説明

コレステロール流出の強力かつ選択的なメディエータ

本発明は、全長アポリポタンパク質(例えば、アポAIおよびアポE)に匹敵するコレステロール流出活性を有し、かつ全長アポリポタンパク質に匹敵する、ABAC1に対する高い選択性を有する非天然ポリペプチドのファミリーを提供する。本発明はまた、そのようなポリペプチドを含む組成物、そのようなポリペプチドを同定、スクリーニング、および合成する方法、ならびに脂質異常症、高コレステロール血症、および炎症に関連する疾患および障害を治療、予防、または診断する方法を提供する。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下のアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2、X6、X9、X10、X12、X13、X16、X17、X20、X21、およびX24は、A、V、L、I、F、W、M、およびPからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、R、K、A、V、L、I、F、W、M、P、G、S、T、C、Y、N、およびQからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり、ここでX3、X5、X14、およびX23のうちの少なくとも2つは、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X4、X11、およびX22は、S、T、G、A、およびYからなる群より独立して選択されるアミノ酸である。
【請求項2】
X2、X6、X9、X10、X12、X13、X16、X17、X20、X21、およびX24が、A、V、L、F、およびWからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、請求項1記載の単離されたポリペプチド。
【請求項3】
X2、X6、X9、X10、X12、X13、X16、X17、X20、X21、およびX24が、A、L、F、およびWからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、請求項2記載の単離されたポリペプチド。
【請求項4】
X3、X5、X14、およびX23のうちの少なくとも3つが、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、請求項1、2、または3のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項5】
X3、X5、X14、およびX23が、R、K、L、およびFからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり、X3、X5、X14、およびX23のうちの少なくとも2つが、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、請求項1、2、または3のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項6】
X4、X11、およびX22が、S、A、およびYからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項7】
X4、X11、およびX22がそれぞれAである、請求項6記載の単離されたポリペプチド。
【請求項8】
X3、X5、X14、またはX23がCである、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項9】
以下のアミノ酸配列を含む、請求項1記載の単離されたポリペプチド:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2は、F、V、L、およびWからなる群より選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X6、X9、X10、X13、X16、X20、およびX24は、L、F、およびWからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、F、A、L、およびWからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項10】
以下のアミノ酸配列を含む、請求項9記載の単離されたポリペプチド:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項11】
以下のアミノ酸配列を含む、請求項10記載の単離されたポリペプチド:

式中、
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項12】
カルボキシ末端にX25およびX26をさらに含み、X25が、R、K、A、V、L、I、F、W、M、P、G、S、T、C、Y、N、およびQからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり、かつX26が、S、C、T、G、A、およびYからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項13】
X25がKであり、かつX26がSである、請求項12記載の単離されたポリペプチド。
【請求項14】
X25またはX26がCである、請求項12記載の単離されたポリペプチド。
【請求項15】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜14のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項16】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜14のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項17】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜14のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項18】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜14のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項19】
SEQ ID NO:4のアミノ酸配列を含む、請求項15記載の単離されたポリペプチド。
【請求項20】
SEQ ID NO:5のアミノ酸配列を含む、請求項16記載の単離されたポリペプチド。
【請求項21】
SEQ ID NO:6のアミノ酸配列を含む、請求項17記載の単離されたポリペプチド。
【請求項22】
SEQ ID NO:7のアミノ酸配列を含む、請求項18記載の単離されたポリペプチド。
【請求項23】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜11のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項24】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜11のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項25】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜11のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項26】
以下のアミノ酸配列:

