説明

デジタル放送受信機

【課題】データ放送で描画される文字を見易くきれいな状態で表示することができるデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】データ放送情報を受信して、当該データ放送情報に基づく文字を表示部19に表示するデジタル放送受信機1において、データ放送情報に基づく文字の色は、文字自体の色である文字色と、文字の背景の色である背景色と、文字色領域と背景色領域との間の文字色領域を縁取る領域に表示される中間色と、からなり、データ放送情報に基づいて文字のサイズを取得し、当該取得された文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断し、文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、文字色領域の幅に対する中間色領域の幅の割合(中間色割合)を、予め設定された割合(標準割合)よりも小さくなるよう設定し、当該設定された割合で文字色領域と中間色領域とを着色することによって、文字を表示部19に表示させるよう構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送受信機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビジョン放送受信機においては、番組本編情報とコマーシャル情報とからなる番組放送情報の他に、データ放送情報を受信し、データ放送情報に基づく文字や画像を表示できるようになっている。
【0003】
デジタル放送の場合、データ放送で描画される文字は、文字自体の色である文字色と、文字の背景の色である背景色と、文字色領域を縁取る領域に表示される中間色(第1中間色及び第2中間色)と、で描画されるようになっている。そして、これらの色は、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)により定められた128種類の色の中から、放送局が指定するようになっている。
したがって、この128種類の色の中に中間色に適した色がない場合、或いは、放送局が中間色に適した色を指定しなかった場合、文字のサイズが小さくなると、中間色が奇抜すぎて、文字が見難くなってしまうという問題がある。
【0004】
従来、文字を見易くきれいな状態でユーザに提示できる装置が提案されている。
例えば、ジャギーの少ない文字を印字できるプリントシステム及び画像処理装置(例えば、特許文献1及び2参照)、ジャギーの少ない文字を表示できるデータ放送受信装置(例えば、特許文献3参照)、的確な色でアンチエイリアス処理された文字を表示できるデータ表示装置(例えば、特許文献4参照)などが提案されている。
【特許文献1】特開2003−54042号公報
【特許文献2】特開2001−296644号公報
【特許文献3】特開2002−142199号公報
【特許文献4】特開2007−121735号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1〜4の装置は、ジャギーの少ない文字や的確な色でアンチエイリアス処理された文字をユーザに提示することはできるものの、すなわち、文字の輪郭を補正することはできるものの、文字を文字色、中間色及び背景色で描画するための技術にかかる装置でないため、中間色が奇抜である場合、データ放送で描画される文字のサイズが小さくなると、文字が見難くなってしまうという上記問題を解決することができない。
【0006】
本発明の課題は、データ放送で描画される文字を見易くきれいな状態で表示することができるデジタル放送受信機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
データ放送情報を受信して、当該データ放送情報に基づく文字を表示部に表示するデジタル放送受信機において、
前記データ放送情報は、前記文字自体の色である文字色と、前記文字の背景の色である背景色と、当該文字色で着色される文字色領域と当該背景色で着色される背景色領域との間の当該文字色領域を縁取る領域に表示される中間色と、に関する色情報を含み、
前記データ放送情報に基づいて前記文字のサイズを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、前記文字色領域の幅に対する前記中間色領域の幅の割合を、予め設定された割合よりも小さくなるよう設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された割合で前記文字色領域と前記中間色領域とを着色することによって、前記文字を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のデジタル放送受信機において、
前記設定手段は、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが小さくなるほど、前記割合が小さくなるよう設定することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載のデジタル放送受信機において、
前記設定手段は、前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、前記割合を、前記予め設定された割合よりも大きくなるよう設定することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載のデジタル放送受信機において、
