説明

キーボックス

【課題】蓋体を二重構造とすることにより、鍵の盗難防止効果を十分に高め得ると共に外乱の影響を少なくしたり、あるいは防水効果を十分に高めて設置の汎用性を向上させ得るキーボックスを提供する。
【解決手段】内部に鍵収納部が設けられたボックス本体と、該ボックス本体の前面開口部分に開閉可能に配設された蓋体と、鍵収納部への鍵の収納状態を検知する検知手段と、を備えたキーボックスであって、蓋体は、鍵収納部の前面開口部を閉塞する内蓋とボックス本体の前面開口部を閉塞する外蓋の二重構造で構成されると共に、内蓋と外蓋が、磁力により通常時には一体となって開放され非常時には別体で開放される。前記鍵収納部は、少なくとも上壁部の先端に上方に屈曲した防水壁が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば体育館等の出入口用ドアの錠を解錠/施錠するための鍵を収納するキーボックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のキーボックスとしては、例えば特許文献1に開示のものが提案されている。このキーボックスは、少なくとも正面のみに開口を設けた収納ケース体と、この収納ケース体にヒンジにより開閉可能に設けられて前記開口を閉塞する蓋体と、この蓋体に設けられた南京錠ダイヤルキー式ロック機構及びシリンダーキー式ロック機構からなる2個のロック機構等により構成されて、前記収納ケース体内に鍵が収納されるようになっている。
【特許文献1】特開2002−364214号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このようなキーボックスにあっては、蓋体を開放するための2個のロック機構が共に収納ケース体の外部に露出状態で配置されているため、明らかに収納ケース体内に鍵が収納されているということを、鍵を正常に使用しない第三者等に容易に認識され、例えば各ロック機構が破壊されて内部の鍵が取り出されて違法に使用される場合がある等、鍵の盗難防止効果を十分に高めることが難しい。また、収納ケース体の開口が単に蓋体により覆われているのみであるため、蓋体部分に十分な防水効果が得られ難く、例えば屋外への設置が困難となり、設置の汎用性の面で劣ると共に、例えば収納ケース体内の鍵の有無の自動検知を行うことができず警備会社による警備が困難になる等、鍵が使用される体育館等の防犯効果を十分に高めることも難しい。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、蓋体を二重構造とすることにより、鍵の盗難防止効果を十分に高め得ると共に外乱の影響を少なくし得るキーボックスを提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、防水効果を十分に高めて設置の汎用性を向上させたり、鍵を自動検知できて警備会社による警備等が可能なキーボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内部に鍵収納部が設けられたボックス本体と、該ボックス本体の前面開口部分に開閉可能に配設された蓋体と、前記鍵収納部への鍵の収納状態を検知する検知手段と、を備えたキーボックスであって、前記蓋体は、鍵収納部の前面開口部を閉塞する内蓋とボックス本体の前面開口部を閉塞する外蓋の二重構造で構成されると共に、内蓋と外蓋が、通常時には一体となって開放され非常時には別体で開放されることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、前記内蓋と外蓋が磁力によって一体化され、通常時には該磁力が作用し非常時には磁力が解除されることを特徴とし、請求項3に記載の発明は、前記鍵収納部が、少なくとも上壁部の先端に上方に屈曲した防水壁が形成されると共に、内蓋を閉じた状態において前記防水壁が内蓋の上壁部より外側に位置する如く構成されていることを特徴とする。さらに、請求項4に記載の発明は、前記検知手段が、鍵を検知可能な近接センサと、該近接センサの周囲に配置された樹脂製の略皿状のセンサ支持台と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、蓋体が、鍵収納部の前面開口部を閉塞する内蓋とボックス本体の前面開口部を閉塞する外蓋の二重構造で構成されると共に、内蓋と外蓋が通常時には一体となって開放され非常時には別体で開放されるため、内蓋に設けた例えばシリンダ錠を外蓋で隠すことができて、鍵の盗難防止効果を十分に高めることができると共に、ボックス本体内部への異物の侵入を抑制できる等、外乱の影響を少なくして、長期に亘り安定した鍵の収納状態を得ることができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、内蓋と外蓋が磁力によって一体化され、通常時には磁力が作用し非常時には磁力が解除されるため、磁石の使用により内蓋と外蓋の一体化構造を簡略化できると共に、非常時に外蓋を所定力で引っ張って磁力を解除することにより外蓋を内蓋に対して開放でき、非常時のキーボックスの操作を良好に行うことができる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、鍵収納部の上壁部の先端に防水壁が形成されると共に、この防水壁が内蓋を閉じた状態において内蓋の上壁部より外側に位置するため、防水壁により鍵収納部内への水の進入を確実に防止できる等、キーボックスの防水効果を十分に高めることができると共に、雨水等を気にすることなくキーボックスを設置できて、その設置の汎用性を向上させることができる。
