説明

コンベヤ設備

【課題】直線状経路部とカーブ状経路部とに亘って共通の無端平ベルトを配設する形式でありながら、カーブ状経路部のローラ群に対向してのみ伝動回転体を設けて、ローラ群への駆動力伝達を常に円滑に行えるコンベヤ設備を提供する。
【解決手段】コンベヤフレームにローラ26X,26Y群等を遊転自在に配設することで、直線状経路部3X,3Yとカーブ状経路部4X,4Yを有する搬送経路2を形成したコンベヤ設備1である。ローラ群の駆動手段30は、搬送経路に沿って各経路部に共通の無端平ベルト31を配設し、無端平ベルトの駆動部41を設けることで構成した。無端平ベルトは、直線状経路部においてはベルト厚さ方向を上下方向としてローラ群に下方から当接自在に構成し、カーブ状経路部においてはベルト幅方向を上下方向として、ローラ群に対向して設けた伝動回転体71群の回転受動部に当接自在に構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤフレームにローラ群を遊転自在に配設することで、直線状経路部とカーブ状経路部とを有する搬送経路を形成したコンベヤ設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、フレームに対して、カーブ部ではテーパ状ローラが設けられ、直進部では直状のローラが設けられている。これら全てのローラに下方から対向してVベルトプーリが設けられるとともに、これらVベルトプーリには、ローラに下方から当接する伝達プーリが設けられている。そしてVベルトプーリ群を回転駆動させるためのVベルトが配設されている。
【0003】
この従来構成によると、Vベルトを駆動部により駆動することでVベルトプーリ群を駆動回転させ、一体回転する伝達プーリを介してローラ群を駆動回転し得る(たとえば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平3−143810号公報(第3−4頁、第1図〜第3図)
【特許文献2】特開昭63−230411号公報
【特許文献3】フランス公開特許公報2.108.878号公報
【特許文献4】実願昭59−91938号(実開昭61−8611号)のマイクロフィルム
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した従来構成によると、全てのローラに下方から対向してVベルトプーリが設けられることで、構造が複雑にかつ全体が高価となる。特に直状のローラに対しては、Vベルトプーリのプーリ軸を傾斜させることで、構造はより複雑になる。
【0005】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、直線状経路部とカーブ状経路部とに亘って共通の無端平ベルトを配設する形式でありながら、構造を簡単にかつ全体を安価とし得るコンベヤ設備を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のコンベヤ設備は、コンベヤフレームにローラ群を遊転自在に配設することで、直線状経路部とカーブ状経路部とを有する搬送経路を形成したコンベヤ設備であって、ローラ群の駆動手段は、搬送経路に沿って各経路部に共通の無端平ベルトを配設するとともに、この無端平ベルトの駆動部を設けることで構成され、前記無端平ベルトは、直線状経路部においてはベルト厚さ方向を上下方向としてローラ群に下方から当接自在に構成され、カーブ状経路部においてはベルト幅方向を上下方向として、ローラ群に対向して設けられた伝動回転体群の回転受動部に当接自在に構成され、これら伝動回転体の回転駆動部が、対向したローラに当接自在に構成されていることを特徴としたものである。
【0007】
したがって請求項1の発明によると、搬送経路においては、駆動手段における駆動部を駆動して共通の無端平ベルトを回動させることで、搬送力を得られる。すなわち、直線状経路部においては、ベルト厚さ方向を上下方向とした無端平ベルトをローラ群に下方から当接させることで、ローラ群を駆動し得る。またカーブ状経路部においては、ベルト幅方向を上下方向とした無端平ベルトにより伝動回転体群を回転駆動して、伝動回転体の回転受動部をローラに当接させることで、ローラ群を駆動し得る。
【0008】