と少なくとも75%の同一性を有する、請求項1〜11のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項27】
SEQ ID NO:12のアミノ酸配列を含む、請求項23記載の単離されたポリペプチド。
【請求項28】
SEQ ID NO:13のアミノ酸配列を含む、請求項24記載の単離されたポリペプチド。
【請求項29】
SEQ ID NO:14のアミノ酸配列を含む、請求項25記載の単離されたポリペプチド。
【請求項30】
SEQ ID NO:15のアミノ酸配列を含む、請求項26記載の単離されたポリペプチド。
【請求項31】
SEQ ID NO:12、13、14、または15のアミノ酸配列と少なくとも85%の同一性を有する、単離されたポリペプチド。
【請求項32】
SEQ ID NO:12、13、14、または15のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する、請求項31記載の単離されたポリペプチド。
【請求項33】
保護基をさらに含む、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項34】
保護基が、アセチル(Ac)、アミド、炭素3〜20個のアルキル基、Fmoc、t-ブトキシカルボニル(Tboc)、9-フルオレンアセチル基、1-フルオレンカルボン酸基、9-フルオレンカルボン酸基、9-フルオレノン-1-カルボン酸基、ベンジルオキシカルボニル、キサンチル(Xan)、トリチル(Trt)、4-メチルトリチル(Mtt)、4-メトキシトリチル(Mmt)、4-メトキシ-2,3,6-トリメチル-ベンゼンスルホニル(Mtr)、メシチレン-2-スルホニル(Mts)、4,4-ジメトキシベンズヒドリル(Mbh)、トシル(Tos)、2,2,5,7,8-ペンタメチルクロマン-6-スルホニル(Pmc)、4-メチルベンジル(MeBzl)、4-メトキシベンジル(MeOBzl)、ベンジルオキシ(BzlO)、ベンジル(Bzl)、ベンゾイル(Bz)、3-ニトロ-2-ピリジンスルフェニル(Npys)、1-(4,4-ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘキシリデン)エチル(Dde)、2,6-ジクロロベンジル(2,6-DiCl-Bzl)、2-クロロベンジルオキシカルボニル(2-Cl-Z)、2-ブロモベンジルオキシカルボニル(2-Br-Z)、ベンジルオキシメチル(Bom)、シクロヘキシルオキシ(cHxO)、t-ブトキシメチル(Bum)、t-ブトキシ(tBuO)、t-ブチル(tBu)、およびトリフルオロアセチル(TFA)からなる群より選択される保護基である、請求項33記載の単離されたポリペプチド。
【請求項35】
保護基がアミノ末端またはカルボキシ末端に結合している、請求項33または34記載の単離されたポリペプチド。
【請求項36】
アミノ末端に結合している第1の保護基、およびカルボキシル末端に結合している第2の保護基を含む、請求項33、34、または35記載の単離されたポリペプチド。
【請求項37】
第1の保護基が、アセチル、プロピオニル、および炭素3〜20個のアルキルからなる群より選択される保護基である、請求項36記載の単離されたポリペプチド。
【請求項38】
第1の保護基がアセチルである、請求項37記載の単離されたポリペプチド。
【請求項39】
第2の保護基がアミドである、請求項36、37、または38記載の単離されたポリペプチド。
【請求項40】
鏡像異性アミノ酸がすべて「D」アミノ酸である、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項41】
鏡像異性アミノ酸が「L」アミノ酸と「D」アミノ酸との混合物である、請求項1〜39のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項42】
コレステロール流出活性を有する、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項43】
ABCA1安定化活性を有する、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項44】
酸化剤による酸化からリン脂質を保護する、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項45】
薬学的に許容される担体と混合される、前記請求項のいずれか一項記載の単離されたポリペプチド。
【請求項46】
請求項1〜44のいずれか一項記載のポリペプチドと実質的に類似している三次元高次構造を有する、ペプチド模倣体。
【請求項47】
レトロ-インベルソ(retro-inverso)類似体である、請求項46記載のペプチド模倣体。
【請求項48】
レトロ-エナンチオ類似体である、請求項46記載のペプチド模倣体。
【請求項49】
請求項1〜44のいずれか一項記載のポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体、および薬学的に許容される担体を含む、組成物。
【請求項50】
心血管疾患を治療するための治療薬をさらに含む、請求項49記載の組成物。
【請求項51】
治療薬が、スタチン、胆汁酸結合剤、血小板凝集阻害剤、ニコチンアミド、PPAR活性化剤、ビタミンE、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項50記載の組成物。
【請求項52】
脂質と複合体化された請求項1〜44のいずれか一項記載のポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体を含む、組成物。
【請求項53】
脂質がリン脂質である、請求項52記載の組成物。
【請求項54】
リン脂質が、1-パルミトイル-2-オレオイル-sn-グリセロール-3-ホスファチジルコリン(「POPC」)である、請求項53記載の組成物。
【請求項55】
薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項52〜54のいずれか一項記載の組成物。
【請求項56】
請求項1または9記載のポリペプチドを哺乳動物に投与し、それによってコレステロール流出を媒介する段階を含む、哺乳動物におけるコレステロール流出を媒介する方法。
【請求項57】
ポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項56記載の方法:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項58】
ポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項56記載の方法:

