説明

ゲートウェイ装置、その制御方法、ゲートウェイ装置の制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体

【課題】公衆網上でのファクシミリ通信が可能であり、かつ、より少ないハードウェア構成で、ファクシミリ通信において送受信がなされない画像データの保存を可能とするゲートウェイ装置を提供する。
【解決手段】ゲートウェイ装置100の経路切換部101は、FAX装置200から受信したファクシミリデータを、ゲートウェイ装置100(自機)の外部へ送信するか、または、画像メモリ107に蓄積させる。経路切換部101は、当該ファクシミリデータに含まれる宛先の電話番号が、自機のファクシミリ番号であるか否かを判断し、自機のファクシミリ番号ではないと判断すれば、当該データを宛先の電話番号に対応する外部へ送信する。自機のファクシミリ番号であれば、ファクシミリデータとして受信した音声信号を、FAXモデム105でデジタルデータに変換した後、画像メモリ107に記憶させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲートウェイ装置に関し、特に、ファクシミリ装置に接続されることにより、当該ファクシミリ装置とともにスキャナとして機能することができる、ゲートウェイ装置、その制御方法、ゲートウェイ装置の制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ファクシミリ装置を用い、公衆回線を使用した画像の転送がなされている。
なお、近年の情報通信網の発達に鑑み、IP(Internet Protocol)網等のデジタル通信網を経由してファクシミリ通信を実現するために種々の技術が開示されている。
【0003】
たとえば、特許文献1には、ファクシミリ信号を音声信号とみなして変調/復調を行なうモデムおよびファクシミリプロトコルを制御する制御部を備えることにより、既存のファクシミリ装置とリアルタイムなファクシミリ通信を行なうことができるファクシミリ装置が開示されている。このような特許文献1に記載の技術によれば、アダプタやアダプタ機能を有するIP電話端末を外付けで接続することなく、ファクシミリ信号を音声信号とみなしてファクシミリ通信を行なう通信手段を設けることにより、LAN(Local Area Network)に接続した状態で既存のファクシミリ装置とのみなし音声方式によるリアルタイムのファクシミリ通信が可能となる。
【0004】
また、特許文献2には、このようなファクシミリ通信の際に、送信した画像データを保存する旨の技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献3には、SIP(Session Initiation Protocol)アダプタ装置において、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)通信機能とみなし音声通信機能とを備えることにより、ネットワーク画像通信機能とアナログファクシミリ通信機能とを1つの装置で実現する旨の技術が開示されている。
【0006】
また、特許文献4には、インターネットファクシミリ通信システムにおいて、送信側のファクシミリ装置から受信側ファクシミリ装置への画情報の送信の際に受信側ファクシミリ装置でデータ通信エラーが生じた場合に、リアルタイムインターネットゲートウェイ装置によって、画情報を代行受信し、代行受信した画像情報を受信側ファクシミリ装置に代行送信することにより、送信側ファクシミリ装置の発呼動作が無駄になる事態を回避する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−309701号公報
【特許文献2】特開2008−288708号公報
【特許文献3】特開2008−79173号公報
【特許文献4】特開2000−115447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2に記載されるように、ファクシミリ通信で送受信された画像データの保存に関する技術は開示されているが、ファクシミリ通信で送受信がなされない画像についてのデータの保存に関しては、特に開示がなされていない。
【0009】
一方、ユーザが、紙ベースで所有する画像情報等、ユーザがファクシミリ通信での送受信をしない画像データについて、保存を希望する場合には、別途スキャナ装置とパーソナルコンピュータ等の画像データを記憶する機能を有する装置を準備する必要があった。
【0010】
なお、ユーザに対し、より多くの機能を、より少ないハードウェア資源によって提供することは常に望まれていることである。
