データ入力装置
ベースと、ベースに設けられた入力部(所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された第1方向指示位置に水平移動する第1方向入力と、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された第2方向指示位置に入力部全体を傾き移動させる第2方向入力と、入力部自体に放射状に離隔配置された第3方向指示位置を選択する第3方向入力が独立的に実行可能である)と、水平移動を感知する第1感知部と、傾き移動を感知する第2感知部と、第3方向入力を感知する第3感知部と、第1〜第3感知部の感知結果から各第1〜第3方向指示位置に対応する第1〜第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含む。第1〜第3方向入力の3種類の入力動作を1つの入力部で独立的に実行でき、最小の入力空間で所望の文字などのデータを1回の入力動作によって迅速かつ正確に入力できる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデータ入力装置に関し、より詳細には、1つの入力部で3種類の入力動作が各方向指示位置別に同時または順に実行されるようにすることにより、最小限の入力空間において1動作で入力可能な文字の数を最大化することができると共に、1動作で1音素(phoneme)以上を迅速かつ正確に入力することができるデータ入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ソフトウェアと半導体技術および情報処理技術の発達によって情報機器が次第に小型化している傾向にあるが、これに比例し、各種情報機器における文字入力またはその重要度が日々増大している。しかしながら、このような情報機器において、各種文字や命令語の入力に多くの問題点が生じている。
【0003】
例えば、PC(Personal Computer)またはノートパソコン(NoteBook)に用いられるキーボードのような入力装置はサイズを小さくすることに限界があり、これらの情報機器を小型化することに困難が伴う。また、PDA(Personal Data Assistant)で用いるタッチスクリーン方式や携帯電話機で用いるキーパッド方式は入力速度が遅く、誤って入力される場合が多くて不便であるという点がある。
【0004】
このようなPC、ノートパソコン、PDA、または携帯電話機などの情報機器において、より速い速度で文字、数字、または記号などを入力するためには、1回の入力動作に1つの音素(文字)が入力される、いわゆる1動作1音素入力が行われる必要がある。このような1動作1音素入力がハングルを対象とする場合には、24以上の文字を入力するためのボタンや入力キーが情報機器に配列される必要がある。
【0005】
入力の対象となる言語が英語や日本語またはその他の外国語である場合には、ハングルの場合よりもさらに多くのボタンや入力キーを増設する必要があるかも知れない。さらに、携帯用端末器において次第にデスクトップPCの性能を実現し出していることから、携帯用端末器でも文字入力の他に各種命令キー(エンター、スペース、シフトキーなど)、Fzl、記号などキーボードのすべての入力機能を実行しなければならない状況に至っている。
【0006】
しかしながら、各種情報機器で用いる従来の入力装置は、それぞれの入力キーに文字を割り当て、指でたたいたり押したりして入力する方式である。したがって、入力キーを配列する空間が相対的に狭い携帯電話機のような個人携帯用情報端末器には、指の大きさの入力キーを24個以上も配列することが困難な実情にある。これが現在までキーボードを小型化し難い理由であった。
【0007】
特に、携帯電話機の場合には、通常、12個のボタンで24字以上のハングル文字をすべて入力するとすれば、1つのボタンに複数の文字を重複配列することを避けることができない。
【0008】
したがって、1つの文字(音素)を入力するために2回、3回繰り返して入力する反復入力現象が頻繁に発生するようになるため、それだけ入力時間が長くなり、誤打が多く発生するようになるという問題点があった。
【0009】
また、入力方法自体が極めて複雑になり慣れるまでに長い時間がかかるなどの問題点があった。このような問題を解消するために、ハングル文字入力の場合、「天地人」のように所定の文字を組み合わせて入力する文字入力方式が提案された。
【0010】
しかしながら、このような方法の場合、基本となる文字を組み合わせて所望する文字を生成するため、文字を割り当てるための入力ボタンの数を減らすことができるという長所はあるが、所望する文字が組み合わさるまで入力ボタンを繰り返して押さなければならないため、それだけ入力時間が長くなるという問題点があった。
【0011】
また、ぐるぐるに巻いて携帯することができるキーボードや、キーボードのイメージを平面に映写し、その上で指でキーボードを入力するような動作を取れば、指の位置を感知して入力が行われる仮想レーザーキーボードなどの技術も提案された。しかしながら、このような種類の入力装置は常に携帯しなければならないという不便さがあり、平面に置かれた状態でのみ入力が可能であるため、移動中に手に持った状態で入力する必要がある個人携帯用情報端末器への適用は不適であるという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、本発明は、1つの入力部で第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力の3種類の入力動作を同時または順に行うことによって文字などの入力のための必要空間を最小化しながら、所望するすべての文字を1回の入力動作によって迅速かつ正確に入力することができるデータ入力装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、前記第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を独立的または組み合わせて用いることにより、3次元グラフィック作業または3次元地図(Map)作業など多様な分野での活用が可能なデータ入力装置を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、所定の入力半径内において基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力と、水平位置から前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって前記入力部全体が傾き移動する第2方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によって達成される。
【0015】
前記第3方向入力は、前記入力部が前記複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾いて入力されてもよい。
【0016】
前記第3方向入力は、前記入力部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられた押し部のうちのいずれか1つを選択して入力されてもよい。
【0017】
前記入力部の中央に設けられた中央入力キーの選択または前記入力部全体が前記ベースに対して昇降のうちの1つ以上の方法によって実行される中央入力が実行可能なように備えられてもよい。
【0018】
前記中央入力は2段以上の多段入力が実行可能なように設けられてもよい。
【0019】
前記中央入力と前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つを組み合わせる中央組み合わせ入力が実行される場合、前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、および第3方向指示位置に本来割り当てられた文字とは異なる文字が入力されてもよい。
【0020】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの1つ以上は、前記入力部の水平移動距離、傾き移動の程度、傾き角度、または前記押し部の押し距離または押し圧力の強度によって2段以上の多段入力が可能なように設けられてもよい。
【0021】
前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、または第3方向指示位置のうちのいずれか1つには母音文字が割り当てられ、残りの方向指示位置には子音文字が割り当てられてもよい。
前記入力部は前記ベースに2つ以上で設けられてもよい。
【0022】
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部が上部面に沿って水平移動するように支持し、前記入力部の傾き移動時に初期位置に復帰するようにする第1弾性部材と、前記入力部の縁部と前記ベースの間に設けられて前記入力部の水平移動時に前記初期位置に復帰するようにする第2弾性部材とをさらに含んでもよい。
【0023】
前記ベースの内側縁部には前記各第1方向指示位置に対応して第1感知部が設けられ、前記第2弾性部材の縁部には前記各第1感知部に対応して突出し、前記入力部の水平移動時に前記入力部によって加圧されて前記第1感知部に接触する第1突出部が設けられてもよい。
【0024】
前記ベースには前記各第2方向指示位置に対応して第2感知部、前記各第3方向指示位置に対応して第3感知部、および前記中央入力キーの下部に対応して中央入力感知部が配置され、前記第1弾性部材の縁部には前記各第2感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き移動時に前記入力部によって加圧されて前記第2感知部に接触する第2突出部と、前記第1弾性部材の下部に前記各第3感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き時に前記入力部によって加圧されて前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記中央入力キーの下部に対応して前記第1弾性部材から突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部とがそれぞれ設けられてもよい。
【0025】
前記入力部の下部と前記ベースの間には前記入力部に向かって湾曲した半球形状の支持部がさらに設けられ、前記入力部は、前記支持部の上部面に対応する下部接触面を有して前記支持部に沿って傾き移動する第1入力部と、前記第1入力部の上部面に載置して前記第1入力部の上部面に沿って水平移動が可能なように設けられる第2入力部とを有してもよい。
【0026】
前記ベースに向かう前記支持部の下部には、前記第3方向指示位置に対応して突出し、前記第3方向入力時に移動して前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記入力部の中央に対応して前記ベースに向かって突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部とがさらに設けられてもよい。
【0027】
前記第1感知部は前記第2入力部の水平移動時に前記第2入力部が接触するように前記各第1方向指示位置に対応して前記ベースの内側縁部に配置され、前記第2感知部は前記第1入力部の傾き移動時に前記第1入力部が接触するように前記各第2方向指示位置に対応して前記ベースの底面に配置されてもよい。
【0028】
前記第1入力部と第2入力部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き移動または前記第2入力部の水平移動が選択的に実行されるようにする入力転換部をさらに含んでもよい。
【0029】
前記入力部の下部と前記ベースの間には前記入力部に向かって湾曲した半球形状を有して前記第1方向入力時に前記入力部と共に水平移動する移動支持部をさらに含み、前記移動支持部の下部には前記ベースに配置された前記第3感知部に向かって突出した第3突出部と、前記中央入力感知部に向かって突出した中央突出部が形成され、前記入力部は前記移動支持部の上部面の形状に対応する下部接触面が形成されて前記移動支持部に沿って傾き移動し、前記第2方向入力が実行されてもよい。
【0030】
前記入力部の縁部に沿って前記各第2方向指示位置に対応して前記第2感知部に向かって突出した第2突出部をさらに含んでもよい。
【0031】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部および移動支持部を基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含んでもよい。
【0032】
前記入力部を利用して3次元のグラフィックの作業時、前記第1方向入力によってはオブジェクトの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはオブジェクトの拡大および縮小操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては時計または反時計方向へのオブジェクト平面回転を、前記第2方向入力によってはオブジェクトの3次元回転操作を実行してもよい。
【0033】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記平面回転操作が実行されてもよい。
【0034】
前記入力部は基準位置を通過するベース面の法線を軸にして左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記オブジェクトの平面回転操作が実行されてもよい。
【0035】
前記入力部を利用して3次元地図(Map)探索の作業時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはマウスの左右ボタン操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては前記地図の拡大または縮小操作を、前記第2方向入力によっては前記地図の3次元傾き操作が実行され、前記中央入力が実行された状態で前記第1方向入力が実行される場合、前記地図の移動操作が実行されてもよい。
【0036】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0037】
前記入力部は基準位置を通過するベース面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0038】
マウスモード入力時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動が操作され、前記12時および6時方向の第2方向入力によってはウィンドウ表示、ウィンドウ拡大/縮小、またはウィンドウ開/閉のうちのいずれか1つの機能が実行され、3時および9時方向の第2方向入力によっては各方向へのウィンドウ切り替え機能が実行され、12時および6時方向の第3方向入力によってはスクロール上下調節が実行され、9時方向の第3方向入力によってはスクロールボタン機能が、3時方向の第3方向入力によってはマウス右ボタン機能が実行されてもよい。
【0039】
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部は、前記入力領域に渡って配置されるタッチパッドまたはタッチスクリーンのうちのいずれか1つに設けられてもよい。
【0040】
前記入力部を前記入力領域に設けられたベースにのせられるようにし、前記各方向入力が実行されるようにする連結部材をさらに含んでもよい。
【0041】
前記連結部材は、帯形状を有する本体と、前記本体に備えられて前記入力部が前記各方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体の両端部に設けられて前記ベースにスライディング可能なように結合される移動支持部とを含んでもよい。
【0042】
前記連結部材は、本体と、前記本体に設けられて前記入力部が前記各1方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体が前記ベースに対して回動することによって前記入力部が前記入力半径にのせられるようにするヒンジ部とを含んでもよい。
【0043】
前記中央入力と各方向入力の組み合わせは、中央入力と各方向入力の組み合わせ順序によって区別され、互いに異なる入力信号を発生させてもよい。
【0044】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの2つ以上が組み合わされて新たな入力信号を発生させる方向組み合わせ入力が実行可能なように設けられてもよい。
【0045】
前記方向組み合わせ入力は、組み合わされる各方向入力の順序によって互いに異なる入力信号が発生されてもよい。
【0046】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つが先ず実行された後に前記中央入力が実行され、続いて前記各方向入力のうちのいずれか1つが順に実行される方向中央方向入力によって新たな入力信号が発生されてもよい。
【0047】
前記ベースに設けられたディスプレイ部には前記各方向入力または中央入力によって入力される文字が表示される文字表示部を含むが、前記文字表示部には前記各方向入力または中央入力を順に実行するときに各入力位置で入力可能な文字または予測文字が表示され、当該入力動作を実行するときに表示された前記文字または予測文字が一度に入力されてもよい。
【0048】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾く第3方向入力と、前記入力部がベースに対して昇降する中央入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持し、下部には前記入力部の中心から前記ベースに向かって突出した中央突出部と、前記各第3方向指示位置に対応する位置で前記ベースに向かって突出した複数の第3突出部が形成された支持部と、前記ベースの内側縁部に沿って前記各第1方向指示位置に対応して設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部の接触を感知する第1感知部と、前記第3方向入力時に前記第3突出部の接触を感知する第3感知部と、前記中央入力時に前記中央突出部の接触を感知する中央入力感知部と、前記第1感知部、第3感知部、および中央入力感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字、または前記中央入力に割り当てられた入力命令をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0049】
前記入力部の縁部に沿って前記各第1感知部に向かって突出した第1突出部と、前記入力部と前記ベースの間に設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部を前記基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含んでもよい。
【0050】
