説明

コンテンツ伝送装置、コンテンツ伝送システムおよびコンテンツ伝送方法

【課題】コンテンツを伝送する際に、蓄積形式のフォーマットを指定することで、指定した蓄積形式のコンテンツおよび蓄積形式に対応した管理情報を、送信元が送信先に伝送することができるコンテンツ伝送装置を提供すること。
【解決手段】ネットワーク経由でコンテンツをコピーまたは移動する際のフォーマットとして、受信装置で蓄積可能なコンテンツの蓄積形式を選択する選択部と、選択した蓄積形式に基づき、コンテンツおよび蓄積形式の管理情報を一括で送信するための連結化コンテンツ情報を作成する連結部とを備え、連結化コンテンツ情報を送信先に伝送することにより、フォーマットの再変換処理を削減し、コピーまたは移動の処理の高速化できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク経由でコンテンツをコピーまたは移動する際のコンテンツのフォーマットの制御に関し、特に、コピーまたは移動の処理を高速化したコンテンツ伝送装置、コンテンツ伝送システムおよびコンテンツ伝送方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、無線や電灯線を用いた、高速な家庭内ネットワークの普及に伴い、家庭内の複数のAV機器やパーソナルコンピュータ、携帯電話などをネットワークで相互に接続できる環境が整いつつある。このような状況下で問題となる、ネットワーク上で使用されるコンテンツ共有用プロトコル群の相互接続性は、DLNA(Digital Living Network Alliance)が提供するガイドラインにより、大幅に改善されてきた。
【0003】
また、これまで日本のデジタル放送では、放送信号に1回のみコピー可能と言う制約が施されており、録画したコンテンツを著作権法で許されている私的複製利用の範囲でも複製することができなかった。このため、所有する複数の機器にコンテンツを持ち出すことが不可能であった。しかし、2011年7月24日の地上波アナログ放送停波が迫り、ユーザのデジタル放送への移行を促すことが必要となり、デジタル放送コンテンツ利用の容易化を目的に、上記制約の緩和が近年行われた。つまり、10回を上限としてデジタル放送のコンテンツを他の機器に複製することが可能となる、通称「ダビング10」と呼ばれるコンテンツ保護方式が、地上波デジタル放送を中心に運用を開始している。
【0004】
以上により、今後は、家庭内のある部屋に設置された機器に格納されているコンテンツを、家庭内ネットワークを介して、別の部屋に設置された機器や、持ち運び可能な機器にコピーまたは移動することが増加すると考えられる。
【0005】
従来の技術としては、機器間でコンテンツをコピーまたは移動する場合に、コンテンツのフォーマットを事前に選択した上で、送信端末からネットワークを介して受信端末にコンテンツを伝送するものがあった(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献1に記載された従来のコンテンツ伝送装置は、コンテンツが自機器内部で使用するオリジナルのフォーマット情報を受信端末に通知可能とする。そして、受信端末は、通知されたオリジナルのフォーマット情報を基に、最も高品質なオリジナルのフォーマットを使用したコンテンツを取得していた。
【特許文献1】特許第3941700号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、コンテンツのフォーマットは、伝送時に使用するコーデック(例えば、MPEG−2 Video)などによって異なるだけでなく、コンテンツを蓄積する蓄積メディア毎に、使用可能な蓄積形式のフォーマットが決まっている。つまり、使用するコーデックが同じ場合でも、伝送時に使用する伝送形式のフォーマットと、蓄積時に使用する蓄積形式のフォーマットとで、データに差異が発生する可能性がある。
【0007】
特許文献1で開示されている従来の構成は、伝送形式のフォーマットが複数存在し、その中から1つを選択し、選択した伝送形式のフォーマットを使用してコンテンツを伝送することは可能である。しかし、前記従来の構成では、蓄積形式のフォーマットが複数存在し、その中から1つを選択することや、および、蓄積形式のフォーマットでコンテンツを取得することができなかった。
【0008】
そのため、前記従来の構成では、受信端末が、送信端末と同じ種類の蓄積メディアに再度コンテンツを格納する場合でも、伝送形式から蓄積形式へのフォーマット変換が必要となり、処理を高速に行えないという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、本発明のコンテンツ伝送装置は、受信装置とネットワークで相互に接続され、受信装置にコンテンツを伝送する送信装置としてのコンテンツ伝送装置であって、コンテンツの蓄積形式を管理する蓄積形式管理部と、前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積部と、前記受信装置との通信を処理する通信部と、当該送信装置より前記受信装置へ前記通信部を介して要求を送り、前記受信装置で蓄積可能な1つ以上のコンテンツの蓄積形式を、前記通信部を介して受信し、その中から1つの蓄積形式を選択する選択部と、前記選択部で選択した前記蓄積形式に基づき、前記蓄積部に格納された前記コンテンツと前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を作成する連結部と、前記連結化コンテンツ情報を、前記通信部を介して前記受信装置へ送信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御部とを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のコンテンツ伝送装置は、送信装置とネットワークで相互に接続され、送信装置からコンテンツを受信する受信装置としてのコンテンツ伝送装置であって、コンテンツを蓄積可能な1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理部と、前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積部と、前記送信装置との通信を処理する通信部と、
前記通信部を介して受信した前記送信装置からの要求に応じて、前記蓄積形式管理部に格納された前記蓄積形式の一覧を作成し、前記通信部を介して蓄積形式一覧を前記送信装置に送信する蓄積形式一覧作成部と、前記送信装置が選択した1つの蓄積形式に基づき、前記コンテンツと、前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を、前記通信部を介して前記送信装置から受信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御部と、前記コンテンツ転送制御部で受信した前記連結化コンテンツ情報を、前記コンテンツと前記管理情報と前記相対格納位置情報とに分解し、前記相対格納位置情報に基づいて、前記コンテンツと前記管理情報を前記蓄積部に格納する分解部とを備えることを特徴とする。
【0011】
本構成によって、コンテンツを伝送する際に、蓄積形式のフォーマットを指定することで、指定した蓄積形式のコンテンツおよび蓄積形式に対応した管理情報を、送信元が送信先に伝送することが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のコンテンツ伝送装置によれば、指定した蓄積形式のコンテンツおよび蓄積形式に対応した管理情報を、送信元が送信先に伝送することにより、フォーマットの再変換処理を削減し、コピーまたは移動の処理を高速化できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は、コンテンツ伝送システム100の全体構成を示した図である。まず、ここでは、本実施の形態の概要について説明する。コンテンツ伝送システム100は、送信装置としてのコンテンツ伝送装置110と、受信装置としてのコンテンツ伝送装置130と、HUB150で構成されている。そして、コンテンツ伝送装置110とコンテンツ伝送装置130は、HUB150を介してネットワークで相互に接続されている。
【0015】
ここで、コンテンツ伝送装置(送信装置)110には、映像、音声および画像などのコンテンツ160が蓄積されている。そして、コンテンツ伝送装置(送信装置)110は、ユーザ操作による指示を受け、コンテンツ伝送装置(受信装置)130へコピーまたは移動するコンテンツ160を選択すると共に、そのコンテンツのフォーマットも選択する。その後、コンテンツ160は、コンテンツ伝送装置(送信装置)110からHUB150で構成されたネットワークを介して、コンテンツ伝送装置(受信装置)130へ伝送される。最後に、受け取ったコンテンツ160をコンテンツ伝送装置(受信装置)130に蓄積することで、コピーまたは移動の処理が完了する。
【0016】
コンテンツ伝送装置(110、130)は、例えば、デジタルレコーダなどのAV機器、ネットワークHDD装置、モバイルプレーヤー、パーソナルコンピュータ等の機器である。
【0017】
以下、実施の形態における説明では、「送信装置」は、コンテンツ伝送装置(送信装置)110を示し、「受信装置」は、コンテンツ伝送装置(受信装置)130を示すものとする。
【0018】
次に、コンテンツ伝送システム100が取り扱うコンテンツのフォーマットについて説明する。図2は、伝送形式コンテンツのフォーマットの一例であり、コンテンツ伝送システム100が取り扱う。これは、「デジタル放送用受信装置標準規格、ARIB STD−B21」に基づいたフォーマットである。図2に示す通り、伝送形式コンテンツは、コンテンツ再生に必要な情報をコンテンツの内部に埋め込み、ネットワークを介して転送されてきたコンテンツを逐次再生できる。前述したコンテンツ内部に埋め込む情報は、例えば、デコーダのリセット等が必要なタイムスタンプの不連続点260である。伝送形式コンテンツ200では、不連続点260に、不連続点通知情報を格納した映像パケット230(具体的にはDIT)を挿入する形態を取っている。
【0019】
