説明

エレベータシステム

【課題】災害が発生したことが検知された際に、所定の停止階に停止するエレベータシステムにおいて、災害が発生した際にも乗りかごのスペースを有効利用することである。
【解決手段】災害が発生したことが検知された際に、所定の停止階に停止するエレベータシステム10において、乗りかご16は、災害発生時に必要な物資を収納するトランク部25を含み、乗りかご16は、災害発生時に乗りかご16内に乗車して必要な物資258を取り出すためにかご扉が開制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータシステムに係り、特に、災害が発生したことが検知された際に、所定の停止階に停止するエレベータシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商業施設やマンション内、家庭内等といった種々の場所にエレベータシステムが設置されている。このようなエレベータシステムの中には、地震等の災害が発生した際により安全性を確保するために、乗りかごが最寄の階床に停止するといった動作が行われるものがある。本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、乗場呼び登録装置及びかご呼び登録装置のいずれかの呼び登録信号に応じてエレベーターかごを昇降させるエレベーター制御装置が開示されている。ここでは、地震、火災などの災害発生時にエレベーターかごが救出運転動作を完了し、所定階で戸閉休止状態になった時、エレベーターかご内から逃げ遅れた乗客の有無を判定・検出する検出手段、及びこの検出手段で検出した乗客が上記かご呼び登録装置に設けた戸開釦を操作した時、又は上記乗客が所定時間経過しても上記戸開釦を操作しない時、戸を強制的に開く戸開閉制御手段を備えた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−290509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなエレベータシステムにおいて、地震等の災害が発生した際に、所定の階床に停止させた状態のままで、乗りかご内のスペースを何にも利用せずに放置しておくのは非常にもったいない。
【0005】
本発明の目的は、災害が発生したことが検知された際に、所定の停止階に停止するエレベータシステムにおいて、災害が発生した際にも乗りかごのスペースを有効利用することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエレベータシステムは、災害が発生したことが検知された際に、所定の停止階に停止するエレベータシステムにおいて、乗りかごは、災害発生時に必要な物資を収納するトランク部を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、乗りかごは、災害発生時に乗りかご内に乗車して必要な物資を取り出すためにかご扉が開制御されることが好ましい。
【0008】
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、乗りかごは、トランク部の周囲を照らす照明部と、エレベータシステムの主電源とは別系統の電源部であって、災害発生時に予め蓄積された電力を照明部に供給する電源部と、を含むことが好ましい。
【0009】
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、トランク部は、通常時は施錠され、災害発生が検知されたときに連動して開錠される鍵部を有することが好ましい。
【0010】
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、トランク部は、通常時は施錠され、トランク部に対して物資を出し入れする必要が生じたときに専用鍵を用いて開錠される鍵部を有することが好ましい。
【0011】
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、トランク部は、乗りかごの床下部に設けられることが好ましい。
【0012】
また、本発明に係るエレベータシステムは、家庭用エレベータシステムであることが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
上記構成のエレベータシステムによれば、災害発生時に必要な物資を収納するトランク部を有しているため、トランク部に収納された物資を災害が発生した場合の避難用物資として利用することができる。したがって、災害が発生した際にもエレベータシステムの乗りかごのスペースを有効に利用することができる。
【0014】
また、上記構成のエレベータシステムによれば、災害発生時に乗りかご内に乗車して必要な物資を取り出すためにかご扉が開制御されるため、災害発生時に乗客等が必要な場合にのみ乗りかごに乗り込み、トランク部から必要な物資等を取り出すことができる。
【0015】
また、上記構成の照明部と電源部を有するエレベータシステムによれば、エレベータシステムの主電源とは別系統の電源部から供給された電力によって照明部がトランク部の周囲を照らしているため、トランク部から物資を取り出す際の作業性が向上する。
【0016】
また、上記構成の通常時は施錠され、災害発生が検知されたときに連動して開錠される鍵部を有するエレベータシステムによれば、通常時に誤ってトランク部が開いてしまうことを防止することができる。
【0017】
