説明

コンクリート表面からコンクリート型枠を取り外す手段

本発明は、コンクリートをキャスティングするために、並びにコンクリート表面から型枠を取り外すために、型枠を支持するために型枠と共に使用するフレームに関する。フレーム(16、23)は、第1位置でのコンクリートキャスティングのために型枠を所定位置で支持及び保持するための第1位置と第2位置との間で可動であり、型枠をコンクリート表面から外し下げるために第2位置まで後退し、フレームが第2位置まで後退するにつれて十分な力が型枠に加わり、型枠をコンクリート表面から取り外す。本発明は、コンクリートのキャスティング中に型枠を支持する手段とコンクリート鋳造後に型枠を下げて取り外す手段の両手段を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート表面からコンクリート型枠(formwork)を取り外す手段に関し、特に、固まったコンクリート表面からの型枠の取外しを補佐する手段と提供する。
【背景技術】
【0002】
公知のビルディングプラクティスでは、型枠を地表面上又は下層階上で組み立て、ビルディングのその上の階を形成する。型枠には、柱を作る箱状、柱間で伸長するコンクリート梁を形成するテーブルフォーム、並びに梁と梁との間を満たす消失性型枠(lost formwork)が含まれる。
【0003】
消失性型枠及びテーブルフォームは、通常、足場によって位置が保持される。足場は、消失性型枠を用いて地表面又は下層の床上で組み立てられ、テーブルフォームは足場上で支持される。かかるテーブルフォームは、足場上の所定位置にクレーンで降ろされる。
【0004】
消失性型枠は、圧延薄板金属部位を含むが、これは、コンクリートが固まった後、その場に放置される。
【0005】
テーブルフォームは通常、合板面を有し、コンクリートはこの合板面に対して注入される。合板の底面に一連の根太(joist)が間を置いて配置され、さらにベアラ(bearer)が、型枠を支持するために足場上に配置された根太の下に配置される。
【0006】
すぐ上の階の床を造るために型枠に注入されるコンクリートを支えることができる程度の強度を足場は有し、コンクリートは次の上階を造るために型枠に流し込まれる。このコンクリートが固まって自己支持状態になると、足場と型枠は下側から取り外すことができる。
【0007】
通常、足場を取り除くときには、テーブルフォームを支持するためにシザーリフト機構又はプラットフォームを用いる。次にテーブルフォームの型枠をコンクリート表面から剥ぎ取り、地上レベルまで降ろす。全ての部品は、フォークリフト及びクレーンで建築現場から撤去するために積み重ねられる。
【0008】
これまで、コンクリート型枠を持ち上げたり降ろしたりすることができるような、足場に代わる搬送システムが提案されてきた。英国特許第1052097号にその一例が示されている。この特許の明細書には、所望の位置まで型枠を持ち上げることができ、コンクリートが上から注入される間、型枠はその場で保持される。コンクリートが固まると、コンクリート型枠は下に降ろされ、取り外される。
【0009】
しかし、この方法における大きな問題は、型枠がコンクリート表面に付着することである。コンクリート表面から型枠を離すには力が必要であり、通常は、型枠を梃子操作で表面から撤去する。前記英国特許明細書で示されたアレンジメントは、型枠を下に引き降ろすものではない。コンクリートへの型枠の付着とは、フレームを降ろすときに型枠がコンクリート上に残るようなものをいう。
【0010】
コンクリート型枠を所望のレベルまで持ち上げること、並びにコンクリートが固まった後にコンクリート型枠をコンクリート表面から引き離して下に降ろすことの両方に搬送システムが用いることができれば、非常に有利であることは明らかである。これにより、労働力や、型枠を分解するのに要する時間を削減することができ、前記のとおり現在利用されているシステムに比べて著しく有利であることは明らかである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】英国特許第1052097号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、本発明の一態様は、コンクリートケーシング(concrete casing)用の型枠を支持し、型枠をコンクリート表面から取り外すために型枠と共に用いるフレームであり、第1位置と第2位置との間で移動可能であり、第1位置においてコンクリートキャスティング(concrete casting)のための場所で型枠を支持及び保持し、型枠をコンクリート表面から下に取り外すために第2位置まで後退するフレームを備え、フレームが第2位置まで後退するときにコンクリート表面から型枠を取り外すために十分な力が型枠に加えられる、フレームを含む。
【0013】
本発明は、コンクリートの形成において多数の用途がある。本発明は、水平面のみならず垂直面の形成にも同じように適しているが、本発明が特に適しているのは、複層階ビルディングの床等の水平コンクリート部材の形成である。かかるフレームは、床又は地面にかかわる(engaging)下部フレーム部と、下部フレーム部に対して上下に移動可能な上部支持部とを備えていてもよい。上部支持部は、コンクリート型枠をその第1最高位置で支持及び保持するように、また、上部支持部を下部フレーム部に対して移動させることにより型枠を第2位置まで下げることを可能とするように設計されている。
【0014】
下部フレーム部に対する上部支持部の動きは、1又は2以上の油圧式シリンダーによって行われる。上述したとおり、コンクリート硬化後のコンクリート型枠とコンクリート表面との間の接着力は、上部支持部と比べて軽い下部フレーム部を油圧式シリンダーが持ち上げるのに十分であろう。この問題を解決するには本発明の一態様において、柱(column)を有する少なくとも1つのブレース(brace)をコンクリート型枠を介して伸長させ、かかるブレースをその上端部でコンクリート表面と接触させる。ブレースの下端部は下部フレーム部に固定可能である。これにより、下階の床又は地表面から上方のコンクリート表面へと延びる柱が効率的にもたらされる。
【課題を解決するための手段】
【0015】
したがって、上部支持部が引き下げられると、ブレースと下部フレーム部は下部フレーム部における上向きの動きに抵抗することになり、上部支持部及びコンクリート型枠に下方牽引力が発生する。そうして十分な力をコンクリート型枠に付与することができ、型枠がコンクリート表面から取り外される。
【0016】
2以上のブレースを設けてもよく、1つのブレース又は2以上のブレースセットは、長方形フレームの端部又は各サイドに設けられる。
【0017】
本発明の完全な理解のため、好適な実施形態を以下に示す。しかし、これらの実施形態はその厳密な内容に限定されるべきではなく、当業者には明らかであろう変更や修正を加えたものも本発明の範囲に含まれるものとする。
本明細書に添付する図面に基づき、実施形態の説明を行う。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】テーブルフォーム型枠支持フレームの平面図である。
【図2a】テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図2b】テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図3a】テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図3b】テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図4a】複数のブレースを有し、テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる、下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図4b】複数のブレースを有し、テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる、下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図5a】複数のブレースを有し、テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる、下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図5b】複数のブレースを有し、テーブルフォーム型枠支持フレームを伸長位置及び後退位置で支持するために用いる、下部フレーム部及び支持上部の側面図である。
【図6】下部フレーム部上の角脚部、及び脚部を下部フレームに係合させる、上部フレームの管状支持体の詳細を示す図である。
【図7】型枠支持体、油圧式作動装置、及びブレースの部分裏面図である。
【図8】キャスター車輪及びジャッキ支持体を示す。
【0019】
図1は、テーブルフォーム枠組(framework)10を示し、この枠組上にはキャスティングされたコンクリート表面となる合板が設置されている。枠組10は長方形で、周梁11を有し、かかる周梁11間に複数の根太12が伸長している。梁端13は根太12と平行で、周梁11に固定されている。周梁11と平行で、周梁11の内側に間隔をおいて設けられた一対の根太ベアラ14が、根太12の下側に設けられ、枠組10を支持するために用いられる。
【0020】
下部フレーム部16は、角管状の角脚部17を4個備える。端部レール18及び側部レール19は、各角脚部17の間で伸長し、角脚部17の上端部に溶着されている。斜棒20は、その両端で角脚部17と、端部レール18又は側部レール19にそれぞれ溶着され、角脚部17に、端部レール18及び側部レール19に対する筋交い支持力が提供される。
【0021】
端部レール18の下方に、下部フレーム部16の各端部に、その両末端が角脚部17に溶着された一対の下部レール21がある。
【0022】
上部支持部23は、各角脚部17内に伸縮自在に設けられた管状支持体24を4個備える。下部フレーム部16の各端部における支持体24は、支持体24の両上端部の間で伸長し、これら両上端部に固定される梁25を有する。ブラケット26が、前記各支持体24の頂部に設けられ、このブラケット26に梁25が着脱式金属ピン27で固定されている。ブラケット26は、梁25と根太ベアラ(joist bearers)14の両方を支持している。根太ベアラ14もまたブラケット26に対して離脱可能に固定されている。
【0023】
このように、枠組10は上部支持部23に支持され、上部支持部23は、下部フレーム部16に支持されている。油圧式作動装置30が下部フレーム部16の各端部に設けられている。油圧式作動装置30は、2つの伸縮自在式管状部内に配置された油圧シリンダー(図示せず)を備えている。これらの管状部は、下部管31と上部管32を備え、下部管31内を伸縮自在に摺動する。
【0024】
油圧シリンダーの一方の端部は、下部管31の下端部に固定され、油圧シリンダーの外側に延出するラムの上端部は、上部管32の上端部の内部で固定されている。下部管31は、レール21の間で固定され、上部管32の上端部は、ブラケット33を介して梁25に固定されている。油圧式作動装置30は、図2b及び図3bに、その完全に伸長したときの位置で示され、図2a及び図3aに、その完全に収縮したときの位置で示されている。油圧式作動装置30は、上部支持部23を、下部フレーム部16に対して上方に伸長させるのに用いる。油圧式作動装置30はまた、枠組10をコンクリート表面から引き去るときに上部支持部23に対して下向きの力を加えるためにも用いられる。
【0025】
図2a、2b、3a及び3bにおいて、ブレース35が上部支持部23の各端部に設けられている。ブレース35は、端部レール18のそれぞれに取り付けられたカラー36を通って配置されている。ブレース35は、ピン止め又は締め付けにより、カラー36に離脱可能に固定することができる。ブレース35の上端部は根太12の一つに固定されたカラー37を通って配置されている。カラー37の上方のブレース35の上端部には、それに溶着された平板38があり、この平板38はコンクリート表面と接触するように設計されている。金属板は四角形であり、枠組10上に配置され合板と平坦な面を形成している合板中の対応開口部から突出している。必要に応じて合板と金属板38の間でシーリング化合物を用いることができる。
【0026】
カラー36に固定されたブレース35によって、上部支持部23が油圧式作動装置30によって下げられると、ブレース35と下部フレーム部16は、その上に下部フレーム部16が載置された表面とテーブルフォーム枠組10との間で保持される。コンクリートが固まり、油圧式作動装置30が作動して上部支持部23が、図2b及び3bに示される第1位置から図2a及び3aに示される第2位置まで収縮すると、下部フレーム部16の吊上げ力がブレース35の抵抗を受ける。実際、ブレース35は、上部支持部23が第1位置から第2位置まで動く際にその動きと実質的に同じ方向に下部フレーム部16に力を加え、その結果、形成されたコンクリート表面からテーブルフォーム枠組10に支持された型枠が引き去られる。このようにして、合板の型枠とコンクリート表面との接着が解除され、型枠がコンクリート表面から取り外されることになる。型枠がコンクリート表面から取り去られると、カラー36からブレース35を解放することができ、ブレース35はカラー36を通って図2a及び図3aに示す下方の後退位置まで摺動できる。
【0027】
図4a、4b、5a及び5bに別の配置を示す。この配置では、上部支持部23の各端部に3つのブレース35’が設けられている。各ブレース35’に対してそれぞれカラー36’が個別に3つ設けられている。枠組10の各端部で3つのブレース35’を使用することにより、各ブレース35’への負荷を減少させることができ、牽引負荷が上部支持部23の各端部に拡散する。
【0028】
図6において、支持体24は、下部管部39内で伸縮自在に摺動する下部管部39及び上部管部40を備えていてもよい。下部管部39と上部管部40には、下部管部39に対して上部管部40を保持するためのピンを貫通させることができる開口部が設けられている。これにより、様々なタイプのビルディングにおいて床と床との高さが種々に異なるのにあわせるために、上部支持部23の高さを高くしたり低くしたりすることが可能になる。さらに、下部管部39は、その長さにわたって多数の開口部41を有し、各角脚部17に対して支持体24を固定するためのピンがその開口部を通って配置される。これにより、上部支持部23の負荷が、油圧式作動装置30単独ではなく、これらピンの接合によって支持されることが可能になる。
【0029】
端部レール18の各々の各端部にブラケット43が配置されている。かかるブラケット43には開口部があり、この開口部によって隣接する下部フレーム部16同士を互いに固定できる。
【0030】
図8において、一対のキャスター車輪アセンブリ45が、下部フレーム部16の各端部においてレール21同士の間に位置している。各キャスター車輪46は、ポスト47の下端部に取り付けられ、このポスト47はカラー48を通って位置している。カラー48は、両方のレール21に溶着され、ポスト47は、カラー48における対応開口部と位置が合う一連の開口部49を有する。これにより、ポスト47を異なる高さでピン止めすることができる。
【0031】
油圧式作動装置30が上部支持部23を引き下げると、支持体24がその最下位置で脚部17の下端部から突出する。これにより、脚部17が支持面から離れて持ち上がる。この位置で、キャスター車輪46が支持面とかかわって、ポスト47が所定の場所でピン止めされるように、ポスト47を降下させることができる。次いで、油圧式作動装置30を作動し、上部支持部23を若干持ち上げ、支持体24の端部が地表面と係合しなくなるようにする。脚部17の端部が地表面から離れると、下部フレーム部16がキャスター車輪46上で容易に回動することができる。
【0032】
図8には、やはりレール21同士の間で固定されるジャッキング支持部50も示されている。ジャッキング支持部50は、下部フレーム部16の各角部で枠組10のレベルを微調整することができる。ネジ止めした脚部は支持体からネジを外すことにより取り外せ、それによってジャッキング支持部50が伸長又は後退する。これにより、コンクリート注入の前に枠組10を正確なレベル位置にもっていくための微調整が可能になる。このことは、型枠及び枠組10への負荷がジャッキング支持部50によって支持されることを意味する。図4a、4b、5a、及び5bは、別のジャッキング支持部50を示す図である。これらの図では、スパナを親ネジの頂部に係合させて調整される長い親ネジを用いている。また、レール21と脚部17の両方に取り付けたブラケットは親ネジを支持するために用いられる。
【0033】
上記の説明からわかるように、下部フレーム部16と上部支持部23を組み合わせることにより、コンクリートを注入する前にテーブルフォーム枠組10を所定位置にもってくることが非常に簡単になる。キャスター車輪46は移動を容易にし、テーブルフォーム枠組10をその高い第1位置に配置することができる。キャスター車輪アセンブリ45は上昇させることができ、それにより、下部フレーム部16が床又は地表面上の角脚部17によって支持される。
【0034】
コンクリート注入後、枠組10及びそれと関連する型枠は、油圧式作動装置30とブレース35を併用することによりコンクリート表面から容易に取り外せる。型枠をコンクリート表面から取り外すために高所で梃子作業を行う作業員を必要としない。上部支持部23がその低い第2位置にあるときに、全アセンブリをビルディングの周囲に容易に車輪移動させることができ、必要に応じて次のレベルまで持ち上げる。いくつもの下部フレーム部16及び丈夫支持部23を備えたこれらのフレームアレンジメントを集合させて必要なテーブルフォームを柱間で形成することもでき、これは前述したとおり、コンクリート注入の前に素早く配置することができ、コンクリートが固まったら直ちに取り外せる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリートケーシングのために、及びコンクリート表面から型枠を取り外すために型枠を支持する、型枠と共に用いるフレームであって、
第1位置と第2位置との間で移動可能であり、第1位置においてコンクリートキャスティングのための場所で型枠を支持及び保持し、型枠をコンクリート表面から下に取り外すために第2位置まで後退するフレームを備え、フレームが第2位置まで後退するときにコンクリート表面から型枠を取り外すために十分な力が型枠に加えられる、フレーム。
【請求項2】
コンクリート表面とフレームとの間で伸長し、第1位置から第2位置へのフレームの動きと実質的に同じ方向にフレームに対して力を加える少なくとも1つのブレースをさらに備えた、請求項1に記載のフレーム。
【請求項3】
フレームが、床又は地面と係合する下部フレーム部と、前記下部フレーム部に対して上下動が可能な上部とを備えた、請求項1又は2に記載のフレーム。
【請求項4】
下部フレーム部が4本の管状脚部を備え、上部フレーム部が、前記管状脚部のそれぞれの内部に配置され、前記下部フレーム部の脚部に対して伸縮自在に上下動する4本の脚部を備えた、請求項3に記載のフレーム。
【請求項5】
下部フレームの脚部が地面又は床とかかわってフレームを支持する、請求項4に記載のフレーム。
【請求項6】
下部フレームに配置された複数のジャッキ支持体をさらに備え、前記複数のジャッキ支持体のそれぞれが地面又は床とかかわってフレームを支持し、フレームの高さ又は角度を調節するために伸長又は後退するように独立して調節可能である、請求項4又は5に記載のフレーム。
【請求項7】
ブレースが、下部フレームに離脱可能に固定され、上方に移動可能であり、フレームが伸長第1位置にあるときに位置固定される、請求項2〜6のいずれかに記載のフレーム。
【請求項8】
型枠が開口部を有し、キャスティング時にブレースがコンクリート表面に対するように前記開口部内にブレースの端部が位置する、請求項7に記載のフレーム。
【請求項9】
下部フレームにカラーが固定され、ブレースがカラーを通って摺動可能に位置し、カラーに固定可能である、請求項8に記載のフレーム。
【請求項10】
ブレースがフレームの両反対側に設けられている、請求項2〜9のいずれかに記載のフレーム。
【請求項11】
2つのブレースがフレームの両反対側に設けられている、請求項2〜9のいずれかに記載のフレーム。
【請求項12】
油圧式作動装置が、上部フレームと下部フレームとの間に位置し、フレームをその第1位置と第2位置との間で可動させる、請求項3〜11のいずれかに記載のフレーム。
【請求項13】
2つの油圧式作動装置が、フレームの両反対側に設けられている、請求項12に記載のフレーム。
【請求項14】
上部フレームの脚部が、下部フレームの脚部の下端部から突出し、下部フレームを地面又は床から持ち上げるように作用する、請求項6に記載のフレーム。
【請求項15】
上昇又は降下が可能で、フレームが移動できるようにフレームを支持することができる地上係合輪をさらに備え、下部フレームが上昇したときに前記接地輪が地面又は床面とかかわる位置の内側又は外側に向かって移動する、請求項14に記載のフレーム。


【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2010−537086(P2010−537086A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521264(P2010−521264)
【出願日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際出願番号】PCT/AU2008/001225
【国際公開番号】WO2009/023926
【国際公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【出願人】(510048657)
【Fターム(参考)】