図3と図4は、蓄積形式コンテンツのフォーマットの一例であり、コンテンツ伝送システム100が取り扱う。これは、「White Paper Blu−ray Disc Rewritable Format、Audio Visual Application Format Specifications for BD−RE Version 2.1 (March 2008)」に基づいたフォーマットである。機器内部でコンテンツを蓄積する場合、蓄積対象のコンテンツのフォーマットは、蓄積メディアで使用可能な形式(例えば、BD−RE)となる。図3に示す通り、蓄積形式のコンテンツは、コンテンツの再生に必要な情報を格納した管理情報(321、331、332)と、コンテンツ本体(341、342)を有している。また、管理情報とコンテンツ本体は、規格で規定したディレクトリ構成300に基づいて格納する形態を取っている場合が多い。ここで、タイムスタンプの不連続点260の情報は、図2に示した伝送形式コンテンツ200とは異なる。図4に示す通り、蓄積形式コンテンツ341以外の管理情報331(具体的にはClip informatoin file)に、不連続点情報(401、402)として格納する場合が多い。また、使用するコーデック(例えば、MPEG−2 Video)が同じ場合、映像パケット内部の映像データ212は伝送形式コンテンツ200と同じになるが、他の付随する情報は異なる可能性がある。例えば、蓄積形式コンテンツ341の映像パケット410に格納されたタイムスタンプ411のサイズ(30bit)は、伝送形式コンテンツ200のタイムスタンプ211のサイズ(32bit)と異なることである。伝送形式コンテンツ200では、タイムスタンプ211の一部のフィールドを、蓄積用の別の用途に使用しているため、このようなサイズの差が発生する。
【0020】
つまり、使用するコーデックが同じ場合でも、蓄積形式のフォーマットと伝送形式のフォーマットで差異が発生する可能性がある。
【0021】
以降では、以上で説明した送信装置110と受信装置130の内部構成と、それらの装置間で実行される動作を詳細に説明する。
【0022】
<コンテンツ伝送装置(送信装置)110の内部構成>
本実施の形態の送信装置110は、図5に示す通り、蓄積形式管理部111、蓄積部112、通信部113、選択部114、連結部115およびコンテンツ転送制御部116を備えている。
【0023】
[蓄積形式管理部111]
蓄積形式管理部111は、コンテンツの蓄積形式を管理する。なお、本実施の形態の蓄積形式は、BD−RE、DVD−Video、DVD−VR、SD−Video、SD−Audioなどの蓄積メディアのフォーマット形式と、そのバージョン情報で構成するものとする。
【0024】
[蓄積部112]
蓄積部112は、コンテンツ本体と蓄積形式に基づいた管理情報を蓄積する。なお、本実施の形態では、コンテンツ本体と管理情報は図3に示すディレクトリ構成300に基づいて格納されているものとする。
【0025】
[通信部113]
通信部113は、受信装置130との通信を処理する。
【0026】
[選択部114]
選択部114は、ユーザの操作より指定されたコンテンツをコピーまたは移動する指示を受け取る。そして、選択部114は、通信部113を介して受信装置130へ要求を送り、受信装置130で蓄積可能なコンテンツの蓄積形式一覧を、通信部113を介して受信し、その一覧の中から1つの蓄積形式を選択する。それに加え、選択部114は、受信装置130の蓄積部132の内部で蓄積可能な蓄積可能位置の一覧も、通信部113を介して受信し、その一覧の中から1つの蓄積可能位置も選択する。
【0027】
[連結部115]
連結部115は、選択部114で選択した蓄積形式に基づき、蓄積部112に格納されたコンテンツ(341、342)と管理情報(321、331、332)と相対格納位置情報600を連結し、連結化コンテンツ情報700を作成する。相対格納位置情報600は、コンテンツと管理情報の相対的な格納位置を記した情報であり、図6に一例を示している。連結化コンテンツ情報700は、図7に一例を示している。なお、本実施の形態で使用する連結方法は、Multipart形式を用いており、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)で定義されている。格納順番は、最初が相対格納位置情報600で、次が管理情報(321、331、332)で、最後がコンテンツ(341、342)とする。また、連結化コンテンツ情報内のコンテンツの部分は、悪意の第3者が不正な複製を行うことを避けるため、伝送時にはDTCP−IPのコンテンツ保護を施して伝送するものとする。
【0028】
[コンテンツ転送制御部116]
コンテンツ転送制御部116は、選択部114で選択した蓄積可能位置を指定して、連結化コンテンツ情報700を、通信部113を介して受信装置130へ送信する際の転送制御を行う。なお、本実施の形態で使用するコンテンツ転送プロトコルはHTTP(Hypertext Transfer Protocol)とする。
【0029】
<コンテンツ伝送装置(受信装置)130の内部構成>
本実施の形態の受信装置130は、図8に示す通り、蓄積形式管理部131、蓄積部132、通信部133、蓄積形式一覧作成部134、コンテンツ転送制御部135、分解部136および蓄積可能位置一覧作成部137を備えている。
【0030】
[蓄積形式管理部131]
蓄積形式管理部131は、コンテンツを蓄積可能な1つ以上の蓄積形式を管理する。なお、本実施の形態の蓄積形式は、送信装置110の場合と同じくBD−RE、DVD−Video、DVD−VR、SD−Video、SD−Audioなどの蓄積メディアのフォーマット形式と、そのバージョン情報で構成するものとする。
【0031】
[蓄積部132]
蓄積部132は、コンテンツ本体と蓄積形式に基づいた管理情報を蓄積する。なお、本実施の形態では、コンテンツ本体と管理情報は図3に示すディレクトリ構成300に基づいて格納されているものとする。
【0032】
[通信部133]
通信部133は、送信装置110との通信を処理する。
【0033】
[蓄積形式一覧作成部134]
蓄積形式一覧作成部134は、通信部133を介して受信した送信装置110からの要求に応じて、蓄積形式管理部131で蓄積可能と管理されている蓄積形式の一覧を作成し、通信部133を介して蓄積形式一覧を送信装置110に送信する。
【0034】
[コンテンツ転送制御部135]
コンテンツ転送制御部135は、通信部133を介して送信装置110から、連結化コンテンツ情報700を、受信する際の転送制御を行う。この連結化コンテンツ情報700は、送信装置110が選択した1つの蓄積形式に基づき、コンテンツ(341、342)と管理情報(321、331、332)と相対格納位置情報600が連結されている。また、コンテンツ転送制御部135は、連結化コンテンツ情報700と共に、送信装置110が指定した蓄積可能位置も受信する。なお、本実施の形態で使用するコンテンツ転送プロトコルは、コンテンツ伝送装置(送信装置)110の場合と同じくHTTP(Hypertext Transfer Protocol)とする。
【0035】
[分解部136]
分解部136は、まず、コンテンツ転送制御部135で受信した連結化コンテンツ情報700を、コンテンツ(341、342)と管理情報(321、331、332)と相対格納位置情報600とに分解する。なお、本実施の形態で使用する分解方法は、Multipart形式を用いており、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)で定義されている。そして、分解部136は、送信装置110から指定された蓄積可能位置もコンテンツ転送制御部135から受け取り、相対格納位置情報600に記された相対的な格納位置を、蓄積可能位置を基準点として絶対的な格納位置に変換する。分解部136は、変換した格納位置に基づいて、先に分解したコンテンツ(341、342)と管理情報(321、331、332)を蓄積部132に格納する。
【0036】
[蓄積可能位置一覧作成部137]
蓄積可能位置一覧作成部137は、通信部133を介して受信した送信装置110からの要求に応じて、蓄積部132の内部で蓄積可能な蓄積可能位置の一覧を作成し、通信部133を介して蓄積可能位置の一覧を送信装置110に送信する。
【0037】
<動作>
本実施の形態のコンテンツ伝送システムが、送信装置110を操作するユーザの指示を受け、送信装置110に蓄積しているコンテンツを、受信装置130へコピーまたは移動する場合の動作を図9〜図11を用いて説明する。
【0038】
まず、送信装置110の選択部114は、図9のステップS910で、ユーザの操作を受け取り、蓄積部112に格納しているコンテンツの中から、受信装置130へコピーまたは移動するコンテンツを決定することで、処理を開始する。
【0039】
送信装置110の選択部114は、ステップS911にて、通信部113を介して、受信装置130で利用可能な蓄積形式と蓄積可能位置を取得する要求を受信装置130へ送信する。
【0040】
一方、受信装置130の通信部133は、ステップS930にて、送信装置110が送信した取得要求を受信し、受信した取得要求に基づいて、蓄積形式一覧作成部134と蓄積可能位置一覧作成部137へ指示を通知する。そして、蓄積形式一覧作成部134は、指示を受け、受信装置130の蓄積部管理部131で蓄積可能と管理されている蓄積形式の一覧を作成する。蓄積可能位置一覧作成部137は、指示を受け、受信装置130の蓄積部132で蓄積可能な蓄積可能位置の一覧を作成する。ステップS930の最後で、受信装置130の通信部133は、作成した蓄積形式の一覧と蓄積可能位置の一覧を、送信装置110へ応答する。ここで、具体的な蓄積形式の一覧と蓄積可能位置の一覧は、CSV(Comma Separated Value)形式を用いて、以下のように記載する。
【0041】
蓄積形式の一覧:
“BD−RE¥,V3.0,BD−RE¥,V2.1,DVD−VR¥,V1.1”
蓄積可能位置の一覧:
“/LOCAL−HDD/,/LOCAL−BD−DRIVE/”
送信装置110の通信部113は、ステップS912にて、受信装置130からの応答を受信し、受信した蓄積形式の一覧と蓄積可能位置の一覧を選択部114に通知する。選択部114は、受信済み蓄積形式の一覧の中から、これからコピーまたは移動するコンテンツの蓄積形式を、受信済み蓄積可能位置一覧の中から、これからコピーまたは移動するコンテンツの蓄積位置を選択する。ここで、選択した蓄積形式と蓄積可能位置を下記とし、選択した蓄積形式は送信装置110の蓄積部112に蓄積していた蓄積形式と同じものを選択したとする。
【0042】
選択した蓄積形式: BD−RE,V2.1
選択した蓄積可能位置: /LOCAL−HDD/
引き続きステップS913では、送信装置110の連結部115が、ステップS912で選択した蓄積形式に基づき、MIMEのMultipart形式を用いて図7の連結化コンテンツ情報700を作成する。ステップS913で、送信装置110におけるコンテンツ転送準備が整ったことになる。