また、上記構成の通常時は施錠され、トランク部に対して物資を出し入れする必要が生じたときに専用鍵を用いて開錠される鍵部を有するエレベータシステムによれば、専用鍵でしか開錠されないため、子供等がいたずら等でトランク部を開いてしまうことを防止することができる。
【0018】
また、乗りかごの床下部に設けられるトランク部を備えるエレベータシステムによれば、物資を収納しやすく、かつ、昇降路の幅を変更することなくトランク部を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る実施の形態において、エレベータシステムを示す図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図に相当する図である。
【図3】本発明に係る実施の形態において、制御部の各要素を示す図である。
【図4】本発明に係る実施の形態において、エレベータシステムにおいて、災害発生時に乗客がトランク部から物資を取り出すことを可能とするための手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。また、以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0021】
図1は、エレベータシステム10を示す図である。図2は、図1におけるA−A線断面図に相当する図である。エレベータシステム10は、乗場11と、乗場壁12と、乗場扉14と、乗りかご16と、乗りかご扉18と、制御部26とを含んで構成される。なお、乗りかご12を移動させるための主ロープ8を巻き上げる巻上機(図示せず)と制御部26は機械室に設置されている。もちろん、エレベータシステム10において、巻上機と制御部26は特別に設けられた機械室ではなく、いわゆる機械室レスエレベータシステムのピット部に設けられるものであってもよい。
【0022】
乗場11は、乗客2が乗りかご16の到着を待つための広場である。図1では、乗客2が乗りかご16の到着を待っている様子が示されている。
【0023】
乗場壁12は、乗場11と、乗りかご16が昇降するための昇降路7とを区画するための壁である。乗場壁12には、乗りかご16の呼びを登録するための呼びボタン21が設けられた操作盤22と、乗りかご16が現在位置している情報を示すインジケータ(図示しない)が取り付けられている。
【0024】
乗場扉14は、乗客2が乗りかご16に対して乗り降りするために乗場壁12に設けられた開口13を開閉するための両開き扉である。また、乗場扉14は、先に述べた両開き扉に限定されず、例えば、片開き扉であってもよい。
【0025】
乗場側敷居溝15は、乗場扉14の開閉動作を案内するための溝である。かご側敷居溝19は、乗りかご扉18の開閉動作を案内するための溝である。ここで、乗場側敷居溝15とかご側敷居溝19をあわせた敷居溝の周辺部分を敷居部と呼ぶ。
【0026】
乗りかご16は、乗客2が望む行先階へ移動するために乗客2が乗るものであり、その内部には適当な人数が収容可能な程度の空間が設けられている。また、乗りかご16内の天井には、図示しない照明器具(エレベータシステム10の主電源から電力供給されている照明器具)が取り付けられており、通常時は、この照明器具によって乗りかご16内が照らされている。また、乗りかご16の床23の下部である床下部には、トランク部25が設けられている。
【0027】
電源部272は、エレベータシステム10の主電源とは別系統の電源であって、災害が発生した際に、照明部274に電力を供給するために予め電力が蓄積されたバッテリである。また、電源部272は、通常時は照明部274への電力供給が停止されているが、災害発生時に制御部26からの制御指令によって、照明部274の点灯に必要な電力を供給する。
【0028】
照明部274は、乗りかご16内を照らすために乗りかご16の天井角部に設置される災害時用照明器具である。照明部274は、通常時は電源部272からの電力供給がなされていないため消灯している状態であるが、災害発生時には電源部272からの電力供給がなされるため点灯している。なお、照明部274は、乗りかご16の天井角部に設置されるものとして説明したが、この場所に限定されず、例えば、乗客2のトランク部25から物資258の取り出し作業の作業性向上となるようにトランク部25の周囲を照らすことを可能とする場所に設けられるものであればよい。
【0029】
乗りかご扉18は、乗客2が乗りかご16に対して乗り降りするために、乗りかご16が各乗場11に着床した際に、乗場壁12に設けられた開口13と対向する位置となる乗りかご16の側壁部分に設けられた開口17を開閉するための両開き扉である。また、乗りかご扉18は、先に述べた両開き扉に限定されず、例えば、片開き扉であってもよいが、扉の形式は乗場扉14と乗りかご扉18とで通常は同じものであり、また開閉動作も連動して行われることが通常である。
【0030】
トランク部25は、地震等の災害発生時に必要な物資258(例えば、懐中電灯や非常食)を収納しておくために、適当な広さを有するトランクルームである。トランク部25の蓋252は、回動軸256を軸として矢印X方向に回動されることで、乗客2がトランク部25内の物資258を取り出せる状態となる。そして、トランク部25には、蓋252が通常時は開かないようにロックされ、制御部26の制御によってアンロック可能なロック機構を有する鍵部254が設けられている。
【0031】
