説明

シールド掘進機

【課題】外周カッタの強度を十分に確保する。
【解決手段】シールド本体11の前方に設けられるカッタフレーム14を、中央カッタ15と、中央カッタ15の外周を囲む外周カッタ16とに分離形成したシールド掘進機において、シールド本体11の前端部近傍に設けられたバルクヘッド12に、第一回転軸25、及び、第一回転軸25を囲む第二回転軸30を回転自在に支持させ、外周カッタ16を、第一ビーム28によって第一回転軸25と連結すると共に、第二ビーム36によって第二回転軸30と連結する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールド本体の前方に設けられるカッタフレームを、中央カッタと外周カッタとに分離形成したシールド掘進機に関する。
【背景技術】
【0002】
シールド掘進機は、シールド本体の前方に設けられたカッタで切羽を掘削して、その後方でセグメントを順次組立てることにより、トンネルを構築していくものである。カッタの前端には複数のカッタビットが配置されており、カッタを回転させてカッタビットにより切羽を掘削するようになっている。
【0003】
ところで、カッタのカッタフレームが一体物である場合、特に大口径のシールド掘進機では、カッタフレームの中央部の周速と外周部の周速とに大きな違いが生じる。特にカッタフレームの中央部の周速が外周部の周速よりも遅いため、掘削土砂の取り込み性能がカッタフレームの径方向で一様でない。
【0004】
また、カッタフレームの中央部側よりも外周部側のカッタビットの掘削距離が長いため、カッタフレームの中央部と外周部とでカッタビットの摩耗の程度が不均一となる。
【0005】
このような問題を解決するために、シールド本体の前方に設けられるカッタフレームを中央カッタと外周カッタとに分離形成し、それら中央カッタ及び外周カッタをそれぞれ独立に回転駆動するシールド掘進機が提案されている(特許文献1等参照)。
【0006】
例えば、上記のようなシールド掘進機では、図4に示すように、カッタフレーム60は、円盤状の中央カッタ61と、中央カッタ61の外周を囲むドーナツ状の外周カッタ62とに分離形成されている。中央カッタ61及び外周カッタ62の前端部にはそれぞれ、切羽を掘削するためのカッタビット63、64が設けられている。
【0007】
バルクヘッド65には、中央回転軸66が回転自在に支持されている。中央回転軸66の前端部に、中央カッタ61が連結される。中央回転軸66には、ギヤ67を介して駆動モータ(中央カッタ駆動モータ)68が設けられている。
【0008】
また、バルクヘッド65には、中央回転軸66を囲む円筒状の外周回転軸69が回転自在に支持されている。外周回転軸69は、外周カッタ62から掘進方向後方に延出する中間ビーム70によって、外周カッタ62と連結されている。外周回転軸69には、ギヤ71を介して駆動モータ(外周カッタ駆動モータ)72が設けられている。
【0009】
中央カッタ駆動モータ68を駆動すると、中央カッタ駆動モータ68による回転トルクが、中央回転軸66を介して中央カッタ61に伝わり、中央カッタ61が回転駆動される。一方、外周カッタ駆動モータ72を駆動すると、外周カッタ駆動モータ72による回転トルクが、外周回転軸69及び中間ビーム70を介して外周カッタ62に伝わり、外周カッタ62が回転駆動される。
【0010】
このように、カッタフレーム60を中央カッタ61と外周カッタ62とに分離形成し、中央カッタ61と外周カッタ62とをそれぞれ独立に回転駆動するようにしたので、中央カッタ61の回転数を外周カッタ62の回転数よりも速くすることにより、中央カッタ61の周速と外周カッタ62の周速とをほぼ一致させることが可能となる。
【0011】
【特許文献1】特許第2695801号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところで、図4に示した従来のシールド掘進機では、外周カッタ62はドーナツ状に形成されているため、外周カッタ62の芯抜き部(図4の符号73参照)で強度不足が生じ、外周カッタ62の強度確保が難しいという問題がある。
