説明

スピロ環状アザインドール誘導体

本発明は、置換されたアザインドール誘導体、その製造方法、前記化合物を含有する医薬及び置換されたアザインドール誘導体の医薬の製造への使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
そのラセミ化合物の形にあるか;そのエナンチオマー、ジアステレオマー、そのエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物、あるいは個々のエナンチオマー又はジアステレオマーの形にあるか;その塩基及び/又はその生理学的に許容し得る酸の塩の形にある、一般式I
【化1】

[式中、
Aは、N又はCR7−10を表し、その際、Aは、少なくとも1個、多くても2個がNを表し、
Wは、NRを表し、
Xは、NR17、O又はSを表し、
及びRは、相互に無関係に、H、C〜C−アルキル(それぞれ飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、モノ又はポリ置換されているか又は非置換である)、C〜C−シクロアルキル(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);又はC〜C−アルキルを介して結合するアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である)を表し;
又は、基R及びRは一緒になって、CHCHOCHCH、CHCHNR10CHCH又は(CH3−6を表し、
その際、R10は、H;C〜C−アルキル(それぞれ飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状のモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);C〜C−シクロアルキル(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);アリール又はヘテロアリール(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);又はC〜C−アルキルを介して結合するアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);C(O)フェニル、C(O)ヘテロアリール、C(O)C〜C−アルキル(それぞれ置換されているか又は非置換である)を表し;
は、C〜C−アルキル(それぞれ飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、モノ又はポリ置換されているか又は非置換である);C〜C−シクロアルキル(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);アリール又はヘテロアリール(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);C〜C−アルキル基を介して結合しているアリール、ヘテロアリール又はC〜C−シクロアルキル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
は、H;C〜C−アルキル(飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);アリール又はヘテロアリール(それぞれ置換されているか又は非置換である);C〜C−アルキル基を介して結合しているアリール、ヘテロアリール又はシクロアルキル(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);COR12;SO12を表し、
その際、R12は、H;C〜C−アルキル(それぞれ飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、モノ又はポリ置換されているか又は非置換である);C〜C−シクロアルキル(それぞれ飽和又は不飽和の、モノ又はポリ置換されているか又は非置換である);アリール又はヘテロアリール(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);又はC〜C−アルキル基を介して結合しているアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(それぞれモノ又はポリ置換されているか又は非置換である);OR13;NR1415を表し;
は、O;H;COOR13、CONR13、OR13;C〜C−アルキル(飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);C〜C−シクロアルキル(飽和又は不飽和、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);アリール又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);又はC〜C−アルキルを介して結合しているアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
は、H;F、Cl、NO、CF、OR13、SR13、SO13、SOOR13、CN、COOR13、NR1415;C〜C−アルキル(飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);C〜C−シクロアルキル(飽和又は不飽和、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);アリール又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);又はC〜C−アルキルを介して結合されたアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
又はR及びRは一緒になって(CHを形成し、n=2、3、4、5又は6を表し、その際、個々の水素原子は、F、Cl、Br、I、NO、CF、OR13、CN又はC〜C−アルキルにより置き換えられていてもよく;
、R、R及びR10は、相互に無関係に、H、F、Cl、Br、I、NO、CF、OR13、SR13、SO13、SOOR13、CN、COOR13、NR1415;C〜C−アルキル、C〜C−シクロアルキル(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);アリール、又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);又はC〜C−アルキルを介して結合したアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
その際、R13は、H;C〜C−アルキル(それぞれ飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);C〜C−シクロアルキル(それぞれ飽和又は不飽和、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);アリール又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);又はC〜C−アルキルを介して結合しているアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
14及びR15は、相互に無関係に、H;C〜C−アルキル(それぞれ飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);又はC〜C−シクロアルキル(それぞれ飽和又は不飽和の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);アリール又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);又はC〜C−アルキルを介して結合されたアリール、C〜C−シクロアルキル又はヘテロアリール(非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
又はR14及びR15は一緒になってCHCHOCHCH、CHCHNR16CHCH又は(CH3−6を形成し、
その際、R16は、H;C〜C−アルキル(飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表し;
17は、H;C〜C−アルキル(飽和又は不飽和の、分枝状又は非分枝状);COR12又はSO12を表す。]
のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項2】
前記のC〜C−アルキル、C〜C−アルキル、C〜C−アルキル又はC〜C−アルキレン及びC〜Cシクロアルキル基は、それぞれ、1箇所又は数箇所、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C−C−アルキル、NH−C〜C−アルキル−OH、N(C〜C−アルキル)、N(C〜C−アルキル−OH)、NO、SH、S−C〜C−アルキル、OH、O−C〜C−アルキル、O−C〜C−アルキル−OH、C(=O)C〜C−アルキル、COH、CO−C〜C−アルキル、CF、OCF、C〜C−アルキルで置換されていてもよく、
前記のアリール基又はヘテロアリール基は、それぞれ1箇所又は数箇所、F、Cl、Br、I、CN、NH、NH−C〜C−アルキル、NH−C〜C−アルキル−OH、N(C〜C−アルキル)、N(C〜C−アルキル−OH)、NO、SH、S−C〜C−アルキル、OH、O−C〜C−アルキル、O−C〜C−アルキル−OH、C(=O)C〜C−アルキル、COH、CO−C〜C−アルキル、CF、OCF、C〜C−アルキル、
【化2】

