説明

エポキシ樹脂のための促進剤としての尿素−誘導体の使用

一般式(I)[式中、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素原子数1〜4の直鎖または分枝鎖脂肪族炭化水素基を表す]の非対称置換尿素誘導体の、場合によりハロゲン化されたAまたはF型のビスフェノールをベースとする並びにレゾルシノールまたはテトラキスフェニロールエタンをベースとするエポキシ樹脂系のための、潜伏性硬化剤としてのジシアンジアミドとの組合せにおける促進剤としての使用が記載されている。本発明により提案された促進剤/硬化剤−組合せの利点は、例えば優れた反応性および非常に良好な貯蔵安定性である。更に、相応して硬化した樹脂の機械的特性も同様に優れている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
エポキシ樹脂の使用はその優れた特性、例えば高い耐衝撃性および耐摩耗性および良好な化学物質に対する耐性のために、非常に広く普及しており、多くの分野に使用されている。エポキシ樹脂は優れた接着性および絶縁性を示す。これは、例えば繊維複合材料のためのマトリックスとして、例えば風力発電設備の建造においておよび航空分野における構造部材として使用される。エレクトロニクスの分野において、これは導電板における電気用積層板として使用される。更に、これは構造接着剤として、流し込み塗料としておよび粉末塗料樹脂としての使用が広く普及している。
【0002】
エポキシ樹脂の硬化は、種々のメカニズムにより経過する。フェノールまたは無水物での硬化の他に、エポキシ基の架橋のためのアミンでの硬化がしばしば記載されている。その際、水素原子の化学量論量を、例えば二官能性アミンを提供することができるように添加する。その他のメカニズムはエポキシ基と開始剤または促進剤との反応を記載しており、この際高反応性の中間生成物が形成され、この中間生成物はその他のエポキシ基と反応することができ、その他の架橋剤は必要とされない。この開始剤は架橋剤分子または硬化剤分子の反応の活性化エネルギーを低下することもでき、こうして硬化温度を著しく低下させる。この特性を有する化合物は、一般に3級アミン、イミダゾールまたは置換尿素であり、これは例えばジシアンジアミドの硬化温度を低下させることができる。
【0003】
通常、エポキシ樹脂配合物の個々の成分を、硬化および加温の直前に、初めて一緒に混合し、時間前での反応を阻止する。この際、樹脂およびこれとは別に分離した硬化剤と促進剤とからなる混合物を一緒にし、引き続き加熱により反応させる。この二成分混合物の欠点は、比較的短いポットライフであり、すなわちこの混合物を加工することのできる時間が比較的短いことである。同様に、混合の際の失敗が、不均質な生成物に導き、こうして不十分な結果に導くことがある。樹脂およびその他の成分(例えば充填材、チキソトロープ剤、顔料など)の他に、室温で潜伏性の硬化剤を含有する一成分混合は、明らかに長いポットライフを有し、完全に硬化するためには高い温度、特に100℃を越える温度および多くの場合長い硬化時間を有する。潜伏性の硬化剤の典型的な例はジシアンジアミドである(EP−148365A1、US2637715B1を参照)。この欠点を克服するために、そのような一成分混合物に化学的な潜伏性促進剤を添加し、このことにより貯蔵安定性および加工時間が短くなることを、硬化の温度を下げるためには、甘受しなければならなかった。そのような潜伏性の促進剤は、例えば特にウロン類(Urone)、例えば3−(3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル尿素(Diuron)(GB1153639A1、GB1293142A1、US3386956B1、US6231959B1参照)である。これらの化合物は通常1,1−ジアルキル−3−アリール尿素であり、この際芳香族基は置換されているかまたは非置換であってよいか、または水素化されている。高い温度では、この化合物はジメチルアミンおよびアリールイソシアネートを放出し、これはジシアンジアミドでの硬化反応を相乗的に促進する。こうして、明らかに低い温度で硬化することが可能である。ウロンのこの分解が生じる温度およびこうして架橋反応が開始する温度は、この物質の種類に依存する。同時に、硬化が開始する温度が低いほど、硬化温度を下回る温度でのそのような混合物の安定性も低下する。
【0004】
従来使用したアリール置換のウロンは混合物中で制限された安定性のみを示す、すなわち、長い貯蔵安定性および加工安定性を高い反応性と共に組み合わせて有する、新規促進剤に対する要求が更に存在する。付加的に、硬化したプラスチックの機械的特性は促進剤の添加により実質的に悪化するべきではない。
【0005】
潜伏性の促進剤として使用される多くの化合物は、汎用の溶剤中に十分な溶解性を示さず、これにより適用スペクトルは明らかに減少し、特に均質な反応を必要とする範囲においては明らかに減少する。使用したウロン促進剤のいくつかは、ハロゲン置換されていて、このことはエレクトロニクスの分野において適用を更に制限する。
【0006】
従って、本発明の課題は前記従来技術の欠点を有していないエポキシ樹脂系のための潜伏性促進剤を製造することである。潜伏性促進剤とは、ポットライフ、すなわち混合物を加工可能な時間をできるだけ低下させずに、同時に反応性、すなわち高めた温度での架橋を促進する樹脂−硬化剤混合物への添加物であると理解される。こうして、できるだけ長時間の加工時間を可能にする化合物が所望されている。従って、エポキシ樹脂系のための本発明による促進剤は、高い反応性、および室温もしくは硬化温度を下回る温度における非常に良好な貯蔵安定性を有し、更にできるだけハロゲン不含のもしくは毒性学的に心配のないのがよい。
【0007】
この課題は、一般式(I)
【0008】
【化1】