【0013】
そこで、本発明の目的は、外周カッタの強度を十分に確保することができるシールド掘進機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために本発明は、シールド本体の前方に設けられるカッタフレームを、中央カッタと、該中央カッタの外周を囲む外周カッタとに分離形成したシールド掘進機において、上記シールド本体の前端部近傍に設けられたバルクヘッドに、第一回転軸、及び、該第一回転軸を囲む第二回転軸を回転自在に支持させ、上記外周カッタを、第一ビームによって上記第一回転軸と連結すると共に、第二ビームによって上記第二回転軸と連結したものである。
【0015】
また本発明は、シールド本体の前方に設けられるカッタフレームを、中央カッタと、該中央カッタの外周を囲む外周カッタとに分離形成したシールド掘進機において、上記シールド本体の前端部近傍に設けられたバルクヘッドに、中央回転軸、及び、該中央回転軸を囲む外周回転軸を回転自在に支持させ、上記外周カッタを、第一ビームによって上記中央回転軸と連結すると共に、第二ビームによって上記外周回転軸と連結したものである。
【0016】
ここで、上記中央回転軸に中央筒体を取り付け、該中央筒体に中央カッタ回転軸を回転自在に支持させ、該中央カッタ回転軸の前端部に上記中央カッタを取り付けると共に、上記中央カッタ回転軸を回転駆動するための駆動手段を上記中央筒体に設けても良い。
【0017】
また、上記外周カッタの外周部にコピーカッタを出没自在に設けると共に、上記中央回転軸に、上記コピーカッタを駆動するための流体圧を上記シールド本体側から上記外周カッタ側へと供給するためのロータリジョイントを設け、該ロータリジョイントと上記コピーカッタとを接続する供給管を、上記第一ビームを通して配設しても良い。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、外周カッタの強度を十分に確保することができるという優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0020】
図1は、本発明の第一実施形態に係るシールド掘進機の正面図である。図2は、本発明の第一実施形態に係るシールド掘進機の側断面図である。
【0021】
図1及び図2に示すように、本実施形態のシールド掘進機は、掘進方向前方(図2中の左側)にカッタ10を有するシールド本体11を備えている。シールド本体11の後部には、カッタ10により掘削した孔内にセグメントを組み立ててトンネルを構築するためのエレクタ(図示せず)と、シールド本体11の内周に所定間隔を隔てて複数設けられ、セグメントに反力を取ってシールド本体11を推進させるためのシールドジャッキ(図示せず)とが設けられる。
【0022】
カッタ10と、シールド本体11の前端部近傍に設けられたバルクヘッド(隔壁)12との間には、カッタ10により掘削した土砂(掘削土砂)を取り込むカッタチャンバ13が形成されている。
【0023】
カッタ10は、切羽に対して回転駆動されるカッタフレーム14を有している。カッタフレーム14は、円盤状の中央カッタ(カッタ中央部)15と、中央カッタ15の外周を囲むドーナツ状の外周カッタ(カッタ外周部)16とに分離形成されている。本実施形態では、中央カッタ15及び外周カッタ16は、面盤状に形成されている(図1参照)。なお、中央カッタ15及び外周カッタ16は、スポーク状に形成されていても良い。
【0024】
中央カッタ15及び外周カッタ16の前端部にはそれぞれ、切羽を掘削するための複数のカッタビット17、18が設けられている。
【0025】
中央カッタ15及び外周カッタ16にはそれぞれ、カッタビット17、18により掘削した土砂をカッタチャンバ13内に取り込むためのスリット19、20が設けられている(図1参照)。
【0026】
中央カッタ15及び外周カッタ16の後端部にはそれぞれ、カッタチャンバ13内に取り込んだ掘削土砂を撹拌するための撹拌翼21、22が設けられている。
【0027】
外周カッタ16の外周部には、コピーカッタ23が外周カッタ16の径方向に出没自在に設けられている。