前記設定手段は、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが大きくなるほど、前記割合が大きくなるように設定することを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、
データ放送情報を受信して、当該データ放送情報に基づく文字を表示部に表示するデジタル放送受信機において、
前記データ放送情報は、前記文字自体の色である文字色と、前記文字の背景の色である背景色と、当該文字色で着色される文字色領域と当該背景色で着色される背景色領域との間の当該文字色領域を縁取る領域に表示される中間色と、に関する色情報を含み、
前記データ放送情報に基づいて前記文字のサイズを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、前記文字色領域の幅に対する前記中間色領域の幅の割合を、予め設定された割合よりも小さくなるよう設定するとともに、前記設定手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、前記割合を、前記予め設定された割合よりも大きくなるよう設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された割合で前記文字色領域と前記中間色領域とを着色することによって、前記文字を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが小さくなるほど、前記割合が小さくなるよう設定し、前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが大きくなるほど、前記割合が大きくなるよう設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、データ放送情報を受信して、当該データ放送情報に基づく文字を表示部に表示するデジタル放送受信機において、データ放送情報は、文字自体の色である文字色と、文字の背景の色である背景色と、当該文字色で着色される文字色領域と当該背景色で着色される背景色領域との間の当該文字領域を縁取る領域に表示される中間色と、に関する色情報を含み、データ放送情報に基づいて文字のサイズを取得する取得手段と、取得手段によって取得された文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断する判断手段と、判断手段によって文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、文字色領域の幅に対する中間色領域の幅の割合を、予め設定された割合よりも小さくなるよう設定する設定手段と、設定手段によって設定された割合で文字色領域と中間色領域とを着色することによって、文字を表示部に表示させる表示制御手段と、を備えている。
すなわち、文字のサイズが小さい場合、中間色領域を狭めることができるため、中間色に適した色がない場合や中間色に適した色が指定されなかった場合であっても、中間色を目立たなくすることができることとなって、データ放送で描写される文字を見易くきれいな状態で表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図を参照して、本発明にかかるデジタル放送受信機の最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0014】
<デジタル放送受信機の構成>
デジタル放送受信機1は、デジタル方式のテレビジョン放送波から、番組本編情報とコマーシャル情報とからなる番組放送情報を受信して、その番組放送情報に基づく映像を表示したり番組放送情報に基づく音声を出力したりするとともに、データ放送情報を受信して、そのデータ放送情報に基づく文字や画像を表示する電子機器である。
【0015】
具体的には、デジタル放送受信機1は、例えば、図1に示すように、チューナ11と、復調部12と、分離部13と、オーディオデコーダ14と、音声出力部15と、ビデオデコーダ16と、データ放送画面生成部17と、映像合成部18と、表示部19と、操作部20と、制御部21と、などを備えて構成される。
【0016】
チューナ11は、制御部21から入力される制御信号に従って、例えば、アンテナ11aにより受信されたテレビジョン放送波から、特定のテレビジョン放送信号(番組放送情報やデータ放送情報)を選局して受信し、その受信したテレビジョン放送信号に所定の処理を施して復調部12に出力する。
【0017】
復調部12は、例えば、制御部21から入力される制御信号に従って、チューナ11から入力されたテレビジョン放送信号にデジタル復調や誤り訂正などの所定の処理を施して、トランスポートストリームを生成し、分離部13に出力する。
【0018】
分離部13は、例えば、制御部21から入力される制御信号に従って、復調部12から入力されたトランスポートストリームから、オーディオストリームと、ビデオストリームと、データ放送ストリームと、PSI(Program Specific Information:番組特定情報)/SI(Service Information:番組配列情報)信号と、などを分離する。そして、分離部13は、オーディオストリームをオーディオデコーダ14に出力し、ビデオストリームをビデオデコーダ16に出力し、データ放送ストリームやPSI/SI信号を制御部21に出力する。
【0019】