【0011】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、公衆網上でのファクシミリ通信が可能であり、かつ、より少ないハードウェア構成で、ファクシミリ通信において送受信がなされない画像データの保存を可能とすることができる、ゲートウェイ装置に関し、特に、ファクシミリ装置に接続されることにより、当該ファクシミリ装置とともにスキャナとして機能することができる、ゲートウェイ装置、その制御方法、ゲートウェイ装置の制御プログラムおよびコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のある局面に従ったゲートウェイ装置は、ファクシミリ装置に接続されたゲートウェイ装置であって、特定のファクシミリ番号を記憶する第1の記憶手段と、ファクシミリデータを受信する受信手段と、受信手段が受信したファクシミリデータを、公衆網を介し、当該ファクシミリデータの宛先番号に応じて送信する送信手段と、ファクシミリデータを記憶する第2の記憶手段と、受信手段が受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号以外であれば当該ファクシミリデータを送信手段に送り、受信手段が受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号であれば当該ファクシミリデータを第2の記憶手段で記憶させる経路切替手段とを備える。
【0013】
また、本発明のゲートウェイ装置では、受信手段は、ファクシミリデータとして音声信号を受信し、送信手段は、音声信号の符号化および復号化を行なう信号処理手段と、公衆網に接続する接続手段とを含み、受信手段が受信したファクシミリデータを符号化して、公衆網へ向けて送信し、第2の記憶手段は、ファクシミリモデムを含み、受信手段が受信したファクシミリデータをファクシミリモデムにより画像データに変換した後で記憶する。
【0014】
また、本発明のゲートウェイ装置は、第2の記憶手段に記憶した画像データをファクシミリモデムに音声信号へと変換させて、送信手段を介して、ファクシミリ通信により送信する、ファクシミリ通信手段をさらに備える。
【0015】
また、本発明のゲートウェイ装置では、経路切替手段は、受信手段が受信したファクシミリデータの宛先番号が、特定のファクシミリ番号および特定のファクシミリ番号以外の番号を含む場合には、受信手段が受信しファファクシミリデータを、送信手段に送り、かつ、第2の記憶手段で記憶させる。
【0016】
また、本発明のゲートウェイ装置では、経路切替手段により受信手段が受信したファクシミリデータが第2の記憶手段で記憶された場合に、ファクシミリ装置に対し、その旨を通知する通知手段をさらに備える。
【0017】
本発明のある局面に従ったゲートウェイ装置の制御方法は、ファクシミリ装置に接続されたゲートウェイ装置の制御方法であって、特定のファクシミリ番号を記憶するステップと、ファクシミリデータを受信するステップと、受信したファクシミリデータを、公衆網を介し、当該ファクシミリデータの宛先番号に応じて送信するステップと、ファクシミリデータを記憶するステップと、受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号であるか否かを判断するステップと、受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号以外であれば、当該ファクシミリデータを当該宛先番号に応じて送信するステップと、受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号であれば、当該ファクシミリデータを記憶するステップとを備える。
【0018】
本発明のある局面に従った制御プログラムは、ファクシミリ装置に接続されたゲートウェイ装置に実行させるコンピュータ読取可能な制御プログラムであって、ゲートウェイ装置に、特定のファクシミリ番号を記憶するステップと、ファクシミリデータを受信するステップと、受信したファクシミリデータを、公衆網を介し、当該ファクシミリデータの宛先番号に応じて送信するステップと、ファクシミリデータを記憶するステップと、受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号であるか否かを判断するステップと、受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号以外であれば、当該ファクシミリデータを当該宛先番号に応じて送信するステップと、受信したファクシミリデータの宛先番号が特定のファクシミリ番号であれば、当該ファクシミリデータを記憶するステップとを実行させる。
【0019】
本発明のある局面に従った記録媒体は、上記した本発明の制御プログラムを記録している。
【0020】
本発明の他の局面に従ったゲートウェイ装置は、第1のネットワークに接続可能なゲートウェイ装置であって、第1のネットワークを経由して、自局電話番号に送信されたファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと、ファクシミリモデムによるファクリミリデータの受信動作を制御する受信制御部とを備え、第2のネットワークに接続され、受信制御部は、第2のネットワークを介して、ファクリミリモデムによる自局電話番号に送信されたファクリミリデータの受信動作を実行するか否かの設定情報である第1の設定情報を受け付け、第1の設定情報に基づいて、ファクシミリモデムに対し、自局電話番号に送信されたファクシミリデータの受信動作を制御し、画像メモリと、ファクシミリモデムによる、画像メモリに保存された画像データの、第1のネットワークを介したまたはファクシミリ装置への、ファクシミリデータとしての送信動作を制御する送信制御部とをさらに備え、送信制御部は、第2のネットワークを介して、ファクシミリモデムによる、画像メモリに保存された画像データの送信動作を実行させるか否かの設定情報である第2の設定情報を受け付け、第2の設定情報に基づいて、ファクリミリモデムに対し、画像メモリに保存された画像データの送信動作を制御する。
