説明

キャブ昇降装置を備えるパイプ敷設機

少なくとも2つのトラックと主たる機構が付いているアンダーキャリッジを有するパイプ敷設機に関するものである。それぞれのトラックはアンダーキャリッジに結合されたトラックフレームによって保持されるとともに、トラックシューはトラックフレームの周りに移動可能に支持される。主たる機構はアンダーキャリッジに対して旋回可能に支持される。そしてメインフレームは、このメインフレームに対して枢支されたブームと、操作用キャブと、メインフレームに対して操作用キャブを結合するキャブ昇降装置とを有している。キャブ昇降装置は、メインフレームに対して、操作によって操作用キャブを上昇させたり下降させたりする。また操作用キャブと、キャブを車両のフレームに結合するとともに操作者の視界を変える調整機構と、キャブを配列するための案内とを備えたキャブの移動機構が設けられている。キャブが移動可能になっているパイプ敷設機の使用方法についても提供される。

【発明の詳細な説明】
【関連する出願の横断的な参照】
【0001】
2008年5月29日に出願された米国特許出願61/057,000の利益をこの出願は要求する。ここで、この出願の全体が取込まれる。
【0002】
2007年5月9日に出願された米国特許出願11/746,464がここではその全体が取込まれる。
【発明の背景】
【0003】
発明の技術分野
本発明の実施例は昇降するキャブを備えるパイプ敷設機に関する。
【関連技術の記述】
【0004】
第1図はPRIOR ART(換言すれば、従来技術)のパイプ敷設機10の正面図である。パイプ敷設機10は、例えば天然ガスやガソリン等の炭化水素の輸送のための地下のパイプラインの建設に典型的に用いられる。パイプ敷設機の典型的な機能は、重いパイプ12を持上げ、運び、そして設置する動作を含んでいる。
パイプ敷設機は、その側面に操作可能なブーム42を取付けているクローラーあるいはトラクター型の車両である。このような理由から、パイプ敷設機10は、サイドブームと呼ばれる。
【0005】
パイプ敷設機10は、第1および第2の互いに反対側の側面16、18およびラジエータのガード20を有したメインフレーム装置14を含んでいる。パイプ敷設機10は第1および第2のエンドレスな自己設置型の軌道装置22、24を有しており、これらの軌道装置22、24はローラフレームを有している。リジッドなクロスバー28とそしてピボットシャフトとは、トラック装置22、24をメインフレーム装置14の対応する側面16、18に結合している。パイプ敷設機のフレーム32は、メインフレーム装置14に取付けられた第1の部分34とそして複数の固定手段によってローラフレームに取付けられた第2の部分36とを有している。第1の部分34はピン機構40によって第2の部分36に結合されている。ブームアーム42はパイプ敷設機のフレームの第2の部分36に枢支的に結合された第1の端部44と、ケーブルによって操作される荷重ブロック機構48を支持する第2の部分46を有している。牽引装置50はケーブル52を内側と外側にそれぞれ移動させ、これによって荷重ブロック48およびパイプ12を上昇させたり下降させたりする。流体式シリンダ54はパイプ敷設機のフレーム32に結合された第1の終端56と、ブームアームの第2の端部46に解除可能に結合された第2の端部58とを備えている。カウンタウエート55はメインフレーム14に取付けられている。カウンタウエート55はパイプ敷設機のフレーム32と同様のカウンタウエートフレーム(図示していない)によって、ローラフレームの一端に取付けられるようにしてもよい。
【0006】
トラック装置22、24を駆動することなくパイプ敷設機10のブーム42を旋回することはできない。細長いパイプラインの溝に対してパイプ敷設機とは反対側のパイプ供給用車両からパイプを取出して設置する場合には、180度旋回するためにパイプ敷設機はトラック装置22、24を駆動しなければならず、この180度の旋回によってブームがパイプ供給車両に対向するようになり、この後にパイプを取上げる。そしてこの後にトラック装置22、24を駆動して180度旋回させ、ブームアーム42を細長い溝に対向させてパイプを供給する。
【0007】
パイプ敷設機10は専門化された車両である。すなわちパイプラインの作業場における開削等の他の仕事のために配置することができない。パイプの敷設の仕事を完了したならば、パイプ敷設機は次の要求があるまで置き場に遊んだ状態で放置される。次の期間までの時間はかなりの時間である。
【発明の概要】
【0008】
1つの視点によると、アンダーキャリッジを有するパイプ敷設機が提供され、アンダーキャリッジは少なくとも2つのトラックと、アンダーキャリッジに対して旋回可能に支持された主要な機構とを備えている。それぞれのトラックはアンダーキャリッジに結合されたトラックフレームと、このトラックフレームに対して移動可能に支持されたトラックシューとを有している。上記主要な機構はメインフレームと、メインフレームに対して回転可能に枢支されたブームと、操作用キャブと、この操作用キャブをメインフレームに結合するキャブ昇降機とを備えている。キャブ昇降機はメインフレームに対して操作用キャブを選択的に上昇させたり下降させたりするように操作される。
【0009】
他の視点によると、それぞれの車両について移動可能なキャブ機構が備えられる。移動可能なキャブの昇降機構は、操作用キャブと、操作用キャブをそれぞれの車両のフレームに結合しかつそれぞれの車両のフレームに対して操作用キャブを選択的に移動させて操作者の視界を変化させる調整機構と、車両のフレームに対して操作用キャブを適正な配列で移動させるのを確保するための案内機構とを含んでいる。
【0010】
他の視点によると、操作用キャブの高さを調整するためのキャブの昇降機構を備えたパイプ敷設機を用いてパイプを敷設する方法が提供される。この方法は、このパイプ敷設機のブームを用いてパイプを持上げる工程と、パイプ敷設機のアンダーキャリッジに対してブームとパイプとを旋回させる工程と、このパイプ敷設機のアンダーキャリッジに対して操作用キャブの位置を調整することによってその中にパイプが置かれる溝に対する視界を調整する調整機構と、このパイプ敷設機を用いてパイプを溝の中に下降させる工程とを含んでいる。
【0011】
本発明の概要の上記の引用は、例示の目的のためになされたものであって、如何なる場合においても、請求される発明を制限する意図はない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本発明の引用された特徴がより詳細に理解されるように、添付の図面によってその幾つかが示される実施例を参照しながら、上述の要約された概要による本発明の特別な記述がなされる。しかしながら添付の図面は本発明の典型的な実施例のみを示すものであって、同様の効果的な実施例が本発明に含まれるように、範囲の限界と理解されるべきものでないことに注意されなければならない。
【0013】
図1は従来のパイプ敷設機の正面図である。
【0014】
図2は、本発明の1つの実施例によるパイプ敷設機の外観図である。図2Aは本発明の別の実施例によるものであって、ブームの枢支点が矩形の足跡の内側であって矩形の傾斜支点の内側にあるパイプ敷設機の配置を示す線図である。
【0015】
図3は、本発明の他の実施例によるパイプ敷設機の移動のための搭載方法を示す斜視図である。
【0016】
図4は、本発明の他の実施例によるパイプの敷設動作を示す側面図である。
【0017】
図5は、本発明の他の実施例によるパイプ敷設機の正面図である。