一方、前記目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾く第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持する支持部と、一端が前記入力部の下部に延長されたロードと、前記ロードの他端に設けられて前記入力部の水平移動による前記ロードの移動方向を感知する第1感知部と、前記支持部の下部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられ、前記第3方向入力時に前記支持部と接触する第3感知部と、前記第1感知部および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字または前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0051】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾く第2方向入力が実行される内側入力部と、前記内側入力部の周縁に沿って外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力が実行される外側入力部を含み、前記外側入力部および内側入力部が前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動する第1方向入力が実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0052】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第2方向入力が実行される内側入力部と、前記内側入力部の周縁に沿って外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾く第2方向入力が実行される外側入力部を含み、前記外側入力部および内側入力部が前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動する第1方向入力が実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0053】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾く第2方向入力が実行される内側入力部と、前記内側入力部の周縁に沿って外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力が実行される外側入力部を含み、前記外側入力部および内側入力部が前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動する第1方向入力が実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0054】
前記外側入力部は前記各方向指示位置別に分割されて設けられてもよい。
【0055】
前記外側入力部は前記内側入力部の外部を囲む一体型のリング形状で設けられてもよい。
【0056】
前記外側入力部の上段部断面は内側周縁から外側周縁に向かって上向傾斜を有して設けられてもよい。
【0057】
前記外側入力部は前記内側入力部の上部周縁に沿って複数で設けられ、前記外側入力部と内側入力部の間には前記第3方向入力実行後に前記外側入力部を元の位置に復帰させる弾性体がさらに設けられてもよい。
【0058】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた移動支持部と、前記移動支持部にのせられる入力部(前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動して第1方向入力が実行され、前記入力部を前記移動支持部上部で各放射方向に傾けて第2方向入力を実行し、前記入力部上端の各放射方向に対応する周縁を押して第3方向入力を実行する)と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0059】
前記入力部は第1入力部と、前記第1入力部の上部にのせられて前記第3方向入力が実行される第2入力部とを含み、前記第1入力部の縁部には前記第3方向入力時に前記第1入力部の傾きを防ぐ傾き防止爪がさらに設けられてもよい。
【0060】
前記第1入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き時に弾性変形して前記第2方向入力を実行するようにし、前記第2方向入力の実行後に前記第1入力部を元の位置に復帰させる弾性体をさらに含んでもよい。
【0061】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた移動支持部と、前記移動支持部にのせられる入力部(前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動して第1方向入力が実行され、前記入力部上端の各放射方向に対応する周縁を傾けて第2方向入力を実行し、前記入力部上端の各放射方向に対応して周縁を押して第3方向入力を実行する)と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0062】
前記支持部の上部に前記各第2方向指示位置および第3方向指示位置に対応して突出した弾性突起と、前記弾性突起と前記入力部の間に設けられた半円支持部とをさらに含み、前記第2方向入力時には前記半円支持部が前記入力部の傾き方向に回転して前記第2感知部に接触し、前記第3方向入力時には前記半円支持部がそのまま下降して前記第3感知部に接触してもよい。
【0063】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第2方向入力時に前記入力部の傾き方向に弾性変形する弾性体をさらに含んでもよい。
【0064】
前記入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第3方向入力時に前記入力部の傾きを防ぐ入力転換部をさらに含んでもよい。
【0065】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに円板形状で設けられ、下部には前記ベースに向かって突出した棒形状の支持突起が形成された入力部(前記入力部は、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部が各第2方向指示位置に向かって傾く第2方向入力と、前記入力部上端の各第3方向指示位置を押す第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記ベースと入力部の間に設けられて中央に前記支持突起が傾きが可能なように収容される収容溝が形成された支持部と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0066】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第2方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0067】
前記入力部は、前記各第2方向指示位置に対応して押圧位置が突出した内側入力部と、前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部とを含んでもよい。
【0068】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部が各第2方向指示位置に向かって傾く第2方向入力と、前記入力部が前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に向かって傾く第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0069】
前記入力部は、内側入力部と、前記内側入力部の縁部に沿って前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部と、前記内側入力部と各外側入力部の間に設けられた弾性体とを含んでもよい。
【0070】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられ、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力が実行される第1入力部と、中央から放射状に延長された複数の突起を有する星模様を有して前記第1入力部に設けられ、各突起に対応する第2方向指示位置に向かって傾く第2方向入力と、各突起に対応する第3方向指示位置で押しが可能な第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる第2入力部と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0071】
前記外側入力部は6つの突起を有するが、4つは東西南北の4方向に延長し、残りの2つはそれぞれ東北および西北方向に延長形成されてもよい。
【0072】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、ジェル(GEL)タイプの弾性変形が可能な材質を含み、基準位置から前記入力部全体または一部が各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部の上端周縁に沿って各第2方向指示位置で押しによる局部変形が発生する第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第3方向指示位置に向かって前記入力部上端が傾く第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【発明の効果】
【0073】
したがって、本発明に係るデータ入力装置によれば、第1方向入力、第2方向入力、第3方向入力の3種類の入力動作を1つの入力部でそれぞれ独立的に実行することができるため、最小の入力空間で所望するすべての文字などのデータを1回の入力動作で迅速かつ正確に入力することができる。
【0074】
また、本発明の他の目的は、前記第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を独立的または組み合わせて用いることにより、3次元グラフィック作業または3次元地図(Map)作業などの多様な分野での活用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明に係るデータ入力装置において第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を説明するための概念図である。
【図2】本発明に係るデータ入力装置において第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を説明するための概念図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図10】本発明の入力部および移動支持部の具体的な実施形態を示す断面図である。
【図11】本発明に係る外側入力部を示す断面図である。
【図12】本発明に係る傾き防止爪を説明するための作動図である。
【図13】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図14】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図15】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図16】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図17】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図19】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図20】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置において入力部の入力動作を示す断面斜視図である。
【図21】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置の変形例を示す断面斜視図である。
【図22】本発明の第3実施形態に係る入力部の入力動作を示す作動図である。
【図23】本発明に係るデータ入力装置の入力部側の拡大斜視図である。
【図24】本発明に係るデータ入力装置の入力部側の拡大斜視図である。
【図25】本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図26】本発明の第5実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図27】本発明の第6実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図28】本発明の他の実施形態であって、移動、押し、押しで構成されたデータ入力装置の平面度および斜視図である。
【図29】本発明の他の実施形態であって、移動、傾き、傾きで構成されたデータ入力装置の断面図である。
【図30】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図31】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図32】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図33】本発明の第1実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図34】本発明に係る入力部の多様な実施形態を示す断面図である。
【図35】本発明に係る入力部の多様な実施形態を示す断面図である。
【図36】本発明に係るデータ入力装置をマウスとして用いる場合の各機能を説明するための概念図である。
【図37】タッチスクリーンで各方向入力例を説明するための概念図である。
【図38】不動式における各方向入力別の圧力値例を示す表である。
【図39】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図40】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図41】本発明に係るデータ入力装置をコントローラとして用いる場合を説明するための作動図である。
【図42】本発明に係るデータ入力装置をコントローラとして用いる場合を説明するための作動図である。
【図43】本発明に係るデータ入力装置を利用した派生語および予測語入力を説明するための概念図である。
【図44】本発明に係るデータ入力装置を利用した派生語および予測語入力を説明するための概念図である。
【図45】本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の斜視図である。
【図46】本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の斜視図である。
【図47】本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0076】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。
【0077】
図1を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、ベース110と、ベース110に設けられた入力部10(前記入力部10は、所定の入力半径内で基準位置Sから放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置m1のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力M1と、水平位置から基準位置Sを中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置m2のうちのいずれか1つに向かって入力部10全体が傾き移動する第2方向入力M2と、入力部10自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力M3がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、入力部10の水平移動を感知する第1感知部31と、入力部10の傾き移動を感知する第2感知部32と、第3方向入力M3を感知する第3感知部33と、第1感知部31、第2感知部32、および第3感知部33の感知結果に基づいて各第1方向指示位置m1に割り当てられた第1文字、第2方向指示位置m2に割り当てられた第2文字、および第3方向指示位置m3に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部(図示せず)とを含む。
【0078】
以下、構成別に詳しく説明する。
【0079】
入力部10はベース110に設けられ、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる。
【0080】
第1方向入力M1は、図1の(a)に示すように、入力部10がベース110に設けられた所定の入力半径内において、基準位置Sから基準位置Sを中心として放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置m1のうちのいずれか1つに水平移動することによって実行される。
【0081】
ここで、上述した水平移動とは、ベース110に対する厳密な意味での水平のみを意味するものではなく、入力部10が基準位置Sから各第1方向指示位置m1に向かって横方向に移動することをすべて含む。
【0082】
第1方向指示位置m1は、図20に示すように、基準位置Sを中心として放射状に離隔配置され、各第1方向指示位置m1には文字、記号、数字、機能命令などの各種データが割り当てられている。
【0083】
第1方向指示位置m1は必要に応じて多様な数で設けられてもよく、例えば、4個が設けられてもよく、8個が設けられてもよく、12個が設けられてもよい。
【0084】
また、第1方向指示位置m1の数は、後述する第2方向指示位置m2および第3方向指示位置m3の数と同じであってもよく、異なってもよい。
【0085】
第1感知部31は、入力部10の水平移動を感知するように設けられる。
【0086】
第1感知部31は多様な種類で設けられてもよいが、入力部10の移動経路上に設けられ、入力部10の移動時に入力部10の接触を感知する接触センサとして設けられてもよく、入力部10の加圧接触による圧力を感知する圧力センサとして設けられてもよく、光センサとして設けられてもよい。
【0087】
これにより、制御部は、入力部10の移動がどの第1感知部31で感知されたかを判断し、該当する第1方向指示位置m1に割り当てられた文字、記号、数字などをメモリ部から抽出して入力する。
【0088】
一方、第1方向入力M1は、入力部10が基準位置Sを中心として円周移動をしながら実行されてもよいが、この場合、有効な入力信号の選択方法は、最初または最終値のうちのいずれか1つのみを有効に判断してもよく、2つすべてを有効に判断してもよい。
【0089】
一方、第1方向入力M1は、水平移動距離によって2段以上の多段入力が可能なように設けられてもよい。
【0090】
多段入力であるか否かの判別は多様な方法によって実行が可能であるが、例えば、入力部10の移動経路上に2つ以上の第1感知部31を配置した場合には、入力部10の移動が感知された第1感知部31の数によって多段入力であるか否かを判別してもよい。また、第1感知部31が圧力センサとして設けられた場合には、第1感知部31に向かって加圧される加圧力の強度によって多段入力であるか否かを判別してもよい。
【0091】
第2方向入力M2は、基準位置Sを中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置m2のうちのいずれか1つに向かって入力部S10全体が傾き移動することによって実行される。
【0092】