また本発明の請求項2記載のコンベヤ設備は、上記した請求項1記載の構成において、伝動回転体は、ローラに下方から対向して配設されるもので、コンベヤフレーム側に縦軸心の回りに遊転自在に設けられ、その縦軸心を中心とした横向き円周面によって回転受動部が形成され、上向き面には、縦軸心を中心としたリング状の回転駆動部が設けられ、この回転駆動部の所定箇所に達した部分が、対向したローラに下方から当接自在に構成されるとともに、当接付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項2の発明によると、無端平ベルトにより伝動回転体群をそれぞれ縦軸心の回りに駆動回転させ、そして回転駆動部を伝動回転体と一体回転させる。このとき、回転駆動部の所定箇所に達した部分が、対向したローラに下方から当接していることで、これらローラ群を駆動回転し得、以てカーブ状経路部を駆動搬送状態とし得る。その際に、付勢手段により伝動回転体側を上昇付勢していることによって、ローラに対する回転駆動部に対する下方からの当接を、一定状の当接力(当接圧)で行える。
【0010】
そして本発明の請求項3記載のコンベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、カーブ状経路部においては、カーブにおける小径側の直径が小でかつカーブにおける大径側の直径が大の円錐状ローラ群が配設され、円錐状ローラ群の直径が小の部分に伝動回転体の回転駆動部が当接自在に構成されていることを特徴としたものである。
【0011】
したがって請求項3の発明によると、カーブ状経路部においては、円錐状ローラ群の直径が小の部分、すなわち直状ローラの直径と同径状の部分に、伝動回転体の回転駆動部を下方から当接させていることにより、ローラ群を等回転数で回転し得、以て円錐状ローラ群の周速度の変化によりカーブ状経路部で被搬送物の向きを調整しながら、両経路部においては同じ搬送速度によって被搬送物を連続して搬送し得る。
【0012】
さらに本発明の請求項4記載のコンベヤ設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、カーブ状経路部においては、カーブにおける小径側の直径が小でかつカーブにおける大径側の直径が大の円錐状ローラ群が配設され、搬送経路が、カーブ方向が左右で異なる方向の2種のカーブ状経路部を有するとき、これらカーブ状経路部間に、無端平ベルトのコンベヤ幅方向移動部を設けて、2種のカーブ状経路部のいずれにおいても、円錐状ローラ群の直径が小の部分に伝動回転体の回転駆動部が当接自在に構成されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項4の発明によると、コンベヤ幅方向移動部を組み込むことによって、2種のカーブ状経路部のいずれにおいても、円錐状ローラ群の直径が小の部分に伝動回転体の回転駆動部を下方から当接させて、円錐状ローラを等回転数で回転し得、以て円錐状ローラ群の周速度の変化により両カーブ状経路部で被搬送物の向きを調整しながら、両カーブ状経路部などにおいては同じ搬送速度によって被搬送物を連続して搬送し得る。
【発明の効果】
【0014】
上記した本発明の請求項1によると、搬送経路においては、駆動手段における駆動部を駆動して、共通の無端平ベルトを回動して搬送力を得ることができる。すなわち、直線状経路部においては、ベルト厚さ方向を上下方向とした無端平ベルトをローラ群に下方から当接させることで、ローラ群を駆動できて、無端平ベルトによる駆動力の伝達を常に安定して行うことができ、以てローラ群を所定の回転速度で駆動回転できる。またカーブ状経路部においては、ベルト幅方向を上下方向とした無端平ベルトにより伝動回転体群を回転駆動して、伝動回転体の回転受動部をローラに当接させることで、ローラ群を駆動できて、無端平ベルトによる駆動力の伝達を、無理なく曲げ変形する伝動回転体を介して常に安定して行うことができ、以てローラ群を所定の回転速度で駆動回転できる。
【0015】
このようなコンベヤ設備によると、直線状経路部とカーブ状経路部とに亘って共通の無端平ベルトを配設する形式でありながら、カーブ状経路部のローラ群に対向してのみ伝動回転体を設けることで、構造を簡単にかつ全体を安価として、ローラ群への駆動力伝達を常に円滑に行うことができる。
【0016】
また上記した本発明の請求項2によると、無端平ベルトにより伝動回転体群をそれぞれ縦軸心の回りに駆動回転でき、そして回転駆動部を伝動回転体と一体回転できる。このとき、回転駆動部の所定箇所に達した部分が、対向したローラに下方から当接していることで、これらローラ群を駆動回転でき、以てカーブ状経路部を駆動搬送状態にできる。その際に、付勢手段により伝動回転体側を上昇付勢していることによって、ローラに対する回転駆動部に対する下方からの当接を、一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以てローラ群の回転を常に好適に安定して行うことができる。
【0017】