【0018】
図6A〜Dは、本発明の他の実施例による移動可能なカウンタウエートシステム(RCW)を示しており、図6Aはカウンタウエートがメインフレームに係合された第1の位置にあるRCWの側面図である。図6Bは、カウンタウエートがメインフレームから外されて地面の上に置かれた第2の位置にあるRCWの側面図である。図6Cは、カウンタウエートの正面図である。図6Dは、図6Cにおける線6D−6Dに沿った断面図である。
【0019】
図7Aは、本発明の他の実施例によるキャブ昇降機の動作を示すパイプ敷設機の側面図である。図7A−7Dは、キャブ昇降機が上昇位置にあるパイプ敷設機の各種の方向からの図面である。図7Eは、本発明の他の実施例による水平方向に移動したキャブ昇降装置を備えるキャブ敷設機の側面図である。図7Fは、本発明の他の実施例による、水平方向と垂直方向に移動したキャブの昇降装置を備えるキャブ敷設機の正面図である。
【0020】
図8Aは、本発明の他の実施例によるキャブの昇降機の正面図である。図8Bは、本発明の他の実施例によるキャブの昇降機の詳細を示す斜視図である。図8Cは、本発明の他の実施例による、上昇位置にあるテストベンチに取付けられたキャブの昇降機の写真である。図8Dは、本発明の他の実施例による、下方位置にあるテストベンチに支持されたキャブ昇降機の写真である。図8Eは、本発明の他の実施例によるロック機構を示す斜視図である。
【0021】
図9は、本発明の他の実施例による、トラックの可変機構の動作を示すパイプ敷設機の正面図である。
【0022】
図10は、本発明の他の実施例による、キャブコントローラの写真である。
【詳細な説明】
【0023】
第2図は、本発明の一実施例によるパイプ敷設機100の外観斜視図を示している。パイプ敷設機100は主たる機構150aを備え、アンダーキャリッジ150b上に搭載されており、これによって主たる機構150aがアンダーキャリッジ150b上で旋回できるようにしている。図示の状態において、主たる機構150aの長さ方向の軸Lmfはアンダーキャリッジ150bの長さ方向の軸Lucに対して直交している。
【0024】
主たる機構150aは、主フレーム105、アダプタ110、キャブ115、ブーム120、ピストンおよびシリンダ機構125、ウインチ130、プーリブロック135、荷重ブロック140、カウンタウエート145、およびエンジン147を含んでよい。主フレーム105は第1の側部105aとこの第1の側部105aから離れている第2の側部105bとを備えている。アダプタ110とオペレータが搭乗するキャブ115とが第1の側部105a側に取付けられている。ブーム120の第1の長さ方向の端部がアダプタ110に120pで枢支されている。ここで用いられている「枢支された」あるいは「枢支」は、例えばヒンジのような1軸による回転支持と、ユニバーサルジョイントのような2軸による回転支持を含む。ピストンとシリンダ機構(PCA)125もまたアダプタ110とブーム120とに枢支されており、PCA125が延びるとブーム120が下降し、PCAが引込まれるとブーム120が上昇するようになっている。アダプタ110は取外し可能にフレーム105に取付けられており、ブーム120は掘削用ブーム(図示を省略している)あるいはクレーンブーム(図示を省略している)と置換えられるようになっている。このような構成に代えて、ブーム120とPCA125とが、メインフレーム105に直接取付けられるようにし、これによってアダプタ110を省略してもよい。
【0025】
ブーム120の長さ方向の第1の端部の近傍にウインチ130が取付けられている。ウインチ130は(部分的に示した)ケーブル132をその上に巻いたドラムを備えている。ドラムはウインチのハウジングに対して回転できるようになっている。ドラムは流体モータあるいは電気モータ(図示していない)によって駆動される。ブーム120の長さ方向の第2の端部には、プーリブロック135が回転可能に取付けられている。ケーブル132によってプーリブロック135から荷重ブロック140が吊下げられている。それぞれのブロック135、140は複数のプーリあるいは羽を備えている。ケーブル132はウインチドラムからブーム120に沿って引出され、プーリブロック135および荷重ブロック140の羽の周りに巻付けられており、これによって機械的な優位性を達成している。ドラムからケーブル132を繰出すと、荷重ブロック140が下降し、ケーブル132をドラムに巻取ると荷重ブロック140が上昇する。
【0026】
ブーム120はA字型フレームであってよく、2つの主要な部材120a、bおよび2つのクロスバーを含んでよい。ブーム120は非対称であってよく、この場合に一方の主要な構造部材120aは主フレーム105から垂直軸に対して第1の角度で延びており、この第1の角度は、第2の主要な部材120bがメインフレームから延びる垂直軸に対する第2の角度よりも小さな値になっていてよい。非対称な設計は、対称な設計と比較して、オペレータが見え易くなるとともに、荷重特性が改善される。構造部材120a、bは四角筒状の高強力鋼によって作られる。あるいはまた、ブームは対称なA字型フレームや、単一の構造部材から作られてもよい。
【0027】
第2のサイド105bにはカウンタウエイト145が取付けられる。メインフレームの第2の側部105bにはエンジン147が収納される。エンジン147は流体ポンプ(図示を省略している)および直流発電機あるいは交流発電機(図示を省略している)を駆動してよく、これによってキャブの昇降装置、PCA125、およびウインチ100等の構成要素に対して流体エネルギあるいは電気エネルギを供給するようになっている。上述の構成要素に接続された流体管路あるいは電気の管路(図示を省略している)が設けられてよい。エンジンは、ディーゼルエンジンあるいはこれに代替する燃料エンジンであってよい。代替燃料エンジンの例は、ディーゼル−電気ハイブリッドエンジン、水素燃料電池等を含む。ディーゼル−電気ハイブリッドエンジンは、小さなディーゼルエンジンと電池との組合わせで成っており、パイプ敷設機10の操作の際にディーゼルエンジンを操作しなくても動くようにしている。
【0028】
アンダーキャリッジ150bに対する主機構150aの旋回と、アンダーキャリッジ150bによる主機構150aの支持は、回転駆動機構(図示を省略している)およびベアリング(図示を省略している)によってもたらされる。回転駆動機構は主フレームに取付けられた流体モータあるいは電動モータ(図示していない)と、アンダーキャリッジ150に連結された回転可能な歯車(図示していない)と噛合う回転可能に結合されたピニオン(図示していない)を含んでいる。モータの動作によって、アンダーキャリッジ150bに対して主機構150が回転する。回転駆動機構は、アンダーキャリッジ150に対して主機構150が選択的な回転位置において結合するための回転するロック機構(図示を省略している)を備えていてよい。回るロック機構は流体シリンダあるいは電動モータ(図示を省略している)と近接スイッチの動作によって、歯と歯車との噛合いを確実にするために、歯車と係合する選択的な歯(図示を省略した)を含んでよい。歯に対する歯車の係合が主機構150aのアンダーキャリッジ150bに対する回転方向に位置決めをもたらす。回るロックは、このパイプ敷設機が険しい傾斜地にあるときに有用である。
【0029】