オーディオデコーダ14は、例えば、制御部21から入力される制御信号に従って、分離部13から入力されたオーディオストリームにデコード等の所定の処理を施して音声データを生成し、音声出力部18に出力する。
【0020】
音声出力部15は、例えば、スピーカ機器等であり、オーディオデコーダ14から入力された音声データに基づく音声を出力する。
【0021】
ビデオデコーダ16は、例えば、制御部21から入力される制御信号に従って、分離部13から入力されたビデオストリームにデコードなどの所定の処理を施して映像データを生成し、映像合成部18に出力する。
【0022】
データ放送画面生成部17は、例えば、制御部21から入力される制御信号に従って、分離部13から制御部21に入力されたデータ放送ストリームに基づいて、データ放送画面情報を生成し、映像合成部18に出力する。
【0023】
映像合成部18は、例えば、制御部21から入力される制御信号に従って、ビデオデコーダ16から入力された映像データと、データ放送画面生成部17から入力されたデータ放送画面情報と、を合成して合成データを生成し、表示部19に出力する。
【0024】
表示部19は、例えば、液晶表示機器等であり、映像合成部18から入力された合成データに基づく画面を表示する。
具体的には、表示部19には、例えば、図2に示すような、合成データに基づく画面が表示される。そして、合成データに基づく画面は、ビデオデコーダ16から入力された映像データ、すなわち番組本編情報とコマーシャル情報とからなる番組放送情報に基づく番組放送画面G1と、データ放送画面情報に基づくデータ放送画面G2と、などから構成されている。
【0025】
操作部20は、例えば、デジタル放送受信機1の外面に設けられた操作ボタンや、デジタル放送受信機1用のリモートコントローラ及び当該リモートコントローラと通信可能なリモコン受信部などから構成されており、例えば、ユーザにより操作されると、当該操作に伴う各種信号を制御部21に出力する。
【0026】
制御部21は、例えば、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)211と、RAM(Random Access Memory)212と、記憶部213と、などを備えている。
【0027】
CPU211は、例えば、記憶部213に記憶されたデジタル放送受信機1用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
【0028】
RAM212は、例えば、CPU211によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
【0029】
記憶部213は、例えば、デジタル放送受信機1で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU211によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部213に記憶されている。
【0030】
具体的には、記憶部213は、例えば、図1に示すように、データ放送情報記憶ファイル213aと、取得プログラム213bと、判断プログラム213cと、設定プログラム213dと、表示制御プログラム213eと、などを記憶している。
【0031】
データ放送情報記憶ファイル213aは、例えば、分離部13から入力されたデータ放送ストリームやPSI/SI信号のうちの、必要なデータ放送情報を記憶する。
具体的には、CPU211は、入力されたデータ放送ストリームやPSI/SI信号の中から、必要なデータ放送情報を取得して、データ放送情報記憶ファイル213aに記憶させる。データ放送情報記憶ファイル213aに記憶されるデータ放送情報としては、例えば、データ放送情報に基づく文字に関する文字情報やデータ放送情報に基づく画像に関する画像情報などが挙げられる。
【0032】
文字情報には、例えば、表示部19に表示される文字の形をドットの有無で表したフォントデータと、文字を表示部19に表示する際の表示領域の位置や大きさに関する領域情報と、表示部19に表示される文字のサイズに関するサイズ情報と、表示部19に表示される文字の色に関する色情報と、表示部19に表示される文字のフォントの種類(ゴシック体や明朝体など)に関するフォント種類情報と、などが含まれている。
【0033】
ここで、色情報は、例えば、文字自体の色である文字色と、文字の背景の色である背景色と、文字色で着色される文字色領域R1と背景色で着色される背景色領域R3との間の文字色領域R1を縁取る領域(中間色領域R2)に表示される中間色と、に関する情報である。そして、中間色には、例えば、文字色領域R1側の領域(第1中間色領域R21)に表示される第1中間色と、背景色領域R2側の領域(第2中間色領域R22)に表示される第2中間色と、が含まれている。文字色、中間色(第1中間色及び第2中間色)及び背景色は、例えば、ARIBにより定められた128種類の色の中から、放送局が任意に指定した色である。文字色、中間色及び背景色の一例としては、例えば、文字色に黄色、第1中間色に明るい灰色、第2中間色に暗い灰色、背景色に透明な暗い灰色が挙げられる。ここで、背景色の一例として透明な暗い灰色を挙げたが、例えば、ARIBによって定められた128種類の色の中からは色(暗い灰色)のみを指定し、その色に所定の透過率(0%<透過率<100%)を設定することによって、背景色に透明の暗い灰色を指定することができる。
【0034】
