カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法
【課題】カメラのオートフォーカス(autofocus, AF)発光装置の修正方法を提供する。
【解決手段】オートフォーカス発光装置によって投射された光線は、参考映像をキャプチャーし、かつ、投射光線の中心座標に対応する参考映像の中心座標の相対位置を保存させる。カメラを操作する時、カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させる。保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置をディスプレイの中心へと移動させる。
【解決手段】オートフォーカス発光装置によって投射された光線は、参考映像をキャプチャーし、かつ、投射光線の中心座標に対応する参考映像の中心座標の相対位置を保存させる。カメラを操作する時、カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させる。保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置をディスプレイの中心へと移動させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オートフォーカス(autofocus, AF)発光装置に関し、より詳しくは、カメラのオートフォーカス(autofocus, AF)発光ダイオードの修正方法に関する。
【0002】
一部のカメラは補助的なオートフォーカス(autofocus, AF)発光装置を有し、例えば、オートフォーカス発光ダイオード(AF light-emitting diode, AF LED)によって、周囲の光線が不十分な時、フォーカス機能を実行させる。しかし、カメラの製造工程と組み立て時に起こる避けられない公差によって、オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠(focus frame)の中心と一致しないことも度々ある。図1Aは理想的な状況下を示す概略図であり、オートフォーカス発光ダイオードの投射光10はフォーカス枠12の中心にある。図1Bから図1Eの概略図はオートフォーカス発光ダイオードの投射光10がフォーカス枠12の中心からそれてしまった状態を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述した従来の技術では、上述の偏差を防止するため、工場内で人の手により、一つずつカメラのオートフォーカス発光ダイオードを調節し、オートフォーカス発光ダイオードの投射光線の中心をフォーカス枠の中心と一致させることが必要であり、調節工程では多くの作業時間を費やす必要があるといった問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、カメラのオートフォーカス(AF)発光ダイオード修正方法を提供することを目的の一つとする。特に、映像キャプチャーの品質を落とさないという前提の下、必要な作業時間を減少させるようにする。
【0005】
本実施形態では、カメラのオートフォーカス発光装置の修正前に、オートフォーカス発光装置の投射光線によって、参考映像をキャプチャーし、かつ、参考映像の中心座標に対応する投射光線の中心座標の相対位置を保存する。オートフォーカス発光装置の修正後(例えば、カメラを操作する時)、カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させる。さらに、保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置はディスプレイの中心へと移動される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法は、
オートフォーカス発光装置の投射光線によって、参考映像をキャプチャーするステップと、
参考映像の中心座標に対応する投射光線の中心座標の相対位置を保存するステップと、
カメラを操作する時、カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させるステップと、
保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置をディスプレイの中心へと移動させるステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業時間を短縮し、関連するコストが減少されるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】理想的な状況下において、オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心にある状態を示す概略図である。
【図1B】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図1C】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図1D】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図1E】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態の修正前半に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法を示すフローチャートである。
【図3】参考映像の中心座標と投射光線の中心座標を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態の修正後半に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法を示すフローチャートである。
【図5A】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【図5B】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【図5C】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【図5D】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。本発明の実施形態に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法は、図2の本発明の実施形態の修正前半に係るフローチャートに示されている。本実施形態では、オートフォーカス発光装置(あるいは、補助オートフォーカス発光装置)は発光ダイオード(light-emitting diode, LED)であるが、例えば、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode, OLED)など、他の発光装置でも可能である。
【0010】
