説明

タンクコンテナ

【課題】安全に登り降りできる梯子を備えたタンクコンテナを提供する。
【解決手段】マンホールを上面に備える前後方向に長いタンク、タンクの周囲に構築された、前方左側支柱、前方右側支柱、後方左側支柱、後方右側支柱13d、前方左右両側の各支柱の上端部を連結するように設けられた前方上側梁材、および後方左右両側の各支柱の上端部と下端部のそれぞれを連結するように設けられた後方上側梁材15a及び後方下側梁材15bを含む枠体、前方上側梁材と後方上側梁材の間にタンクの前後方向に沿って配置された足場、そして後方上側梁材と後方下側梁材の間で、足場近傍に掛けられた梯子38からなるタンクコンテナ30であって、上記梯子が、上端部が後方上側梁材に沿う軸を中心として回転可能なるように後方上側梁材に固定され、下端部が後方下側梁材より後方位置にて仮固定されることにより傾斜した梯子となるように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両や船舶に積載されて運搬されるタンクコンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、大量の液体もしくは粉体(以下、液体等と云うことがある)を輸送するためにタンクコンテナを用いることは知られている。タンクコンテナは、例えば、タンクコンテナ積載用のトレーラと、このトレーラに連結された牽引車とからなる運搬車両によって運搬される。タンクコンテナはまた、鉄道車両や船舶によって運搬されることもある。
【0003】
図8は、従来のタンクコンテナを積載した運搬車両の構成例を示す側面図であり、図9は、図8のタンクコンテナ積載車両の平面図であり、そして図10は、図8のタンクコンテナ積載車両の背面図である。
【0004】
図8〜図10に示すタンクコンテナ10は、液体等の送出入を可能にする開閉可能なマンホール11を上面に備える前後方向に長いタンク12、タンク12の周囲に固定関係にて構築された、前方左側支柱13a、前方右側支柱13b、後方左側支柱13c、後方右側支柱13d、前方左側支柱13a及び前方右側支柱13bの上端部を連結するように設けられた前方上側梁材14a、および後方左側支柱13c及び後方右側支柱13dの上端部及び下端部のそれぞれを連結するように設けられた後方上側梁材15a及び後方下側梁材15bを含む枠体16、前方上側梁材14aと後方上側梁材15aとの間にタンク12の前後方向に沿って配置された足場17、そして後方上側梁材15aと後方下側梁材15bとの間で、足場17に近接する位置にて掛けられた梯子18などから構成されている。タンクコンテナ10は、例えば、トレーラ19とトレーラ19に連結された牽引車20とからなる運搬車両によって運搬される。このような構成を持つタンクコンテナは、例えば、非特許文献1に開示されている。
【0005】
タンクコンテナ10には、通常、液体等の輸送効率の観点から高さが2mを超える大きなサイズのタンク12が備えられている。従って、作業者はタンクコンテナ10の梯子18を用いてタンクの上部に配置されている足場17に登り、そしてタンク12のマンホール11から液体等の送出入を行なっている。
【非特許文献1】“バルクタンクコンテナでコストセーブと安全輸送”、[online]、2004年、日本陸運産業、[平成18年1月23日検索]、インターネット< URL : http://www.nrsgroup.co.jp/eigyo/lease/iso.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のような梯子付きのタンクコンテナにおいては、例えば、作業者がタンクのマンホールから液体等を送出入するために用いるホースを持ちながら梯子を登り降りする場合がある。このような場合に、作業者が安全に梯子を登り降りできることが望ましい。
【0007】