【0043】
ステップS914にて、コンテンツ転送制御部116は、ステップS912で選択した蓄積可能位置をRequest−URIとしたHTTP POST Requestを作成する。図10に一例を示した通り、HTTP POST Requestのヘッダは、Multipart形式ヘッダ701の情報をentity−headerの一つとして有している。また、HTTP POST Requestのmessage−bodyは、Multipart形式ヘッダ701以外の連結化コンテンツ情報を有している。次に、コンテンツ転送制御部116は、通信部113を介して、作成したHTTP POST Requestを受信装置130へ送信する。ここで、連結化コンテンツ情報内のコンテンツの部分は、悪意の第3者が不正な複製を行うことを避けるため、伝送時にはDTCP−IPのコンテンツ保護を施して伝送する。
【0044】
一方、受信装置130のコンテンツ転送制御部135は、ステップS931にて、送信装置110が送信したHTTP POST Requestを、通信部133を介して受信する。コンテンツ転送制御部135は、受信したHTTP POST Requestから蓄積可能位置を抽出し、連結化コンテンツ情報700を再構成する。それに加え、ステップS931では、コンテンツ転送制御部135は、再構成した連結化コンテンツ情報700を分解部136へ転送する。分解部136は、連結化コンテンツ情報700を、相対格納位置情報600と、管理情報(321、331、332)と、コンテンツ(341、342)に分解する。ここで、コンテンツ(341、342)はDTCP−IPのコンテンツ保護が施されている状態になっているため、ステップS931ではコンテンツ(341、342)のDTCP−IPの復号も実施する。
【0045】
ステップS932で、分解部136は、選択した蓄積可能位置(“/LOCAL−HDD/”)と相対格納位置情報600から、管理情報(321、331、332)とコンテンツ(341、342)を蓄積部132へ格納する位置を決定する。さらに、分解部136は、管理情報(321、331、332)とコンテンツ(341、342)を、蓄積部132内部の決定した格納位置に蓄積する。なお、分解部136は、格納位置は、以下のように決定する。
【0046】
管理情報321の格納位置:
/LOCAL−HDD/BDAV/PLAYLIST/00002.rpls
管理情報331の格納位置:
/LOCAL−HDD/BDAV/CLIPINF/02001.clip
管理情報331の格納位置:
/LOCAL−HDD/BDAV/CLIPINF/02002.clip
コンテンツ341の格納位置:
/LOCAL−HDD/BDAV/STREAM/02001.m2ts
コンテンツ342の格納位置:
/LOCAL−HDD/BDAV/STREAM/02002.m2ts
受信装置130の分解部136が、蓄積部132への格納完了した後に、ステップS933で、コンテンツ転送制御部135が、通信部133を介して、HTTP POST Responseを、送信装置110へ応答する。図11に一例を示した通り、HTTP POST Responseは、HTTP POST Requestで送信されたコンテンツを正常に蓄積できた場合、正常終了を表す200(OK)のStatus−Codeを持っている。一方、蓄積が失敗した場合には、異常終了を表すStatus−Codeを持ったHTTP POST Responseが応答されることになる。
【0047】
最後に、受信装置130から送信されたHTTP POST Responseを受信した送信装置110は、ステップS915にて、コンテンツのコピーまたは移動が正常に完了したかを判定し、正常に完了した場合には一連の手続きを終了する。一方、ステップS915にて、コンテンツのコピーまたは移動が異常終了したことを検出した場合には、ステップS913まで戻り、再度連結化コンテンツ情報700を受信装置130に転送する。
【0048】
以上により、送信装置110に蓄積している管理情報とコンテンツを受信装置130へコピーまたは移動することができる。
【0049】
本実施の形態で説明したコンテンツ伝送システム100では、ネットワーク経由でコンテンツをコピーまたは移動する際のフォーマットとして、蓄積形式のフォーマットを指定可能となる。更に、指定したコンテンツおよび蓄積形式の管理情報を一括で送信先に伝送することができる。これにより、指定した蓄積形式と同じ形式を利用して送信先でコンテンツを蓄積する場合にはフォーマットの再変換を不要とすることで、コピーまたは移動の処理を高速化することが可能となる。また、再変換の処理が不要となるため、装置の実装が容易になるメリットも有する。
【0050】
また、本実施の形態によれば、受信端末側でコンテンツを蓄積部に格納するために必要な情報を、送信端末側で必要となる順番に連結して送信することにより、受信端末側の一時記憶装置の容量を削減することが可能となる。
【0051】
更に、本実施の形態によれば、コンテンツ保護が必要となるコンテンツ本体のみにコンテンツ保護を施すことができる。これにより、悪意の第3者がコンテンツの不正な複製を行うことを避けつつ、送信端末および受信端末で不要な情報に対し、コンテンツ保護の処理を削減することが可能となる。
【0052】
<実施の形態1の変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態1に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されない。本発明は、以下のような場合も含んでいる。
【0053】
[実施の形態1の変形例1]
上記の実施の形態1では、受信装置130へコピーまたは移動するコンテンツの蓄積形式が、送信装置110の蓄積部112でコンテンツを格納している蓄積形式と同じの場合を記載した。しかし、コピーまたは移動するコンテンツの蓄積形式が、その他の蓄積形式であってもよい、その際には、送信装置110が、その他の蓄積形式に変換するものとする。
【0054】
[実施の形態1の変形例2]
上記の実施の形態1では、受信装置130が、蓄積可能位置の一覧を送信装置110に通知し、送信装置110が、一覧から一つの蓄積可能位置を選択指定してコンテンツをコピーまたは移動を行った。しかし、受信装置130が、蓄積可能位置の一覧を通知せず、コピーまたは移動するコンテンツを適当な位置に蓄積する方法に変更しても構わない。また、送信装置110が蓄積可能位置を指定しないことを許し、その場合には、受信装置130が蓄積可能位置の一覧から適当に一つの蓄積可能位置を選択し、コピーまたは移動するコンテンツをその位置に格納する方法に変更しても構わない。
【0055】
[実施の形態1の変形例3]
上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【0056】
(実施の形態2)
以下では、実施の形態1と同じ部分に関しては説明を省略し、差異がある部分のみを記載する。
【0057】
コンテンツ伝送システム100の全体構成は、図1に示しており、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
【0058】
ここで、実施の形態2と実施の形態1との差異は、ユーザの操作対象の装置と、コピーまたは移動する対象のコンテンツが蓄積されている装置が同じか異なるかの点である。実施の形態1の場合には、ユーザの操作対象の装置と、コピーまたは移動する対象のコンテンツが蓄積されている装置が同じであった。一方、実施の形態2では、ユーザの操作対象の装置と、コピーまたは移動するコンテンツが蓄積されている装置が異なっている。
【0059】
つまり、実施の形態2では、ユーザは受信装置130を操作しており、送信装置110に蓄積されたコンテンツを受信装置130にコピーまたは移動する。
【0060】
以降では、以上で説明した送信装置110と受信装置130の内部構成と、それらの装置間で実行される動作を詳細に説明する。
【0061】
<コンテンツ伝送装置(送信装置)110の内部構成>
本実施の形態の送信装置110は、図12に示す通り、蓄積形式管理部111、蓄積部112、通信部113、連結部115、コンテンツ転送制御部116、コンテンツ公開情報一覧作成部117、伝送形式変換部118および蓄積形式変換部119を備えている。
【0062】
[蓄積形式管理部111]
蓄積形式管理部111は、蓄積部112で使用可能な蓄積形式に加え、蓄積形式変換部119で変換可能なコンテンツの蓄積形式も管理する。
【0063】
[蓄積部112]
蓄積部112は、実施の形態1と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0064】
[通信部113]
通信部113は、実施の形態1と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0065】
[連結部115]
連結部115は、受信装置130の選択部138で選択した1つの蓄積形式に基づき、Multipart形式の連結化コンテンツ情報700を作成する。
【0066】
[コンテンツ転送制御部116]
コンテンツ転送制御部116は、受信装置130の選択部138で選択した形式に基づき、コンテンツを、通信部113を介して、受信装置130へ送信する際の転送制御を行う。ここで、受信装置130の選択部138が特定の蓄積形式を選択した場合には、対応した連結化コンテンツ情報700を送信する。一方、受信装置130の選択部138が伝送形式を選択した場合には、伝送形式のコンテンツを送信する。
【0067】
[コンテンツ公開情報一覧作成部117]
コンテンツ公開情報一覧作成部117は、受信装置130の選択部138からの要求に応じて、蓄積部112に格納されたコンテンツのそれぞれに対して、コンテンツ公開情報を作成する。コンテンツ公開情報は、コンテンツが対応する蓄積形式毎に、蓄積形式とコンテンツの入手先情報と、伝送形式のコンテンツの入手先情報を有している。更に、コンテンツ公開情報一覧作成部117は、作成したコンテンツ公開情報を含む、公開可能なコンテンツ公開情報の一覧を作成して、通信部113を介して、受信装置130に、コンテンツ公開情報の一覧を送信する。ここで、コンテンツを蓄積部112に格納する際に使用している蓄積形式の場合には、蓄積形式とコンテンツの入手先情報に加え、現在使用形式フラグもコンテンツ公開情報に含まれるものとする。
【0068】
[伝送形式変換部118]
