説明

タッチスクリーン・ユーザインターフェイスを用いたコンピュータ処理された地図上の経路および距離の計算

表示可能なコンピュータ処理された地図上の経路と距離の計算方法および装置を開示する。装置は、タッチスクリーン(104)に表示された地図上の始点(304)を示すタッチスクリーン(104)上の第1のユーザ接触を検知するように構成されたユーザインターフェイス(106)を備える。ユーザインターフェイス(106)はまた、始点(304)と終点(308)との間の地図上のおおよその経路(306)を描く、タッチスクリーン(104)上の第2のユーザ接触も検知し、終点(308)を示すスクリーン上の第3のユーザ接触も検知する。プロセッサは、ユーザインターフェイスと連携して、始点と終点との間の車道経路(310)を決定してタッチスクリーンに表示する。車道経路(310)はタッチスクリーン(104)上で描かれるおおよその経路(306)に基づく。車道経路(310)の距離も表示することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してナビゲーション表示装置に関し、特にコンピュータ処理された地図用のユーザインターフェイスに関する。
【背景技術】
【0002】
地点間の経路や距離を計算するために、コンピュータ処理された地図を使用することが知られている。これらの地図では、ユーザは始点と終点、そしてこれらの間の中間地点に関するデータを直接入力する必要がある。一般的には、コンピュータ処理された地図のための周知のデータ入力方法は、テキスト入力ボックス及び/又はプルダウンメニューである。これらの方法では、ユーザが特定のまたは類似した地点名、住所、及び/又は都市名を知っていること、並びにキーボードなどの英数字データ入力装置を用いて当該情報を入力することが必要である。地点を入力した後、地図は更新され、コンピュータシステムによって決定した最適経路を描画することができる。ユーザが目的地への代替経路を入力したい場合は、個々の地点をそれぞれ新しく入力して、これらの地点が当初の始点と終点との間の中間地点として識別されなければならない。
【0003】
触知性のユーザ入力を特徴とするタッチスクリーン地図も知られている。しかし、周知のタッチスクリーン地図は比較的限られている。従って、タッチスクリーン地図におけるユーザインターフェイスの改善が必要である。
【発明の概要】
【0004】
以下、表示可能で且つコンピュータ処理された地図上での経路および距離の計算方法及び装置について説明する。かかる装置は、タッチスクリーンに表示された地図上の始点を示すタッチスクリーン上の第1のユーザ接触を検知するように構成されたユーザインターフェイスを備える。ユーザインターフェイスはまた、始点と終点との間の地図上のおおよその経路を描く、スクリーン上の第2のユーザ接触も検知し、また、終点を示すスクリーン上の第3のユーザ接触も検知する。プロセッサは、ユーザインターフェイスと連携して、始点と終点との間の車道経路を決定してタッチスクリーンに表示する。車道経路はタッチスクリーン上で描かれるおおよその経路に基づく。車道経路の距離も表示してよい。
【0005】
以下の図および詳細な説明を検討すれば、本方法およびユーザインターフェイスのその他の態様、特徴、効果、および変更は、当業者にとっては明らかである、あるいは明らかとなるであろう。すべてのそのような追加的な態様、特徴、変更、および効果が本明細書に含まれ、添付の請求項によって保護されることは本発明の意図するところである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図面は例示の目的のみとし付属の請求項を限定するものではないことを理解すべきである。さらに、図面中の構成要素は必ずしも実際の比率に基づくものではない。各図面中、異なる図面間において類似の参照番号は対応する箇所を示す。
【0007】
【図1】図1はコンピュータ処理された地図を表示可能なタッチスクリーン無線通信装置を備える、例示的な無線通信システムを示す。
【図2】図2は図1に示す無線通信装置の所定の構成要素を示すブロック図である。
【図3】図3はタッチスクリーンによって表示される地図上の経路の描画および決定の処理を示す。
【図4】図4は表示された地図上の代替経路の選択処理を示す。
【図5】図5はコンピュータ処理された地図上の車道経路の決定および表示方法を示すフローチャートである。
【図6】図6はコンピュータ処理された地図上の修正車道経路の決定方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照しそれらを含む以下の詳細な説明においては、請求項の1つ以上の具体的な実施形態に関する記述および例示説明を行う。これらの実施形態は、本発明を限定するためではなくただ例示および教示のために提供されるものであるが、請求項により定義された本発明を当業者が実行するのに十分な程度に詳細に示され説明される。従って、本明細書中では本発明における曖昧さ回避に必要な場合は当業者に周知の特定の情報を省略する場合がある。
【0009】
「例示的」という語句は、本開示において「例、事例、また例証として機能する」という意味で使用する。「例示的」としてここに記載されるすべての実施形態または特徴は、その他の実施形態または特徴に対して、必ずしも好適または有益であるとはみなされない。
【0010】
図1は、コンピュータ処理された地図300を表示可能なタッチスクリーン無線通信装置(WCD)102を備えた例示的な無線通信システム100を示す。アンテナ105を用いて、WCD102は1つ以上の基地局107と1つ以上の無線リンクを通じて通信することができる。
