説明

クレンジング用の化粧料

【課題】洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れたクレンジング用の化粧料を提供する。
【解決手段】トリメトキシシリル化粉体0.01〜0.1質量%と、1気圧25℃で液体の油性成分1〜8質量%と、親水性ゲル化剤0.1〜1質量%と、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル10〜25質量%をクレンジング用の水中油型化粧料に含有させる。本発明によれば、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れたクレンジング用の化粧料を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関し、更に詳細には、クレンジング用の化粧料に好適な化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
クレンジング化粧料は、例えば、リップカラーなどの、通常の水性洗浄では落としにくい化粧料や脂汚れを除去する目的で使用される化粧料であり、現在知られている剤形としては、界面活性剤の水性担体溶液タイプや高内相水中油乳化タイプのクレンジング化粧料、非水乳化剤形のクレンジング化粧料などが存する。この様な剤形において、界面活性剤の水性担体溶液タイプや高内相水中油乳化タイプのクレンジング化粧料が、肌にみずみずしさを付与できる利点を有するが、油性成分の洗浄力という点では非水乳化剤形のクレンジング化粧料を卓越する効果が得られていない。即ち、クレンジング用の化粧料において、肌にみずみずしさを付与しつつ、油性成分の洗浄力に優れたクレンジング用の化粧料の開発が望まれていると言える。
【0003】
油性成分の洗浄力を上げるために、クレンジング用の化粧料に粉体類を含有させる技術は既に知られているが(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)、何れも擦過媒体として、クレンジング機能を向上させる目的で使用しているものであり、皮膚に対する刺激性を低減する観点では行われていなかった。
【0004】
又、洗浄力向上に加えて、チキソトロピックな構造を形成し、化粧料の製剤を安定に保つために粉体類を含有させる技術も知られているが(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献6を参照)、粉体の含有量が多いので、やはり皮膚に対する刺激性のレベルも従来のレベルであった。
【0005】
一方、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルを含有するジェル状剤形のクレンジング用の化粧料も知られているが(例えば、特許文献7を参照)、使用時のチキソトロピー変化において、使用感が十分に良好ではなかった。
【0006】
クレンジング用の水中油型化粧料であって、1)トリメトキシシリル化粉体0.01〜0.1質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分1〜8質量%と、3)親水性ゲル化剤0.1〜1質量%と、4)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル10〜25質量%とを含有するものは全く知られていないし、この様な構成のクレンジング用の化粧料が、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れたものであることも全く知られていない。
【0007】
【特許文献1】特開2002−302421号公報
【特許文献2】特開2001−106858号公報
【特許文献3】特開平08−143420号公報
【特許文献4】特開2005−154356号公報
【特許文献5】特開2005−154357号公報
【特許文献6】特開2005−154358号公報
【特許文献7】特開2001−19619号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れたクレンジング用の化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れたクレンジング用の化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)トリメトキシシリル化粉体0.01〜0.1質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分1〜8質量%と、3)親水性ゲル化剤0.1〜1質量%と、4)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとを有する化合物10〜25質量%で構成される化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1)クレンジング用の水中油型化粧料であって、1)トリメトキシシリル化粉体0.01〜0.1質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分1〜8質量%と、3)親水性ゲル化剤0.1〜1質量%と、4)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル10〜25質量%とを含有することを特徴とする、クレンジング用の化粧料。
(2)ジェル状の形態であることを特徴とする、(1)に記載のクレンジング用の化粧料。
(3)前記粉体が、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖及びデキストリンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のクレンジング用の化粧料。
(4)前記1気圧25℃で液体の油性成分が、炭化水素、脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、グリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル及びシリコーンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れたクレンジング用の化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(1)本発明の化粧料の必須成分である粉体
本発明の化粧料は、トリメトキシシリル化粉体を0.01〜0.1質量%、より好ましくは0.02〜0.08質量%含有することを特徴とする。本発明の化粧料に使用できる粉体としては、化粧料で使用される粉体であれば特段の限定無く使用でき、例えば、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、チタンマイカ、チタンセリサイトなどの鉱物性粉体、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリプロピレン粉末、メチルシロキサン網状重合体、ジメチルポリシロキサン部分架橋化物等のポリマー粉体、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖、デキストリン等の有機粉体等が例示できる。これらは唯一種を含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできるが、シリカが特に好ましく例示できる。更に、かかる粉体の粒径であるが、コールターカウンターを用いて測定した粒径の平均値が5〜15μmであることが好ましい。このものは既に市販されており、それらのものを使用することができる。この様なトリメトキシシリル化シリカとしては、市販品では、東レ・ダウコーニング株式会社製の「Dow Corning(登録商標) VM−2270 Aerogel Fine Particles」等が好ましく例示できる。本発明の化粧料において、かかる粉体は、チキソトロピックな構造を形成することにより後記油性成分を製剤中に安定に分散させる役割を担っている。かかる粉体は、前記含有量及び粒径の範囲に存することでかかる効果を奏する。
【0012】
(2)本発明の化粧料の必須成分である油性成分
