説明

セルラ無線ネットワークおよびその動作方法

セルラ無線ネットワークを動作させる方法は、ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上でネットワークのインターネット・マルチメディア・サブシステム(IMS)緊急呼能力に関する情報をブロードキャストすることを含む。この情報は、ある方法では、ネットワークに含まれる基地局のIMS緊急呼能力に関するものとし、別の方法では、基地局およびコア・ネットワークのIMS緊急呼機能を含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルラ無線ネットワーク、およびそのようなネットワークを動作させる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
セルラ無線ネットワークに関する重要な問題の1つは、移動端末(UE)によって行われる緊急呼についての取扱いである。例えば、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution)(LTE)ネットワークは、パケット交換(PS)ネットワークであるが、緊急呼は、通常、回線交換(CS)ドメインで取り扱われている。IMS(IPマルチメディア・システム(IP Multimedia System))を用いて、PSネットワークを介して緊急呼を開始することも可能である。しかし、UEがIMS緊急呼を行うためには、そのネットワークがIMS緊急呼能力を有するかどうかをUEが知る必要がある。そうしたネットワークは、通常は、複数の基地局とパケット・コアとを含み、本明細書では、コア・ネットワーク(CN)とも呼ばれる。UEが緊急呼を必要なときに行うことができず、緊急呼を行うために代わりの装置を見つけなければならない場合、遅延が発生することがある。
【0003】
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)標準に準拠したネットワークで使用される解決策として、コア・ネットワークがシグナリング手順においてIMS緊急呼のネットワーク・サポートを示すことが提案されている。しかし、この方法それ自体は、すべてのシナリオを扱えず、例えば、UEが限定されたサービス状態(limited service state)にある場合に不十分となることがある。限定されたサービス状態では、例えば、UEがSIMを備えていない状態では、UEはネットワークに対しどのシグナリング手順も実行することができず、したがって、UEは、ネットワークがIMS緊急呼をサポートするかどうかを認識しない。さらに、提案された解決策は、コア・ネットワークがIMS緊急呼をサポートする場合に基地局も必ずIMS緊急呼をサポートすることを想定している。本発明者は、例えば、基地局がアップグレードされる前にコア・ネットワークがアップグレードされるという現実的展開のシナリオにおいて、その想定が適用できるとは限らないことを認識している。UEがIMS緊急呼を行うことが可能になるように、UEがアタッチするパケット・コアおよび基地局の両方が、IMS緊急呼を取り扱う能力を有していなければならない。
【0004】
パケット・コアとUEの間のシグナリングは、3GPP TS 24.301「発展型パケット・システム(EPS)用の非アクセス層プロトコル(NAS)(Non−Access−Stratum (NAS) protocol for Evolved Packet System (EPS))」で取り扱われる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、セルラ無線ネットワークを動作させる方法は、ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上でネットワークのパケット交換緊急呼能力に関する情報をブロードキャストすることを含む。ブロードキャストされた情報は、パケット交換緊急呼についてのネットワーク・サポート、ローカル規則、およびオペレータ・ポリシー(operators policy)のうちの少なくとも1つに関する情報を含むことができる。一実施形態では、緊急呼能力は、IMS緊急呼能力であるが、利用可能であれば、他のパケット交換プロトコルを使用してもよい。
【0006】
ある方法では、ブロードキャストされた情報は、ネットワークに含まれるアクセス・ノードの緊急呼能力を含む。アクセス・ノードは、例えば、LTE規格に従うeNodeB基地局とすることができるが、本発明は、他の技術タイプのネットワークに適用することもできる。ある方法では、移動端末(UE)とネットワーク・ノードの間のシグナリングは、パケット・コアのパケット交換緊急呼能力に関する情報をUEに送るために使用される。パケット・コア緊急呼能力情報は、例えば、ハンドオーバ手順中にUEに送ることができるが、都合がよければ、他のタイミングが用いられてもよい。