【0011】
WCD102は、タッチスクリーン104と、タッチスクリーン104上でのユーザの入力を監視および検出するためのユーザインターフェイス106(図2に示す)とを備える。WCD102はタッチスクリーン104に表示されるコンピュータ処理された地図上の経路および距離を計算するように構成されている。これを実現するため、ユーザインターフェイス106はユーザ接触を検出し、経路を計算し描く。詳細には、ユーザインターフェイス106は、タッチスクリーン104に表示される地図300上の始点を示すタッチスクリーン104上での第1のユーザ接触を検出するように構成されている。第1のユーザ接触は、ユーザの指、スタイラスまたはその他適切な手段によるタッチスクリーン104上の1回目の触知性の接触であってよい。ユーザインターフェイス106は、始点と終点との間の地図上のおおよその経路を描く、スクリーン上の第2のユーザ接触も検出し、終点を示すスクリーン上の第3のユーザ接触も検出する。第2のユーザ接触以降のユーザ接触は、ユーザの指、スタイラスまたはその他適切な手段によるタッチスクリーン104上の触知性の接触であってよい。プロセッサ109(図2に示す)は、ユーザインターフェイス106と連携して、始点と終点との間の車道経路を決定し、タッチスクリーン104に表示する。車道経路は、タッチスクリーン104上で描かれるおおよその経路に基づく。そして、車道経路の距離も表示してよい。
【0012】
提案されている、インタラクションおよびユーザインターフェイスの設計により、ユーザは指によるタッチの入力のみによりコンピュータ処理された地図300上で経路を描くことができる。この構成は、完全なキーボードの使用が限られているか、または使用できない、モバイルおよびタッチスクリーン装置にとって特に有用である。
【0013】
ユーザインターフェイス106によってユーザは、コンピュータ処理された地図300上で経路を描き、おおよそのマイル数(距離)を計算するために、ジェスチャー入力動作を使用できる。ユーザは所望の始点に指を置き、タッチスクリーン104上に指を接したまま、地図300上で描かれる所望の経路に沿って指を動かす。指をスクリーン104から離すと、WCD102はユーザのジェスチャー入力をもとに経路とマイル数を計算する。たとえ表示された道路からユーザのジェスチャーがわずかに離れていたとしても、WCD102は、ユーザがタッチスクリーン104上で描いた経路に最も近い、実行可能な経路を生成する。
【0014】
WCD102は、表示された経路の一箇所を選択してからコンピュータ処理された地図300上の代替経路に合わせるようにドラッグするジェスチャーを使って、ユーザが経路を再描画および再計算できるように構成されている。これにより、ユーザは完全な経路をすべて描き直さなくても、修正された経路のマイル数が再計算される。
【0015】
ユーザインターフェイス106の効果は、特定の座標や地点名を知らなくても、ユーザは経路を入力できることである。また、ユーザは、視覚によるユーザインターフェイスの構成要素のみに基づいて経路を作成でき、メニューやテキスト入力ボックスを扱う必要はない。ユーザインターフェイスのさらなる効果は、1回目の経路計算を、便利なジェスチャー動作で簡単に変更やカスタマイズができることである。これにより、タッチスクリーン104に表示されたコンピュータ処理された地図の操作性が、大幅に向上する。
【0016】
通信システム100は、数多くの技術や通信規格のいずれかに準拠して実現できる。たとえば、システム100はcdma2000 1Xなどの符号分割多元接続(CDMA)規格に準拠して動作する無線広域ネットワーク(WWAN)であってもよい。その他の適切な通信規格の例としては、1xEV−DO、W−CDMAなどの別のCDMA規格、UMTS、GSM規格、Wi−Max 等のOFDM規格がある。
【0017】
通信システム100は、基地局107に接続されたシステム・インフラストラクチャー(図示せず)を備える。このシステム・インフラストラクチャーは、WCD102との無線通信を確立し維持する、制御装置、送受信機、およびバックホールなどの機器、並びにその他の端末装置を備える。この無線インフラストラクチャー内の装置の種類や数は、特定の無線ネットワークに依存する。基地局107と1つ以上の無線通信装置との間の通信は、少なくとも部分的にこのシステム・インフラストラクチャーによって管理される。
【0018】
図2は、図1に示すWCD102の所定の構成要素を示すブロック図である。WCD102は、タッチスクリーン104と、ユーザインターフェイス106と、制御部108と、WWANインターフェイス110とを備える。
【0019】
制御部108は、プロセッサ109とメモリ111とを備える。制御部108は、WCD102とWCD102に含まれる所定の構成要素の全体的な動作を制御する。プロセッサ109は、ここで記載するようなWCD102の機能と処理をWCD102に実行させる、メモリ111に格納されたプログラム命令を実行させるための、任意の適切な処理装置であってよい。たとえば、プロセッサ109はARM7等のマイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、1つ以上の特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマブル・ロジックデバイス(CPLD)、離散論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の適切な組み合わせでもよい。