ステップ21では、オートフォーカス発光ダイオードによって、光線が参考平面(例えば、標準反射板(gray card))に投射され、参考映像がキャプチャーされる。さらに、ステップ22では、参考映像を分析することにより、参考映像の中心座標に対応する投射光線の中心座標の相対位置を探し出す。図3では、参考映像31の中心座標30と投射される光線33の中心座標32を示す。最後に、ステップ23では、上述の参考映像の中心座標に対応する投射される光線の中心座標の相対位置をカメラの記憶装置(例えば、リードオンリーメモリ(ROM))に保存する。本実施形態では、参考映像31と投射光線33の中心座標が保存される。保存される相対位置は後続のカメラを操作する時に、カメラを修正するために用いられる。
【0011】
図4のフローチャートは本発明の実施形態の修正後半に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法である。まず、ステップ40では、オートフォーカスモード(AF mode)をオンにさせる。これは例えば、カメラのシャッターボタンが半押しにされる時、オートフォーカスモードはオンにされるといったようにである。そして、ステップ41では、オートフォーカス発光ダイオードをオンにさせる必要があるかどうかが決定される。本実施形態では、カメラ周辺の輝度が所定の臨界値より低い時、オートフォーカス発光ダイオードはオンにされる。もし、ステップ41の決定がオートフォーカス発光ダイオードをオンにしないという結果の時、カメラディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ(LCD))の中心には通常のオートフォーカスマークが表示される。さらに、ステップ43では、カメラの処理器(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP))はオートフォーカス動作を実行させる。最後に、完全にシャッターボタンが押される時、撮影が行われる(ステップ44)。
【0012】
もし、ステップ41の決定がオートフォーカス発光ダイオードをオンにするという結果の時、カメラはオートフォーカス発光ダイオードのフォーカスモード(AF LED focus mode)を実行させ(ステップ45)、この時、オートフォーカス発光ダイオードは光線を投射させ、かつ、カメラディスプレイ上にはプレビュー映像が表示される。続いて、ステップ46では、例えば、参考映像と投射光線の中心座標といった、カメラの記憶装置に保存された相対位置が読み取られる。
【0013】
また、ステップ47は保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置をカメラディスプレイの中心へと移動させる。このステップでは、同時にディスプレイの中心にはオートフォーカスマークが表示される。具体的に説明すると、本実施形態では、プレビュー映像をズーム調節させることにより、投射光線の中心位置をディスプレイの中心へと移動させる。ここでは、図5Aから図5Dに、ディスプレイに表示される映像の順序を示す。まず、例えば、図5Aに示すように、ユーザーはある物体(例えば、人)がディスプレイ34の中心にあるように狙いを定め、この時、投射光線33の中心位置32はディスプレイの中心からそれている。そして、中心位置32を基準とする部分映像50を拡大させ、これをディスプレイ34全体に表示させ、図5Bに示されるようになる。このため、投射光線33はディスプレイ34の中心に位置づけられ、物体(人)はわずかに拡大されることにより、わずかにディスプレイの中心から離れる。この時、ユーザーは直感的にカメラ(例えば、右に移動)を移動させることにより、物体をディスプレイ34の中心に位置づけさせ、例えば、図5Cに示すようになり、この時、それている投射光線は修正される。さらに、ステップ48では、カメラの処理器(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP))はオートフォーカス動作を実行させる。最後にステップ49では、完全にシャッターボタンが押され、撮影が行われる前に、カメラはオートフォーカス発光ダイオードフォーカスモード(AF LED focus mode)を完了させる。ここでは、オートフォーカス発光ダイオードは光線の投射を停止させ、ズーム動作を解除させる。これ以外に、図5Dに示すように、ディスプレイ34はズームされていないプレビュー映像を示す。
【0014】
本発明によれば、工場から出荷される前に人の手によって、一台ずつカメラのオートフォーカス発光ダイオードを調節する必要がなく、カメラを操作する時に自動的に修正が実行され、これにより、大幅に作業時間とコストを減少させることが可能となる。
【0015】
上述の実施形態は本発明の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当該技術分野を熟知する者に本発明の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、本発明の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、後述の請求項に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0016】
10 投射光
12 フォーカス枠
21−23 ステップ
30 (参考映像の)中心座標
31 参考映像
32 (投射光線の)中心座標
33 投射光線
34 ディスプレイ
40−49 ステップ
50 部分映像
【技術分野】
【0001】
本発明は、オートフォーカス(autofocus, AF)発光装置に関し、より詳しくは、カメラのオートフォーカス(autofocus, AF)発光ダイオードの修正方法に関する。
【0002】
一部のカメラは補助的なオートフォーカス(autofocus, AF)発光装置を有し、例えば、オートフォーカス発光ダイオード(AF light-emitting diode, AF LED)によって、周囲の光線が不十分な時、フォーカス機能を実行させる。しかし、カメラの製造工程と組み立て時に起こる避けられない公差によって、オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠(focus frame)の中心と一致しないことも度々ある。図1Aは理想的な状況下を示す概略図であり、オートフォーカス発光ダイオードの投射光10はフォーカス枠12の中心にある。図1Bから図1Eの概略図はオートフォーカス発光ダイオードの投射光10がフォーカス枠12の中心からそれてしまった状態を示す。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述した従来の技術では、上述の偏差を防止するため、工場内で人の手により、一つずつカメラのオートフォーカス発光ダイオードを調節し、オートフォーカス発光ダイオードの投射光線の中心をフォーカス枠の中心と一致させることが必要であり、調節工程では多くの作業時間を費やす必要があるといった問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、カメラのオートフォーカス(AF)発光ダイオード修正方法を提供することを目的の一つとする。特に、映像キャプチャーの品質を落とさないという前提の下、必要な作業時間を減少させるようにする。
【0005】
