説明

クランプ及びフランジ接続装置

【課題】径の異なるフランジに対するクランプの数及び配置を任意に選択することのできるクランプ及びフランジ接続装置を提供する。
【解決手段】結束バンド30と、結束バンド30の結束によって一対のフランジ11,21を接続する適数個のクランプ40とを備える。クランプ40のクランプ本体41に、一対のフランジ11,21を相対的に嵌合するフランジ嵌合溝43、及び、結束バンド30のバンド部31を挿通するバンド挿通孔46を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、結束バンドの結束によって一対のフランジを接続するクランプ及びフランジ接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
結束バンドの結束によって一対のフランジを接続可能とするためのフランジ接続装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたフランジ接続装置について述べる。なお、図14は特許文献1に係るフランジ接続装置を示す分解斜視図である。
図14に示すように、フランジ接続装置100は、結束バンド121と、結束バンド121の結束によって一対のフランジ127,128を接続するクランプバンド101とを備えている。
【0003】
前記結束バンド121は、バンド部121aを主体として形成されている。バンド部121aの裏面には、係止用の係止溝124が長手方向に複数並設されている。バンド部121aの一端部(基端部)には、該バンド部121aを挿通により抜け止めするバンド受止部123が設けられている。バンド受止部123内には、バンド部121aの係止溝124に係合可能な係止爪125が設けられている。
【0004】
前記クランプバンド101は、4個の円弧状のクランプ102を備えている。これらのクランプ102の外周部は、2本の紐状からなる連結部材103により連結されている。また、クランプ102の内周側には、フランジ嵌合溝104が設けられている。フランジ嵌合溝104は、一対のフランジ127,128、及び、そのフランジ128に重合された輪金129を相対的に嵌合可能に形成されている。また、クランプ102の外周側には、結束バンド121のバンド部121aを嵌合するバンド導路105が設けられている。また、端側のクランプ102(符号、(a)を付す。)には、結束バンド121のバンド部121aを挿通してバンド受止部123を受止めるバンド挿入部106が設けられている。
【0005】
前記フランジ接続装置100により一対のフランジ127,128を接続する際には、一対のフランジ127,128及び輪金129に、各クランプ102のフランジ嵌合溝104を相対的に嵌合する。そして、クランプ102(a)のバンド挿入部106に挿入した結束バンド121のバンド部121aを、各クランプ102のバンド導路105に沿って巻回させた後、バンド受止部123に挿通しかつバンド部121aを引き締めることにより、クランプバンド101を結束する。
【0006】
【特許文献1】特開2006−226303号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記従来例のフランジ接続装置100(図14参照)によると、クランプバンド101の所定数のクランプ102が連結部材103により連結されている。このため、フランジの径に応じた数のクランプ102を有するクランプバンド101を選定する必要があった。また、フランジ127,128の径に対してクランプ102の数が少ないクランプバンド101を使用すると、クランプバンド101が片寄ってしまうため、フランジ127,128に対してクランプ102をバランス良く配置することができなかった。また、前記特許文献1には、クランプバンド101の連結部材103の切断により余分なクランプ102を除去することによって、径の小さいフランジに対応することが記載されている(特許文献1における段落[0041]の記載参照)が、余分なクランプ102が無駄になるため不経済である。したがって、径の異なるフランジ127,128に対するクランプバンド101の自由度が低いという問題があった。