【0020】
プロセッサ109はユーザインターフェイス106と連結している。そして、メモリ111に格納されたソフトウェアによって、始点と終点との間の距離を車道経路に基づいて決定するように構成されている。実施形態によっては、処理装置はソフトウェアによって、ここに記載するユーザインターフェイス106の1つ以上の機能を実行するように構成されている。
【0021】
メモリ111は、プロセッサ109によって実行かつ使用されるプログラム命令およびデータを格納するための、任意の適切なメモリ装置である。
【0022】
スタンドアローンの構成要素として示してはいるが、ユーザインターフェイス106はタッチスクリーン104を備えていてもよく、制御部108によって少なくとも部分的に実現されてもよい。実施形態によっては、ユーザインターフェイス106は、ここに記載のユーザインターフェイス106の機能を実行するためのソフトウェアおよびデータを実行かつ格納する、自身のプロセッサおよびメモリを備えていてもよい。
【0023】
タッチスクリーン104は、ここに記載の機能を実行できる任意の適切なタッチスクリーンであってもよい。市販のタッチスクリーンを含むがそれには限定されない。
【0024】
WWANインターフェイス110は、無線周波数(RF)送受信部113を備える。WWANインターフェイス110はWWAN(たとえば、基地局107)との通信に必要な、完全な物理インターフェイスを具備する。インターフェイス110はWWAN内で1つ以上の基地局と無線信号を交換するように構成された無線送受信部113を備える。WWANインターフェイス330は、WWANと無線信号を交換し、接続された装置へのWWAN経由の音声通話やデータ転送を容易にする。接続された装置は他のWWAN端末、固定電話、または、ボイスメール・サーバ、インターネット・サーバ等のようなネットワーク・サービス・エンティティであってよい。
【0025】
WCD102を参照して説明した、ブロックの種々の機能および動作は、任意の数の装置、回路、及び/又は要素において、そしてソフトウェアやファームウェアなどの実行可能なコードの様々な形態で、実現されることができる。図2の機能ブロックのうち2ブロック以上は1台の装置に統合されてよく、任意の1台の装置で行われるよう記載された複数の機能は、数台の装置で実現されてもよい。
【0026】
図3は、タッチスクリーン104で表示されるコンピュータ処理された地図300上の経路の描画および決定の処理を示す。第1のブロック301では、ユーザは、指302、ペン、またはその他の適切なスタイラスにより、タッチスクリーン104上の所望の始点304を最初に触れることによって、地図104上の始点を選択する。ユーザインターフェイス106はタッチスクリーン104上の最初の接触を検知すると、経路描画を検知するためのタッチスクリーン104の継続的な監視を開始する。次のブロック303では、ユーザは、指302をタッチスクリーン104に継続的に接触させて動かすことによって、表示された地図300を横切る所望のおおよその経路306を、指302で描く。ユーザインターフェイス106はタッチスクリーン104を横切る指の動きを検知して、地図300上で所望の経路306を示すラインをハイライトして生成する。所望の終点308にユーザの指302(またはスタイラス)が達すると、ユーザは指302を上げ、タッチスクリーン104にはもはや接触しないようにする。この動作はユーザインターフェイス106に対して終点を示す。ユーザインターフェイス106は、最後の接触ポイントから接触が突然かつ継続的になくなることについてタッチスクリーン104を監視することによって、この動作を検知するように構成されている。このように検知される最後の接触ポイントは、ユーザによって選択された終点308として決定される。
【0027】
ブロック305では、ユーザインターフェイス106は、ユーザが入力したおおよその経路306に基づいて計算した実際の車道経路310を表示する。表示された車道経路310では、始点304と終点308との間の既知の道路の経路がハイライトされている。ユーザインターフェイス106は、表示された地図300上の道路に関する座標情報を有する、格納されているコンピュータ処理された車道地図に基づいて車道経路310の計算を行う。ユーザインターフェイス106は、ユーザによって描かれたおおよその経路の座標と実際の車道の座標とを区分ごとに比較する。ユーザインターフェイス106によって選択された実際の道路は、実際の道路と描かれた経路との座標の違いを区分ごとの比較において最小とした結果得られたものである。
【0028】
図4は表示された地図300上の代替経路316の選択処理を示す。この処理では、ユーザは単に、計算された実際の車道経路310上のポイント320をタッチスクリーン104上で触れることによって、指302(またはスタイラス)で選択し、ポイントを新しい所望の位置322へドラッグするだけでよい。この処理は、最初の車道経路310を計算した後に、車道経路310上のポイント320をタッチし、指302を接触させたままスクリーン上で新しい位置322へ移動させることによって、行うことができる。その後、ユーザインターフェイス106は、選択された3点304、322、308を結ぶ1つ以上の線を計算することによって、修正したおおよその経路324を計算することができる。修正したおおよその経路324の座標と実際の道路の座標の区分ごとの比較を最小限とすることにより、修正された実際の車道経路316を決定する。
【0029】