[式中、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素原子数1〜4の直鎖または分枝鎖脂肪族炭化水素基を表す]の非対称置換尿素誘導体を促進剤として使用することにより本発明において解決する。
【0009】
およびRは例えばメチル、エチル、プロピルおよびブチルであってよい。そのような尿素誘導体の例は、例えばN,N−ジエチル尿素、N−N−ジプロピル尿素、N,N−エチルメチル尿素およびN,N−ジメチル尿素である。有利な尿素誘導体はN,N−ジメチル尿素である。
【0010】
本発明により提案する促進剤は、非常に良好な反応性および貯蔵安定性を有するだけではなく、硬化した材料の機械的特性にも決してマイナスの影響を与えないということが、意外にも示された。
【0011】
ジメチル尿素のジシアンジアミドとの組合せにおける促進剤としての使用は、特開昭54−26000号公報により、ウレタン変性エポキシ樹脂系のために推奨されている、しかしながらこの組成物中での貯蔵安定性は(1,1′−メチレンジ−p−フェニレン)ビス(3,3−ジメチル尿素)(=MDI−ウロン)で達成される貯蔵安定性と同程度である。本発明により請求されたエポキシ樹脂系において非対称置換尿素誘導体で、MDI−ウロンで可能であるより著しく改善された貯蔵安定性が得られたことは驚くべきことであった。
【0012】
半導体システム分野でのエポキシ樹脂システムのための硬化剤として、N,N−ジメチル尿素とフェノールノボラックとの組合せが記載されている、特開昭56−133856号公報からも、相応するエポキシ樹脂−組成物の貯蔵安定性に対するN,N−ジメチル尿素の影響に関する示唆は見いだせない。
【0013】
本発明により、潜伏性硬化剤としてのジシアンジアミドと組み合わせて、一般式(I)
【0014】
【化2】