本実施形態では、カメラのオートフォーカス発光装置の修正前に、オートフォーカス発光装置の投射光線によって、参考映像をキャプチャーし、かつ、参考映像の中心座標に対応する投射光線の中心座標の相対位置を保存する。オートフォーカス発光装置の修正後(例えば、カメラを操作する時)、カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させる。さらに、保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置はディスプレイの中心へと移動される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法は、
オートフォーカス発光装置の投射光線によって、参考映像をキャプチャーするステップと、
参考映像の中心座標に対応する投射光線の中心座標の相対位置を保存するステップと、
カメラを操作する時、カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させるステップと、
保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置をディスプレイの中心へと移動させるステップとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業時間を短縮し、関連するコストが減少されるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】理想的な状況下において、オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心にある状態を示す概略図である。
【図1B】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図1C】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図1D】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図1E】オートフォーカス発光ダイオードの投射光がフォーカス枠の中心からそれている状態を示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態の修正前半に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法を示すフローチャートである。
【図3】参考映像の中心座標と投射光線の中心座標を示す概略図である。
【図4】本発明の実施形態の修正後半に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法を示すフローチャートである。
【図5A】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【図5B】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【図5C】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【図5D】ディスプレイに表示される映像の順序を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。本発明の実施形態に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法は、図2の本発明の実施形態の修正前半に係るフローチャートに示されている。本実施形態では、オートフォーカス発光装置(あるいは、補助オートフォーカス発光装置)は発光ダイオード(light-emitting diode, LED)であるが、例えば、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode, OLED)など、他の発光装置でも可能である。
【0010】
ステップ21では、オートフォーカス発光ダイオードによって、光線が参考平面(例えば、標準反射板(gray card))に投射され、参考映像がキャプチャーされる。さらに、ステップ22では、参考映像を分析することにより、参考映像の中心座標に対応する投射光線の中心座標の相対位置を探し出す。図3では、参考映像31の中心座標30と投射される光線33の中心座標32を示す。最後に、ステップ23では、上述の参考映像の中心座標に対応する投射される光線の中心座標の相対位置をカメラの記憶装置(例えば、リードオンリーメモリ(ROM))に保存する。本実施形態では、参考映像31と投射光線33の中心座標が保存される。保存される相対位置は後続のカメラを操作する時に、カメラを修正するために用いられる。
【0011】
図4のフローチャートは本発明の実施形態の修正後半に係るカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法である。まず、ステップ40では、オートフォーカスモード(AF mode)をオンにさせる。これは例えば、カメラのシャッターボタンが半押しにされる時、オートフォーカスモードはオンにされるといったようにである。そして、ステップ41では、オートフォーカス発光ダイオードをオンにさせる必要があるかどうかが決定される。本実施形態では、カメラ周辺の輝度が所定の臨界値より低い時、オートフォーカス発光ダイオードはオンにされる。もし、ステップ41の決定がオートフォーカス発光ダイオードをオンにしないという結果の時、カメラディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ(LCD))の中心には通常のオートフォーカスマークが表示される。さらに、ステップ43では、カメラの処理器(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP))はオートフォーカス動作を実行させる。最後に、完全にシャッターボタンが押される時、撮影が行われる(ステップ44)。
【0012】
もし、ステップ41の決定がオートフォーカス発光ダイオードをオンにするという結果の時、カメラはオートフォーカス発光ダイオードのフォーカスモード(AF LED focus mode)を実行させ(ステップ45)、この時、オートフォーカス発光ダイオードは光線を投射させ、かつ、カメラディスプレイ上にはプレビュー映像が表示される。続いて、ステップ46では、例えば、参考映像と投射光線の中心座標といった、カメラの記憶装置に保存された相対位置が読み取られる。
【0013】
また、ステップ47は保存された相対位置に基づき、投射光線の中心位置をカメラディスプレイの中心へと移動させる。このステップでは、同時にディスプレイの中心にはオートフォーカスマークが表示される。具体的に説明すると、本実施形態では、プレビュー映像をズーム調節させることにより、投射光線の中心位置をディスプレイの中心へと移動させる。ここでは、図5Aから図5Dに、ディスプレイに表示される映像の順序を示す。まず、例えば、図5Aに示すように、ユーザーはある物体(例えば、人)がディスプレイ34の中心にあるように狙いを定め、この時、投射光線33の中心位置32はディスプレイの中心からそれている。そして、中心位置32を基準とする部分映像50を拡大させ、これをディスプレイ34全体に表示させ、図5Bに示されるようになる。このため、投射光線33はディスプレイ34の中心に位置づけられ、物体(人)はわずかに拡大されることにより、わずかにディスプレイの中心から離れる。この時、ユーザーは直感的にカメラ(例えば、右に移動)を移動させることにより、物体をディスプレイ34の中心に位置づけさせ、例えば、図5Cに示すようになり、この時、それている投射光線は修正される。さらに、ステップ48では、カメラの処理器(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP))はオートフォーカス動作を実行させる。最後にステップ49では、完全にシャッターボタンが押され、撮影が行われる前に、カメラはオートフォーカス発光ダイオードフォーカスモード(AF LED focus mode)を完了させる。ここでは、オートフォーカス発光ダイオードは光線の投射を停止させ、ズーム動作を解除させる。これ以外に、図5Dに示すように、ディスプレイ34はズームされていないプレビュー映像を示す。