図5は、コンピュータ処理された地図300上での車道経路(たとえば、車道経路310)の決定及び表示方法500を示すフローチャートである。ステップ502において、地図300がタッチスクリーンに表示される。ステップ504において、始点を示すタッチスクリーン上の第1のユーザ接触が検知される。ステップ506において、タッチスクリーン上の第2のユーザ接触が検知される。第2のユーザ接触によって、始点と終点との間のおおよその経路が地図上で描かれる。ステップ508において、終点を示す第3のユーザ接触がタッチスクリーンで検知される。ステップ510において、実際の車道経路が決定される。ステップ512において、実際の車道経路がタッチスクリーンに表示される。実際の車道経路は始点と終点との間で、描かれたおおよその経路に基づく。ステップ514において、実際の車道経路の距離が計算され、タッチスクリーンに表示される。
【0030】
図6は、コンピュータ処理された地図上での修正された車道経路(たとえば、修正された車道経路316)の決定及び表示方法600を示すフローチャートである。ステップ602において、車道経路がタッチスクリーンに表示される。ステップ604において、車道経路の一箇所を選択し地図上で代替経路にドラッグする、ドラッグアンドドロップ動作がタッチスクリーン上で検知される。ステップ606において、代替経路に基づく始点と終点との間の、修正された車道経路が検知され、タッチスクリーンに表示される。ステップ608において、修正された車道経路の始点と終点との間の距離が決定され、当該距離がタッチスクリーンに表示される。
【0031】
本システム、装置、およびこれらの各構成要素の機能、並びにここに記載された方法のステップおよびブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの適切な組み合わせにおいて、実現することができる。ソフトウェア/ファームウェアは、マイクロプロセッサ、DSP、埋め込み型コントローラ、またはIPコアなどのような1つ以上のディジタル回路によって実行可能な命令のセット(例えば、コードセグメント)を有するプログラムであってよい。上記機能は、ソフトウェア/ファームウェアにおいて実現される場合には、1つ以上のコンピュータ可読媒体上の命令またはコードとして格納または送信されてもよい。コンピュータ可読媒体には、コンピュータ記憶装置と通信媒体の両方が含まれ、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、入手可能であり、コンピュータがアクセス可能な任意の媒体であってよい。一例として、ただしそれに限定はされないが、かかるコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、その他の光学ディスク記憶装置のいずれか、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶装置、あるいは、所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形式で保有または格納するために使用可能であり、コンピュータがアクセス可能な任意の他の媒体を、具備してよい。また、関連するものはすべて適切にコンピュータ可読媒体と呼ぶ。たとえば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは、その他のリモートソースから送信される場合、ウェブサイト、サーバまたは、その他のリモートソースは同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より線対、ディジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線、および超短波などの無線技術を用いているが、これらの同軸ケーブル、光ファイバケーブル、より線対、DSL、または赤外線、無線、および超短波などの無線技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるようなディスク(diskおよびdisc)には、コンパクトディスク(compact disc、CD)、レーザディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、ディジタル多目的ディスク(digital versatile disc、DVD)、フロッピーディスク(floppy disk)、およびブルーレイディスク(blu−ray disc)が含まれる。これらのディスク(diskおよびdisc)のうち、ディスク(disk)は通常はデータを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザを用いてデータを光学的に再生する。また、上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0032】
当業者であれば先の教示を鑑みて上記の方法および装置のその他の実施形態および変形例に容易に想到し得るであろう。上記説明は例示的なものであり限定的なものではない。本発明は、上記明細書および添付の図面に関連するその他の実施形態および変形例をすべて含む、以下に示す請求項によってのみ制限されるべきものである。従って本発明の範囲は上記説明によって制限されず、付属の請求項およびこれらの範囲全体の等価物を参照して決定されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンに表示された地図上の始点を示す前記タッチスクリーン上の第1のユーザ接触を検知し、