本発明の課題は、安全に登り降りできる梯子を備えたタンクコンテナを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、液体もしくは粉体の送出入を可能にする開閉可能なマンホールを上面に備える前後方向に長いタンク、このタンクの周囲に固定関係にて構築された、少なくとも前方左側支柱、前方右側支柱、後方左側支柱、後方右側支柱、前方左側支柱及び前方右側支柱の上端部を連結するように設けられた前方上側梁材、および後方左側支柱及び後方右側支柱の上端部及び下端部のそれぞれを連結するように設けられた後方上側梁材及び後方下側梁材を含む枠体、前方上側梁材と後方上側梁材との間にタンクの前後方向に沿って配置された足場、そして後方上側梁材と後方下側梁材との間で、足場に近接する位置にて掛けられた梯子からなるタンクコンテナであって、上記の梯子が、上端部が後方上側梁材に沿う軸を中心とした回転が可能なように後方上側梁材に固定され、下端部が後方下側梁材より後方位置にて仮固定されることにより傾斜をもった梯子となるように構成されていることを特徴とするタンクコンテナにある。
【0009】
本発明のタンクコンテナの好ましい態様は、次の通りである。
(1)梯子の下端部の仮固定が、一方の端部が梯子の下端部に回転可能に軸支され、他方の端部が後方下側梁材から上方に伸びた支持部材に回転可能に軸支された、中間部にて折曲げが可能な一対のリンクによりなされている。
(2)梯子の下端部の仮固定が、一方の端部が後方下側梁材に備えられた支持部材に回転可能に軸支され、他方の端部が梯子にその長さ方向に滑動可能に支持された一対のリンクによりなされている。
(3)梯子の下端部の仮固定が、一方の端部が梯子の下端部に回転可能に軸支され、他方の端部が後方下側梁材から上方に伸びた支持部材に上下方向に滑動可能に支持された一対のリンクによりなされている。
【発明の効果】
【0010】
本発明のタンクコンテナにおいては、使用時に梯子を傾斜させ仮固定することができるため、作業者は傾斜した梯子を安定した姿勢で安全に登り降りすることができる。また本発明のタンクコンテナの梯子を、使用しない時にタンクコンテナの枠体の外側には突出しないように、すなわち後方上側梁材と後方下側梁材との間に垂直に配置されるように構成することにより、多数のタンクコンテナを高い密度でコンテナヤードに並べて配置することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
前記のように、液体もしくは粉体の送出入を可能にする開閉可能なマンホールを上面に備える前後方向に長いタンク、このタンクの周囲に固定関係にて構築された、少なくとも前方左側支柱、前方右側支柱、後方左側支柱、後方右側支柱、前方左側支柱及び前方右側支柱の上端部を連結するように設けられた前方上側梁材、および後方左側支柱及び後方右側支柱の上端部及び下端部のそれぞれを連結するように設けられた後方上側梁材及び後方下側梁材を含む枠体、前方上側梁材と後方上側梁材との間にタンクの前後方向に沿って配置された足場、そして後方上側梁材と後方下側梁材との間で、足場に近接する位置にて掛けられた梯子からなるタンクコンテナは既に知られている。
【0012】
本発明のタンクコンテナは、梯子の構成に大きな特徴があり、梯子以外の構成は、図8〜図10に示す従来のタンクコンテナと同様である。以下では、本発明のタンクコンテナをその特徴部分である梯子を中心に詳しく説明する。
【0013】
図1は、本発明のタンクコンテナ及びその梯子の構成例を示す図である。図1に示すように、本発明のタンクコンテナ30の梯子38は、後方上側梁材15aと後方下側梁材15bとの間で、タンクコンテナの足場(図示は略する)に近接する位置にて掛けられている。この梯子38は、上端部が後方上側梁材15aに沿う軸を中心とした回転が可能なように後方上側梁材15aに固定され、下端部が後方下側梁材15bより後方位置にて仮固定されることにより傾斜をもった梯子となるように構成されている。
【0014】
このように、タンクコンテナ30に傾斜した梯子38が備えられていると、作業者は、例えば、タンクのマンホールから液体等を送出入するために用いるホースを持ちながら梯子38を安全に登り降りすることができる。従来のタンクコンテナのように梯子が垂直に配置されていると、作業者はその体重の大部分を両手もしくは片手(例えば、ホースを左手で持ちながら梯子を登り降りする場合には右手)で支えながら梯子を登り降りすることが必要になるためにバランスを崩し易いのに対し、梯子が傾斜して配置されていると、作業者は階段を登り降りする場合のように、その体重の大部分を両足で支えながら安定した姿勢で梯子を登り降りすることができるからである。