【0028】
バルクヘッド12に設けた円筒状のハウジング24には、中央回転軸(第一回転軸)25が回転自在に支持されている。中央回転軸25とバルクヘッド12(ハウジング24)との間には、シールド本体11内に掘削土砂が侵入するのを防止するためのシール機構26が設けられている。中央回転軸25には、コピーカッタ23及び後述する第二駆動モータ41等を駆動するための流体圧用の作動流体(本実施形態では、油圧用の作動油)をシールド本体11側から外周カッタ16側及び内周カッタ15へと供給するためのロータリジョイント27が設けられている。
【0029】
中央回転軸25は、外周カッタ16から掘進方向後方に延出する中央ビーム(第一ビーム)28によって、外周カッタ16と連結されている。中央ビーム28は、その前端部が外周カッタ16の内周部に連結されている。中央ビーム28は、外周カッタ16の周方向に所定間隔を隔てて複数設けられている(図1参照)。
【0030】
また、バルクヘッド12に設けた円筒状のハウジング29には、中央回転軸25を囲む円筒状の外周回転軸(第二回転軸)30が回転自在に支持されている。外周回転軸30は、軸受31、32を介してバルクヘッド12に支持されている。外周回転軸30とバルクヘッド12(ハウジング29)との間には、シールド本体11内に掘削土砂が侵入するのを防止するためのシール機構33が設けられている。外周回転軸30には、ギヤ34を介して、外周回転軸30を回転駆動するための駆動手段としての複数の駆動モータ(第一駆動モータ)35(本実施形態では、電動モータ)が設けられている。第一駆動モータ35は、バルクヘッド12に取り付けられている。
【0031】
外周回転軸30は、外周カッタ16から掘進方向後方に延出し、外周カッタ16の半径方向の略中間部に位置する中間ビーム(第二ビーム)36によって、外周カッタ16と連結されている。中間ビーム36は、その前端部が外周カッタ16の内周部よりも外周側の部分に連結されている。中間ビーム36は、外周カッタ16の周方向に所定間隔を隔てて複数設けられている。
【0032】
中央回転軸25の前端には、円筒状の中央筒体37が取り付けられている。中央筒体37に設けた円筒状のハウジング38には、中央カッタ回転軸39が回転自在に支持されている。中央カッタ回転軸39は、軸受(図示せず)を介して中央筒体37に支持される。中央カッタ回転軸39と中央筒体37(ハウジング38)との間には、中央筒体37内に掘削土砂が侵入するのを防止するためのシール機構(図示せず)が設けられる。
【0033】
中央カッタ回転軸39の前端部に、中央カッタ15が連結される。
【0034】
中央カッタ回転軸39には、ギヤ40を介して、中央カッタ回転軸39を回転駆動するための駆動手段としての複数の駆動モータ(第二駆動モータ)41(本実施形態では、油圧モータ)が設けられている。第二駆動モータ41は、中央筒体37(外周カッタ16側)に取り付けられている。
【0035】
第一駆動モータ35を駆動すると、第一駆動モータ35による回転トルクが、外周回転軸30及び中間ビーム36を介して外周カッタ16に伝わり、外周カッタ16が回転駆動される。同時に、第一駆動モータ35による回転トルクが、外周カッタ16、中央ビーム28、中央筒体37(中央回転軸25)及び中央カッタ回転軸39を介して中央カッタ15に伝わり、中央カッタ15が回転駆動される。
【0036】
一方、第二駆動モータ41を駆動すると、第二駆動モータ41による回転トルクが、中央カッタ回転軸39を介して中央カッタ15に伝わり、中央カッタ15が中央筒体37(外周カッタ16)上で回転駆動される。
【0037】
ここで、本実施形態では、シールド本体11のバルクヘッド12に、中央回転軸(第一回転軸)25及び外周回転軸(第二回転軸)30を回転自在に支持させ、外周カッタ16を、中央ビーム(第一ビーム)28によって中央回転軸25と連結すると共に、中間ビーム(第二ビーム)36によって外周回転軸30と連結するようにしたため、外周カッタ16の内周部を中央ビーム28により支持し、内周部よりも外周側の部分を中間ビーム36により支持することができ、外周カッタ16の強度を十分に確保することができる。
