説明

シールド電線のアース処理構造

【課題】 処理における作業性の向上を図るとともにノイズ遮蔽性能を向上させることができるシールド電線のアース処理構造を提供すること。
【解決手段】 編組線14を芯線被覆部13の外周方向に引き出して鍔状部16を成形し、絶縁外皮15の外周において、スリーブ17,18を用いて鍔状部16に付属線19を接続させてアース処理を行うシールド電線10のアース処理構造。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シールド電線の端末において編組線を接地するシールド電線のアース処理構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシールド電線のアース処理構造の一例として、シールド端子の一側を絶縁外皮上に載置すると共に、このシールド端子の一側の上に樹脂チップを重ねた状態で超音波加振して少なくとも絶縁外皮を溶融飛散させてシールド端子の一側と編組線とが導通接触するシールド導通部を形成したシールド電線のアース処理構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、従来のシールド電線のアース処理構造の他の一例として、シールド電線の端末のシールド層を絶縁シースの外周に折り返して、金属シェルのバレルで折り返したシールド層を加締めるとともに、バレルの爪部を折り返したシールド層に貫通させ、絶縁シースに食い込ませて絶縁シースを加締めるシールド電線のアース処理構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【特許文献1】特開平11−135167号公報
【特許文献2】特開平10−270123号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記特許文献1では、リード線の端部を絶縁外皮上に載置し、この上に樹脂チップを重ね、一対の超音波ホーン間に挟み込み、樹脂チップの上側から加圧しながら超音波振動を加えて処理するために、編組線および芯線部に大きな荷重が負荷されてそれらを損傷する虞がある。
【0005】
また、上記特許文献2では、バレルの爪をシールド層に食い込ませるために、シールド層が破断する虞がある。
【0006】
通常、このようなシールド電線における編組線は、網状に編み込まれて信号線の外周全周を長さ方向に覆うことにより、外乱に乗ったノイズが信号線に到達しないように接地回路を確実に形成することが望まれている。
ところが、図7に示すように、従来のシールド電線のアース処理構造では、シールド電線50のシース51を剥がし、編組線52から芯線53を引き出し、芯線53の端末を皮むきして端子54に圧着接続する。また、芯線53から分離した編組線52は捩り加工をしてからテープ巻きを行ったり収縮チューブを被せたりし、先端を切断してトリミングを行って端子55に圧着接続していた。そのため、作業効率が低く、また、引き出された部分の編組線52は線状に捩られてしまうために、外乱を遮蔽する容量が小さくなり、引き出された芯線53に対するシールド効果が低下する虞がある。一方、編組線52から引き出されて分離した芯線53には、端子54までの間に、コネクタ内を引き回される分で編組線52に覆われていない非シールド範囲が存在する。また、編組線52は、先端を揃えるトリミング等の付加作業に多くの工数を必要としていた。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、処理における作業性の向上を図るとともにノイズ遮蔽性能を向上させることができるシールド電線のアース処理構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1)本発明に係るシールド電線のアース処理構造は、導体からなる芯線部と、前記芯線部を覆う芯線被覆部と、前記芯線被覆部の周囲に設けられた編組線と、前記編組線の周囲に設けられて前記芯線部、前記芯線被覆部、前記編組線を覆う樹脂製の絶縁外皮と、からなるシールド電線のアース処理構造であって、前記編組線を前記芯線被覆部の外周方向に引き出して鍔状部を形成し、前記絶縁外皮の外周で、スリーブを介して該鍔状部に付属線を接続させてアース処理を行うことを特徴とする。
【0009】
前記1)に記載のシールド電線のアース処理構造によれば、スリーブは、絶縁外皮の外周において、芯線被覆部の外周方向に引き出された編組線の鍔状部に付属線を電気的に接続するために、編組線および芯線部に大きな荷重を負荷することがないので、それらを損傷したり、破断したりすることなく品質を維持することができる。また、芯線被覆部の外周方向に引き出された編組線の鍔状部は、鍔形状に形成されているために、シールド容量が小さくなることがないので、確実な接地回路を形成することができる。さらに、編組線は、トリミング等の付加作業を伴わずに付属線に電気的に接続されるので、作業効率を向上させることができる。従って、処理における作業性の向上を図るとともにノイズ遮蔽性能を向上させることができる。