あるいはまた、回転ロック機構は、モータと関連づけられた円板(図示を省略している)と、円板を保持する保持機構とを含んでいてよい。回転ロック機構は、モータが停止した場合は、保持機構によって円板が保持されてモータが回転できなくし、モータが回転を開始すると、円板は流体的あるいは電気的にモータから外れ、これによってモータの回転を自由にする。
【0030】
キャブ115は壁と天井と窓とを有し、オペレータを気候条件から保護するとともに、オペレータが外も見得るようにしている。キャブ115をメインフレーム105上に設置することによって、オペレータの前方、左方、および右方の視界を塞がないようにすることが好適である。キャブ115はさらに、座席(図示を省略している)、操作装置(図示を省略している)、および操作用制御装置(図示を省略している)をさらに備えてよい。キャブはさらに荷重管理装置(LMS)を備えていてよい。LMSはマイクロプロセッサを基本とするシステムであって、マイクロプロセッサと通信を行なう各種のセンサを含んでおり、しかもブームの角度やブームの容量、および/または荷重および荷重ブロックについての計算を行なう。LMSは各種の操作位置あるいは地面の傾斜のためのブームの許容値のデータベースを含んでいてよい。またLMSは、計算された容量に迫ったり、到達したり、あるいは超えた場合に、音声あるいは視覚による警報をオペレータに対して発するようにしてよい。
【0031】
LMSは、実際に操作が行なわれる前に、多くの場所におけるパイプの敷設のオペレーションのシミュレーションをオペレータに対して行なう。オペレータは、実際に操作が行なわれることが予想される場所にパイプ敷設機を移動させる。そしてそれぞれの位置における荷重の容量を記録していく。あるいはまた、LMSは、それぞれの位置において、容量が記録されるようにプログラムされ、ひと度実際の荷重が知れた場合には、操作のシミュレーションを行なう。オペレータはその後に、荷重を取上げる。そして、予想される総ての場所において、荷重が許容値を超えているかどうかを推定する。もしもそうであるならば、操作が安全に行なわれる荷重となるまで、オペレータは予想される位置の地形の配置を変えていく(荷重ブロックがプーリブロックと接触する場合には)2つのブロックの差迫った状況に関する警報をオペレータに与える。
【0032】
LMSは、このパイプ敷設機100によって行なわれた吊下げ情報に関する長い履歴情報を記録していてよい。このデータはコンピュータにダウンロードされ、これによって後からの解析に供される。LMSは外側のブームに搭載されたライトバーを含んでいてよく、フック上における適切な荷重の視覚的な指示を提供する。例えば、緑色の光線は、クレーンが軽量な荷重の下にあり、黄色はより重い荷重の下にあり、そして赤色は高い荷重状態にあることを意味している。LMSは、このパイプ敷設機が動作している地面の勾配を監視してよく、勾配に応じた適切な荷重値を計算して表示してよい。パイプの敷設の動作を二連式で行なうために、LMSは別のパイプ敷設機100のLMSとの間で通信を行ない、2つのパイプ敷設機間における荷重分布を指示してよい。この情報によって、オペレータは活動状態を正しく合わせ、これによって最適な荷重分布状態を維持するように確保する。
【0033】
これに加えて、LMSは精密な揺動システムを含んでいる。揺動システムは、荷重ブロック140あるいはブーム120によって引上げる際に、荷重が中心からずれるのを検出する1つあるいはもっと多くのセンサを含んでよい。センサはLMSコントローラとの間で、データの通信を行なってよい。中心からずれた荷重は、アンダーキャリッジに対して主たる装置105を突上げるようなトルクをベアリングに対して与える。これによって、危険な状態が発生する。もしも回転ロック機構が係合している場合には、オペレータはこれを知ることなく偏心した荷重の下で回転ロック機構を解除し、同様の危険が発生する。精密な揺動センサは偏心した荷重を検出するようにLMSを制御し、主たる機構を自動的に回転させて荷重を制御された位置に合わせる。このようにすることによって、LMSはもしも回転ロックが係合されている場合には回転ロックを無視する。あるいはまた、荷重が偏心し、オペレータが手動操作によって荷重を中心に合わせることを許容するように、単純な指示をオペレータに与える。
【0034】
LMSは、個々のあるいは複数の特徴を無視するような手動による無視の特徴を備えている。仮にLMSが無視されたとしても、履歴の記録はそれを依然として保持する。
【0035】
アンダーキャリッジ150bは、ベアリング155に取付けられた下側のフレーム160と2つのトラック機構175とを備える。これらは下側のフレーム160に取外し可能に取付けられている。それぞれのトラック機構175はトラックフレームと、1つあるいはそれ以上の例えばスプロケットから成るローラ180a、bを備えている。これらのローラは、操作可能にトラックのシューあるいはベルト185に連結される。トラックシュー185はトラックシューの周囲に延びており、トラックフレームに対して移動可能になっている。ローラ180a、bはトラックフレームに支持されており、これらのローラはトラックフレームに対して回転するようになっている。ローラ180a、bの内の一方は駆動力を伝達するスプロケットであって、他方はアイドルローラであってよい。電動モータあるいは流体式トラックモータ(図示を省略している)のロータが駆動スプロケットに回転可能に連結され、トラックモータのハウジングがトラックフレームに取付けられてよい。電動ケーブルあるいは流体ホースのようなコンジットがメインフレームからトラックモータに延びてよい。コンジットはクイックコネクト接続手段によってトラックモータに結合されてよい。トラックモータの動作は、トラックフレームに対するトラックシュー185の運動を起させる。
【0036】
第2A図は、パイプ敷設機の形態の概略の図式的な図面である。ここで、ブームピボット120pは、パイプ敷設機の矩形の外側の足跡OFPの内側で、矩形の傾いた支点TFの内側で、しかも内側の足跡IFPの矩形の内側にある。外側の足跡OFPはトラックシュー185の外側部によって画成される。傾いた支点TFはトラックシュー185のそれぞれの長さ方向のセンターラインと、ローラ180a、bのセンターラインとによって画成される。内側の足跡IFPは、トラックのシュー185の内側のサイドによって画成される。ブームピボット120pは、垂直方向および平行方向において、足跡OFP、IFPおよび傾ける支点の内側にあるために、アンダーキャリッジ(点線で示す)に対してメインフレームのどのような回転位置においてもブームピボット120pは足跡と傾斜支点の内側に位置する。あるいは外側の足跡OFPと傾斜支点TFの間または内側の足跡IFPと傾斜支点TFとの間に配置されるようにしてもよい。
【0037】
図3は、パイプ敷設機100を部分的に分解する方法を示しており、本発明の他の実施例によるパイプ敷設機の作動場所間の公共の道路による輸送のために、パイプ敷設機を部分的に分解して、2つあるいはそれ以上のトレーラトラック200a(ここでは1つのトレーラしか示しておらず、単純にするために、グースネック(牽引車両)は示されていない)の上に載せる方法の動作を示している。トレーラ200aは標準型の低床のフラットなトレーラであってよい。図3はアウトリガー165が延ばされた状態であってトラック装置175は第1のトレーラ200aに搭載された状態を図示している。
【0038】