そして上記した本発明の請求項3によると、カーブ状経路部においては、円錐状ローラ群の直径が小の部分、すなわち直状ローラの直径と同径状の部分に、伝動回転体の回転駆動部を下方から当接させていることにより、ローラ群を等回転数で回転でき、以て円錐状ローラ群の周速度の変化によりカーブ状経路部で被搬送物の向きを調整しながら、両経路部においては同じ搬送速度によって被搬送物を連続して搬送できる。
【0018】
さらに上記した本発明の請求項4によると、コンベヤ幅方向移動部を組み込むことによって、2種のカーブ状経路部のいずれにおいても、円錐状ローラ群の直径が小の部分に伝動回転体の回転駆動部を下方から当接させて、円錐状ローラを等回転数で回転でき、以て円錐状ローラ群の周速度の変化により両カーブ状経路部で被搬送物の向きを調整しながら、両カーブ状経路部などにおいては同じ搬送速度によって被搬送物を連続して搬送できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、たとえば直線状経路部上で搬送してきた被搬送物を、引き続いてカーブ状経路部上で搬送したのち、直線状経路部上で搬送するのに使用されるコンベヤ設備に採用した状態として、図に基づいて説明する。
【0020】
図1〜図3において、ケース状のコンテナ(被搬送物の一例)Aを搬送するコンベヤ設備1は駆動ローラ形式であって、その一例として、直線状コンベヤ装置と、カーブ方向が左右で異なる方向の2種のカーブ状コンベヤ装置とからなる構成が設けられている。すなわち、コンベヤ設備1の搬送経路2は、上手直線状コンベヤ装置11Xにより形成される上手直線状経路部3Xと、左カーブ状コンベヤ装置21Xにより円弧状に形成される左カーブ状経路部4Xと、右カーブ状コンベヤ装置21Yにより円弧状に形成される右カーブ状経路部4Yと、下手直線状コンベヤ装置11Yにより形成される下手直線状経路部3Yとが、この順に形成される状態で構成されている。
【0021】
図1〜図6、図8、図9において、両直線状コンベヤ装置11X,11Yのフレーム本体12は、左右一対の直線状コンベヤフレーム13と、両直線状コンベヤフレーム13の下部間に設けられた連結フレーム14と、直線状コンベヤフレーム13の下部に連結された脚体15などにより構成されている。両直線状コンベヤフレーム13間には、長さ方向(直線状経路部3X,3Yの方向)における複数箇所(多数箇所)に位置されて直状ローラ16X,16Yが遊転自在に配設されている。すなわち各直状ローラ16X,16Yは、前記直線状コンベヤフレーム13に形成された六角孔(または切り欠き部)にローラ軸17X,17Yの六角軸部が位置されることで、両直線状コンベヤフレーム13間で遊転自在に支持されている。これにより、直状ローラ16X,16Y群の上方に直線状経路部3X,3Yが形成される。
【0022】
図1〜図3、図7、図10において、両カーブ状コンベヤ装置21X,21Yのフレーム本体22は、半円状で左右一対の円弧状コンベヤフレーム23と、両円弧状コンベヤフレーム23の下部間に設けられた連結フレーム24と、円弧状コンベヤフレーム23の下部に連結された脚体25などにより構成されている。両円弧状コンベヤフレーム23間には、長さ方向(カーブ状経路部4X,4Yの方向)における複数箇所(多数箇所)に位置されて円錐状ローラ26X,26Yが遊転自在に配設されている。すなわち、左カーブ状コンベヤ装置21Xや右カーブ状コンベヤ装置21Yにおいては、カーブにおける小径側の直径が小でかつカーブにおける大径側の直径が大の円錐状ローラ26X,26Y群が、前記円弧状コンベヤフレーム23に形成された六角孔(または切り欠き部)にローラ軸27X,27Yの六角軸部が位置されることで、両円弧状コンベヤフレーム23間で遊転自在に支持されている。その際に各円錐状ローラ26X,26Yは、そのローラ軸心の方向を円弧中心に向けた状態として配設されている。これにより、円錐状ローラ26X,26Y群の上方にカーブ状経路部4X,4Yが形成される。
【0023】
図1〜図3、図6、図10において、前記ローラ16X,16Y、26X,26Y群の駆動手段30は、搬送経路2に沿って各経路部3X,3Y、4X,4Yに共通の無端平ベルト31を配設するとともに、この無端平ベルト31の駆動部41を設けることで構成されている。その際に無端平ベルト31は、搬送経路2に沿って複数箇所に設けられたガイド手段(後述する。)の案内などによって、往行部(作用経路部)32Aから復行部(リターン経路部)32Bへと回動される。
【0024】
すなわち無端平ベルト31は、往行部32Aの直線状経路部3X,3Yにおいてはベルト厚さ方向31Tを上下方向として直状ローラ16X,16Y群に下方から当接自在に構成されるとともに、カーブ状経路部4X,4Yにおいてはベルト幅方向31Wを上下方向として、円錐状ローラ26X,26Y群に対向して設けられた伝動回転体(後述する。)群の回転受動部に当接自在に構成され、これら伝動回転体の回転駆動部が、対向した円錐状ローラ26X,26Yに当接自在に構成されている。また復行部32Bにおいては、ベルト幅方向31Wを上下方向として移動される。