制御部26は、エレベータシステム10の全般の制御に関する制御回路を含んで構成される。ここでは、特に、制御部26は、災害発生時の対応を行う災害発生時対応機能と、乗りかご16の昇降制御機能と、乗場扉14および乗りかご扉18の開閉制御機能と、乗りかご16の災害発生時照明点灯機能と、トランク部25の蓋252の開閉機能とについて説明する。図3は、制御部26の各要素を示す図である。制御部26は、災害発生時対応処理部261と、かご昇降制御処理部262と、開閉制御処理部264と、照明点灯処理部266と、蓋開閉処理部268とを含んで構成される。
【0032】
災害発生時対応処理部261は、図示しない災害監視センタからの災害発生を検知した旨の通報を受けてエレベータシステム10を災害発生時対応作動モードに切り替える機能を有する。具体的には、災害発生時対応処理部261は、かご昇降制御処理部262に対して乗りかご16を最寄階に停止させるための制御指令を送信する。また、災害発生時対応処理部261は、乗りかご16が上記のかご昇降制御処理部262に対する指令により、最寄階に停止したときに、開閉制御処理部264に対して、乗場扉14、乗りかご扉18が呼びボタン21の操作により開制御可能となるようにするための指令を送信する。さらに、災害発生時対応処理部261は、照明点灯処理部266に対して、照明部274を点灯させるための制御指令を送信する。そして、災害発生時対応処理部261は、蓋開閉処理部268に対して、鍵部254をアンロックさせてトランク部25の蓋252を開くための制御指令を送信する。
【0033】
かご昇降制御処理部262は、乗客2等を所望の階床に移動させるために、乗りかご16を昇降路7内で昇降させる制御を行う機能を有する。具体的には、各乗場11において乗客2が呼びボタン21を押せば、該当乗場11に向かって乗りかご16を昇降させ、また、その後乗りかご16内に乗り込んだ乗客2が行先設定階を設定することで、行先階まで乗りかご16を昇降させる機能を有する。また、かご昇降制御処理部262は、災害発生時対応処理部261からの制御指令により、災害発生時には、乗りかご16を最寄階に停止させる。
【0034】
開閉制御処理部264は、乗りかご16内にいる乗客2によってなされる乗場扉14、乗りかご扉18の開閉操作に応じ、それぞれの扉の開閉制御を行う機能を有する。また、開閉制御処理部264は、乗りかご16が所定の乗場11へ着床したときに乗客2を乗り降りさせるために乗場扉14、乗りかご扉18の開制御を行う機能を有する。さらに、開閉制御処理部264は、乗場扉14、乗りかご扉18を開いた後は、乗客2から乗場扉14、乗りかご扉18に対する閉操作が所定の時間無かった場合に、乗場扉14、乗りかご扉18の閉制御を行う機能も有する。また、開閉制御処理部264は、災害発生時対応処理部261からの制御指令により、乗りかご16が最寄階に停止したときに、乗場扉14、乗りかご扉18が呼びボタン21の操作により開制御可能な状態とさせる機能を有する。
【0035】
照明点灯処理部266は、災害発生時対応処理部261からの制御指令により、照明部274を点灯させるために、照明部274に電力を供給するように電源部272を制御する機能を有する。
【0036】
蓋開閉処理部268は、災害発生時対応処理部261からの制御指令により、鍵部254をアンロックさせ、さらに、トランク部25の蓋252について回動軸256を軸として矢印X方向に回動させる制御を行う機能を有する。
【0037】
上記構成のエレベータシステム10の動作について図1〜図4を用いて説明する。図4は、エレベータシステム10において、災害発生時に乗客2がトランク部25から物資258を取り出すことを可能とするための手順を示すフローチャートである。まず制御部は、災害監視センタからの災害発生を検知した旨の通報を受けたか否かを判断する(S10)。この工程は、制御部26の災害発生時対応処理部261の機能によって実行される。S10において、災害発生を検知した旨の通報がないと判断された場合には、再びS10へと戻る。
【0038】
S10において、災害発生を検知した旨の通報があると判断された場合には、災害発生時対応処理部261の機能によって、災害発生時対応作動モードへと移行され、具体的にはS12〜S18の処理が行われるように移行される。
【0039】
S12は、乗りかご16が作動中である場合に、乗りかご16を最寄の停止階に停止させる(S12)。この工程は、制御部26のかご昇降制御処理部262の機能によって実行される。
【0040】
次に、乗客2が操作盤22の呼びボタン21で乗場扉14、乗りかご扉18の開制御可能な状態となるように制御する(S14)。この工程は、制御部26の開閉制御処理部264の機能によって実行される。
【0041】
そして、電源部272から照明部274に対して電力が供給されるように電源部272を制御し、照明部274を点灯させる(S16)。この工程は、制御部26の照明点灯処理部266の機能によって実行される。
【0042】
それから、鍵部254をアンロックさせ、さらに、トランク部25の蓋252に対し、回動軸256を軸として矢印X方向に回動ように制御して、トランク部25の中から物資258を取り出せる状態とする(S18)。この工程は、制御部26の蓋開閉処理部268の機能によって実行される。
【0043】
このように、エレベータシステム10によれば、災害発生の検知に連動して、乗りかご16を最寄階に停止させ、呼びボタン21を操作によって乗場扉14、乗りかご扉18の開制御が可能となるようにし、照明部274を点灯させ、トランク部25の蓋252を開く。したがって、乗客2は、必要に応じて呼びボタン21を操作して乗場扉14、乗りかご扉18を開き、乗りかご16内に乗り込んでトランク部25から物資258を取り出すことができる。したがって、エレベータシステム10によれば、災害発生時においても乗りかご16のスペースを有効に活用することができる。