例えば、図3は、データ放送情報に基づく文字のうちの「−」が表示部19に表示された様子を示す図である。文字「−」は、文字色領域R1と、中間色領域R2(第1中間色領域R21及び第2中間色領域R22)と、背景色領域R3と、により構成されている。
なお、文字色領域R1の幅W1に対する第1中間色領域R21の幅の割合や、文字色領域R1の幅W1に対する第2中間色領域R22の幅の割合は、例えば、予め一律に設定されている。すなわち、文字色領域R1の幅W1に対する中間色領域R2の幅W2の割合(中間色割合)は、予め一律に設定されている。
【0035】
取得プログラム213bは、例えば、データ放送情報に基づく文字のサイズを取得する機能を、CPU211に実現させる。
具体的には、CPU211は、例えば、データ放送情報記憶ファイル213aに記憶された文字情報のうちのサイズ情報に基づいて、データ放送情報に基づく文字のサイズを取得する。
CPU211は、かかる取得プログラム213bを実行することによって、取得手段として機能する。
【0036】
判断プログラム213cは、例えば、取得プログラム213bを実行したCPU211によって取得された文字のサイズが、所定の閾値以下であるか否かを判断する機能を、CPU211に実現させる。
CPU211は、かかる判断プログラム213cを実行することによって、判断手段として機能する。
【0037】
設定プログラム213dは、例えば、判断プログラム213cを実行したCPU211によって文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、文字色領域R1の幅W1に対する中間色領域R2の幅W2の割合(以下、「中間色割合」という)を、予め設定された中間色割合(以下、「標準割合」という)に設定し、判断プログラム213cを実行したCPU211によって文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、中間色割合を、標準割合よりも小さくなるよう設定する機能を、CPU211に実現させる。
具体的には、データ放送情報に基づく文字のサイズが、所定の閾値よりも小さい場合は、中間色割合が、標準割合よりも小さくなるよう設定され、例えば、図4に示す「ニ」のように、中間色領域R2の幅W2(例えば、図4の下図)が、予め設定された中間色領域R2の幅W2(例えば、図4の上図)よりも狭くなる。
なお、文字色領域R1の幅W1はそのままで中間色領域R2の幅W2を狭くすることによって、中間色割合が、標準割合よりも小さくなるようにしたが、文字色領域R1の幅W1と中間色領域R2の幅W2との和はそのままで文字色領域R1の幅W1を広くすることによって、中間色割合を、標準割合よりも小さくするようにしても良い。
【0038】
ここで、CPU211は、文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合、例えば、文字のサイズが小さくなるほど、中間色割合が小さくなるように設定する。
具体的には、例えば、所定の閾値が36ドットであり、例えば、標準割合が30%である場合、CPU211は、例えば、文字のサイズが第1サイズの範囲内(例えば、24ドット<文字のサイズ≦36ドット)である場合、中間色割合を第1割合(例えば、25%)となるよう設定し、文字のサイズが第2サイズの範囲内(例えば、12ドット<文字のサイズ≦24ドット)である場合、中間色割合を第2割合(例えば、20%)となるよう設定し、文字のサイズが第3サイズの範囲内(例えば、0ドット<文字のサイズ≦12ドット)である場合、中間色割合を第3割合(例えば、15%)とする。
無論、所定の閾値、標準割合、第1〜第3サイズの範囲、第1〜第3割合は、上述した値に限るものではなく任意である。また、文字のサイズを、第1サイズ〜第3サイズの3段階に分けたが、3段階に限ることはなく、文字のサイズは分けなくても良いし、2段階に分けても良いし、4段階以上に分けても良い。
CPU211は、かかる設定プログラム213dを実行することによって、設定手段として機能する。
【0039】
表示制御プログラム213eは、例えば、表示部19に、番組本編情報とコマーシャル情報とからなる番組放送情報に基づく番組放送画面G1と、データ放送情報に基づく文字や画面からなるデータ放送画面G2と、からなる画面を表示させる機能を、CPU211に実現させる。
具体的には、例えば、CPU211は、データ放送情報記憶ファイル213aに記憶されたデータ放送情報を読み出し、データ放送画面生成部17に出力する。次に、CPU211は、データ放送画面生成部17に制御信号を入力して、当該データ放送情報に基づいて、データ放送画面情報を生成させ、映像合成部18に出力させる。次に、CPU211は、映像合成部18に制御信号を入力して、ビデオデコーダ16から入力された映像データと、当該データ放送画面情報と、を合成して合成データを生成させ、表示部19に出力させる。
【0040】
ここで、CPU211は、データ放送画面生成部17にデータ放送画面情報を生成させる際、設定プログラム213dを実行したCPU211によって設定された中間色割合で、文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された文字が描画されるよう制御することによって、当該設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された文字を表示部19に表示させる。