ここで、「傾き移動」とは、図1の(b)および図2に示すように、入力部10全体が所定の第2方向指示位置m2に向かって傾きながら(入力部10の中心点の移動が伴う)移動することをいう。
【0093】
反面、第3方向入力M3でいう「傾き」とは、図1のCおよび図2に示すように、入力部10が中心を維持したままで所定の第3方向指示位置m3に向かって傾くことをいう。
【0094】
第2感知部32が入力部10の傾き移動を感知する方法は多様に設けられてもよいが、例えば、図2に示すように、入力部10の縁部が傾き移動によって移動して接触することを感知してもよい。
【0095】
一方、第2方向入力M2は、入力部10の傾き移動の程度によって2段以上の多段入力が可能なように設けられるが、例えば、図2に示すような構成の場合、入力部10の縁部に傾き移動程度によって順に第2感知部32に接触するように段差を形成してもよく、入力部10の傾き移動の加圧力の差によって多段入力を区分してもよい。
【0096】
入力部10の傾きは、具体的に図34に示すように、例えば、逆三角形断面形状の入力部10によって実現されてもよい。
【0097】
この場合、逆三角形の頂点が移動支持部43に固定され、各放射方向に傾いたり押したりする動作によって第2方向入力M2および第3方向入力M3が実行され、水平に押す動作によって第1方向入力M1が実行される。
【0098】
また、入力部10は、図3に示すように、下部面が上向湾曲した半円形状を有したり、図35に示すように、「U」字形の下向湾曲した半円形状を有したりしてもよい。
【0099】
入力部10の下部面が「U」字形で設けられる場合、傾く面が他の実施形態とは異なって反対方向に形成され、図40のように第2方向入力M2が実行される。
【0100】
この場合、本発明がウェアラブルの入力装置として用いられる場合に、傾き移動が水平の下方向に進められるのではなく、上方向に押し上がりながら実行される。
【0101】
このような入力部10の傾き移動は、接触センサだけでなく、光センサ、磁気センサなどの空間感知が可能な多様な感知部によって感知が可能であることはもちろんである。
【0102】
第3方向入力M3は、入力部10自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つを選択することによって実行される。
【0103】
第3方向入力M3は多様な構成で設けられてもよいが、例えば、図1の(c)に示すように、入力部10が複数の第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つに向かって傾いて入力されてもよい。
【0104】
また、第3方向入力M3は、入力部10に各第3方向指示位置m3に対応して設けられた複数の押し部(図示せず、例えば押しボタンなど)のうちのいずれか1つを選択することによって実行されてもよい。
【0105】
押し部は多様な位置に設けられてもよく、入力部10の上段、入力部10と支持部41の間、または支持部41の下に設けられてもよい。
【0106】
第3感知部33は第3方向入力M3の種類によって多様に設けられてもよいが、例えば、第3方向入力M3が押し部によって実行される場合には、入力部10の該当する第3方向指示位置m3に押しスイッチ、ラバードーム、圧力センサ、接触センサなどで設けられてもよく、第3方向入力M3が入力部10の傾きによって実行される場合には、上述した第2感知部32と同じように設けられてもよい。
【0107】
ここで、第3方向入力M3も、入力部10の傾き角度または押し部19の押し距離や押し圧力の強度によって2段以上の多段入力が可能なように設けられてもよいことはもちろんである。
【0108】
制御部は、第1感知部31、第2感知部32、および第3感知部33の感知結果に基づいて各第1方向指示位置m1に割り当てられた第1文字、各第2方向指示位置m2に割り当てられた第2文字、および各第3方向指示位置m3に割り当てられた第3文字をメモリ部(図示せずから抽出して入力する。
【0109】
上述した第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3はそれぞれ独立的に実行可能であるが、互いに順に実行されてもよく、同時に実行されてもよい。
【0110】
すなわち、本発明に係るデータ入力装置は、上述した3種類の入力動作(水平移動、傾き移動、押しまたは傾き)をすべて独立的に実行してもよい。
【0111】
したがって、水平移動、傾き移動、押しまたは傾きのうちのいずれか1つが所定の方向指示位置に実行された状態で、他の1つを同じまたは他の方向に実行してもよい。
【0112】
例えば、押しまたは傾き(第3方向入力M3)は、傾き移動(第2方向入力M2)が実行されない状態で実行されてもよく、傾き移動が所定の方向指示位置に実行された状態で他の方向指示位置に実行されてもよい。
【0113】
したがって、本発明に係るデータ入力装置は、子音+母音+子音などの3音素を1回の入力動作によって実行することができ、3次元コンテンツ操作時には、コンテンツの移動、3次元回転、拡大および縮小や平面回転を同時に実行することができる。
【0114】
図20は、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3がすべて実行された状態の入力部10の断面斜視図である。
【0115】
図面を参照すれば、第1方向入力M1は第1方向指示位置m13方向に水平移動して実行され、第2方向入力M2は第2方向指示位置m21方向に入力部10が傾き移動して第2突出部72がベース110に接触した状態であり、第3方向入力M3は第3方向指示位置m33方向に入力部10が傾いて第3突出部73がベース110に接触した状態である。
【0116】
上述した第1方向指示位置m1、第2方向指示位置m2、または第3方向指示位置m3に割り当てられるデータは、種類に制限なく設けられてもよい。
【0117】
例えば、ハングル文字、アルファベット、日本語文字などが割り当てられてもよく、記号や数字または各種機能命令が割り当てられてもよい。
【0118】
文字が割り当てられる場合には、母音文字と子音文字がそれぞれ他の方向指示位置に分割されて割り当てられてもよい。例えば、第1方向指示位置m1、第2方向指示位置m2、または第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つには母音文字が割り当てられ、残りの方向指示位置には子音文字が割り当てられてもよい。
【0119】
または、ハングル文字は第1方向指示位置m1に、アルファベットは第2方向指示位置m2に割り当てられ、日本語文字は第3方向指示位置m3に割り当てられてもよい。
【0120】
この場合、各方向指示位置m1、m2、m3の数および多段入力を活用すれば、割り当てられる文字の数を自由に調節することができる。
【0121】
例えば、第1方向指示位置m1を8個とし、第1方向入力M1が2段で構成されれば、第1方向入力M1によって16個の文字入力が可能となり、第2方向入力M2および第3方向入力M3も同じように構成すれば、合計48個の文字入力が可能となる。
【0122】
一方、第1方向入力M1によっては文字入力を実行し、第2方向入力M2によっては数字入力をし、第3方向入力M3によっては記号および各種機能命令を実行してもよい。
【0123】
ここで、上述した各方向指示位置m1、m2、m3への文字割り当て方法、方向指示位置の個数、および多段入力の可否は、必要に応じて多様に変形して用いてもよいことを明らかにする。
【0124】
中央入力Cは、入力部10の中央に設けられた中央入力キー17の選択または入力部10全体がベース110に対して昇降のうちの1つ以上の方法によって実行される。
【0125】
中央入力キー17は、図2に示すように、入力部10の中央に設けられ、入力部10とは別途に上下に昇降しながら中央入力Cを実行してもよい。
【0126】
または、図18に示すように、入力部10全体が上下に昇降しながら実行してもよい。
【0127】
一方、中央入力Cは、2段以上の多段入力が実行可能なように設けられてもよいが、上述した第1方向入力M1などで説明した多様な方法が用いられてもよい。
【0128】
中央組み合わせ入力CMは中央入力Cと第1方向入力M1、中央入力Cと第2方向入力M2、または中央入力Cと第3方向入力M3が組み合わされて実行される。
【0129】
例えば、中央組み合わせ入力CMは、図33において、中央入力キー17を押したままで第1方向入力M1または第2方向入力M2が実行されることをいい、図18に示すデータ入力装置の場合には、入力部10全体を下降させた後に水平移動、傾き移動、または傾きを実行することをいう。
【0130】
中央組み合わせ入力CMが実行される場合には、第1方向指示位置m1、第2方向指示位置、m2、または第3方向指示位置m3に本来割り当てられた文字とは異なった文字または機能命令が実行されてもよい。
【0131】
例えば、第1方向入力M1を単独で実行する場合にはハングル文字が入力されるようにし、中央入力Cと第1方向入力M1の組み合わせによってはアルファベットが入力されるなどがこれに該当する。
【0132】
したがって、本発明に係るデータ入力装置は、中央組み合わせ入力CMによって新たなデータ入力が可能であるため、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3に割り当てられる入力容量を2倍に拡張できるようになる。
【0133】
ここで、前記中央組み合わせ入力CMは、中央入力Cと組み合わせられる各方向入力の順序によって互いに異なる入力信号が発生してもよい。
【0134】
例えば、中央入力Cを先に実行して方向入力を実行する場合と、方向入力を先に実行して中央入力Cを後に実行する場合では、それぞれ異なる入力信号が発生する。
【0135】
また、中央組み合わせ入力CMは、中央入力Cと2つ以上の方向入力が組み合わせられるが、例えば、第1方向入力M1、中央入力C、第3方向入力M3順に組み合わせられてもよく、第2方向入力M2、中央入力C、第1方向入力M1順に組み合わせられてもよい。
【0136】
もちろん、中央組み合わせ入力CMを構成する各入力動作、すなわち、中央入力C、第1方向入力M1、第2方向入力M2、または第3方向入力M3のうちの1つ以上は多段で構成されてもよいことはもちろんである。
【0137】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、各方向入力が2つ以上組み合わせられる方向組み合わせ入力MMが実行可能なように設けられてもよい。
【0138】
方向組み合わせ入力MMとは、第1方向入力M1、第2方向入力M2、または第3方向入力M3のうちのいずれか1つが先に実行された状態で続いて他の1つが実行されるとき、新たな入力信号を発生させることをいう。
【0139】
例えば、12時方向に第1方向入力M1を実行した状態で3時方向に第2方向入力M2を実行したり、6時方向に第2方向入力M2を実行した状態で9時方向に第3方向入力M3を実行する。
【0140】
方向組み合わせ入力MMは、個別的な各入力動作に割り当てられた文字を順に入力するのではなく、2つ以上の入力動作によって新たな1つのデータを入力する。
【0141】
方向組み合わせ入力MMは、組み合わせられた各方向入力の種類およびその組み合わせ順序によって異なる入力信号が発生してもよく、組み合わせられた各方向入力の種類が同じであれば同じ入力信号を発生させてもよい。
【0142】
または、方向組み合わせ入力MMを構成する各入力動作が多段であるか否かによって異なる入力信号を発生させてもよい。
【0143】
すなわち、第1方向入力M1、1段の第2方向入力M2、第3方向入力M3によって組み合わせられた方向組み合わせ入力MMと、第1方向入力M1、2段の第2方向入力M2、および第3方向入力M3によって組み合わせられた方向組み合わせ入力は互いに区別されてもよい。
【0144】
一方、入力部10は、ベース110に2つ以上に設けられてもよい。
【0145】
入力部10をベース110に左右に2つまたは上下に2つ設けてもよい。
【0146】
この場合、2つの入力部10を介したデータ入力方法はより多様に構成されてもよい。例えば、左側の入力部10によっては文字入力を実行し、右側の入力部10によっては数字、記号、または各種機能命令を入力してもよい。
【0147】
または、文字入力をする場合にも、子音文字と母音文字をそれぞれ2つの入力部10に分割して配置してもよい。
【0148】
以下、本発明の具体的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0149】
図3には、本発明の第1実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0150】
図面を参照すれば、内側入力部14は、例えば、円板形状で設けられ、上部面の周縁に沿って設けられた押圧位置によって第3方向入力M3が実行可能なように設けられてもよい。
【0151】
内側入力部14の下部には移動支持部43が設けられているが、移動支持部43の上部面は上部に向かって湾曲した半円形状を有し、内側入力部14の下部は移動支持部43の上部面に対応する形状で設けられ、内側入力部14が移動支持部43の上部面に沿って傾きながら第2方向入力を実行できるように設けられる。
【0152】
このとき、第2方向入力M2は、内側入力部14の縁部に沿って設けられた外側入力部16によって実行される。
【0153】
外側入力部16は各第2方向指示位置m2別に分割され、複数で設けられてもよく、全体が一体型であるリング形状で設けられてもよい。
【0154】
一方、外側入力部16の上部断面は、内側から外側に向かうほど上向傾斜するようにし、傾きが容易に実行されるようにすることが好ましい。
【0155】
ここで、前記湾曲した模様は上向湾曲であってもよく、図35または図40に示すように、下向湾曲であってもよいことはもちろんである。
【0156】
一方、第1方向入力M1は、内側入力部14、外側入力部16、および移動支持部43全体が各第1方向指示位置m1に向かって移動しながら実行される。
【0157】
図4には、本発明の第2実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0158】
図4の(a)を参照すれば、第1実施形態と同様に、内側入力部14の外部に外側入力部16が設けられており、第3感知部33は外側入力部16に設けられており、外側入力部16を押して第3方向入力を実行するように設けられる。
【0159】
一方、第2感知部32は内側入力部14に設けられており、内側入力部14を傾けて実行される。
【0160】
また、第1方向入力M1は、内側入力部14、外側入力部16、および移動支持部43全体を水平移動して実行される。
【0161】
一方、図4の(b)に示すように、内側入力部14の外部に第1外側入力部16aと第2外側入力部16bが備えられて第1〜第3方向入力が実行されるように設けられてもよい。すなわち、第1方向入力は、前記内側入力部14を水平移動して実行され、第2方向入力は前記第2外側入力部16bを傾き移動して実行され、第3方向入力は前記第2外側入力部16bを押して第1外側入力部16aが共に押されるようにして実行される。
【0162】
図5には、本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0163】
図面を参照すれば、本実施形態では、第2感知部32と第3感知部33が一体形になっており、入力部10を各第2方向指示位置m2に向かって傾ければ第2感知部32が傾きながら第2方向入力M2が実行され、入力部10の周縁に位置した各押圧位置を押せば第3方向入力M3が実行される。
【0164】
同じように、入力部10全体を各第1方向指示位置m1に向かって水平移動させれば、第1方向入力M1が実行される。
【0165】
図6には、本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0166】
図面を参照すれば、本実施形態でも、押しを感知する第3感知部33と、傾きを感知する第2感知部32が一体形で設けられる。
【0167】
したがって、入力部10全体を各第1方向指示位置m1に向かって押せば第1方向入力M1が実行され、入力部10の周縁に位置した押圧位置を押せば第3方向入力M3が実行され、入力部10を各第2方向指示位置m2に向かって傾ければ第2方向入力M2が実行される。
【0168】
図7は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0169】
図面を参照すれば、移動支持部43の下部には各第3方向指示位置m3に対応して押しを感知する第3感知部33が設けられており、第1入力部11の周縁には各第2方向指示位置m2に対応して第2感知部32が設けられている。
【0170】
一方、第1入力部11の上部にはリング形態の第2入力部13が設けられており、第2方向入力M2時に第2入力部13が傾斜面に沿って傾きながら第2感知部32に接触すれば、第2方向入力M2が実行されるようになっている。
【0171】
一方、第1方向入力M1は、入力部10全体が水平方向に移動することによって実行される。
【0172】
図8は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【0173】
図面を参照すれば、入力部10は円板形状で設けられ、下部面の中央にはベース110に向かって突出した棒状の支持突起18が設けられている。
【0174】
一方、入力部10の下部には、支持突起18が傾きが可能なように収容される移動支持部43が設けられている。これにより、移動支持部43の収容溝が支持突起18の傾きを安全にガイドする。
【0175】
一方、第1方向入力M1は、入力部10と移動支持部43全体が水平方向に移動することによって実行され、第2方向入力M2は入力部10の傾きによって実行され、第3方向入力M3は入力部10の第3方向指示位置を押すことによって実行される。
【0176】
図9は、本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0177】
図面を参照すれば、入力部10は中央に「工」字形状で設けられた中央の入力部10aと、円板形状の上段および下段入力部10b、10cとで構成されており、中央の入力部10aは弾性体56によってそれぞれ上段および下段の入力部10b、10cと連結している。
【0178】
これにより、第1方向入力M1を実行するときには3つの入力部10a、10b、10cが一体で水平移動し、第2方向入力M2を実行するときには中央の入力部10aが傾きながら移動支持部43の上段に設けられた第2感知部32に感知されて実行される。
【0179】
一方、第3方向入力M3は、上段の入力部10bを押せば下段の入力部10cに設けられた第3感知部33に接触感知されながら実行される。
【0180】
図10には、本発明の具体的な実施形態が示されている。
【0181】
図面を参照すれば、入力部10の外側縁部には第2突出部72が形成されており、第2方向入力M2時に第2突出部72が傾きながら移動支持部43に設けられた第2感知部32に接触しながら第2方向入力M2が実行される。
【0182】
このとき、第2突出部72の一側には支持ステップ突起18aが形成され、移動支持部43には支持ステップ18bが形成されており、第3方向入力M3によって入力部10の周縁を押す場合に第2突出部72が下降しながら第2感知部32に接触し、第2方向入力M2が実行されることを防ぐようにする。
【0183】
したがって、支持ステップ18bによって第2方向入力M2と第3方向入力M3を極めて効果的に区分して入力することができる。
【0184】
一方、入力部10の下部面には周縁に沿って第3突出部73が形成され、第3突出部73に対応する移動支持部43の上面には第3方向入力M3時に第3突出部73が下降して接触する第3感知部33が設けられる。
【0185】