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、径の異なるフランジに対するクランプの数及び配置を任意に選択することのできるクランプ及びフランジ接続装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記した課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするクランプ及びフランジ接続装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるクランプは、結束バンドの結束によって一対のフランジを接続するクランプであって、クランプ本体に、前記一対のフランジを相対的に嵌合するフランジ嵌合溝、及び、前記結束バンドのバンド部を挿通するバンド挿通孔を設けたことを特徴とするものである。この構成によると、一対のフランジの径に応じた数のクランプを用意し、結束バンドのバンド部をクランプのバンド挿通孔に挿通することで、バンド部上にクランプを配置すなわち仮止めする。そして、クランプのフランジ嵌合溝に一対のフランジを嵌合するようにして、結束バンドによりクランプを締付けるとともに、一対のフランジを接続することができる。したがって、径の異なるフランジに対するクランプの数及び配置を任意に選択することができる。
【0010】
また、特許請求の範囲の請求項2にかかるフランジ接続装置は、一対のフランジを接続可能とするフランジ接続装置であって、結束バンドと、結束バンドの結束によって一対のフランジを接続する適数個のクランプとを備え、前記クランプのクランプ本体に、前記一対のフランジを相対的に嵌合するフランジ嵌合溝、及び、前記結束バンドのバンド部を挿通するバンド挿通孔を設けたことを特徴とするものである。この構成によると、一対のフランジの径に応じた数のクランプを用意し、結束バンドのバンド部をクランプのバンド挿通孔に挿通することで、バンド部上にクランプを配置すなわち仮止めする。そして、クランプのフランジ嵌合溝に一対のフランジを嵌合するようにして、結束バンドによりクランプを締付けるとともに、一対のフランジを接続することができる。したがって、径の異なるフランジに対するクランプの数及び配置を任意に選択することができる。
【0011】
また、特許請求の範囲の請求項3にかかるフランジ接続装置は、請求項2に記載のフランジ接続装置であって、前記結束バンドのバンド部を挿通により抜け止めするバンド受止部に、前記一対のフランジを相対的に嵌合するフランジ嵌合溝が設けられていることを特徴とするものである。この構成によると、結束バンドのバンド受止部にフランジ嵌合溝を設けたことによって、該バンド受止部を1つのクランプとして利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
【実施例】
【0013】
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。なお図1はフランジ接続装置を示す分解斜視図である。
図1に示すように、フランジ接続装置1は、結束バンド30と、結束バンド30の結束によって一対のフランジ11,21を接続する任意の数(図1では3個を示す。)のクランプ40とを備えている。
【0014】
フランジ接続装置1により接続される一対のフランジ11,21のうち、一方のフランジ11は、円管状をなす第1の管体10の接続側端部の外周上に張出されている。また、他方のフランジ21は、円管状をなす第2の管体20の接続側端部の外周上に張出されている。一方のフランジ11と他方のフランジ21とは、同一の円環板形状に形成されており、両管体10、20の端部を同心状に突き合わせた状態で相互に重合可能となっている。なお、図7は3個のクランプを使用した一対のフランジの接続状態を示す断面図、図8は図7のVIII−VIII線矢視断面図である。ちなみに、図7は図8のVII−VII線矢視断面図に相当する。
【0015】
図8に示すように、前記第2の管体20には、フランジ21より先方(図8において左方)へ突出されかつ第1の管体10の接続側端部内に挿入される挿入管部22が形成されている。挿入管部22の外周面には環状溝23が形成されている。その環状溝23には、両管体10,20の相互間を弾性的にシールするOリング(オーリング)25が装着されている。
【0016】
前記結束バンド30を説明する。なお、図2は結束バンドを一部破断して示す側面図である。
図2に示すように、結束バンド30は、樹脂製で、帯状のバンド部31を主体として形成されている。バンド部31は、その板厚方向(図2において上下方向)に弾性変形いわゆる撓み変形可能となっている。バンド部31の裏面(例えば、締付時に内周側に位置する面で、図2において下面)には、係止用の係止溝32が長手方向(図2において左右方向)に沿って列設されている。バンド部31の基端部(図2において左端部)には、該バンド部31を挿通により抜け止めするバンド受止部33が一体に設けられている。バンド受止部33内には、バンド部31の引き締めを許容しかつ前記係止溝32に弾性的に係合することによりバンド部31の抜け止めをなす撓み変形可能な係止爪34が設けられている。なお、このような結束バンド30には、例えばトーマスアンドベッツインターナショナルインク社製のタイラップ(商品名)、ヘラマンタイトン社製のインシュロック(商品名)等の市販品を用いることができる。