【0025】
前記駆動部41は次のように構成されている。すなわち図1〜図3、図6において、直状ローラ16X,16Y群の下方で搬送経路2の方向における両端(上手直線状経路部3Xの始端部と下手直線状経路部3Yの終端部)にはそれぞれ反転用輪体42が、連結フレーム14側に支持された横軸体43を介して遊転自在に配設されている。そして、上手直線状コンベヤ装置11Xにおける両直線状コンベヤフレーム13の下部間にボックス状の駆動部フレーム44が設けられ、この駆動部フレーム44に減速機付きのモータ45が搭載されるとともに、モータ45の横向き(コンベヤ幅方向)の出力軸46には駆動輪体47が設けられている。さらにモータ45の近くには一対の反転案内輪体48が設けられるとともに、位置調整自在なテンション案内輪体49が設けられている。以上の42〜49などにより、駆動部41の一例が構成される。
【0026】
図1、図3〜図10において、前記ガイド手段は、往行部側ガイド手段51と復行部側ガイド手段61とからなる。そのうち往行部側ガイド手段51は、上手直線状経路部3Xの始端部から中間部に亘って、ならびに下手直線状経路部3Yの中間部から終端部に亘って設けられた受けガイド部52と、上手直線状経路部3Xの終端部分と下手直線状経路部3Yの始端部分に設けられた曲げガイド部56とからなる。
【0027】
前記受けガイド部52は、直線状経路部3X,3Yに沿って連結フレーム14側に設けられたレール状のローラ支持体53と、このローラ支持体53における長さ方向の複数箇所に横軸54を介して遊転自在に設けられた受けローラ55とからなる。そして受けローラ55群は、前記直状ローラ16X,16Yの隣接間の下方に位置され、以て無端平ベルト31を下方から受け止めて押し上げ作用(押し上げ案内)することで、直線状経路部3X,3Yにおいては、ベルト厚さ方向31Tを上下方向とした無端平ベルト31を、直状ローラ16X,16Y群に下方から当接させるように構成されている。なお前記反転用輪体42はローラ支持体53に設けられている。
【0028】
また前記曲げガイド部56は、直線状コンベヤフレーム13側に設けられた枠組体57と、上手直線状経路部3Xの終端部と下手直線状経路部3Yの始端部に位置されて横ピン58aを介して枠組体57側に遊転自在に設けられた反転ローラ58と、上手直線状経路部3Xと下手直線状経路部3Yの中間部寄りに位置されて傾斜縦ピン59aを介して枠組体57側に遊転自在に設けられた傾斜反転ローラ59と、反転ローラ58と傾斜反転ローラ59との間に位置されて横ピン60aを介して枠組体57側に遊転自在に設けられた一対(単数または複数)の押えローラ60とにより構成されている。
【0029】
したがって、ベルト厚さ方向31Tを上下方向として上手直線状経路部3Xの終端部に達した無端平ベルト31は、反転ローラ58により反転案内されたのち押えローラ60群により押え案内され、そして傾斜反転ローラ59により反転案内されてベルト幅方向31Wが上下方向となるようにして左カーブ状経路部4Xに送り出される。また、ベルト幅方向31Wを上下方向として右カーブ状経路部4Yから下手直線状経路部3Yの始端部に達した無端平ベルト31は、傾斜反転ローラ59によってベルト厚さ方向31Tが上下方向となるように反転案内されたのち押えローラ60群により押え案内され、そして反転ローラ58により反転案内されたのち、ベルト厚さ方向31Tを上下方向として下手直線状経路部3Yの始端部に送り出される。以上の52〜60などにより往行部側ガイド手段51の一例が構成される。
【0030】
前記復行部側ガイド手段61は、下手直線状経路部3Yの終端から反転用輪体42の案内により反転されてきたベルト厚さ方向31Tが上下方向の無端平ベルト31を、ベルト幅方向31Wを上下方向として案内するとともに、このベルト幅方向31Wが上下方向の無端平ベルト31を、ベルト厚さ方向31Tを上下方向として駆動部41の反転案内輪体48へと案内するもので、複数の連結フレーム14,24に縦ピン62を介してガイド輪体63を遊転自在に設けることで構成されている。なお、無端平ベルト31の復行部31Bの適所は、テンション形式の張力調整部64に案内されている。以上の62〜64などにより復行部側ガイド手段61の一例が構成される。
【0031】
前記伝動回転体71は、各円錐状ローラ26X,26Yに下方から対向してそれぞれ配設されるもので、円弧状コンベヤフレーム23側に縦軸心74Aの回りに遊転自在に設けられている。すなわち、円弧状コンベヤフレーム23の内側面下部には、内方へ突出されるブラケット72が連結具(ボルト・ナットなど)73を介して設けられている。そしてブラケット72から立設される縦軸体74に、筒状のブッシュ体75が昇降自在に設けられ、このブッシュ体75に伝動回転体71が外嵌されて、縦軸体74の軸心である縦軸心74Aの回りに遊転自在に構成されている。