すなわち、CPU211は、データ放送情報記憶ファイル213aに記憶されたフォントデータをデータ放送画面生成部17に出力し、そして、データ放送画面生成部17に制御信号を入力して、中間色割合として標準割合が設定された場合は、当該フォントデータに基づいて、標準割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された文字を描画させ、標準割合以外の中間色割合が設定された場合は、当該フォントデータに基づいて、その設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された文字を描画させるようになっている。
CPU211は、かかる表示制御プログラム213eを設定することによって、表示制御手段として機能する。
【0041】
<文字描画処理>
デジタル放送受信機1による、データ放送情報に基づく文字の描画に関する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0042】
まず、CPU211は、データ放送情報をデータ放送情報記憶ファイル213aに記憶すると、取得プログラム213bを実行して、当該記憶されたデータ放送情報のうちの文字情報中のサイズ情報に基づいて、データ放送情報に基づく文字のサイズを取得する(ステップS11)。
【0043】
次いで、CPU211は、判断プログラム213cを実行して、当該取得された文字のサイズが、所定の閾値以下であるか否かを判断する(ステップS12)。
【0044】
ステップS12で、当該取得された文字のサイズが、所定の閾値以下でないと判断すると(ステップS12;No)、CPU211は、設定プログラム213dを実行して、中間色割合として標準割合を設定し(ステップS13)、ステップS19の処理に移行する。
【0045】
一方、ステップS12で、当該取得された文字のサイズが、所定の閾値以下であると判断すると(ステップS12;Yes)、CPU211は、設定プログラム213dを実行して、当該取得された文字のサイズが、第1サイズ(閾値≧第1サイズ)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS14)。
【0046】
ステップS14で、当該取得された文字のサイズが、第1サイズの範囲内であると判断すると(ステップS14;Yes)、CPU211は、中間色割合として第1割合(標準割合>第1割合)を設定し(ステップS14)、ステップS19の処理に移行する。
【0047】
一方、ステップS14で、当該取得された文字のサイズが、第1サイズの範囲内でないと判断すると(ステップS14;No)、CPU211は、当該取得された文字のサイズが、第2サイズ(第1サイズ>第2サイズ)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS16)。
【0048】
ステップS16で、当該取得された文字のサイズが、第2サイズの範囲内であると判断すると(ステップS16;Yes)、CPU211は、中間色割合として第2割合(第1割合>第2割合)を設定し(ステップS17)、ステップS19の処理に移行する。
【0049】
一方、ステップS16で、当該取得された文字のサイズが、第2サイズの範囲内でないと判断すると(ステップS16;No)、すなわち、当該取得された文字のサイズが、第3サイズ(第2サイズ>第3サイズ)の範囲内であると判断すると、CPU211は、中間色割合として第3割合(第2割合>第3割合)を設定する(ステップS18)。
【0050】
次いで、CPU211は、データ放送情報記憶ファイル213aからフォントデータを取得して(ステップS19)、データ放送画面生成部17に出力し、データ放送画面生成部17に制御信号を入力して、当該設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された文字を描画させ(ステップS20)、本処理を終了する。
これにより、当該設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された、データ放送情報に基づく文字が、表示部19に表示されることになる。
【0051】
以上説明した第1の実施の形態におけるデジタル放送受信機1によれば、データ放送情報に基づいて文字のサイズを取得する取得プログラム213bを実行したCPU211と、当該取得された文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断する判断プログラム213cを実行したCPU211と、文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、文字色領域R1の幅W1に対する中間色領域R2の幅W2の割合(中間色割合)を、予め設定された標準割合よりも小さくなるよう設定する設定プログラム213dを実行したCPU211と、当該設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とを着色することによって、文字を表示部19に表示させる表示制御プログラム213eと、を備えている。
すなわち、文字のサイズが小さい場合、中間色領域R2を狭めることができるため、中間色に適した色がない場合や中間色に適した色が指定されなかった場合であっても、中間色を目立たなくすることができることとなって、データ放送で描写される文字を見易くきれいな状態で表示することができる。
【0052】
