説明

コマンド処理装置

【構成】ディジタルカメラ10は、SW群34の状態に関係なく起動するサブCPU28と、SW群34がオン状態のときに起動する一方でSW群34がオフ状態のときに停止するメインCPU26およびHDMI−CPU24とを備える。サブCPU28は、HDMIケーブルCBL1を介して接続されたディジタルテレビからウェイクアップコマンドが発行されたか否かを、SW群34がオフ状態にあるときに繰り返し判別する。サブCPU28はまた、ウェイクアップコマンドの有無に関する判別結果がNOからYESに更新されたとき、SW群34の状態をオン状態に変更する。これによって起動したHDMI−CPU24およびメインCPU26は、ディジタルテレビから発行されたコマンドに従う処理を実行する。
【効果】HDMI−CPU24の消費電力を軽減することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コマンド処理装置に関し、特に外部装置によって発行されたコマンドに従う処理を実行する、コマンド処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、デジタルテレビから送信されたコマンドは、デジタルビデオカメラのHDMIコマンド処理部によって受信される。受信したコマンドが画像転送要求コマンドであれば、HDMI出力処理部がCPUによって起動される。デジタルビデオカメラのメモリに蓄積された静止画像データは、HDMI出力処理部によってデジタルテレビに転送される。HDMI出力処理部は、静止画像データの転送が完了した後にCPUによって停止される。このようなHDMI出力処理部の起動/停止によって、消費電力が低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−187536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、HDMIコマンド処理部は低消費電力モードにおいても起動する。このため、背景技術では消費電力の低減に限界がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、省電力性能を向上させることができる、コマンド処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に従うコマンド処理装置(10, 60:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、主電源の状態に関係なく起動する第1プロセッサ(28)と、主電源がオン状態のときに起動する一方で主電源がオフ状態のときに停止する第2プロセッサ(26, 24)とを備えるコマンド処理装置(10, 60)であって、第1プロセッサは、外部装置(50)によって起動コマンドが発行されたか否かを主電源がオフ状態にあるときに繰り返し判別する第1判別手段(S23~S27)、および第1判別手段の判別結果が否定的な結果から肯定的な結果に更新されたとき主電源の状態をオン状態に変更する第1変更手段(S29)を備え、第2プロセッサは外部装置によって発行されたコマンドに従う処理を実行するコマンド処理手段(S1~S7, S31~S41)を備える。
【0007】
好ましくは、第1判別手段は、オフ状態において外部装置から送信されたデータを既定方式で復号する第1復号手段(S23~S25)、および第1復号手段によって復号されたデータが起動コマンドに相当するか否かを判別する第1コマンド判別手段(S27)を含む。
【0008】
好ましくは、コマンド処理手段は、外部装置によってコマンドが発行されたか否かを判別する第2判別手段(S1~S5)、および第2判別手段の判別結果が否定的な結果から肯定的な結果に更新されたときコマンドに従う処理を実行するコマンド処理実行手段(S31~S41)を含む。
【0009】
ある局面では、第2判別手段は、外部装置から送信されたデータを既定方式で復号する第2復号手段(S1~S3)、および第2復号手段によって復号されたデータがコマンドに相当するか否かを判別する第2コマンド判別手段(S5)をさらに備える。
【0010】
他の局面では、第2プロセッサは第2判別手段を担う第1CPU(24)とコマンド処理実行手段を担う第2CPU(26)とに分離され、第1CPUは本体装置(10)に設けられる一方で、第2CPUはクレードル(60)に設けられる。
【0011】
その他の局面では、コマンド処理手段はコマンドが停止コマンドであるとき第1プロセッサに向けて電源オフ指示を発行する発行手段(S35~S39)を含み、第1プロセッサは発行手段によって発行された電源オフ指示に応答して主電源の状態をオフ状態に変更する第2変更手段(S15~S17)をさらに備える。
