説明

デジタルマルチメディア放送の視聴を勧めるメッセージを伝送する方法及びこれによる移動通信端末機

【課題】デジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機の放送視聴勧誘メッセージの伝送方法を提供する。
【解決手段】送信側移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージが要請されると、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であるか否かをチェックする。現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成して受信側移動通信端末機に送信する。受信側移動通信端末機で、メッセージの受信時に、そのメッセージに上記放送識別子が含まれていると、そのメッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出して上記放送チャンネルの視聴を勧める内容を表示する。放送チャンネルの視聴を受諾すると、上記放送チャンネルに選局してデジタルマルチメディア放送を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルマルチメディア放送に係り、特に、デジタルマルチメディア放送の視聴を勧めるメッセージを伝送する方法及びこれによる移動通信端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、移動通信端末機の普及が急速に拡散して短文のメッセージサービス、すなわち、SMS(Short Message Service)の利用者も急激に増えつつある。特に、使用者の便宜のために対話方式で情報が提供されるため、だれでも手軽に利用が可能であり若者のみならず、年長者の利用も増えている。SMSは、電子メール(e-mail)とは異なり、発送時点と殆ど同時に内容伝送が可能なので、現在通信手段の一つとして確固たる位置を占めている。
【0003】
その機能を調べると、基本的には、送信側移動通信端末機の電話番号とメッセージを所望の受信側に伝送するか、天気予報、ニュース及び株式情報などの有用な情報を提供する。使用者は様々な情報を検索して必要な情報のみを選択することもできる。かつ、信用カード会社は信用カードの不正使用を防ぐために、トランザクション承認内容をSMSを通じて伝送するサービスを導入するなど、電子決済、電子商引取りまで活用範囲が拡大している。すなわち、使用者は生活に必要な各種の情報検索サービスを受けることができる。
【0004】
一方、音声と画像などのマルチメディア信号をデジタル方式で変調して携帯用受信装置に提供するデジタルマルチメディア放送サービスの導入に伴い、移動通信端末機はこのようなデジタルマルチメディア放送受信機能を備えるように開発している。しかしながら、現在では、移動通信端末機にデジタルマルチメディア放送に対する情報を提供するSMSサービスを改善する必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の目的は、デジタルマルチメディア放送の視聴を勧めるメッセージを伝送する方法及びこれによる移動通信端末機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するために、本発明によるデジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機の放送視聴勧誘メッセージの伝送方法であって、送信側移動通信端末機で、前記放送視聴勧誘メッセージの要請が入力されると、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であるか否かをチェックするステップと、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号と放送視聴勧誘メッセージであることを知らせるための放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成して受信側移動通信端末機に送信するステップと、受信側移動通信端末機で、メッセージの受信時に、前記メッセージに前記放送識別子が含まれていると、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出して前記放送チャンネルの視聴を勧める内容を表示するステップと、前記放送チャンネルの視聴を受諾すると、前記放送チャンネルに選局してデジタルマルチメディア放送を提供するステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
さらに、本発明の他の側面によれば、デジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機であって、メッセージを送受信する移動通信部と、デジタルマルチメディア放送の視聴を勧めるためのメッセージの伝送を要請し、前記メッセージの内容を表示する使用者インターフェース部と、前記使用者インターフェース部を通じて放送視聴勧誘メッセージの伝送が要請された状態で、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号と放送視聴勧誘メッセージであることを知らせるための放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成して前記移動通信部を通じて受信側移動通信端末機に送信する制御部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使用者がデジタルマルチメディア放送を視聴するときに、他の移動通信端末機に現在視聴中の放送の視聴勧誘メッセージを伝送することにより、他の移動通信端末機の使用者がメッセージを確認して受諾キーを押すと、自動で放送視聴勧誘メッセージに含まれた放送チャンネルのデジタルマルチメディア放送が出力される。
【0009】
さらに、使用者は、デジタルマルチメディア放送を視聴しないときにも、放送視聴勧誘メッセージを伝送することができる。
【0010】
その上、放送視聴勧誘メッセージに放送チャンネルに対する情報のみならず、メッセージ内容、キャプチャーしたイメージや動画像を含むことにより、受信側では、放送視聴勧誘メッセージに含まれた放送チャンネルに対する情報の画像を予め確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。なお、下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知の機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の好ましい実施形態によるデジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機の構成を示したブロック図である。
【0013】