パイプ敷設機100の輸送を容易にする分解と次の作業場に供給するためにパイプ敷設機を再組立てできるようにするために、それぞれのトラック装置175はトラックフレームに取付けられた1つあるいはそれ以上の出張り190を備えている。それぞれの出張り190は、フック190aと穴190bを備えていてよい。それぞれの出張り190は下側のフレーム160のブラケット装置195の開口195aに受入れられている。ブラケット195は開口195aを形成するために、互いに離れた2つのプレート195aを含んでいてよく、それぞれのプレート195bは、下側のフレーム160に取付けられる。固定装置195b、c(ボルトあるいはピン)はプレート195dの対応する穴を貫通するようにしている。トラック装置175を下側のフレーム160に取付けるために、固定装置195は取外される。そしてフック190aが固定装置195bに係合される。そして固定装置195cがこの後にプレート195dの穴と穴190bとに挿通される。そしてトラックフレームがロックされる(例えばナットあるいはクリップによって)。トラックのコンジット110は、クイックコネクト装置によって、トラックモータに結合される。あるいはまた、出張り190は、下側のフレーム160に取付けられ、ブラケット装置195がトラックフレームに固定されてよい。あるいはまた、それぞれのトラック装置175は下側のフレームに紋切り型で取付けられてよい。
【0039】
パイプ敷設機100の輸送のための分解と供給のための組立てをさらに促進するために、アンダーキャリッジ150bが下側のフレーム160に対して枢支された1つあるいはそれ以上の引出し脚165を含んでいてよい。それぞれの引出し脚165は第1のアーム165a、第2のアーム165b、第3のアーム165c、およびパッド165dを含んでいてよい。第1のアーム165aは下側のフレーム165bに対して選択的に枢支されている。第2のアーム165bは第1のアームに対して選択的に枢支されかつ第1のアーム165a内において引込み式になっている。第3のアーム165cは第2のアーム165bと選択的に長さ方向に結合され、第2のアーム165b内に引込み式になっている。パッド165dは第3のアーム165cに枢支可能に取付けられている。引出し脚165は、延ばされた位置と引込まれた位置との間で操作可能になっている。
【0040】
引込まれた状態(第2図)において開始され、第1のアーム165aは下側のフレーム160の側面に対して引込まれた位置から回転され、そして下側のフレーム160の側面に対してほぼ直角の引出された位置に達する。ここで第1のアーム165aはロックされた位置になってよい。第2のアーム165bは第1のアーム165a内において引延ばされる。第2のアーム165bはそれが延ばされ、あるいはまた第1のアームと平行な位置においてロックされたとき、下方に向けて回動されてよい。第2のアーム165bが完全に引延ばされたときに、第1のアーム165aに対して直角に回転され、あるいはその位置で回転するようにロックが解除されてよい。第2のアーム165bはロックされて直角な位置になる。第3のアーム165cおよびパッド165dは第2のアーム165b内において延ばされる。第3のアーム165cが延ばされると、パッド165dが地面に接触し、トラックシュー185cを残してこのパイプ敷設機を上昇させる。複数のアーム165は互いに同期されており、総てのアームが同時に移動作する。ひと度第3のアーム165cが完全に延びた場合には、第3のアーム165cはその位置でロックされる。これによって引出し脚160が完全に機能する。
【0041】
この後にトラック機構175が除去される。引込み脚165を引込み位置に戻すために、上述のプロセスが逆の順番で行なわれる。引込み脚165の動作は完全に自動的であってよく、キャブ上のコントローラから、および/または、オペレータが地面の上において引出し脚165の動作を監視しながら、無線のリモコン(図示を省略している)によって行なわれる。引出し脚165の制御は、流体式あるいは電動モータあるいはピストン(図示を省略している)の設置によって達成され、第1のアーム165aを回転させ、流体ラインあるいは電気的なライン(図示を省略している)によって第2の脚165b、第3の脚165c、およびロック機構を動作させるようにしてよい。
【0042】
引出し脚165は、トラックシューズ185から離れた状態でパイプ敷設機100を持上げる。固定装置195は除去される。ブーム120と荷重ブロック140は、下側のフレーム160からトラック装置175を持上げるのに用いられる。このような動作を達成するために、ブーム120はほぼ垂直な位置に持上げられ、荷重ブロック140が除去されるトラック装置175側へ下降されてよい。トラック装置175はそのエッジの部分を掴むためのクランプ250によって載せられるように用意されていてよく、荷重ブロック140に結合された持上げ用の取手を備えている。あるいは、フックを備えるチェーン(図示していない)がクランプ250の代わりに用いられてよい。荷重ブロック140は下側のフレーム160からトラック装置175を持上げるように上昇される。ブーム120はトレーラ上にトラック装置175を移動させるために下降されてよい。荷重ブロック140が、トレーラ200上にトラック装置175を置くために下降される。第2のトラック装置175の取外しは、キャブ115が第2のトラック装置175に向い合うように主機構150aを回転させる動作を付加する以外は、第1のトラック装置の除去と同様である。ここで第2のトラック装置は固定された後に逆方向に回転され、第2のトラック装置175がトレーラ200上に載置される。あるいは、トレーラ200aが代わりに第2のトラック175に近接するように移動される。
【0043】
トラック機構175が取外されて第1のトレーラ200aに搭載された後に、第2のトレーラが分離されたパイプ敷設機100の下面を支えるように配置される。第2のトレーラは、トレーラの長軸方向がアンダーキャリッジ150の長軸Lucと直角になるように配置される。その理由は、下側のフレーム160の長さが第2のトレーラの幅と等しいか、ほぼ等しいか、あるいはそれよりも小さく、これに対して下側のフレーム160の幅が第2のトレーラ200bの幅よりも大きいかほぼ大きくなっているからである。主たる機構150aはキャブ115が第2のトレーラと対向するように配列され、このためにオペレータは第2のトレーラが持上げるのを見ることができるようになる。あるいは、主たる機構150aがキャブ115が第2のフレーラから向き合わないようにし、オペレータがキャブ115から出て地面の上からトレーラの持上げの状態を見るように配列される。
【0044】
この後に、第2のトレーラによる下支えが開始される。引出し脚165が分離されたパイプ敷設機100の下面を第2のトレーラの車輪が通過するのに十分なクリアランスを与える。第2のトレーラの下支えが完了する前に、主たる機構150aが180度旋回し(あるいは既にその位置にあり)、トラックのオペレータがカウンタウエート145あるいはメインフレーム105の第2の側部105bを第2のトレーラの前端部(トラクタに接する部分)に対して実質的に直角になるように配置してよい。
【0045】
ひと度分離されたパイプ敷設機100が第2のトレーラの前端に配列されたならば、下側のフレーム160が第2のトレーラに支えられるまで引出し脚165が引込まれる。引出し脚165はその後に、輸送のために完全に動作されて引込み位置に移動されてよい。ブーム120は水平あるいはほぼ水平な位置に下降されてよい。ブーム120は第2のトレーラの後端部の上にぶら下がる。差込みバーあるいはフリップトレーラ(図示していない)が第2のトレーラの後端につながれてオーバーハング(オーバーハング部分の長さとそして地域の輸送の規則に依存する)を押さえるようにしてよい。あるいは、より短いブームが用いられ、これによってオーバーハングが起こらないようにしてよい。パイプ敷設機100は2つのトラクタトレーラ200aを用いて次の作業場所に輸送される。