の非対称置換尿素誘導体を促進剤として使用し、その際、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素原子数1〜4の直鎖または分枝鎖脂肪族炭化水素基を表す。この際、メチル基、エチル基、プロピル基およびブチル基を挙げることができ、これは直鎖または場合により分枝状であってよい。本発明による尿素誘導体の例は、N,N−ジメチル尿素、N,N−ジエチル尿素、N−N−ジプロピル尿素並びにN,N−エチルメチル尿素である。尿素誘導体はN,N−ジメチル尿素を使用するのが有利である。
【0015】
本発明により提案される非対称置換尿素誘導体とジシアンジアミドとの組合せを次のエポキシ樹脂系のために使用するということは本発明の本質的なものである:場合によりハロゲン化されたA型またはF型のビスフェノールをベースとする並びにレゾルシノールまたはテトラキスフェニロールエタンをベースとするエポキシ樹脂。
【0016】
ビスフェノールAおよびFをベースとするエポキシ樹脂は、主に繊維複合材料、接着剤の分野において、並びにより高分子量において粉末塗料中に固体樹脂として使用される。
【0017】
電気用積層板の分野においては、硬化したエポキシ樹脂は特別な防炎性および高い温度安定性が期待される。このためには、ビスフェノールAのハロゲン化系が主に使用される、例えばテトラブロムビスフェノールA誘導体またはトリフルオロメチル置換したその変型が使用される。
【0018】
特に、防炎複合材料は、例えばレゾルシノールおよびテトラキスフェニロールエタンをベースとするエポキシ樹脂で製造される。
【0019】
相応するエポキシド樹脂に対するジシアンジアミドおよび尿素−誘導体の量比は広い範囲で変化させることができる。しかしながら、エポキシ樹脂に対してジシアンジアミドを約1〜15質量%、有利に約2〜12質量%、特に有利には約2〜8質量%使用するのが特に有利であることが示された。尿素誘導体は、エポキシ樹脂に対して約0.5〜15質量%、有利に約1〜12質量%の量で使用する。特に有利な量はエポキシ樹脂に対して約1〜10質量%である。
【0020】
有利な実施形によれば、尿素誘導体およびジシアンジアミドを、できるだけ微細な形で使用し、その際成分は有利な平均粒度約0.5〜100μm、特に約10〜50μm、殊に有利に約2〜10μmを示す。本発明により提案される促進剤および硬化剤のそれぞれのエポキシ樹脂との硬化反応は通常の方法で実施することができ、この際硬化を約70〜220℃、特に有利に約80〜160℃で実施する。
【0021】
本発明により請求した、促進剤としての尿素誘導体および潜伏性硬化剤としてのジシアンジアミドの組合せは、例えば繊維複合材料(複合材料)、粉末塗料被覆、電気用積層板並びに接着剤の分野におけるエポキシ樹脂−熱硬化のために著しく好適である。
【0022】
本発明による促進剤/硬化剤−組合せの利点は、優れた反応性および非常に良好な貯蔵安定性である。相応する完全に硬化した樹脂の機械的特性も同様に優れており、かつすでに使用したブロックト促進剤UR200(ジウロン)およびUR300(フェヌロン)の特性と同程度である。
【0023】
その非常に良好な適用技術的特性および低い毒性のために、本発明により提案された硬化剤/促進剤−系は工業的使用のために著しく好適である。
【0024】
次に、実施例につき本発明をより詳細に説明する。
【0025】
実施例
次の製品および物質を実施例において使用した:
エポキシ樹脂:
Epikote828(Resolution社):ビスフェノール−A−樹脂、EEW185、
DER664UE(Dow社):固体樹脂、EEW910(Harz)、
硬化剤:
Dyhard100s(Degussa社):微粉化ジシアンジアミド、粒度98%<10μm、50%約2.5μm(Dyh100S)、
促進剤:
Dyhard UR200(Degussa社):微粉化ジウロンすなわち3−((3,4−ジクロロフェニル)−1,1−ジメチル尿素)、粒度98%<10μm、50%約2.5μm(UR200)、
Dyhard UR300(Degussa社):微粉化フェヌロンすなわち3−フェニル−1,1−ジメチル尿素、粒度98%<10μm、50%約2.5μm(UR300)、
Dyhard UR500(Degussa社):微粉化TDI−ウロンすなわちトルイル−ビス−1,1−ジメチル尿素、粒度98%<10μm、50%約2.5μm(UR500)、
Dyhard MIA5(Degussa社):微粉化したビスフェノール−A−樹脂へのメチルイミダゾール付加物(Epikote828)、粒度98%<70μm、
N,N−ジメチル尿素もしくは1,1−ジメチル尿素(Merck社):実験室で粉砕、粒度98%<10μm、50%約2.5μm(1,1−DMH)、
N,N−ジエチル尿素もしくは1,1−ジエチル尿素(Merck社):実験室で粉砕、粒度98%<10μm、50%約2.5μm(1,1−DEH)、
MDI−ウロン、(1,1′−メチレンジ−p−フェニレン)ビス(3,3−ジメチル尿素)を公知法で、MDI(1,1′−メチレンジ−p−フェニレン)ジイソシアネートとジメチルアミンとから製造し(例えばEP−402020A1、CS233068B1)、引き続き実験室中で粉砕した、粒度98%<10μm、50%約2.5μm
添加物:
Lanco Wax TPS−040(Lubrizol社)、実験室にて微粉化98%<80μm
例1(本発明による):
第1表中の左から二番目の欄の組成(“成分”)の1つに相当する、ビスフェノールA樹脂(Epikote828、EEW185)、硬化剤としてのDyhard100Sおよび本発明による促進剤1,1−ジメチル尿素(1,1−DMH)または1,1−ジエチル尿素(1,1−DEH)からなる配合物並びにこれに対する比較としての、本発明によらないウロン−標準促進剤Dyhard UR200(ジウロン)およびUR300(フェヌロン)を含有する、第2表中の左から二番目の欄の組成(“成分”)に相当する配合物をそれぞれ5g製造した。それぞれ記載した温度でのゲル時間を測定し、かつDSCによる反応性を測定する。
【0026】
ピーク温度(DSC Peak)を測定するための温度プログラムとしては30から350℃に速度10℃/分で加熱した。反応の開始(DSC onset)は同じ測定から反応ピークに接線を引くことにより決定した。
【0027】
ガラス転移温度(Tg)測定のためには、材料に120℃でのゲル化時間測定を援用する。成形は200℃に加熱することにより(温度プログラム:30から200℃、加熱速度20℃/分)およびこの温度で30分間維持することにより完全に硬化する。室温(RT)への冷却の後、試料を30から200℃に加熱速度10℃/分で加熱し、これからTgを測定した。
【0028】
【表1】