【0010】
2)本発明に係るシールド電線のアース処理構造は、前記1)に記載のシールド電線のアース処理構造であって、前記スリーブは、前記鍔状部と前記絶縁外皮間に配置される第1スリーブと、前記鍔状部の外周に外嵌される第2スリーブとからなり、該第1スリーブ又は該第2スリーブと前記鍔状部との間に付属線を挿入接続させてアース処理を行うことを特徴とする。
【0011】
前記2)に記載のシールド電線のアース処理構造によれば、第1スリーブは、絶縁外皮の外周で、芯線被覆部の外周方向に引き出された編組線の鍔状部の内周側に大きな接触面積で電気的に接続されるとともに、第2スリーブは、鍔状部の外周側に大きな接触面積で電気的に接続されるために、シール容量が小さくなることなく、付属線に対して確実な接地回路を形成することができる。
【0012】
3)本発明に係るシールド電線のアース処理構造は、導体からなる芯線部と、前記芯線部を覆う芯線被覆部と、前記芯線被覆部の周囲に設けられた編組線と、前記編組線の周囲に設けられて前記芯線部、前記芯線被覆部、前記編組線を覆う樹脂製の絶縁外皮と、からなるシールド電線のアース処理構造であって、前記編組線を前記芯線被覆部の外周方向に引き出して鍔状部を成形し、前記絶縁外皮の外周で、該鍔状部と該芯線被覆部との間に第1スリーブを配置するとともに、前記鍔状部の外周に第2スリーブを外嵌させ、該第1スリーブ又は該第2スリーブと前記鍔状部との間に付属線を挿入接続させてアース処理を行うことを特徴とする。
【0013】
前記3)に記載のシールド電線のアース処理構造によれば、第1スリーブは、絶縁外皮の外周で、芯線被覆部の外周方向に引き出された編組線の鍔状部の内周側に大きな接触面積で電気的に接続されるとともに、第2スリーブは、鍔状部の外周側に大きな接触面積で電気的に接続されるために、シール容量が小さくなることなく、付属線に対して確実な接地回路を形成することができる。また、編組線および芯線部に大きな荷重を負荷することがないので、接続部分の品質を維持することができる。さらに、編組線は、トリミング等の付加作業を伴わずに付属線に電気的に接続されるので、作業効率を向上させることができる。従って、処理における作業性の向上を図るとともにノイズ遮蔽性能を向上させることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明のシールド電線のアース処理構造によれば、編組線および芯線部に大きな荷重が負荷されないので、アース処理における作業性の向上を図るとともに、ノイズ遮蔽性能を向上させて高い品質のシールド電線を得ることができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る複数の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
(第1実施形態)
図1は本発明に係るシールド電線のアース処理構造の第1実施形態を用いて作製したシールド電線の断面図、図2は図1に示すシールド電線の断面図、図3は図1に示すシールド電線のアース処理構造の変形例の断面図、図4は別形態のシールド電線の断面図である。
【0017】
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるシールド電線のアース処理構造のシールド電線10は、導体からなる芯線部11と、芯線部11を覆う芯線被覆部12と、芯線被覆部12の周囲に設けられた編組線14と、編組線14の周囲に設けられて芯線部11、芯線被覆部12、編組線14を覆う樹脂製の絶縁外皮(シース)15と、からなる。
【0018】
シールド電線10の第1の特徴は、編組線14を絶縁外皮15の外周方向に引き出して鍔状部16を成形したことである。この鍔状部16は、鍔形状に形成されて絶縁外皮15の外周に円筒形状に配置されるために、全体の表面積が小さくなることがないので、大きなシールド容量を保持し、確実な接地回路を形成するのに寄与する。
【0019】
シールド電線10の第2の特徴は、編組線14の鍔状部16に、第1スリーブ17と、第2スリーブ18と、を電気的に接続可能に組み付けたことである。
【0020】
第1スリーブ17は、導電性を有する材料によって、絶縁外皮15の外径よりもわずかに大きい内径と、予め定められた外径と、を有して円環形状に形成されている。この第1スリーブ17は、製造工程において、編組線14の鍔状部16が引き出される以前に絶縁外皮15に組み付けられ、外周部に引き出された鍔状部16が配置される。第1スリーブ17は、引き出された鍔状部16の長さと略同一の長さを有するために、鍔状部16の内周に大きな面積で電気的に接続される。
【0021】
第2スリーブ18は、導電性を有する材料によって、第1スリーブ17よりも大きな内径と、予め定められた外径と、を有して円環形状に形成されている。この第2スリーブ17は、製造工程において、第1スリーブ17が内挿された鍔状部16の外周部に、接地回路に接続された付属線19の芯線20とともに被着される。第2スリーブ17は、引き出された鍔状部16の長さと略同一の長さを有するために、鍔状部16の外周に大きな面積で電気的に接続される。