また、入力部10の下部面中央には、中央入力Cのために移動支持部43に設けられた中央入力感知部35に向かって突出した第3突出部73が設けられる。
【0186】
第1方向入力M1は入力部10と移動支持部43全体が水平移動しながら実行され、これを感知するために、ベース110の内側縁部には移動支持部43の接触を感知する第1感知部31が設けられる。
【0187】
図11には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0188】
図面を参照すれば、入力部10は、下部面が湾曲した形状を有するキャップ形状の第1入力部11と、第1入力部11の上部面に周縁に沿って設けられた複数の第2入力部13とを含む。
【0189】
ここで、第2入力部13は、全体が連結して一体型のリング形状で設けられてもよいことはもちろんである。
【0190】
これにより、第2方向入力M2は第1入力部11と第2入力部13が同時に傾きながら実行され、第3方向入力M3は各第2入力部13を押して実行する。
【0191】
このとき、第1入力部11と第2入力部13の間には弾性体56が設けられており、第2方向入力M2と第3方向入力M3を区分すると同時に、第3方向入力M3実行後に第2入力部13を元の位置に復帰させる機能を実行する。
【0192】
図12には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0193】
図面を参照すれば、入力部10は傾きによって第2方向入力M2を実行する第1入力部11と、第1入力部11の上部に設けられて傾きまたは押しによって第3方向入力M3を実行する第2入力部13とが設けられている。
【0194】
これにより、第3方向入力M3を実行するときには、図12の(a)に示すように、第1入力部11は水平位置を維持して第2入力部13のみが傾き(または押され)、第2方向入力M2を実行するときには、図12の(b)に示すように、第1入力部11と第2入力部13が同時に傾く。
【0195】
このとき、第3方向入力M3時に第1入力部11が傾くことを防ぐために、第1入力部11の縁部には傾き防止爪18cがさらに設けられる。
【0196】
したがって、押し(第3方向入力M3)の場合には傾き防止爪18cによって傾き(第2方向入力M2)が固定され、第2方向入力M2を実行するときにのみ第1入力部11を各第2方向指示位置m2に傾ければ傾き防止爪18cが解除(または離脱)されながら傾きが実行される。
【0197】
このような構成は、上述した第3実施形態において、第2方向入力M2と第3方向入力M3を互いに区分するときに容易である。
【0198】
図13には、第3実施形態をより具体的に説明するためのデータ入力装置が示されている。
【0199】
図面を参照すれば、第2方向入力M2と第3方向入力M3の実行は上述した第3実施形態と同じであるが、本実施形態では、第1入力部11下段の弾性体56が傾き動作時に弾性変形しながら第1入力部11が下降する。
【0200】
これは、第1入力部11を所定の方向に水平移動した後に移動方向の反対方向に傾くときにより効果的である。例えば、本発明に係るデータ入力装置を利用して3次元ゲームを実行するとき、ゲームキャラクタの移動を入力部10の水平移動で操作し、ゲームキャラクタの視線処理を入力部10の傾きで操作するときに、ゲームキャラクタを北方向に移動した後に空を見つめるとき南方向に傾くときに用いることができる。
【0201】
図14には、本発明に係るデータ入力装置において、傾きによる第2方向入力M2と押しによる第3方向入力M3を区別して入力するための構成が示されている。
【0202】
図面を参照すれば、入力部10の下段に第3弾性体56cを設け、移動支持部43には突起54、第1弾性体56a、および第3弾性体56cを設けることにより、押しによる第3方向入力M3を実行するときには突起54が第2弾性体56bと第3弾性体56cの高さの差によって係止するようになって傾きが実行されないようにし、第2方向入力M2実行時には入力部10を下方に加圧して突起54を移動支持部43内部に収容させる一方、第2弾性体56bを弾性変形させて第2弾性体56bと第3弾性体56cの高さの差を減らすことにより、入力部10が突起54に係止せずに傾きが実行されるようにする。
【0203】
一方、上述した構造は、傾きと押しの区別だけでなく、入力部10を傾けるときにクリック感を与えられる効果がある。
【0204】
図15には、上述した第4実施形態において、第3方向入力M3による押し点と第2方向入力M2による傾き点が若干異なる例である。
【0205】
図面を参照すれば、入力部10は、上部に中央を中心として所定の厚さだけシワが形成されている。したがって、第3方向入力M3を実行するときには入力部10の前記シワ形成部位を押して実行し、第2方向入力M2を実行するときには前記シワ形成部位を加圧して入力部10が傾くようにする。
【0206】
図16には、第2方向入力M2による傾き点と第3方向入力M3による押し点が同じ場合のデータ入力装置が示されている。
【0207】
図面を参照すれば、移動支持部43には入力部10に向かって弾性突起43aが設けられており、弾性突起43aと入力部10の間には上向湾曲した形状の半円支持部43bが設けられている。
【0208】
これにより、図16の(b)に示すように、第3方向入力M3実行時には押し圧力によって弾性突起43aで半円支持部43bがそのまま下降して第3感知部33に接触し、第2方向入力M2実行時には入力部10を傾き方向に半円支持部43bが所定の角度だけ回動しながら第2感知部32に接触する。
【0209】
図17には、移動支持部43の下に弾性体56を介在することにより、第3方向入力M3時に入力部10の所定の方向を押すようになれば、移動支持部43自体が弾性体56によってより傾くようになる例を示す。この場合、移動支持部43がベース110から所定の間隔だけ離隔するため、第1方向入力M1を実行する方向と正反対の方向に第2方向入力M2を共に実行するとき、例えば、入力部10を北側方向に移動させた状態で南側方向に傾きを実行するときにより円滑に実行することができる。
【0210】
図18には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0211】
図面を参照すれば、入力部10の下部とベース110の間に入力部10に向かって湾曲した半球形状の支持部41が設けられる。
【0212】
このとき、入力部10は支持部41の上部面に対応する下部接触面を有し、支持部41に沿って傾き移動する第1入力部11と、第1入力部11の上部面に載置して第1入力部11の上部面に沿って水平移動する第2入力部13とを含む。
【0213】
すなわち、第1入力部11の下部面は支持部41の湾曲面に対応する形状で設けられ、湾曲面に沿って移動しながら傾き移動が実行され、第1入力部11の上部面は第2入力部13が水平移動が可能なように平たい面で形成される。
【0214】
ここで、前記第1入力部11の上部面は第2入力部13の水平移動が可能なように多様に設けられてもよいが、例えば、第1入力部11の上部面を凹むように形成し、第1入力部11の傾き時にユーザが第2入力部13の滑り(水平移動)を意図としない限り、第2入力部13が第1入力部11に対して相対移動しないようにしてもよい。この場合、第2入力部13の水平移動を実行するためには、第2入力部13が第1入力部11から所定の間隔で離隔した後に移動してもよい。
【0215】
これにより、第2方向入力M2時には第1入力部11と第2入力部13が一体に傾き移動したり、第2方向入力M2時には第1入力部11は元の位置にいて第2入力部13のみが第1入力部11上で水平移動する。
【0216】
支持部41の下部には、第3方向指示位置m3に対応して突出し、第3方向入力M3時に移動して第3感知部33に接触する第3突出部73が設けられる。
【0217】
また、支持部41の下部には、入力部10の中央に対応してベース110に向かって突出し、中央入力C時に中央入力感知部35に接触する中央突出部75が設けられる。
【0218】
第1感知部31は、第2入力部13の水平移動時に第2入力部13の縁部が接触するように各第1方向指示位置m1に対応してベース110の内側縁部に配置される。
【0219】
第2感知部32は、第1入力部11の傾き移動時に第1入力部11の縁部が接触するように各第2方向指示位置m2に対応してベース110の底面に配置される。
【0220】
このとき、第1入力部11と第2入力部13の間に設けられ、第1入力部11の傾き移動または第2入力部13の水平移動が選択的に実行されるようにする入力転換部53をさらに含んでもよい。
【0221】
入力転換部53は多様に設けられてもよいが、例えば、図18に示すように、第1入力部11の上部中央または一側に1つ以上の収容溝55を形成し、収容溝55に対応する第2入力部13の下部面には突起54を形成し、突起54と収容溝55の間には突起54を収容溝55外部に押し出す弾性体56を設けてもよい。
【0222】
これにより、第1方向入力M1を実行するときには突起54が弾性体56に押されて収容溝55外部に位置した状態であるため、第2入力部13が第1入力部11に対して水平移動が可能なようになり、第2方向入力M2を実行するときには第2入力部13を下方に向かって加圧し、突起54が収容溝55に収容されれば第2入力部13が第1入力部11に対して固定されるため、第1入力部11と第2入力部13が同時に傾き移動が可能なようになる。
【0223】
図19〜図21には、本発明の多様な実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0224】
図面を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、入力部10の下部とベース110の間に入力部10に向かって湾曲した半球形状を有し、第1方向入力M1時に入力部10と共に水平移動する移動支持部43を含む。
【0225】
本実施形態に係る移動支持部43は、第1方向入力M1時に入力部10と共に水平移動するという点において、図18に示す実施形態における支持部41と差がある。
【0226】
移動支持部43の下部には、ベース110に配置された第3感知部33に向かって突出した第3突出部73と、中央入力感知部35に向かって突出した中央突出部75とが形成される。
【0227】
このとき、入力部10は、移動支持部43の上部面の形状に対応する下部接触面が形成され、移動支持部43に沿って傾き移動して第2方向入力M2が実行される。
【0228】
図22を参照すれば、本実施形態に係るデータ入力装置は、入力部10の水平移動による第1方向入力M1と傾き移動による第2方向入力M2がそれぞれ独立的に順にまたは同時に実行可能なように設けられる。
【0229】
すなわち、図22の(a)は、入力部10が先に傾き移動して第2方向入力M2が実行された後に傾き移動した状態で水平移動しながら第1方向入力M1が実行されたことを示すものであり、図22の(b)は、入力部10の水平移動による第1方向入力M1が先に実行されて続いて傾き移動による第2方向入力M2が実行される過程を示すものである。
【0230】
図22の(c)は、スティック形態の支持部43によって支持された入力部10で水平移動および傾き移動の例を示すものであって、支持部43とは、入力部10の具体的な形状と関係なく、本明細書で定義した水平移動および傾き移動が多様に変更されることを示すものである。
【0231】
入力部10の縁部には、各第2方向指示位置m2に対応して第2感知部32に向かって突出した第2突出部72がさらに設けられる。
【0232】
この場合、第1方向入力M1時に入力部10が移動支持部43上で傾き移動にしないようにする入力転換部53がさらに設けられてもよい。入力転換部53は多様な構成で設けられてもよいが、例えば、上述した第2実施形態における構成が同じように適用されてもよい。
【0233】
入力部10の縁部には、図20および図21に示すように、第2突出部72がさらに設けられてもよい。または、第2感知部32も、図21に示すように、ベース110ではなく移動支持部43に設けられてもよい。
【0234】
一方、図21に示すように、移動支持部43とベース110の間に設けられ、第1方向入力M1時に入力部10および移動支持部43を基準位置Sに復帰するようにするリターン部材51をさらに含んでもよい。
【0235】
図25を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、ベース110と、ベース110に設けられて第1方向入力M1と、第3方向入力M3と、中央入力Cがそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる入力部10と、入力部10の下部とベース110の間に設けられて入力部10の水平移動および傾きを支持する支持部41と、第1方向入力M1を感知する第1感知部31と、第3方向入力M3を感知する第3感知部33と、中央入力Cを感知する中央入力感知部35と、制御部とを含む。
【0236】
ここで、第1方向入力M1は入力部10が支持部41の上部面に沿って水平移動しながら実行され、第3方向入力M3は入力部10の傾きによって支持部41の下部に設けられた第3突出部73が第3感知部33に接触することによって実行される。
【0237】
一方、本実施形態における中央入力Cは、入力部10がベース110に対して昇降して実行される。
【0238】
支持部41は、下部に前記入力部10の中心からベース110に向かって突出した中央突出部75と、各第3方向指示位置m3に対応する位置からベース110に向かって突出した第3突出部73とが設けられている。
【0239】
第1感知部31は、ベース110の内側縁部に沿って各第1方向指示位置m1に対応して設けられ、第1方向入力M1時に入力部10の接触を感知する。
【0240】
ここで、入力部10の縁部に沿って各第1感知部31に向かって突出した第1突出部71をさらに含んでもよい。
【0241】
また、入力部10とベース110の間には、第1方向入力M1時に入力部10を前記基準位置Sに復帰するようにするリターン部材51がさらに設けられてもよい。
【0242】
第3感知部33は第3方向入力M3時に第3突出部73の接触を感知し、中央入力感知部35は中央入力C時に中央突出部75の接触を感知する。
【0243】
図26および図27を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、ベース110と、ベース110に設けられて第1方向入力M1と、第3方向入力M3がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられた入力部10と、入力部10の下部とベース110の間に設けられて入力部10の水平移動および傾きを支持する支持部41と、一端が入力部10の下部に延長されたロード15と、ロード15の他端に設けられて入力部10の水平移動によるロード15の移動方向を感知する第1感知部31と、支持部41の下部に各第3方向指示位置m3に対応して設けられて第3方向入力M3時に支持部41と接触する第3感知部33と、制御部とを含む。
【0244】
本実施形態において、第1方向入力M1は、入力部10が支持部41の上部面に沿って水平移動しながら実行される。
【0245】
この場合、入力部10の下部にはロード15の一端が連結しており、入力部10が所定の方向に移動した場合、入力部10の移動方向がロード15を介して第1感知部31に伝達される。
【0246】
一方、支持部41は、入力部10の水平移動および傾き(または押し)を支持するように設けられる。
【0247】
支持部41は多様な形状で設けられてもよいが、図26に示すように、リング形状または各第3方向指示位置m3ごとに分割された扇形形状の板で設けられてもよく、図27に示すように、円板形状で設けられてもよい。
【0248】
これにより、入力部10が所定の第3方向指示位置m3に向かって傾いたり押されたりする場合、支持部41もこれに伴って傾いたり押されたりするようになり、支持部41の下部に位置した第3感知部33がこれを感知する。
【0249】
一方、支持部41が分割された板で設けられる場合には、入力部10の傾きによって押されて押し部のように下部に移動して第3感知部33に接触してもよい。
【0250】
図28は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0251】
本実施形態では、上述した実施形態とは異なり、第1方向入力M1は入力部10の水平移動によって実行され、第2方向入力M2および第3方向入力M3はすべて入力部10の押しによって実行される。
【0252】
入力部10は、例えば、X字形態で4つの延長部が形成された内側入力部14と、前記延長部の間にそれぞれ設けられた4つの外側入力部16とで構成されてもよい。
【0253】
これにより、第1方向入力M1を実行するときには内側入力部14と外側入力部16全体が水平移動しながら実行され、第2方向入力M2を実行するときには内側入力部14の各延長部を押して実行し、第3方向入力M3を実行するときには外側入力部16を押して実行する。
【0254】
ここで、第2方向入力M2と第3方向入力M3は内側入力部14の延長部と外側入力部16を同時に押して実行してもよいため、例えば、内側入力部14の水平移動状態で一方向を押し、第2方向入力M2を実行すると同時に他の方向の外側入力部16を押すことが可能である。
【0255】
図29には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0256】
本実施形態に係るデータ入力装置は、第1方向入力M1は内側入力部14の水平移動によって、第2方向入力M2は内側入力部14の傾きによって、第3方向入力M3は外側入力部16の傾きによって実行される。
【0257】
すなわち、第3方向入力M3時には内側入力部14の上部周縁に沿って設けられた外側入力部16を傾けて(図29の右側参照)実行する。
【0258】
ここで、弾性体56は、第2方向入力M2と第3方向入力M3を区分すると同時に、第3方向入力M3実行後に外側入力部16を元の位置に復帰させる機能を実行する。
【0259】
図30は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0260】
図面を参照すれば、円板形状の第1入力部11は、前後左右に水平移動しながら第1方向入力を実行し、第1入力部11に設けられた星模様の第2入力部13は各突起方向に傾きながら第2方向入力M2を実行し、押しよって第3方向入力M3を実行する。
【0261】
ここで、第2入力部13は多様な数の突起を有してもよく、例えば、図面に示すように、5個の突起を有する場合には、押しに5個の入力信号、移動によって5個の入力信号、傾きによって5個の入力信号を発生させてもよい。
【0262】
したがって、入力部10を2個で設ければ、合計30個の入力信号を発生させることができる。
【0263】
また、突起の数は同じであっても傾きと押しの数は異なってもよい。例えば、図面に示す場合において、押しによる第3方向入力M3は4個の突起のうちのいずれか1つを除いた4個のみで実行されるようにし、傾きによる第2方向入力M2は5個すべてで実行されてもよい。
【0264】
一方、第2入力部の突起方向は多様に設けられてもよい。
【0265】
例えば、図31に示すように、東西南北の4個の突起と、北東および北西の2個の突起を追加して合計6個の突起が設けられてもよい。
【0266】
この場合、東、西、南、北の4個の突起方向に水平移動によってはゲームキャラクタの移動を実行し、東西南北4個の突起方向への傾き(第2方向入力M2)によってはゲームキャラクタの視線処理を実行し、各突起方向への押し(第3方向入力M3)によっては各種操作命令を実行してもよい。
【0267】
ここで、上述した各方向入力による操作例は、必要に応じて互いに変更または交換が可能であることはもちろんである。
【0268】