【0021】
本発明の他の局面に従った制御プログラムは、第1のネットワークを経由してファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと画像メモリとを備えたゲートウェイ装置に実行させるコンピュータ読取可能な制御プログラムであって、制御プログラムは、ゲートウェイ装置に、第2のネットワークを介して、ファクリミリモデムによる自局電話番号に送信されたファクリミリデータの受信動作を実行するか否かの設定情報である第1の設定情報を受け付けるステップと、第1の設定情報に基づいて、ファクシミリモデムに対し、自局電話番号に送信されたファクシミリデータの受信動作を制御するステップと、第2のネットワークを介して、ファクシミリモデムによる、画像メモリに保存された画像データの送信動作を実行させるか否かの設定情報である第2の設定情報を受け付けるステップと、第2の設定情報に基づいて、ファクリミリモデムに対し、画像メモリに保存された画像データの送信動作を制御するステップとを実行させる。
【0022】
本発明の他の局面に従った記録媒体は、上記した本発明の制御プログラムを記録している。
【0023】
本発明のさらに他の局面に従ったゲートウェイ装置は、第1のネットワークに接続可能なゲートウェイ装置であって、第1のネットワークを経由して、自局電話番号に送信されたファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと、受信したファクリミリデータを画像データとして記憶する画像メモリとを備え、第2のネットワークに接続可能であり、第2のネットワークを介して受信した情報に基づいて、画像メモリの参照、編集、削除または画像メモリへの画像データを追加を行う制御部をさらに備える。
【0024】
本発明のさらに他の局面に従った制御プログラムは、第1のネットワークを経由してファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと画像メモリとを備え、第1のネットワークに接続可能なゲートウェイ装置に実行させるコンピュータ読取可能な制御プログラムであって、制御プログラムは、ゲートウェイ装置に、受信したファクシミリデータを画像メモリに記憶するステップと、第2のネットワークを介して受信した情報に基づいて、画像メモリの参照、編集、削除または画像メモリへの画像データを追加を行うステップとを実行させる。
【0025】
本発明のさらに他の局面に従った記録媒体は、上記した本発明の制御プログラムを記録している。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、ゲートウェイ装置が受信したファクシミリデータの宛先番号が、当該装置に記憶された特定のファクシミリ番号以外であれば、当該ファクシミリデータは、公衆網を介して、当該宛先番号に応じた宛先へ送信される。一方、宛先番号が、ゲートウェイ装置に記憶された特定のファクシミリ番号であれば、当該ファクシミリデータは、当該ゲートウェイ装置において記憶される。
【0027】
これにより、ゲートウェイ装置は、ファクシミリデータを公衆網を介して送信することもでき、かつ、自機でファクシミリデータに基づく画像データを蓄積することもできる。
【0028】
したがって、ゲートウェイ装置がファクシミリ装置と協働することによりスキャナとしても機能するため、公衆網上でのファクシミリ通信が可能であり、かつ、より少ないハードウェア構成で、ファクシミリ通信において送受信がなされない画像データの保存を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施の形態であるゲートウェイ装置を含むファクシミリ通信システムの構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のゲートウェイ装置の構成を模式的に示す図である。
【図3】図1のゲートウェイ装置において、FAX装置からファクシミリデータが送信されてきた場合に実行される処理のフローチャートである。
【図4】図2のゲートウェイ装置における、ファクシミリデータに対する処理の内容を説明するための図である。
【図5】図2のゲートウェイ装置における、ファクシミリデータに対する処理の内容を説明するための図である。
【図6】図2のゲートウェイ装置における、ファクシミリデータに対する処理の内容を説明するための図である。
【図7】図3の処理の変形例のフローチャートである。
【図8】図7のコールバック処理のサブルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明のゲートウェイ装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は繰返さない。
【0031】
図1は、本発明の一実施の形態であるゲートウェイ装置100を含むファクシミリ通信システムの構成を模式的に示す図である。
【0032】
ファクシミリ通信システムでは、ファクシミリ装置(以下、「FAX装置」と言う)200が、ゲートウェイ装置100を介して、インターネット等のネットワーク網500に接続可能に構成されている。本実施の形態のゲートウェイ装置100は、ホームサーバとしても機能することができる。FAX装置200は、ゲートウェイ装置100を介して、IPテレビ400と接続可能である。