【0022】
図2に示すように、シールド電線10は、第1スリーブ17および第2スリーブ18が組付けられたところで、スウェージング加工により、外径を円形状に絞り成形される。これにより、編組線14の鍔状部16は、内周側が、第1スリーブ17に大きな接触面積で電気的に接続され、外周側が、付属線19の芯線20とともに、第2スリーブ18に大きな接触面積で電気的に接続される。このとき、スウェージング加工された第1スリーブ17および第2スリーブ18は、絶縁外皮15、編組線14および芯線被覆部12に大きな荷重を負荷しないので、編組線14および芯線部11を損傷したり破断させたりすることがない。
【0023】
このようなシールド電線10は、以下の工程により製造される。
【0024】
先ず、絶縁外皮15を所定の位置で切断して、編組線14を絶縁外皮15の外周方向に引き出して鍔状部16を成形する。絶縁外皮15が除去された芯線部11に端子21が圧着接続される。
【0025】
次に、第1スリーブ17が編組線14の鍔状部16の内周部に組み付けられ、第2スリーブ18が鍔状部16の外周部に組み付けられ、付属線19の芯線20とともにスウェージング加工される。これにより、大きな面積を有する鍔状部16に第1,第2スリーブ17,18が大きな接触面積で電気的に接続され、大きな接触面積で鍔状部16に電気的に接続された第2スリーブ18に付属線19の芯線20が電気的に接続される。このとき、芯線部11は、小さい非シールド範囲を有して端子21に電気的に接続される。
【0026】
次に、図3を参照してシールド電線10の変形例について説明する。本変形例では、六角加締め加工を用いている。この場合のシールド電線10は、第1スリーブ17および第2スリーブ18が組付けられたところで、六角加締め加工により、外径を六角形状に加締め成形される。これにより、編組線14の鍔状部16は、内周側が、第1スリーブ17に大きな接触面積で電気的に接続され、外周側が、付属線19の芯線20とともに、第2スリーブ18に大きな接触面積で電気的に接続される。このとき、六角加締め加工された第1スリーブ17および第2スリーブ18は、絶縁外皮15、編組線14、芯線被覆部12および芯線部11に大きな荷重を負荷しないので、編組線14および芯線部11を損傷したり破断させたりすることがない。また、外周が第2スリーブ18は、外周が六角形に成形されているために、コネクタ(不図示)内に挿着される際に、回り止めの機能を発揮することができる。
【0027】
以上説明したように、本実施形態のシールド電線のアース処理構造によれば、第1スリーブ17は、絶縁外皮15の外周方向に引き出された編組線14の鍔状部16の内周側に大きな面積で電気的に接続されるとともに、第2スリーブ18は、鍔状部16の外周側に大きな面積で電気的に接続されるために、シール容量が小さくなることなく、付属線19に対して確実な接地回路を形成することができる。また、編組線14および芯線部11に大きな荷重を負荷することがないので、それらを損傷したり、破断したりすることなく品質を維持することができる。さらに、編組線14は、トリミング等の付加作業を伴わずに付属線19の芯線20に電気的に接続されるので、作業効率を向上させることができる。加えて、芯線部11は、小さい非シールド範囲を有するために、芯線部11に対して広い範囲でシールド効果を得ることができる。これらにより、処理における作業性の向上を図るとともにノイズ遮蔽性能を向上させることができる。また、スウェージング加工或いは六角加締め加工により、均一な外径を得ることができるので、外乱に対する遮蔽性を良好としてノイズの影響を受け難くすることができる。
【0028】
なお、本実施形態のシールド電線のアース処理構造は、上述した一対の芯線部を有するシールド電線の他、単線の芯線部を有するシールド電線にも実施可能である。すなわち、図4に示すようなシールド電線10Aは、単線の導体からなる芯線部11と、芯線部11を覆う絶縁内皮13と、絶縁内皮13の周囲に設けられた編組線14と、編組線14の外周に設けられた絶縁外皮15とからなる。アース処理構造に関しては、上記第1実施形態と同じなので説明を省略する。
【0029】
(第2実施形態)
次に、本発明に係るシールド電線のアース処理構造の第2実施形態について図5および図6を参照して説明する。尚、既に説明したシールド電線10と重複する構成要素等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことにより説明を簡略化あるいは省略する。
【0030】
図5は本発明に係るシールド電線のアース処理構造の第2実施形態に用いるスリーブの外観斜視図、図6は図5に示すスリーブを組み付けたシールド電線の側面図である。
【0031】
図5に示すように、本発明の第2実施形態であるシールド電線のアース処理構造に用いられるスリーブ30は、導電性を有する材料によってコ字形状に形成されており、対向配置された一対の側板31,31の上端部に圧接刃32,32を有する。
