説明

ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)のアンタゴニストとしての6H−チエノ−2,3−ビピロール誘導体

本発明は、ゴナドトロピン放出ホルモンアンタゴニストとして有用である、式(I){式中、R、R、R、R及びRは、本明細書に定義される通りである}の新規チエノピロール化合物の群に関する。本発明はまた、前記化合物の医薬製剤、前記化合物を使用する治療の方法、並びに前記化合物の製造法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:
は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるC1−6アルカノイル、随意に置換されるアリール、又は随意に置換されるアリールC1−6アルキルより選択され;
は、随意に置換される単環式若しくは二環式芳香族環であり;
は、式(IIa)〜式(IIf):
【化2】

の基より選択され;
は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるアリール、C1−3ペルフルオロアルキル、シアノ、ニトロ、ハロ、RO(CH−、RC(O)N(R10)−、R10NC(O)N(R10)(CH−、RS(O)(CH−又はR10NC(O)−(CR10(CH−より選択され;
は、式(III):
【化3】

の基であり;
とR6aは、水素、フルオロ、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるアリール、又は随意に置換されるアリールC1−6アルキルより独立して選択されるか、又はRとR6aは、それらが付く炭素原子と一緒になって3〜7原子の炭素環式環を形成するか、又はRとR6aは、それらが付く炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成する;
あるいは、Aが直結合でないとき、基:
【化4】