伝送形式変換部118は、蓄積部112に格納されている蓄積形式のコンテンツを伝送形式のコンテンツに変換する。
【0069】
[蓄積形式変換部119]
蓄積形式変換部119は、蓄積部112に1つの蓄積形式で格納されているコンテンツを、受信装置130の選択部138が選択した蓄積形式以外の、他の蓄積形式に基づいたコンテンツと管理情報に変換する。
【0070】
<コンテンツ伝送装置(受信装置)130の内部構成>
本実施の形態の受信装置130は、図13に示す通り、蓄積形式管理部131、蓄積部132、通信部133、コンテンツ転送制御部135、分解部136、選択部138およびコンテンツ復号部139を備えている。
【0071】
[蓄積形式管理部131]
蓄積形式管理部131は、実施の形態1と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0072】
[蓄積部132]
蓄積部132は、実施の形態1と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0073】
[通信部133]
通信部133は、実施の形態1と同じ構成であるため、説明を省略する。
【0074】
[コンテンツ転送制御部135]
コンテンツ転送制御部135は、選択部138で選択した1つの蓄積形式または伝送形式に基づき、通信部133を介して送信装置110から、コンテンツを受信する際の転送制御を行う。コンテンツ転送制御部135は、選択部138が特定の蓄積形式を選択した場合には、対応した入手先情報を指定して、連結化コンテンツ情報700を受信する。一方、選択部138が伝送形式を選択した場合には、伝送形式の入手先情報を指定して、伝送形式のコンテンツを受信する。
【0075】
[分解部136]
分解部136は、コンテンツ転送制御部135で受信した連結化コンテンツ情報700を、コンテンツ(341、342)と管理情報(321、331、332)と相対格納位置情報600とに分解する。そして、分解部136は、相対格納位置情報600に基づいて、左記に分解したコンテンツ(341、342)と管理情報(321、331、332)を蓄積部132に格納する。
【0076】
[選択部138]
選択部138は、当該受信装置130から送信装置110へ、通信部133を介して、要求を送り、送信装置110から、コンテンツ公開情報の一覧を取得する。コンテンツ公開情報の一覧は、コンテンツ公開情報を含んでおり、公開可能である。また、コンテンツ公開情報は、蓄積部112に格納されたコンテンツのそれぞれに対して、コンテンツが対応する蓄積形式毎に、蓄積形式とコンテンツの入手先情報と、伝送形式のコンテンツの入手先情報を有している。そして、選択部138は、取得した一覧の中から1つのコンテンツと、1つの蓄積形式または伝送形式を選択する。ここで、コンテンツ公開情報内に現在使用形式フラグがONの蓄積形式と、蓄積部132で利用可能な蓄積形式が同じものが存在し、更に蓄積形式を選択する場合には、現在使用形式フラグがONの蓄積形式を選択するものとする。
【0077】
[コンテンツ復号部139]
コンテンツ復号部139は、伝送形式のコンテンツを、コンテンツ転送制御部135から受け取り、受け取ったコンテンツを復号化する。なお、コンテンツ復号部139が受け取るコンテンツは、符号化されている。また、受信装置130は、復号化されたコンテンツを、本実施の形態では明記していない内蔵モニターおよびスピーカへの出力を行う、またはHDMI等の外部出力を行うものとする。
【0078】
<動作>
本実施の形態のコンテンツ伝送システムが、受信装置130を操作するユーザの指示を受け、送信装置110に蓄積しているコンテンツを、受信装置130へコピーまたは移動する場合の動作を図14〜図23を用いて説明する。
【0079】
まず、受信装置130は、図14のステップS1430で、ユーザの操作を受け取り、選択部138が、通信部133を介して、コンテンツ公開情報の一覧を取得する要求を、送信装置110へ送信する。この取得要求は、送信装置110の蓄積部112に格納されており、他の機器に公開しているコンテンツの、コンテンツ公開情報の一覧の取得を要求するものである。
【0080】
送信装置110の通信部113は、ステップS1410にて、受信装置130が送信したコンテンツ公開情報一覧の取得要求を受信し、受信した取得要求に基づいて、コンテンツ公開情報一覧作成部117へ指示を通知する。そして、コンテンツ公開情報一覧作成部117は、送信装置110の蓄積部112に格納されており、他の機器に公開可能なコンテンツのそれぞれに対し、コンテンツ公開情報を作成する。コンテンツ公開情報は、コンテンツが対応可能な蓄積形式と、その蓄積形式に対応したコンテンツの入手先情報と、伝送形式のコンテンツの入手先情報を有している。コンテンツ公開情報一覧作成部117は、作成したコンテンツ公開情報を含む、コンテンツ公開情報の一覧を作成し、通信部113を介して、受信装置130に、その一覧を送信する。なお、コンテンツを蓄積部112に格納する際に使用している蓄積形式の場合には、蓄積形式とコンテンツの入手先情報に加え、現在使用形式フラグもコンテンツ公開情報に含まれている。コンテンツ公開情報の一覧は、以下に、具体例を記載する。
【0081】
<DIDL−Lite>
<item id=“ID001”>
<dc:title>ドラマ</dc:title>
<res protocolInfo=“http−get:*:multipart/mixed;DTCP1HOST=192.168.0.52;DTCP1PORT=50050:*”x−spec=“BD−RE” x−version=“2.1”x−currentUse=“YES”>
http://192.168.0.52:50001/LOCAL−HDD/contentID001−1
</res>
<res protocolInfo=“http−get:*:multipart/mixed;DTCP1HOST=192.168.0.52;DTCP1PORT=50050:*”x−spec=“DVD−VR” x−version=“1.1”>
http://192.168.0.52:50001/LOCAL−HDD/contentID001−2
</res>
<res protocolInfo=“http−get:*:application/x−dtcp1;CONTENTFORMAT=”video/mpeg“;multipart/mixed;DTCP1HOST=192.168.0.52;DTCP1PORT=50050:*”>
http://192.168.0.52:50001/LOCAL−HDD/contentID001−3
</res>
</item>
<item id=“ID002”>
<dc:title>ニュース</dc:title>
<res protocolInfo=“http−get:*:multipart/mixed;DTCP1HOST=192.168.0.52;DTCP1PORT=50050:*”x−spec=“BD−RE” x−version=“2.1”
x−currentUse=“YES”>
http://192.168.0.52:50001/LOCAL−HDD/contentID002
</res>
</item>
</DIDL−Lite>
上記の具体例では、送信装置110の蓄積部112に、ドラマ番組録画(id=“ID001”)とニュース番組録画(id=“ID002”)の2つのコンテンツが格納されており、それぞれがitem要素として表現されている。ここで、ドラマ番組録画のコンテンツは、3つのres要素を有しており、3つの形式で公開していることを示している。蓄積形式1は、フォーマット形式[res要素のx−spec属性で表現]:BD−RE、バージョン情報[res要素のx−version属性で表現]:2.1である。蓄積形式2は、フォーマット形式:DVD−VR、バージョン情報:1.1である。あと一つは、伝送形式である。また、それぞれの入手先情報がres要素の値としてHTTPのURL形式で公開されている。そして、蓄積形式1のres要素にはx−currentUse属性が追加されており、この値がYESの場合には、コンテンツを蓄積部112に格納する際にこの蓄積形式を使用していることを表している。
【0082】
受信装置130の選択部138は、ステップS1431にて、通信部133を介して、コンテンツ公開情報の一覧を受け取り、受け取ったコンテンツ公開情報の一覧から、これからコピーまたは移動する対象のコンテンツを選択する。ここではドラマ番組録画のコンテンツを選択したとする。
【0083】
次に、ステップS1432にて、受信装置130の選択部138は、ステップS1431で選択したコンテンツに対し、使用可能な形式の中から1つの形式を選択する。ここでは、蓄積形式1(BD−RE V2.1)、蓄積形式2(DVD−VR V1.1)または伝送形式が使用可能である。なお、コンテンツ公開情報内にx−currentUse=“YES”の蓄積形式が存在し、この蓄積形式が蓄積部132で利用可能な場合がある。この時、選択部138は、蓄積形式を選択する場合には、x−currentUse=“YES”の蓄積形式を選択するものとする。ステップS1432で、受信装置130におけるコンテンツ取得要求の準備が整ったことになる。
【0084】
ステップS1433にて、コンテンツ転送制御部135は、ステップS1432で選択した形式に対応する入手先情報のPath部(/LOCAL−HDD/contentID001−1)を、Request−URIとしたHTTP GET Requestを作成する。図18に一例を示した通り、HTTP GET Requestは、Network部(192.168.0.52:50001)を、HOSTヘッダの値とする。そして、コンテンツ転送制御部135は、通信部133を介して、作成したHTTP GET Requestを送信装置110へ送信する。
【0085】
一方、送信装置110のコンテンツ転送制御部116は、ステップS1411にて、受信装置130から送信されたHTTP GET Requestを、通信部133を介して、受信する。コンテンツ転送制御部116は、受信したHTTP GET Requestに基づいて、選択されたコンテンツとその形式を判断する。
【0086】
ここで、受信装置130が選択した形式によって以降の動作が異なるため、ステップS1434、ステップS1412にて個々の場合の動作に分岐する。以下では個々の場合の動作を個別に説明する。なお、説明を簡潔にするため、他の場合で既に説明済である動作は説明を省略する。
【0087】
[受信装置が蓄積形式1(BD−RE V2.1)を選択した場合の動作]