【0010】
さらに、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、検知手段が、鍵を検知可能な近接センサと、近接センサの周囲に配置された樹脂製の略皿状のセンサ支持台とを有するため、近接センサにより鍵の有無を確実に検知できると共に、樹脂製のセンサ支持台により近接センサの誤検知を防止できて、警備会社等による防犯効果を十分に高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わるキーボックスの一実施形態を示し、図1がその斜視図、図2が横断面図、図3が縦断面図、図4が検知手段の平面図及び断面図、図5が外蓋の開放状態の斜視図、図6が外蓋と内蓋の開放状態の斜視図である。
【0012】
図1に示すように、キーボックス1は、ステンレス製の薄型略直方体形状のボックス本体2を有し、このボックス本体2の前面開口部2aにはステンレス製の外蓋3が開閉可能に配設されている。この外蓋3は、正面視長方形状の平板状に形成されて、図5に示すように、キャビネット本体2の前面開口部2aの右端部に設けた軸受部材4に、上下の軸5a、5bを介して開閉可能に配設されると共に、裏面上端の左右幅方向の略全域にはパッキン13(図3参照)等の防水部材が固着されている。
【0013】
また、前記ボックス本体2は、図2、図3及び図6に示すように、上壁部2bと下壁部2c及び左右の側壁部2d(右側壁部は図示せず)により、内部に所定の大きさの空間(図示せず)が形成され、この空間の左端側にシリンダ錠8を構成する図示しないソレノイドが配設されると共に基板7が内装された仕切壁9が配設され、この仕切壁9の右側の空間が鍵収納部10として使用されるようになっている。そして、図6に示すように、空間を形成する上壁部2bと下壁部2c及び左側壁部2dは、前方に水平状態で所定寸法突出して設けられ、上壁部2bの先端部が上方に屈曲形成されて防水壁2eが形成されると共に、上壁部2bと左壁部2dの外側には補強用のリブ部材11がそれぞれ溶接固定されている。
【0014】
また、前記鍵収納部10の前面開口部10aには、前記外蓋3と共に本発明の蓋体を形成するステンレス製の内蓋12が開閉可能に配設されている。この内蓋12は、図5及び図6に示すように、前記空間の大きさに対応した蓋部12aと、この蓋部12aの上下端部と反回動軸側となる左端部に後方側に屈曲形成された上壁部12b、下壁部12c及び左側壁部12d等で形成されている。そして、この内蓋12は、右端側が前記上下の軸5a、5bを介してキャビネット本体2に軸支されることにより、鍵収納部10の前面開口部10aに開閉可能に配設されている。この時、上下の軸5a、5bは、キャビネット本体2に溶接固定された軸受部材4の上下に設けた軸受部にそれぞれ回動可能に支持されると共に、内蓋12の上下端部から突出した部分にEリング16が嵌挿されている。
【0015】
また、内蓋12の蓋部12aの回動軸側となる右端部の裏面には、図6に示すように板体6が例えば内蓋12の内側からネジ等により固定されると共に、上下の軸5a、5bの先端部のうち、例えば軸5aの下端が板体6の上端に当接した状態とされて、後述するように軸5a、5bの破壊防止、組付性の容易化及び部品点数の削減化等が図れるようになっている。さらに、内蓋12の左端側の表面には、図5に示す磁石17が固定されており、通常時には、この磁石17が外蓋3の裏面に吸着して内蓋12と外蓋3とが一体になって開閉されると共に、後述する非常時には、閉塞状態の内蓋12から外蓋3が引き離されて磁石17による吸着状態が解除されるようになっている。
【0016】
また、前記鍵収納部10の底部には検知手段20が配置されている。この検知手段20は、図3及び図4に示すように、近接センサ20aと、この近接センサ20aを支持するセンサ支持台20b等を有し、センサ支持台20bは、樹脂成型により前端に鍔部20cを有する略皿形状に形成されている。そして、近接センサ20a上に鍵が載置されるすなわち鍵が近接センサ20aに接近することにより、近接センサ20aが鍵を検知して所定の信号(鍵の有無信号)を出力するようになっている。なお、近接センサ20aとしては、コストや検知精度の面から静電容量型が好ましいが、高周波発振型や磁気型を使用することも勿論可能であるし、近接センサ20aに限らず、他の適宜のセンサを使用することも可能である。
