説明

シャンプー組成物

【課題】洗浄効果やしなやかさといった良好な使用感を有し、特にダメージヘアに対する優れた毛髪補修効果を併せ持つシャンプー組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(a)〜(e);
(a)アニオン性界面活性剤 1〜40質量%
(b)両性界面活性剤 1〜10質量%
(c)カチオン性ポリマー及び又は両性ポリマー 0.01〜5質量%
(d)特定構造を有するエステル型カチオン性界面活性剤 0.001〜10質量%
(e)毛髪補修成分 0.001〜10質量%
を配合することを特徴とするシャンプー組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマー、更に特定のカチオン性界面活性剤、毛髪補修成分とを配合したシャンプー組成物に関するものであり、更に詳しくは、優れた使用感(優れた泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)を有し、且つ毛髪補修効果に優れたシャンプー組成物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、シャンプー組成物には、毛髪並びに頭皮の汚れやスタイリング剤をきれいに落とすために、洗浄成分として、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤を主骨格として配合されてきた。しかしながら、洗浄成分だけでは、洗髪時にごわついたり、きしんだり、使用感が損なわれるため、それを改善するためにコンディショニング成分の配合がなされており、例えば、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、ノニオン性ポリマーなどの水溶性高分子類や各種油剤、更にカチオン性界面活性剤などが挙げられる。
これらの中でも、カチオン性界面活性剤は、毛髪への吸着性が優れ、感触面でも毛髪へしなやかさや柔軟性を付与する効果が高く、汎用されてきた。具体的には、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムや塩化ジステアリルジメチルアンモニウムなどのアルキル型の第4級アンモニウム塩が使用されてきた。
【0003】
一方、最近では、エステル構造を分子内に有するエステル型カチオン性界面活性剤がコンディショニング成分として使用されてきている。(例えば、特許文献1〜5参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2002−255751号公報
【特許文献2】特表2002−505253号公報
【特許文献3】特表2002−527373号公報
【特許文献4】特開2002−293719号公報
【特許文献5】特表2003−515021号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、エステル型カチオン性界面活性剤は、生分解性に優れるという特性は有するものの、各種の洗浄成分に単独で混合しただけではコンディショニング効果が充分なものではなく、特にヘアカラーやヘアブリーチを施したダメージヘアのように損傷度合いの大きい毛髪に対しては、満足できるコンディショニング効果が得られ難いというのが実情であった。
このように、本発明の解決しようとする課題は、エステル型カチオン性界面活性剤を配合したシャンプー組成物において、優れた使用感及び毛髪補修効果を併せ持つものを得ることができなかった点を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる実情に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマー、更に特定のカチオン性界面活性剤、毛髪補修成分を各々特定量配合することにより、優れた使用感及び優れた毛髪補修効果を有するシャンプー組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(e);
(a)アニオン性界面活性剤 1〜40質量%
(b)両性界面活性剤 1〜10質量%
(c)カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマー 0.01〜5質量%
(d)下記の一般式(1)
【0008】
【化2】

【0009】
(式中、Rは、12乃至22個の炭素原子及び0、1、2または3個の二重結合を有する脂肪族アシル基、n=2または3、Xはハロゲン化合物、メトサルフェートまたはメトホスフェートを表す)で表されるカチオン性界面活性剤 0.001〜10質量%
(e)毛髪補修成分 0.001〜10質量%
を配合することを特徴とするシャンプー組成物である。
【0010】
また、成分(a)アニオン性界面活性剤が、α−オレフィンスルホン酸塩、アシルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする前記シャンプー組成物である。
更には、成分(c)カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマーが、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする前記シャンプー組成物である。
【発明の効果】
【0011】
本発明のシャンプー組成物は、優れた使用感(優れた泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)を有し、且つ毛髪補修効果に優れるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明のシャンプー組成物に用いられる成分(a)アニオン性界面活性剤は、シャンプーの重要な基剤の一つであり、適度な泡を形成して毛髪、地肌の汚れを落とし、優れた洗浄効果を付与するために必須な成分である。本発明において、アニオン性界面活性剤は通常シャンプー等に使用されるアニオン性の界面活性剤であれば特に限定されることはない。