式中、
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項59】
ポリペプチドがカルボキシ末端にX25およびX26をさらに含み、X25が、R、K、A、V、L、I、F、W、M、P、G、S、T、C、Y、N、およびQからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり、かつX26が、S、T、G、A、およびYからなる群より独立して選択されるアミノ酸である、請求項56、57、または58のいずれか一項記載の方法。
【請求項60】
ポリペプチドが、SEQ ID NO:4、SEQ ID NO:5、SEQ ID NO:6、およびSEQ ID NO:7からなる群より選択されるアミノ酸配列を有する、請求項59記載の方法。
【請求項61】
ポリペプチドがABCAを安定化する、請求項56記載の方法。
【請求項62】
ABCAがABCA1である、請求項61記載の方法。
【請求項63】
ポリペプチドが抗酸化活性を有する、請求項56記載の方法。
【請求項64】
ポリペプチドが抗炎症活性を有する、請求項56記載の方法。
【請求項65】
哺乳動物がヒトである、請求項56記載の方法。
【請求項66】
哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項56記載の方法。
【請求項67】
請求項1または請求項9記載のポリペプチドの治療的有効量を哺乳動物に投与する段階を含む、哺乳動物におけるアテローム性動脈硬化の症状を治療するための方法。
【請求項68】
ポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項67記載の方法:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項69】
ポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項67記載の方法:

式中、
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項70】
ポリペプチドがカルボキシ末端にX25およびX26をさらに含み、X25がKであり、かつX26がSである、請求項67、68、または69記載の方法。
【請求項71】
ポリペプチドが、SEQ ID NO:4、SEQ ID NO:5、SEQ ID NO:6、およびSEQ ID NO:7からなる群より選択されるアミノ酸配列を有する、請求項70記載の方法。
【請求項72】
哺乳動物が、アテローム性動脈硬化の1つまたは複数の症状を有すると診断された哺乳動物である、請求項67記載の方法。
【請求項73】
哺乳動物が、アテローム性動脈硬化のリスクがあると診断された哺乳動物である、請求項67記載の方法。
【請求項74】
哺乳動物がヒトである、請求項67記載の方法。
【請求項75】
哺乳動物が非ヒト哺乳動物である、請求項67記載の方法。
【請求項76】
請求項1または請求項9記載のポリペプチドを哺乳動物に投与する段階を含む、哺乳動物の管腔壁内の脆弱性プラークを安定化するための方法。
【請求項77】
ポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項76記載の方法:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項78】
単離されたポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項76記載の方法:

式中、
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項79】
ポリペプチドがカルボキシ末端にAA25およびAA26をさらに含み、AA25がKであり、かつAA26がSである、請求項76、77、または78記載の方法。
【請求項80】
ポリペプチドが、SEQ ID NO:4、SEQ ID NO:5、SEQ ID NO:6、およびSEQ ID NO:7からなる群より選択されるアミノ酸配列を有する、請求項79記載の方法。
【請求項81】
哺乳動物が、1つまたは複数の脆弱性プラークを有すると診断された哺乳動物である、請求項76記載の方法。
【請求項82】
哺乳動物が、1つまたは複数の脆弱性プラークを有するリスクがあると診断された哺乳動物である、請求項76記載の方法。
【請求項83】
コレステロール流出活性および/またはABCA安定化活性を有するポリペプチド変種を作製する方法であって、
(a) SEQ ID NO:1のアミノ酸配列を有するポリペプチドを提供する段階;
(b) 該ポリペプチドの少なくとも1つのアミノ酸位を改変して、ポリペプチド変種を生成する段階;
(c) コレステロール流出活性および/またはABCA安定化活性について該ポリペプチド変種をスクリーニングする段階;
(d) SEQ ID NO:1のアミノ酸配列を有するポリペプチドのコレステロール流出活性の少なくとも80%を有する該ポリペプチド変種を選択する段階、および/またはSEQ ID NO:1のアミノ酸配列を有するポリペプチドのABCA安定化活性の少なくとも80%を有する該ポリペプチド変種を選択する段階;ならびに
(e) 選択されたポリペプチド変種を合成する段階
を含む、方法。
【請求項84】
段階(a)のポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項83記載の方法:

式中、
X1、X7、X8、X15、X18、およびX19は、EおよびDからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;
X3、X5、X14、およびX23は、RおよびKからなる群より独立して選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項85】
段階(a)のポリペプチドが以下のアミノ酸配列を含む、請求項83記載の方法:

式中、
X2は、FおよびVからなる群より選択されるアミノ酸であり;かつ
X17は、FおよびAからなる群より選択されるアミノ酸である。
【請求項86】
段階(a)のポリペプチドがカルボキシ末端にAA25およびAA26をさらに含み、AA25がKであり、かつAA26がSである、請求項83、84、または85記載の方法。
【請求項87】
段階(a)のポリペプチドが、SEQ ID NO:4、SEQ ID NO:5、SEQ ID NO:6、およびSEQ ID NO:7からなる群より選択されるアミノ酸配列を有する、請求項86記載の方法。
【請求項88】
ポリペプチド変種がDアミノ酸を少なくとも1つ含む、請求項83記載の方法。
【請求項89】
ポリペプチド変種のカルボキシ末端がDアミノ酸を含み、かつポリペプチド変種のアミノ末端がDアミノ酸を含む、請求項83記載の方法。
【請求項90】
ポリペプチド変種がすべてDアミノ酸を含む、請求項83記載の方法。
【請求項91】
請求項1〜44のいずれか一項記載のポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体を含む容器を含む、アテローム性動脈硬化の症状を治療するためのキット。
【請求項92】
薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項91記載のキット。
【請求項93】
単位投与量製剤中で、ポリペプチドが薬学的に許容される担体と併用されている、請求項91記載のキット。
【請求項94】
薬剤としての使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項95】
脂質異常症に関連する障害の治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項96】
コレステロール流出障害の治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項97】
高コレステロール血症の治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項98】
炎症の治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項99】
アテローム性動脈硬化の治療、またはアテローム性動脈硬化の症状を予防するための治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項100】
プラークの安定化に関する治療における使用のための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体。
【請求項101】
インビトロでABCAに結合させるための、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体の使用。
【請求項102】
検出可能な部分に直接または間接的に連結している、請求項1〜44のいずれか一項記載の単離されたポリペプチドまたは請求項46〜48のいずれか一項記載のペプチド模倣体を含む、検出可能な親和性リガンド。
【請求項103】
標識が、蛍光色素、金属、発色団色素、化学発光化合物、生物発光タンパク質、酵素、放射性同位体、磁気酸化鉄粒子、気体含有小胞、および量子ドットからなる群より選択される、請求項102記載の検出可能な親和性リガンド。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19A】
image rotate

【図19B】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate


【公表番号】特表2010−513311(P2010−513311A)
【公表日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541599(P2009−541599)
【出願日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際出願番号】PCT/US2007/087477
【国際公開番号】WO2008/115303
【国際公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(592130699)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア (364)
【氏名又は名称原語表記】The Regents of The University of California
【Fターム(参考)】