移動通信端末機のDMB(Digital Multimedia Broadcasting)受信部100は、制御部200によって選局されたチャンネルに対するデジタルマルチメディア放送データを受信し、これを復調及びデコーディングして使用者が認識可能な形態の画像データと音響データに変換する。移動通信部300は、SMS(Short Message Service)あるいはMMS(Multimedia Message Service)方式のメッセージを制御部200の制御に応じて送受信し、通常の通話及びデータ関連信号も送受信する。
【0014】
使用者インターフェース部は、キー入力部400、表示部410及び音響出力部420で構成されるが、キー入力部400は、使用者からデジタルマルチメディア放送の視聴を勧めるためのメッセージ伝送を要請するキー入力及び放送視聴勧誘メッセージの生成と確認に必要なキー入力を受けると、これによる信号を発生させて制御部200に出力する。表示部410は、移動通信部300を通じて受信された放送視聴勧誘メッセージを表示し、放送視聴勧誘メッセージの生成に必要な画面を制御部200の制御に応じて表示する。さらに、表示部410は、DMB受信部100で変換された画像データを、制御部200の制御に応じて受信して表示する。音響出力部420は、DMB受信部100で変換された音響データを制御部200の制御に応じて受信して出力する。
【0015】
制御部200は、放送視聴勧誘メッセージ伝送を要請するキー入力を、キー入力部400を通じて受けると、移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を現在提供しているか否かをチェックする。その結果、現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中であれば、制御部200は、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号と放送視聴勧誘メッセージであることを知らせるための放送識別子とを含むメッセージを生成する。一方、現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中でなければ、制御部200は、表示部410を通じて放送チャンネルの番号を入力するための画面を表示する。これにより、使用者がキー入力部400を通じて放送チャンネルの番号を入力すれば、制御部200はその入力された放送チャンネル番号と上記放送識別子とを含むメッセージを生成する。以下、上記放送チャンネル番号と放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で生成するための第一の実施形態を、図2乃至図5を参照して詳しく説明する。
【0016】
図2乃至図5は、標準に応じてSMS方式のメッセージを構成するために存在する各々のフィールドに対する表である。
【0017】
図2に示したフィールドのうち、本発明の放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で構成するために必要なフィールドは、パラメータ識別子(Parameter ID)フィールドがテレサービス識別子(Teleservice Identifier)の場合なので、他のフィールドに対する説明は省略する。上記パラメータ識別子フィールドは図3に示したような値を有することができる。そのうち、パラメータ識別子フィールドがテレサービス識別子の場合、フィールドは図4のように構成される。この際、テレサービス識別子の値は、放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で構成するために考慮すべき値である。
【0018】
上記テレサービス識別子の識別子値は、メッセージをSMS、MMS又はCBS(Cell Broadcasting Message)などに分ける値で、その各々の値は移動通信事業者網と規約した値である。本発明によれば、テレサービス識別子の識別子値に、放送視聴勧誘メッセージに分けるための値である放送識別子を新たに定義する。上記放送識別子が新たに定義されることにより、放送視聴勧誘メッセージに分けられるSMS方式のメッセージには、放送チャンネルの番号を貯蔵する空間を割り当てるために、図5に示した構造のフィールドが加えられる。
【0019】
制御部200は、前記放送識別子をテレサービス識別子の識別子値に設定することにより、放送視聴勧誘メッセージに分けられるSMS方式のメッセージに加えられた図5のフィールドのうち、サブパラメータ識別子を放送チャンネル番号を示すための識別子に設定することにより、放送視聴勧誘メッセージに含まれたデータが放送チャンネル番号であることを知らせる。さらに、制御部200は、サブパラメータデータを、現在選局された放送チャンネル番号、あるいは、キー入力部400を通じて使用者が直接入力した放送チャンネル番号に設定することにより、放送視聴勧誘メッセージに放送チャンネルの番号を含ませる。これにより、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号または使用者から入力された放送チャンネルの番号及び放送識別子を含むSMS方式の放送視聴勧誘メッセージが生成される。
【0020】
次に、放送チャンネルの番号と放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを、SMS方式で生成するための第二の実施形態を説明する。制御部200は、放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で伝送するために、メッセージ内容フィールドに、放送識別子、現在選局された放送チャンネルの番号又はキー入力部400を通じて使用者が直接入力した放送チャンネルの番号を貯蔵するための空間を割り当てて、上記放送識別子と上記放送チャンネルの番号とを貯蔵する。これにより、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号又は使用者から入力された放送チャンネルの番号と上記放送識別子とを含むSMS方式の放送視聴勧誘メッセージが生成される。
【0021】
一方、制御部200は、現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中であれば、現在選局された放送チャンネルの番号を放送視聴勧誘メッセージに含ませるまえに、現在選局された放送チャンネルの番号を他の放送チャンネルの番号に変更するための画面を、表示部410を通じて表示する。このために、制御部200は上記現在選局された放送チャンネルの番号を表示するが、他の放送チャンネルの番号に変更が可能になるようにカーソルを活性化させる。これにより、使用者は上記現在選局された放送チャンネルの番号の代わりに、キー入力部400を通じて他の放送チャンネルの番号を直接入力することができる。表示部410に上記現在選局された放送チャンネルの番号が表示された状態で、使用者がキー入力部400を通じてカーソルを移動して上記表示された現在放送チャンネルの番号を、他の放送チャンネルの番号に変更すれば、制御部200は放送視聴勧誘メッセージに含ませる放送チャンネルの番号を、キー入力部400を通じて入力された放送チャンネルの番号に変更する。
【0022】