【0032】
ここで伝動回転体71は、その外周が環状溝に形成され、この環状溝の外周面である縦軸心74Aを中心とした横向き円周面によって回転受動部71aが形成されている。そして伝動回転体71の上向き面71bには、縦軸心74Aを中心としたリング状の回転駆動部76が設けられている。この回転駆動部76は、たとえばウレタンからなる丸ベルトなどからなり、接着剤などによって上向き面71bに固定されている。この回転駆動部76の所定箇所に達した部分(コンベヤ幅方向の内部側部分)が、対向した円錐状ローラ26X,26Yに下方から当接自在に構成されるとともに、当接付勢する圧縮コイルばね(付勢手段の一例)77が、ブラケット72側とブッシュ体75側との間で縦軸体74に外嵌して設けられている。そして回転受動部71aの内向き側に、ベルト幅方向31Wが上下方向の無端平ベルト31が当接自在(圧接自在)に構成されている。
【0033】
その際に両カーブ状経路部4X,4Yにおいては、円錐状ローラ26X,26Y群の直径が小の部分、すなわち直状ローラ16X,16Yの直径と同径状の部分に、伝動回転体71に設けられた回転駆動部76の所定箇所に達した部分が、下方から当接自在に構成されている。これにより、往行部側ガイド手段51群により支持案内される無端平ベルト31は、上手直線状経路部3Xや左カーブ状経路部4Xや下手直線状コンベヤ装置11Yにおいては搬送経路2(コンベヤ幅方向1W)の左側で移動されるが、右カーブ状経路部4Yにおいては搬送経路2の右側で移動されることになる。
【0034】
このように搬送経路2が、カーブ方向が左右で異なる方向の2種のカーブ状経路部4X,4Yを有するとき、これらカーブ状経路部4X,4Y間などに無端平ベルト31のコンベヤ幅方向移動部が設けられる。その際に、右カーブ状経路部4Yの終端部分と下手直線状コンベヤ装置11Yの始端部分との間にコンベヤ幅方向移動部81が設けられるとともに、左カーブ状経路部4Xの終端部分と右カーブ状経路部4Yの始端部分との間にコンベヤ幅方向移動部85が設けられている。
【0035】
すなわち、下手直線状コンベヤ装置11Yの始端部分で左側には左部案内ローラ82が設けられ、また右側には右部案内ローラ83が設けられている。そして、これら左部案内ローラ82から右部案内ローラ83へと案内される無端平ベルト31が、隣接された(平行状の)ローラ16Y,16Y間において非接触状態で移動されるように構成されている。以上の82〜83などにより、コンベヤ幅方向移動部81の一例が構成される。なお案内ローラ82,83は、連結フレーム24からの垂直軸に遊転自在に設けられている。
【0036】
さらに、右カーブ状コンベヤ装置21Yの始端部分で右側には右部案内ローラ86が設けられ、また左カーブ状コンベヤ装置21Xの終端部分で左側には左部案内ローラ87が設けられている。そして、これら右部案内ローラ86から左部案内ローラ87へと案内される無端平ベルト31が、隣接された円錐状ローラ26X,26Y間において非接触状態で移動されるように構成されている。以上の86〜87などにより、コンベヤ幅方向移動部85の一例が構成される。なお案内ローラ86,87は、連結フレーム14からの垂直軸に遊転自在に設けられている。
【0037】
これにより、2種のカーブ状経路部4X,4Yのいずれにおいても、円錐状ローラ26X,26Y群の直径が小の部分に、伝動回転体71に設けられた回転駆動部76の所定箇所に達した部分が、下方から当接自在に構成されている。以上の31〜87などにより駆動手段30の一例が構成される。
【0038】
かかる駆動手段30によると、無端平ベルト31は、両反転用輪体42間の下部において、復行部側ガイド手段61と両反転案内輪体48と駆動輪体47とテンション案内輪体49とに亘って、その内外面が当接して案内されるように掛けられ、そして両反転用輪体42間の上部において、往行部側ガイド手段51と伝動回転体71群と両コンベヤ幅方向移動部81,85とに亘って、その内外面が当接して案内されるように掛けられることで、駆動輪体47を介してモータ45の回動力が付与される構成になっている。
【0039】
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