【0014】
本発明によれば、工場から出荷される前に人の手によって、一台ずつカメラのオートフォーカス発光ダイオードを調節する必要がなく、カメラを操作する時に自動的に修正が実行され、これにより、大幅に作業時間とコストを減少させることが可能となる。
【0015】
上述の実施形態は本発明の技術思想及び特徴を説明するためのものにすぎず、当該技術分野を熟知する者に本発明の内容を理解させると共にこれをもって実施させることを目的とし、本発明の特許請求の範囲を限定するものではない。従って、本発明の精神を逸脱せずに行う各種の同様の効果をもつ改良又は変更は、後述の請求項に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0016】
10 投射光
12 フォーカス枠
21−23 ステップ
30 (参考映像の)中心座標
31 参考映像
32 (投射光線の)中心座標
33 投射光線
34 ディスプレイ
40−49 ステップ
50 部分映像
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法であって、
前記オートフォーカス発光装置の投射光線によって、参考映像をキャプチャーするステップと、
前記参考映像の中心座標に対応する前記投射光線の中心座標の相対位置を保存するステップと、
前記カメラを操作する時、前記カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、前記オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、前記カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させるステップと、
前記保存された相対位置に基づき、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させるステップと、
を含むことを特徴とする、カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項2】
前記オートフォーカス発光装置はオートフォーカス発光ダイオード(LED)であることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項3】
前記相対位置を保存するステップはさらに、前記参考映像の中心座標と前記投射光線の中心座標を保存するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項4】
前記参考映像と前記投射光線の中心座標は前記カメラのメモリ装置内に保存されることを特徴とする、請求項3に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項5】
前記カメラ周辺の輝度が所定の臨界値より低い時、前記オートフォーカス発光装置をオンにさせることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項6】
前記投射光線の中心位置を移動させるステップはさらに、前記プレビュー映像をズーム調節させ、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項7】
完全に前記カメラのシャッターボタンを押す前に、さらに、前記ディスプレイの中心にオートフォーカスマークを表示させるステップが含まれることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項8】
カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法であって、
前記オートフォーカス発光装置によって投射される光線により、参考画像をキャプチャーするステップと、
前記参考映像の中心座標に対応する前記投射光線の中心座標の相対位置を保存するステップと、を含み、
前記カメラを操作する時、前記保存された相対位置は前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させるために用いられることを特徴とする、カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項9】
前記オートフォーカス発光装置はオートフォーカス発光ダイオード(LED)であることを特徴とする、請求項8に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項10】
前記相対位置を保存するステップはさらに、前記参考映像の中心座標と前記投射光線の中心座標を保存するステップを含むことを特徴とする、請求項8に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項11】
前記参考映像と前記投射光線の中心座標は前記カメラのメモリ装置内に保存されることを特徴とする、請求項10に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項12】
カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法であって、
参考映像の中心座標に対応する前記オートフォーカス発光装置が投射した光線の中心座標の相対位置を前記カメラ内にまず保存し、
前記カメラを操作する時、前記カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、前記オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、前記カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させるステップと、
前記保存された相対位置に基づき、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させるステップと、
を含むことを特徴とする、カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項13】
前記オートフォーカス発光装置はオートフォーカス発光ダイオード(LED)であることを特徴とする、請求項12に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項14】
前記カメラ周辺の輝度が所定の臨界値より低い時、前記オートフォーカス発光装置をオンにさせることを特徴とする、請求項12に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項15】