は、3〜7の炭素原子の炭素環式環又は1以上のヘテロ原子を含有する複素環式環を形成するか;
又は基:
【化5】

は、3〜7の炭素原子と1以上のヘテロ原子を含有する複素環式環を形成し;
は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるアリールC1−6アルキル、随意に置換されるアリール、随意に置換されるヘテロシクリル、随意に置換されるヘテロシクリルC1−6アルキル、ROC1−6アルキル−、R10NC1−6アルキル−、R10NC(O)C1−6アルキル、−C(NR10)=NHより選択されるか;
又はRが式(IIc)又は(IId)の基であるとき、Rは、式:−J−K−Rの基であり;
は:
(i)水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ハロC1−6アルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、シアノ、N−C1−4アルキルアミノ、N,N−ジC1−4アルキルアミノ、C1−6アルキル−S(O)−、−O−R、−NR、−C(O)−R、−C(O)O−R、−CONR、NH−C(O)−R又は−S(O)NR(ここで、RとRは、水素と、ヒドロキシ、アミノ、N−C1−4アルキルアミノ、N,N−ジC1−4アルキルアミノ、HO−C2−4アルキル−NH−又はHO−C2−4アルキル−N(C1−4アルキル)−で随意に置換されるC1−4アルキルより独立して選択される);
(ii)Bが式(IV)の基であり、XがCHであり、pが0であるときは、ニトロ; (iii)C3−7シクロアルキル、アリール又はアリールC1−6アルキル(そのいずれもR12、R13及びR14により随意に置換される);
(iv)−(Q)−アリール、−(Q)−ヘテロシクリル、−アリール−(Q)−アリール(そのいずれもR12、R13及びR14により随意に置換され;ここで−(Q)−は、E、F又は直結合より選択される);
(v)ヘテロシクリル又はヘテロシクリルC1−6アルキル(そのいずれも、R12、R13及びR14より独立して選択される4つまでの置換基により随意に置換される);
(vi)R12、R13及びR14より選択される基
より選択され;
とR10は、水素、ヒドロキシ、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるアリール、随意に置換されるアリールC1−6アルキル、3〜7原子の随意に置換される炭素環式環、随意に置換されるヘテロシクリル、随意に置換されるヘテロシクリルC1−6アルキルより独立して選択されるか、又はRとR10は、一緒になって、3〜9原子の随意に置換される環を形成する場合があるか、又はRとR10は、それらが付く炭素原子と一緒になってカルボニル基を形成し;
11は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、又はN(R10)より選択され; R12は、水素、ヒドロキシ、R1718N(CHcc−、R1718NC(O)(CHcc−、随意に置換されるC1−6アルキル−C(O)N(R)(CHcc−、随意に置換されるC1−6アルキル−SON(R)−、随意に置換されるアリール−SON(R)−、C1−3ペルフルオロアルキル−SON(R)−;随意に置換されるC1−6アルキル−N(R)SO−、随意に置換されるアリール−N(R)SO−、C1−3ペルフルオロアルキル−N(R)SO−、随意に置換されるC1−6アルカノイル−N(R)SO−;随意に置換されるアリール−C(O)N(R)SO−、随意に置換されるC1−6アルキル−S(O)−、随意に置換されるアリール−S(O)−、C1−3ペルフルオロアルキル−、C1−3ペルフルオロアルコキシ、随意に置換されるC1−6アルコキシ、カルボキシ、ハロ、ニトロ又はシアノより選択され;
13とR14は、水素、ヒドロキシ、オキソ、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるC1−6アルカノイル、随意に置換されるC2−6アルケニル、シアノ、ニトロ、C1−3ペルフルオロアルキル−、C1−3ペルフルオロアルコキシ、随意に置換されるアリール、随意に置換されるアリールC1−6アルキル、RO(CH−、R(O)O(CH−、ROC(O)(CH−、R16S(O)(CH−、R10NC(O)(CH−又はハロより独立して選択され;
15は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、R19OC(O)−、R10NC(O)−、RC(O)−、RS(O)−より選択され;
16は、水素、C1−6アルキル、C1−3ペルフルオロアルキル又は随意に置換されるアリールより選択され;
17は、水素、ヒドロキシ、シアノ又は随意に置換されるC1−6アルキルより独立して選択され;
18は、式:R18a−C(R100−1の基である{ここで、R18aは、R19OC(O)−、R10NC(O)−、R10N−、RC(O)−、RC(O)N(R10)−、R10NC(O)−、R10NC(O)N(R10)−、RSON(R10)−、R10NSON(R10)−、RC(O)O−、ROC(O)−、R10NC(O)O−、RO−、RS(O)−、R10NS(O)−、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるヘテロシクリルより選択される};
又は、R17とR18は、一緒になるとき、3〜7原子の随意に置換される炭素環式環又は随意に置換されるヘテロシクリルを形成し;
19は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるアリール、随意に置換されるアリールC1−6アルキル、随意に置換されるC3−7シクロアルキル、随意に置換されるヘテロシクリル又は随意に置換されるヘテロシクリルC1−6アルキルより選択され;
20は、R12又はR13より選択され;
21とR22は、水素、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるC3−7シクロアルキル、随意に置換されるヘテロシクリル、随意に置換されるヘテロシクリルC1−6アルキル、随意に置換されるC3−6アルケニル、随意に置換されるC3−6アルキニル、−(C1−5アルキル)aa−S(O)−(C1−5アルキル)bb−、R10NC2−6アルキル、ROC2−6アルキル又はR10NC(O)C2−6アルキルより独立して選択される{但し、RとR10は、独立して又は一緒になっても、随意に置換されるアリールでも随意に置換されるアリールC1−6アルキルでもない};又は
21とR22は、一緒になって、随意に置換される非芳香族の複素環式環を形成し;
Aは:
(i)直結合;
(ii)随意に置換されるC1−5アルキレン{ここで、随意の置換基は、随意に置換されるC1−6アルキル、随意に置換されるアリール、又は随意に置換されるアリールC1−6アルキルより独立して選択される};
(iii)3〜7原子の炭素環式環;
(iv)カルボニル基又は−C(O)−C(R)−{ここでRは、水素及びC1−2アルキルより独立して選択される}より選択される;
又は、Rが式:(IIa)又は(IIb)の基であるとき、基:
【化6】

は、3〜7の炭素原子と1以上のヘテロ原子を含有する複素環式環を形成し;
又は、Rが式:(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の基であるとき、基:
【化7】