【0038】
また、外周カッタ16の周方向に隣接する複数の中央ビーム28間、及び、複数の中間ビーム36間を掘削土砂が流れ得るため、これら中央ビーム28及び中間ビーム36によってカッタチャンバ13内の掘削土砂の流れ(土砂流れ)が阻害されることがなく、カッタチャンバ13の閉塞を防止することができる。
【0039】
また、本実施形態では、中央回転軸25に取り付けた中央筒体37に、中央カッタ回転軸39を回転自在に支持させ、中央カッタ回転軸39の前端部に、中央カッタ15を取り付けると共に、中央カッタ回転軸39を回転駆動するための第二駆動モータ(駆動手段)41を中央筒体37に取り付けることで、中央カッタ15を中央筒体37(外周カッタ16)上に回転自在に設けている。
【0040】
そのため、第一駆動モータ35により中央カッタ15及び外周カッタ16を回転駆動させた状態で、中央カッタ15を、第二駆動モータ41により外周カッタ16と同一回転方向に少しでも回転させることで、中央カッタ15の回転数を外周カッタ16の回転数よりも速くすることが可能となる。したがって、少量の作動流体(作動油)で中央カッタ15の周速を外周カッタ16の周速よりも速くすることができ、第二駆動モータ41を図4に示した中央カッタ駆動モータ68に比べて小型化することができる。
【0041】
ところで、図4に示した従来のシールド掘進機では、コピーカッタ(図4の符号74参照)に流体圧用の作動流体を供給するための供給管(図4の符号75参照)を配設するためには、例えば特開2002−357085号公報等に記載されている特殊な機構を有する装置が必要だった。本実施形態では、図2に示すように、供給管42を、中央ビーム28を通してシールド本体11側から外周カッタ16側へと配設し、その供給管42によって、コピーカッタ23とロータリジョイント27とを接続するようにしている。そのため本実施形態によれば、上記のような特殊な機構を有する装置を用いることなく、通常のロータリジョイント27を用いて、コピーカッタ23の供給管42を容易に配設することができる。
【0042】
次に、第二実施形態について説明する。
【0043】
図3は、本発明の第二実施形態に係るシールド掘進機の側断面図である。図1及び図2と同一部材には同一符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0044】
図3に示すように、中央回転軸50の内周には、円筒状の中央筒体51が取り付けられている。中央筒体51に設けた円筒状のハウジング52には、中央カッタ回転軸53が回転自在に支持されている。中央カッタ回転軸53は、軸受(図示せず)を介して中央筒体51に支持される。中央カッタ回転軸53と中央筒体51(ハウジング52)との間には、中央筒体51内に掘削土砂が侵入するのを防止するためのシール機構(図示せず)が設けられる。
【0045】
中央カッタ回転軸53の前端部に、中央カッタ15が連結される。
【0046】
この実施形態では、中央カッタ回転軸53は、その後端部がバルクヘッド12よりも掘進方向後方に延出している。中央カッタ回転軸53の後端部には、ギヤ54を介して、中央カッタ回転軸53を回転駆動するための駆動手段としての複数の駆動モータ(第二駆動モータ)55(本実施形態では、油圧モータ)が設けられている。第二駆動モータ55は、中央筒体51に取り付けられている。
【0047】
この実施形態では、ギヤ54や第二駆動モータ55等をバルクヘッド12よりも掘進方向後方(つまり、シールド本体11内)に配置するようにしている。そのため、図2に示すようにギヤ40や第二駆動モータ41等をバルクヘッド12よりも掘進方向前方(つまり、カッタチャンバ13内に位置する中央筒体37内)に配置した場合に比べて、カッタチャンバ13内に位置する中央筒体51等を小型化することが可能である。
【0048】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
【0049】