【0029】
【表2】

【0030】
第1表および第2表の両方を比較することにより、促進剤としての1,1−ジメチル尿素の反応性は完全に一連のウロンの標準促進剤と同程度である。このことは、1,1−ジエチル尿素に関しても少し低い程度ではあるが、該当する。ジアルキル尿素−促進剤で硬化した材料のガラス転移温度は標準促進剤であるDyhard UR200およびUR300で達成される値の範囲中にある。特に多量の促進剤の添加において、本発明による物質におけるTg−低下への傾向は、あまり強くは生じない。
【0031】
例2
潜伏試験:
ビスフェノールAエポキシ樹脂(Epikote828、EEW185)100質量部およびDyhard100S6.5質量部からなる配合物に、潜伏性促進剤をそれぞれ第3および第4表に記載された量で添加した。それぞれの温度(40℃または23℃)で、記載した貯蔵期間の後、それぞれの粘度をHaake−粘度計で測定した。粘度を第3表および第4表の第3欄〜第8欄に記載する。
【0032】
【表3】

【0033】
第3表から、本発明による配合物が潜伏性に関して著しく改善された特性を有することが明らかになる:MDI−ウロンを有する配合物は40℃で、すでに15日間の後に粘度は2倍に上昇するが、1,1−ジメチル尿素においては約40日後に初めて粘度が2倍に上昇した。MDI−ウロンに関しては配合物の加工性は25日より短く、1,1−ジメチル尿素を含有する配合物に関しては、2倍以上に加工性は長くなる(50日を越える)。
【0034】
【表4】