具体的な例では、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム等の高級脂肪酸塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸塩;テトラデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩;N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸アンモニウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ラウロイル−N−メチルアラニントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン等のN−アシルアミノ酸塩;N−ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、N−ラウロイルイセチオン酸カリウム等のアシルイセチオン酸塩;N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム等のN−アシルアルキルタウリン塩;ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲンカリウム、ラウロイル加水分解シルクナトリウム等のN−アシルポリペプチド塩;ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルナトリウム等のヒドロキシエーテルカルボン酸塩;スルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸等が挙げられる。
これらの中でも、α−オレフィンスルホン酸塩、アシルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩が特に好ましい。
【0013】
本発明のシャンプー組成物において、成分(a)は、毛髪の汚れやスタイリング剤を落とす洗浄効果や、豊かな泡立ち、泡量などの優れた使用感を付与するために配合されるものである。
【0014】
本発明のシャンプー組成物における成分(a)の配合量は、1〜40質量%(以下、単に「%」と略す)であり、より優れた使用感や洗浄効果を得るには、3〜30%が好ましい。成分(a)をこの範囲で配合すると、使用感、洗浄効果が特に優れたシャンプー組成物を得ることができる。
【0015】
本発明のシャンプー組成物に用いられる成分(b)両性界面活性剤は、シャンプーの重要な基剤の一つであり、泡質、洗浄効果を向上させる効果があり、成分(a)のアニオン性界面活性剤と併用することで相乗効果が得られる。本発明において、両性界面活性剤は通常シャンプー等に使用される両性の界面活性剤であれば特に限定されることはない。
具体的な例では、酢酸ベタイン型界面活性剤としてはオクチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられ、また、イミダゾリン型界面活性剤としてはN−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム等が挙げられる。また、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム等も挙げられる。
これらのうち、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウムなどが好ましい。
【0016】
本発明のシャンプー組成物において、成分(b)は、泡質向上効果及び洗浄効果を更に向上させるために含有されるものである。
【0017】
本発明のシャンプー組成物における成分(b)の配合量は、1〜10%であり、特に優れた使用感を得るには、2〜8%がより好ましい。成分(b)をこの範囲で配合すると、特に使用感に優れたシャンプー組成物を得ることができる。
【0018】
本発明のシャンプー組成物に用いられる成分(c)カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマーは、毛髪への親和性及び吸着性が良好であり、毛髪に良好な感触を付与するのに有効な成分である。
本発明において、カチオン性ポリマーは通常シャンプー等に使用されるカチオン性のポリマーであれば特に限定されることはないが、ポリマー鎖に結合したアミノ基またはアンモニウム基を含むか、またはジメチルジアリルアンモニウムハライドを構成単位として含む水溶性のものが好ましい。
具体的な例では、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化デンプン、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ビニルピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンジペリニウム等が挙げられる。これらの中でも、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体が特に好ましい。
本発明において、両性ポリマーは通常シャンプー等に使用される両性のポリマーであれば特に限定されることはない。具体的には、(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマー、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体等が挙げられる。これらの中でも、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体が特に好ましい。
【0019】
本発明のシャンプー組成物において、成分(c)は、毛髪にごわつきのなさ、しなやかさ、滑らかさなどのコンディショニング効果を付与し、更に泡の感触を滑らかにする目的で含有されるものである
【0020】
本発明のシャンプー組成物における成分(c)の配合量は、0.01〜5%であり、特に優れた使用感を得るには、0.1〜3%がより好ましい。成分(c)をこの範囲で配合すると、特に使用感に優れたシャンプー組成物を得ることができる。
【0021】
本発明のシャンプー組成物に用いられる成分(d)の下記の一般式(1)
【0022】
【化3】

【0023】
(式中、Rは、12乃至22個の炭素原子及び0、1、2または3個の二重結合を有する脂肪族アシル基、n=2または3、Xはハロゲン化合物、メトサルフェートまたはメトホスフェートを表す)で表されるカチオン性界面活性剤は、これを界面活性剤単独でも、或いは、他の成分を含む組成物としても使用できる。
他の成分を含む組成物として、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートを80%含み、他の成分としてプロピレングリコールを含有する、DEHYQUART L80(コグニス社製)、ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートを75%含み、他の成分としてセトステアリルアルコールを含有する、DEHYQUART F75(コグニス社製)、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートを90%含み、他の成分としてイソプロピルアルコールを含有する、DEHYQUART AU56/G(コグニス社製)、ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートを25%含み、他の成分としてセトステアリルアルコール、POE(20)セトステアリルエーテルを含有する、DEHYQUART C4046(コグニス社製)などが市販されている。