図32には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置例が示されている。
【0269】
本実施形態に係るデータ入力装置は、入力部10が弾性変形による信号入力が可能なジェル(GEL)タイプで設けられる。
【0270】
したがって、第1方向入力M1は、図32の(a)および(b)に示すように、入力部10全体の水平移動または一部の移動によって、第2方向入力M2は入力部10の傾きによって、第3方向入力M3は入力部10上部の一領域の押し変形によって実行される。
【0271】
一方、図32の(e)は、第1方向入力M1と第2方向入力M2および第3方向入力M3が同時に実行された例を示す。
【0272】
図33は、上述したジェルタイプのデータ入力装置の変形した実施形態を示す。
【0273】
図面を参照すれば、データ入力装置は、第1弾性部材61と第2弾性部材62とを含む。
【0274】
第1弾性部材61は、入力部10の下部とベース110の間に設けられて入力部10が上部面に沿って水平移動するように支持し、入力部10の傾き移動時に入力部10を初期位置に復帰するようにする。
【0275】
第1弾性部材61の上部面は平らに設けられており、入力部10が水平移動が可能なように載置している。
【0276】
これにより、入力部10は、第1弾性部材61の上部面に沿って各第1方向指示位置m1への移動が可能である。
【0277】
一方、第2弾性部材62は、入力部10の縁部とベース110の間に設けられ、入力部10の水平移動時に入力部10を初期位置に復帰するようにする。
【0278】
ここで、第1弾性部材61および第2弾性部材62は、多様な材質および形状で設けられてもよい。
【0279】
ベース110の内側縁部には、各第1方向指示位置m1に対応して第1感知部31が設けられている。
【0280】
一方、第2弾性部材62の縁部には、各第1感知部31に対応して突出した第1突出部71が設けられる。第1突出部71は、入力部10の水平移動時に入力部10によって移動(加圧)して第1感知部31に接触する。
【0281】
または、第1感知部31を圧力センサとして設ける場合には、第1突出部71を別途に形成せず、入力部10とベース110の間を第2弾性部材62で満たし、入力部10の水平移動時に第2弾性部材62を介して伝達される加圧力を感知するようにしてもよい。
【0282】
ベース110には、各第2方向指示位置m2に対応して第2感知部32と、第3方向指示位置m3に対応して第3感知部33と、中央入力キー17の下部に対応して中央入力感知部35とが配置される。
【0283】
第1弾性部材61の下側縁部には、各第2感知部32に対応して突出した第2突出部72が設けられる。
【0284】
これにより、第2突出部72は、入力部10の傾き移動時に入力部10によって移動(加圧)して第2感知部32に接触し、第2方向入力M2が実行された後には第1弾性部材61の弾性力によって入力部10が初期位置に復帰するようになる。
【0285】
第1弾性部材61の下部には、各第3感知部33に対応して突出した第3突出部73が設けられる。第3突出部73は、入力部10の傾き時に入力部10によって移動(加圧)して第3感知部33に接触する。
【0286】
一方、第1弾性部材61の下部には、中央入力キー17の下部に対応して突出した中央突出部75が設けられる。中央突出部75は、中央入力C時に中央入力感知部35に向かって移動して接触する。
【0287】
ここで、中央突出部75と第3突出部73の間には、通常、各突出部が感知部に接触することを防ぐための支持台45がさらに設けられてもよい。この場合、支持台45は、中央入力Cまたは第3方向入力M3時に歪むことができるように弾性材質を含むことが好ましい。
【0288】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、上述した文字、数字、記号などのデータ入力以外にも多様な領域での活用が可能である。
【0289】
例えば、本発明に係るデータ入力装置を利用して3次元のグラフィック作業(例えば、各種設計プログラムを利用して3次元物体形状を製作するなど)を実行してもよい。
【0290】
図23を参照すれば、例えば、第1方向入力M1によってはマウスのドラッグのようにオブジェクトの前後左右移動操作を実行し、左右方向の第3方向入力M31によってはオブジェクトの拡大および縮小操作を実行してもよい。
【0291】
また、前後方向の第3方向入力M32によってはモニタ平面の法線を軸として時計または反時計方向へのオブジェクト平面回転を実行し、第2方向入力M2によってはオブジェクトの3次元回転操作を実行してもよい。
【0292】
このとき、入力部10の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部37が設けられてもよいが、タッチ感知部37の連続的なタッチ方向(R参照)に沿って前記平面回転操作が実行されてもよい。
【0293】
または、入力部10は、基準位置(S)を通過するベース110面の法線を軸として左右回転(R参照)が可能なように設けられてもよいが、この場合、入力部10の回転によって前記オブジェクトの平面回転操作が実行されてもよい。
【0294】
さらに他の活用例として、本発明に係るデータ入力装置を利用して3次元グーグルアース(Google earth)のような3次元地図(Map)探索作業を実行してもよいが、図24を参照すれば、例えば、第1方向入力M1によってはマウスポインタの移動操作を実行してもよい。
【0295】
また、左右方向の前記第3方向入力M31によってはマウスの左右ボタン操作を、前後方向の第3方向入力M32によっては前記地図の拡大または縮小操作を実行してもよく、第2方向入力M2によっては前記地図の3次元傾き操作を実行してもよい。
【0296】
この場合、中央入力Cが実行された状態で第1方向入力M1が実行される場合、前記地図の移動操作(すなわち、マウス左ボタンを押したままでドラッグ)が実行されてもよい。
【0297】
一方、この場合にも入力部10の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部37が設けられてもよいが、タッチ感知部37の連続的なタッチ方向によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0298】
または、入力部10は、基準位置Sを通過するベース110面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられてもよいが、入力部10の回転によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0299】
ここで、上述した2種類の実施形態は、本発明に係るデータ入力装置の具体的な活用例に過ぎず、多様な分野における適用が可能であることはもちろんであり、上述した実施形態においても具体的な操作機能と入力動作は多様に変形が可能であることを明らかにする。
【0300】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、実際に作動する入力部10が設けられても設けられなくても水平移動、傾き移動、方向押し(第3方向入力M3)を感知することができる圧力センサや感知パッドを感知部として設け、実際に入力部10の動作は起こらなくても本発明の第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3を実行することもできる。
【0301】
または、図36に示すように、本発明に係るデータ入力装置をマウスとして活用してもよいため、例えば、第1方向入力M1によってはマウスポインタの移動を実行してもよい。
【0302】
また、12時方向および6時方向の第2方向入力M2によってはウィンドウ表示、ウィンドウ拡大/縮小、背景画面表示、またはウィンドウ開/閉などを実行し、3時または9時方向の第2方向入力M2によってはウィンドウ切り替え機能を実行してもよい。
【0303】
または、12時および6時方向の第3方向入力M3によってはスクロール上下操作を実行し、3時方向の第3方向入力M3によってはマウス右ボタン機能を実行し、9時方向の第3方向入力M3によってはスクロールボタン機能を実行してもよい。
【0304】
または、中央入力Cを多段として、2段はマウス左ボタンのダブルクリック機能を実行してもよい。
【0305】
ここで、前記第2方向入力M2および第3方向入力M3に割り当てられた機能は、互いに変更および交換が可能であることはもちろんである。
【0306】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、図37、図45〜図47に示すように、タッチスクリーン130で作動してもよい。
【0307】
図37は、圧力感知が可能なタッチスクリーン130において、基準位置Sを中心として指または入力部10の接触点Tによる方向移動、押し、または傾きを感知して実行する。
【0308】
より具体的に説明すれば、図37の(a)に示すように、第1方向入力M1は指(または入力部10、以下同じ)の接触点Tの移動によって感知する。
【0309】
第3方向入力M3は、図37の(b)に示すように、接触面積を中心として押しが発生した位置、すなわち、接触面積の変化を方向押し値によって感知する。
【0310】
ここで、第3方向入力M3は、第1方向入力M1による接触点Tの移動後にもどこででも感知されることはもちろんである。
【0311】
第2方向入力M2は、図37の(c)に示すように、指が接触点Tが所定の距離に移動して所定の方向の押し圧力値が発生すれば、これを感知する。
【0312】
しかしながら、ここで所定の方向に発生する押し圧力値は、第3方向入力M3時に発生する圧力感知値とは異なり、第3方向入力M3時には所定の部分に押し圧力値が発生するが、第2方向入力M2は前記押し圧力よりもより広い接触面積に渡って押し圧力が発生する。
【0313】
または、傾き移動(第2方向入力M2)または押し(第3方向入力M3)は接触面積が変化しながら、すなわち、接触面積の一部分が無くなりながら押されれば感知されるようにしてもよい。
【0314】
または、本発明に係るデータ入力装置は、図38に示すように、入力部10自体が移動または変更しないが、入力部10に加えられる圧力の大きさまたは方向によって各方向入力を区分して入力してもよい(いわゆる不動式)。
【0315】
例えば、水平方向への加圧力によっていずれか一側方向への伸張または他の方向への収縮を誘導する場合には、その圧力値が所定の値以上であれば第1方向入力M1として感知してもよい。
【0316】
または、所定方向への傾きを誘導する加圧力が所定の値以上であるか所定の範囲内であれば第2方向入力M2として処理してもよく、所定の位置への押し加圧力が所定の値以上であれば第3方向入力M3として処理してもよい。
【0317】
例えば、図38のように各圧力値が設定された場合に、第1方向入力(M1、圧力値=25)、第2方向入力(M2、圧力値=40)、または第3方向入力(M3、圧力値=50)を実行した場合に、感知された合計の圧力値が75であればこれは第1方向入力M1と第3方向入力M3が実行されたものとし(すなわち、第1方向入力M1および第2方向入力M2によっては50以上の圧力値が感知されないため)、感知された合計圧力値が90であれば第2方向入力M2と第3方向入力M3が実行されたものとしてもよい。
【0318】
図39には、第1方向指示位置m1と第2方向指示位置m2が互いに交差するように配置された例が示されている。
【0319】
図面を参照すれば、第1方向指示位置m1は東西南北の4方向で配置されており、第2方向指示位置m2は北東、北西、南東、南西の4方向で互いに交差するように配置されている。
【0320】
この場合、第1方向入力M1によってある一方向に移動しながらその方向(または他の方向)に入力部10を傾けることが困難である場合に、傾き方向を若干捻って傾ければ第2方向入力M2がより円滑になるという効果がある。
【0321】
または、本発明に係るデータ入力装置と各種端末器の相互間に送受信部をさらに備え、携帯用端末器、デスクトップコンピュータ、デジタルTVなどの機器の有線または無線方式のリモコン(遠隔調整装置)のような機能を実行してもよい。
【0322】
この場合、データ入力装置によってテキスト入力のための文字、数字、記号などのデータ入力や3次元コンテンツをコントロールするための制御装置として用いられてもよい。
【0323】
例えば、図41の(a)を参照すれば、12時方向の第1方向入力M1によってはウィンドウ拡大機能を実行し、6時方向の第1方向入力M1によってはウィンドウ縮小機能を実行してもよい。3時および9時方向の第1方向入力M1によっては早送りまたは巻き戻し機能を実行してもよい。
【0324】
すなわち、各方向に入力部10を移動してマウスとして用い、各方向に傾きまたは押して再生、一時停止、次の曲、画面拡大/縮小などの多様な機能を用いてもよい。
【0325】
または、入力部10の移動によってコンテンツを選択し、選択したコンテンツで各方向の押しによってボリューム、早送りなどの機能を実行してもよい。
【0326】
または、第3方向入力によってはボリュームまたはチャンネル調整や、次のファイルにスキップなどの機能を実行してもよい。
【0327】
または、図41の(b)に示すように、3時または9時方向の第1方向入力M1によってはコンテンツ選択機能を実行し、中央入力Cを追加して弱く押せば再生、強く押せば一時停止のような機能を実行してもよい。
【0328】
または、図42の(a)に示すように、TVリモコンとして用いる場合に、第1方向入力M1を2段で構成し、1段の第1方向入力M1によっては数字「1、2、3、4」を入力し、2段の第1方向入力M1によっては数字「5、6、7、8」を入力してもよい。
【0329】
図42の(b)は、第2方向入力M2まで活用された例を示す。
【0330】
ここで、図41および図42に示す各機能は、本発明に係るデータ入力装置の具体的な活用例の一部を示すものであって、各方向入力の組み合わせや方向指示位置の数、および中央入力Cの組み合わせの可否、各入力動作の多段の可否を自由に調節して用いてもよいという点を明らかにする。
【0331】
図43は、本発明に係るデータ入力装置を利用して派生語を入力する方法を示す図である。
【0332】
例えば、文字「t」が割り当てられた12時方向に第1方向入力M1を実行すれば、キーボード表示部174に文字「t」で始まる各種派生語、すなわち、「this、that、there、them」が示される。
【0333】
ここで、第1方向入力M1の実行後に発生する派生語キーボード表示部174は、各第2方向指示位置m2別に異なって構成される。
【0334】
したがって、該当する方向に第3方向入力M3を実行すれば該当する派生語がすぐに入力されるので、初めの文字を除いた残りの字を入力する必要がないため、入力時間を短縮することができる効果がある。
【0335】
ここで、派生語によるキーボード表示部174は、各方向入力を実行するたびに異なって表示されれてもよい。例えば、第1方向入力M1を実行するときには各第1方向指示位置m1別に「t、s、b、d」が表示されたキーボード表示部174が表示され、「t」に移動した後には各第2方向指示位置m2別に派生語が表示されたキーボード表示部174が表示され、最終的に12時方向に第2方向入力M2を実行した後には、図43に示すような派生語が表示されたキーボード表示部174が表示される。
【0336】
各キーボード表示部174に表示される派生語はカテゴリ別に区分されてもよいが、例えば、名詞、動詞、形容詞などに区分されて表示されてもよい。
【0337】
または、前記派生語以外にも入力が進められた文字またはデータと関連した多様な数字、機能、文字などが表示されてもよいことはもちろんである。
【0338】
図44は、文字入力による派生語または予測文字のさらに具体的な実施形態を示す図である。
【0339】
すなわち、12時方向への第1方向入力M1を実行して文字「S」を選択した場合、図44に示すように、各第2方向指示位置m2別に割り当てられた予測語がキーボード表示部174がカテゴリ別または類似した群で纏められて表示される。
【0340】
また、最終的に第3方向入力M3を選択して予測語を入力する。
【0341】
ここで、各方向指示位置がすべて4個で設けられる場合に、いずれか1つの第1方向指示位置m1に移動したときに入力することができる予測語の数は、4個の第2方向指示位置m2別に4個の第3方向入力M3が可能であるため16個となる。したがって、総64個の予測語入力が可能である。
【0342】
したがって、各方向指示位置を5個ずつとする場合には5×5×5=125の予測語入力が可能であり、各方向指示位置を6個ずつとすれば63=216が可能である。
【0343】
すなわち、3個の方向指示位置の数をa個と同じようにすれば、1つの入力部10で入力することができる予測語の数は合計a3であり、入力部10を2つ設ければ2a3まで可能である。
【0344】
もちろん、各方向指示位置の数を互いに異なるようにすれば、入力することができる予測語の数はより多様化する。
【0345】
一方、図45〜図47に示すように、入力部10をベース110に対して着脱または移動可能なようにすることにより、ユーザが入力位置を自由に変更するようにしてもよい。
【0346】
例えば、図45に示すように、本発明に係るデータ入力装置を携帯用移動通信端末器に装着する場合、入力部10を多様な材質の紐のような連結部材180を利用して連結することにより、データ入力時にのみ入力部10をタッチスクリーン130などにのせて用いるようにしてもよい。
【0347】
この場合、タッチスクリーン130には基準位置感知部166が設けられており、入力部10または支持部125の接触が感知されれば自動的に入力モードに転換されるようにしてもよい。
【0348】
または、図46に示すように、帯形状を有する本体181と、本体181に設けられて入力部10が第1方向入力M1および第2方向入力M2が実行可能なように収容される収容部182と、本体181の両端部に設けられてベース110に設けられたスライド溝185に結合してスライディングする移動支持部183を含む連結部材180とを設けてもよい。
【0349】
この場合、連結部材180がベース110に沿って移動しながら入力部10が入力位置に移動するようになる。
【0350】
または、図47に示すように、入力部10がフィリップタイプの本体181に収容されることにより、ヒンジ部186によって回動しながら入力位置に移動するようにしてもよい。
【0351】
ここで、上述した各場合において、入力部10の移動を感知する第1感知部31、第2感知部32、および第3感知部33はタッチスクリーン130に設けられてもよい。
【0352】
このとき、第2感知部63は、図30に示すように、入力部10の移動によってその位置が変更することにより、第1方向入力Mが実行された状態で入力部10が基準位置Sに復帰する必要なく、その場で第2方向入力Pが実行されるようにしてもよい。
【0353】
一方、タッチスクリーン130には、図43に示すように、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3によって入力される文字が表示されるキーボード表示部174が設けられてもよく、この場合、キーボード表示部174は入力部10の移動時によって移動されてもよい。
【0354】
本発明に係るデータ入力装置は、実現される形態や用途に限定をおくものではなく、本発明分野の当業者が本発明によって容易に多様な形態に変形して実施できることはもちろんであるため、実施形態や用途に関係なく本発明の思想の入力が実行されるデータ入力装置であれば、本発明の範疇に属するものと見なさなければならないであろう。
【符号の説明】
【0355】
10:入力部
14:内側入力部
15:ロード
16:外側入力部
17:中央キー
18:支持突起
31:第1感知部
32:第2感知部
33:第3感知部