【0015】
下端部が後方下側梁材15bより後方位置にて仮固定されて傾斜した梯子の傾斜角は、垂直方向に対して10乃至40度の範囲にあることが好ましい。梯子の傾斜角が10度未満であると、梯子が垂直に配置されている場合と同様に作業者が梯子を登り降りする際にバランスを崩し易く、そして梯子の傾斜角が40度を超えると、作業者が腰を曲げた姿勢で梯子を手で掴む必要があるために梯子を登り降りし難いからである。
【0016】
図1に示すように、梯子38の下端部の仮固定は、一方の端部が梯子38の下端部に回転可能に軸支され、他方の端部が後方下側梁材15bから上方に伸びた支持部材41に回転可能に軸支された、中間部にて折曲げが可能な一対のリンク42a、42bによりなされていることが好ましい。図1に示すようにリンク42bの支持部材としては、後方右側支柱13dが用いられている。このように、リンクの支持部材として、後方下側梁材15bから上方に伸びた支柱(後方左側支柱あるいは後方右側支柱)を用いることもできる。
【0017】
リンク42a、42bのそれぞれは、軸44を中心として互いに回転可能に連結されたリンク部材43a及びリンク部材43bから構成されており、その中間部(軸44の位置)にて折り曲げ可能とされている。リンク42aのリンク部材43aの軸44の側とは逆側の端部は、支持部材41に軸45を中心として回転可能に軸支されており、そしてリンク部材43bの軸44の側とは逆側の端部は、梯子38の下端部に軸46を中心として回転可能に軸支されている。なお、リンク42bの構成は、そのリンク部材43aの軸44の側とは逆側の端部が、支持部材として用いる後方右側支柱13dに軸45を中心として回転可能に軸支されていること以外はリンク42aと同様である。
【0018】
そして、リンク42a、42bの各々の中間部(軸44の位置)に上方に力を加えると、図2に示すようにリンク42a、42bの各々が折れ曲がり、これにより梯子38の傾斜角が次第に小さくなる。続けて各々のリンクが更に折れ曲がるように梯子38を後方下側梁材15bの側に押すと、図3に示すようにリンク42a、42bの各々は、そのリンク部材43a及びリンク部材43bが互いに重なり合う状態になるまで折れ曲がり、そして梯子38が垂直に配置される。
【0019】
このように梯子38が垂直に配置された状態にて、支持部材41及び後方右側支柱13dの各々に備えられた梯子仮止め用部材47の透孔(図2:47a)と、梯子38の下端部に設けられている透孔(図2:38a)とが互いに重なり合うため、これらの透孔に梯子仮止め用の棒材48を通すことにより、梯子38を垂直に配置された状態にて仮止めすることができる。これにより、例えば、タンクコンテナを積載した輸送車両の走行時の振動により、梯子に不要な揺れが発生することを防止できる。なお、各々の梯子仮止め用の棒材48は、紛失しないようにワイヤーなどを用いて支持部材41や後方右側支柱13dに吊り下げ固定しておくことが好ましい。なお、梯子38に取り付けられている位置決め板49は、梯子が垂直に配置された状態にて折り畳まれたリンク42bの端面に接触し、梯子38の下端部に設けられている透孔(図2:38a)が、梯子仮止め用部材47の透孔(図2:47a)の真上に配置された状態で梯子の移動を規制する(梯子を位置決めする)機能を有している。
【0020】
通常、運搬車両等に積載する前のタンクコンテナは、コンテナヤードに並べて配置され(更に必要に応じて上下に積み重ねられ)保管される。タンクコンテナがその枠体よりも外側に突出した部分を有していると、タンクコンテナをその突出部分が別のタンクコンテナと接触しないように互いに間隔をあけてコンテナヤードに並べて配置するのに非常に手間がかかり、またタンクコンテナの保管のために広いコンテナヤードが必要になる。図1〜図3に示すタンクコンテナ30の梯子38は、使用しない時には後方上側梁材15aと後方下側梁材15bとの間に垂直に(後方下側梁材よりも後方には突出しないように)配置しておくことができるため、多数のタンクコンテナをコンテナヤードに高い密度で並べて配置することができる。