【0024】
本発明のシャンプー組成物において、成分(d)は、毛髪にしなやかさや、しっとり感などのコンディショニング効果を付与するために配合されるものであり、また生分解性にも優れるものである。
【0025】
本発明のシャンプー組成物における成分(d)の配合量は、0.001〜10%であり、しっとり感やしなやかさなどの優れた使用感を得るには、0.01〜5%がより好ましい。成分(d)をこの範囲で配合すると、使用感が特に優れたシャンプー組成物を得ることができる。
【0026】
本発明のシャンプー組成物に用いられる成分(e)の毛髪補修成分は、毛髪の表面や内部がダメージを受けて損傷した部分をケアする成分、例えば、アミノ酸類、アミノ酸誘導体、ペプタイド類、糖類及びその誘導体、毛髪脂質成分、リン脂質及びその誘導体やこれらの成分を含有する植物抽出物などが挙げられる。
具体的には、アミノ酸類としては、例えばグリシン、アラニン、バリン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、リジン、ヒドロキシリジン、アルギニン、シスチン、システイン、アセチルシステイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、オルニチン、シトルリン、テアニン等が挙げられる。アミノ酸誘導体としては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(2−オクチルドデシル)等が挙げられる。ペプタイド類としては、動物、魚、貝、植物由来のいずれでもよく具体的には、コラーゲン及びその誘導体又はそれらの加水分解物、エラスチン及びその誘導体又はそれらの加水分解物、ケラチン及びその誘導体又はそれらの分解物、コムギタンパク及びその誘導体又はそれらの加水分解物、ダイズタンパク及びその誘導体又はそれらの加水分解物等が挙げられる。糖類としては、ソルビトール、エリスリトール、マルトース、マルチトール、キシリトール、キシロース、トレハロース、イノシトール、グルコース、マンニトール、ペンタエリスリトール、果糖、蔗糖およびそのエステル、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ、黒砂糖抽出物等が挙げられる。毛髪脂質成分としては、セラミド及びその誘導体、18−メチルエイコサン酸等が挙げられる。リン脂質及びその誘導体としては、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴリン脂質などが挙げられ、これらの類似物あるいはこれらのものを含有する組成物、すなわち大豆レシチン、卵黄レシチン、あるいはそれらの水素添加物等も挙げられ、リン脂質誘導体としては、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの単独重合体または、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンと疎水性モノマーとの共重合体等が挙げられる。これらは、一種又は二種以上を適宜選択又は組み合わせて配合することができる。
【0027】
本発明のシャンプー組成物において、成分(e)は、使用時のハリコシ感や毛髪補修効果を付与するために含有されるものである。
【0028】
本発明のシャンプー組成物における成分(e)の配合量は、0.001〜10%であり、特に優れた使用感を得るには、0.01〜5%がより好ましい。成分(e)をこの範囲で配合すると、使用時のハリコシ感を有し、毛髪補修効果が特に優れたシャンプー組成物を得ることができる。
【0029】
本発明のシャンプー組成物には、上記成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、すなわち水(精製水、温泉水、深層水等)、油剤、上記以外の界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、上記以外の水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、包接化合物、保湿剤、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、植物抽出物、ビタミン類を配合できる。
【0030】
油剤としては、高級アルコール、炭化水素油、エステル油、脂肪酸類、油脂、シリコーンなどの油性成分を使用できる。例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、シトステロール、ラノステロール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)等の高級アルコール類、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等の炭化水素類、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル油類、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ等のロウ類、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、硬化油、タートル油、豚脂、馬脂、ミンク油、肝油、卵黄油等の動物油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル等のラノリン誘導体、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、グリセリン変性ポリシロキサン、高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコンゴム、シリコーンレジン等が挙げられる。
【0031】
界面活性剤としては、前述以外のカチオン性界面活性剤として、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等;非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、ラウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド、ポリオキシプロレンヤシ油脂肪酸モノイソパノールアミド、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げられる。