図1、図3、図6において、たとえば、別の搬入手段(図示せず。)により搬送経路2(上手直線状経路部3X)の始端部に供給したコンテナAを、上手直線状コンベヤ装置11Xにより上手直線状経路部3X上で直線状に搬送し、そして左カーブ状コンベヤ装置21Xにより左カーブ状経路部4X上で左半円状に搬送し、引き続いて右カーブ状コンベヤ装置21Yにより右カーブ状経路部4Y上で右半円状に搬送し、そして下手直線状コンベヤ装置11Yにより下手直線状経路部3Y上で直線状に搬送したのち、搬送経路2(下手直線状経路部3Y)の終端部から別の搬出手段(図示せず。)に排出などし得る。
【0040】
その際に各コンベヤ装置11X,11Y、21X,21Yにおいては、駆動手段30におけるモータ45の駆動により駆動輪体47を回転させることで、共通の無端平ベルト31を回動して搬送力を得ている。すなわち無端平ベルト31は、搬送経路2の方向での両端部分では反転用輪体42に反転案内され、反転用輪体42間の往行部32Aにおいては往行部側ガイド手段51により支持案内され、また復行部32Bにおいては復行部側ガイド手段61により支持案内され、そして駆動輪体47の近くでは反転案内輪体48やテンション案内輪体49により支持案内される。
【0041】
このとき無端平ベルト31は、往行部32Aにおいては下手から上手へと移動される。すなわち図1〜図3、図5、図9に示すように、ベルト厚さ方向31Tを上下方向とした無端平ベルト31は、往行部32Aの下手直線状経路部3Yにおいて、まず受けガイド部52の受けローラ55群により下方から受け止められて押し上げ作用(押し上げ案内)されることで、直状ローラ16Y群に下方から当接して上手へと移動し、これら直状ローラ16Y群を駆動回転し得、以て下手直線状経路部3Yを駆動搬送状態とし得る。次いで曲げガイド部56の反転ローラ58により下位側へと反転案内されたのち押えローラ60群により押え案内されて下手側へと移動し、そして傾斜反転ローラ59により反転案内されてベルト幅方向31Wが上下方向となるようにして右カーブ状経路部4Y側(上手側)に送り出される。
【0042】
そしてベルト幅方向31Wが上下方向の無端平ベルト31は、図1〜図5、図7、図9、図10に示すように、コンベヤ幅方向移動部81の左部案内ローラ82から右部案内ローラ83へと案内されることで、左側から右側へとコンベヤ幅方向に移動される。次いで右カーブ状経路部4Yにおいて、すなわち、コンベヤ幅方向移動部81の右部案内ローラ83からコンベヤ幅方向移動部85の右部案内ローラ86の間において、ベルト幅方向31Wを上下方向とした無端平ベルト31を、伝動回転体71群の回転受動部71a間に亘って内側から当接(圧接)させる。
【0043】
これにより、伝動回転体71群をそれぞれ縦軸心74Aの回りに駆動回転させ、そして回転駆動部76を伝動回転体71と一体回転させる。このとき、回転駆動部76の所定箇所に達した部分(コンベヤ幅方向1Wの内部側部分)が、対向した円錐状ローラ26Y群の直径が小の部分に下方から当接していることで、これら円錐状ローラ26Y群を駆動回転し得、以て右カーブ状経路部4Yを駆動搬送状態とし得る。その際に、圧縮コイルばね77の付勢力により伝動回転体71側を上昇付勢していることによって、円錐状ローラ26Yに対する回転駆動部76に対する下方からの当接を、一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以て円錐状ローラ26Y群の回転を常に好適に安定して行うことができる。
【0044】
このように右カーブ状経路部21Yにおいては、円錐状ローラ26Y群の直径が小の部分、すなわち直状ローラ16Yの直径と同径状の部分に、伝動回転体71の回転駆動部76を下方から当接させていることにより、ローラ26Y,16Y群を等回転数状態で回転でき、以て円錐状ローラ26Y群の周速度の変化により右カーブ状経路部4YでコンテナAの向きを調整しながら、両経路部4Y,3Yにおいては同じ搬送速度によってコンテナAを連続して搬送できる。
【0045】
このようにしてベルト幅方向31Wを上下方向として右カーブ状経路部4Yの始端部に達した無端平ベルト31は、コンベヤ幅方向移動部85の右部案内ローラ86から左部案内ローラ87へと案内されることで、右側から左側へとコンベヤ幅方向に移動される。次いで左カーブ状経路部4Xにおいて、すなわち、コンベヤ幅方向移動部85の左部案内ローラ87から曲げガイド部56の間において、ベルト幅方向31Wを上下方向とした無端平ベルト31を、伝動回転体71群の回転受動部71a間に亘って内側から当接(圧接)させる。
【0046】
これにより、図1〜図3、図7に示すように、伝動回転体71群をそれぞれ縦軸心74Aの回りに駆動回転させ、そして回転駆動部76を伝動回転体71と一体回転させる。このとき、回転駆動部76の所定箇所に達した部分(コンベヤ幅方向1Wの内部側部分)が、対向した円錐状ローラ26X群の直径が小の部分に下方から当接していることで、これら円錐状ローラ26X群を駆動回転し得、以て左カーブ状経路部4Xを駆動搬送状態とし得る。その際に、圧縮コイルばね77の付勢力により伝動回転体71側を上昇付勢していることによって、円錐状ローラ26Xに対する回転駆動部76に対する下方からの当接を、一定状の当接力(当接圧)で行うことができ、以て円錐状ローラ26X群の回転を常に好適に安定して行うことができる。