【0012】
好ましくは、第1プロセッサは、電源オン操作に応答して主電源の状態をオン状態に変更する第3変更手段(S11~S13)、および電源オフ操作に応答して主電源の状態をオフ状態に変更する第4変更手段(S15~S17)をさらに備える。
【0013】
好ましくは、操作キー(36)がさらに備えられ、第1プロセッサは主電源がオン状態にあるときに操作キーの状態を示す状態情報を第2プロセッサに転送する転送手段(S21)をさらに備え、第2プロセッサは転送手段によって転送された状態情報に従う処理を実行するキー処理手段(S43~S49)をさらに備える。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、第2プロセッサが停止状態にあるとき、外部装置によって起動コマンドが発行されたか否かは、第1プロセッサによって判別される。第2プロセッサは、判別結果が肯定的となったときに、第1プロセッサによって起動される。その後に外部装置によって発行されたコマンドに従う処理は、第2プロセッサによって実行される。
【0015】
このように、起動コマンドに従う処理は第1プロセッサによって実行され、起動コマンドの後に発行されるコマンドに従う処理は第2プロセッサによって実行される。これによって、第2プロセッサの消費電力を軽減することができ、省電力性能が向上する。
【0016】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】図2実施例とディジタルテレビとの接続関係の一例を示す図解図である。
【図4】(A)は主電源がオフ状態にあるときの図2実施例の動作の一部を示す図解図であり、(B)は主電源がオン状態にあるときの図2実施例の動作の一部を示す図解図である。
【図5】図2実施例に適用されるHDMI−CPUの動作の一部を示すフロー図である。
【図6】図2実施例に適用されるサブCPUの動作の一部を示すフロー図である。
【図7】図2実施例に適用されるメインCPUの動作の一部を示すフロー図である。
【図8】図2実施例に適用されるメインCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図9】この発明の他の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】図9実施例とディジタルテレビとの接続関係の一例を示す図解図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
【0019】
図1を参照して、この発明のコマンド処理装置は、主電源6の状態に関係なく起動する第1プロセッサ1と、主電源6がオン状態のときに起動する一方で主電源6がオフ状態のときに停止する第2プロセッサ2とを備える。また、第1プロセッサ1は第1判別手段3および第1変更手段4を備え、第2プロセッサ2はコマンド処理手段5を備える。
【0020】
第1判別手段3は、外部装置7によって起動コマンドが発行されたか否かを、主電源6がオフ状態にあるときに繰り返し判別する。第1変更手段4は、第1判別手段3の判別結果が否定的な結果から肯定的な結果に更新されたとき、主電源6の状態をオン状態に変更する。コマンド処理手段5は、外部装置7によって発行されたコマンドに従う処理を実行する。
【0021】
したがって、第2プロセッサ2が停止状態にあるとき、外部装置7によって起動コマンドが発行されたか否かは、第1プロセッサ1によって判別される。第2プロセッサ2は、判別結果が肯定的となったときに、第1プロセッサ1によって起動される。その後に外部装置7によって発行されたコマンドに従う処理は、第2プロセッサ2によって実行される。
【0022】
このように、起動コマンドに従う処理は第1プロセッサ1によって実行され、起動コマンドの後に発行されるコマンドに従う処理は第2プロセッサ2によって実行される。これによって、特に例えば、低消費電力モード時に第2プロセッサ2の消費電力を軽減することができ、省電力性能が向上する。
[実施例]
【0023】
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、DC/DCコンバータ32に接続されたバッテリ30を含む。DC/DCコンバータ32は、複数の電圧値をそれぞれ有する複数の直流電圧をバッテリ電圧に基づいて生成し、生成された複数の直流電圧の1つをサブCPU28に供給する一方、残りの直流電圧をSW群34に供給する。
【0024】