さらに、第1の実施の形態におけるデジタル放送受信機1によれば、設定プログラム213dを実行したCPU211によって、文字のサイズが小さくなるほど、中間色割合が小さくなるよう設定することができる。
すなわち、文字のサイズが小さくなるほど、中間色に適した色がない場合や中間色に適した色が指定されなかった場合、中間色が奇抜になるため、文字が見難くなってしまうが、文字のサイズが小さくなるほど、中間色領域R2を狭める度合いを大きくできるため、データ放送で描写される文字を、より一層見易くきれいな状態で表示することができる。
【0053】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態におけるデジタル放送受信機1Aについて説明する。
【0054】
<デジタル放送受信機の構成>
まず、デジタル放送受信機1Aの構成について、図6を参照して説明する。
なお、第2の実施の形態のデジタル放送受信機1Aは、文字のサイズが所定の閾値以下でない場合も、中間色割合として標準割合以外の割合を設定する点のみが第1の実施の形態のデジタル放送受信機1(図1)と異なる。具体的には、デジタル放送受信機1(図1)における設定プログラム213dの一部が異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
【0055】
デジタル放送受信機1Aは、例えば、図6に示すように、チューナ11と、復調部12と、分離部13と、オーディオデコーダ14と、音声出力部15と、ビデオデコーダ16と、データ放送画面生成部17と、映像合成部18と、表示部19と、操作部20と、制御部21Aと、などを備えて構成される。
【0056】
制御部21Aは、例えば、図6に示すように、CPU211と、RAM212と、記憶部213Aと、などを備えている。
【0057】
記憶部213は、例えば、図6に示すように、データ放送情報記憶ファイル213aと、取得プログラム213bと、判断プログラム213cと、設定プログラム213dAと、表示制御プログラム213eと、などを記憶している。
【0058】
設定プログラム213dAは、例えば、判断プログラム213cを実行したCPU211によって文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、中間色割合を、標準割合よりも大きくなるよう設定し、判断プログラム213cを実行したCPU211によって文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、中間色割合を、標準割合よりも小さくなるよう設定する機能を、CPU211に実現させる。
【0059】
ここで、CPU211は、文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合、例えば、文字のサイズが小さくなるほど、中間色割合が小さくなるように設定し、文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合、例えば、文字のサイズが大きくなるほど、中間色割合が大きくなるように設定する。
具体的には、例えば、所定の閾値が36ドットであり、例えば、標準割合が30%である場合、CPU211は、例えば、文字のサイズが第1サイズの範囲内(例えば、24ドット<文字のサイズ≦36ドット)である場合、中間色割合を第1割合(例えば、25%)となるよう設定し、文字のサイズが第2サイズの範囲内(例えば、12ドット<文字のサイズ≦24ドット)である場合、中間色割合を第2割合(例えば、20%)となるよう設定し、文字のサイズが第3サイズの範囲内(例えば、0ドット<文字のサイズ≦12ドット)である場合、中間色割合を第3割合(例えば、15%)とする。そして、文字のサイズが第4サイズの範囲内(例えば、36ドット<文字のサイズ≦48ドット)である場合、中間色割合を第4割合(例えば、32%)となるよう設定し、文字のサイズが第5サイズの範囲内(例えば、48ドット<文字のサイズ≦60ドット)である場合、中間色割合を第5割合(例えば、34%)となるよう設定し、文字のサイズが第6サイズの範囲内(60ドット<文字のサイズ)である場合、中間色割合を第6割合(例えば、36%)となるよう設定する。
無論、所定の閾値、標準割合、第1〜第6サイズの範囲、第1〜第6割合は、上述した値に限るものではなく任意である。また、文字のサイズを、文字のサイズが閾値以下の場合に第1サイズ〜第3サイズの3段階に分け、文字のサイズが閾値よりも大きい場合に第4サイズ〜第6サイズの3段階に分けたが、3段階に限ることはなく、文字のサイズは分けなくても良いし、2段階に分けても良いし、4段階以上に分けても良い。
CPU211は、かかる設定プログラム213dAを実行することによって、設定手段として機能する。
【0060】
<文字描画処理>
デジタル放送受信機1Aによる、データ放送情報に基づく文字の描画に関する処理について、図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。
【0061】
まず、CPU211は、データ放送情報をデータ放送情報記憶ファイル213aに記憶すると、取得プログラム213bを実行して、当該記憶されたデータ放送情報のうちの文字情中報のサイズ情報に基づいて、データ放送情報に基づく文字のサイズを取得する(ステップS31)。
【0062】
次いで、CPU211は、判断プログラム213cを実行して、当該取得された文字のサイズが、所定の閾値以下であるか否かを判断する(ステップS32)。
【0063】