【0007】
本発明の使用により、ネットワークが、例えば、IMS緊急呼または他のパケット交換緊急呼のネットワークによるサポートをUEへ示すための、柔軟で効率的な方法を提供することができ、また、他の手法を補完することもできる。
【0008】
本発明による一方法は、UEがどんな状態であるかにかかわらず、ネットワーク緊急呼能力をUEに示す方法を提供することができる。それにより、UEが限定されたサービス状態にあるとき、呼設定時間を改善することができる。それにより、UEは、セルにキャンプオン(camp on)する必要なしに、ネットワーク緊急呼能力を知ることが可能になり、したがって、UEは、ネットワーク・シグナリングを必要とせずに、セルにキャンプオンする前に何をしたいかを決定できるようにされうる。本発明による一方法は、UEが完全なIMS緊急呼の利用可能性を確保できることをUEが仮定せずに、コア・ネットワークがIMS緊急呼能力を有する一方、基地局が非IMS緊急呼能力を有することを可能にすることができる。これは、ネットワークの異なる部分が異なる時間にアップグレードされるというアップグレードのシナリオについて柔軟性を与える。
【0009】
本発明による一方法では、ブロードキャストされた情報は、パケット・コアのパケット交換緊急呼能力を含む。
【0010】
本発明の第2の態様によれば、セルラ無線ネットワークのための基地局は、ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上でネットワークのパケット交換緊急呼能力に関する情報をブロードキャストするように構成された送信機を備える。ブロードキャストされた情報は、パケット交換緊急呼についてのネットワーク・サポート、ローカル規則、およびオペレータ・ポリシーのうちの少なくとも1つに関する情報を含むことができる。一実施形態では、緊急呼能力は、IMS緊急呼能力であるが、利用可能であれば、他のパケット交換プロトコルを使用してもよい。
【0011】
本発明の第3の態様によれば、セルラ無線ネットワークは、ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上でネットワークのインターネット・パケット交換緊急呼能力に関する情報をブロードキャストするように構成されたネットワーク・ノードを含む。ブロードキャストされた情報は、パケット交換緊急呼についてのネットワーク・サポート、ローカル規則、およびオペレータ・ポリシーのうちの少なくとも1つに関する情報を含むことができる。一実施形態では、緊急呼能力は、IMS緊急呼能力であるが、利用可能であれば、他のパケット交換プロトコルを使用してもよい。
【0012】
本発明の第4の態様によれば、無線セルラ・ネットワークと共に使用するための移動端末は、基地局のブロードキャスト・チャネルを受信し、ネットワークのパケット交換緊急呼能力についてのブロードキャスト・チャネル上の情報を検出するための受信機を備える。
【0013】
次に、本発明のいくつかの実施形態を単に例示として添付の図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明によるネットワークを概略的に示す図である。
【図2】本発明によるネットワークを概略的に示す図である。
【図3】本発明によるネットワークを概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
複数の基地局とパケット・コアとを含むLTEセルラ無線ネットワークでは、ネットワークは、ブロードキャスト・チャネル上でパケット交換緊急呼能力をブロードキャストする。次の例では、緊急呼能力は、IMS緊急呼能力である。緊急呼能力を示す表示は、(下記の事例1で説明される)基地局のIMS緊急呼能力のみとしても、(下記の事例2で説明される)基地局とコア・ネットワークの両方の組み合わされた能力を示す表示としてもよい。
【0016】
図1を参照すると、事例1では、UEがパケット・コア緊急呼能力に関してシグナリングを介して独立して通知を受ける従来の解決策が、ブロードキャスト・チャネルを介して基地局の緊急呼能力に関する情報も送ることにより補完されている。UEは、パケット・コアと基地局の両方がIMS緊急呼をサポートする場合に初めてIMS緊急呼を行うことになる。これが可能でない場合、UEは、緊急呼を行うための代替手段を探し出すことができる。
【0017】