【0046】
あるいはまた、カウンタウエート145とブーム120とがその後に除去されて第3のトレーラ(図示していない)によって輸送されてよい。あるいはまた、カウンタウエート145とブーム120とが、分離されたパイプ敷設機100を第2のトレーラに載置する前に除去されてよい。この場合にはスティンガートレーラが第2のトレーラとして使用しなくてよい。ブーム120は第3のトレーラに対してウインチ130が向合うように搭載され、ブーム120の第1の端部が支持される。あるいはまた、ブーム120が、ウインチ130が第3のトレーラから向合わないようにして搭載され、ブロック(図示を省略している)がブーム120の第1の端部を支持するのに用いられてよい。
【0047】
PCA125は分離されたパイプ敷設機100に残されてよく、ブーム120と一緒に取外されてよく、またブーム120および分離されたパイプ敷設機100の両方から取外されてよい。PCA125が分離されたパイプ敷設機100に残っている場合には、自由端がブラケット(図示していない)によって支持される。PCA125がブーム120および分離されたパイプ敷設機100から取外された場合には、それは第2あるいは第3のトレーラによって移動される。あるいはまた、アダプタ110が用いられる場合には、アダプタ110とブーム120が(PCA125が分離できないようにする必要がある場合に)第3のトレーラ上に(カウンタウエート145とともに)搭載されるか、ブーム120がアダプタ110から分離されて第3のトレーラに搭載されてよい。あるいはまた、ブーム120とカウンタウエート145の内の一方が分離されたパイプ敷設機100から除去されて第3のトレーラに搭載されてよい。
【0048】
図4は、本発明の別の実施例による1つあるいはそれ以上のパイプ敷設機100を用いたパイプの敷設作業を示している。図4はパイプ敷設作業の短いパイプの輸送動作を示している。パイプ敷設作業の別の、あるいは付加的な動作は、短いパイプのセンタリングと結合の動作、長いパイプのセンタリングと結合の動作、および傾斜地におけるセンタリングおよび結合の動作であってよい。
【0049】
パイプの敷設の作業においては、次のような動作が繰返される。(a)短いパイプの輸送:材料供給車両335上に積上げられた短いパイプ336が細長い溝337の近くに移動され、一列に配列される。(b)短いパイプのセンタリングと接続:短いパイプの輸送動作によって細長い溝の近くに位置されて配列された適当な数の短いパイプが溶接によって結合され、長いパイプ(図示していない)になる。そして(c)長いパイプのセンタリングと結合の動作:短いパイプのセンタリングと結合の動作によって用意された長いパイプ(図示していない)を溶接によって結合して建設中のパイプライン(図示していない)とする。
【0050】
作業領域WFが掘削によって形成された溝337の右側の短いパイプの輸送作業の中で形成される。作業領域WFにおいては、パイプ敷設機100の移動領域RSと材料取扱い車両のための移動領域RSが掘削された溝337の側部にこの順序で配列される。従ってパイプ敷設機100と材料取扱い車両333は、掘削された溝337に平行に、作業方向に一緒に移動することができる。アンダーキャリッジ150bの自己推進力によってパイプ敷設機100が作業の方向に短いパイプ336の配列の計画されたピッチに対応する距離だけ移動した後に、主たる機構150aが旋回して材料取扱い車両335から短いパイプ336の1本を取出し、掘削された溝337の近傍にそれを置く。それぞれの短いパイプはその回りに吊りワイヤTが巻付けられておくための準備が行なわれる。この動作が繰返されることによって、材料取扱い車両335上に積上げられた短いパイプ336の内の1つあるいは総てが掘削された溝337の近くに配列された状態で置かれる。
【0051】
短いパイプのセンタリングおよび結合の動作においては、掘削された溝337の近くに配列された短いパイプ336が溶接作業に適する高さまで持上げられ、隣接する短いパイプの長さ方向の軸が互いに一致するように中心合わせが行なわれる。短いパイプ336の中心合わせは、合図する人の命令に基いて、複数のパイプ敷設機100の共働作業によって行なわれる。
【0052】
長いパイプの中心合わせと結合の動作においては、長いパイプの端部と建設中のパイプラインの端部とが溶接作業に適した高さまで持上げられ、長さ方向の軸の端部が互いに一致するように中心合わせが行なわれる。端部の中心合わせは、同様に、合図する人の命令に基いて、複数のパイプ敷設機100の共働作業によって達成される。
【0053】
中心合わせあるいは結合の作業が、傾斜地で行なわれる場合には、回転可能なプーリブロック135が傾斜を補償し、これによって、ケーブル132と荷重ブロック140とが、重力の方向において互いに一致するようにして配列される。
【0054】
図5は本発明の他の実施例によるパイプ敷設機400を正面から見た状態を示している。第2のウインチ430がブーム120を引上げるPCA125の代わりに用いられる。第2のウインチ430は、アダプタ110あるいはメインフレーム105に直接取付けられる。そしてこの第2のウインチは、その上に巻付けられた第2のケーブル432を有する第2のドラムを備えている。第2のドラムは第2のウインチ430の第2のハウジングに対して回転可能になっている。第2のドラムは流体式あるいは電動モータ(図示していない)によって駆動される。第1のシーブブロック435aがブーム120の長さ方向の第2の端部に回転可能に取付けられている。第2のシーブブロック435bは第2のウインチのハウジング、アダプタ110、あるいは直接メインフレーム105に回転可能に取付けられる。それぞれのシーブブロック435a、bは複数のプーリあるいはシーブを含んでいる。ケーブル32は第2のドラムから引出されてシーブブロック435aに巻付けられており、これによって技術的な優位性を達成するようにしている。第2のウインチドラムからケーブル432が繰出されると、ブーム120が下降し、第2のウインチドラムにケーブル432が巻取られると、ブーム120が上昇する。パイプ敷設機400の搭載はパイプ敷設機100の搭載と同様である。第3のトレーラ200cが使用される場合には、第1のシーブブロック435aが単純に除去され、分離されたパイプ敷設機400と一緒に第2のトレーラ200b上に搭載される(アダプタ110が使用されるかどうかに依存する。上述の記載を参照)。パイプ敷設機400の使用および搭載は、パイプ敷設機100の使用および搭載と同様である。
【0055】
図6A−Cは、本発明の別の実施例による着脱式のカウンタウエートシステム(RCW)500を示している。図6Aは、カウンタウエート545がメインフレーム105(の第2の側部105bに)に着脱可能に取付けられ、第1の位置にあるRCW500の側面を示している。図6Bは、カウンタウエート545がメインフレーム105から取外されて地面の上に置かれた第2の位置にあるRCW500の側面を示している。カウンタウエート545は、明確にするために図6C−Dで別々に示されている。図6Cはカウンタウエート545の正面を示している。図6Dは、図6Cの線6D−6Dに沿った部分を示している。
【0056】