サブCPU28は、電源ボタン38に向けた電源オン操作に応答してSW群34をオンし、電源ボタン38に向けた電源オフ操作に応答してSW群34をオフする。SW群34に供給された複数の直流電圧は、SW群34がオンされたときにサブCPU28を除くシステム全体に印加される。
【0025】
なお、この実施例では、SW群34がオンされた状態を“主電源オン状態”と定義し、SW群34がオフされた状態を“主電源オフ状態”と定義する。
【0026】
サブCPU28は、主電源オン状態においてキー入力装置36の操作状態を繰り返し検知し、検知された操作状態を示すキー状態情報をメインCPU26に転送する。メインCPU26は、転送されたキー状態情報を参照してキー入力装置36の操作状態を認識する。
【0027】
キー入力装置36上で撮像操作が行われたとき、メインCPU26は、撮像処理を実行するべく、対応する命令を撮像装置12およびメモリI/F20に与える。撮像装置12は、被写界を表す1フレームの画像データを出力する。出力された画像データはカメラ処理回路14によって既定の処理を施され、処理された画像データはメモリ制御回路16によってSDRAM18に書き込まれる。メモリI/F20は、SDRAM18に格納された画像データをメモリ制御回路16を通して読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体22に記録する。
【0028】
HDMI−I/F40は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に適合するI/Fである。ディジタルカメラ10と図3に示すディジタルテレビ50との間での通信は、HDMIケーブルCBL1の一方端をHDMI−I/F40に接続し、HDMIケーブルCBL1の他方端をディジタルテレビ50のHDMI−I/F(図示せず)に接続することで実現される。
【0029】
図3に示す接続状態でディジタルテレビ50からCEC(Consumer Electronics Control)データが送信されたとき、このCECデータはHDMI−I/F40を介してサブCPU28およびHDMI−CPU24に与えられる。
【0030】
図4(A)を参照して、主電源オフ状態でディジタルテレビ50から送信されたCECデータは、サブCPU24によって既定方式でデコードされる。デコードされたデータがウェイクアップコマンド(起動コマンド)であれば、SW群34がサブCPU28によってオンされる。この結果、主電源オン状態が確立され、HDMI−CPU24が起動する。
【0031】
図4(B)を参照して、主電源オン状態でディジタルテレビ50から送信されたCECデータは、HDMI−CPU24によって既定方式でデコードされる。デコードされたデータがコマンドであれば、このコマンドはHDMI−CPU24からメインCPU26に転送される。
【0032】
メインCPU26は、HDMI−CPU24から転送されたコマンドが画像データ入出力コマンドであるとき、画像データ入出力処理を実行する。図2に示す記録媒体22に記録された画像データは、メモリI/F20によって読み出され、HDMI−I/F40によってディジタルテレビ50に向けて送出される。また、ディジタルテレビ50から送出された画像データは、HDMI−I/F40によって受信され、メモリI/F20によって記録媒体22に記録される。
【0033】
メインCPU26は、HDMI−CPU24から転送されたコマンドがスリープコマンド(停止コマンド)であるとき、電源オフ指示をサブCPU28に向けて発行する。サブCPU28は、メインCPU26から発行された電源オフ指示に応答してSW群34をオフする。
【0034】
HDMI−CPU24は図5に示すフロー図に従う処理を実行し、サブCPU28は図6に示すフロー図に従う処理を実行し、そしてメインCPU26は図7〜図8に示すフロー図に従う処理を実行する。
【0035】
図5を参照して、ステップS1ではCECデータを受信したか否かを判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS3に進み、受信したCECデータをデコードする。ステップS5ではデコードされたデータがコマンドに相当するか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS1に戻る一方、判別結果がYESであればデコードデータつまりコマンドをメインCPU26に転送してからステップS1に戻る。
【0036】