まずSIMを有するUEがオンにされると、UEは、セルを選択し、選択された基地局を介してパケット・ネットワークに対し初期アタッチ手順を実行する。その間、UEが、ブロードキャスト・チャネル上で送信された情報を介して、基地局がIMS緊急呼をサポートするかどうかを発見する。初期アタッチが完了すると、UEは、パケット・コアがIMS緊急呼をサポートするかどうかを知る。パケット・コアと基地局の両方がサポートを示している場合、UEはセル内でIMS緊急呼を行うことを可能にされる。どちらか一方がIMS緊急呼を自身がサポートしないこと示す場合、UEは、例えば、IMS緊急呼をサポートする他のセルを選択するか、または、回線交換緊急呼を可能にするセルにキャンプオンすることを決定することができる。UEは、呼解放または初期アタッチの後にセルにキャンプオンすると、ネットワークの能力を突き止めるためにブロードキャスト・チャネルを読み取る。
【0018】
UEは、同じトラッキング・エリア(tracking area)/位置登録エリア(location area)内のあるセルから別のセルに移動するとき、IMS緊急呼能力についての全体に関する最新の情報をUEが有するように基地局緊急呼能力を更新する。UEが、あるトラッキング・エリア/位置登録エリア内のセルから異なるトラッキング・エリア/位置登録エリア内の別のセルに移動するときは、基地局IMS緊急呼能力が更新されるだけでなく、パケット・コア能力も更新されうる。
【0019】
IMS緊急呼なしのハンドオーバの際に、UEは、ブロードキャスト・チャネルを介してターゲット・セルがIMS緊急呼能力をサポートするかどうかを割り出すとともに、トラッキング・エリア/位置登録エリア更新手順によってパケット・コア能力を知ることができる。
【0020】
進行中のIMS緊急呼を有するハンドオーバの際は、ターゲット・セルおよびコア・ネットワークがIMS緊急呼をサポートする場合、ハンドオーバが受諾され、IMS緊急呼がターゲット・セル内に進むことができる。そうでなければ、ハンドオーバは拒否され、元のセルが何をすべきかを決定しなければならない。
【0021】
UEが、例えば、SIMを有していないために限定されたサービス状態でセルにキャンプオンする場合、UEは、少なくとも、ブロードキャスト・チャネルから基地局IMS緊急呼能力を入手し、その情報を使用して、そのセル内に留まるかそれともCS緊急呼をサポートする他のセルを選択するかを決定することができる。禁止された位置登録エリア/トラッキング・エリアやローミングの不許可などの理由で限定されたサービス状態でUEがセルにキャンプオンする場合、UEは、シグナリング手順からパケット・コアIMS緊急呼能力を知る。
【0022】
図2を参照すると、事例2では、パケット・コアおよび基地局の組み合わされたパケット交換緊急呼能力が、ブロードキャスト・チャネルで示される。この方法は、緊急呼能力を決定するためにパケット・コアのシグナリング手順からの表示を必要としない。まずSIMを有するUEがオンにされると、UEは、セルを選択しブロードキャスト・チャネルを読み取って、ネットワークがIMS緊急呼をサポートするかどうかを確認する。ネットワークがその能力をサポートする場合、UEは、アタッチに成功後に適切なセルとしてそのセルにキャンプオンすることができ、その後、IMS緊急呼を行うことが可能である。ネットワークがその能力をサポートしない場合、UEは、やはり、アタッチに成功後に適切なセルとしてそのセルにキャンプオンすることが可能であるが、UEは、回線交換緊急呼に戻るか、または、回線交換音声サービスをサポートする他のRAT(無線アクセス技術(Radio Access Technology))の任意のセルを選択しなければならない。
【0023】
UEは、セル再選択をすると、ネットワーク能力を現在のサービング・セル(serving cell)に更新する。サービング・セルがIMS緊急呼をサポートしない場合、UEは、やはり適切なセルとしてそのセルにキャンプオンすることが可能であるが(トラッキング・エリアの更新なし、または成功したトラッキング・エリアの更新の場合)、回線交換緊急呼に戻るか、または、回線交換音声サービスをサポートする他のRATの任意のセルを選択しなければならない。IMS緊急呼なしのハンドオーバの際、UEは、ブロードキャスト・チャネルを介してターゲット・セルがIMS緊急呼をサポートするかどうかを発見する。
【0024】