37:タッチ感知部
41:支持部
43:移動支持部
43a:弾性突起
43b:半円支持部
45:支持台
51:リターン部材
53:入力転換部
54:突起
55:収容溝
56:弾性体
56a:第1弾性体
56b:第3弾性体
61:第1弾性部材
62:第2弾性部材
71:第1突出部
72:第2突出部
73:第3突出部
75:中央突起部
110:ベース
125:支持部
130:タッチスクリーン
166:基準位置感知部
174:キーボード表示部
180:連結部材
181:本体
182:収容部
183:移動支持部
185:スライド溝
186:ヒンジ部
C:中央入力
m1:第1方向指示位置
m2:第2方向指示位置
m3:第3方向指示位置
M1:第1方向入力
M2:第2方向入力
M3:第3方向入力
S:基準位置
【技術分野】
【0001】
本発明はデータ入力装置に関し、より詳細には、1つの入力部で3種類の入力動作が各方向指示位置別に同時または順に実行されるようにすることにより、最小限の入力空間において1動作で入力可能な文字の数を最大化することができると共に、1動作で1音素(phoneme)以上を迅速かつ正確に入力することができるデータ入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、ソフトウェアと半導体技術および情報処理技術の発達によって情報機器が次第に小型化している傾向にあるが、これに比例し、各種情報機器における文字入力またはその重要度が日々増大している。しかしながら、このような情報機器において、各種文字や命令語の入力に多くの問題点が生じている。
【0003】
例えば、PC(Personal Computer)またはノートパソコン(NoteBook)に用いられるキーボードのような入力装置はサイズを小さくすることに限界があり、これらの情報機器を小型化することに困難が伴う。また、PDA(Personal Data Assistant)で用いるタッチスクリーン方式や携帯電話機で用いるキーパッド方式は入力速度が遅く、誤って入力される場合が多くて不便であるという点がある。
【0004】
このようなPC、ノートパソコン、PDA、または携帯電話機などの情報機器において、より速い速度で文字、数字、または記号などを入力するためには、1回の入力動作に1つの音素(文字)が入力される、いわゆる1動作1音素入力が行われる必要がある。このような1動作1音素入力がハングルを対象とする場合には、24以上の文字を入力するためのボタンや入力キーが情報機器に配列される必要がある。
【0005】
入力の対象となる言語が英語や日本語またはその他の外国語である場合には、ハングルの場合よりもさらに多くのボタンや入力キーを増設する必要があるかも知れない。さらに、携帯用端末器において次第にデスクトップPCの性能を実現し出していることから、携帯用端末器でも文字入力の他に各種命令キー(エンター、スペース、シフトキーなど)、Fzl、記号などキーボードのすべての入力機能を実行しなければならない状況に至っている。
【0006】
しかしながら、各種情報機器で用いる従来の入力装置は、それぞれの入力キーに文字を割り当て、指でたたいたり押したりして入力する方式である。したがって、入力キーを配列する空間が相対的に狭い携帯電話機のような個人携帯用情報端末器には、指の大きさの入力キーを24個以上も配列することが困難な実情にある。これが現在までキーボードを小型化し難い理由であった。
【0007】
特に、携帯電話機の場合には、通常、12個のボタンで24字以上のハングル文字をすべて入力するとすれば、1つのボタンに複数の文字を重複配列することを避けることができない。
【0008】
したがって、1つの文字(音素)を入力するために2回、3回繰り返して入力する反復入力現象が頻繁に発生するようになるため、それだけ入力時間が長くなり、誤打が多く発生するようになるという問題点があった。
【0009】
また、入力方法自体が極めて複雑になり慣れるまでに長い時間がかかるなどの問題点があった。このような問題を解消するために、ハングル文字入力の場合、「天地人」のように所定の文字を組み合わせて入力する文字入力方式が提案された。
【0010】
しかしながら、このような方法の場合、基本となる文字を組み合わせて所望する文字を生成するため、文字を割り当てるための入力ボタンの数を減らすことができるという長所はあるが、所望する文字が組み合わさるまで入力ボタンを繰り返して押さなければならないため、それだけ入力時間が長くなるという問題点があった。
【0011】
また、ぐるぐるに巻いて携帯することができるキーボードや、キーボードのイメージを平面に映写し、その上で指でキーボードを入力するような動作を取れば、指の位置を感知して入力が行われる仮想レーザーキーボードなどの技術も提案された。しかしながら、このような種類の入力装置は常に携帯しなければならないという不便さがあり、平面に置かれた状態でのみ入力が可能であるため、移動中に手に持った状態で入力する必要がある個人携帯用情報端末器への適用は不適であるという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、本発明は、1つの入力部で第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力の3種類の入力動作を同時または順に行うことによって文字などの入力のための必要空間を最小化しながら、所望するすべての文字を1回の入力動作によって迅速かつ正確に入力することができるデータ入力装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、前記第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を独立的または組み合わせて用いることにより、3次元グラフィック作業または3次元地図(Map)作業など多様な分野での活用が可能なデータ入力装置を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、所定の入力半径内において基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力と、水平位置から前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって前記入力部全体が傾き移動する第2方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によって達成される。
【0015】
前記第3方向入力は、前記入力部が前記複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾いて入力されてもよい。
【0016】
前記第3方向入力は、前記入力部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられた押し部のうちのいずれか1つを選択して入力されてもよい。
【0017】
前記入力部の中央に設けられた中央入力キーの選択または前記入力部全体が前記ベースに対して昇降のうちの1つ以上の方法によって実行される中央入力が実行可能なように備えられてもよい。
【0018】
前記中央入力は2段以上の多段入力が実行可能なように設けられてもよい。
【0019】
前記中央入力と前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つを組み合わせる中央組み合わせ入力が実行される場合、前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、および第3方向指示位置に本来割り当てられた文字とは異なる文字が入力されてもよい。
【0020】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの1つ以上は、前記入力部の水平移動距離、傾き移動の程度、傾き角度、または前記押し部の押し距離または押し圧力の強度によって2段以上の多段入力が可能なように設けられてもよい。
【0021】
前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、または第3方向指示位置のうちのいずれか1つには母音文字が割り当てられ、残りの方向指示位置には子音文字が割り当てられてもよい。
前記入力部は前記ベースに2つ以上で設けられてもよい。
【0022】
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部が上部面に沿って水平移動するように支持し、前記入力部の傾き移動時に初期位置に復帰するようにする第1弾性部材と、前記入力部の縁部と前記ベースの間に設けられて前記入力部の水平移動時に前記初期位置に復帰するようにする第2弾性部材とをさらに含んでもよい。
【0023】
前記ベースの内側縁部には前記各第1方向指示位置に対応して第1感知部が設けられ、前記第2弾性部材の縁部には前記各第1感知部に対応して突出し、前記入力部の水平移動時に前記入力部によって加圧されて前記第1感知部に接触する第1突出部が設けられてもよい。
【0024】
前記ベースには前記各第2方向指示位置に対応して第2感知部、前記各第3方向指示位置に対応して第3感知部、および前記中央入力キーの下部に対応して中央入力感知部が配置され、前記第1弾性部材の縁部には前記各第2感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き移動時に前記入力部によって加圧されて前記第2感知部に接触する第2突出部と、前記第1弾性部材の下部に前記各第3感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き時に前記入力部によって加圧されて前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記中央入力キーの下部に対応して前記第1弾性部材から突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部とがそれぞれ設けられてもよい。
【0025】
前記入力部の下部と前記ベースの間には前記入力部に向かって湾曲した半球形状の支持部がさらに設けられ、前記入力部は、前記支持部の上部面に対応する下部接触面を有して前記支持部に沿って傾き移動する第1入力部と、前記第1入力部の上部面に載置して前記第1入力部の上部面に沿って水平移動が可能なように設けられる第2入力部とを有してもよい。
【0026】
前記ベースに向かう前記支持部の下部には、前記第3方向指示位置に対応して突出し、前記第3方向入力時に移動して前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記入力部の中央に対応して前記ベースに向かって突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部とがさらに設けられてもよい。
【0027】
前記第1感知部は前記第2入力部の水平移動時に前記第2入力部が接触するように前記各第1方向指示位置に対応して前記ベースの内側縁部に配置され、前記第2感知部は前記第1入力部の傾き移動時に前記第1入力部が接触するように前記各第2方向指示位置に対応して前記ベースの底面に配置されてもよい。
【0028】
前記第1入力部と第2入力部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き移動または前記第2入力部の水平移動が選択的に実行されるようにする入力転換部をさらに含んでもよい。
【0029】
前記入力部の下部と前記ベースの間には前記入力部に向かって湾曲した半球形状を有して前記第1方向入力時に前記入力部と共に水平移動する移動支持部をさらに含み、前記移動支持部の下部には前記ベースに配置された前記第3感知部に向かって突出した第3突出部と、前記中央入力感知部に向かって突出した中央突出部が形成され、前記入力部は前記移動支持部の上部面の形状に対応する下部接触面が形成されて前記移動支持部に沿って傾き移動し、前記第2方向入力が実行されてもよい。
【0030】
前記入力部の縁部に沿って前記各第2方向指示位置に対応して前記第2感知部に向かって突出した第2突出部をさらに含んでもよい。
【0031】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部および移動支持部を基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含んでもよい。
【0032】
前記入力部を利用して3次元のグラフィックの作業時、前記第1方向入力によってはオブジェクトの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはオブジェクトの拡大および縮小操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては時計または反時計方向へのオブジェクト平面回転を、前記第2方向入力によってはオブジェクトの3次元回転操作を実行してもよい。
【0033】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記平面回転操作が実行されてもよい。
【0034】
前記入力部は基準位置を通過するベース面の法線を軸にして左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記オブジェクトの平面回転操作が実行されてもよい。
【0035】
前記入力部を利用して3次元地図(Map)探索の作業時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはマウスの左右ボタン操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては前記地図の拡大または縮小操作を、前記第2方向入力によっては前記地図の3次元傾き操作が実行され、前記中央入力が実行された状態で前記第1方向入力が実行される場合、前記地図の移動操作が実行されてもよい。
【0036】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0037】
前記入力部は基準位置を通過するベース面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0038】
マウスモード入力時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動が操作され、前記12時および6時方向の第2方向入力によってはウィンドウ表示、ウィンドウ拡大/縮小、またはウィンドウ開/閉のうちのいずれか1つの機能が実行され、3時および9時方向の第2方向入力によっては各方向へのウィンドウ切り替え機能が実行され、12時および6時方向の第3方向入力によってはスクロール上下調節が実行され、9時方向の第3方向入力によってはスクロールボタン機能が、3時方向の第3方向入力によってはマウス右ボタン機能が実行されてもよい。
【0039】
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部は、前記入力領域に渡って配置されるタッチパッドまたはタッチスクリーンのうちのいずれか1つに設けられてもよい。
【0040】
前記入力部を前記入力領域に設けられたベースにのせられるようにし、前記各方向入力が実行されるようにする連結部材をさらに含んでもよい。
【0041】
前記連結部材は、帯形状を有する本体と、前記本体に備えられて前記入力部が前記各方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体の両端部に設けられて前記ベースにスライディング可能なように結合される移動支持部とを含んでもよい。
【0042】
前記連結部材は、本体と、前記本体に設けられて前記入力部が前記各1方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体が前記ベースに対して回動することによって前記入力部が前記入力半径にのせられるようにするヒンジ部とを含んでもよい。
【0043】
前記中央入力と各方向入力の組み合わせは、中央入力と各方向入力の組み合わせ順序によって区別され、互いに異なる入力信号を発生させてもよい。
【0044】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの2つ以上が組み合わされて新たな入力信号を発生させる方向組み合わせ入力が実行可能なように設けられてもよい。
【0045】
前記方向組み合わせ入力は、組み合わされる各方向入力の順序によって互いに異なる入力信号が発生されてもよい。
【0046】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つが先ず実行された後に前記中央入力が実行され、続いて前記各方向入力のうちのいずれか1つが順に実行される方向中央方向入力によって新たな入力信号が発生されてもよい。
【0047】
前記ベースに設けられたディスプレイ部には前記各方向入力または中央入力によって入力される文字が表示される文字表示部を含むが、前記文字表示部には前記各方向入力または中央入力を順に実行するときに各入力位置で入力可能な文字または予測文字が表示され、当該入力動作を実行するときに表示された前記文字または予測文字が一度に入力されてもよい。
【0048】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾く第3方向入力と、前記入力部がベースに対して昇降する中央入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持し、下部には前記入力部の中心から前記ベースに向かって突出した中央突出部と、前記各第3方向指示位置に対応する位置で前記ベースに向かって突出した複数の第3突出部が形成された支持部と、前記ベースの内側縁部に沿って前記各第1方向指示位置に対応して設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部の接触を感知する第1感知部と、前記第3方向入力時に前記第3突出部の接触を感知する第3感知部と、前記中央入力時に前記中央突出部の接触を感知する中央入力感知部と、前記第1感知部、第3感知部、および中央入力感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字、または前記中央入力に割り当てられた入力命令をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0049】
前記入力部の縁部に沿って前記各第1感知部に向かって突出した第1突出部と、前記入力部と前記ベースの間に設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部を前記基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含んでもよい。
【0050】