RCW500はカウンタウエート145の代わりにパイプ敷設機100、400、700の上に設置されてよい。RCW500は第1および第2の位置の間で、流体的に操作される。RCW500はキャブ115から操作されてよく、それとともに/あるいはメインフレーム105に配されたコントローラ(図示していない)によって操作されてよい。RCW500によると、迅速に、自動的に、そしてカウンタウエート545の除去が独立に即座になされるようになり、パイプ敷設機100(あるいは400)は、険しい傾斜の上で動作できるようになる。険しい傾斜地での操作の間は、カウンタウエート145/545はアンダーキャリッジ150に対して主たる機構150aがある回転方向に配列された場合、それに加え、/または搭載の工程において、パイプ敷設機100を不安定にする。カウンタウエート545を除去すると、険しい傾斜地においてパイプ敷設機が多才な動作を行なうことが可能になる。これと代替的にあるいは付加的に、下側のフレーム160の重量が付加荷重(図示していない)によって増加され、あるいは構造部材の厚さを増加させてカウンタウエート545の除去が補償され、それとともに/あるいは険しい傾斜する地面上におけるパイプ敷設機100の安定性が増加される。険しい傾斜地における操作のために、RCWが代替的にあるいは付加的に使用され、RCW500は第3のトレーラ200c(上述した)上のカウンタウエート545の負荷に利用される。あるいはまた、パイプ敷設機100を傾斜地で使用する場合には、カウンタウエート500を用いることなく、LMSによってパイプ敷設機100を不安定な位置から安定な動作に移行するように調整する。
【0057】
RCW500はピストンシリンダ機構(PCA)505、ベース510、ヘッド525、1つあるいはそれ以上のフロントアーム525a、1つあるいはそれ以上のリアアーム525b、およびカウンタウエート545を含んでいてよい。ベース510は取手を介してメインフレーム105に取付けられる。1つあるいはそれ以上のブロック(明快にするために図示されない)はベース510に近接してメインフレーム105に取付けられる。PCA505は取手を介してメインフレーム105に回転可能に支持され、ヘッド520に枢支される。フロントアーム525aは取手を介してメインフレーム105に枢支されるとともに、ヘッド520に回転可能に取付けられる。リアアーム525bは取手を介してメインフレーム105に枢支されるとともに、ヘッド520に回転可能に支持される。1つあるいはそれ以上のフォーク515はヘッド520に回転可能に支持される。フォーク515はカウンタウエート545に取付けられたそれぞれの取付けアイ545eによってカウンタウエート545がヘッド520に回転可能になされるようにする。ひと度フォークが挿通される穴がアイ545eを介して対応する穴に一致した状態で、ピン(図示していない)がそれぞれのフォークとアイとに挿入され、これによってカウンタウエート545をヘッド520に取付ける。フォーク515はその長さ方向の軸に沿って回転できるようにしてよい。
【0058】
カウンタウエート545は、その上に凹部545rを有するボディと、凹部545rの上に取付けられかつこの凹部545r上に配された1つあるいはそれ以上のブロック545bと、凹部に取付けられかつ配されたアイ545eとを含んでいる。アイ545eは、ブロック545bを介してボディに取付けられている。カウンタウエート545が第1の位置にあるときには、PCA505、ベース510、アーム525a、b、およびフォーク515は凹部545rに配されてよい。ヘッド520が凹部545rの外側において上方に延びてよく、あるいはまた凹部545r内に同様に配されてよい。
【0059】
PCA505が完全に引出された第1の位置を開始位置とし、PCA505の引込みによってヘッド520(およびカウンタウエート545)がメインフレーム105から水平方向に離れ、カウンタウエート545が地面上に支持される位置まで垂直に下方に移動される。前側のアーム525aと後側のアーム525bが第1の位置と第2の位置との間で分かれるようにしてヘッド520を支える。カウンタウエート545が地面に座したならば、ピンが取外され、ヘッド520は最初の位置に戻され、カウンタウエート545をなしでパイプ敷設機の動作によって第1の位置にしまいこまれる。カウンタウエート545を再び取付けるためには、上記の動作が逆に行なわれる。ヘッド520は第2の位置から離れ、ピンが挿入され、そしてPCAが伸長する。PCAの伸長は、ヘッド520(およびカウンタウエート545)を、ブロック545bの下面がベース510上に座し、ブロック545の前面がブロックと接するまで、垂直方向上方であって水平方向にメインフレームの方向に離す。安全ラッチ機構(図示していない)が(手動あるいは自動で)動作されてよく、カウンタウエート545はベース510の上に座す。さらに、近接スイッチがカウンタウエートが正しく座したかどうかの確認のために設けられてよい。
【0060】
本発明のいくつかの実施例においては、パイプ敷設機はcab riser(換言すれば、キャブの昇降装置)を備えてよい。キャブの昇降装置はオペレータが各種のパイプ敷設作業の間に異なりしかもより好ましい視界を得ることができるように、オペレータの位置を変更することを可能にするものである。図7Aは本発明の別の実施例によるキャブ昇降装置の動作を示すパイプ敷設機を示している。図7B〜7Dは、上昇した位置におけるキャブ昇降装置を備えるパイプ敷設機700の各種の図面である。キャブ昇降装置800および記述された他の部分を除いて、パイプ敷設機700は、パイプ敷設機100と同様であってよい。キャブ昇降機800はメインフレーム105に取付けられ、raised position(換言すれば、上昇位置)とlowered position(換言すれば、下降位置)との間(換言すれば、beween Raised and Lowered Positions)でキャブ115を垂直方向に移動可能にしている。このような方法によって、オペレータは、メインフレームに対してキャブの高さを調整することにより、最も好ましい視界を得ることができるようになる。キャブ昇降装置は、例えば1〜6フィート、例えば約2.5フィートのように、メインフレームの底部から最大距離X(換言すれば、X−Distance−図7C参照)までキャブを上昇させるようにしてよい。
【0061】
キャブ昇降装置は、キャブの垂直方向の高さの調整を許容するようにしてよい。これによって、オペレータがパイプが敷設される細長い溝を見下ろすことができるようになる。これに加えて、キャブは付加的な動作(例えば、水平方向の運動、角度ある運動あるいは曲線に沿った運動)を行なうようにしてよい。これによって、オペレータは彼自身を細長い溝の上に近接するように位置させることができ、あるいはより好ましく見える位置を得るように試みるようにしてよく、あるいはキャブを障害物から離し、パイプあるいは他の装備の予想され、あるいは可能な移動経路から離れるようにキャブを移動させるようにしてよい。図7Eを参照して説明すると、キャブの昇降装置は水平にX方向に動くようにしてよく、オペレータが細長い溝を直接見えるようにしてよい。図7Fを参照して説明すると、キャブの昇降装置が角度を持ったあるいは湾曲して移動するチャンネルを有してよく、キャブが水平方向と垂直方向の両方に、すなわちX方向およびY方向に移動される。勿論この開示から明らかなように、前方、あるいは前方と上方、あるいは溝の方向に運動するようにキャブはトラックあるいはリンク上に搭載することができる。
【0062】