は、3〜7の炭素原子と1以上のヘテロ原子を含有する複素環式環を形成し;
Bは:
(i)直接合;
(ii)式(IV):
【化8】

{式中:Xは、N、CH又は飽和複素環式環より選択され、ここで(a)の位置で式(IV)は窒素原子へ付き、(CH)p基はRへ付く}の基;及び
(iii)随意に置換されるC1−6アルキレン、随意に置換されるC3−7シクロアルキル、随意に置換されるC3−6アルケニレン、随意に置換されるC3−6アルキニル、C1−6アルコキシ、(C1−5アルキル)aa−S(O)−(C1−5アルキル)bb−、(C1−5アルキル)aa−O−(C1−5アルキル)bb−又は(C1−5アルキル)aa−N(R15)−(C1−5アルキル)bb{ここで、R15と(C1−5アルキル)aa又は(C1−5アルキル)bb鎖は、結合して環を形成する場合がある}より独立して選択される基より選択されるか、
又は基:−B−Rは、式(V):
【化9】

の基を表すか;
又は基:
【化10】

は、4〜7の炭素原子を含有する随意に置換される複素環式環を一緒に形成するか;
又は基:
【化11】

は、3〜7の炭素原子と1以上のヘテロ原子を含有する複素環式環を形成し;
Eは、−O−、−S(O)、−C(O)−、−NR15−又は−C(R10であり;
Fは、−E(CH−又は−(CHE−であり;
Gは、水素、ハロ、CN、NO、N、O、S(O)、C(O)、C(R10、随意に置換されるC2−6アルケニレン、随意に置換されるC2−6アルキニレン、随意に置換されるヘテロシクリル、又はR18への直結合より選択され;
Jは、式:−(CH−L−(CH−{ここでsは、0より大きく、このアルキレン基は、随意に置換される}の基であるか、又は基:
【化12】

は、4〜7の炭素原子を含有する随意に置換される複素環式環を一緒に形成し;
Kは、直結合、−(CHs1−、−(CHs2−O−(CH−、−(CHs1C(O)−(CHs2−、−(CHs1−S(O)−(CHs2−、−(CHs1−N(R18)−(CHs2−、−(CHs1−C(O)N(R)−(CHs2−、−(CHs1−N(R)C(O)−(CHs2−、−(CHs1−N(R)C(O)N(R)−(CHs2−、−(CHs1−OC(O)−(CHs2−、−(CHs1−C(O)O−(CHs2−、−(CHs1−N(R)C(O)O−(CHs2−、−(CHs1−OC(O)N(R)−(CHs2−、−(CHs1−OS(O)−(CH−、−(CHs1−S(O)−O−(CHs2−、−(CHs1−S(O)N(R)−(CHs2−、又は−(CHs1−N(R)S(O)−(CHs2−{ここで、−(CHs1−及び−(CHs2−基は、独立して、ヒドロキシ又はC1−4アルキルにより随意に置換される}より選択され;
Lは、随意に置換されるアリール又は随意に置換されるヘテロシクリルより選択され;
mは、0〜4の整数であり;
nは、0〜2の整数であり;
pは、0〜4の整数であり;
qは、0〜4の整数であり;
rは、0〜4の整数であり;
sは、0〜4の整数であり;
s1とs2は、0〜4の整数より独立して選択され、そしてs1+s2は、4以下であり;そして
tは、0〜4の整数であり;
aaとbbは、0又は1より独立して選択され;
ccは、0〜2の間の整数である;
但し、
(i)Gが水素、ハロ、CN又はNOであるとき、R17とR18は、いずれも非存在であり;
(ii)GがO、S(O)、C(O)又はC(R1112であるとき、Gは、R17又はR18の定義より独立して選択される単一の基により置換され、そしてGがR18への直結合であるとき、Gは、R18より選択される単一の基により置換され;そして
(iii)Rが式(IIb)の基であり、Bが式(IV)の基であり、Rが上記の基(i)又は(ii)より選択され、R11が式:N(R1011)の基であり、そしてR、R及びRが上記の定義通りであるとき、Rは水素であり得ない]の化合物、又はその塩、プロドラッグ又は溶媒和物。
【請求項2】
が水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が式(IIa)又は式(IIb)の基より選択される、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Bが随意に置換されるC1−6アルキレンであるか、又は基:
【化13】