本発明の化粧料は、1気圧25℃で液体の油性成分1〜8質量%、より好ましくは3〜7質量%含有することを特徴とする。かかる油性成分としては、化粧料で使用されている液体脂に分類されるものであれば特段の限定無く使用することができ、例えば、軽質イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、重質イソパラフィン等の炭化水素、ネオペンチルグリコールジイソオクタネート、ネオペンチルグリコールジイソステアレート、エチレングリコールジイソステアレート、プロピレングリコールジオレート等の二価アルコールと炭素数8〜24の脂肪酸のジエステル、イソプロピルミリステートなどの低級アルコールと炭素数8〜14の脂肪酸のエステル、ホホバ油、セチルイソオクタネートなどの炭素数8〜24の脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、オリーブ油、ひまし油、グリセリルトリイソオクタネート等のグリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンテトライソステアレートやジグリセリンテトラオレートのようなジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンペンタイソステアレート、トリグリセリンペンタオレート等のトリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル、ジメチコン、シクロメチコン、フェニルメチコン等のシリコーン等が好適に例示できる。これらの油性成分は唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできるが、より好ましくは炭化水素、脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、グリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル或いはシリコーンが好ましく例示でき、シリコーンが更に好ましい。本発明の化粧料において、前記粉体の効果によりかかる油性成分を製剤中に均一に分散せしめ、使用時すぐに、ジェル状から液状にチキソトロピックに変化するため皮膚に付着した脂汚れ等を溶剤効果によって迅速に皮膚より離脱せしめる作用を有する。この様な作用を発現するためには、前記含有量の範囲にあることが必要である。
【0013】
(3)本発明の化粧料の必須成分である親水性ゲル化剤
本発明の化粧料は、親水性ゲル化剤0.1〜1質量%さらに好ましくは0.3〜0.8質量%含有することを特徴とする。ここで、親水性ゲル化剤とは、化粧料や皮膚外用医薬品などの皮膚外用剤の分野で使用される水系の製剤において、主として、ゲル化させる目的で配合される成分をいう。具体的には、カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、デンプン、イオン化デンプン誘導体、デンプンと合成高分子のブロック重合体、ヒアルロン酸、カラギーナン(カッパー、イオタ、ラムダ形)、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グァーガム、ジェランガム、タマリンドウ、グルコマンナン、キチン、キトサン、プルラン、チューベロースポリサッカライド、水溶性コラーゲン、アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマー、アーネストガム、ゼラチン、ペクチン、アガロース、又はこれらの塩が好ましく例示できる。これらの親水性ゲル化剤は、唯一種を含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできるが、アルキル変性されていても良いカルボキシビニルポリマーとヒアルロン酸と、水溶性コラーゲンの組み合わせが特に好ましく例示できる。ヒアルロン酸と水溶性コラーゲンの水溶液は、既に市販されており、それらのものを使用することができる。この様なヒアルロン酸水溶液としては、株式会社フードケミファ製の「ヒアルロン酸FCH201」等が、水溶性コラーゲン水溶液としては、GATTEFOSSE社製の「パンコーゲンマリン」等が好ましく例示できる。
【0014】
(4)本発明の化粧料の必須成分であるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル
本発明の化粧料は、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル10〜25質量%、さらに好ましくは15〜23質量%含有することを特徴とする。ここで、好適な脂肪酸部分としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、トリイソステアリン酸、ベヘン酸、カプリル酸、カプロン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等から選択される1種乃至は2種以上が例示でき、これらは牛脂、椰子油、オリーブ油、これらの水素添加物等の天然乃至はその加工油脂を加水分解して脂肪酸部分を取り出し、或いはこの脂肪酸部分を更に精製して使用することも可能である。これらのポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルの内、特に好ましいものはポリオキシエチレン椰子油由来の脂肪酸グリセリルと、イソステアリン酸のグリセリルと、トリイソステアリン酸のグリセリルである。この様なポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルは化粧料等の皮膚外用剤の分野で非イオン界面活性剤として広く使用されている原料であり、このものは既に市販されており、それらのものを使用することができる。この様なポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルとしては、市販品では、コグニスジャパン株式会社製の「セチオールHE」、交洋ファインケミカル株式会社製の「ハイバーオイルHE」、日清オイリオグループ株式会社製の「サラコスGE318」、「サラコスGE118P」等が好ましく例示できる。これらのポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンは、唯一種を含有させることもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。これらポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルは美しいジェル構造を壊すことなく脂汚れを溶解させる作用に優れる。この様な作用を発現するためには、前記含有量の範囲にあることが必要である。
【0015】
(5)本発明のクレンジング用の化粧料
本発明の化粧料は、上記4種の必須成分を含有することを特徴とする。本発明の化粧料の形態としては、ジェル状に好適な化粧料として研究・開発されたものであるためジェル状の形態をとることが最も好ましいが、ジェル状の化粧料の品質要素を持つものであれば、特段その剤形には、こだわらない。本発明の化粧料においては、かかる成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を本発明の効果を損なわない範囲において、含有することができる。この様な任意成分としては、例えば、ポリアクリル酸、ポリグルタミン酸、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸等の増粘剤、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等、フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。これらの内、特に好ましい成分は、多価アルコール類であり、中でも特に好ましいものは、ジプロピレングリコールである。これは、本発明の化粧料の必須成分であるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルのクレンジング作用を、かかるジプロピレングリコール等の多価アルコール類が増強するからである。本発明の化粧料における、多価アルコールの好ましい含有量は10〜50質量%であり、更に好ましくは25〜40質量%である。
【0016】
以下に、本発明について、さらに詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことはいうまでもない。
【実施例】
【0017】
<実施例1〜9>
下記に示す表1の処方に従って、本発明のクレンジング用の化粧料を作製した。即ち、70℃に温度を調整し、イにロを加えて中和しゲルを作製し、攪拌冷却し、さらにハを加えて攪拌して、本発明のクレンジング用の化粧料1〜9を得た。同様に操作して、表2の処方に従って、比較例1〜7もそれぞれ作製した。
【0018】
【表1】