図8Aは本発明のいくつかの実施例によるキャブの昇降装置の側面を示している。図8Bはキャブの昇降装置800の詳細図である。図8Cはテストベンチの上昇位置に取付けられたキャブ昇降装置の写真である。図8Dは、テストベンチの下方の位置に取付けられたキャブ昇降装置の写真である。図8Eは本発明のいくつかの実施例によるキャブ昇降装置に用いられるロック装置を示している。
【0063】
図8Aを参照するに、キャブ昇降装置800はベース805、フレーム810、昇降機構801、および配列機構802を含んでよい。昇降機構801は“Y”で示される距離だけベース805を上方に押す。限定のない例においては、昇降機構のベース805はキャブの一部として一体に形成されてよく、分離された部材としてそれにキャブが取付けられてよく、あるいはキャブとそして上昇フレーム810との間における適当な結合であってよい。この場合に、昇降機構のベース805は、モジュールとしてよく、キャブ昇降装置とキャブが必要でない場合あるいは各種の開削動作の間、パイプ敷設機から取外されてよい。
【0064】
図8Bによって参照されるように、上昇機構801は、フレーム810に縦方向に結合されたピストンとシリンダ機構(PCA)815であってよく、流体の注入あるいは除去によって、車両のフレーム105に対して昇降フレーム810を上昇あるいは下降させるようにしてよい。PCA815のシリンダは、結合点830においてメインフレーム105に縦方向に結合されている。PCA815のシリンダは枢支結合によってメインフレームに取付けられ、シリンダ中のピストンの間違った配列を阻止するようにPCA815を移動させる。PCA815のピストンは上昇フレーム810に結合される。PCA815は例えばホースのような流体コンジットを介してパイプ敷設機700の流体システムと流体的な連通を図るようにしてよい。PCA815のシリンダに流体が導入されると、流体はシリンダからPCA815のピストンを押出し、これによって昇降フレーム810およびキャブの上昇機構を持上げる。PCA815のシリンダに対する流体の供給が解除されると、PCA815のピストンがシリンダ内に引込まれ、これによって、昇降フレーム810とキャブの昇降機とが下降する。
【0065】
あるいは、昇降機構801が、PCA815に代えてベース805を上昇あるいは下降するのに用いられる電動モータであってよい。電動モータは例えば、ねじ式ジャッキあるいはケーブルを用いて、ベースをメインフレームに対して上昇あるいは下降させる。
【0066】
図8Eを参照するに、キャブの昇降機が選択された高さにおいてベース805をそれぞれ独立して動作して保持するロック機構を含んでよい。ロック機構は、ピン803の形態をとり、ピン803はキャブ昇降機から摺動して選択された高さにおいて車両のフレーム上の保持部804に挿入される。あるいは、ロック機構が、選択された高さに達したときに回転するようにキャブの昇降機に取付けられてキャブ昇降機の運動を阻止するカム機構であってよい。
【0067】
配列機構802は各種の高さに調整する間キャブの昇降機を適正な配列状態に維持する。配列機構802は各種の形態をとってよく、例えば図8Bに示されるように、1つあるいはそれ以上のガイドスリーブ820と、そして1つあるいはそれ以上のガイドポスト825とを含んでよい。1つあるいはそれ以上のガイドスリーブ820はフレーム810に取付けられる。それぞれのガイドスリーブ820はそれぞれ対応するガイドポスト825に横方向に結合されるとともに、それぞれのガイドポスト825に沿って垂直方向に自由に摺動する。それぞれのガイドポスト825はメインフレーム105に取付けられている。パイプ敷設機700が示されているが、キャブの昇降機800はパイプ敷設機100および/またはパイプ敷設機400に装備されてよい。
【0068】
あるいは、配列機構802はキャブの昇降機構に一体的に設けられてよい。例えは、着脱式のカウンタウエートについての上述の機構と類似の昇降リンクが、適正な配列状態の下でキャブの昇降機を上昇させるのに用いてよい。図示された実施例は、車両に対してキャブが回転可能に取付けられているが、回転あるいは首振り運動を許容する軸受等を装備するようにしてもよい。例えば、キャブは(昇降機構の一部として、あるいはまた独立した制御によって)上昇時に前方に傾くようにしてもよく、あるいは左と右とに首振り可能にしてよい。
【0069】
図9は、可変式トラックシステム900の動作を示している。図9中に「TRACKS RETRACTED」とあるのは、換言すれば、「トラックが引込まれた。」を意味し、「TRACKS EXTENDED」とあるのは、換言すれば、「トラックが引延ばされた。」を意味している。パイプ敷設機700は、引出し脚165および取外し可能なトラックシステム190、195に代えて、可変式トラックシステム900を含んでよい。可変式トラックシステム900は、それぞれのトラック機構175を下側のフレーム160から離間させて開いた位置に延ばし、また下側のフレームの方向に向かってそれぞれのトラック機構を引張って引込み位置に移動させるように動作される。引出し位置においては、ブームの枢支部120pは、外側の足跡OFPの内側にあり、これによってパイプ敷設機700の荷重の許容値を増加させる。引込まれた位置においては、パイプ敷設機700がトラック機構を取外すことなくトレーラ200a上に載置されて輸送される。可変式トラックシステム900は下側のフレーム160の長さ方向であってそれぞれのトラック機構175に結合された1つあるいはそれ以上のピストンシリンダ機構(PCA)を備えていてよい。可変式トラックシステムはまた、下側のフレームとトラック機構との間で荷重を移動させるための案内を備えてよい。可変式トラックシステムはまた、それぞれの選択された場所においてトラックシステムを保持するための操作可能なロック手段を備えてよい。可変式トラックシステム900は、それぞれのトラックを別々に、および/または両側のトラックを2連式で制御するようにしてよい。個別式の制御は、トラックシステムが不安定な細長い溝に接している場合に有用である。あるいはまた、可変式トラックシステム900は、電動モータによって作動されてよい。あるいはまた、足跡がトレーラ200aに合うとともに軽量な荷重を持上げるのに十分な軽容量モデルのパイプ敷設機である場合には、可変式トラック機構は省略することができる。
【0070】
図10は、本発明の別の実施例によるキャブコントローラ1000の写真を示している。キャブコントローラはキャブの内側に配置されてよく、パイプ敷設機700の各種の特徴のためのプッシュ釦機構による制御を備えている。キャブの制御装置は、回転ロック釦、回転解除釦、精密揺動可能/不可能釦、LMS無視、キャブの昇降装置の可能/不可能釦、キャブ昇降機構の上昇、キャブ上昇機構の下降、トラックの変化可能/不可能、(それぞれのトラック機構のための)トラックの引出し、それぞれのトラックのためのトラックの引込みの釦を含んでよい。これらの釦は例えば可能/不可能釦のような複数の機能の釦のために、2つの釦の何れが選択されたかを示す照明を備えてよい。キャブの昇降装置およびトラックの変化の可能/不可能釦が上述のように、各種のロックを作動あるいは解除してよい。さらに、パイプ敷設機100、400もまた、同様のコントローラ1000を含んでよい。
【0071】
上記の記述は、本発明の実施例のためになされたものであるが、本発明の基本的な見解および請求の範囲によって決定される本発明の見解から離れない限りにおいては他のそして更なる実施例が計画されてよい。
【図1】