【0044】
そして、エレベータシステム10によれば、主電源とは別系統の電源部272から供給された電力によって照明部274がトランク部25の周囲が照らされているため、物資258を取り出す際の作業がしやすくなるとともに、乗客2も乗りかご16内が明るいことで安心することができる。
【0045】
また、エレベータシステム10によれば、通常時は鍵部254によってロックされ、災害発生時の検知に連動してトランク部25の鍵部254がアンロックされて蓋252が開くため、通常時に誤ってトランク部25が開いてしまうことを防止することができる。
【0046】
また、エレベータシステム10は、トランク部25が乗りかご16の床23下部に設けられているため、物資258を収納しやすく、かつ、昇降路7の幅(乗りかご16の昇降方向に垂直方向となる幅)を変更することなくトランク部25を設けることができる。
【0047】
なお、エレベータシステム10では、鍵部254が制御部26によって災害発生の検知に連動してアンロックされるものとして説明したが、このように自動的に開錠されるものでなく、乗客2が所有する専用鍵で必要に応じてアンロックできるものとしてもよい。この場合には、乗客2が必要なときに物資258を取り出すためにトランク部25の蓋252を開くことができるとともに、子供等がいたずら等の目的で蓋252を開いてしまうことを防止することができる。
【0048】
また、エレベータシステム10は、商業施設等の種々の場所に設けることができるが、家庭に用いられるホームエレベータであることが好ましい。このとき、商業施設に用いられるエレベータシステムのように法規制される項目が少なく、各家庭の事情に応じてシステムを構成する自由度が大きい。したがって、例えば、災害発生の検知に連動して、乗りかご16を予め定められた階(例えば1階)に停止させ、乗場扉14、乗りかご扉18を開きっぱなしとし、照明部274を点灯させ、トランク部25の蓋252を開くようにすることもできる。これにより、乗客2は乗りかご16の停止階が予め決められているため、乗りかご16の停止階を容易に把握できる。さらに、乗場扉14、乗りかご扉18も開放されているため呼びボタン21の操作が不要である。そして、乗場扉14、乗りかご扉18も開放されているため、例えば、災害によって停電状態となっている場合であっても、乗場扉14、乗りかご扉18から照明部274の明かりが見えるため、乗客2は安心することができる。
【符号の説明】
【0049】
2 乗客、7 昇降路、8 主ロープ、10 エレベータシステム、11 乗場、12乗場壁、13 開口、14 乗場扉、15 乗場側敷居溝、16 乗りかご、17 開口、18 乗りかご扉、19 かご側敷居溝、21 呼びボタン、22 操作盤、23 床、25 トランク部、26 制御部、252 蓋、254 鍵部、256 回動軸、258 物資、261 災害発生時対応処理部、262 かご昇降制御処理部、264 開閉制御処理部、266 照明点灯処理部、268 蓋開閉処理部、272 電源部、274 照明部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
災害が発生したことが検知された際に、所定の停止階に停止するエレベータシステムにおいて、
乗りかごは、
災害発生時に必要な物資を収納するトランク部を含むことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のエレベータシステムにおいて、
乗りかごは、
災害発生時に乗りかご内に乗車して必要な物資を取り出すためにかご扉が開制御されることを特徴とするエレベータシステム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のエレベータシステムにおいて、
乗りかごは、
トランク部の周囲を照らす照明部と、
エレベータシステムの主電源とは別系統の電源部であって、災害発生時に予め蓄積された電力を照明部に供給する電源部と、
を含むことを特徴とするエレベータシステム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1に記載のエレベータシステムにおいて、
トランク部は、
通常時は施錠され、災害発生が検知されたときに連動して開錠される鍵部を有することを特徴とするエレベータシステム。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1に記載のエレベータシステムにおいて、
トランク部は、
通常時は施錠され、トランク部に対して物資を出し入れする必要が生じたときに専用鍵を用いて開錠される鍵部を有することを特徴とするエレベータシステム。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1に記載のエレベータシステムにおいて、
トランク部は、
乗りかごの床下部に設けられることを特徴とするエレベータシステム。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1のエレベータシステムは、家庭用エレベータシステムであることを特徴とするエレベータシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−98788(P2011−98788A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−252913(P2009−252913)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】