受信装置130が蓄積形式1を選択した場合の動作を、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0088】
ステップS1510にて、送信装置110の連結部115が、蓄積形式1(BD−RE V2.1)に基づき、MIMEのMultipart形式を用いて図7の連結化コンテンツ情報700を作成する。ステップS1510で、送信装置110におけるコンテンツ転送準備が整ったことになる。
【0089】
ステップS1511にて、コンテンツ転送制御部116は、通信部113を介して、HTTP GET Responseを受信装置130へ送信する。図19に一例を示した通り、HTTP GET Responseは、正常終了を表す200(OK)のStatus−Codeを設定する。また、HTTP GET Responseのヘッダは、Multipart形式ヘッダ701の情報をentity−headerの一つとして有している。また、HTTP POST Responseのmessage−bodyは、Multipart形式ヘッダ701以外の連結化コンテンツ情報を有している。ここで、連結化コンテンツ情報内のコンテンツの部分は、悪意の第3者が不正な複製を行うことを避けるため、伝送時にはDTCP−IPのコンテンツ保護を施して伝送する。なお、正常にHTTP GET Responseを作成できる場合を記載したが、HTTP GET Responseの作成が失敗した場合、異常終了を表すStatus−Codeを持ったHTTP GET Responseが応答される。
【0090】
一方、受信装置130のコンテンツ転送制御部135は、ステップS1530で、送信装置110が応答したHTTP GET Responseが正常か異常かを判断し、正常の場合には継続のステップS1531に処理を進める。一方、異常の場合にはStatus−Codeの内容を加味して、ステップS1433まで戻り、再度コンテンツの取得要求を出す。
【0091】
以下、受信装置130のコンテンツ転送制御部135が正常なHTTP GET Responseを受信した場合について、動作の説明を続ける。この場合、受信装置130のコンテンツ転送制御部135では、ステップS1531にて、送信装置110から送信されたHTTP GET Responseを、通信部133を介して受信する。次に、コンテンツ転送制御部135は、受信したHTTP GET Responseから連結化コンテンツ情報700を再構成する。更に、コンテンツ転送制御部135は、ステップS1531で、再構成した連結化コンテンツ情報700を分解部136へ転送する。分解部136は、連結化コンテンツ情報700を、相対格納位置情報600と、管理情報(321、331、332)と、コンテンツ(341、342)に分解する。ここで、コンテンツ(341、342)はDTCP−IPのコンテンツ保護が施されている状態になっているため、ステップS1531ではコンテンツ(341、342)のDTCP−IPの復号も実施する。
【0092】
ステップS1532で、分解部136は、ユーザが受信装置130を操作して選択した蓄積位置と相対格納位置情報600から、管理情報(321、331、332)とコンテンツ(341、342)を蓄積部132へ格納する位置を決定する。さらに、分解部136は、管理情報(321、331、332)とコンテンツ(341、342)を、蓄積部132内部の決定した格納位置に蓄積する。なお、ユーザが受信装置130を操作して選択した蓄積位置が“/HDD/video/”である場合、分解部136は、格納位置を以下のように決定する。
【0093】
管理情報321の格納位置:
/HDD/video/BDAV/PLAYLIST/00002.rpls
管理情報331の格納位置:
/HDD/video/BDAV/CLIPINF/02001.clip
管理情報331の格納位置:
/HDD/video/BDAV/CLIPINF/02002.clip
コンテンツ341の格納位置:
/HDD/video/BDAV/STREAM/02001.m2ts
コンテンツ342の格納位置:
/HDD/video/BDAV/STREAM/02002.m2ts
以上により、送信装置110に蓄積している蓄積形式1(BD−RE V2.1)の管理情報とコンテンツを受信装置130へコピーまたは移動することができる。
【0094】
[受信装置が蓄積形式2(DVD−VR V1.1)を選択した場合の動作]
送信装置110の蓄積部112に格納されているコンテンツの蓄積形式は、コンテンツ公開情報の現在使用形式フラグ(x−currentUse=“YES”)が示す通り、蓄積形式1(BD−RE V2.1)である。そのため、蓄積形式2(DVD−VR V1.1)を選択した場合には、連結化コンテンツ情報を作成する事前に、コンテンツの形式を図3の蓄積形式1から図20の蓄積形式2へ変換する必要がある。
【0095】
受信装置130が蓄積形式2を選択した場合の動作を、図15、図16のフローチャートを用いて説明する。
【0096】
送信装置110の蓄積形式変換部119は、ステップS1610にて、蓄積形式1のコンテンツ(341、342)を蓄積形式2のコンテンツ2030に変換する。更に、蓄積形式変換部119は、蓄積形式2の管理情報(321、331、332)を蓄積形式2の管理情報2020に変換する。
【0097】
そして、前述した図15のステップS1510に遷移し、送信装置110は、蓄積形式2の連結化コンテンツ情報の作成を開始する。ステップS1510で、送信装置110の連結部115が、蓄積形式2(DVD−VR V1.1)に基づき、MIMEのMultipart形式を用いて図21の連結化コンテンツ情報2100を作成する。
【0098】
ステップS1511で、コンテンツ転送制御部116は、連結化コンテンツ情報2100を図22に示すHTTP GET Responseとして、コンテンツ伝送装置(受信装置)130へ転送する。
【0099】
一方、受信装置130のコンテンツ転送制御部135は、ステップS1530で、蓄積形式1(BD−RE V2.1)を選択した場合で説明した正常・異常判定を実施する。
【0100】
以下、受信装置130のコンテンツ転送制御部135が正常なHTTP GET Responseを受信した場合について、動作の説明を続ける。この場合、受信装置130のコンテンツ転送制御部135では、ステップS1531にて、送信装置110から送信されたHTTP GET Responseを、通信部133を介して受信する。次に、コンテンツ転送制御部135は、受信したHTTP GET Responseから連結化コンテンツ情報2100を再構成する。更に、コンテンツ転送制御部135は、ステップS1531で、再構成した連結化コンテンツ情報2200を分解部136へ転送する。分解部136は、連結化コンテンツ情報2100を、相対格納位置情報2110と、管理情報2020と、コンテンツ2030に分解する。ここで、コンテンツ2030はDTCP−IPのコンテンツ保護が施されている状態になっているため、ステップS1531ではコンテンツ2030のDTCP−IPの復号も実施する。
【0101】
ステップS1532で、分解部136は、ユーザが受信装置130を操作して選択した蓄積位置と相対格納位置情報2110から、管理情報2020とコンテンツ2030を蓄積部132へ格納する位置を決定する。さらに、分解部136は、管理情報2020とコンテンツ2030を、蓄積部132内部の決定した格納位置に蓄積する。なお、ユーザが受信装置130を操作して選択した蓄積位置が“/HDD/video/”である場合、分解部136は、格納位置を以下のように決定する。
【0102】
管理情報2020の格納位置:
/HDD/video/DVD_RTAV/VR_MANGR.IFO
コンテンツ2030の格納位置:
/HDD/video/DVD_RTAV/VR_MOVIE.VRO
以上により、送信装置110に蓄積している蓄積形式1(BD−RE V2.1)の管理情報とコンテンツを、蓄積形式2(DVD−VR V1.1)の管理情報とコンテンツに変換した上で、受信装置130へコピーまたは移動することができる。
【0103】
[受信装置が伝送形式を選択した場合の動作]
受信装置130が伝送形式を選択した場合、送信装置110は、転送する前に、コンテンツの形式を、選択されたコンテンツが蓄積部112で格納されている際に使用している蓄積形式1から伝送形式へ変換する必要がある。
【0104】
受信装置130が伝送形式を選択した場合の動作を、図17のフローチャートを用いて説明する。
【0105】
送信装置110の伝送形式変換部118は、ステップS1710にて、選択されたコンテンツが蓄積部112で格納されている際に使用している蓄積形式1(BD−RE V2.1)から、伝送形式のコンテンツに変換する。ステップS1710で、送信装置110におけるコンテンツ転送準備が整ったことになる。
【0106】
ステップS1711にて、コンテンツ転送制御部116は、通信部113を介して、HTTP GET Responseを受信装置130へ送信する。図23に一例を示した通り、HTTP GET Responseは、正常終了を表す200(OK)のStatus−Codeを設定する。また、HTTP GET Responseのmessage−bodyは、伝送形式のコンテンツ2310である。ここで、伝送形式のコンテンツ2310は、悪意の第3者が不正な複製を行うことを避けるため、伝送時にはDTCP−IPのコンテンツ保護を施して伝送する。なお、正常にHTTP GET Responseを作成できる場合を記載したが、HTTP GET Responseの作成が失敗した場合には、異常終了を表すStatus−Codeを持ったHTTP GET Responseが応答される。
【0107】
一方、受信装置130のコンテンツ転送制御部135は、ステップS1730で、送信装置110が応答したHTTP GET Responseが正常か異常かを判断し、正常の場合には継続のステップS1731に処理を進める。一方、異常の場合にはStatus−Codeの内容を加味して、ステップS1433まで戻り、再度コンテンツの取得要求を出す。
【0108】
以下、受信装置130のコンテンツ転送制御部135が正常なHTTP GET Responseを受信した場合について、動作の説明を続ける。この場合、受信装置130のコンテンツ転送制御部135では、ステップS1731にて、送信装置110から送信されたHTTP GET Responseを、通信部133を介して受信する。次に、コンテンツ転送制御部135は、受信したHTTP GET Responseから伝送形式のコンテンツ2310を取り出す。ここで、伝送形式のコンテンツはDTCP−IPのコンテンツ保護が施されている状態になっているため、ステップS1731ではコンテンツのDTCP−IPの復号も実施する。