【0017】
次に、クランプ40を説明する。なお、図3はクランプを示す正面図、図4は同じく側面図、図5は同じく平面図、図6は同じく側断面図である。
図3〜図6に示すように、クランプ40は、樹脂製で、長四角形板状のクランプ本体41を主体として形成されている。クランプ本体41は、長手方向に関して円弧状に湾曲されている。クランプ本体41の短手方向(図3において左右方向)の両側部には、長手方向に沿って内周側に突出する左右一対の内側壁部42が形成されている。クランプ本体41と一対の内側壁部42とにより長手方向に延びる凹状のフランジ嵌合溝43が形成されている。フランジ嵌合溝43は、前記一対のフランジ11,21を相対的に受入可能すなわち嵌合可能に形成されている(図8参照)。
【0018】
図3に示すように、前記クランプ本体41の短手方向(図3において左右方向)の両側部には、長手方向に沿って外周側に突出する左右一対の外側壁部44が形成されている。両外側壁部44の長手方向の中央部における外周部の間には、帯板状の横架壁部45が架設されている(図5及び図6参照)。クランプ本体41と一対の外側壁部44と横架壁部45とにより、前記結束バンド30のバンド部31(図2参照)を挿通可能なバンド挿通孔46が形成されている(図5及び図6参照)。このバンド挿通孔46には、クランプ本体41の外周面にバンド部31の裏面が面する状態でバンド部31が摺動可能に挿通されるようになっている。
【0019】
図3及び図6に示すように、前記横架壁部45の中央部には、バンド挿通孔46に突出する半球状の凸部47が形成されている。また、前記クランプ本体41の中央部には、径方向に貫通する四角形状の開口孔48が形成されている。バンド挿通孔46内に、前記結束バンド30のバンド部31(図2参照)が挿通された際に、凸部47がバンド部31をその弾性変形いわゆる撓み変形を利用して押圧することにより、バンド部31に所定の摺動抵抗が付与される。
【0020】
次に、前記フランジ接続装置1により一対のフランジ11,21を接続する手順を説明する。まず、図1に示すように、一対のフランジ11,21の径に応じた数(例えば、3個)のクランプ40を用意する。次に、結束バンド30のバンド部31を各クランプ40のバンド挿通孔46に順に挿通することで、バンド部31上に各クランプ40を適宜の間隔毎に配置いわゆる仮止めしておく(図2中、二点鎖線40参照)。次に、各クランプ40のフランジ嵌合溝43に一対のフランジ11,21を嵌合するようにして、結束バンド30のバンド部31をバンド受止部33に挿通して締付ける(図7及び図8参照)。このとき、フランジ11,21の円周上に各クランプ40がほぼ等間隔(約120°間隔)で配置されるように、バンド部31に対してクランプ40の位置調整を行なうと良い(図7参照)。また、バンド受止部33(図2参照)の係止爪34がバンド部31の係止溝32に弾性的に係合することにより、バンド部31の抜け止めがなされる。このようにして、結束バンド30によりクランプ40を締付けるとともに、一対のフランジ11,21を接続することができる。なお、結束バンド30を結束した状態で、バンド受止部33から引出されたバンド部31の余分な部分は、ニッパー、カッター、はさみ等の切断工具により切除するとよい。
【0021】
また、図9に示すように、前記フランジ11,21の径より小さい径のフランジ11(符号、(a)を付す。),21(符号、(a)を付す。)を接続する場合には、その径に応じた数(例えば、2個)のクランプ40を用いて、前記と同様に、結束バンド30によりクランプ40を締付けるとともに、径の小さいフランジ11(a),21(a)を接続することができる。なお、図9は2個のクランプを使用した一対のフランジの接続状態を示す断面図である。また、図示しないが、前記フランジ11,21の径より大きい径のフランジ11,21を接続する場合には、その径に応じた数(例えば、4個、5個・・・)のクランプ40を用いることにより、前記と同様に、結束バンド30によりクランプ40を締付けるとともに、径の大きいフランジ11,21を接続することができる。
【0022】