図6を参照して、ステップS11では電源オン操作の有無を判別し、ステップS15では電源オフ操作または電源オフ指示の有無を判別する。ステップS19ではSW群34の現在の状態が主電源オン状態であるか否かを判別し、ステップS23ではCECデータを受信したか否かを判別する。
【0037】
電源オン操作が行われたときは、ステップS11でYESと判断し、ステップS13でSW群34をオンする。ステップS13の処理が完了すると、ステップS11に戻る。電源オフ操作が行われるか、或いは電源オフ指示が発行されると、ステップS15でYESと判断し、ステップS17でSW群34をオフする。ステップS17の処理が完了すると、ステップS11に戻る。
【0038】
SW群34の現在の状態が主電源オン状態であれば、ステップS19でYESと判断し、ステップS21でキー状態情報をメインCPU26に転送する。ステップS21の処理が完了すると、ステップS11に戻る。
【0039】
主電源オフ状態であれば、ステップS19でNOと判断し、CECデータを受信すると、ステップS23からステップS25に進み、受信したCECデータをデコードする。ステップS27ではデコードされたデータがウェイクアップコマンドに相当するか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS11に戻る一方、判別結果がYESであればステップS29でSW群34をオンしてからステップS11に戻る。
【0040】
図7〜図8を参照して、ステップS31ではHDMI−CPU24からコマンドが入力されたか否かを判別し、ステップS43ではサブCPU28からキー状態情報が入力されたか否かを判別する。ステップS31およびS43のいずれもNOであれば、ステップS31に戻る。
【0041】
ステップS31でYESであれば、入力されたコマンドが画像データ入出力コマンドであるか否かをステップS33で判別し、入力されたコマンドがスリープコマンドであるか否かをステップS35で判別する。ステップS33でYESであれば、ステップS37で画像データ入出力処理を実行する。ステップS35でYESであれば、ステップS39でサブCPU28に向けて電源オフ指示を発行する。ステップS33およびS35のいずれもNOであれば、対応する処理をステップS41で実行する。ステップS37,S39またはS41の処理が完了すると、ステップS31に戻る。
【0042】
ステップS43でYESであればステップS45に進み、撮像操作が行われた否かをサブCPU28から転送されたキー状態情報に基づいて判別する。ステップS45でYESであれば、ステップS47で撮像処理を実行する。ステップS45でNOであれば、対応する処理をステップS49で実行する。ステップS47またはS49の処理が完了すると、ステップS31に戻る。
【0043】
以上の説明から分かるように、ディジタルカメラ10は、SW群34の状態に関係なく起動するサブCPU28と、SW群34がオン状態のときに起動する一方でSW群34がオフ状態のときに停止するメインCPU26およびHDMI−CPU24とを備える。
【0044】
サブCPU26は、ディジタルテレビ50からウェイクアップコマンドが発行されたか否かを、SW群34がオフ状態にあるときに繰り返し判別する(S23~S27)。サブCPU26はまた、ウェイクアップコマンドの有無に関する判別結果がNOからYESに更新されたとき、SW群34の状態をオン状態に変更する(S29)。これによって起動したHDMI−CPU24およびメインCPU26は、ディジタルテレビ50から発行されたコマンドに従う処理を実行する(S1~S7, S31~S41)。
【0045】
したがって、HDMI−CPU24およびメインCPU26が停止状態にあるとき、ディジタルテレビ50からウェイクアップコマンドが発行されたか否かは、サブCPU28によって判別される。HDMI−CPU24およびメインCPU26は、ウェイクアップコマンドに関する判別結果がYESとなったときに、サブCPU28によって起動される。その後にディジタルテレビ50から発行されたコマンドに従う処理は、HDMI−CPU24およびメインCPU26によって実行される。
【0046】
このように、起動コマンドに従う処理はサブCPU28によって実行され、起動コマンドの後に発行されるコマンドに従う処理はHDMI−CPU24およびメインCPU26によって実行される。これによって、HDMI−CPU24およびメインCPU26の消費電力(特に、HDMI−CPU24の消費電力)を軽減することができる。
【0047】
なお、この実施例では、HDMI−I/F40およびHDMI−CPU24をディジタルカメラ10に設けるようにしている。しかし、HDMI−I/F40およびHDMI−CPU24は、ディジタルカメラ10に付随する充電用のクレードル60に図9に示す要領で設けるようにしてもよい。