【0035】
1,1−ジメチル尿素を含有する配合物の加工性は、同様に室温においてMDI−ウロンを有する配合物におけるより著しく高い。
【0036】
例3
種々の標準促進剤(MDI−ウロン、UR300およびUR500)とN,N−ジメチル尿素との比較
ビスフェノールAエポキシ樹脂(Epikote828、EEW185)100質量部およびDyhard100S6.5質量部および第5表中に記載されたそれぞれの量の促進剤からなる配合物を製造する。第2欄に記載する40℃での貯蔵期間の後に、それぞれの粘度をHaake粘度計により測定した。粘度の値は第5表の第3欄から第6欄に記載されている。
【0037】
【表5】

【0038】
一連のウロンの標準促進剤との比較において、一成分混合物中での1,1−ジメチル尿素の使用の利点は更に明らかになる:標準製品UR300およびUR500は40℃で僅かに1週間まで加工可能であり、MDI−ウロンでの配合物はそれでも3週間加工可能である。ジメチル尿素を含有する配合物は7〜8週間、加工可能である。
【0039】
例4
粉末塗料の例:
第6表に記載された成分からなる、次の配合物A、B、CおよびDを相互に比較した:
【0040】
【表6】

【0041】
この配合物はそれぞれ95℃で押出成形された。
【0042】
相応する粉末塗料を製造する際に、それぞれ粉末状の原料を予め混和し、均質性をよりよくするために95℃で押出成形し、引き続き粉砕し、次いでスプレーピストルでスチールプレート上に60〜80μmの層厚で担持し、異なる2つの温度(180および200℃)で硬化、もしくは架橋した。硬化した粉末塗料配合物の試験結果を第7表中に記載する。
【0043】
【表7】

【0044】
粉末塗料配合物における本発明による促進剤の機械的特性は、技術水準のメチルイミダゾール付加物(Dyhard MIA5)と完全に同程度であるが、同時により僅かな黄変傾向および改善された流れ特性において優れている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】

[式中、RおよびRはそれぞれ独立して、炭素原子数1〜4の直鎖または分枝鎖脂肪族炭化水素基を表す]の非対称置換尿素誘導体の、場合によりハロゲン化されたAまたはF型のビスフェノールをベースとする並びにレゾルシノールまたはテトラキスフェニロールエタンをベースとするエポキシ樹脂系のための、潜伏性硬化剤としてのジシアンジアミドとの組合せにおける促進剤としての使用。
【請求項2】
尿素誘導体としてN,N−ジメチル尿素を使用する、請求項1記載の使用。
【請求項3】
尿素誘導体をエポキシ樹脂に対して0.5〜15質量%の量で使用する、請求項1または2記載の使用。
【請求項4】
ジシアンジアミドをエポキシ樹脂に対して1〜15質量%の量で使用する、請求項1から3までのいずれか1項記載の使用。
【請求項5】
エポキシ樹脂の硬化反応を70〜220℃、特に80〜160℃で実施する、請求項1から4までのいずれか1項記載の使用。
【請求項6】
尿素誘導体およびジシアンジアミドが平均粒度0.5〜100μmを有する、請求項1から5までのいずれか1項記載の使用。
【請求項7】
尿素誘導体を潜伏性硬化剤としてのジシアンジアミドと組み合わせて、繊維複合材料(複合材料)、粉末塗料被覆、電気用積層板並びに接着剤の分野においてエポキシ樹脂の熱硬化のために使用する、請求項1から6までのいずれか1項記載の使用。

【公表番号】特表2007−504341(P2007−504341A)
【公表日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−529945(P2006−529945)
【出願日】平成16年5月28日(2004.5.28)
【国際出願番号】PCT/EP2004/005787
【国際公開番号】WO2004/106402
【国際公開日】平成16年12月9日(2004.12.9)
【出願人】(501073862)デグサ アクチエンゲゼルシャフト (837)
【氏名又は名称原語表記】Degussa AG
【住所又は居所原語表記】Bennigsenplatz 1, D−40474 Duesseldorf, Germany
【Fターム(参考)】