【0032】
図6に示すように、スリーブ30を用いて作成されるシールド電線40は、芯線被覆部12の外周方向に引き出された編組線14の鍔状部16に合わせてスリーブ30が配置される。そして、鍔状部16と、付属線19の芯線20と、がスリーブ30の圧接刃32,32内に圧入される。圧接刃32,32は、通常、鍔状部16と芯線20とを合算した幅寸法よりも小さい隙間を有するために、鍔状部16と付属線19の芯線20とが圧入されることにより、両者に圧接して電気的に接続される。
【0033】
本実施形態のシールド電線のアース処理構造によれば、スリーブ30は、絶縁外皮15の外周方向に引き出された編組線14の鍔状部16に付属線19の芯線20を電気的に接続するために、編組線14および芯線部11に大きな荷重を負荷することがないので、それらを損傷したり、破断したりすることなく品質を維持することができる。また、絶縁外皮15の外周方向に引き出された編組線14の鍔状部16は、鍔形状に形成されているためシールド容量が小さくなることがないので、確実な接地回路を形成することができる。さらに、編組線14は、トリミング等の付加作業を伴わずに付属線19の芯線20に電気的に接続されるので、作業効率を向上させることができる。従って、処理における作業性の向上を図るとともにノイズ遮蔽性能を向上させることができる。
【0034】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。例えば、第1実施形態における第1,第2スリーブの形状は、図示した円環形状に代えて、多角形状であっても良い。
【0035】
また、第2実施形態におけるスリーブは、接続端子を一体的に成形しても良く、そうすれば、接続端子を通じて接地回路を他の回路に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は本発明に係るシールド電線のアース処理構造の第1実施形態を用いて作製したシールド電線の断面図である。
【図2】図1に示したシールド電線の断面図である。
【図3】図2に示すシールド電線のアース処理構造の変形例の断面図である。
【図4】別形態のシールド電線の断面図である。
【図5】本発明に係るシールド電線のアース処理構造の第2実施形態に用いたスリーブの外観斜視図である。
【図6】図5に示したスリーブを組み付けたシールド電線の側面図である。
【図7】従来のシールド電線の外観図である。
【符号の説明】
【0037】
10,40 シールド電線
11 芯線部
12 芯線被覆部
13 絶縁内皮
14 編組線
15 絶縁外皮
16 鍔状部
17 第1スリーブ(スリーブ)
18 第2スリーブ(スリーブ)
19 付属線
20 芯線
30 スリーブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
導体からなる芯線部と、
前記芯線部を覆う芯線被覆部と、
前記芯線被覆部の周囲に設けられた編組線と、
前記編組線の周囲に設けられて前記芯線部、前記芯線被覆部、前記編組線を覆う樹脂製の絶縁外皮と、からなるシールド電線のアース処理構造であって、
前記編組線を前記芯線被覆部の外周方向に引き出して鍔状部を形成し、前記絶縁外皮の外周で、スリーブを介して該鍔状部に付属線を接続させてアース処理を行うことを特徴とするシールド電線のアース処理構造。
【請求項2】
請求項1に記載のシールド電線のアース処理構造であって、
前記スリーブは、前記鍔状部と前記絶縁外皮間に配置される第1スリーブと、前記鍔状部の外周に外嵌される第2スリーブとからなり、
該第1スリーブ又は該第2スリーブと前記鍔状部との間に付属線を挿入接続させてアース処理を行うことを特徴とするシールド電線のアース処理構造。
【請求項3】
導体からなる芯線部と、
前記芯線部を覆う芯線被覆部と、
前記芯線被覆部の周囲に設けられた編組線と、
前記編組線の周囲に設けられて前記芯線部、前記芯線被覆部、前記編組線を覆う樹脂製の絶縁外皮と、からなるシールド電線のアース処理構造であって、
前記編組線を前記芯線被覆部の外周方向に引き出して鍔状部を成形し、前記絶縁外皮の外周で、該鍔状部と該芯線被覆部との間に第1スリーブを配置するとともに、前記鍔状部の外周に第2スリーブを外嵌させ、該第1スリーブ又は該第2スリーブと前記鍔状部との間に付属線を挿入接続させてアース処理を行うことを特徴とするシールド電線のアース処理構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−156299(P2006−156299A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−348769(P2004−348769)
【出願日】平成16年12月1日(2004.12.1)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】