一方、前記目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾く第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持する支持部と、一端が前記入力部の下部に延長されたロードと、前記ロードの他端に設けられて前記入力部の水平移動による前記ロードの移動方向を感知する第1感知部と、前記支持部の下部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられ、前記第3方向入力時に前記支持部と接触する第3感知部と、前記第1感知部および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字または前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0051】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾く第2方向入力が実行される内側入力部と、前記内側入力部の周縁に沿って外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力が実行される外側入力部を含み、前記外側入力部および内側入力部が前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動する第1方向入力が実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0052】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第2方向入力が実行される内側入力部と、前記内側入力部の周縁に沿って外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾く第2方向入力が実行される外側入力部を含み、前記外側入力部および内側入力部が前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動する第1方向入力が実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0053】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾く第2方向入力が実行される内側入力部と、前記内側入力部の周縁に沿って外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力が実行される外側入力部を含み、前記外側入力部および内側入力部が前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動する第1方向入力が実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0054】
前記外側入力部は前記各方向指示位置別に分割されて設けられてもよい。
【0055】
前記外側入力部は前記内側入力部の外部を囲む一体型のリング形状で設けられてもよい。
【0056】
前記外側入力部の上段部断面は内側周縁から外側周縁に向かって上向傾斜を有して設けられてもよい。
【0057】
前記外側入力部は前記内側入力部の上部周縁に沿って複数で設けられ、前記外側入力部と内側入力部の間には前記第3方向入力実行後に前記外側入力部を元の位置に復帰させる弾性体がさらに設けられてもよい。
【0058】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた移動支持部と、前記移動支持部にのせられる入力部(前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動して第1方向入力が実行され、前記入力部を前記移動支持部上部で各放射方向に傾けて第2方向入力を実行し、前記入力部上端の各放射方向に対応する周縁を押して第3方向入力を実行する)と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0059】
前記入力部は第1入力部と、前記第1入力部の上部にのせられて前記第3方向入力が実行される第2入力部とを含み、前記第1入力部の縁部には前記第3方向入力時に前記第1入力部の傾きを防ぐ傾き防止爪がさらに設けられてもよい。
【0060】
前記第1入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き時に弾性変形して前記第2方向入力を実行するようにし、前記第2方向入力の実行後に前記第1入力部を元の位置に復帰させる弾性体をさらに含んでもよい。
【0061】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた移動支持部と、前記移動支持部にのせられる入力部(前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動して第1方向入力が実行され、前記入力部上端の各放射方向に対応する周縁を傾けて第2方向入力を実行し、前記入力部上端の各放射方向に対応して周縁を押して第3方向入力を実行する)と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0062】
前記支持部の上部に前記各第2方向指示位置および第3方向指示位置に対応して突出した弾性突起と、前記弾性突起と前記入力部の間に設けられた半円支持部とをさらに含み、前記第2方向入力時には前記半円支持部が前記入力部の傾き方向に回転して前記第2感知部に接触し、前記第3方向入力時には前記半円支持部がそのまま下降して前記第3感知部に接触してもよい。
【0063】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第2方向入力時に前記入力部の傾き方向に弾性変形する弾性体をさらに含んでもよい。
【0064】
前記入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第3方向入力時に前記入力部の傾きを防ぐ入力転換部をさらに含んでもよい。
【0065】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに円板形状で設けられ、下部には前記ベースに向かって突出した棒形状の支持突起が形成された入力部(前記入力部は、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部が各第2方向指示位置に向かって傾く第2方向入力と、前記入力部上端の各第3方向指示位置を押す第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記ベースと入力部の間に設けられて中央に前記支持突起が傾きが可能なように収容される収容溝が形成された支持部と、前記入力部の水平移動を感知する第1感知部と、前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0066】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第2方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0067】
前記入力部は、前記各第2方向指示位置に対応して押圧位置が突出した内側入力部と、前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部とを含んでもよい。
【0068】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部が各第2方向指示位置に向かって傾く第2方向入力と、前記入力部が前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に向かって傾く第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0069】
前記入力部は、内側入力部と、前記内側入力部の縁部に沿って前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部と、前記内側入力部と各外側入力部の間に設けられた弾性体とを含んでもよい。
【0070】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられ、基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力が実行される第1入力部と、中央から放射状に延長された複数の突起を有する星模様を有して前記第1入力部に設けられ、各突起に対応する第2方向指示位置に向かって傾く第2方向入力と、各突起に対応する第3方向指示位置で押しが可能な第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる第2入力部と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【0071】
前記外側入力部は6つの突起を有するが、4つは東西南北の4方向に延長し、残りの2つはそれぞれ東北および西北方向に延長形成されてもよい。
【0072】
一方、上述した目的は、本発明により、ベースと、前記ベースに設けられた入力部(前記入力部は、ジェル(GEL)タイプの弾性変形が可能な材質を含み、基準位置から前記入力部全体または一部が各第1方向指示位置に向かって水平移動する第1方向入力と、前記入力部の上端周縁に沿って各第2方向指示位置で押しによる局部変形が発生する第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第3方向指示位置に向かって前記入力部上端が傾く第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、前記第1方向入力を感知する第1感知部と、前記第2方向入力を感知する第2感知部と、前記第3方向入力を感知する第3感知部と、前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部とを含むデータ入力装置によっても達成される。
【発明の効果】
【0073】
したがって、本発明に係るデータ入力装置によれば、第1方向入力、第2方向入力、第3方向入力の3種類の入力動作を1つの入力部でそれぞれ独立的に実行することができるため、最小の入力空間で所望するすべての文字などのデータを1回の入力動作で迅速かつ正確に入力することができる。
【0074】
また、本発明の他の目的は、前記第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を独立的または組み合わせて用いることにより、3次元グラフィック作業または3次元地図(Map)作業などの多様な分野での活用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明に係るデータ入力装置において第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を説明するための概念図である。
【図2】本発明に係るデータ入力装置において第1方向入力、第2方向入力、および第3方向入力を説明するための概念図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図9】本発明の第5実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図10】本発明の入力部および移動支持部の具体的な実施形態を示す断面図である。
【図11】本発明に係る外側入力部を示す断面図である。
【図12】本発明に係る傾き防止爪を説明するための作動図である。
【図13】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図14】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図15】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図16】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図17】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形実施形態を示す断面図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図19】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図20】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置において入力部の入力動作を示す断面斜視図である。
【図21】本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置の変形例を示す断面斜視図である。
【図22】本発明の第3実施形態に係る入力部の入力動作を示す作動図である。
【図23】本発明に係るデータ入力装置の入力部側の拡大斜視図である。
【図24】本発明に係るデータ入力装置の入力部側の拡大斜視図である。
【図25】本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図26】本発明の第5実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図27】本発明の第6実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図28】本発明の他の実施形態であって、移動、押し、押しで構成されたデータ入力装置の平面度および斜視図である。
【図29】本発明の他の実施形態であって、移動、傾き、傾きで構成されたデータ入力装置の断面図である。
【図30】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図31】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図32】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図33】本発明の第1実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【図34】本発明に係る入力部の多様な実施形態を示す断面図である。
【図35】本発明に係る入力部の多様な実施形態を示す断面図である。
【図36】本発明に係るデータ入力装置をマウスとして用いる場合の各機能を説明するための概念図である。
【図37】タッチスクリーンで各方向入力例を説明するための概念図である。
【図38】不動式における各方向入力別の圧力値例を示す表である。
【図39】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図40】本発明に係るデータ入力装置の多様な変形例を示す断面図である。
【図41】本発明に係るデータ入力装置をコントローラとして用いる場合を説明するための作動図である。
【図42】本発明に係るデータ入力装置をコントローラとして用いる場合を説明するための作動図である。
【図43】本発明に係るデータ入力装置を利用した派生語および予測語入力を説明するための概念図である。
【図44】本発明に係るデータ入力装置を利用した派生語および予測語入力を説明するための概念図である。
【図45】本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の斜視図である。
【図46】本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の斜視図である。
【図47】本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0076】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。
【0077】
図1を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、ベース110と、ベース110に設けられた入力部10(前記入力部10は、所定の入力半径内で基準位置Sから放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置m1のうちのいずれか1つに水平移動する第1方向入力M1と、水平位置から基準位置Sを中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置m2のうちのいずれか1つに向かって入力部10全体が傾き移動する第2方向入力M2と、入力部10自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力M3がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる)と、入力部10の水平移動を感知する第1感知部31と、入力部10の傾き移動を感知する第2感知部32と、第3方向入力M3を感知する第3感知部33と、第1感知部31、第2感知部32、および第3感知部33の感知結果に基づいて各第1方向指示位置m1に割り当てられた第1文字、第2方向指示位置m2に割り当てられた第2文字、および第3方向指示位置m3に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部(図示せず)とを含む。
【0078】
以下、構成別に詳しく説明する。
【0079】
入力部10はベース110に設けられ、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる。
【0080】
第1方向入力M1は、図1の(a)に示すように、入力部10がベース110に設けられた所定の入力半径内において、基準位置Sから基準位置Sを中心として放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置m1のうちのいずれか1つに水平移動することによって実行される。
【0081】
ここで、上述した水平移動とは、ベース110に対する厳密な意味での水平のみを意味するものではなく、入力部10が基準位置Sから各第1方向指示位置m1に向かって横方向に移動することをすべて含む。
【0082】
第1方向指示位置m1は、図20に示すように、基準位置Sを中心として放射状に離隔配置され、各第1方向指示位置m1には文字、記号、数字、機能命令などの各種データが割り当てられている。
【0083】
第1方向指示位置m1は必要に応じて多様な数で設けられてもよく、例えば、4個が設けられてもよく、8個が設けられてもよく、12個が設けられてもよい。
【0084】
また、第1方向指示位置m1の数は、後述する第2方向指示位置m2および第3方向指示位置m3の数と同じであってもよく、異なってもよい。
【0085】
第1感知部31は、入力部10の水平移動を感知するように設けられる。
【0086】
第1感知部31は多様な種類で設けられてもよいが、入力部10の移動経路上に設けられ、入力部10の移動時に入力部10の接触を感知する接触センサとして設けられてもよく、入力部10の加圧接触による圧力を感知する圧力センサとして設けられてもよく、光センサとして設けられてもよい。
【0087】
これにより、制御部は、入力部10の移動がどの第1感知部31で感知されたかを判断し、該当する第1方向指示位置m1に割り当てられた文字、記号、数字などをメモリ部から抽出して入力する。
【0088】
一方、第1方向入力M1は、入力部10が基準位置Sを中心として円周移動をしながら実行されてもよいが、この場合、有効な入力信号の選択方法は、最初または最終値のうちのいずれか1つのみを有効に判断してもよく、2つすべてを有効に判断してもよい。
【0089】
一方、第1方向入力M1は、水平移動距離によって2段以上の多段入力が可能なように設けられてもよい。
【0090】
多段入力であるか否かの判別は多様な方法によって実行が可能であるが、例えば、入力部10の移動経路上に2つ以上の第1感知部31を配置した場合には、入力部10の移動が感知された第1感知部31の数によって多段入力であるか否かを判別してもよい。また、第1感知部31が圧力センサとして設けられた場合には、第1感知部31に向かって加圧される加圧力の強度によって多段入力であるか否かを判別してもよい。
【0091】
第2方向入力M2は、基準位置Sを中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置m2のうちのいずれか1つに向かって入力部S10全体が傾き移動することによって実行される。