ステップS32で、当該取得された文字のサイズが、所定の閾値以下であると判断すると(ステップS32;Yes)、CPU211は、設定プログラム213dAを実行して、当該取得された文字のサイズが、第1サイズ(閾値≧第1サイズ)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS33)。
【0064】
ステップS33で、当該取得された文字のサイズが、第1サイズの範囲内であると判断すると(ステップS33;Yes)、CPU211は、中間色割合として第1割合(標準割合>第1割合)を設定し(ステップS34)、ステップS43の処理に移行する。
【0065】
一方、ステップS33で、当該取得された文字のサイズが、第1サイズの範囲内でないと判断すると(ステップS33;No)、CPU211は、当該取得された文字のサイズが、第2サイズ(第1サイズ>第2サイズ)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS35)。
【0066】
ステップS35で、当該取得された文字のサイズが、第2サイズの範囲内であると判断すると(ステップS35;Yes)、CPU211は、中間色割合として第2割合(第1割合>第2割合)を設定し(ステップS35)、ステップS43の処理に移行する。
【0067】
一方、ステップS35で、当該取得された文字のサイズが、第2サイズの範囲内でないと判断すると(ステップS35;No)、すなわち、当該取得された文字のサイズが、第3サイズ(第2サイズ>第3サイズ)であると判断すると、CPU211は、中間色割合として第3割合(第2割合>第3割合)を設定し(ステップS37)、ステップS43の処理に移行する。
【0068】
また、ステップS32で、当該取得された文字のサイズが、所定の閾値以下でないと判断すると(ステップS32;No)、CPU211は、当該取得された文字のサイズが、第4サイズ(第4サイズ>閾値)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS38)。
【0069】
ステップS38で、当該取得された文字のサイズが、第4サイズの範囲内であると判断すると(ステップS38;Yes)、CPU211は、中間色割合として第4割合(第4割合>標準割合)を設定し(ステップS39)、ステップS43の処理に移行する。
【0070】
一方、ステップS38で、当該取得された文字のサイズが、第4サイズの範囲内でないと判断すると(ステップS38;No)、CPU211は、当該取得された文字のサイズが、第5サイズ(第5サイズ>第4サイズ)の範囲内であるか否かを判断する(ステップS40)。
【0071】
ステップS40で、当該取得された文字のサイズが、第5サイズの範囲内であると判断すると(ステップS40;Yes)、CPU211は、中間色割合として第5割合(第5割合>第4割合)を設定し(ステップS41)、ステップS43の処理に移行する。
【0072】
ステップS40で、当該取得された文字のサイズが、第5サイズの範囲内でないと判断すると(ステップS40;No)、すなわち、当該取得された文字のサイズが、第6サイズ(第6サイズ>第5サイズ)であると判断すると、CPU211は、中間色割合として第6割合(第6割合>第5割合)を設定する(ステップS42)。
【0073】
次いで、CPU211は、データ放送情報記憶ファイル213aからフォントデータを取得して(ステップS43)、データ放送画面生成部17に出力し、データ放送画面生成部17に制御信号を入力して、当該設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された文字を描画させ(ステップS44)、本処理を終了する。
これにより、当該設定された中間色割合で文字色領域R1と中間色領域R2とが着色された、データ放送情報に基づく文字が、表示部19に表示されることになる。
【0074】
以上説明した第2の実施の形態におけるデジタル放送受信機1Aによれば、設定プログラム213dAを実行したCPU211は、文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、中間色割合を、予め設定された標準割合よりも大きくなるよう設定することができる。
すなわち、文字のサイズが大きい場合、中間色領域R2を広げることができるため、中間色を強調することができることとなって、データ放送で描写される文字を見易くきれいな状態で表示することができる。
【0075】
さらに、第2の実施の形態におけるデジタル放送受信機1Aによれば、設定プログラム213dAを実行したCPU211によって、文字のサイズが大きくなるほど、中間色割合が大きくなるよう設定することができる。
すなわち、文字のサイズが大きくなるほど、中間色領域R2を広げる度合いを大きくできるため、データ放送で描写される文字を、より一層見易くきれいな状態で表示することができる。
【0076】
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】第1の実施の形態におけるデジタル放送受信機の機能的構成を示すブロック図である。
【図2】表示部に表示された、番組放送情報に基づく番組放送画面とデータ放送情報に基づく文字や画面からなるデータ放送画面とからなる画面の一例を示す図である。
【図3】文字色領域、中間色領域及び背景色領域を説明するための図である。
【図4】中間色割合を予め設定された標準割合よりも小さくする前後を示す図である。
