が取り付けられていることが示されている。図8に戻り、導電線62は、各くし歯50の外周をそれぞれ伝うとともに、隣接するくし歯50に設けられた導電線62が互いにくし歯50の基端で接続するように構成される。
【0033】
上述のように構成されたくし46は、コムプレート42に、幅方向に複数並んで固定されている。隣接するくし46は、図9に示されるように、それぞれに設けられた導電線62が電気的に接続するように配置されている。そして、コムプレート42の両端に配置されたくし46のそれぞれの両端に設けられたくし歯50の導電線の端部64が断線検出部66に電気的に接続される。すなわち、各くし46に設けられた導電線62が直列状態で接続され、この直列回路が断線検出部66に電気的に接続される。
【0034】
断線検出部66は、導電線62に電流を供給する電源部68と、電源部68をオン・オフするスイッチ部70と、導電線62の断線によって外部に警報を出力する警報部72とを有する。
【0035】
次に、踏段位置ずれ検出装置60の動作について説明する。まず、エスカレータ10が運転しているとき、断線検出部66のスイッチ部70をオンにして電源部68をオン状態にする。そうすると、電源部68から導線部62に電流が供給される。そして、踏段14の位置が、何らかの原因でずれたとする。踏段14の位置ずれにより、クリート34の位置もずれる。クリート34とくし歯50とは、わずかな隙間を空けて噛み合っているが、クリート34の位置ずれにより、これらが互いに接触する。クリート34とくし歯50とが接触するということは、くし歯50に設けられた導電線62もクリート34に接触する。そうすると、導電線62が損傷すなわち断線してしまい、電源部68と導電線62とからなる直列回路が遮断される。この直列回路の非導通状態を断線検出部66が検出することで、踏段位置ずれ検出装置60は踏段14の位置ずれを検出することができる。そして、断線検出部66内の警報部72により、利用者や管理者に対して踏段14の位置ずれを報知することができる。なお、断線検出部66は、例えば電流計の検出結果により、回路の非導通状態を検出することができる。
【0036】
本実施形態の踏段位置ずれ検出装置60によれば、上述したように、踏段14の位置がずれるとくし歯50に設けられた導電線62が断線するので、簡易な構造で、踏段14の位置がずれていることを確実にかつ早期に検出することができる。また、踏段位置ずれ検出装置60によれば、導電線62の断線を検出することにより、何らかの原因でクリート34とくし歯50との間に異物が挟まり、この異物がくし歯50に当たることでくし歯50が破損してしまう、または破損するおそれがあることを確実にかつ早期に検出することができる。
【0037】
本実施形態においては、エスカレータ10が運転しているとき、断線検出部66のスイッチ部70をオンにして電源部68をオン状態にする場合について説明したが、この構成に限定されない。デマケーションライン35がくし歯50を通過している間のみ、スイッチ部70をオンにして電源部68をオン状態にしてもよい。デマケーションライン35は非導電性の材質からなり、その他のクリート34の部分は導電性の材質からなる。導電線62が断線した場合であっても、その断線部分に導電性の材質からなるクリート34が接している場合、回路は導通状態となってしまい、断線検出部66が回路の非導通状態を検出することができない。そこで、デマケーションライン35がくし歯50を通過している間のみ、スイッチ部70をオンにして電源部68をオン状態にするように制御する。この制御により、導電線62が断線した場合、その断線部分に非導電性の材質からなるクリート34、すなわちデマケーションライン35が接しているので、このデマケーションライン35を介して回路は導通状態となることはなく、断線検出部66が回路の非導通状態を確実に検出することができる。
【0038】
本実施形態におけるデマケーションライン35は、隣接する踏段14との間に靴などを挟まれないように注意を促すため、隣接する踏段14のライザ32に接するクリート34の端部に形成される場合について説明したが、この構成に限定されない。クリート34の端部であって、踏段14の進行方向の両端に形成されてもよい。さらに、欄干16の下部にあって、踏段14にわずかな隙間を保って相対しているスカートガード(図示せず)と踏段14との間に靴などを挟まれないように注意を促すため、クリート34の端部であって、踏段14の幅方向の両端に形成されてもよい。
【0039】
本実施形態においては、複数のくし46に設けられた導電線62が直列接続されて回路を構成する場合について説明したが、この構成に限定されない。図10に、別の態様の踏段位置ずれ検出装置60の結線状態の回路を示す。この図に示されるように、各くし46の両端に設けられたくし歯50の導電線62の端部64と断線検出部66とが電気的に接続される。すなわち、各くし46に設けられた導電線62は断線検出部66のそれぞれ並列状態で接続される。このように構成することにより、各くし46に対応して断線検出部66が設けられているので、どのくし46の導電線62が断線しているか、言い換えればどのくし46のくし歯50が損傷しているのかを正確に把握することができる。よって、目視によって損傷したくし歯50を探す手間を省くことができる。