【0109】
ステップS1732で、コンテンツ転送制御部135は、ステップ1731で復元した伝送形式のコンテンツ2310を再生するため、コンテンツ復号化部139へ転送する。
【0110】
以上により、送信装置110に蓄積している蓄積形式1(BD−RE V2.1)のコンテンツを伝送形式のコンテンツに変換した上で、受信装置130へ転送し、コンテンツを再生することができる。
【0111】
本実施の形態で説明したコンテンツ伝送システム100では、ネットワーク経由でコンテンツをコピーまたは移動する際のフォーマットとして、蓄積形式のフォーマットを指定可能となる。更に、指定したコンテンツおよび蓄積形式の管理情報を一括で送信先に伝送することができる。これにより、指定した蓄積形式と同じ形式を利用して送信先でコンテンツを蓄積する場合にはフォーマットの再変換を不要とすることで、コピーまたは移動の処理を高速化することが可能となる。また、再変換の処理が不要となるため、装置の実装が容易になるメリットも有する。
【0112】
また、本実施の形態によれば、送信端末側でコンテンツを蓄積メディアに格納する際に使用していない蓄積形式でも、コンテンツを送信端末内部でその他の蓄積形式を変換して受信端末に提供することができる。これにより、処理能力が低い受信端末がコンテンツを蓄積メディアに格納する際の処理を低減することが可能となる。
【0113】
また、本実施の形態によれば、受信端末側でコンテンツを蓄積部に格納するために必要な情報を、送信端末側で必要となる順番に連結して送信することにより、受信端末側の一時記憶装置の容量を削減することが可能となる。
【0114】
更に、本実施の形態によれば、コンテンツ保護が必要となるコンテンツ本体のみにコンテンツ保護を施すことができる。これにより、悪意の第3者がコンテンツの不正な複製を行うことを避けつつ、送信端末および受信端末で不要な情報に対し、コンテンツ保護の処理を削減することが可能となる。
【0115】
<実施の形態2の変形例>
なお、本発明を上記の実施の形態2に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されない。本発明は、以下のような場合も含んでいる。
【0116】
[実施の形態2の変形例1]
上記の実施の形態2では、コンテンツ公開情報の一覧を、DIDL−Lite形式で記載したが、その他の形式に変更しても構わない。なお、DIDL−Lite形式は、UPnP(Universal Plug And Play)AVの、CDS(Content Directory Service)で定義されている。
【0117】
[実施の形態2の変形例2]
上記の実施の形態2では、受信装置に新たにコンテンツを蓄積する場合を記載したが、既にDVD−VR形式のコンテンツおよび管理情報が存在する場合がある。この場合は、既存のコンテンツに受信したコンテンツをマージすると共に、既存の管理情報に受信した管理情報をマージする処理を追加しても構わない。
【0118】
[実施の形態2の変形例3]
上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【0119】
(その他の変形例)
なお、本発明を上記の実施の形態1、2に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されない。本発明は、以下のようなその他の変形例も含んでいる。
【0120】
[その他の変形例1]
上記の実施の形態では説明を容易にするため、実施の形態1の構成と実施の形態2の構成を別けた。しかし、一つの送信装置が、実施の形態1と実施の形態2の送信装置両方の特徴を有する構成であってもよい。また、一つの受信装置が、実施の形態1と実施の形態2の受信装置両方の特徴を有する構成であってもよい。
【0121】
[その他の変形例2]
上記の実施の形態では説明を容易にするため、送信装置と受信装置を個別の装置としたが、一つの装置が、送信装置と受信装置の両方の特徴を有する構成であってもよい。
【0122】
[その他の変形例3]
上記の実施の形態では、蓄積形式として、BD−RE、DVD−Video、DVD−VR、SD−Video、SD−Audioを挙げた。しかし、蓄積形式は、例えば、Memory Stick Secure Video File Format、Hi−MD Video File Format等、他の形式でもよい。また、蓄積形式は、例えば、iVDR TV Recording Specification、HD DVD−Video、HD DVD−VR等でもよい。
【0123】
[その他の変形例4]
上記の実施の形態では、相対格納位置情報600はテキスト形式とした。しかし、同様の情報は、バイナリ形式、XML(eXtended Markup Language)形式、HTML(HyperText Markup Language)形式で記載する方法に変更しても構わない。
【0124】
[その他の変形例5]
上記の実施の形態では、コンテンツがコンテンツ保護を必要とし、伝送路上をDTCP−IPで保護する場合を記載した。しかし、コンテンツがプライベートコンテンツで、コンテンツ保護が不要な場合には、コンテンツを平文の状態で伝送する形態に変更しても構わない。
【0125】
[その他の変形例6]
上記の実施の形態では、装置の発明の形態で説明を行ったが、上記に示す方法の発明、または、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであっても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0126】
本発明にかかるコンテンツ伝送装置、コンテンツ伝送システムおよびコンテンツ伝送方法は、指定した蓄積形式のコンテンツおよび蓄積形式に対応した管理情報を、送信元が送信先に伝送することにより、フォーマットの再変換処理を削減する機能を有し、デジタルレコーダなどのAV機器として有用である。また、ネットワークHDD装置、モバイルプレーヤー、パーソナルコンピュータ等の機器や、それらの機器群で構成されるネットワークシステムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0127】
【図1】本発明の実施の形態1、2におけるコンテンツ伝送システムの全体構成図
【図2】伝送形式のコンテンツのフォーマットの一例を示す図
【図3】蓄積形式(BD−RE V2.1)コンテンツのディレクトリ構成の一例を示す図
【図4】蓄積形式(BD−RE V2.1)のコンテンツのフォーマットの一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)の構成の一例を示すブロック図
【図6】蓄積形式(BD−RE V2.1)の相対格納位置情報の構成の一例を示す図
【図7】蓄積形式(BD−RE V2.1)の連結化コンテンツ情報の構成の一例を示す図
【図8】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ伝送装置(受信装置)の一例を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態1におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)とコンテンツ伝送装置(受信装置)の動作のフローを示した図
【図10】本発明の実施の形態1におけるHTTP POST Requestの一例を示す構成図
【図11】本発明の実施の形態1におけるHTTP POST Responseの一例を示す構成図
【図12】本発明の実施の形態2におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)の構成の一例を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態2におけるコンテンツ伝送装置(受信装置)の構成の一例を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態2におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)とコンテンツ伝送装置(受信装置)の動作のフロー(前半部)を示した図
【図15】本発明の実施の形態2におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)とコンテンツ伝送装置(受信装置)の動作のフロー(後半部:蓄積形式1を選択した場合)を示した図
【図16】本発明の実施の形態2におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)とコンテンツ伝送装置(受信装置)の動作のフロー(後半部:蓄積形式2を選択した場合)を示した図
【図17】本発明の実施の形態2におけるコンテンツ伝送装置(送信装置)とコンテンツ伝送装置(受信装置)の動作のフロー(後半部:伝送形式を選択した場合)を示した図
【図18】本発明の実施の形態2におけるHTTP GET Requestの構成の一例を示す図
【図19】本発明の実施の形態2におけるHTTP GET Response(蓄積形式1を選択した場合)構成の一例を示す図
【図20】蓄積形式2(DVD−VR V1.1)コンテンツのディレクトリ構成の一例を示す図
【図21】蓄積形式2(DVD−VR V1.1)の連結化コンテンツ情報の構成の一例を示す図
【図22】本発明の実施の形態2におけるHTTP GET Response(蓄積形式2を選択した場合)の構成の一例を示す図
【図23】本発明の実施の形態2におけるHTTP GET Response(伝送形式を選択した場合)の構成の一例を示す図
【符号の説明】
【0128】
100 コンテンツ伝送システム
110 コンテンツ伝送装置(送信装置)
111 コンテンツ伝送装置(送信装置)の蓄積形式管理部
112 コンテンツ伝送装置(送信装置)の蓄積部
113 コンテンツ伝送装置(送信装置)の通信部
114 コンテンツ伝送装置(送信装置)の選択部
115 コンテンツ伝送装置(送信装置)の連結部
116 コンテンツ伝送装置(送信装置)のコンテンツ転送制御部
117 コンテンツ伝送装置(送信装置)のコンテンツ公開情報一覧作成部
118 コンテンツ伝送装置(送信装置)の伝送形式変換部
119 コンテンツ伝送装置(送信装置)の蓄積形式変換部