【0047】
このように左カーブ状経路部4Xにおいては、円錐状ローラ26X群の直径が小の部分、すなわち直状ローラ16X,16Yの直径と同径状の部分に、伝動回転体71の回転駆動部76を下方から当接させていることにより、ローラ26X,26Y、16X,16Y群を等回転数状態で回転でき、以て円錐状ローラ26X群の周速度の変化により左カーブ状経路部4XでコンテナAの向きを調整しながら、両経路部4X,4Yにおいては同じ搬送速度によってコンテナAを連続して搬送できる。
【0048】
さらにコンベヤ幅方向移動部85を組み込むことによって、2種のカーブ状経路部4X,4Yのいずれにおいても、円錐状ローラ円錐状ローラ26X,26Y群の直径が小の部分に伝動回転体71の回転駆動部76を下方から当接させて、円錐状ローラ26X,26Y群を等回転数状態で回転でき、以て円錐状ローラ26X,26Y群の周速度の変化により両カーブ状経路部4X,4YでコンテナAの向きを調整しながら、両カーブ状経路部4X,4Yなどにおいては同じ搬送速度によってコンテナAを連続して搬送できる。
【0049】
そして上手直線状経路部3Xの終端部に移動してきた無端平ベルト31は、図1〜図3、図8に示すように、まず傾斜反転ローラ59により反転案内されたのち押えローラ60群により押え案内されて上手側へと移動し、ベルト厚さ方向31Tを上下方向として下手側へと移動し、そして反転ローラ58により上位側へと反転案内されて上手側、すなわち、上手直線状経路部3Xの始端部分の反転用輪体42へと移動する間において、受けガイド部52の受けローラ55群により下方から受け止められて押し上げ作用(押し上げ案内)されることで、直状ローラ16X群に下方から当接して上手へと移動し、これら直状ローラ16X群を駆動回転し得、以て下手直線状経路部3Xを駆動搬送状態とし得る。その後に無端平ベルト31は、反転用輪体42により反転案内されたのち復行部32B側へと移動される。
【0050】
このように実施の形態1のコンベヤ設備1によると、直線状経路部3X,3Yとカーブ状経路部4X,4Yとに亘って共通の無端平ベルト31を配設する形式でありながら、両カーブ状経路部4X,4Yの円錐状ローラ26X,26Y群に対向してのみ伝動回転体71を設けることで、構造を簡単にかつ全体を安価として、ローラ16X,16Y、26X,26Y群への駆動力伝達を常に円滑に行うことができる。
【0051】
上記した実施の形態1では、コンベヤ設備1として、上手直線状経路部3Xと左カーブ状経路部4Xと右カーブ状経路部4Yと下手直線状経路部3Yとを、この順に形成した形式が示されているが、これは左カーブ状経路部4Xと右カーブ状経路部4Yとを、直線状経路部を介在して接続することにより搬送経路2を形成した形式、1つの直線状経路部と1つのカーブ状経路部とにより搬送経路2を形成した形式、上手側の直線状経路部と中間のカーブ状経路部と下手側の直線状経路部とを有する搬送経路2を形成した形式、上手側のカーブ状経路部と中間の直線状経路部と下手側のカーブ状経路部とを有する搬送経路2を形成した形式、一対の直線状経路部と一対のカーブ状経路部とにより長円状(無端状)の搬送経路2を形成した形式などであってもよい。
【0052】
上記した実施の形態1では、カーブ状経路部4X,4Yを円弧状(60度状)に形成した形式が示されているが、これはカーブ状経路部を半円状(180度状)に形成した形式などであってもよい。
【0053】
上記した実施の形態1では、直線状経路部3X,3Yとカーブ状経路部4X,4Yとにより搬送経路2を形成した形式が示されているが、これは、たとえば直線状経路部3X,3Yの上手に幅寄せ経路部を組み込み、この幅寄せ経路部にも共通の無端平ベルト31を配設した形式などであってもよい。
【0054】
上記した実施の形態1では、カーブ状経路部4X,4Yを円錐状ローラ26X,26Y群により形成した形式が示されているが、これは直線状経路部3X,3Yとカーブ状経路部4X,4Yともに直状ローラ群により形成した形式などであってもよい。
【0055】
上記した実施の形態1では、ガイド手段が往行部側ガイド手段51と復行部側ガイド手段61とからなり、これらガイド手段51,61として、各種のローラを遊転自在に設けた形式が示されているが、これはローラの一部をガイド板などに変えて、無端平ベルト31を摺動自在に案内する形式などであってもよい。
【0056】