又はフェノキシで置換されていてもよい、請求項1記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項3】
及びRは、相互に無関係に、H;C〜C−アルキル(飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、モノ又はポリ置換されているか又は非置換である)を表すか;又は基R及びRは一緒になって環を形成し、かつ、CHCHOCHCH、CHCHNR11CHCH又は(CH3−6を表し、
その際、R11は、H;又はC〜C−アルキル(飽和又は不飽和、分枝状又は非分枝状の、モノ又はポリ置換されているか又は非置換である)を表す、請求項1又は2記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項4】
及びRはCHを表す、請求項3記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項5】
は、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、フェニル、フリル、チオフェニル、ナフチル、ベンジル、ベンゾフラニル、インドリル、インダニル、ベンゾジオキサニル、ベンゾジオキソラニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、チアゾリル又はベンゾチオフェニル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている);飽和の非分枝のC〜C−アルキル基を介して結合したフェニル、フリル又はチオフェニル(それぞれ非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)を表す、請求項1又は2記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項6】
は、ブチル、エチル、3−メトキシプロピル、ベンゾチオフェニル、フェニル、3−メチルフェニル、3−フルオロフェニル、ベンゾ[1,3]−ジオキソリル、ベンジル、1−メチル−1,2,4−チアゾリル、チエニル又はフェネチルを表す、請求項5記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項7】
は、H、C〜C−アルキル(分枝状又は非分枝状の、非置換であるか又はモノ又はポリ置換されている)又はCOOR13を表す、請求項1又は2記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項8】
はHを表す、請求項7記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項9】
は、H、C〜C−アルキル、アリール又はC〜C−アルキル基を介して結合したアリールを表す、請求項1又は2記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項10】
はHを表す、請求項9記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項11】
、R、R及びR10は、相互に無関係に、H;メチル、エチル、プロピル、ブチル;ピリジル、O−ベンジル、F、Cl、Br、I、CF、OH、OCH、NH、COOH、COOCH、NHCH又はN(CH又はNOを表す、請求項1記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項12】
、R、R及びR10はHを表す、請求項11記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項13】
一般式Iは、一般式Ia又はIb
【化3】

の一方の意味を表し、基X及びW並びに基R〜R10は、請求項1から12に記載の意味を表す、請求項1〜12のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項14】
そのラセミ化合物の形にあるか;そのエナンチオマー、ジアステレオマー、そのエナンチオマー又はジアステレオマーの混合物、あるいは個々のエナンチオマー又はジアステレオマーの形にあるか;その塩基及び/又はその生理学的に許容し得る酸の塩の形にある、次のグループ:
(1) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)]
(2) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];メタンスルホン酸塩
(3) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,6′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−5−アザ−インドール)]
(4) 4−(ジメチルアミノ)−4−チオフェン−2−イル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];メタンスルホン酸塩
(5) 4−(ジメチルアミノ)−4−チオフェン−2−イル−スピロ[シクロヘキサン−1,6′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−5−アザ−インドール)]
(6) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(4:3)
(7) 4−(メチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(8) 4−(メチルアミノ)−4−チオフェン−2−イル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(4:3)
(9) 4−(ジメチルアミノ)−4−ベンゾ[1,3−ジオキソール]−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(10) 4−(ジメチルアミノ)−4−(ベンゾチオフェン−2−イル)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(12) 4−(ジメチルアミノ)−4−(3−フルオロフェニル)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(4:3)
(13) 4−(ジメチルアミノ)−4−(3−メチルフェニル)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(14) 4−(ジメチルアミノ)−4−(ブチ−1−イル)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(15) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルエチル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(3−トリフルオロメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(17) 4−(ジメチルアミノ)−4−エチル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(2:3)
(18) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニルエチル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(2:3)
(19) 4−ベンジル−4−モルホリノ−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(20) 4−(ジメチルアミノ)−4−(3−メトキシプロピル)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(21) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(22) 4−(ジメチルアミノ)−4−チオフェン−2−イル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(23) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,6′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−5−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(24) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,6′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−5−アザ−インドール)],クエン酸塩(1:1)
(25) 4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(26) 4−ブチル−4−(ジメチルアミノ)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(27) 4−ベンジル−4−モルホリノ−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(3−トリフルオロメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(28) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(3−トリフルオロメチル−5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(29) 4−(アゼチジン−1−イル)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(30) 4−ブチル−4−(ピロリジン−1−イル)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(2:1)
(31) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−チオピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(32) 4−(ジメチルアミノ)−4−フェニル−スピロ[シクロヘキサン−1,6′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−チオピラノ[3,4−b]−5−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
(33) 4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−(メチルアミノ)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)又は
(34) 4−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)−4−(メチルアミノ)−スピロ[シクロヘキサン−1,8′−(5,6,8,9−テトラヒドロ−ピラノ[3,4−b]−7−アザ−インドール)];クエン酸塩(1:1)
から選ばれる、請求項1記載のスピロ環状アザインドール誘導体。
【請求項15】
請求項1記載の、一般式Iで表わされるスピロ環状アザインドール誘導体の製造方法において、一般式IIIの化合物を反応媒体中でフッ化物の存在で又は有機又は無機酸、好ましくはHCl、酢酸、トリフルオロ酢酸、三フッ化ホウ素の存在で、好ましくは−70℃〜300℃の温度で、一般式IVの化合物に反応させ、
【化4】