【0019】
【表2】

【0020】
<試験例>
上記で得られた各実施例及び比較例のクレンジング用の化粧料について、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性について評価した。
【0021】
(1)洗浄力及び使用性
下記表3に示す処方のリップカラーを上腕内側部に2cm×4cmの大きさに塗り、この部位に実施例1〜9及び比較例1〜7のクレンジング用の化粧料を使用して評価した。評価項目は手に取ったときのジェル状から液状への変化感、リップカラーの落とし易さ、クレンジング後の水洗の容易さ及び使用後のさっぱり感であった。評価の基準は、◎:非常によい、○:良い、△:やや良い、×:良くない、の4段階評価とした。
【0022】
【表3】

【0023】
(2)皮膚刺激性
実施例1〜9及び比較例1〜7のクレンジング用の化粧料について、スティンギング試験を行った。パネラーには、化学刺激に過敏な人7名を用い、クレンジング用の化粧料を綿棒に含浸させ、これをパネラーの下腕内側部に軽くタッチさせ、刺激を感じるか否かを問診で調査した。
【0024】
結果を表4に示す。本発明のクレンジング用の化粧料は、洗浄力、使用性及び皮膚刺激性に優れていることが判る。
【0025】
【表4】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレンジング用の水中油型化粧料であって、1)トリメトキシシリル化粉体0.01〜0.1質量%と、2)1気圧25℃で液体の油性成分1〜8質量%と、3)親水性ゲル化剤0.1〜1質量%と、4)ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル10〜25質量%とを含有することを特徴とする、クレンジング用の化粧料。
【請求項2】
ジェル状の形態であることを特徴とする、請求項1に記載のクレンジング用の化粧料。
【請求項3】
前記粉体が、マイカ、セリサイト、カオリン、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、ベントナイト、デンプン、セルロース、乳糖、ショ糖及びデキストリンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のクレンジング用の化粧料。
【請求項4】
前記1気圧25℃で液体の油性成分が、炭化水素、脂肪酸と炭素数8〜24の高級アルコールのエステル、グリセリンのトリ脂肪酸エステル、ジグリセリンのテトラ脂肪酸エステル、トリグリセリンのペンタ脂肪酸エステル及びシリコーンから選択される1種乃至は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載のクレンジング用の化粧料。

【公開番号】特開2011−32228(P2011−32228A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−181227(P2009−181227)
【出願日】平成21年8月4日(2009.8.4)
【出願人】(000113470)ポーラ化成工業株式会社 (717)
【Fターム(参考)】