【0032】
金属セッケンとしては、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等が挙げられる。
【0033】
ゲル化剤としては、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
【0034】
粉体としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば、無機粉体としては、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、モンモリロナイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、ラウロイルリジン等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した複合粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等;タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体で、これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なった粉体でも良い。
【0035】
アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール等がある。
【0036】
水溶性高分子としては、成分(c)以外のコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムチン、デルマタン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸から選ばれるムコ多糖類及びその塩、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム、ガラクトマンナン等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、ベントナイト、ラポナイト、ヘクトライト等の無機系水溶性高分子等がある。また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0037】
抗菌剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
【0038】
pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン等、清涼剤としては、l−メントール、カンフル等が挙げられる。
【0039】
ビタミン類としては、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB及びその誘導体、ビタミンC及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、リノレン酸及びその誘導体等のビタミンF類;フィトナジオン、メナキノン、メナジオン、メナジオール等のビタミンK類;エリオシトリン、ヘスペリジン等のビタミンP類;その他、ビオチン、カルチニン、フェルラ酸等が挙げられる。
【0040】
本発明のシャンプー組成物は、剤型として、液状、乳液状、クリーム状、ジェル状、固形状のいずれでもよく、外観が、透明、白濁状、パール状のいずれでも構わない。また、噴射剤を配合してエアゾールフォーム又はポンプフォーム容器を使用してフォーム状タイプとしての実施も可能である。
【0041】
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
【実施例1】
【0042】
本発明品1〜14及び比較品1〜10:ヘアシャンプー
表1及び表2に示すヘアシャンプーを下記製造方法により調製し、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)、毛髪補修効果(毛髪強度)の各項目について、以下に示す評価方法及び判定基準により評価判定し、結果を併せて表1及び表2に示した。
【0043】
【表1】

【0044】
【表2】

【0045】
注1:ポリマーJR−400(ユニオンカーバイド社製)
注2:JAGUAR C−14S(ローディア社製)
注3:MARQUAT PLUS3330(NALCO COMPANY社製;純分量として記載)
注4:DEHYQUART L80(コグニス社製;純分量として記載)
注5:DEHYQUART F75(コグニス社製;純分量として記載)
注6:DEHYQUART AU56/G(コグニス社製;純分量として記載)
注7:Lipidure−HM−500(日本油脂社製)
【0046】
(製造方法)
A:成分1〜11、20〜23を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分12〜19を添加混合して、ヘアシャンプーを得た。
【0047】
〔使用感の評価方法〕
化粧品評価専門パネル10名に、本発明品及び比較品のヘアシャンプーを使用してもらい、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)を其々の項目について、各自が以下の評価基準に従って5段階評価し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
評価基準:
[評価結果] :[評点]
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判定]
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
【0048】
〔毛髪補修効果(毛髪強度)の評価方法〕
ヘアブリーチ処理したアジア人の毛髪を長さ5cm、10本束ねた毛束を表1、表2のヘアシャンプーで洗浄後、自然乾燥させて評価用毛束を作成した。この毛束の曲げ荷重値を毛髪強度測定機(特開2000−321186号公報参照)で測定し、洗浄前の毛束の曲げ荷重値と比較した場合の荷重値変化率により、毛髪補修効果(毛髪強度)を以下の判定基準を用いて判定した。
判定基準:
[評価] :[判定]
荷重値変化率 +20%以上 : ◎
荷重値変化率 +10%以上20%未満 : ○
荷重値変化率 +5%以上10%未満 : △
荷重値変化率 +5%未満 : ×
【0049】