【0021】
図4は、本発明のタンクコンテナ及びその梯子の別の構成例を示す図であり、そして図5は、図4に記入した切断線V−V線に沿って切断したタンクコンテナの断面図である。図4及び図5に示す梯子58の下端部の仮固定は、一方の端部が後方下側梁材15bに備えられた支持部材61に回転可能に軸支され、他方の端部が梯子58にその長さ方向に滑動可能に支持された一対のリンク52a、52bによりなされている。
【0022】
図4及び図5に示す梯子58は、例えば、金属製のパイプ材から作製される。そして梯子58の各々の側面には、その長さ方向に沿って長孔58aが形成されている。リンク52a、52bの各々の梯子58の側の端部は、梯子の長孔58aに係合して長孔に沿って移動可能な突起(図示は略する)を備えており、これにより梯子58の長さ方向に滑動可能とされている。
【0023】
そして図5に示すように、垂直に配置された梯子(実線で図示した)の下端部を後方に引くと、各々のリンクの梯子の側の端部が梯子の長さ方向に滑動し、これにより梯子は図中に一点鎖線で示した状態に傾斜する。そして更に梯子の下端部を後方に引くと、梯子は図中に二点鎖線で示した状態に傾斜すると共に、リンク52a、52bの各々が備える突起が、長孔58aに対して略垂直方向に伸びる長孔の延長部58bに嵌め合わされ、梯子の下端部が後方下側梁材より後方の位置にて仮固定される。図4及び図5に示すタンクコンテナは、図1〜図3のタンクコンテナと比較して、梯子を仮固定するリンクの構成が簡単であるという利点を有している。
【0024】
図6は、本発明のタンクコンテナ及びその梯子の更に別の構成例を示す図であり、そして図7は、図6に記入した切断線VII−VII線に沿って切断したタンクコンテナの断面図である。図6及び図7に示す梯子78の下端部の仮固定は、一方の端部が梯子78の下端部に回転可能に軸支され、他方の端部が後方下側梁材15bから上方に伸びた支持部材81に上下方向に滑動可能に支持された一対のリンク72a、72bによりなされている。
【0025】
図6及び図7に示す各々の支持部材81は、例えば、金属製のパイプ材から作製される。そして各々の支持部材81の側面には、上下方向に伸びる長孔81aが形成されている。リンク72a、72bの各々の支持部材81の側の端部は、支持部材の長孔81aに係合して長孔に沿って移動可能な突起(図示は略する)を備えており、これにより上下方向に滑動可能とされている。
【0026】
そして、図7に示すように、垂直に配置された梯子(実線で図示した)の下端部を後方に引くと、各々のリンクの支持部材81の側の端部が上下方向に滑動し、これにより梯子は図中に一点鎖線で示した状態に傾斜する。そして更に梯子の下端部を後方に引くと、梯子は図中に二点鎖線で示した状態に傾斜すると共に、リンク72a、72bの各々が備える突起が、長孔81aに対して略垂直方向に伸びる長孔の延長部(図示は略する)に嵌め合わされ、梯子の下端部が後方下側梁材より後方の位置にて仮固定される。図6及び図7に示すタンクコンテナもまた、図1〜図3のタンクコンテナと比較して、梯子を仮固定するリンクの構成が簡単であるという利点を有している。
【0027】
このように、本発明のタンクコンテナにおいては、使用時に梯子を傾斜させて仮固定することができるため、作業者は傾斜した梯子を安定した姿勢で安全に登り降りすることができる。また本発明のタンクコンテナの梯子を、使用しない時にタンクコンテナの枠体の外側には突出しないように、すなわち後方上側梁材と後方下側梁材との間に垂直に配置されるように構成することにより、多数のタンクコンテナを高い密度でコンテナヤードに並べて配置することができるようになる。なお、梯子の下端部を仮固定するためのリンクとしては、図示した構成以外の公知の構成のリンクを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明のタンクコンテナ及びその梯子の構成例を示す図である。