【0033】
また、本実施の形態のファクシミリ通信システムでは、FAX装置200は、ネットワーク網500を介して、他のFAX装置300とのファクシミリ通信が可能である。
【0034】
図2に、ゲートウェイ装置100の構成を模式的に示す。
ゲートウェイ装置100は、FAX装置200との接続についてのインターフェイス103と、ネットワーク網500との接続についてのインターフェイス115と、FAX装置200やIPテレビ400を含むホームネットワークを構成するLAN401との接続についてのインターフェイス119を含む。
【0035】
FAX装置200は、原稿画像を走査することにより得られる画像信号をデジタル変換し、これを、宛先の電話番号情報等の必要な情報と合わせて、アナログ変換する。そして、当該アナログ変換後のデータに対応した音声信号を外部へ出力する。
【0036】
なお、本明細書では、原稿画像に対応する画像データと宛先の電話番号情報等の必要な情報とがアナログ変換された後、当該アナログ変換に対応した音声信号を、ファクシミリデータと呼ぶ。
【0037】
FAX装置200のファクシミリデータの出力に応じて、ゲートウェイ装置100は、FAX装置200から受信したファクシミリデータから、宛先の電話番号を取得する。そして、ゲートウェイ装置100は、ファクシミリデータを音声コーデック111で符号化する。符号化によって得られたデジタルデータから、宛先の電話番号を取得し、B2BUA制御部113に、当該宛先の電話番号との接続に必要な動作を実行させる。必要な動作は、FAX装置200から受取ったSIPリクエストを、FAX装置200のファクシミリデータの送信先に対して送出するB2BUA(Back-to-Back User Agent)動作を含む。そして、宛先の電話番号との接続が確立すると、ゲートウェイ装置100は、ネットワーク網500を介して、宛先の電話番号に対して、上記のように符号化されたデータを送信する。
【0038】
経路切換部101は、FAX装置200から送信されてきたファクシミリデータを、外部へ送信するか、または、ゲートウェイ装置100内の画像メモリ107に蓄積させる。経路切換部101は、どちらの処理を実行するかを、FAX装置200から送信されてきたファクシミリデータに含まれる、宛先の電話番号が、自機(ゲートウェイ装置100)のファクシミリ番号であるか否かに基づいて切換える。具体的には、自機以外のファクシミリ番号であると判断すれば、ファクシミリデータを、宛先の電話番号に応じて外部へ送信する。一方、自機のファクシミリ番号であれば、ファクシミリデータとして受信した音声信号を、FAXモデム105でデジタル形式のデータに変換した後、その中の画像データに変換した後、画像メモリ107で保存する。
【0039】
上記したように、ゲートウェイ装置100は、ホームサーバとしても機能する。ゲートウェイ装置100がホームサーバとして機能するための構成は、図2において、HTTP(HyperText Transfer Protocol)サーバ117として示されている。
【0040】
また、ゲートウェイ装置100では、画像メモリ107に記憶させた画像データを、FAXモデム105によって音声信号に変換した後、FAX装置200や、音声コーデック111を介して、ネットワーク網500上の他の機器へ送信することができる。このような、画像メモリ107中の画像データのファクシミリ通信は、画像管理部109によって制御される。
【0041】
(ファクシミリデータの送信依頼の受信時の処理)
次に、ゲートウェイ装置100において、FAX装置200からファクシミリデータが送信されてきた場合に実行される処理の内容について説明する。
【0042】
図3を参照して、ゲートウェイ装置100では、まずステップS10において、FAX装置200からのダイヤル発信があると、ステップS20で、経路切換部101は、FAX装置200からのファクシミリデータを受信し、そして、ステップS20において、当該ファクシミリデータから、宛先として指定されている電話番号を抽出して、ステップS30へ処理を進める。
【0043】
ステップS30では、経路切換部101は、以降の処理で使用する同報発信フラグをクリア(OFF)して、ステップS40へ処理を進める。
【0044】
ステップS40では、経路切換部101は、ステップS20で抽出した電話番号が、当該経路切替部101の内部のメモリに記憶されたゲートウェイ装置100のファクシミリ番号であるか否かを判断し、そうであると判断するとステップS70へ処理を進め、そうではないと判断するとステップS50へ処理を進める。
【0045】
ステップS70では、経路切換部101は、ステップS20で抽出した電話番号の中に、自機のファクシミリ番号以外の番号があるか否かを判断し、あると判断するとステップS80へ処理を進め、ないと判断すると(つまり、ファクシミリデータに含まれる宛先の電話番号がゲートウェイ装置100のファクシミリ番号のみであったとすると)、ステップS90へ処理を進める。
【0046】