表1及び表2の結果から明らかなように、本発明品1〜14のヘアシャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)、毛髪補修効果(毛髪強度)とも優れていた。それに対し、比較品1〜10では全ての項目を満足しえるものは得られなかった。
【実施例2】
【0050】
実施例2:透明シャンプー
(成分) (%)
1.テトラデセンスルホン酸ナトリウム 10
2.ポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリル硫酸
ナトリウム 5
3.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5
4.カチオン化セルロース(注1) 0.5
5.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
6.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注4) 1
7.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1
8.クレアチン 0.5
9.クレアチニン 0.5
10.L−セリン 0.5
11.ジグリセリン 0.3
12.ソルビトール 1
13.香料 0.1
14.ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアミド 0.5
15.クエン酸 0.5
16.安息香酸ナトリウム 0.5
17.精製水 残量
【0051】
(製造方法)
A:成分1〜7、14〜17を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分8〜13を添加混合して、透明シャンプーを得た。
本発明の実施品である実施例2の透明シャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)、毛髪補修効果(毛髪強度)に優れていた。
【実施例3】
【0052】
実施例3:リンスインシャンプー
(成分) (%)
1.N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10
2.ポリオキシエチレン(3E.O.)ラウリル硫酸
アンモニウム 5
3.ラウリン酸アミドプロピルベタイン 5
4.カチオン化グアーガム(注2) 0.5
5.高重合ポリエチレングリコール 0.1
6.アモジメチコーンエマルジョン 1
7.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注4) 2
8.ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注5) 1
9.塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5
10.塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1
11.グリセリン 0.1
12.プロピレングリコール 0.5
13.ポリエチレングリコール400 0.5
14.システイン 0.1
15.グルタミン酸 0.1
16.ショ糖 0.1
17.フェノキシエタノール 0.2
18.香料 0.5
19.ジステアリン酸エチレングリコール 1
20.ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 5
21.精製水 残量
【0053】
(製造方法)
A:成分1〜13、19〜20を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分14〜18を添加混合して、リンスインシャンプーを得た。
本発明の実施品である実施例3のリンスインシャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ))、毛髪補修効果(毛髪強度)に優れていた。
【実施例4】
【0054】
実施例4:ジェルシャンプー
(成分) (%)
1.N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン 10
2.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5
3.ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2
4.N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二
ナトリウム 3
5.アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリル
アンモニウム共重合体液(注3) 0.5
6.アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリル
アンモニウム共重合体液(注8) 0.5
7.ヒドロキシエチルセルロース 4
8.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注4) 1.5
9.ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注6) 1.5
10.L−セリン 0.1
11.アスパラギン酸 0.1
12.加水分解コラーゲン 0.1
13.香料 0.5
14.ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5
15.メチルパラベン 0.2
16.リンゴ酸 0.5
17.安息香酸ナトリウム 0.5
18.精製水 残量
注8:MERQUAT PLUS3331(NALCO COMPANY社製;純分量として記載)
【0055】
(製造方法)
A:成分1〜9、14〜18を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分10〜13を添加混合して、ジェルシャンプーを得た。
本発明の実施品である実施例4のジェルシャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)、毛髪補修効果(毛髪強度)に優れていた。
【実施例5】
【0056】
実施例5:クリームシャンプー
(成分) (%)
1.テトラデセンスルホン酸ナトリウム 10
2.N−ラウロイル−N−メチルアラニントリエタノール
アミン 5
3.ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3
4.ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム 2
5.塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル
アミド共重合体(注9) 0.5
6.カチオン化グアーガム(注2) 2.5
7.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注4) 0.3
8.ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注6) 0.5
9.セチルアルコール 1
10.ステアリルアルコール 1
11.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(2−オクチル
ドデシル) 1
12.PEG−60ブチルアモジメチコンエマルジョン
(注10) 1
13.テアニン 0.1
14.ヒドロキシプロリン 0.1
15.加水分解シルク 0.1
16.香料 0.2
17.ジステアリン酸エチレングリコール 4
18.乳酸 0.5
19.安息香酸ナトリウム 0.5
20.精製水 残量
注9:リポフローMN(ライオン社製;純分量として記載)
注10:SILSTYLE401(日本ユニカー社製)
【0057】
(製造方法)
A:成分1〜12、17〜20を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分13〜16を添加混合して、クリームシャンプーを得た。
本発明の実施品である実施例5のクリームシャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)、毛髪補修効果(毛髪強度)に優れていた。
【実施例6】
【0058】
実施例6:ベビーシャンプー
(成分) (%)
1.N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン 10
2.N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二
ナトリウム 3
3.カチオン化セルロース(注1) 0.5
4.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注4) 0.2
5.1,3−ブチレングリコール 10
6.トリメチルグリシン 1.5
7.グルタミン酸 0.1
8.加水分解ダイズタンパク 0.1
9.グリチルリチン酸ジカリウム 0.2
10.オレンジ油 0.2
11.クエン酸 0.2
12.ポリオキシプロレンヤシ油脂肪酸モノイソ
プロパノールアミド 1
13.精製水 残量
【0059】
(製造方法)
A:成分1〜5、11〜13を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分6〜10を添加混合して、ベビーシャンプーを得た。
本発明の実施品である実施例5のベビーシャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)毛髪補修効果(毛髪強度)に優れていた。
【実施例7】
【0060】
実施例7:泡沫状シャンプー
エアゾール原液処方
(成分) (%)
1.テトラデセンスルホン酸ナトリウム 5
2.N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム 5
3.ラウロイル加水分解シルクナトリウム 5
4.ラウリン酸アミドプロピルベタイン 3
5.アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリル
アンモニウム共重合体液(注3) 0.5
6.カチオン化デンプン 0.1
7.ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウム
メトサルフェート(注4) 0.3
8.塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.1
9.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル
・ベヘニル・2−オクチルドデシル) 0.1
10.プロピレングリコール 3
11.dl−ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.1
12.魚由来水溶性コラーゲン 0.1
13.香料 0.1
14.フェノキシエタノール 0.2
15.クエン酸 0.1
16.精製水 残量
【0061】
(製造方法)
A:成分1〜10、14〜16を加熱して均一溶解する。
B:Aを冷却する。
C:Bに成分11〜13を添加混合して、エアゾール原液を得た。
E:C(エアゾール原液)と噴射剤(LPG1.5)の質量比が97:3になるようにエアゾール缶に充填し、泡沫状シャンプーを得た。
本発明の実施品である実施例7の泡沫状シャンプーは、使用感(泡量、泡質、洗浄効果、ごわつきのなさ、しなやかさ)、毛髪補修効果(毛髪強度)に優れていた。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(a)〜(e);
(a)アニオン性界面活性剤 1〜40質量%
(b)両性界面活性剤 1〜10質量%
(c)カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマー 0.01〜5質量%
(d)下記の一般式(1)
【化1】

(式中、Rは、12乃至22個の炭素原子及び0、1、2または3個の二重結合を有する脂肪族アシル基、n=2または3、Xはハロゲン化合物、メトサルフェートまたはメトホスフェートを表す)で表されるカチオン性界面活性剤 0.001〜10質量%
(e)毛髪補修成分 0.001〜10質量%
を配合することを特徴とするシャンプー組成物。
【請求項2】
成分(a)アニオン性界面活性剤が、α−オレフィンスルホン酸塩、アシルアルキルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項1に記載のシャンプー組成物。
【請求項3】
成分(c)カチオン性ポリマー及び/又は両性ポリマーが、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体から選ばれる一種又は二種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。

【公開番号】特開2006−282565(P2006−282565A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−103854(P2005−103854)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(000145862)株式会社コーセー (734)
【Fターム(参考)】