進行中のIMS緊急呼を有するハンドオーバの際、元の基地局が、「ハンドオーバ要求(handover required)」メッセージを介してターゲット・パケット・コアおよびターゲット・セルがIMS緊急呼をサポートするかどうかを決定する。ターゲット・パケット・コアおよびターゲット・セルが能力をサポートする場合、「ハンドオーバ要求」メッセージに対する肯定応答を元の基地局が受け取り、IMS緊急呼はターゲット・セル内に進む。ターゲット・パケット・コアまたはターゲット・セルが能力をサポートしない場合、ハンドオーバが拒否され、元の基地局は、緊急呼を継続するために、例えば、回線交換音声呼に切り換える、またはIMS緊急呼をサポートするUTRANなどの、他のRATを探し出して、代替方法を見つける必要がありうる。
【0025】
UEが、SIMを有していない、または、例えば禁止されたトラッキング・エリアやローミングの不許可など他の理由で、限定されたサービス状態にある場合、UEは、ブロードキャスト・チャネルから能力表示を読み取り、留まるか(IMS緊急呼がサポートされている場合)、あるいは、能力をサポートする他のセルまたは回線交換緊急呼をサポートする他のRATの任意のセルに移動するか(IMS緊急呼がサポートされていない場合)を決定する。
【0026】
共用ネットワークでは、基地局(またはLTEにおけるeNodeB)は、異なる公衆陸上移動体網(public land mobile networks)(PLMN)の複数のCNをサポートすることができる。それらのCNのいくつかが、IMS緊急呼をサポートすることがある。少なくとも1つのCNがIMS緊急呼をサポートするとした場合、ブロードキャスト・チャネル上の表示は、それがIMS緊急呼をサポートすることを示す。その場合、UEがIMS緊急呼を行うと、基地局は、IMS緊急呼をサポートするCNを介して緊急呼を設定することになる。
【0027】
図3を参照すると、事例2の変形例では、基地局およびパケット・コアのIMS緊急呼能力が、ブロードキャスト・チャネルとパケット・コア・シグナリングの両方を介してUEに送られる。この方法は、UEへブロードキャスト・チャネルとパケット・コア・シグナリングの両方で基地局およびパケット・コアの緊急呼能力を示す。まずSIMを有するUEがオンにされると、UEは、セルを選択し、コア・ネットワークに対し初期アタッチ手順を実行する。初期アタッチが完了すると、UEは、コア・ネットワークおよび基地局がIMS緊急呼をサポートするかどうかを認識する。サポートを示す場合、UEは、セル内でIMS緊急呼を行うことを可能にされる。サポートされていない場合、UEは、IMS緊急呼をサポートする他のセルを選択するか、または、回線交換緊急呼を可能にするセルにキャンプオンすることを決定することができる。
【0028】
UEが、同じトラッキング・エリア/位置登録エリア内のあるセルから別のセルに移動するとき、UEは、ブロードキャスト・チャネルを介して入ったセルの能力を認識する。UEが、あるトラッキング・エリア/位置登録エリア内のセルから異なるトラッキング・エリア/位置登録エリア内の別のセルに移動するときは、UEは、ブロードキャスト・チャネルまたはトラッキング・エリア更新/位置更新手順を介して能力を認識する。
【0029】
IMS緊急呼なしのハンドオーバの際に、UEは、ブロードキャスト・チャネルを介して、あるいは、トラッキング・エリアまたは位置登録エリアの変更がある場合はトラッキング・エリア更新/位置更新手順によってパケット・コアから、ターゲット・セルがIMS緊急呼能力をサポートするかどうかを決定する。
【0030】
進行中のIMS緊急呼を有するハンドオーバの際は、ターゲット・セルおよびコア・ネットワークがIMS緊急呼をサポートする場合、ハンドオーバが受諾され、IMS緊急呼がターゲット・セル内に進む。そうでなければ、ハンドオーバは拒絶され、元のセルが何をすべきかを決定しなければならない。
【0031】
UEが、SIMを有していないかまたは他の理由で限定されたサービス状態にある場合、UEは、ブロードキャスト・チャネルから能力表示を読み取り、留まるか(IMS緊急呼がサポートされている場合)、あるいは、能力をサポートする他のセルまたは回線交換緊急呼をサポートする他のRATの任意のセルに移動するか(IMS緊急呼がサポートされていない場合)を決定する。
【0032】
本発明は、その精神または本質的特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実施されてもよい。上記の実施形態は、あらゆる点で単に例示であって限定的なものではないとみなされるべきである。したがって、本発明の範囲は、以上の説明よりむしろ添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等物の意味および範囲内に入るすべての変更は、特許請求の範囲の範囲内に含まれるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラ無線ネットワークを動作させる方法であって、前記ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上で前記ネットワークのパケット交換緊急呼能力に関する情報をブロードキャストするステップを含む、方法。