引き続き、少なくとも1種の有機酸又はそのトリメチルシリルエステル又は無機酸の添加下で又は少なくとも1種の遷移金属塩の添加下で、一般式VIIのケトンと、
【化5】

適当な溶剤又は溶剤混合物、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、アセトニトリル、ジエチルエーテル又はニトロエタン中で、0〜150℃の温度で、場合によりマイクロ波の使用下で反応させる、上記スピロ環状アザインドール誘導体の製造方法。
【請求項16】
場合によりそのラセミ化合物、純粋な立体異性体の、特に任意の混合比でのエナンチオマー及びジアステレオマーの形にあるか、その酸又はその塩基の形にあるか;又はその塩、特に生理学的に許容性の塩又は生理学的に許容し得る酸又はカチオンの塩の形にあるか;又はその溶媒和物、特に水和物の形にある、請求項1記載の、一般式Iで表わされる少なくとも1種の置換されたアザインドール誘導体を含有し、並びに場合により適当な添加剤及び/又は助剤及び/又は場合により他の有効物質を含有する医薬。
【請求項17】
場合によりそのラセミ化合物、純粋な立体異性体、特に任意の混合比でのエナンチオマー及びジアステレオマーの形にあるか、その酸又はその塩基の形にあるか;又はその塩、特に生理学的に許容性の塩又は生理学的に許容し得る酸又はカチオンの塩の形にあるか;又はその溶媒和物、特に水和物の形にある、請求項1記載の、一般式Iで表わされる少なくとも1種の置換されたアザインドール誘導体の、痛み、特に急性痛、神経障害痛又は慢性痛治療用医薬の製造への使用。
【請求項18】
不安状態、ストレス及びストレスと関連する症候群、鬱病、てんかん、アルツハイマー病、老人性痴呆、カタレプシー、一般的な認識機能障害、学習及び記憶障害(向精神薬として)、禁断症状、アルコール乱用及び/又はドラッグ乱用及び/又は薬物乱用、アルコール依存症及び/又は薬物依存症及び/又は医薬依存症、性的機能障害、心臓血管疾患、低血圧症、高血圧症、耳鳴り、掻痒、偏頭痛、難聴、腸の運動性の不足、摂食障害、拒食症、肥満症、運動器官障害、下痢、悪液質、尿失禁の治療のため、又は筋弛緩剤、鎮痙剤又は麻酔剤として、又はオピオイド系鎮痛剤又は麻酔剤を用いた治療の際の同時投与のため、利尿又は抗ナトリウム利尿、抗不安のため、運動活力の調節のため、神経伝達物質放出の調節のため及びそれに関連する神経変性疾患の治療のため、禁断症状の治療のため及び/又はオピオイドの中毒能力の低減のための医薬の製造への、請求項1記載の、一般式Iで表わされる置換されたアザインドール誘導体の使用。

【公表番号】特表2009−543825(P2009−543825A)
【公表日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−519861(P2009−519861)
【出願日】平成19年7月17日(2007.7.17)
【国際出願番号】PCT/EP2007/006326
【国際公開番号】WO2008/009416
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(390035404)グリュネンタール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング (127)
【Fターム(参考)】