ステップS80では、経路切換部101は、ステップS20で抽出した電話番号から、さらに、自機以外の電話番号を抽出するとともに、ステップS30でリセットした同報発信フラグをセット(ON)して、ステップS90へ処理を進める。なお、ファクシミリデータにおいて、宛先となる電話番号が複数含まれる場合には、たとえば、各電話番号が「♯」で連結されているものとし、経路切換部101は、ファクシミリデータにおいて「♯」で区切られた情報毎に、1件の宛先として電話番号を抽出するものとする。
【0047】
ステップS90では、CPU101は、FAX装置200から受信したファクシミリデータをFAXモデム105へ送信するためにFAXモデム105に対して発呼する。そして、ステップS100で、FAXモデム105から着呼応答を受けると、ステップS110へ処理を進める。
【0048】
一方、ステップS50では、経路切換部101は、ステップS20で抽出した電話番号で特定される通信先へ、FAX装置200から受信したファクシミリデータを送信するために、ファクシミリデータに含まれる音声信号を音声コーデック111で符号化し、そして、B2BUA制御部113に、当該宛先端末に対して発呼させる。
【0049】
そして、ステップS50の発呼に対して着呼応答を受けると(ステップS60)、ステップS110へ処理を進める。
【0050】
ステップS110では、経路切換部101は、着呼応答のあった宛先に対して、ファクシミリデータを送信し、送信が終了すると、ステップS120へ処理を進める。なお、経路切換部101は、着呼応答を受けていた相手にファクシミリデータを送信する。つまり、着呼応答を受けていた相手がFAXモデム105であれば(ステップS100)、ステップS110では、FAXモデム105に対してファクシミリデータが送信する。一方、着呼応答を受けていた相手が上記した宛先の電話番号で特定される端末であれば(ステップS60)、ステップS110では、符号化された音声信号が、当該端末へ送信される。
【0051】
ステップS120では、経路切換部101は、同報発信フラグがONされているか否かを判断し、されていると判断するとステップS130へ処理を進め、ONされていないと判断すると(OFFのままである)、ステップS140で処理を終了させる。ステップS130では、経路切換部101は、ステップS80で抽出した、自機以外の電話番号の宛先端末に対して、FAX装置200から受信した音声信号を音声コーデック111で符号化した後送信し、送信後、同報発信フラグをOFFにして、ステップS140で処理を終了させる。
【0052】
以上説明した本実施の形態では、FAX装置200から受信したファクシミリデータにおける、宛先を示す電話番号に、ゲートウェイ装置100の電話番号が含まれていなければ、図4に示されるように、FAX装置から受信したファクシミリデータに含まれる音声信号は、音声コーデック111で符号化されて、ネットワーク網500を介して、上記電話番号で指定される端末へと送信される。
【0053】
また、FAX装置200から受信したファクシミリデータにおいて、宛先として含まれる電話番号がゲートウェイ装置100の電話番号のみである場合には、図5に示されるように、当該ファクシミリデータに含まれる音声データがFAXモデム105で画像データへと変換されて、画像メモリ107で保存される。
【0054】
また、FAX装置200から受信したファクシミリデータにおいて、宛先として指定される電話番号が、ゲートウェイ装置100の電話番号と他の機器の電話番号の双方を含む場合には、図6に示されるように、当該ファクシミリデータの音声信号はFAXモデム105で画像データに変換された後で画像メモリ107に保存されるとともに、当該音声信号は音声コーデック111で符号化された後、ネットワーク網500を介して、上記電話番号で指定される端末へと送信される。
【0055】
(ゲートウェイ装置のその他の機能)
ゲートウェイ装置100では、ネットワーク網500を介して、FAX装置300等の機器から受信したファクシミリデータに係る画像データを画像メモリ107に保存(蓄積)することもできる。
【0056】
具体的には、ネットワーク網500を介して受信したファクシミリデータの電話番号がゲートウェイ装置100のものであれば、経路切換部101は、当該ファクシミリデータに含まれる音声信号を、音声コーデック111で復号化した後、当該複合化された音声信号をFAXモデム105で画像データとして、画像メモリ107に保存する。
【0057】
なお、ゲートウェイ装置100では、上記したような、宛先電話番号が自機のファクシミリデータを受信した場合、当該ファクシミリデータに対応する画像データの画像メモリ107への保存を行なうか否かの設定情報を、たとえば経路切替部101に内蔵されたメモリに適宜記憶し、当該設定情報の内容に応じて、上記画像データの保存を行なうか否かを決定しても良い。当該設定情報は、たとえば、IPテレビ400等の外部の機器からHTTPサーバ117が受信し、HTTPサーバ117から、経路切替部101に送信される。
【0058】
また、ゲートウェイ装置100では、HTTPサーバ117は、画像メモリ107に保存された画像データを、IPテレビ400等の外部の機器からの要求に応じて、当該外部の機器に対して出力することができる。また、HTTPサーバ117は、当該HTTPサーバ117に備えられた入力装置に対する入力情報または、IPテレビ400等の外部の機器から入力される情報に応じて、画像メモリ107への画像データの追加、画像メモリ107に保存された画像データの編集や参照や削除を実行することができる。