【0048】
この場合、クレードル60に本来的に設けられるAC/DCコンバータ42は、プラグPL1を介して供給された商用交流電源を直流電源に変換する。バッテリ30は、AC/DCコンバータ42によって変換された直流電源によって充電される。また、HDMI−CPU24は、SW群34を経た直流電圧によって起動する。さらに、ディジタルテレビ50およびディジタルカメラ10は、図10に示すようにクレードル60を介して互いに接続される。
【符号の説明】
【0049】
10 …ディジタルカメラ
12 …撮像装置
22 …記録媒体
24 …HDMI−CPU
26 …メインCPU
28 …サブCPU
32 …DC/DCコンバータ
34 …SW群
50 …ディジタルテレビ
60 …クレードル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主電源の状態に関係なく起動する第1プロセッサと、前記主電源がオン状態のときに起動する一方で前記主電源がオフ状態のときに停止する第2プロセッサとを備えるコマンド処理装置であって、
前記第1プロセッサは、
外部装置によって起動コマンドが発行されたか否かを前記主電源が前記オフ状態にあるときに繰り返し判別する第1判別手段、および
前記第1判別手段の判別結果が否定的な結果から肯定的な結果に更新されたとき前記主電源の状態を前記オン状態に変更する第1変更手段を備え、
前記第2プロセッサは前記外部装置によって発行されたコマンドに従う処理を実行するコマンド処理手段を備える、コマンド処理装置。
【請求項2】
前記第1判別手段は、前記オフ状態において前記外部装置から送信されたデータを既定方式で復号する第1復号手段、および前記第1復号手段によって復号されたデータが前記起動コマンドに相当するか否かを判別する第1コマンド判別手段を含む、請求項1記載のコマンド処理装置。
【請求項3】
前記コマンド処理手段は、前記外部装置によって前記コマンドが発行されたか否かを判別する第2判別手段、および前記第2判別手段の判別結果が否定的な結果から肯定的な結果に更新されたとき前記コマンドに従う処理を実行するコマンド処理実行手段を含む、請求項1または2記載のコマンド処理装置。
【請求項4】
前記第2判別手段は、前記外部装置から送信されたデータを前記既定方式で復号する第2復号手段、および前記第2復号手段によって復号されたデータが前記コマンドに相当するか否かを判別する第2コマンド判別手段をさらに備える、請求項3記載のコマンド処理装置。
【請求項5】
前記第2プロセッサを前記第2判別手段を担う第1CPUと前記コマンド処理実行手段を担う第2CPUとに分離し、
前記第1CPUを本体装置に設ける一方で前記第2CPUをクレードルに設けるようにした、請求項3または4記載のコマンド処理装置。
【請求項6】
前記コマンド処理手段は前記コマンドが停止コマンドであるとき前記第1プロセッサに向けて電源オフ指示を発行する発行手段を含み、
前記第1プロセッサは前記発行手段によって発行された電源オフ指示に応答して前記主電源の状態を前記オフ状態に変更する第2変更手段をさらに備える、請求項3ないし5のいずれかに記載のコマンド処理装置。
【請求項7】
前記第1プロセッサは、電源オン操作に応答して前記主電源の状態を前記オン状態に変更する第3変更手段、および電源オフ操作に応答して前記主電源の状態を前記オフ状態に変更する第4変更手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載のコマンド処理装置。
【請求項8】
操作キーをさらに備え、
前記第1プロセッサは前記主電源が前記オン状態にあるときに前記操作キーの状態を示す状態情報を前記第2プロセッサに転送する転送手段をさらに備え、
前記第2プロセッサは前記転送手段によって転送された状態情報に従う処理を実行するキー処理手段をさらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載のコマンド処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−225065(P2010−225065A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−74002(P2009−74002)
【出願日】平成21年3月25日(2009.3.25)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】