例えば、上記実施形態では、第二ビーム36が、外周カッタ16の半径方向の略中間部に位置する中間ビームであるとしたが、これには限定はされない。例えば、第二ビーム36が、外周カッタ16の半径方向の中間部よりも径方向内側に位置する内周ビームであっても良く、外周カッタ16の半径方向の中間部よりも径方向外側に位置する外周ビームであっても良い。
【0050】
また、上記実施形態では、第二駆動モータ41、55を中央筒体37、51に取り付けるとしたが、第二駆動モータ41、55をバルクヘッド12に取り付けるようにしても良い。
【0051】
また、上記実施形態では、第一駆動モータ35を、外周回転軸30に設けるとしたが、第一駆動モータ35を、中央回転軸25、50に設けるようにしても良い。
【0052】
さらに、中央回転軸25、50を、軸受を介してバルクヘッド12(ハウジング24)に支持させて、荷重を中央回転軸25、50と外周回転軸30とで分担して受けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】第一実施形態に係るシールド掘進機の正面図である。
【図2】第一実施形態に係るシールド掘進機の側断面図である。
【図3】第二実施形態に係るシールド掘進機の側断面図である。
【図4】従来のシールド掘進機の側断面図である。
【符号の説明】
【0054】
11 シールド本体
12 バルクヘッド
14 カッタフレーム
15 中央カッタ(カッタ中央部)
16 外周カッタ(カッタ外周部)
23 コピーカッタ
25 中央回転軸(第一回転軸)
27 ロータリジョイント
28 中央ビーム(第一ビーム)
30 外周回転軸(第二回転軸)
36 中間ビーム(第二ビーム)
37 中央筒体
39 中央カッタ回転軸
41 駆動モータ(第二駆動モータ、駆動手段)
42 供給管
50 中央回転軸
51 中央筒体
53 中央カッタ回転軸
55 駆動モータ(第二駆動モータ、駆動手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シールド本体の前方に設けられるカッタフレームを、中央カッタと、該中央カッタの外周を囲む外周カッタとに分離形成したシールド掘進機において、
上記シールド本体の前端部近傍に設けられたバルクヘッドに、第一回転軸、及び、該第一回転軸を囲む第二回転軸を回転自在に支持させ、上記外周カッタを、第一ビームによって上記第一回転軸と連結すると共に、第二ビームによって上記第二回転軸と連結したことを特徴とするシールド掘進機。
【請求項2】
シールド本体の前方に設けられるカッタフレームを、中央カッタと、該中央カッタの外周を囲む外周カッタとに分離形成したシールド掘進機において、
上記シールド本体の前端部近傍に設けられたバルクヘッドに、中央回転軸、及び、該中央回転軸を囲む外周回転軸を回転自在に支持させ、上記外周カッタを、第一ビームによって上記中央回転軸と連結すると共に、第二ビームによって上記外周回転軸と連結したことを特徴とするシールド掘進機。
【請求項3】
上記中央回転軸に中央筒体を取り付け、該中央筒体に中央カッタ回転軸を回転自在に支持させ、該中央カッタ回転軸の前端部に上記中央カッタを取り付けると共に、上記中央カッタ回転軸を回転駆動するための駆動手段を上記中央筒体に設けた請求項2記載のシールド掘進機。
【請求項4】
上記外周カッタの外周部にコピーカッタを出没自在に設けると共に、上記中央回転軸に、上記コピーカッタを駆動するための流体圧を上記シールド本体側から上記外周カッタ側へと供給するためのロータリジョイントを設け、該ロータリジョイントと上記コピーカッタとを接続する供給管を、上記第一ビームを通して配設した請求項2又は3記載のシールド掘進機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−239402(P2007−239402A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−67000(P2006−67000)
【出願日】平成18年3月13日(2006.3.13)
【出願人】(000000099)株式会社IHI (5,014)
【Fターム(参考)】