表示部410を通じて現在選局された放送チャンネルの番号を表示した画面又は放送チャンネルの番号を入力するための画面で放送チャンネルの番号が設定されると、制御部200はメッセージ内容を入力する画面を表示する。これにより、使用者が受信側移動通信端末機の使用者に伝えるメッセージ内容をキー入力部400を通じて入力すれば、制御部200は入力されたメッセージの内容を放送視聴勧誘メッセージに含ませる。
【0023】
さらに、制御部200は、現在選局された放送チャンネルのスチールイメージあるいは動画像をキャプチャーして放送視聴勧誘メッセージに含ませるメニューを提供する。このために、制御部200は表示部410を通じてメッセージの内容を入力する画面に、コンテンツ貯蔵のためのメニューを共に表示する。これにより、使用者は、現在選局された放送チャンネルに対するスチールイメージあるいは動画像を選択して放送視聴勧誘メッセージに含むことができる。使用者がキー入力部400を通じてメニューを選択すれば、制御部200はスチールイメージを貯蔵するか、動画像を貯蔵するかを選択する画面を表示部410を通じて表示する。
【0024】
使用者がキー入力部400を通じてスチールイメージ貯蔵を選択すれば、制御部200は、スチールイメージのキャプチャー数を入力する画面を表示部410を通じて表示する。この際、制御部200は、スチールイメージキャプチャー数の入力欄に上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内の最大スチールイメージキャプチャーの数を表示する。これにより、使用者は上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能なスチールイメージの数を最大数以内に調節することができる。キー入力部400を通じて放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内のスチールイメージキャプチャーの数を使用者が入力すれば、制御部200は、その入力されたスチールイメージキャプチャーの数だけ、現在選局された放送チャンネルのスチールイメージをキャプチャーして放送視聴勧誘メッセージに含ませる。
【0025】
一方、コンテンツ貯蔵のためのメニューで、使用者がキー入力部400を通じて動画像貯蔵を選択すれば、制御部200は、現在選局された放送チャンネルの動画像をキャプチャーするための画面を表示部410を通じて表示する。さらに、制御部200は、上記画面に放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内で動画像の貯蔵可能時間をグラフで表示する。動画像をキャプチャーし始まると、使用者は、動画像の最大貯蔵容量までキャプチャーを行うか、その以前に動画像のキャプチャーを中止して動画像のキャプチャー時間を調節することができる。上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内で動画像がキャプチャーすると、制御部200はそのキャプチャーした動画像を放送視聴勧誘メッセージに含ませる。
【0026】
上述したように、制御部200は、放送識別子、放送チャンネルの番号、メッセージ内容及びスチールイメージや動画像を放送視聴勧誘メッセージに含ませた後に、放送視聴勧誘メッセージを送信する受信側移動通信端末機の番号を入力するための画面を、表示部410を通じて表示する。上記使用者が受信側移動通信端末機の番号をキー入力部400を通じて入力した後に、最終的にメッセージ送信確認キーを入力すれば、制御部200は、上述したように、放送識別子、放送チャンネルの番号、メッセージ内容及びスチールイメージや動画像を含む放送視聴勧誘メッセージを、上記入力された番号の移動通信端末機に移動通信部300を通じて送信する。
【0027】
一方、他の移動通信端末機から放送視聴勧誘メッセージが上記移動通信端末機に送信される場合について説明する。制御部200は、移動通信部300を通じて所定のメッセージが受信されると、その受信されたメッセージに放送識別子が含まれているかどうかをチェックする。その結果、放送識別子が含まれていると、制御部200は、上記受信されたメッセージが放送視聴勧誘メッセージであることを確認し、現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中であるか否か(すなわち、DMB受信部100が動作中であるか否か)をチェックする。その結果、DMB受信部100が動作中であれば、制御部200は、上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出す。さらに、制御部200は、現在選局された放送チャンネルの番号と上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号とが同一であるかをチェックする。その結果、現在選局された放送チャンネルの番号が上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号と同一であれば、制御部200は、一般的なメッセージの受信時と同様にメッセージの受信を確認する新たなメッセージを上記表示部410を通じて表示し、現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を依然として表示部410と音響出力部420とを通じて出力する。
【0028】
仮に、現在選局された放送チャンネルの番号が上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号と同一でなければ、制御部200は、上記受信されたメッセージに、放送チャンネル番号の他に、メッセージ内容、スチールイメージや動画像が含まれていると、その情報を読み出す。さらに、制御部200は、上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧めるメッセージ内容を、上記メッセージ内容に含まれたスチールイメージや動画像とともに、表示部410を通じて表示する。
【0029】
これにより、使用者が、キー入力部400を通じて上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力をすると、制御部200は、上記放送チャンネル番号に選局してDMB受信部100を通じて上記選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送データを受信する。上記受信されたデジタルマルチメディア放送データは、DMB受信部100を通じて復調及びデコーディングして使用者が認識可能な形態の画像データと音響データに変換される。制御部200は、DMB受信部100を通じて変換された画像データと音響データを表示部410及び音響出力部420を通じて出力する。
【0030】