前記投射光線の中心位置を移動させるステップはさらに、前記プレビュー映像をズーム調節させ、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させることを特徴とする、請求項14に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項16】
完全に前記カメラのシャッターボタンを押す前に、さらに、前記ディスプレイの中心にオートフォーカスマークを表示させるステップが含まれることを特徴とする、請求項12に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項1】
カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法であって、
前記オートフォーカス発光装置の投射光線によって、参考映像をキャプチャーするステップと、
前記参考映像の中心座標に対応する前記投射光線の中心座標の相対位置を保存するステップと、
前記カメラを操作する時、前記カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、前記オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、前記カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させるステップと、
前記保存された相対位置に基づき、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させるステップと、
を含むことを特徴とする、カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項2】
前記オートフォーカス発光装置はオートフォーカス発光ダイオード(LED)であることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項3】
前記相対位置を保存するステップはさらに、前記参考映像の中心座標と前記投射光線の中心座標を保存するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項4】
前記参考映像と前記投射光線の中心座標は前記カメラのメモリ装置内に保存されることを特徴とする、請求項3に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項5】
前記カメラ周辺の輝度が所定の臨界値より低い時、前記オートフォーカス発光装置をオンにさせることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項6】
前記投射光線の中心位置を移動させるステップはさらに、前記プレビュー映像をズーム調節させ、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項7】
完全に前記カメラのシャッターボタンを押す前に、さらに、前記ディスプレイの中心にオートフォーカスマークを表示させるステップが含まれることを特徴とする、請求項1に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項8】
カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法であって、
前記オートフォーカス発光装置によって投射される光線により、参考画像をキャプチャーするステップと、
前記参考映像の中心座標に対応する前記投射光線の中心座標の相対位置を保存するステップと、を含み、
前記カメラを操作する時、前記保存された相対位置は前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させるために用いられることを特徴とする、カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項9】
前記オートフォーカス発光装置はオートフォーカス発光ダイオード(LED)であることを特徴とする、請求項8に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項10】
前記相対位置を保存するステップはさらに、前記参考映像の中心座標と前記投射光線の中心座標を保存するステップを含むことを特徴とする、請求項8に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項11】
前記参考映像と前記投射光線の中心座標は前記カメラのメモリ装置内に保存されることを特徴とする、請求項10に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項12】
カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法であって、
参考映像の中心座標に対応する前記オートフォーカス発光装置が投射した光線の中心座標の相対位置を前記カメラ内にまず保存し、
前記カメラを操作する時、前記カメラのシャッターボタンを半押しすることにより、前記オートフォーカス発光装置が光線を投射させることを開始させ、かつ、前記カメラのディスプレイ上にプレビュー映像を表示させるステップと、
前記保存された相対位置に基づき、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させるステップと、
を含むことを特徴とする、カメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項13】
前記オートフォーカス発光装置はオートフォーカス発光ダイオード(LED)であることを特徴とする、請求項12に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項14】
前記カメラ周辺の輝度が所定の臨界値より低い時、前記オートフォーカス発光装置をオンにさせることを特徴とする、請求項12に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項15】
前記投射光線の中心位置を移動させるステップはさらに、前記プレビュー映像をズーム調節させ、前記投射光線の中心位置を前記ディスプレイの中心へと移動させることを特徴とする、請求項14に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【請求項16】
完全に前記カメラのシャッターボタンを押す前に、さらに、前記ディスプレイの中心にオートフォーカスマークを表示させるステップが含まれることを特徴とする、請求項12に記載のカメラのオートフォーカス発光装置の修正方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【公開番号】特開2011−242741(P2011−242741A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−186129(P2010−186129)
【出願日】平成22年8月23日(2010.8.23)
【出願人】(510103336)佳能企業股▲分▼有限公司 (18)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月23日(2010.8.23)
【出願人】(510103336)佳能企業股▲分▼有限公司 (18)
【Fターム(参考)】
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