が随意に置換されるC5−7複素環式環を形成する、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が式(IIc)又は式(IId)の基より選択される、請求項1又は請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
基:
【化14】

が4〜7の炭素原子を含有する随意に置換される複素環式環を一緒に形成する、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
Kが、−(CH−、−(CH−O−(CH−、−(CH−C(O)−(CH−、−(CH−N(R18)−(CH−、−(CH−C(O)N(R18)−(CH−、−(CH−N(R18)C(O)−(CH−、−(CH−S(O)N(R18)−(CH−、又は−(CH−NHS(O)−(CH−より選択される、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
が:
(i)水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシ、シアノ、C1−6アルキルS(O)−、−O−R、C1−4アルコキシC1−4アルキル、−C(O)−R、C(O)O−R、−NH−C(O)−R、N,N−ジC1−4アルキルアミノ、−S(O)NR(ここで、RとRは、水素及びC1−6アルキルより独立して選択され、nは、0、1又は2である);
(ii)−(Q)−アリール;
(iii)C4−7ヘテロシクリル、又は
(iv)C3−7カルボシクリルより選択される、請求項3、4、5、6又は7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
が式(III)の基であり、式(III)の基がIII−a〜III−l;
【化15】

[式中:
hetは、O、N及びSより独立して選択される1〜4のヘテロ原子を含有する随意に置換される3〜8員の複素環式環を表し;
23とR23aは、水素、フルオロ又は随意に置換されるC1−8アルキルより独立して選択されるか、又はR23とR23aは、それらが付く炭素と一緒に随意に置換される3〜7員のシクロアルキル環を形成し;
24は、水素、随意に置換されるC1−8アルキル、随意に置換されるアリール、−R−Ar(ここで、RはC1−8アルキレンを表し、Arは随意に置換されるアリールを表す)、並びに、O、N及びSより独立して選択される1〜3のさらなるヘテロ原子を随意に含有する随意に置換される3〜8員の複素環式環より選択され;
25は、水素、随意に置換されるC1−8アルキル、及び随意に置換されるアリールより選択される;
又は式(III)の基が式:III−a、III−b又はIII−iの基を表す場合、NR24(−R25)基は、O、N及びSより独立して選択される1〜3のさらなるヘテロ原子を随意に含有する随意に置換される3〜8員の複素環式環を表し;
又は式(III)の基が構造III−eを表す場合、R24とR25は、それらが付く炭素と一緒に、O、N及びSより独立して選択される1〜4のヘテロ原子を随意に含有する随意に置換される3〜8員の複素環式環を表し;
26は、水素又はC1−4アルキルより選択される]の1つより選択される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
が随意に置換される単環式芳香族の環構造より選択され、ここで随意の置換基は、シアノ、NR、随意に置換されるC1−8アルキル、随意に置換されるC1−8アルコキシ又はハロより選択され、RとRは、水素、C1−6アルキル又はアリールより独立して選択される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
2−[2−(1,1−ジメチル−2−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルエチル)]−4−[1−オキソ−2−メチル−2−{4−(1,1−ジオキソテトラヒドロ−3−チエニル)ピペラジン−1−イル}エチル]−5−(3,5−ジメチルフェニル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール;
2−[2−(1,1−ジメチル−2−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルエチル)]−4−[2−{4−(ピロリジン−1−イルカルボニルメチル)ピペラジン−1−イル}エチル]−5−(3,5−ジメチルフェニル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール;
2−[2−(1,1−ジメチル−2−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルエチル)]−4−[2−{4−(2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−6−イルメチル)ピペラジン−1−イル}エチル]−5−(3,5−ジメチルフェニル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール;
2−[2−(1,1−ジメチル−2−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルエチル)]−4−[2−(4−{3−ヒドロキシピロリジン−1−イルカルボニル}ピペリジン−1−イル)エチル]−5−(3,5−ジメチルフェニル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール;
2−[2−(1,1−ジメチル−2−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルエチル)]−4−[2−(4−{3−オキソ−3−ピロリジン−1−イルプロプ−2−イル}ピペラジン−1−イル)エチル]−5−(3,5−ジメチルフェニル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロール;及び
2−[2−(1,1−ジメチル−2−オキソ−2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルエチル)]−4−[2−(4−{モルホリノカルボニル}ピペリジン−1−イル)エチル]−5−(3,5−ジメチルフェニル)−6H−チエノ[2,3−b]ピロールより選択される化合物、又はその塩、プロドラッグ又は溶媒和物。
【請求項12】
医薬品としての使用のための請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩、プロドラッグ又は溶媒和物。
【請求項13】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩、プロドラッグ又は溶媒和物と製剤的に許容される希釈剤又は担体を含んでなる医薬製剤。
【請求項14】
性ホルモン関連状態を患者において療法的に治療する、及び/又は予防するために患者へ投与する医薬品の製造における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩、プロドラッグ又は溶媒和物の使用。
【請求項15】
請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、又はその塩、プロドラッグ又は溶媒和物を製造する方法であって、(a)〜(i):
(a)式XXXIIの化合物の式:H−R’の化合物との反応により式(I)の化合物を生成すること
【化16】