上記受信されたメッセージが放送視聴勧誘メッセージであることを確認した後に、DMB受信部100が動作中でなければ、制御部200は、上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出す。上記受信されたメッセージに、上記放送チャンネル番号の他に、メッセージ内容、スチールイメージや動画像が含まれていると、制御部200はその情報も読み出す。その後、制御部200は、上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧めるメッセージ内容を、上記メッセージ内容に含まれたスチールイメージや動画像のように、表示部410を通じて表示する。
【0031】
これにより、使用者が、キー入力部400を通じて上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力をすると、制御部200は、移動通信端末機のモードをデジタルマルチメディア放送モードに変更し、上記放送チャンネルの番号に選局してDMB受信部100を通じて上記選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送データを受信する。上記受信されたデジタルマルチメディア放送データは、DMB受信部100を通じて復調及びデコーディングして使用者が認識可能な形態の画像データと音響データに変換される。制御部200は、DMB受信部100を通じて変換された画像データと音響データを表示部410及び音響出力部420を通じて出力する。
【0032】
図6Aおよび図6Bは、本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージを送信する過程を示したフローチャートである。
【0033】
移動通信端末機の制御部200は、放送視聴勧誘メッセージ伝送を要請するキー入力が、キー入力部400を通じて入力されるかどうかをチェックする(S1)。その結果、上記放送視聴勧誘メッセージ伝送を要請するキー入力が存在すれば、制御部200は、現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中であるか否かをチェックする(S10)。現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中であれば、制御部200は、現在選局された放送チャンネルの番号を他の放送チャンネルの番号に変更するための画面を、表示部410を通じて表示する(S20)。このために、制御部200は、上記現在選局された放送チャンネルの番号を表示するが、他の放送チャンネルの番号に変更が可能になるようにカーソルを活性化させる。
【0034】
これにより、使用者は、キー入力部400を通じてカーソルを移動して上記表示された現在選局された放送チャンネルの番号を他の放送チャンネルの番号に変更することができる。制御部200は、キー入力部400を通じて現在選局された放送チャンネルの番号が、他の放送チャンネルの番号に変更されるか否かをチェックする(S30)。その結果、上記現在選局された放送チャンネルの番号が他の放送チャンネルの番号に変更されると、制御部200は、変更された放送チャンネルの番号と放送識別子とを含むメッセージを生成する(S40)。一方、上記現在選局された放送チャンネルの番号が他の放送チャンネルの番号に変更されなければ、制御部200は、上記現在選局された放送チャンネルの番号と放送識別子とを含むメッセージを生成する(S50)。
【0035】
仮に、ステップS10で、上記移動通信端末機が現在デジタルマルチメディア放送を提供中でなければ、制御部200は、表示部410を通じて放送チャンネルの番号を入力するための画面を表示する(S60)。その後、使用者がキー入力部400を通じて放送チャンネルの番号を入力すれば、制御部200は、上記入力された放送チャンネルの番号と放送識別子とを含むメッセージを生成する(S70)。
【0036】
すなわち、ステップS40、S50またはS70を通じて放送チャンネルの番号と放送識別子とが含まれたメッセージ、すなわち、放送視聴勧誘メッセージが生成される。まず、ステップS50、すなわち、現在選局された放送チャンネルの番号を含む放送視聴勧誘メッセージに、メッセージ内容、スチールイメージや動画像を含ませるステップを、図6BのステップS80からS160を参照して詳しく説明する。
【0037】
ステップS50で放送チャンネルの番号と放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージが生成されれば、制御部200は、表示部410を通じてメッセージ内容を入力する画面を表示する(S80)。これにより、使用者が受信側移動通信端末機の使用者に伝えるメッセージ内容を、キー入力部400を通じて入力すれば、制御部200はその入力されたメッセージ内容を放送視聴勧誘メッセージに含ませる(S90)。一方、メッセージ内容を入力する画面には、上述したように、コンテンツ貯蔵のためのメニューがともに表示されるので、制御部200は、キー入力部400を通じて上記メニューを選択するキー入力が存在するかどうかをチェックする(S100)。
【0038】
キー入力部400を通じて使用者が上記メニューを選択すれば、制御部200は、現在選局された放送チャンネルに対するスチールイメージを貯蔵するか、動画像を貯蔵するかを選択する画面を表示部410を通じて表示する(S110)。これにより、使用者は現在選局された放送チャンネルに対するスチールイメージまたは動画像を選択して上記放送視聴勧誘メッセージに含ませることができる。制御部200は、キー入力部400を通じてスチールイメージの貯蔵が選択されるか、あるいは動画像の貯蔵が選択されるかをチェックする(S120)。
【0039】
その結果、キー入力部400を通じてスチールイメージの貯蔵が選択されれば、制御部200は、スチールイメージのキャプチャー数を入力する画面を表示部410を通じて表示する(S130)。制御部200は、スチールイメージのキャプチャー数の入力欄には、上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内の最大スチールイメージのキャプチャー可能数を表示する。これにより、使用者はキー入力部400を通じて上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能なスチールイメージの数を最大数以内に調節することができる。キー入力部400を通じて上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内のスチールイメージのキャプチャー数が入力されると、制御部200は、その入力されたスチールイメージのキャプチャー数だけ、現在選局された放送チャンネルのスチールイメージをキャプチャーして上記放送視聴勧誘メッセージに含ませる(S140)。
【0040】
一方、ステップS120で、キー入力部400を通じて動画像の貯蔵が選択されれば、制御部200は、現在選局された放送チャンネルの動画像をキャプチャーするための画面を表示部410を通じて表示する(S150)。さらに、制御部200は、上記画面に上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内で動画像の貯蔵可能時間をグラフで表示する。動画像をキャプチャーし始まると、使用者は動画像の最大貯蔵容量までキャプチャーを行うか、その以前に動画像キャプチャーを中止して動画像のキャプチャー時間を調節することができる。上記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内で動画像をキャプチャーすると、制御部200はそのキャプチャーした動画像を放送視聴勧誘メッセージに含ませる(S160)。