【請求項2】
前記ブロードキャストされた情報は、パケット交換緊急呼についてのネットワーク・サポート、ローカル規則、およびオペレータ・ポリシーのうちの少なくとも1つに関する情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記緊急呼能力は、IMS緊急呼能力である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ブロードキャストされた情報は、前記ネットワークのアクセス・ノードの前記緊急呼能力を含む、請求項1、2、または3に記載の方法。
【請求項5】
前記アクセス・ノードは、LTE規格に従うeNodeB基地局である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
移動端末(UE)とネットワーク・ノードの間のシグナリングが、前記セルラ無線ネットワークの前記パケット交換緊急呼能力に関する情報を前記UEに送ることを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記パケット・コア能力情報は、ハンドオーバ手順中に前記UEに送られる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ブロードキャストされた情報は、前記コア・ネットワークの前記パケット交換緊急呼能力を含む、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
セルラ無線ネットワークのための基地局であって、前記ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上で前記ネットワークのパケット交換緊急呼能力に関する情報をブロードキャストするように構成された送信機を備える、基地局。
【請求項10】
前記ブロードキャストされた情報は、前記基地局のIMS緊急呼能力を含む、請求項9に記載の基地局。
【請求項11】
前記ブロードキャストされた情報は、パケット交換緊急呼についてのネットワーク・サポート、ローカル規則、およびオペレータ・ポリシーのうちの少なくとも1つに関する情報を含む、請求項9または10に記載の基地局。
【請求項12】
前記緊急呼能力は、IMS緊急呼能力である、請求項9、10、または11に記載の基地局。
【請求項13】
前記ブロードキャストされた情報は、前記コア・ネットワークのIMS緊急呼能力を含む、請求項9、10、11、または12に記載の基地局。
【請求項14】
前記基地局は、LTE規格に従うeNodeB基地局である、請求項9、10、11、12、または13に記載の基地局。
【請求項15】
セルラ無線ネットワークであって、前記ネットワークのセル内においてブロードキャスト・チャネル上で前記ネットワークのパケット交換緊急呼能力に関する情報をブロードキャストするように構成されたネットワーク・ノードを含む、セルラ無線ネットワーク。
【請求項16】
前記ブロードキャストされた情報は、前記ネットワークに含まれる基地局の前記パケット交換緊急呼能力を含む、請求項15に記載のネットワーク。
【請求項17】
前記ブロードキャストされた情報は、パケット・コアの前記パケット交換緊急呼能力を含む、請求項15または16に記載のネットワーク。
【請求項18】
無線セルラ・ネットワークと共に使用するための移動端末であって、基地局のブロードキャスト・チャネルを受信し、前記ネットワークのパケット交換緊急呼能力についての前記ブロードキャスト・チャネル上の情報を検出するための受信機を備える、移動端末。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2012−521122(P2012−521122A)
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−500141(P2012−500141)
【出願日】平成22年3月17日(2010.3.17)
【国際出願番号】PCT/EP2010/001671
【国際公開番号】WO2010/105812
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(391030332)アルカテル−ルーセント (1,149)
【Fターム(参考)】