【0017】
次に、このように構成されたキーボックス1の使用方法の一例について説明する。先ず、キーボックス1は、体育館の入口近傍の電設用ボックスや所定の壁面に図示しないリモコンと共に設置され、リモコンは警備会社に通信回線を介して接続されている。この設置状態において、ボックス本体2内に防水壁2eを有する上壁部2bや左側壁部2d等からなる空間が形成され、この空間内に鍵収納部10が設けられると共に、内蓋12や外蓋3を閉じた状態において、内蓋12の上壁部12bが防水壁2eの内側に位置して上下方向でラップした状態になっている。
【0018】
また、外蓋3裏面に設けたパッキン13が防水壁2eの上方に位置した状態となって、パッキン13により上部から進入する雨水の流れが分岐されるようになっている。これらにより、ボックス本体2の上面から外蓋3の隙間を通ってボックス本体2内に雨水等が進入しても、この雨水は防水壁2eや左右の側壁部2dにより空間内への進入が防止された状態となって、空間内に配置される基板7への雨水の付着や鍵収納部10内の鍵への雨水の付着等が確実に防止されることになる。
【0019】
そして、体育館の使用者が錠を開けて体育館に入ろうとする場合は、リモコンを操作してキーボックス1に開扉信号を入力する。この時、キーボックス1が警備会社により警戒状態に設定されている場合は、内蓋12はシリンダ錠8により閉塞状態とされてその開放が禁止されているが、警戒状態が解除されていることから、シリンダ錠8が開放状態とされており、外蓋3が磁石17で一体化された内蓋12と共に軸5a、5bを介して回動する。この外蓋3と内蓋12の開放動作により、キャビネット本体2の鍵収納部10の前面開口部10aが開放されて図6に示す状態となり、この状態で鍵収納部10内に収容されている鍵が使用者によって取り出され、この鍵を使用して体育館の錠を開けることにより体育館の使用が可能となる。
【0020】
また、体育館の使用が終了した場合は、外蓋3と内蓋12を一体化した状態で開放方向に回動させ、鍵収納部10の前面開口部10aを開放させて鍵収納部10内に鍵を収納し、その後内蓋12と外蓋3を閉じる。この時、鍵を鍵収納部10内に収納すると、近接センサ20aが鍵の接近による静電容量の変化をとらえて鍵有り信号を前記基板7を介してリモコンに出力する。また、近接センサ20aが静電容量に影響し難い樹脂製のセンサ支持台20bに配置されていることから、近接センサ20aが金属製の鍵の接近を確実に検知できることになる。
【0021】
そして、キーボックス1が警戒状態に設定されると、シリンダ錠8の作動により内蓋12の開放動作が禁止された状態となり、この内蓋12に磁石17により一体化された外蓋3でボックス本体2の前面開口部2が閉塞された状態となる。この状態において、外蓋3がボックス本体2の前面開口部2aに対して嵌め込み状態でかつ略面一状態となっていることから、第三者が外部から視認した際にキーボックス1であることを認識し難くなると共に、異物等の外乱のボックス本体2a内への進入が防止された状態となっている。
【0022】
一方、例えば警備状態に異常が発生する等して、シリンダ錠8がリモコンや通信回線で解除できない場合(これを非常時という)は、使用者が外蓋3を所定の力で引っ張り、磁石17による内蓋12と外蓋3の吸着状態を解除して、図5に示すように外蓋3のみを開放させる。そして、非常用のシリンダキーを使用して内蓋12のシリンダ錠8を解錠することにより、内蓋12が開放されて鍵収納部10内の鍵の取り出しが可能となり、体育館等が使用できることになる。
【0023】
このように、上記実施形態のキーボックス1にあっては、ボックス本体2に配設される蓋体が、鍵収納部10の前面開口部10aを閉塞する内蓋12とボックス本体2の前面開口部2aを閉塞する外蓋3の二重構造で構成されると共に、内蓋12と外蓋3が磁石17により一体化されているため、通常時には内蓋12と外蓋3が一体となって開放され、非常時には外蓋3が内蓋12と別体で開放される。その結果、内蓋12に設けたシリンダ錠8を外蓋3で隠すことができて、鍵収納部10内に収納されている鍵の盗難防止効果を十分に高めることができると共に、ボックス本体2内部への異物の侵入を抑制できる等、外乱の影響を少なくして、長期に亘り安定した鍵の収納状態を得ることができる。
【0024】
また、内蓋12の左端側表面に磁力17を固定することにより、磁石17の吸着力により内蓋12と外蓋3を一体化したり、吸着力を解除することにより内蓋12と外蓋3を別体とすることができるため、内蓋12と外蓋3の一体化構造を簡略化して安価に形成できると共に、非常時の外蓋3の開放操作を簡単に行うことができて、キーボックス1の操作性(使い勝手)を向上させることができる。
【0025】