前記地図上の前記始点と終点との間のおおよその経路を描く、前記スクリーン上の第2のユーザ接触を検知し、且つ、
前記終点を示す前記スクリーン上の第3のユーザ接触を検知するように構成されたユーザインターフェイスと、
前記スクリーン上で描かれた前記おおよその経路に基づいて前記始点と前記終点との間の車道経路を決定して前記タッチスクリーンに表示するように構成されたプロセッサと
を備える装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記車道経路に基づいて前記始点と前記終点との間の距離を決定するように構成されている請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1のユーザ接触は、指またはスタイラスを用いて前記スクリーンに触れることを含む請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第2のユーザ接触は、前記スクリーンとの接触を維持しつつ、前記スクリーンを横切って指またはスタイラスを動かすことを含む請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第3のユーザ接触は、指またはスタイラスを上げて前記スクリーンから離すことを含む請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記ユーザインターフェイスは、前記車道経路の一箇所を選択して前記地図上の代替経路にドラッグする、前記スクリーン上の第4のユーザ接触を検知するように構成されている請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記代替経路に基づいて、前記始点と前記終点との間の修正車道経路を決定して前記スクリーンに表示するように構成されている請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記修正車道経路に基づいて、前記始点と前記終点との間の距離を決定するように構成されている請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記タッチスクリーンをさらに備える請求項1に記載の装置。
【請求項10】
無線通信装置に含まれる請求項1に記載の装置。
【請求項11】
地図とのインターフェイスの方法であって、
地図をタッチスクリーンに表示し、
始点を示す前記スクリーン上の第1のユーザ接触を検知し、
前記始点と終点との間の前記地図上のおおよその経路を描く、前記スクリーン上の第2のユーザ接触を検知し、
前記終点を示す前記スクリーン上の第3のユーザ接触を検知し、
前記おおよその経路に基づいて前記始点と前記終点との間の車道経路を決定し、前記タッチスクリーンに表示する、
ことを含む方法。
【請求項12】
前記車道経路に基づいて前記始点と前記終点との間の距離を決定することをさらに含む請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のユーザ接触は、指またはスタイラスを用いて前記スクリーンに触れることを含む請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のユーザ接触は、前記スクリーンとの接触を維持しつつ、前記スクリーンを横切って指またはスタイラスを動かすことを含む請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記第3のユーザ接触は、指またはスタイラスを上げて前記スクリーンから離すことを含む請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記車道経路の一箇所を選択して前記地図上の代替経路にドラッグする、前記スクリーン上の第4のユーザ接触を検知することをさらに含む請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記代替経路に基づいて、前記始点と前記終点との間の修正車道経路を決定し、前記スクリーンに表示することをさらに含む請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記修正車道経路に基づいて、前記始点と前記終点との間の距離を決定することをさらに含む請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記タッチスクリーンが無線通信装置に含まれる請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記地図は携帯用電子機器に格納されたコンピュータ処理された地図である請求項11に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−524017(P2011−524017A)
【公表日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−503110(P2011−503110)
【出願日】平成21年3月31日(2009.3.31)
【国際出願番号】PCT/US2009/039012
【国際公開番号】WO2009/124080
【国際公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.FLOPPY
3.GSM
【出願人】(510246253)キョウセラ ワイヤレス コーポレーション (9)
【Fターム(参考)】