上記したクランプ40を備えたフランジ接続装置1によると、径の異なるフランジ11,21に対するクランプ40の数及び配置を任意に選択することができる。したがって、前記従来例(特許文献1参照)と異なり、フランジ11,21の径に応じた数のクランプ40を有するクランプバンド101(図14参照)を選定する必要がない。また、フランジ11,21の円周上にクランプ40を分散的に配置することができるので、フランジ11,21に対してクランプ40をバランス良く配置することができる。また、フランジ11,21の径が小さいからといって、従来例のクランプバンド101(図14参照)の余分なクランプ102を除去する必要がないので経済的である。したがって、径の異なるフランジ11,21に対する自由度が高いといえる。
【0023】
また、結束バンド30として市販品を用いて実施することができるので、コストを低減することができる。また、クランプ40が簡素な構成であるため、安価に製作することができる。
【0024】
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1の結束バンド30を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。なお、図10は結束バンドを一部破断して示す側面図、図11は同じく平面図である。
図10及び図11に示すように、本実施例の結束バンド(符号、50を付す。)は、樹脂製で、帯状のバンド部(符号、51を付す)を主体として形成されている。バンド部51は、その板厚方向(図2において上下方向)に弾性変形いわゆる撓み変形可能となっている。バンド部51の表面(例えば、締付時に外周側に位置する面で、図10において上面)には、係止用の係止溝(符号、52を付す)が長手方向(図10及び図11において左右方向)に沿って列設されている。バンド部51の基端部には、該バンド部51を挿通により抜け止めするバンド受止部(符号、53を付す)が一体に設けられている。
【0025】
前記バンド受止部53の基本的構成は、前記クランプ40の基本的構成と同じであるから、同一部位に同一符号を付すことにより、その説明を省略し、異なる構成について説明する。
図10に示すように、クランプ本体41の長手方向の一端部が前記バンド部51の基端部に連続されている。また、横架壁部45が、両外側壁部44の長手方向の端部(詳しくは、バンド部51と反対側の端部)における外周部の間に架設されている。クランプ本体41と一対の外側壁部44と横架壁部45とにより、バンド部51を挿通可能なバンド挿通孔(符号、56を付す)が形成されている(図10参照)。横架壁部45の中央部からは、バンド部51側(図10において右方)に向かって突出しかつ撓み変形可能な係止爪(符号、54を付す)が形成されている。係止爪54は、バンド部51の引き締めを許容しかつ前記係止溝52に弾性的に係合することによりバンド部51を抜け止め可能となっている。なお、本実施例のバンド受止部53において、前記実施例1(図6参照)におけるクランプ40の開口孔48及び凸部47は省略されている。
【0026】
次に、前記フランジ接続装置1により一対のフランジ11,21を接続する手順を説明する。なお、図12は3個のクランプを使用した一対のフランジの接続状態を示す断面図、図13は図12のXIII−XIII線矢視断面図である。ちなみに、図12は図13のXII−XII線矢視断面図に相当する。
まず、一対のフランジ11,21の径に応じた数(例えば、3個)のクランプ40を用意する。次に、結束バンド50のバンド部51を各クランプ40のバンド挿通孔56に順に挿通することで、バンド部51上に各クランプ40を適宜の間隔毎に配置いわゆる仮止めしておく(図10中、二点鎖線40参照)。
【0027】
次に、図12及び図13に示すように、各クランプ40のフランジ嵌合溝43及びバンド受止部53のフランジ嵌合溝43に一対のフランジ11,21を嵌合するようにして、結束バンド50のバンド部51をバンド受止部53のバンド挿通孔56に挿通して締付ける。このとき、フランジ11,21の円周上に各クランプ40及びバンド受止部53がほぼ等間隔(約90°間隔)で配置されるように、バンド部51に対してクランプ40の位置調整を行なうと良い(図12参照)。また、バンド受止部53の係止爪54がバンド部51の係止溝52に弾性的に係合することにより、バンド部51の抜け止めがなされる。このようにして、結束バンド50によりクランプ40を締付けるとともに、一対のフランジ11,21を接続することができる。なお、結束バンド50を結束した状態で、バンド受止部53から引出されたバンド部51の余分な部分は、ニッパー、カッター、はさみ等の切断工具により切除するとよい。また、本実施例においても、前記実施例1と同様、フランジ11,21の径に応じてクランプ40の個数を適宜増減することができる。