【0059】
(蓄積された画像データの送信)
また、経路切換部101は、ネットワーク網500を介して受信したファクシミリデータが、所定のファクシミリ番号を宛先とするものである場合、当該ファクシミリデータに含まれる音声信号を、上記と同様に音声コーデック111とFAXモデム105で処理した後、画像データとして画像メモリ107に保存させ、一定時間後、または、受信したファクシミリデータにおいて指定された時刻に、画像メモリ107に保存した画像データを、上記した所定の電話番号に、ファクシミリデータとして送信させることもできる。この場合、経路切換部101は、画像データを画像メモリ107に保存してから一定時間後、または、所定時刻が到来すると、画像メモリ107に記憶させた画像データをFAXモデムで音声信号に変換し、当該音声信号を、上記した所定の電話番号を宛先として、送信する。このとき、変換後の音声信号は、音声コーデック111で符号化されて、B2BUA制御部113による発呼処理および当該発呼処理に応じた着呼応答を条件として、ファクシミリデータが送信される。
【0060】
なお、このように、画像メモリ107に一旦保存された画像データを、再度ファクシミリデータとして送信する処理は、上記したように、経路切換部101によって実行されてもよいし、経路切換部101と同様の構成を有する画像管理部109によってなされてもよい。
【0061】
ゲートウェイ装置100では、上記したような、画像メモリ107に保存された画像データの、ファクシミリデータとしての送信処理について、当該処理を行なうか否かの設定情報を、たとえば経路切替部101に内蔵されたメモリに適宜記憶し、当該設定情報の内容に応じて、上記画像データの保存を行なうか否かを決定しても良い。当該設定情報は、たとえば、IPテレビ400等の外部の機器からHTTPサーバ117が受信し、HTTPサーバ117から、経路切替部101に送信される。
【0062】
(画像データの保存の通知)
以上説明した本実施の形態では、受信したファクシミリデータにおいて、宛先の電話番号としてゲートウェイ装置100の電話番号が含まれる場合には、当該ファクシミリデータに含まれる音声信号が画像データに変換されて、画像メモリ107に記憶される。
【0063】
このような、ゲートウェイ装置100における画像データの保存がなされた場合に、当該ファクシミリデータの送信元に対して、画像データの保存がなされた旨の通知を、経路切換部101は行なってもよい。
【0064】
図3に示されたフローチャートに対して、上記したような画像データの保存の通知の処理を加えたフローチャートを、図7に示す。
【0065】
図7を参照して、経路切換部101は、まずステップS10からステップS40までの処理を、図3を参照して説明した態様と同様の態様で実行する。
【0066】
そして、ステップS40において、ファクシミリデータの宛先の電話番号にゲートウェイ装置100の電話番号が含まれると判断すると、経路切換部101は、ステップS41へ処理を進める。
【0067】
ステップS41では、経路切換部101は、以降の処理で利用するコールバックフラグをONして、ステップS70へ処理を進める。
【0068】
そして、経路切換部101は、ステップS70からステップS110までの処理を、上記した図3を参照して説明した態様と同様の態様で実行した後、ステップS111へ処理を進める。
【0069】
ステップS111では、経路切換部101は、コールバックフラグがONされているか否かを判断し、ONされていれば、ステップS112へ処理を進める。
【0070】
ステップS112では、経路切換部101は、コールバック処理を実行する。図8に、コールバック処理のサブルーチンのフローチャートを示す。
【0071】
図8を参照して、コールバック処理では、経路切換部101は、まずステップS1121で、ステップS10(図7参照)でダイヤル発信を受信した送信元のFAX装置(FAX装置200)に発呼して、ステップS1122へ処理を進める。ステップS1122では、ステップS1121の発呼に対する着呼応答を待ち、着呼応答があれば、ステップS1123へ処理を進める。
【0072】
ステップS1123では、経路切換部101は、その内部のメモリ等に記憶された音声データを再生させて、ステップS1124へ処理を進める。
【0073】
ここで、ステップS1123で再生される音声データとは、たとえば、「画像データの保存が完了しました。」のようなメッセージが考えられる。ステップS1123でこのような音声データが再生されることにより、ファクシミリデータの送信元であるFAX装置200では、当該メッセージが再生されることとなる。このようなメッセージの再生は、ゲートウェイ装置100からFAX装置200に対する、画像メモリ107に画像データが保存されたことの通知に相当する。そして、このような通知により、FAX装置200のユーザは、自機が送信したファクシミリデータに係る画像データが、ゲートウェイ装置100に記憶されたことを認識できる。
【0074】
これにより、FAX装置200のユーザは、FAX装置200から送信されたファクシミリデータが、ゲートウェイ装置100で保存されることを意図しない場合に、誤った操作によって、ゲートウェイ装置100に保存されてしまった場合、そのことを認識できる。
【0075】