130 コンテンツ伝送装置(受信装置)
131 コンテンツ伝送装置(受信装置)の蓄積形式管理部
132 コンテンツ伝送装置(受信装置)の蓄積部
133 コンテンツ伝送装置(受信装置)の通信部
134 コンテンツ伝送装置(受信装置)の蓄積形式一覧作成部
135 コンテンツ伝送装置(受信装置)のコンテンツ転送制御部
136 コンテンツ伝送装置(受信装置)の分解部
137 コンテンツ伝送装置(受信装置)の蓄積可能位置一覧作成部
138 コンテンツ伝送装置(受信装置)の選択部
139 コンテンツ伝送装置(受信装置)のコンテンツ復号化部
150 HUB
160 コンテンツ
200 伝送形式コンテンツ
210,220,240,250 伝送形式コンテンツの映像データを収容した映像パケット
211 伝送形式コンテンツのタイムスタンプ(32bit)
212 映像データ
230 伝送形式コンテンツの不連続点通知情報を収容した映像パケット
260 不連続点
300 蓄積形式のディレクトリ構成
310 蓄積形式の最上位フォルダ(BDAV)
320 蓄積形式の管理情報1用フォルダ(PLAYLIST)
330 蓄積形式の管理情報2用フォルダ(CLIPINF)
340 蓄積形式のコンテンツ用フォルダ(STREAM)
321 蓄積形式の管理情報1
331,332 蓄積形式の管理情報2
341,342 蓄積形式のコンテンツ
401,402 管理情報2内の不連続情報
410,420,430,440 蓄積形式コンテンツの映像データを収容した映像パケット
411 蓄積形式コンテンツのタイムスタンプ(30bit)
600 相対格納位置情報
700 連結化コンテンツ情報
701 Multipart形式ヘッダ
1000 HTTP POST Request
1100 HTTP POST Response
1800 HTTP GET Request
1900 HTTP GET Response(蓄積形式1を選択した場合)
2000 蓄積形式2のディレクトリ構成
2010 蓄積形式2の最上位フォルダ(DVD_RTAV)
2020 蓄積形式2の管理情報(VR_MANGR.IFO)
2030 蓄積形式2のコンテンツ(VR_MOVIE.VRO)
2100 蓄積形式2の連結化コンテンツ情報
2110 蓄積形式2の相対格納位置情報
2200 HTTP GET Response(蓄積形式2を選択した場合)
2300 HTTP GET Response(伝送形式を選択した場合)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信装置とネットワークで相互に接続され、受信装置にコンテンツを伝送する送信装置としてのコンテンツ伝送装置であって、
コンテンツの蓄積形式を管理する蓄積形式管理部と、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積部と、
前記受信装置との通信を処理する通信部と、
当該送信装置より前記受信装置へ前記通信部を介して要求を送り、前記受信装置で蓄積可能な1つ以上のコンテンツの蓄積形式を、前記通信部を介して受信し、その中から1つの蓄積形式を選択する選択部と、
前記選択部で選択した前記蓄積形式に基づき、前記蓄積部に格納された前記コンテンツと前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を作成する連結部と、
前記連結化コンテンツ情報を、前記通信部を介して前記受信装置へ送信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御部とを備えることを特徴とするコンテンツ伝送装置。
【請求項2】
送信装置とネットワークで相互に接続され、送信装置からコンテンツを受信する受信装置としてのコンテンツ伝送装置であって、
コンテンツを蓄積可能な1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理部と、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積部と、
前記送信装置との通信を処理する通信部と、
前記通信部を介して受信した前記送信装置からの要求に応じて、前記蓄積形式管理部に格納された前記蓄積形式の一覧を作成し、前記通信部を介して蓄積形式一覧を前記送信装置に送信する蓄積形式一覧作成部と、
前記送信装置が選択した1つの蓄積形式に基づき、前記コンテンツと、前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を、前記通信部を介して前記送信装置から受信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御部と、
前記コンテンツ転送制御部で受信した前記連結化コンテンツ情報を、前記コンテンツと前記管理情報と前記相対格納位置情報とに分解し、前記相対格納位置情報に基づいて、前記コンテンツと前記管理情報を前記蓄積部に格納する分解部とを備えることを特徴とするコンテンツ伝送装置。
【請求項3】
送信装置として請求項1記載の第1のコンテンツ伝送装置と、受信装置として請求項2記載の第2のコンテンツ伝送装置がネットワークで相互に接続されたことを特徴とするコンテンツ伝送システム。
【請求項4】
さらに、
前記選択部は、当該送信装置より前記受信装置へ前記通信部を介して要求を送り、前記受信装置の前記蓄積部内で蓄積可能な1つ以上の蓄積可能位置の一覧を、前記通信部を介して受信し、その中から1つの蓄積可能位置も選択し、
前記コンテンツ転送制御部は、前記選択部で選択した前記蓄積可能位置を指定して、前記連結化コンテンツ情報を、前記通信部を介して前記受信装置へ送信する際の転送制御も行う
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項5】
さらに、
前記通信部を介して受信した前記送信装置からの要求に応じて、前記蓄積部内で蓄積可能な1つ以上の蓄積可能位置の一覧を作成し、前記通信部を介して蓄積可能位置一覧を前記送信装置に送信する蓄積可能位置一覧作成部を追加すると共に、
前記分解部は、前記送信装置から指定された前記蓄積可能位置を前記コンテンツ転送制御部より受取り、前記相対格納位置情報に記された前記相対的な格納位置を、前記蓄積可能位置を基準点として絶対的な格納位置に変換した上で、前記コンテンツと前記管理情報を前記蓄積部に格納することに変更した
ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項6】
送信装置として請求項4記載の第3のコンテンツ伝送装置と、受信装置として請求項5記載の第4のコンテンツ伝送装置がネットワークで相互に接続されたことを特徴とするコンテンツ伝送システム。
【請求項7】
受信装置とネットワークで相互に接続され、受信装置にコンテンツを伝送する送信装置としてのコンテンツ伝送装置であって、
コンテンツの1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理部と、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積部と、
前記受信装置との通信を処理する通信部と、
前記受信装置からの要求に応じて、前記蓄積部に格納された前記コンテンツのそれぞれに対して、前記コンテンツが対応する蓄積形式毎に、前記蓄積形式と前記コンテンツの入手先情報とを有したコンテンツ公開情報を作成し、公開可能なコンテンツ公開情報の一覧を作成して、前記通信部を介して前記受信装置に前記コンテンツ公開情報の一覧を送信するコンテンツ公開情報一覧作成部と、
前記受信装置が選択した1つの前記蓄積形式に基づき、前記蓄積部に格納された前記コンテンツと前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を作成する連結部と、
前記連結化コンテンツ情報を、前記通信部を介して前記受信装置へ送信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御部とを備えることを特徴とするコンテンツ伝送装置。
【請求項8】
送信装置とネットワークで相互に接続され、送信装置からコンテンツを受信する受信装置としてのコンテンツ伝送装置であって、
コンテンツを蓄積可能な1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理部と、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積部と、
前記送信装置との通信を処理する通信部と、
当該受信装置より前記送信装置へ前記通信部を介して要求を送り、前記送信装置より、
前記蓄積部に格納された前記コンテンツのそれぞれに対して、前記コンテンツが対応する蓄積形式毎に、前記蓄積形式と前記コンテンツの入手先情報とを有したコンテンツ公開情報の一覧を取得すると共に、当該一覧の中より1つのコンテンツと1つの蓄積形式を選択する選択部と、
前記選択部で選択した1つの蓄積形式に基づき、前記コンテンツと、前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報の取得を要求し、前記通信部を介して前記送信装置から前記連結化コンテンツを受信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御部と、
前記コンテンツ転送制御部で受信した前記連結化コンテンツ情報を、前記コンテンツと前記管理情報と前記相対格納位置情報とに分解し、前記相対格納位置情報に基づいて、前記コンテンツと前記管理情報を前記蓄積部に格納する分解部とを備えることを特徴とするコンテンツ伝送装置。
【請求項9】
送信装置として請求項7記載の第5のコンテンツ伝送装置と、受信装置として請求項8記載の第6のコンテンツ伝送装置がネットワークで相互に接続されたことを特徴とするコンテンツ伝送システム。
【請求項10】
さらに、
前記蓄積形式のコンテンツを伝送に適した伝送形式のコンテンツに変換する伝送形式変換部を追加すると共に、
前記コンテンツ公開情報一覧作成部は、前記コンテンツ公開情報に前記伝送形式のコンテンツの入手先情報を追加し、
前記コンテンツ転送制御部は、前記受信装置が前記伝送形式のコンテンツを選択した場合には、前記伝送形式のコンテンツを、前記通信部を介して前記受信装置へ送信する際の転送制御も行う
ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項11】
さらに、
前記蓄積形式のコンテンツを伝送に適した伝送形式に変換したコンテンツを前記コンテンツ転送制御部より受取り、符号化されたコンテンツを復号化するコンテンツ復号化部を追加すると共に、