【0041】
ステップS80からS160を通じて現在選局された放送チャンネルの番号を含む放送視聴勧誘メッセージに、メッセージ内容、スチールイメージや動画像が含まれる。一方、ステップS40で、現在選局された放送チャンネルの番号が、他の放送チャンネルの番号に変更されて放送視聴勧誘メッセージが生成されるか、あるいは、ステップS70で、使用者が直接入力した放送チャンネルの番号を含む放送視聴勧誘メッセージが生成されれば、制御部200は、ステップS170及びS180を通じて上記生成された放送視聴勧誘メッセージにメッセージ内容を含ませる。
【0042】
ステップS50またはS70において、放送チャンネルの番号と放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージが生成されれば、制御部200は、表示部410を通じてメッセージ内容を入力する画面を表示する(S170)。これにより、使用者が受信側移動通信端末機の使用者に伝えるメッセージ内容を、キー入力部400を通じて入力すれば、制御部200は、その入力されたメッセージ内容を上記放送視聴勧誘メッセージに含ませる(S180)。
【0043】
このように放送識別子、放送チャンネルの番号、メッセージ内容、スチールイメージや動画像が上記放送視聴勧誘メッセージに含まれると、制御部200は、上記放送視聴勧誘メッセージを送信する受信側移動通信端末機の番号を入力するための画面を表示部410を通じて表示する(S190)。使用者が受信側移動通信端末機の番号をキー入力部400を通じて入力した後に、最終的にメッセージ送信確認キーを入力すれば、制御部200は、移動通信部300を通じて上記放送視聴勧誘メッセージを、上記入力された番号の移動通信端末機に送信する(S200)。次に、他の移動通信端末機から、図6A、図6Bの過程を通じて放送視聴勧誘メッセージを生成して上記移動通信端末機に送信することにより、上記移動通信端末機で上記受信された放送視聴勧誘メッセージを処理する過程を、図7A、図7Bを参照して詳しく説明する。
【0044】
図7A、図7Bは、本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージを受信して処理する過程を示したフローチャートである。
【0045】
移動通信端末機の移動通信部300を通じて所定のメッセージが受信されると、制御部200は、その受信されたメッセージに放送識別子が含まれているかどうかをチェックする(S300)。その結果、放送識別子が含まれていると、制御部200は、上記受信されたメッセージが放送視聴勧誘メッセージであることを確認し、現在移動通信端末機がデジタルマルチメディア放送を提供中であるか、すなわち、DMB受信部100が動作中であるかどうかをチェックする(S310)。
【0046】
ここで、DMB受信部100が動作中であれば、制御部200は、上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出す(S320)。上記受信されたメッセージで放送チャンネルの番号を読み出した後に、制御部200は、現在選局された放送チャンネルの番号と上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号とが同一であるかどうかをチェックする(S330)。その結果、現在選局された放送チャンネルの番号が上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号と同一であれば、制御部200は、一般的なメッセージの受信時と同様にメッセージの受信を確認する新たなメッセージを表示部410を通じて表示する(S340)。そのメッセージ受信確認を表示した後に、制御部200は、現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を表示部410と音響出力部420とを通じて出力する(S350)。
【0047】
一方、現在選局された放送チャンネルの番号が上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号と同一でなければ、制御部200は、上記受信された放送視聴勧誘メッセージに、上記放送チャンネル番号の他に、メッセージ内容、スチールイメージや動画像が含まれていると、その情報を読み出す。その後、制御部200は、ステップS320で読み出した上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧める内容を、上記メッセージ内容、スチールイメージや動画像とともに表示部410を通じて表示する(S360)。これにより、使用者はキー入力部400を通じて上記放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力をすることができる。制御部200は、上記キー入力部400を通じて上記放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力が存在するどうかをチェックする(S370)。
【0048】
その結果、上記放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力が存在すれば、制御部200は、放送チャンネルの番号に選局する(S380)。さらに、制御部200は、DMB受信部100を通じて上記選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送データを受信する(S390)。上記受信されたデジタルマルチメディア放送データは、DMB受信部100を通じて復調及びデコーディングして使用者が認識可能な形態の画像データと音響データに変換される。制御部200は、DMB受信部100を通じて変換された画像データと音響データを表示部410及び音響出力部420を通じて出力する(S400)。一方、上記放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力が存在しなければ、制御部200は、ステップS350に進んで現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を表示部410と音響出力部420とを通じて出力する。
【0049】
一方、ステップS310で、DMB受信部100が動作中でなければ、制御部200は、上記受信されたメッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出す(S410)。制御部200は、上記受信された放送視聴勧誘メッセージに、上記放送チャンネル番号の他に、メッセージ内容、スチールイメージや動画像が含まれていると、その情報も読み出す。その後、制御部200は、上記受信されたメッセージで読み出した放送チャンネル番号の視聴を勧める内容を、上記メッセージ内容、スチールイメージや動画像とともに表示部410を通じて表示する(S420)。これにより、使用者はキー入力部400を通じて上記放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力をすることができる。制御部200は、キー入力部400を通じて上記放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力が存在するかどうかをチェックする(S430)。