[式中、Xは:
【化17】

より選択され;Lは置換可能基であり;そしてH−R’は:
【化18】

より選択される];
(b)式XXXIIIの化合物の式:L−R”の化合物との反応により式(I)の化合物を生成すること
【化19】

[式中、Xは:
【化20】

より選択され;R7aは、上記のR又はR22の定義より選択され、そしてL−R”は、L−B−R、L−J−K−R及びL−R21より選択される];
(c)Rが式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の基であり、Rが複素環式環の部分でも水素でもない式(I)の化合物では、Rが式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の基であり、Rが水素である式(I)の化合物の、式:L−R7a(ここでR7aは、水素を除いて、Rについて上記に定義される通りであり、Lは置換可能基である)の基との反応;
(d)Rが式(IIe)又は(IIf)の基であり、R21が水素以外である式(I)の化合物では、Rが式(IIe)又は(IIf)の基であり、R21が水素である式(I)の化合物の、式:L−R21a(ここでR21aは、水素を除いて、R21について上記に定義される通りであり、Lは置換可能基である)の基との反応;
(e)Rが式(IIe)又は(IIf)の基であり、R22が水素以外である式(I)の化合物では、Rが式(IIe)又は(IIf)の基であり、R22が水素以外である式(I)の化合物の、式:L−R22a(ここでR22aは、水素を除いて、R22について上記に定義される通りであり、Lは置換可能基である)の基との反応;
(f)Rが式(IIc)又は(IId)の基であり、基:
【化21】

が、4〜7の炭素原子を含有する随意に置換される複素環式環を一緒に形成する式(I)の化合物では、式XXXIVa又はXXXIVb:
【化22】

の化合物の、式:L−K−R(ここでLは、置換可能基である)の化合物との反応;
(g)Rが式(IIc)又は(IId)の基である式(I)の化合物では、式XXXVa又はXXXVb:
【化23】

の化合物の、式:L−K”−R(ここでLは、置換可能基であり、ここで基:K’及びK”は、一緒に反応するときにKを生成する基を含む)の化合物との反応;
(h)式XXXVI:
【化24】

の化合物の式:L−R(ここでLは、置換可能基である)の求電子化合物との反応;
(i)式XXXVII:
【化25】

の化合物の式:L−R(ここでLは、置換可能基である)の化合物との反応;
のいずれか1つより選択される反応工程と、その後必要ならば、
i)式(I)の化合物を式(I)の別の化合物へ変換する工程;
ii)あらゆる保護基を外す工程;
iii)塩、プロドラッグ又は溶媒和物を生成する工程を含む、前記方法。

【公表番号】特表2006−501232(P2006−501232A)
【公表日】平成18年1月12日(2006.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−530360(P2004−530360)
【出願日】平成15年8月19日(2003.8.19)
【国際出願番号】PCT/GB2003/003631
【国際公開番号】WO2004/018480
【国際公開日】平成16年3月4日(2004.3.4)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】