【0040】
また、本実施形態においては、1つのくし46において、導電線62が、各くし歯50の外周をそれぞれ伝うとともに、隣接するくし歯50に設けられた導電線62が互いにくし歯50の基端で接続するように構成される場合について説明したが、この構成に限定されない。1つのくし46において、導電線62が少なくとも1つのくし歯50の外周に設けられていればよい。この構成であっても、踏段14の位置がずれてクリート34の位置がずれれば、クリート34は導電線62に接触することができるので、導電線62が断線して、踏段位置ずれ検出装置60は踏段14の位置ずれを検出することができる。また、導電線62は、コムプレート42に配置される複数のくし46の少なくとも1つに設けることもできる。さらに、導電線62は、乗降口12のいずれか一方のコムプレート42に配置される複数のくし46の少なくとも1つに設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】従来のエスカレータ全体の斜視図である。
【図2】従来のエスカレータの側方断面図である。
【図3】従来の踏段の斜視図である。
【図4】従来の乗降口の断面図である。
【図5】本実施形態に係るエスカレータの側方断面図である。
【図6】踏段の斜視図である。
【図7】乗降口の断面図である。
【図8】くしの構成を示す図である。
【図9】踏段位置ずれ検出装置の結線状態を示す回路図である。
【図10】別の態様の踏段位置ずれ検出装置の結線状態を示す回路図である。
【符号の説明】
【0042】
10 エスカレータ、12 乗降口、14 踏段、30 踏板、34 クリート、35 デマケーションライン、38 乗降板、42 コムプレート、46 くし、50 くし歯、60 踏段位置ずれ検出装置、62 導電線、64 導電線の端部、66 断線検出部、68 電源部、70 スイッチ部、72 警報。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗降板に設置されるコムプレートと、
コムプレートの先端に取り付けられ、踏段の踏板に形成されるクリートに間隔を空けて噛み合うくし歯が設けられたくしと、
を備えるエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、
くし歯に、クリートに接触しないよう設けられた導電線と、
導電線の断線を検出する断線検出部と、
を有することを特徴とするエスカレータの踏段位置ずれ検出装置。
【請求項2】
請求項1に記載のエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、
断線検出部は、導電線に電流を供給する電源部を有し、
断線検出部は、電源部から供給される電流の不通状態を検出することで、導電線の断線を検出する、
ことを特徴とするエスカレータの踏段位置ずれ検出装置。
【請求項3】
請求項2に記載のエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、
クリートは、非導電性の材質からなるデマケーションラインを有し、
断線検出部は、電源部をオン・オフするスイッチ部を有し、
デマケーションラインがくし歯を通過している間のみ、スイッチ部は電源部をオン状態にする、
ことを特徴とするエスカレータの踏段位置ずれ検出装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1に記載のエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、
コムプレートには、幅方向に複数のくしが配置され、
各くしには、幅方向に所定の間隔を空けて複数のくし歯が設けられ、
導電線は、各くし歯の外周をそれぞれ伝うとともに、隣接するくし歯に設けられた導電線が互いにくし歯の基端で接続するように設けられる、
ことを特徴とするエスカレータの踏段位置ずれ検出装置。
【請求項5】
請求項4に記載のエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、
各くしの両端に設けられたくし歯の導電線の端部と断線検出部とが電気的に接続される、
ことを特徴とするエスカレータの踏段位置ずれ検出装置。
【請求項6】
請求項4に記載のエスカレータの踏段位置ずれ検出装置において、
隣接するくしは、それぞれに設けられた導電線が電気的に接続するように配置され、
コムプレートの両端に配置されたくしに設けられた導電線の端部と断線検出部とが電気的に接続される、
ことを特徴とするエスカレータの踏段位置ずれ検出装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate