説明

セクタ駆動装置、固体撮像装置及びこれを備えた電子機器

【課題】 小型化して光漏れを防止することが可能な固体撮像装置を提供する。
【解決手段】 開口32HLが設けられたセクタ基板31と、前記開口に進退可能であり、前記開口よりも小さい絞り穴343が設けられた絞り用セクタ34とを備え、前記絞り穴が、前記絞り用セクタの移動方向の幅が当該移動方向に直交する方向の幅よりも狭い形状であることを特徴とするセクタ駆動ユニット30。
前記セクタ駆動ユニットと、前記開口からの入射光を受光する撮像素子12とを備え、前記絞り穴の前記絞り用セクタの移動方向の幅が、前記撮像素子の受光部12aの幅方向の幅に対応していることを特徴とする固体撮像装置1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セクタ駆動装置、固体撮像装置及びこれを備えた電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のセクタ駆動装置には、シャッタ用のセクタと絞り用のセクタとが設けられたものが存在する(例えば以下に示す特許文献1参照)。図10は、このようなセクタ駆動装置を備えた固体撮像装置の構成を簡単に示す図である。図10に示すように、この固体撮像装置は、開口52HLに進退可能なシャッタ用セクタ53と絞り用セクタ54とを有し、シャッタ用セクタ53と絞り用セクタ54にはそれぞれカム穴532、542が設けられている。カム穴532はV字型をなし、カム穴542はヘの字型をなす。カム穴532、542には駆動アーム561の端に設けられたピン562が係合される。駆動アーム561を反時計回り駆動することで、開口52HLを全開→全閉→小絞りの状態と変化させることができる。従って、このような固体撮像装置では、絞り用のセクタで小絞り状態を保ちつつ、シャッタ用のセクタで開口を閉じるというように、1つの駆動部材で各々のセクタを必要に応じて駆動することが可能となる。尚、セクタ基板61には、駆動アーム561を駆動させるモータ(不図示)が収納されている。撮像素子62の受光部62aが開口52HLからの光を受光する(特願2004−257783号)。
【特許文献1】特開2001−188276
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の構成では、絞り用のセクタに設けられた絞り穴543の形状が円形であった。このため、図11及び開口52HL近傍の拡大図である図12に示すように全開状態から全閉状態の途中で、開口52HLと、絞り用のセクタに設けられた絞り穴543とが重なり、絞り穴543から開口52HLに光が入射し、撮像素子62に結像する場合があった。このような光漏れを防止するためには、シャッタ用セクタ53を大きくして上述した光漏れを遮断する必要がある。近年、電子機器は著しい早さで小型化されており、これに伴って固体撮像装置についてもより一層の小型化が求められているが、以上のようにシャッタ用セクタ53を大きくすると、セクタ駆動装置、ひいては固体撮像装置が大型化するという問題がある。また、シャッタ用セクタ53を大きくすると、シャッタ用セクタ53の重量が増し、シャッタスピードが遅くなる。また、シャッタ用セクタ53を駆動するための消費電力も増大する。
【0004】
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、小型化して光漏れを防止することが可能なセクタ駆動装置、固体撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的は、開口が設けられた基板と、前記開口に進退可能であり、前記開口よりも小さい絞り開口が設けられたセクタとを備え、前記絞り開口が、前記セクタの移動方向の幅が当該移動方向に直交する方向の幅よりも狭い形状であることを特徴とするセクタ駆動装置によって達成される。
【0006】
この構成により、絞り開口から撮像素子への被写体側からの光漏れを防止できる。また、従来のように光漏れを防止するためにシャッタ用セクタを大きくする必要がないので、セクタ駆動装置ひいては固体撮像装置を小型化して光漏れを防止できる。
【0007】
また、上記セクタ駆動装置と、前記開口からの入射光を受光する撮像素子とを備え、前記絞り開口の前記セクタの移動方向の幅を、前記撮像素子の受光部の幅方向の幅に対応させてもよい。
また、上記目的は、開口が設けられた基板と、前記開口に進退可能であり、前記開口よりも小さい絞り開口が設けられたセクタと、前記開口からの入射光を受光する撮像素子とを備え、前記絞り開口が、前記撮像素子の受光部の形状に対応した形状であることを特徴とする固体撮像装置によって達成される。この構成によれば、絞り開口の形状を撮像素子の受光部に対応させた形状であるので、絞り開口が円形の場合よりも絞り開口から撮像素子への被写体側からの光漏れを防止できる。また、シャッタ用のセクタを大きくする必要がないので、セクタ駆動装置ひいては固体撮像装置を小型化して光漏れを防止できる。
また、これらの固体撮像装置を備えた電子機器は、光漏れを防止できるので鮮明な撮像画像を得ることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型化して光漏れを防止することが可能なセクタ駆動装置、固体撮像装置及び電子機器を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
【実施例1】
【0010】
まず、本発明による実施例1について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の実施例1による固体撮像装置1の内部構成が確認できるように示した側面図である。図1に示すように、固体撮像装置1は3つの主要なユニット部を含んで形成されている。すなわち、固体撮像装置1は撮像素子12を含む撮像ユニット10、レンズ22〜24を含む光学ユニット20及びセクタ33、34を駆動するセクタ駆動装置としてのセクタ駆動ユニット30を含んでいる。なお、撮像ユニット10と光学ユニット20とを合せて撮像光学モジュールと称する。
【0011】
撮像ユニット10は、撮像基板11、撮像素子12、鏡筒13、光学フィルタ14を含んでいる。撮像素子12は、撮像基板11上の所定位置に固定されている。鏡筒13は形状が略円筒型であり、撮像素子12の外周を囲むようにして撮像基板11上に固定されている。この鏡筒13の下部分には光学フィルタ14が配置されている。また、鏡筒13の上部分は、光学ユニット20及びセクタ駆動ユニット30側の一部と係合している。また、カメラ、携帯電話等の電子機器と接続するためのFPC(Flexible Printed Circuit)(図示せず)が、撮像基板11に形成した配線パターン(図示せず)に接続されている。
【0012】
レンズホルダ21の上端(被写体側の端部)には、外周を段状に切り欠いた切欠部が形成されている。この切欠部は光軸方向LAと垂直な環状面を有している。この環状面にはセクタ基板31が当接する。
【0013】
光学ユニット20の上部にセクタ駆動ユニット30が配置されている。より詳細には、レンズホルダ21上に、セクタ基板31の一部が固定される。このセクタ基板31と対向するようにセクタ押え板32が配置されている。セクタ基板31とセクタ押え板32との間の空間SP内にシャッタ用セクタ33と絞り用セクタ34との2枚のセクタが配設されている。
【0014】
セクタ基板31は、レンズホルダ21に当接すると共に鏡筒13の上側を覆うように形成されている円筒部37と、アクチュエータとしてのステップモータ36が設置されるモータ収納部39とを含んでいる。円筒部37の上部にはシャッタ開口38が形成されている。このシャッタ開口38は、レンズホルダ21の上部に形成されている前述した切欠部とちょうど嵌合するように形成されている。すなわち、このシャッタ開口38の周部38Cが、切欠部の環状面に当接した状態で固定される。
【0015】
レンズホルダ21は前述したように鏡筒13内に固定されている。そして、このレンズホルダ21にセクタ基板31のシャッタ開口38が嵌合されている。なお、固体撮像装置1ではセクタ基板31のシャッタ開口38にレンズホルダ21が嵌合しているので、シャッタ開口38は実質的に撮影用の開口として機能していない。固体撮像装置1では、セクタ押え板32に形成した開口32HLが先に指摘した撮影用の開口に相当することになる。
【0016】
また、セクタ基板31の円筒部37と鏡筒13の上部分との間には、位置決め構造が形成されている。セクタ基板31の側部にはステップモータ36の電極を撮像基板11に接続するためのプリント基板40が接合されている。
【0017】
また、固体撮像装置1は上記のようにプリント基板40が撮像基板11に接続されているので、撮像基板11側からステップモータ36の制御を行うことが可能となっている。
【0018】
次に、シャッタ用セクタ33と絞り用セクタ34との駆動例について図面と共に説明する。図2は開口32HLが全開の状態にある際の構成を簡略化して示した図である。
【0019】
図2に示すように、シャッタ用セクタ33と絞り用セクタ34とにはそれぞれ第1のカム穴及び第2のカム穴であるカム穴332、342が設けられている。図2に示すように、カム穴332はV字型を成しているのに対し、カム穴342はヘの字型を成している。すなわち、カム穴332、342はそれぞれ中央付近で折れ曲がっている。但し、折曲部は角がなく、なめらかな状態である。
【0020】
このカム穴332、342には駆動ピン362が係合されている。絞り用セクタ34には開口32HLよりも径の小さい開口(絞り穴343)が設けられている。この絞り穴343は開口32HLを小口径とするための構成である。絞り穴343の形状については、後述する。
【0021】
シャッタ用セクタ33は、これを揺動可能に取り付けるための固定ピン331により、セクタ基板31に支持される。同様に、絞り用セクタ34は、これを揺動可能に取り付けるための固定ピン341により、セクタ基板31に支持される。
【0022】
駆動ピン362は、ステップモータ36の回転軸に固定された駆動アーム361の一方の端部に設けられる。したがって、ステップモータ36を駆動することで、駆動アーム361および駆動ピン362を介してシャッタ用セクタ33および絞り用セクタ34を揺動させることが可能である。このため、本実施の形態では駆動部材はステップモータ36、駆動アーム361および駆動ピン362で構成している。駆動アーム361を反時計回りに回転させることで、開口32HLを全開状態→全閉状態→小絞り状態と変化させることができる。また逆に、駆動アーム361を時計回りに回転させることで、開口32HLを小絞り状態→全閉状態→全開状態と変化させることができる。
【0023】
尚、撮像素子12は、撮像素子12上に設けられている受光部12aの中心と、開口32HLの中心とが重なるように配置されている。
【0024】
図3に、駆動アーム361を反時計回りに40°程度回転させた際の状態を示す。図3は、開口32HLが全開状態→全閉状態へ移行する過程での図である。図3に示すように、駆動アーム361を40°程度回転させることで、駆動ピン362は、カム穴332、342の折曲部を境として一方(図面中右側)の辺の端から、この一方の辺(図面中右側の辺)を摺動し、折曲部分に差しかかる。この動作、すなわち図2から図3までの動作では、シャッタ用セクタ33を時計回りへ駆動し、絞り用セクタ34を反時計回りに駆動する。これにより、開口32HLは全開の状態から全閉の状態へ移行する。
【0025】
図4は、図3における開口32HL近傍の拡大図である。図4に示すように絞り穴343は、絞り用セクタ34の移動方向(回転方向)、すなわち矢印A方向の幅B1がその移動方向に直交する方向の幅B2よりも狭い形状になっている。詳述すると、絞り穴343は、円形の穴に対して移動方向に対応する円弧の部分を埋めた(塞いだ)形状になっている。この形状により、絞り穴343の内周と開口32HLの内周とがほぼ同時に重なることがなく、絞り穴343から撮像素子12の受光部12aへの被写体側からの光漏れが生じない。ここで、絞り穴343と開口32HLとが重なった場合に、絞り穴343からの光漏れを回避するには、シャッタ用セクタ33を大きく形成し、シャッタ用セクタ33によって絞り穴343からの入射光を遮断することも考えられる。しかし、シャッタ用セクタ33を大きく形成すると、固体撮像装置1自体が大型化する。また、シャッタ用セクタ33の重量が増え、シャッタスピードが遅くなる。従って、本実施例のごとく絞り穴343を、所定の円弧の部分を埋めた形状にすることにより、上記問題を回避することができる。
【0026】
図5に、駆動アーム361を反時計回りに90°程度回転させた際の状態を示す。図5は、開口32HLが小絞り状態、すなわち開口32HLの中心と絞り穴343の中心とが重なる状態の場合の図である。図5に示すように、絞り用セクタ34に設けられた絞り穴343は、開口32HLの中央に到達する。
【0027】
図6は、図5における開口32HL近傍の拡大図である。図6に示すように、絞り穴343は、円形の穴に対して撮像素子12の受光部12aの長手方向(図6上下方向)に沿うように円弧の部分が埋められた形状である。絞り穴343の形状を受光部12aの長手方向に沿うように円弧の部分を埋めた形状にすることにより、絞り穴343が円形の場合よりも、絞り穴343から入射する受光部12aへの幅方向(図6左右方向)への光量は減少し、入射光の受光範囲が縮小する。しかし、受光部12aの幅方向の端部よりも外側の部分には撮影のための光を到達させる必要がない。従って、絞り穴343を受光部12aの長手方向に沿うように円弧の部分を埋めた形状にすることにより、絞り穴343から入射する受光部12aへの幅方向への光量が減少しても、受光部12aの幅方向の端部には入射光が到達し、撮像画像は不鮮明にはならない。これに対し、図6から受光部12aを角度90°回転させて、絞り穴343を受光部12aの幅(図6上下方向)方向に沿うように円弧の部分を埋めた形状にした場合には、絞り穴343から入射する受光部12aへの長手方向(図6左右方向)への光量が減少するので、受光部12aの長手方向の端部には入射光が到達しない可能性があり、撮像画像は不鮮明になる虞がある。
【実施例2】
【0028】
次に、図7、図8及び図9を用いて実施例2について説明する。この実施例2の固体撮像装置の基本構成は実施例1の固体撮像装置1と同様である。よって、固体撮像装置1と同一の部分には同じ符号を付することによって重複する説明を省略する。
【0029】
図7は、図5に対応するもので、絞り用セクタ34に設けられた絞り穴343aが、開口32HLの中央に到達したときの図である。図8は、図7における開口32HL近傍の拡大図である。図8に示すように、実施例1に係る固体撮像装置1の絞り穴343に対して、実施例2に係る絞り穴343aは、撮像素子12の受光部12aの長手方向に沿うように、受光部12aの幅方向の両端部に対応する両側の円弧の部分を埋めた(塞いだ)形状であり、小判形に形成されている。前述したように、このような形状にすることにより、絞り穴343aから入射する受光部12aへの幅方向への光量は減少する。しかし、受光部12aの幅方向の端部よりも外側の部分には撮影のための光を到達させる必要がない。従って、絞り穴343aを受光部12aの長手方向に沿うように両側の円弧の部分を埋めた形状にすることによって、絞り穴343aから入射する受光部12aへの幅方向への光量が減少しても、受光部12aの幅方向の端部には入射光が到達し、撮影には問題はない。
【0030】
図9は、シャッタ用セクタ33及び絞り用セクタ34が、開口32HLを覆う場合、即ち全閉の場合における要部断面図である。撮像素子12等の構成は簡略化して示している。一般的に、光の反射や回折現象により、絞り穴から入射した光が、絞り用セクタとシャッタ用セクタとの間を反射、回折を繰り返して、撮像素子まで光が漏れる場合がある。例えば、図9を用いて説明すると、絞り穴343aから入射した光が、シャッタ用セクタ33に反射し、シャッタ用セクタ33に反射した光の一部が絞り用セクタ34に反射し、シャッタ用セクタ33の右側にまで回りこみ、セクタ基板31とシャッタ用セクタ33との間で反射し、開口32HLを通って撮像素子12まで光が到達する場合がある。このような光漏れを防止するために、従来は光が反射や回折しても撮像素子12まで到達しない程度の大きさがあるシャッタ用セクタ33が配置していた。しかし、シャッタ用セクタ33が大きいと、前述したように、固体撮像装置1が大型化するという問題がある。また、シャッタ用セクタ33の重量が増し、シャッタスピードが遅くなるという問題がある。本実施例の絞り穴343aの如く絞り穴を小さくすることにより、光漏れが生じない範囲でシャッタ用セクタ33を小型化することができる。シャッタ用セクタ33を小型化することによって、固体撮像装置1をより小型化できる。また、シャッタ用セクタ33の重量が減少し、シャッタスピードが速くなる。また、絞り穴343aの如く絞り穴を小さくすることにより、小絞り状態→全閉状態への移行時間が短縮し、小絞り状態でのシャッタスピードが速くなる。
【0031】
なお、上記実施例1は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。例えば、絞り穴の形状は、実施例1及び実施例2に示した物に限られず、撮像素子12の受光部12aの長手方向に絞り穴の開口が広がるような楕円形状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施例1による固体撮像装置1の内部構成が確認できるように示した側面図である。
【図2】開口32HLが全開の状態にある際の構成を示す図である。
【図3】開口32HLが全開状態→全閉状態へ移行する過程での構成を示す図である。
【図4】図3における開口32HL近傍の拡大図である。
【図5】開口32HLが小絞りの状態にある際の構成を示す図である。
【図6】図5における開口32HL近傍の拡大図である。
【図7】実施例2に係る固体撮像装置の開口32HLが絞りの状態にある際の構成を示す図である。
【図8】図7における開口32HL近傍の拡大図である。
【図9】実施例2に係る固体撮像装置の開口32HLが全閉の状態にある際の構成を示す断面図である。
【図10】従来の固体撮像装置の開口52HLが全開の状態にある際の構成を示す図である。
【図11】従来の固体撮像装置の開口52HLが全開状態→全閉状態へ移行する過程での構成を示す図である。
【図12】図11における開口52HL近傍の拡大図である。
【符号の説明】
【0033】
1 固体撮像装置
10 撮像ユニット
11 撮像基板
11HL コンタクトホール
12 撮像素子
12a 受光部
13 鏡筒
14 光学フィルタ
15 セクタ駆動用IC
20 光学ユニット
21 レンズホルダ
22、23、24 レンズ
25 切欠部
25F 環状面
30 セクタ駆動ユニット(セクタ駆動装置)
31 セクタ基板
32 セクタ押え板
32HL 開口
33 シャッタ用セクタ
34 絞り用セクタ
36 ステップモータ
37 円筒部
38 シャッタ開口
38C シャッタ開口38の周部
39 モータ収納部
40 プリント基板
331、341 固定ピン
332、342 カム穴
333 穴
343 絞り穴
361 駆動アーム
362 駆動ピン
LA 光軸
SP 空間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口が設けられた基板と、
前記開口に進退可能であり、前記開口よりも小さい絞り開口が設けられたセクタとを備え、
前記絞り開口が、前記セクタの移動方向の幅が当該移動方向に直交する方向の幅よりも狭い形状であることを特徴とするセクタ駆動装置。
【請求項2】
請求項1に記載のセクタ駆動装置と、
前記開口からの入射光を受光する撮像素子とを備え、
前記絞り開口の前記セクタの移動方向の幅が、前記撮像素子の受光部の幅方向の幅に対応していることを特徴とする固体撮像装置。
【請求項3】
開口が設けられた基板と、
前記開口に進退可能であり、前記開口よりも小さい絞り開口が設けられたセクタと、
前記開口からの入射光を受光する撮像素子とを備え、
前記絞り開口が、前記撮像素子の受光部の形状に対応した形状であることを特徴とする固体撮像装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の固体撮像装置を備えたことを特徴とする電子機器。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−276521(P2006−276521A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−96456(P2005−96456)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(396004981)セイコープレシジョン株式会社 (481)
【Fターム(参考)】