上記した実施の形態1では、被搬送物としてコンテナAが示されているが、これは種々な被搬送物に対応し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施の形態1を示し、コンベヤ設備の一部切り欠き概略平面図である。
【図2】同コンベヤ設備の概略平面図である。
【図3】同コンベヤ設備の一部切り欠き概略側面図である。
【図4】同コンベヤ設備における図1のA−A矢視図である。
【図5】同コンベヤ設備における図1のB−B矢視図である。
【図6】同コンベヤ設備における駆動部の一部切り欠き側面図である。
【図7】同コンベヤ設備における図1のC−C矢視図である。
【図8】同コンベヤ設備における図1のD−D矢視図である。
【図9】同コンベヤ設備における図1のE部拡大図である。
【図10】同コンベヤ設備における図1のF部拡大図である。
【符号の説明】
【0058】
1 コンベヤ設備
2 搬送経路
3X 上手直線状経路部
3Y 下手直線状経路部
4X 左カーブ状経路部(カーブ状経路部)
4Y 右カーブ状経路部(カーブ状経路部)
11X 上手直線状コンベヤ装置
11Y 下手直線状コンベヤ装置
13 直線状コンベヤフレーム
16X 直状ローラ(ローラ)
16Y 直状ローラ(ローラ)
21X 左カーブ状コンベヤ装置
21Y 右カーブ状コンベヤ装置
23 円弧状コンベヤフレーム
26X 円錐状ローラ(ローラ)
26Y 円錐状ローラ(ローラ)
30 駆動手段
31 無端平ベルト
31T ベルト厚さ方向
31W ベルト幅方向
32A 往行部(作用経路部)
32B 復行部(リターン経路部)
41 駆動部
42 反転用輪体
45 モータ
47 駆動輪体
51 往行部側ガイド手段(ガイド手段)
52 受けガイド部
55 受けローラ
56 曲げガイド部
58 反転ローラ
59 傾斜反転ローラ
60 押えローラ
61 復行部側ガイド手段(ガイド手段)
63 ガイド輪体
64 張力調整部
71 伝動回転体
71a 回転受動部
74 縦軸体
74A 縦軸心
75 ブッシュ体
76 回転駆動部
77 圧縮コイルばね(付勢手段)
81 コンベヤ幅方向移動部
82 左部案内ローラ
83 右部案内ローラ
85 コンベヤ幅方向移動部
86 右部案内ローラ
87 左部案内ローラ
A コンテナ(被搬送物)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤフレームにローラ群を遊転自在に配設することで、直線状経路部とカーブ状経路部とを有する搬送経路を形成したコンベヤ設備であって、ローラ群の駆動手段は、搬送経路に沿って各経路部に共通の無端平ベルトを配設するとともに、この無端平ベルトの駆動部を設けることで構成され、前記無端平ベルトは、直線状経路部においてはベルト厚さ方向を上下方向としてローラ群に下方から当接自在に構成され、カーブ状経路部においてはベルト幅方向を上下方向として、ローラ群に対向して設けられた伝動回転体群の回転受動部に当接自在に構成され、これら伝動回転体の回転駆動部が、対向したローラに当接自在に構成されていることを特徴とするコンベヤ設備。
【請求項2】
伝動回転体は、ローラに下方から対向して配設されるもので、コンベヤフレーム側に縦軸心の回りに遊転自在に設けられ、その縦軸心を中心とした横向き円周面によって回転受動部が形成され、上向き面には、縦軸心を中心としたリング状の回転駆動部が設けられ、この回転駆動部の所定箇所に達した部分が、対向したローラに下方から当接自在に構成されるとともに、当接付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコンベヤ設備。
【請求項3】
カーブ状経路部においては、カーブにおける小径側の直径が小でかつカーブにおける大径側の直径が大の円錐状ローラ群が配設され、円錐状ローラ群の直径が小の部分に伝動回転体の回転駆動部が当接自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のコンベヤ設備。
【請求項4】
カーブ状経路部においては、カーブにおける小径側の直径が小でかつカーブにおける大径側の直径が大の円錐状ローラ群が配設され、搬送経路が、カーブ方向が左右で異なる方向の2種のカーブ状経路部を有するとき、これらカーブ状経路部間に、無端平ベルトのコンベヤ幅方向移動部を設けて、2種のカーブ状経路部のいずれにおいても、円錐状ローラ群の直径が小の部分に伝動回転体の回転駆動部が当接自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のコンベヤ設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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