【図2】

【図2A】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6A】

【図6B】

【図6C】

【図6D】

【図7A】

【図7B】

【図7C】

【図7D】

【図7E】

【図7F】

【図8A】

【図8B】

【図8C】

【図8D】

【図8E】

【図9】

【図10】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンダーキャリッジと主要な機構とを備えるパイプ敷設機であって、
アンダーキャリッジは、少なくとも2つのトラックを有し、それぞれのトラック
は、
アンダーキャリッジに結合されたトラックフレームと、
トラックフレームの回りに移動可能に支持されたトラックシューとを有し、
主たる機構はアンダーキャリッジによって支持されるとともに、アンダーキャリッ
ジに対して旋回可能になっており、主たる機構は、
メインフレームと、
メインフレームに回動可能に取付けられたブームと、
オペレータ用のキャブと、
オペレータ用のキャブをメインフレームに結合するとともに、
メインフレームに対してオペレータ用のキャブを選択的に
上昇させあるいは下降させるキャブ昇降機を有するパイプ敷設機。
【請求項2】
キャブの昇降装置が、
メインフレームに移動可能に取付けられた昇降ベースと、
昇降ベースを選択的に上昇および下降させるための昇降機構と、
昇降ベースを適正な配列と移動によって案内する案内手段とを備える請求項1に記
載のパイプ敷設機。
【請求項3】
昇降機構が流体システムから構成される請求項2に記載のパイプ敷設機。
【請求項4】
前記パイプ敷設機がこのパイプ敷設機の流体システムを備えるとともに、昇降用の流体システムがパイプ敷設機の流体システムと液体による連通がなされており、昇降用流体システムは、
貫通孔(ボア)を備える少なくとも1つのシリンダと、
第1の端部が少なくとも上記シリンダの第1の端部に臨みかつ第2の端部が上記シ
リンダの貫通孔から突出する少なくとも1つのピストンとを有し、少なくとも1つ
の前記シリンダの貫通孔は昇降用流体システムと流体的な連通がなされ、流体が貫
通孔に導入されると、少なくとも1つのピストンが貫通孔から突出される請求項3
に記載のパイプ敷設機。
【請求項5】
前記シリンダがメインフレームおよび昇降ベースの内の1つに取付けられるとともに、前記ピストンがメインフレームと昇降ベースの内の他方に取付けられる請求項4に記載のパイプ敷設機。
【請求項6】
前記昇降メカニズムが電動モータから構成される請求項2に記載のパイプ敷設機。
【請求項7】
前記案内機構が少なくとも1つの案内スリーブと、そして少なくとも1つの案内用ポストとから構成され、前記少なくとも1つの案内スリーブが少なくとも1つのガイドポストに結合され、少なくとも1つのガイドスリーブが少なくとも1つのガイドポストに沿って摺動されるようになっている請求項2に記載のパイプ敷設機。
【請求項8】
前記少なくとも1つのガイドスリーブが少なくとも2つのガイドスリーブから成り、前記少なくとも1つのガイドポストが少なくとも2つのガイドポストから成る請求項7に記載のパイプ敷設機。
【請求項9】
前記少なくとも1つのガイドスリーブが昇降ベースに取付けられ、前記少なくとも1つのガイドポストがメインフレームに取付けられている請求項7に記載のパイプ敷設機。
【請求項10】
1つあるいはそれ以上の選択された位置において昇降ベースをメインフレームに結合するための高さのロック機構をさらに備えており、該高さのロック機構は、昇降機構の動作から独立して昇降ベースを選択された高さに保持する請求項2に記載のパイプ敷設機。
【請求項11】
前記昇降ベースが操作用キャブから分離されており、操作用キャブは昇降ベースに取付けられている請求項2に記載のパイプ敷設機。
【請求項12】
前記キャブの昇降機は、操作用キャブをメインフレームに対して横方向に選択的に移動させる請求項1に記載のパイプ敷設機。
【請求項13】
産業用車両のための移動可能なキャブ機構であって、移動式のキャブの昇降機構が、
操作用キャブと、
産業用車両のフレームに前記操作用キャブを結合し、操作用キャブを産業用車両の
フレームに対して相対的に移動させて操作者の視界を調整する調整機構と、
産業用車両のフレームに対して適正な配列となりかつ操作用キャブを移動させる案
内機構と、を具備するキャブの移動機構。
【請求項14】
前記調節機構が、少なくとも1つの流体ピストンを具備する請求項13に記載のキャブの移動機構。
【請求項15】
前記案内機構が少なくとも1つのガイドポストを有し、前記少なくとも1つの案内用スリーブが前記少なくとも1つの案内用ポストに摺動可能に結合されている請求項13に記載のキャブの移動機構。
【請求項16】
前記調整機構が、産業用車両のフレームに対して前記調整用キャブを選択的に上昇および下降させる昇降機構を備える請求項13に記載の移動可能なキャブ機構。
【請求項17】
前記産業用車両のフレームがアンダーキャリッジ上に設けられている回転可能なパイプ敷設機のフレームを備え、それに対して回転可能に枢支されたパイプ敷設機のブームを有する請求項16に記載のキャブの移動機構。
【請求項18】
前記調節機構が、産業用車両のフレームに対して調整用キャブを水平方向に移動させる機構を有する請求項13に記載のキャブの移動機構。
【請求項19】
前記調節機構が、産業用車両のフレームに対して水平方向および垂直方向に調整用キャブを選択的に移動させる機構を有する請求項13に記載のキャブの移動機構。
【請求項20】
前記産業用車両のフレームが、アンダーキャリッジ上に旋回可能なパイプ敷設機のフレームを備え、その上にパイプ敷設機のブームが回転可能に取付けられている請求項13に記載のキャブの移動機構。
【請求項21】
操作用キャブの高さを調整するためのキャブの昇降機構を備えるパイプ敷設機を用いてパイプを敷設する方法であって、該方法は、
このパイプ敷設機のブームを用いてパイプを持上げる工程と、
パイプ敷設機のアンダーキャリッジに対してブームとパイプとを旋回させる工程と

このパイプ敷設機のアンダーキャリッジに対して操作用キャブの位置を調整して、
その中にパイプが置かれる溝に対して異なった視界を与えるための調整工程と、
この敷設機を用いて細長い溝にパイプを下降させる工程と、
を具備するパイプの敷設方法。
【請求項22】
前記調整工程が、流体シリンダの貫通孔の中に流体を導入し、ピストンを移動させて調整用キャブを上昇させる工程から成る請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記調整用キャブの位置の調節がパイプを持上げる工程の前に行なわれる請求項21に記載の方法。
【請求項24】
操作用キャブの高さの調整がブームを旋回させる前に行なわれる請求項21に記載の方法。
【請求項25】
パイプを持上げた後に、アンダーキャリッジを地面に対して移動させて溝に隣接させる工程をさらに有する請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記操作用キャブの位置の調節の工程が、アンダーキャリッジの移動の後に行なわれる請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記操作用キャブの位置の調節の工程が、このパイプ敷設機のアンダーキャリッジに対する調整用キャブの垂直方向の移動動作を有する請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記操作用キャブの位置の調節の工程が、このパイプ敷設機のアンダーキャリッジに対する操作用キャブの水平方向の移動動作を含む請求項21に記載の方法。

【公表番号】特表2011−523924(P2011−523924A)
【公表日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−511861(P2011−511861)
【出願日】平成21年5月29日(2009.5.29)
【国際出願番号】PCT/US2009/045686
【国際公開番号】WO2009/148963
【国際公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(502032378)ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー (156)
【Fターム(参考)】