【0050】
その結果、放送チャンネル番号の視聴を受諾するキー入力が存在すれば、制御部200は、移動通信端末機のモードをデジタルマルチメディア放送モードに変更する(S440)。移動通信端末機のモードがデジタルマルチメディア放送モードに進むと、制御部200は、図7AのステップS380に進んで上記放送チャンネルの番号に選局する。制御部200は、上記放送チャンネルの番号に選局すると、図7AのステップS390及びS400を通じて放送視聴勧誘メッセージに含まれた放送チャンネル番号のデジタルマルチメディア放送を使用者に提供する。
【0051】
以上、本発明の詳細について具体的な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形が可能なのは明らかである。従って、本発明の範囲は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及び該記載と同等なものにより定められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるデジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機の構成を示したブロック図である。
【図2】標準に基づいてSMS方式のメッセージを構成するために存在する各々のフィールドに対する表である。
【図3】標準に基づいてSMS方式のメッセージを構成するために存在する各々のフィールドに対する表である。
【図4】標準に基づいてSMS方式のメッセージを構成するために存在する各々のフィールドに対する表である。
【図5】標準に基づいてSMS方式のメッセージを構成するために存在する各々のフィールドに対する表である。
【図6A】本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージを送信する過程に対するフローチャートである。
【図6B】本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージを送信する過程に対するフローチャートである。
【図7A】本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージを受信して処理する過程を示したフローチャートである。
【図7B】本発明の好ましい実施形態による移動通信端末機で、放送視聴勧誘メッセージを受信して処理する過程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0053】
100 DMB受信部
200 制御部
300 移動通信部
400 キー入力部
410 表示部
420 音響出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機の放送視聴勧誘メッセージの伝送方法であって、
送信側移動通信端末機で、
前記放送視聴勧誘メッセージの要請が入力されると、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であるか否かをチェックするステップと、
現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号と放送視聴勧誘メッセージであることを知らせるための放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成して受信側移動通信端末機に送信するステップと、
受信側移動通信端末機で、
メッセージの受信時に、前記メッセージに前記放送識別子が含まれていると、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出して前記放送チャンネルの視聴を勧める内容を表示するステップと、
前記放送チャンネルの視聴を受諾すると、前記放送チャンネルに選局してデジタルマルチメディア放送を提供するステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記送信側移動通信端末機で、前記受信側移動通信端末機の番号を入力されて前記入力された番号の移動通信端末機に、前記放送視聴勧誘メッセージを送信するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記送信側移動通信端末機で、
使用者から放送チャンネルの番号を入力されて前記現在選局された放送チャンネルの番号を前記入力された放送チャンネル番号に変更するステップと、
少なくとも前記変更された放送チャンネルの番号と前記放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記送信側移動通信端末機で、
現在デジタルマルチメディア放送が提供中でなければ、使用者から放送チャンネルの番号を入力されるステップと、
少なくとも前記入力された放送チャンネルの番号と前記放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記送信側移動通信端末機で、
使用者からメッセージの内容を入力されるステップと、
前記入力されたメッセージの内容を前記放送視聴勧誘メッセージに含ませるステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記送信側移動通信端末機で、
現在選局された放送チャンネルのスチールイメージを、前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内でキャプチャーするステップと、
前記キャプチャーしたスチールイメージを前記放送視聴勧誘メッセージに含ませるステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内の最大スチールイメージキャプチャーの数を表示するステップと、
スチールイメージキャプチャーの数が入力されると、前記入力されたスチールイメージキャプチャーの数だけ、現在選局された放送チャンネルのスチールイメージをキャプチャーして前記放送視聴勧誘メッセージに含ませるステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記送信側移動通信端末機で、
現在選局された放送チャンネルの動画像を前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内でキャプチャーするステップと、
前記キャプチャーした動画像を前記放送視聴勧誘メッセージに含ませるステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内で動画像の貯蔵可能時間をグラフで表示するステップと、