前記選択部は、前記送信装置より、前記伝送形式のコンテンツの入手先情報を含んだコンテンツ公開情報の一覧を取得して、当該一覧の中より前記伝送形式の1つのコンテンツも選択可能とし
前記コンテンツ転送制御部は、前記選択部が前記伝送形式のコンテンツを選択した場合には、前記伝送形式のコンテンツの取得を要求し、前記通信部を介して前記送信装置から前記伝送形式のコンテンツを受信する際の転送制御も行う
ことを特徴とする請求項8記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項12】
送信装置として請求項10記載の第7のコンテンツ伝送装置と、受信装置として請求項11記載の第8のコンテンツ伝送装置がネットワークで相互に接続された
ことを特徴とするコンテンツ伝送システム。
【請求項13】
さらに、
1つの前記蓄積形式で前記蓄積部に格納されているコンテンツを、前記受信装置が選択したそれ以外の蓄積形式に基づいたコンテンツと管理情報に変換する蓄積形式変換部を追加すると共に、
前記蓄積形式管理部は、前記蓄積部で使用可能な前記蓄積形式のみならず、前記蓄積形式変換部で変換可能な前記蓄積形式も管理する
ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項14】
さらに、
前記コンテンツ公開情報一覧作成部は、前記コンテンツ公開情報に、前記コンテンツを前記蓄積部に格納する際に使用している蓄積形式であるかを表す現在使用形式フラグを追加する
ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項15】
さらに、
前記選択部は、前記コンテンツ公開情報に存在する前記送信装置の蓄積部で前記コンテンツを格納する際に使用している蓄積形式であるかを表す現在使用形式フラグも確認し、蓄積形式を選択する場合には、現在使用形式フラグがONである蓄積形式を優先的に選択する
ことを特徴とする請求項8記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項16】
前記蓄積形式が、BD−REやDVD−Video、DVD−VR、SD−Video、SD−Audioと言った蓄積メディアのフォーマット形式と、そのバージョン情報で構成されることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項7および請求項8記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項17】
前記コンテンツ転送制御部が使用するネットワークのプロトコルがHTTP(Hypertext Transfer Protocol)であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項7および請求項8記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項18】
前記連結部が使用する連結方法がMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)で定義されているMultipart形式であることを特徴とする請求項1または請求項7のコンテンツ伝送装置。
【請求項19】
前記分解部が使用する分解方法がMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)で定義されているMultipart形式であることを特徴とする請求項2または請求項8のコンテンツ伝送装置。
【請求項20】
前記連結化コンテンツ情報において、格納順番が、最初が前記相対格納位置情報で、次が前記管理情報であり、最後が前記コンテンツであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項7および請求項8記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項21】
前記連結化コンテンツ情報において、前記コンテンツの部分のみにコンテンツ保護を施すことを追加したことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項7および請求項8記載のコンテンツ伝送装置。
【請求項22】
前記コンテンツ保護の方式がDTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)であることを特徴とする請求項21のコンテンツ伝送装置。
【請求項23】
受信装置とネットワークで相互に接続され、受信装置にコンテンツを伝送する送信装置で用いられるコンテンツ伝送方法であって、
コンテンツの蓄積形式を管理する蓄積形式管理ステップと、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積ステップと
前記受信装置との通信を処理する通信ステップと、
当該送信装置より前記受信装置へ前記通信ステップで要求を送り、前記受信装置で蓄積可能な1つ以上のコンテンツの蓄積形式を、前記通信ステップで受信し、その中から1つの蓄積形式を選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択した前記蓄積形式に基づき、前記蓄積ステップで格納した前記コンテンツと前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を作成する連結ステップと
前記連結化コンテンツ情報を、前記通信ステップで前記受信装置へ送信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御ステップとを備えることを特徴とするコンテンツ伝送方法。
【請求項24】
送信装置とネットワークで相互に接続され、送信装置からコンテンツを受信する受信装置で用いられるコンテンツ伝送方法であって、
コンテンツを蓄積可能な1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理ステップと、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積ステップと、
前記送信装置との通信を処理する通信ステップと、
前記通信ステップで受信した前記送信装置からの要求に応じて、前記蓄積形式管理ステップで格納した前記蓄積形式の一覧を作成し、前記通信ステップで蓄積形式一覧を前記送信装置に送信する蓄積形式一覧作成ステップと、
前記受信装置が選択した1つの蓄積形式に基づき、前記コンテンツと、前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を、前記通信ステップで前記送信装置から受信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御ステップと、
前記コンテンツ転送制御ステップで受信した前記連結化コンテンツ情報を、前記コンテンツと前記管理情報と前記相対格納位置情報とに分解し、前記相対格納位置情報に基づいて、前記コンテンツと前記管理情報を前記蓄積ステップで格納する分解ステップとを備えることを特徴とするコンテンツ伝送方法。
【請求項25】
受信装置とネットワークで相互に接続され、受信装置にコンテンツを伝送する送信装置で用いられるコンテンツ伝送方法であって、
コンテンツの1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理ステップと、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積ステップと
前記受信装置との通信を処理する通信ステップと、
前記受信装置からの要求に応じて、前記蓄積ステップで格納した前記コンテンツ毎に、前記コンテンツの入手先情報と、前記コンテンツの1つ以上の蓄積形式とを有したコンテンツ公開情報を作成すると共に、公開可能なコンテンツ公開情報の一覧を作成するコンテンツ公開情報一覧作成ステップと、
前記受信装置が選択した1つの前記蓄積形式に基づき、前記蓄積ステップで格納した前記コンテンツと前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報を作成する連結ステップと
前記連結化コンテンツ情報を、前記通信ステップで前記受信装置へ送信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御ステップとを備えることを特徴とするコンテンツ伝送方法。
【請求項26】
送信装置とネットワークで相互に接続され、送信装置からコンテンツを受信する受信装置で用いられるコンテンツ伝送方法であって、
コンテンツを蓄積可能な1つ以上の蓄積形式を管理する蓄積形式管理ステップと、
前記コンテンツと前記蓄積形式の管理情報を蓄積する蓄積ステップと、
前記送信装置との通信を処理する通信ステップと、
当該受信装置より前記送信装置へ前記通信ステップで要求を送り、前記送信装置より、前記コンテンツの入手先情報と、前記コンテンツの1つ以上の蓄積形式とを有したコンテンツ公開情報の一覧を取得すると共に、当該一覧の中より1つのコンテンツと1つの蓄積形式を選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択した1つの蓄積形式に基づき、前記コンテンツと、前記管理情報と、前記コンテンツと前記管理情報の相対的な格納位置を記した相対格納位置情報とを連結した連結化コンテンツ情報の取得を要求し、前記通信ステップで前記送信装置から前記連結化コンテンツを受信する際の転送制御を行うコンテンツ転送制御ステップと、
前記コンテンツ転送制御ステップで受信した前記連結化コンテンツ情報を、前記コンテンツと前記管理情報と前記相対格納位置情報とに分解し、前記相対格納位置情報に基づいて、前記コンテンツと前記管理情報を前記蓄積ステップで格納する分解ステップとを備えることを特徴とするコンテンツ伝送方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2010−212830(P2010−212830A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−54527(P2009−54527)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MEMORY STICK
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】