【図5】第1の実施の形態におけるデジタル放送受信機によるデータ放送情報に基づく文字の描画に関する処理について説明するためのフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態におけるデジタル放送受信機の機能的構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態におけるデジタル放送受信機によるデータ放送情報に基づく文字の描画に関する処理について説明するための第1のフローチャートである。
【図8】第2の実施の形態におけるデジタル放送受信機によるデータ放送情報に基づく文字の描画に関する処理について説明するための第2のフローチャートである。
【符号の説明】
【0078】
1,1A デジタル放送受信機
19 表示部
211 CPU(取得手段、判断手段、設定手段、表示制御手段)
213b 取得プログラム(取得手段)
213c 判断プログラム(判断手段)
213d,213dA 設定プログラム(設定手段)
213e 表示制御プログラム(表示制御手段)
R1 文字色領域
R2 中間色領域
R3 背景色領域
W1 文字色領域の幅
W2 中間色領域の幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ放送情報を受信して、当該データ放送情報に基づく文字を表示部に表示するデジタル放送受信機において、
前記データ放送情報は、前記文字自体の色である文字色と、前記文字の背景の色である背景色と、当該文字色で着色される文字色領域と当該背景色で着色される背景色領域との間の当該文字色領域を縁取る領域に表示される中間色と、に関する色情報を含み、
前記データ放送情報に基づいて前記文字のサイズを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、前記文字色領域の幅に対する前記中間色領域の幅の割合を、予め設定された割合よりも小さくなるよう設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された割合で前記文字色領域と前記中間色領域とを着色することによって、前記文字を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送受信機。
【請求項2】
請求項1に記載のデジタル放送受信機において、
前記設定手段は、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが小さくなるほど、前記割合が小さくなるよう設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のデジタル放送受信機において、
前記設定手段は、前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、前記割合を、前記予め設定された割合よりも大きくなるよう設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
【請求項4】
請求項3に記載のデジタル放送受信機において、
前記設定手段は、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが大きくなるほど、前記割合が大きくなるように設定することを特徴とするデジタル放送受信機。
【請求項5】
データ放送情報を受信して、当該データ放送情報に基づく文字を表示部に表示するデジタル放送受信機において、
前記データ放送情報は、前記文字自体の色である文字色と、前記文字の背景の色である背景色と、当該文字色で着色される文字色領域と当該背景色で着色される背景色領域との間の当該文字色領域を縁取る領域に表示される中間色と、に関する色情報を含み、
前記データ放送情報に基づいて前記文字のサイズを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが所定の閾値以下であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合に、前記文字色領域の幅に対する前記中間色領域の幅の割合を、予め設定された割合よりも小さくなるよう設定するとともに、前記設定手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下でないと判断された場合に、前記割合を、前記予め設定された割合よりも大きくなるよう設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された割合で前記文字色領域と前記中間色領域とを着色することによって、前記文字を前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが小さくなるほど、前記割合が小さくなるよう設定し、前記判断手段によって前記文字のサイズが所定の閾値以下であると判断された場合、前記取得手段によって取得された前記文字のサイズが大きくなるほど、前記割合が大きくなるよう設定することを特徴とするデジタル放送受信機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−88631(P2009−88631A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−251866(P2007−251866)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】