使用者の要請による時間だけの動画像をキャプチャーして前記放送視聴勧誘メッセージに含ませるステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記放送視聴勧誘メッセージをSMS(Short Message Service)方式で伝送するために、SMS方式のメッセージの構成に必要な各々のフィールドのうち、パラメータ識別子(Parameter ID)フィールドがテレサービス識別子の場合、前記テレサービス識別子の識別子(IDENTIFIER)値を前記放送識別子に設定し、前記放送識別子によって放送視聴勧誘メッセージに分けられるSMS方式のメッセージに割り当てられた放送チャンネルの番号を貯蔵するための空間に、前記現在選局された放送チャンネルの番号を貯蔵することを特徴とする、請求項1または請求項4に記載の方法。
【請求項11】
前記放送視聴勧誘メッセージに含まれたデータが放送チャンネル番号であることを知らせるためのサブパラメータ識別子(SUBPARAMETER_ID)を、放送チャンネル番号であることを示すための識別子に設定するステップと、
放送チャンネル番号を含ませるためのサブパラメータデータを、前記現在選局された放送チャンネルの番号に設定するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記サブパラメータデータを、使用者から入力された放送チャンネルの番号に設定するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で伝送するために、メッセージ内容フィールドに前記放送識別子と前記放送チャンネル番号とを貯蔵するための空間を割り当てて前記放送識別子と放送チャンネル番号とを貯蔵するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1または請求項4に記載の方法。
【請求項14】
前記受信側移動通信端末機で、
前記受信されたメッセージに前記放送識別子が含まれていると、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であるか否かをチェックするステップと、
現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号が、現在選局された放送チャンネルの番号と同一であるかどうかをチェックするステップと、
現在選局された放送チャンネルの番号と前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号とが同一でなければ、前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧める内容を表示するステップと、
視聴を受諾すると、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号に選局してデジタルマルチメディア放送を提供するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項5または請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記受信されたメッセージに、メッセージ内容、スチールイメージ及び動画像のうち、いずれか一つが含まれていると、これを読み出して表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を受諾しなければ、現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号が現在選局された放送チャンネルの番号と同一であれば、現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を提供するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記メッセージの受信を知らせる新たなメッセージを表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
現在デジタルマルチメディア放送が提供中でなければ、前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧める内容を表示するステップと、
視聴を受諾すると、デジタルマルチメディア放送モードに進んで前記放送チャンネル番号に選局してデジタルマルチメディア放送を提供するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記受信されたメッセージに、メッセージ内容、スチールイメージ及び動画像のうち、いずれか一つが含まれていると、これを読み出して表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
デジタルマルチメディア放送受信が可能な移動通信端末機であって、
メッセージを送受信する移動通信部と、
デジタルマルチメディア放送の視聴を勧めるためのメッセージの伝送を要請し、前記メッセージの内容を表示する使用者インターフェース部と、
前記使用者インターフェース部を通じて放送視聴勧誘メッセージの伝送が要請された状態で、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、少なくとも現在選局された放送チャンネルの番号と放送視聴勧誘メッセージであることを知らせるための放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成して前記移動通信部を通じて受信側移動通信端末機に送信する制御部と、を含むことを特徴とする移動通信端末機。
【請求項22】
前記制御部は、
前記移動通信部を通じて受信されたメッセージに前記放送識別子が含まれていると、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号を読み出して前記放送チャンネルの視聴を勧める内容を前記使用者インターフェース部を通じて表示し、
前記使用者インターフェース部を通じて前記放送チャンネルの視聴を受諾するキー入力が存在すれば、前記放送チャンネルに選局してデジタルマルチメディア放送を出力することを特徴とする、請求項21に記載の移動通信端末機。
【請求項23】
前記制御部は、前記使用者インターフェース部を通じて前記受信側移動通信端末機の番号を入力されて前記入力された番号の移動通信端末機に前記放送視聴勧誘メッセージを送信することを特徴とする、請求項21に記載の移動通信端末機。
【請求項24】
前記制御部は、前記使用者インターフェース部を通じて放送チャンネルの番号が入力されると、前記現在選局された放送チャンネルの番号を前記入力された放送チャンネルの番号に変更して少なくとも前記変更された放送チャンネルの番号と前記放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成することを特徴とする、請求項21に記載の移動通信端末機。
【請求項25】
前記制御部は、前記使用者インターフェース部を通じてメッセージ内容が入力されると、前記入力されたメッセージ内容を前記放送視聴勧誘メッセージに含ませることを特徴とする、請求項22に記載の移動通信端末機。
