説明

エンドグリン抗体

本出願は、ヒト化抗エンドグリン抗体及びヒト化/脱免疫化抗エンドグリン抗体並びにそれらの抗原結合断片による組成物に関する。一態様は、それらの可変重鎖、可変軽鎖、又はこれらの両方のフレームワーク領域のうちの少なくとも1つによる少なくとも1つのアミノ酸残基において、1又は複数の修飾を有する抗体に関する。別の態様は、エンドグリンに結合し、且つ、血管新生を阻害する抗体に関する。別の態様は、ヒト化抗体の脱免疫化により、免疫原性を低減することに関する。別の態様は、エンドグリン、血管新生、又はこれらの組合せに随伴する疾患又は状態を検出、診断、又は治療するための、エンドグリンに結合するヒト化抗体及びヒト化/脱免疫化抗体の使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
アミノ酸配列が配列番号89として示される重鎖可変領域と、アミノ酸配列が配列番号93として示される軽鎖可変領域とを含む抗体又はその抗原結合断片。
【請求項2】
エンドグリンに結合する抗体又はその抗原結合断片であって、アミノ酸配列が配列番号89として示される重鎖可変領域と、アミノ酸配列が配列番号93として示される軽鎖可変領域とを含み、
前記重鎖可変領域が、Kabatによる番号付けシステムを使用する、49位におけるグリシン(G)のアラニン(A)又はセリン(S)による置換;51位におけるアラニン(A)のイソロイシン(I)による置換;52b位におけるリシン(K)のアルギニン(R)又はアスパラギン(Q)による置換;78位におけるロイシン(L)のバリン(V)による置換からなる群から選択される1又は複数の修飾をさらに含み、
前記軽鎖可変領域が、Kabatによる番号付けシステムを使用する、4位におけるメチオニン(M)のロイシン(L)による置換;19位におけるアラニン(A)のバリン(V)による置換;22位におけるトレオニン(T)のセリン(S)による置換;48位におけるアラニン(A)のイソロイシン(I)による置換;51位におけるトレオニン(T)のセリン(S)による置換からなる群から選択される1又は複数の修飾をさらに含む、上記抗体又はその抗原結合断片。
【請求項3】
アミノ酸配列が配列番号88、89、90、91、又は92として示される重鎖可変領域と、アミノ酸配列が配列番号93、94、95、96、97、100、102、又は103として示される軽鎖可変領域とを含む、請求項2に記載の抗体又はその抗原結合断片。
【請求項4】
Fab断片、Fab’断片、F(ab’)2断片、Fv断片、scFv断片、単鎖結合ポリペプチド、Fd断片、可変重鎖、可変軽鎖、又はdAb断片である、請求項1に記載の抗原結合断片。
【請求項5】
請求項1に記載の抗体又は抗原結合断片と、許容される担体又は賦形剤とを含む組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の抗体又は抗原結合断片をコードするヌクレオチド配列を含む核酸。
【請求項7】
治療用標識、診断用標識、又はこれらの両方によりさらに標識されている、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合断片。
【請求項8】
対象における血管新生関連疾患を治療する方法であって、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合断片による組成物を投与するステップを含む上記方法。
【請求項9】
前記抗体又はその抗原結合断片が、治療用標識、診断用標識、又はこれらの両方により標識されている、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
血管新生関連疾患が、血管新生/新血管形成、糖尿病性腎障害、IBD、関節リウマチ、骨関節炎、がん、又は転移を特徴とする眼疾患である、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
眼疾患が、黄斑変性である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
眼疾患が、糖尿病性網膜症である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
がんが、充実性腫瘍である、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
がんが、上皮ベースの腫瘍である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
がんが、肺がん、婦人科悪性腫瘍、黒色腫、乳がん、膵臓がん、卵巣がん、子宮がん、結腸直腸がん、前立腺がん、腎がん、頭部がん、膵臓がん、肝がん(肝細胞がん)、子宮がん、頚部がん、腎がん(腎細胞がん)、肉腫、骨髄腫、及びリンパ腫からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
1又は複数の血管新生阻害剤を投与するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
血管新生阻害剤が、化学療法、VEGF受容体阻害剤、VEGF阻害剤、又はこれらの組合せである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
抗体又はその抗原結合断片による組成物が、約0.01mg/kg、約0.05mg/kg、約0.1mg/kg、約0.5mg/kg、約1mg/kg、約5mg/kg、約10mg/kg、約20mg/kg、約30mg/kg、約40mg/kg、約50mg/kg、約60mg/kg、約70mg/kg、約80mg/kg、約90mg/kg、約100mg/kg、約125mg/kg、約150mg/kg、約175mg/kg、又は約200mg/kgの量で投与される、請求項8に記載の方法。
【請求項19】
a)検査される患者に由来する充実性腫瘍又は血漿のがん細胞試料を準備するステップと、
b)前記試料において、それらの発現が血管新生阻害剤に対する感受性又は耐性と相関している遺伝子又は遺伝子産物のパネルから選択される少なくとも1つの遺伝子又は遺伝子産物の発現を検出するステップであって、前記少なくとも1つの遺伝子又は遺伝子産物が、VEGF、VEGF受容体、HIF−1α、胎盤細胞増殖因子受容体、及びCD105からなる群から選択される1又は複数の遺伝子又は遺伝子産物から選択される上記ステップと、
c)前記患者試料において検出される少なくとも1つの遺伝子又は遺伝子産物の発現レベルを、血管新生阻害剤に対する感受性又は耐性と相関している少なくとも1つの遺伝子又は遺伝子産物の発現レベルと比較するステップと
を含む診断方法。
【請求項20】
血管新生阻害剤が、VEGF受容体阻害剤、VEGF阻害剤、及びエンドグリン阻害剤から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
がん細胞試料又はヒト血漿試料において、血管新生阻害剤に対する感受性又は耐性と相関している、VEGF、VEGF受容体、HIF−1α、胎盤細胞増殖因子受容体、及びエンドグリンから選択される1又は複数の遺伝子の発現レベルを検出するための試薬を含むキット。
【請求項22】
抗体又はその抗原結合断片を含有する、請求項21に記載のキット。

【図4−1】
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【図4−2】
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【図5−1】
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【図5−2】
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【図6】
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【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図7】
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【図8−1】
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【図8−2】
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【図8−3】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19−1】
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【図19−2】
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【図19−3】
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【図20】
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【図21−1】
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【図21−2】
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【図21−3】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【公表番号】特表2013−506677(P2013−506677A)
【公表日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−532280(P2012−532280)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/050759
【国際公開番号】WO2011/041441
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(512039824)トラコン ファーマシューティカルズ、インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】