なお、上記通知の態様は、メッセージの再生に限定されない。たとえば、ゲートウェイ装置100からFAX装置200に、当該FAX装置200に所定の動作をさせる制御信号が送信されてもよい。当該制御信号を受信したFAX装置200は、所定の動作(たとえば、FAX装置200の特定ランプの点灯/点滅)を実行する。この動作により、FAX装置200のユーザは、ゲートウェイ装置100内に、ファクシミリデータに基づく画像データが保存されたことを認識できる。
【0076】
図8に戻って、ステップS1124では、経路切換部101は、FAX装置200との通信を終了させて、ステップS1125へ処理を進める。
【0077】
ステップS1125では、経路切換部101は、コールバックフラグをOFFして、処理を図7にリターンさせる。
【0078】
図7に戻って、ステップS112のコールバック処理が終了すると、経路切換部101は、ステップS120へ処理を進める。
【0079】
一方、ステップS111において、コールバックフラグがOFFであると判断すれば、直接、経路切換部101は、処理をステップS120へ進める。
【0080】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0081】
100 ゲートウェイ装置、101 経路切換部、103,115,119 インターフェイス、105 FAXモデム、107 画像メモリ、109 画像管理部、111 音声コーデック、113 B2BUA制御部、117 HTTPサーバ、200,300 FAX装置、400 IPテレビ、500 ネットワーク網、1178 メディアドライブ、1178A 記録媒体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファクシミリ装置に接続されたゲートウェイ装置であって、
特定のファクシミリ番号を記憶する第1の記憶手段と、
ファクシミリデータを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したファクシミリデータを、公衆網を介し、当該ファクシミリデータの宛先番号に応じて送信する送信手段と、
ファクシミリデータを記憶する第2の記憶手段と、
前記受信手段が受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号以外であれば当該ファクシミリデータを前記送信手段に送り、前記受信手段が受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号であれば当該ファクシミリデータを前記第2の記憶手段で記憶させる経路切替手段とを備える、ゲートウェイ装置。
【請求項2】
前記受信手段は、前記ファクシミリデータとして音声信号を受信し、
前記送信手段は、
音声信号の符号化および復号化を行なう信号処理手段と、公衆網に接続する接続手段とを含み、
前記受信手段が受信したファクシミリデータを符号化して、公衆網へ向けて送信し、
前記第2の記憶手段は、
ファクシミリモデムを含み、
前記受信手段が受信したファクシミリデータを前記ファクシミリモデムにより画像データに変換した後で記憶する、請求項1に記載のゲートウェイ装置。
【請求項3】
前記第2の記憶手段に記憶した画像データを前記ファクシミリモデムに音声信号へと変換させて、前記送信手段を介して、ファクシミリ通信により送信する、ファクシミリ通信手段をさらに備える、請求項2に記載のゲートウェイ装置。
【請求項4】
前記経路切替手段は、前記受信手段が受信したファクシミリデータの宛先番号が、前記特定のファクシミリ番号および前記特定のファクシミリ番号以外の番号を含む場合には、前記受信手段が受信しファファクシミリデータを、前記送信手段に送り、かつ、前記第2の記憶手段で記憶させる、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のゲートウェイ装置。
【請求項5】
前記経路切替手段により前記受信手段が受信したファクシミリデータが前記第2の記憶手段で記憶された場合に、前記ファクシミリ装置に対し、その旨を通知する通知手段をさらに備える、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のゲートウェイ装置。
【請求項6】
ファクシミリ装置に接続されたゲートウェイ装置の制御方法であって、
特定のファクシミリ番号を記憶するステップと、
ファクシミリデータを受信するステップと、
前記受信したファクシミリデータを、公衆網を介し、当該ファクシミリデータの宛先番号に応じて送信するステップと、
ファクシミリデータを記憶するステップと、
前記受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号であるか否かを判断するステップと、
前記受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号以外であれば、当該ファクシミリデータを当該宛先番号に応じて送信するステップと、
前記受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号であれば、当該ファクシミリデータを記憶するステップとを備える、ゲートウェイ装置の制御方法。
【請求項7】
ファクシミリ装置に接続されたゲートウェイ装置に実行させるコンピュータ読取可能な制御プログラムであって、