【請求項26】
前記制御部は、現在選局された放送チャンネルのスチールイメージを前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内でキャプチャーして前記放送視聴勧誘メッセージに含ませることを特徴とする、請求項22に記載の移動通信端末機。
【請求項27】
前記制御部は、前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内の最大スチールイメージキャプチャーの数を前記使用者インターフェース部を通じて表示し、スチールイメージキャプチャーの数が入力されると、前記入力されたスチールイメージキャプチャーの数だけ、現在選局された放送チャンネルのスチールイメージをキャプチャーして前記放送視聴勧誘メッセージに含ませることを特徴とする、請求項26に記載の移動通信端末機。
【請求項28】
前記制御部は、現在選局された放送チャンネルの動画像を前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内でキャプチャーして前記放送視聴勧誘メッセージに含ませることを特徴とする、請求項22に記載の移動通信端末機。
【請求項29】
前記制御部は、前記放送視聴勧誘メッセージに貯蔵可能な容量内で動画像の貯蔵可能時間をグラフで表示し、使用者の要請による時間だけの動画像をキャプチャーして前記放送視聴勧誘メッセージに含ませることを特徴とする、請求項28に記載の移動通信端末機。
【請求項30】
前記制御部は、前記放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で伝送するために、SMS方式のメッセージの構成に必要な各々のフィールドのうち、パラメータ識別子(Parameter ID)フィールドがテレサービス識別子の場合、前記テレサービス識別子の識別子(IDENTIFIER)値を前記放送識別子に設定し、前記放送識別子によって放送視聴勧誘メッセージに分けられるSMS方式のメッセージに割り当てられた放送チャンネルの番号を貯蔵するための空間に、前記現在選局された放送チャンネルの番号を貯蔵することを特徴とする、請求項21記載の移動通信端末機。
【請求項31】
前記制御部は、前記放送視聴勧誘メッセージに含まれたデータが放送チャンネル番号であることを知らせるためのサブパラメータ識別子(SUBPARAMETER_ID)を、放送チャンネル番号であることを示すための識別子に設定し、放送チャンネル番号を含ませるためのサブパラメータデータを、前記現在選局された放送チャンネル番号に設定することを特徴とする、請求項30に記載の移動通信端末機。
【請求項32】
前記制御部は、前記使用者インターフェース部を通じて放送視聴勧誘メッセージの伝送が要請された状態で、現在デジタルマルチメディア放送が提供中でなければ、前記使用者インターフェース部を通じて放送チャンネルの番号を入力されて少なくとも前記入力された放送チャンネルの番号と前記放送識別子とを含む放送視聴勧誘メッセージを生成することを特徴とする、請求項21または請求項31に記載の移動通信端末機。
【請求項33】
前記制御部は、前記サブパラメータデータを前記入力された放送チャンネルの番号に設定することを特徴とする、請求項32に記載の移動通信端末機。
【請求項34】
前記制御部は、前記放送視聴勧誘メッセージをSMS方式で伝送するために、メッセージ内容フィールドに前記放送識別子と前記放送チャンネル番号とを貯蔵するための空間を割り当てて前記放送識別子と放送チャンネル番号とを貯蔵することを特徴とする、請求項33に記載の移動通信端末機。
【請求項35】
前記移動通信部を通じて受信されたメッセージに前記放送識別子が含まれている場合、前記制御部は、現在デジタルマルチメディア放送が提供中であるか否かをチェックして現在デジタルマルチメディア放送が提供中であれば、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号が現在選局された放送チャンネルの番号と同一でない場合、前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧める内容を前記使用者インターフェース部を通じて表示し、視聴を受諾するキー入力が存在すれば、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号に選局してデジタルマルチメディア放送を出力することを特徴とする、請求項25乃至請求項29のうち、いずれか一項に記載の移動通信端末機。
【請求項36】
前記制御部は、前記受信されたメッセージに、メッセージ内容、スチールイメージ及び動画像のうち、いずれか一つが含まれていると、それを読み出して前記使用者インターフェース部を通じて表示することを特徴とする、請求項35に記載の移動通信端末機。
【請求項37】
前記制御部は、前記使用者インターフェース部を通じて前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を受諾しないキー入力が存在すれば、現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を出力することを特徴とする、請求項35に記載の移動通信端末機。
【請求項38】
前記制御部は、前記メッセージに含まれた放送チャンネルの番号が現在選局された放送チャンネルの番号と同一であれば、現在選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を前記使用者インターフェース部を通じて出力することを特徴とする、請求項35に記載の移動通信端末機。
【請求項39】
前記制御部は、前記メッセージの受信を知らせる新たなメッセージを前記使用者インターフェース部を通じて表示することを特徴とする、請求項38に記載の移動通信端末機。
【請求項40】
現在デジタルマルチメディア放送が提供中でなければ、前記制御部は、前記メッセージに含まれた放送チャンネル番号の視聴を勧める内容を、前記使用者インターフェース部を通じて表示し、視聴を受諾するキー入力が存在すれば、デジタルマルチメディア放送モードに進んで前記放送チャンネル番号に選局して前記選局されたチャンネルのデジタルマルチメディア放送を出力することを特徴とする、請求項35に記載の移動通信端末機。
【請求項41】
前記制御部は、前記受信されたメッセージに、メッセージ内容、スチールイメージ及び動画像のうち、いずれか一つが含まれていると、これを読み出して前記使用者インターフェース部を通じて表示することを特徴とする、請求項40に記載の移動通信端末機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【公開番号】特開2007−68150(P2007−68150A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−184902(P2006−184902)
【出願日】平成18年7月4日(2006.7.4)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】