【図2】図1に示す梯子38の動作を説明する図である。
【図3】図1に示す梯子38の動作を説明する別の図である。
【図4】本発明のタンクコンテナ及びその梯子の別の構成例を示す図である。
【図5】図4に記入した切断線V−V線に沿って切断したタンクコンテナの断面図である。但し、タンクコンテナの後方右側支柱13dの記載は省略してある。
【図6】本発明のタンクコンテナ及びその梯子の更に別の構成例を示す図である。
【図7】図6に記入した切断線VII−VII線に沿って切断したタンクコンテナの断面図である。但し、タンクコンテナの後方右側支柱13dの記載は省略してある。
【図8】従来のタンクコンテナを積載した運搬車両の構成例を示す側面図である。
【図9】図8のタンクコンテナ積載車両の平面図である。
【図10】図8のタンクコンテナ積載車両の背面図である。
【符号の説明】
【0029】
10 タンクコンテナ
11 マンホール
12 タンク
13a 前方左側支柱
13b 前方右側支柱
13c 後方左側支柱
13d 後方右側支柱
14a 前方上側梁材
15a 後方上側梁材
15b 後方下側梁材
16 枠体
17 足場
18 梯子
19 トレーラ
20 牽引車
30 タンクコンテナ
38 梯子
38a 透孔
41 支持部材
42a、42b リンク
43a、43b リンク部材
44、45、46 軸
47 梯子仮止め用部材
47a 透孔
48 梯子仮止め用棒材
49 位置決め板
52a、52b リンク
58 梯子
58a 長孔
58b 長孔の延長部
61 支持部材
72a、72b リンク
78 梯子
81 支持部材
81a 長孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体もしくは粉体の送出入を可能にする開閉可能なマンホールを上面に備える前後方向に長いタンク、該タンクの周囲に固定関係にて構築された、少なくとも前方左側支柱、前方右側支柱、後方左側支柱、後方右側支柱、前方左側支柱及び前方右側支柱の上端部を連結するように設けられた前方上側梁材、および後方左側支柱及び後方右側支柱の上端部及び下端部のそれぞれを連結するように設けられた後方上側梁材及び後方下側梁材を含む枠体、前方上側梁材と後方上側梁材との間にタンクの前後方向に沿って配置された足場、そして後方上側梁材と後方下側梁材との間で、該足場に近接する位置にて掛けられた梯子からなるタンクコンテナであって、該梯子が、上端部が後方上側梁材に沿う軸を中心とした回転が可能なように後方上側梁材に固定され、下端部が後方下側梁材より後方位置にて仮固定されることにより傾斜をもった梯子となるように構成されていることを特徴とするタンクコンテナ。
【請求項2】
梯子の下端部の仮固定が、一方の端部が梯子の下端部に回転可能に軸支され、他方の端部が後方下側梁材から上方に伸びた支持部材に回転可能に軸支された、中間部にて折曲げが可能な一対のリンクによりなされていることを特徴とする請求項1に記載のタンクコンテナ。
【請求項3】
梯子の下端部の仮固定が、一方の端部が後方下側梁材に備えられた支持部材に回転可能に軸支され、他方の端部が梯子にその長さ方向に滑動可能に支持された一対のリンクによりなされていることを特徴とする請求項1に記載のタンクコンテナ。
【請求項4】
梯子の下端部の仮固定が、一方の端部が梯子の下端部に回転可能に軸支され、他方の端部が後方下側梁材から上方に伸びた支持部材に上下方向に滑動可能に支持された一対のリンクによりなされていることを特徴とする請求項1に記載のタンクコンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−217001(P2007−217001A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−38057(P2006−38057)
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【出願人】(596059141)日本陸運産業株式会社 (7)
【Fターム(参考)】