【0028】
本実施例によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。また、結束バンド50のバンド受止部53にフランジ嵌合溝43を設けたことによって、該バンド受止部53を1つのクランプとして利用することができる(図12参照)。これにより、クランプ40の数を削減することができる。
【0029】
また、結束バンド50のバンド受止部53のバンド挿通孔56が、バンド部51の長手方向(図10において左右方向)に沿って開口されている。このため、バンド部51をフランジ11,21の接線方向に沿って挿通することができる(図12参照)。したがって、バンド部51を無理なく締付けることができる。
【0030】
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のフランジ接続装置1は、一対のフランジ11,21を接続するものであればよく、その接続に際してフランジ11,21に付加される輪金(特許文献1参照)、ワッシャ、ガスケット等の付属部材の有無は、本発明の要旨を左右するものではない。また、結束バンド及び/又はクランプは、樹脂製に代えて、金属製とすることもできる。また、結束バンドは、上記実施例のものに限定されるものではなく、締付けにより結束状態を維持する限り、適宜のものに変更することができる。また、クランプは、クランプ本体にフランジ嵌合溝とバンド挿通孔とが設けられて限り、適宜の形状に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施例1に係るフランジ接続装置を示す分解斜視図である。
【図2】結束バンドを一部破断して示す側面図である。
【図3】クランプを示す正面図である。
【図4】クランプを示す側面図である。
【図5】クランプを示す平面図である。
【図6】クランプを示す側断面図である。
【図7】3個のクランプを使用した一対のフランジの接続状態を示す断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
【図9】2個のクランプを使用した一対のフランジの接続状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例2に係る結束バンドを一部破断して示す側面図である。
【図11】結束バンドを示す平面図である。
【図12】3個のクランプを使用した一対のフランジの接続状態を示す断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線矢視断面図である。
【図14】従来例に係るフランジ接続装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 フランジ接続装置
11 フランジ
21 フランジ
30 結束バンド
31 バンド部
33 バンド受止部
40 クランプ
41 クランプ本体
43 フランジ嵌合溝
46 バンド挿通孔
50 結束バンド
51 バンド部
53 バンド受止部
56 バンド挿通孔


【特許請求の範囲】
【請求項1】
結束バンドの結束によって一対のフランジを接続するクランプであって、
クランプ本体に、前記一対のフランジを相対的に嵌合するフランジ嵌合溝、及び、前記結束バンドのバンド部を挿通するバンド挿通孔を設けたことを特徴とするクランプ。
【請求項2】
一対のフランジを接続可能とするフランジ接続装置であって、
結束バンドと、結束バンドの結束によって一対のフランジを接続する適数個のクランプとを備え、
前記クランプのクランプ本体に、前記一対のフランジを相対的に嵌合するフランジ嵌合溝、及び、前記結束バンドのバンド部を挿通するバンド挿通孔を設けた
ことを特徴とするフランジ接続装置。
【請求項3】
請求項2に記載のフランジ接続装置であって、
前記結束バンドのバンド部を挿通により抜け止めするバンド受止部に、前記一対のフランジを相対的に嵌合するフランジ嵌合溝が設けられていることを特徴とするフランジ接続装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−63147(P2009−63147A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−233894(P2007−233894)
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(000151597)株式会社東郷製作所 (78)
【Fターム(参考)】