また、ボックス本体2内の空間の上壁部2bの先端に防水壁2eが形成されると共に、この防水壁2eが内蓋12を閉じた状態において内蓋12の上壁部12bより外側(上方)に位置し、かつ防水壁2e上方にパッキン13が位置するように設定されているため、パッキン13により進入した雨水の流れを分岐しつつ防水壁2eにより鍵収納部10内への水の進入を確実に防止できる等、キーボックス1の防水効果を十分に高めることができると共に、雨水等を気にすることなくキーボックス1を設置できて、その設置の汎用性を向上させることができる。
【0026】
さらに、鍵収納部10内の鍵の有無を検知する検知手段20が、鍵の接近による静電容量の変化をとらえる近接センサ20aと、この近接センサ20aの周囲に配置されて静電容量に影響が少ない樹脂製の略皿状のセンサ支持台20b等で構成されているため、近接センサ20aにより金属製の鍵の有無を確実に検知できると共に、樹脂製のセンサ支持台20bにより近接センサ20aの誤検知を防止できて、警備会社等による防犯効果を十分に高めることができる。
【0027】
また、上記実施形態のキーボックス1にあっては、次のような付随的な作用効果を得ることができる。すなわち、外蓋3及び内蓋12が上下の軸5a、5bによって回動自在に支持されると共に、上下の軸5a、5b間に内蓋12等の補強を兼ねる板体6が固定されているため、軸5a、5b自体の強度を高めてその破壊等を防止できたり、軸5a、5bの部品点数を減らしたり、あるいは組付性を向上させることができる。また同時に、板体6により外蓋3や内蓋12を外さないと軸5a、5bが抜けない構造となり、破壊防止効果を一層高めることができると共に、外蓋3や内蓋12を開閉動作する際のガタを抑えて、長期に亘りスムーズな開閉動作を得ることができる。
【0028】
なお、上記実施形態において、キーボックス1の鍵収納部10内にLED等の室内灯を配置し、この室内灯を常時点灯状態(もしくは内蓋12等の開放に応じて点灯するように)して鍵収納部10内を照明し、外部が暗い場合でも鍵の出し入れを容易に行い得るようにしても良い。また、上記実施形態の各部の構成は一例であって、例えばキーボックス1をリモコンと一体化した構造としたり、磁石17を外蓋3裏面に固着したりあるいは磁石17として電磁石を使用する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は、体育館のドア用キーボックスに限らず、例えば各種ビルや倉庫用等の錠を有する全てのドアのキーボックスに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係わるキーボックスの一実施形態を示す斜視図
【図2】同その横断面図
【図3】同縦断面図
【図4】同検知手段の平面図及び断面図
【図5】同外蓋の開放状態の斜視図
【図6】同外蓋と内蓋の開放状態の斜視図
【符号の説明】
【0031】
1・・・キーボックス、2・・・ボックス本体、2a・・・前面開口部、2b・・・上壁部、2e・・・防水壁、3・・・外蓋、4・・・軸受部材、5a、5b・・・軸、6・・・板体、7・・・基板、8・・・シリンダ錠、9・・・仕切壁、10・・・鍵収納部、10a・・・前面開口部、12・・・内蓋、12a・・・蓋部、12b・・・上壁部、13・・・パッキン、17・・・磁石、20・・・検知手段、20a・・・近接センサ、20b・・・センサ支持台。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に鍵収納部が設けられたボックス本体と、該ボックス本体の前面開口部分に開閉可能に配設された蓋体と、前記鍵収納部への鍵の収納状態を検知する検知手段と、を備えたキーボックスであって、
前記蓋体は、鍵収納部の前面開口部を閉塞する内蓋とボックス本体の前面開口部を閉塞する外蓋の二重構造で構成されると共に、内蓋と外蓋が、通常時には一体となって開放され非常時には別体で開放されることを特徴とするキーボックス。
【請求項2】
前記内蓋と外蓋が磁力によって一体化され、通常時には該磁力が作用し非常時には磁力が解除されることを特徴とする請求項1に記載のキーボックス。
【請求項3】
前記鍵収納部は、少なくとも上壁部の先端に上方に屈曲した防水壁が形成されると共に、内蓋を閉じた状態において前記防水壁が内蓋の上壁部より外側に位置する如く構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキーボックス。
【請求項4】
前記検知手段は、鍵を検知可能な近接センサと、該近接センサの周囲に配置された樹脂製の略皿状のセンサ支持台と、を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のキーボックス。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2008−31810(P2008−31810A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−209415(P2006−209415)
【出願日】平成18年8月1日(2006.8.1)
【出願人】(000101400)アツミ電氣株式会社 (69)
【Fターム(参考)】