前記ゲートウェイ装置に、
特定のファクシミリ番号を記憶するステップと、
ファクシミリデータを受信するステップと、
前記受信したファクシミリデータを、公衆網を介し、当該ファクシミリデータの宛先番号に応じて送信するステップと、
ファクシミリデータを記憶するステップと、
前記受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号であるか否かを判断するステップと、
前記受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号以外であれば、当該ファクシミリデータを当該宛先番号に応じて送信するステップと、
前記受信したファクシミリデータの宛先番号が前記特定のファクシミリ番号であれば、当該ファクシミリデータを記憶するステップとを実行させる、制御プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載の制御プログラムを記録した、記録媒体。
【請求項9】
第1のネットワークに接続可能なゲートウェイ装置であって、
前記第1のネットワークを経由して、自局電話番号に送信されたファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと、
前記ファクシミリモデムによるファクリミリデータの受信動作を制御する受信制御部とを備え、
第2のネットワークに接続され、
前記受信制御部は、
前記第2のネットワークを介して、前記ファクリミリモデムによる自局電話番号に送信されたファクリミリデータの受信動作を実行するか否かの設定情報である第1の設定情報を受け付け、
前記第1の設定情報に基づいて、前記ファクシミリモデムに対し、自局電話番号に送信されたファクシミリデータの受信動作を制御し、
画像メモリと、
前記ファクシミリモデムによる、前記画像メモリに保存された画像データの、前記第1のネットワークを介したまたはファクシミリ装置への、ファクシミリデータとしての送信動作を制御する送信制御部とをさらに備え、
前記送信制御部は、
前記第2のネットワークを介して、前記ファクシミリモデムによる、前記画像メモリに保存された画像データの送信動作を実行させるか否かの設定情報である第2の設定情報を受け付け、
前記第2の設定情報に基づいて、前記ファクリミリモデムに対し、前記画像メモリに保存された画像データの送信動作を制御する、ゲートウェイ装置。
【請求項10】
第1のネットワークを経由してファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと画像メモリとを備えたゲートウェイ装置に実行させるコンピュータ読取可能な制御プログラムであって、
前記制御プログラムは、前記ゲートウェイ装置に、
第2のネットワークを介して、前記ファクリミリモデムによる自局電話番号に送信されたファクリミリデータの受信動作を実行するか否かの設定情報である第1の設定情報を受け付けるステップと、
前記第1の設定情報に基づいて、前記ファクシミリモデムに対し、自局電話番号に送信されたファクシミリデータの受信動作を制御するステップと、
前記第2のネットワークを介して、前記ファクシミリモデムによる、前記画像メモリに保存された画像データの送信動作を実行させるか否かの設定情報である第2の設定情報を受け付けるステップと、
前記第2の設定情報に基づいて、前記ファクリミリモデムに対し、前記画像メモリに保存された画像データの送信動作を制御するステップとを実行させる、制御プログラム。
【請求項11】
請求項10に記載の制御プログラムを記録した、記録媒体。
【請求項12】
第1のネットワークに接続可能なゲートウェイ装置であって、
前記第1のネットワークを経由して、自局電話番号に送信されたファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと、
前記受信したファクリミリデータを画像データとして記憶する画像メモリとを備え、
第2のネットワークに接続可能であり、
前記第2のネットワークを介して受信した情報に基づいて、前記画像メモリの参照、編集、削除または前記画像メモリへの画像データを追加を行う制御部をさらに備える、ゲートウェイ装置。
【請求項13】
前記第1のネットワークを経由してファクシミリデータを受信するファクシミリモデムと画像メモリとを備え、第1のネットワークに接続可能なゲートウェイ装置に実行させるコンピュータ読取可能な制御プログラムであって、
前記制御プログラムは、前記ゲートウェイ装置に、
前記受信したファクシミリデータを前記画像メモリに記憶するステップと、
前記第2のネットワークを介して受信した情報に基づいて、前記画像メモリの参照、編集、削除または前記画像メモリへの画像データを追加を行うステップとを実行させる、制御プログラム。
【請求項14】
請求項13に記載の制御プログラムを記録した、記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−288069(P2010−288069A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−140189(P2009−140189)
【出願日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】