【0092】
ここで、「傾き移動」とは、図1の(b)および図2に示すように、入力部10全体が所定の第2方向指示位置m2に向かって傾きながら(入力部10の中心点の移動が伴う)移動することをいう。
【0093】
反面、第3方向入力M3でいう「傾き」とは、図1のCおよび図2に示すように、入力部10が中心を維持したままで所定の第3方向指示位置m3に向かって傾くことをいう。
【0094】
第2感知部32が入力部10の傾き移動を感知する方法は多様に設けられてもよいが、例えば、図2に示すように、入力部10の縁部が傾き移動によって移動して接触することを感知してもよい。
【0095】
一方、第2方向入力M2は、入力部10の傾き移動の程度によって2段以上の多段入力が可能なように設けられるが、例えば、図2に示すような構成の場合、入力部10の縁部に傾き移動程度によって順に第2感知部32に接触するように段差を形成してもよく、入力部10の傾き移動の加圧力の差によって多段入力を区分してもよい。
【0096】
入力部10の傾きは、具体的に図34に示すように、例えば、逆三角形断面形状の入力部10によって実現されてもよい。
【0097】
この場合、逆三角形の頂点が移動支持部43に固定され、各放射方向に傾いたり押したりする動作によって第2方向入力M2および第3方向入力M3が実行され、水平に押す動作によって第1方向入力M1が実行される。
【0098】
また、入力部10は、図3に示すように、下部面が上向湾曲した半円形状を有したり、図35に示すように、「U」字形の下向湾曲した半円形状を有したりしてもよい。
【0099】
入力部10の下部面が「U」字形で設けられる場合、傾く面が他の実施形態とは異なって反対方向に形成され、図40のように第2方向入力M2が実行される。
【0100】
この場合、本発明がウェアラブルの入力装置として用いられる場合に、傾き移動が水平の下方向に進められるのではなく、上方向に押し上がりながら実行される。
【0101】
このような入力部10の傾き移動は、接触センサだけでなく、光センサ、磁気センサなどの空間感知が可能な多様な感知部によって感知が可能であることはもちろんである。
【0102】
第3方向入力M3は、入力部10自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つを選択することによって実行される。
【0103】
第3方向入力M3は多様な構成で設けられてもよいが、例えば、図1の(c)に示すように、入力部10が複数の第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つに向かって傾いて入力されてもよい。
【0104】
また、第3方向入力M3は、入力部10に各第3方向指示位置m3に対応して設けられた複数の押し部(図示せず、例えば押しボタンなど)のうちのいずれか1つを選択することによって実行されてもよい。
【0105】
押し部は多様な位置に設けられてもよく、入力部10の上段、入力部10と支持部41の間、または支持部41の下に設けられてもよい。
【0106】
第3感知部33は第3方向入力M3の種類によって多様に設けられてもよいが、例えば、第3方向入力M3が押し部によって実行される場合には、入力部10の該当する第3方向指示位置m3に押しスイッチ、ラバードーム、圧力センサ、接触センサなどで設けられてもよく、第3方向入力M3が入力部10の傾きによって実行される場合には、上述した第2感知部32と同じように設けられてもよい。
【0107】
ここで、第3方向入力M3も、入力部10の傾き角度または押し部19の押し距離や押し圧力の強度によって2段以上の多段入力が可能なように設けられてもよいことはもちろんである。
【0108】
制御部は、第1感知部31、第2感知部32、および第3感知部33の感知結果に基づいて各第1方向指示位置m1に割り当てられた第1文字、各第2方向指示位置m2に割り当てられた第2文字、および各第3方向指示位置m3に割り当てられた第3文字をメモリ部(図示せずから抽出して入力する。
【0109】
上述した第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3はそれぞれ独立的に実行可能であるが、互いに順に実行されてもよく、同時に実行されてもよい。
【0110】
すなわち、本発明に係るデータ入力装置は、上述した3種類の入力動作(水平移動、傾き移動、押しまたは傾き)をすべて独立的に実行してもよい。
【0111】
したがって、水平移動、傾き移動、押しまたは傾きのうちのいずれか1つが所定の方向指示位置に実行された状態で、他の1つを同じまたは他の方向に実行してもよい。
【0112】
例えば、押しまたは傾き(第3方向入力M3)は、傾き移動(第2方向入力M2)が実行されない状態で実行されてもよく、傾き移動が所定の方向指示位置に実行された状態で他の方向指示位置に実行されてもよい。
【0113】
したがって、本発明に係るデータ入力装置は、子音+母音+子音などの3音素を1回の入力動作によって実行することができ、3次元コンテンツ操作時には、コンテンツの移動、3次元回転、拡大および縮小や平面回転を同時に実行することができる。
【0114】
図20は、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3がすべて実行された状態の入力部10の断面斜視図である。
【0115】
図面を参照すれば、第1方向入力M1は第1方向指示位置m13方向に水平移動して実行され、第2方向入力M2は第2方向指示位置m21方向に入力部10が傾き移動して第2突出部72がベース110に接触した状態であり、第3方向入力M3は第3方向指示位置m33方向に入力部10が傾いて第3突出部73がベース110に接触した状態である。
【0116】
上述した第1方向指示位置m1、第2方向指示位置m2、または第3方向指示位置m3に割り当てられるデータは、種類に制限なく設けられてもよい。
【0117】
例えば、ハングル文字、アルファベット、日本語文字などが割り当てられてもよく、記号や数字または各種機能命令が割り当てられてもよい。
【0118】
文字が割り当てられる場合には、母音文字と子音文字がそれぞれ他の方向指示位置に分割されて割り当てられてもよい。例えば、第1方向指示位置m1、第2方向指示位置m2、または第3方向指示位置m3のうちのいずれか1つには母音文字が割り当てられ、残りの方向指示位置には子音文字が割り当てられてもよい。
【0119】
または、ハングル文字は第1方向指示位置m1に、アルファベットは第2方向指示位置m2に割り当てられ、日本語文字は第3方向指示位置m3に割り当てられてもよい。
【0120】
この場合、各方向指示位置m1、m2、m3の数および多段入力を活用すれば、割り当てられる文字の数を自由に調節することができる。
【0121】
例えば、第1方向指示位置m1を8個とし、第1方向入力M1が2段で構成されれば、第1方向入力M1によって16個の文字入力が可能となり、第2方向入力M2および第3方向入力M3も同じように構成すれば、合計48個の文字入力が可能となる。
【0122】
一方、第1方向入力M1によっては文字入力を実行し、第2方向入力M2によっては数字入力をし、第3方向入力M3によっては記号および各種機能命令を実行してもよい。
【0123】
ここで、上述した各方向指示位置m1、m2、m3への文字割り当て方法、方向指示位置の個数、および多段入力の可否は、必要に応じて多様に変形して用いてもよいことを明らかにする。
【0124】
中央入力Cは、入力部10の中央に設けられた中央入力キー17の選択または入力部10全体がベース110に対して昇降のうちの1つ以上の方法によって実行される。
【0125】
中央入力キー17は、図2に示すように、入力部10の中央に設けられ、入力部10とは別途に上下に昇降しながら中央入力Cを実行してもよい。
【0126】
または、図18に示すように、入力部10全体が上下に昇降しながら実行してもよい。
【0127】
一方、中央入力Cは、2段以上の多段入力が実行可能なように設けられてもよいが、上述した第1方向入力M1などで説明した多様な方法が用いられてもよい。
【0128】
中央組み合わせ入力CMは中央入力Cと第1方向入力M1、中央入力Cと第2方向入力M2、または中央入力Cと第3方向入力M3が組み合わされて実行される。
【0129】
例えば、中央組み合わせ入力CMは、図33において、中央入力キー17を押したままで第1方向入力M1または第2方向入力M2が実行されることをいい、図18に示すデータ入力装置の場合には、入力部10全体を下降させた後に水平移動、傾き移動、または傾きを実行することをいう。
【0130】
中央組み合わせ入力CMが実行される場合には、第1方向指示位置m1、第2方向指示位置、m2、または第3方向指示位置m3に本来割り当てられた文字とは異なった文字または機能命令が実行されてもよい。
【0131】
例えば、第1方向入力M1を単独で実行する場合にはハングル文字が入力されるようにし、中央入力Cと第1方向入力M1の組み合わせによってはアルファベットが入力されるなどがこれに該当する。
【0132】
したがって、本発明に係るデータ入力装置は、中央組み合わせ入力CMによって新たなデータ入力が可能であるため、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3に割り当てられる入力容量を2倍に拡張できるようになる。
【0133】
ここで、前記中央組み合わせ入力CMは、中央入力Cと組み合わせられる各方向入力の順序によって互いに異なる入力信号が発生してもよい。
【0134】
例えば、中央入力Cを先に実行して方向入力を実行する場合と、方向入力を先に実行して中央入力Cを後に実行する場合では、それぞれ異なる入力信号が発生する。
【0135】
また、中央組み合わせ入力CMは、中央入力Cと2つ以上の方向入力が組み合わせられるが、例えば、第1方向入力M1、中央入力C、第3方向入力M3順に組み合わせられてもよく、第2方向入力M2、中央入力C、第1方向入力M1順に組み合わせられてもよい。
【0136】
もちろん、中央組み合わせ入力CMを構成する各入力動作、すなわち、中央入力C、第1方向入力M1、第2方向入力M2、または第3方向入力M3のうちの1つ以上は多段で構成されてもよいことはもちろんである。
【0137】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、各方向入力が2つ以上組み合わせられる方向組み合わせ入力MMが実行可能なように設けられてもよい。
【0138】
方向組み合わせ入力MMとは、第1方向入力M1、第2方向入力M2、または第3方向入力M3のうちのいずれか1つが先に実行された状態で続いて他の1つが実行されるとき、新たな入力信号を発生させることをいう。
【0139】
例えば、12時方向に第1方向入力M1を実行した状態で3時方向に第2方向入力M2を実行したり、6時方向に第2方向入力M2を実行した状態で9時方向に第3方向入力M3を実行する。
【0140】
方向組み合わせ入力MMは、個別的な各入力動作に割り当てられた文字を順に入力するのではなく、2つ以上の入力動作によって新たな1つのデータを入力する。
【0141】
方向組み合わせ入力MMは、組み合わせられた各方向入力の種類およびその組み合わせ順序によって異なる入力信号が発生してもよく、組み合わせられた各方向入力の種類が同じであれば同じ入力信号を発生させてもよい。
【0142】
または、方向組み合わせ入力MMを構成する各入力動作が多段であるか否かによって異なる入力信号を発生させてもよい。
【0143】
すなわち、第1方向入力M1、1段の第2方向入力M2、第3方向入力M3によって組み合わせられた方向組み合わせ入力MMと、第1方向入力M1、2段の第2方向入力M2、および第3方向入力M3によって組み合わせられた方向組み合わせ入力は互いに区別されてもよい。
【0144】
一方、入力部10は、ベース110に2つ以上に設けられてもよい。
【0145】
入力部10をベース110に左右に2つまたは上下に2つ設けてもよい。
【0146】
この場合、2つの入力部10を介したデータ入力方法はより多様に構成されてもよい。例えば、左側の入力部10によっては文字入力を実行し、右側の入力部10によっては数字、記号、または各種機能命令を入力してもよい。
【0147】
または、文字入力をする場合にも、子音文字と母音文字をそれぞれ2つの入力部10に分割して配置してもよい。
【0148】
以下、本発明の具体的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0149】
図3には、本発明の第1実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0150】
図面を参照すれば、内側入力部14は、例えば、円板形状で設けられ、上部面の周縁に沿って設けられた押圧位置によって第3方向入力M3が実行可能なように設けられてもよい。
【0151】
内側入力部14の下部には移動支持部43が設けられているが、移動支持部43の上部面は上部に向かって湾曲した半円形状を有し、内側入力部14の下部は移動支持部43の上部面に対応する形状で設けられ、内側入力部14が移動支持部43の上部面に沿って傾きながら第2方向入力を実行できるように設けられる。
【0152】
このとき、第2方向入力M2は、内側入力部14の縁部に沿って設けられた外側入力部16によって実行される。
【0153】
外側入力部16は各第2方向指示位置m2別に分割され、複数で設けられてもよく、全体が一体型であるリング形状で設けられてもよい。
【0154】
一方、外側入力部16の上部断面は、内側から外側に向かうほど上向傾斜するようにし、傾きが容易に実行されるようにすることが好ましい。
【0155】
ここで、前記湾曲した模様は上向湾曲であってもよく、図35または図40に示すように、下向湾曲であってもよいことはもちろんである。
【0156】
一方、第1方向入力M1は、内側入力部14、外側入力部16、および移動支持部43全体が各第1方向指示位置m1に向かって移動しながら実行される。
【0157】
図4には、本発明の第2実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0158】
図4の(a)を参照すれば、第1実施形態と同様に、内側入力部14の外部に外側入力部16が設けられており、第3感知部33は外側入力部16に設けられており、外側入力部16を押して第3方向入力を実行するように設けられる。
【0159】
一方、第2感知部32は内側入力部14に設けられており、内側入力部14を傾けて実行される。
【0160】
また、第1方向入力M1は、内側入力部14、外側入力部16、および移動支持部43全体を水平移動して実行される。
【0161】
一方、図4の(b)に示すように、内側入力部14の外部に第1外側入力部16aと第2外側入力部16bが備えられて第1〜第3方向入力が実行されるように設けられてもよい。すなわち、第1方向入力は、前記内側入力部14を水平移動して実行され、第2方向入力は前記第2外側入力部16bを傾き移動して実行され、第3方向入力は前記第2外側入力部16bを押して第1外側入力部16aが共に押されるようにして実行される。
【0162】
図5には、本発明の第3実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0163】
図面を参照すれば、本実施形態では、第2感知部32と第3感知部33が一体形になっており、入力部10を各第2方向指示位置m2に向かって傾ければ第2感知部32が傾きながら第2方向入力M2が実行され、入力部10の周縁に位置した各押圧位置を押せば第3方向入力M3が実行される。
【0164】
同じように、入力部10全体を各第1方向指示位置m1に向かって水平移動させれば、第1方向入力M1が実行される。
【0165】
図6には、本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0166】
図面を参照すれば、本実施形態でも、押しを感知する第3感知部33と、傾きを感知する第2感知部32が一体形で設けられる。
【0167】
したがって、入力部10全体を各第1方向指示位置m1に向かって押せば第1方向入力M1が実行され、入力部10の周縁に位置した押圧位置を押せば第3方向入力M3が実行され、入力部10を各第2方向指示位置m2に向かって傾ければ第2方向入力M2が実行される。
【0168】
図7は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0169】
図面を参照すれば、移動支持部43の下部には各第3方向指示位置m3に対応して押しを感知する第3感知部33が設けられており、第1入力部11の周縁には各第2方向指示位置m2に対応して第2感知部32が設けられている。
【0170】
一方、第1入力部11の上部にはリング形態の第2入力部13が設けられており、第2方向入力M2時に第2入力部13が傾斜面に沿って傾きながら第2感知部32に接触すれば、第2方向入力M2が実行されるようになっている。
【0171】
一方、第1方向入力M1は、入力部10全体が水平方向に移動することによって実行される。
【0172】
図8は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置の断面図である。
【0173】
図面を参照すれば、入力部10は円板形状で設けられ、下部面の中央にはベース110に向かって突出した棒状の支持突起18が設けられている。
【0174】
一方、入力部10の下部には、支持突起18が傾きが可能なように収容される移動支持部43が設けられている。これにより、移動支持部43の収容溝が支持突起18の傾きを安全にガイドする。
【0175】
一方、第1方向入力M1は、入力部10と移動支持部43全体が水平方向に移動することによって実行され、第2方向入力M2は入力部10の傾きによって実行され、第3方向入力M3は入力部10の第3方向指示位置を押すことによって実行される。
【0176】
図9は、本発明の第4実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0177】
図面を参照すれば、入力部10は中央に「工」字形状で設けられた中央の入力部10aと、円板形状の上段および下段入力部10b、10cとで構成されており、中央の入力部10aは弾性体56によってそれぞれ上段および下段の入力部10b、10cと連結している。
【0178】
これにより、第1方向入力M1を実行するときには3つの入力部10a、10b、10cが一体で水平移動し、第2方向入力M2を実行するときには中央の入力部10aが傾きながら移動支持部43の上段に設けられた第2感知部32に感知されて実行される。
【0179】
一方、第3方向入力M3は、上段の入力部10bを押せば下段の入力部10cに設けられた第3感知部33に接触感知されながら実行される。
【0180】
図10には、本発明の具体的な実施形態が示されている。
【0181】
図面を参照すれば、入力部10の外側縁部には第2突出部72が形成されており、第2方向入力M2時に第2突出部72が傾きながら移動支持部43に設けられた第2感知部32に接触しながら第2方向入力M2が実行される。
【0182】
このとき、第2突出部72の一側には支持ステップ突起18aが形成され、移動支持部43には支持ステップ18bが形成されており、第3方向入力M3によって入力部10の周縁を押す場合に第2突出部72が下降しながら第2感知部32に接触し、第2方向入力M2が実行されることを防ぐようにする。
【0183】
したがって、支持ステップ18bによって第2方向入力M2と第3方向入力M3を極めて効果的に区分して入力することができる。
【0184】
一方、入力部10の下部面には周縁に沿って第3突出部73が形成され、第3突出部73に対応する移動支持部43の上面には第3方向入力M3時に第3突出部73が下降して接触する第3感知部33が設けられる。
【0185】
また、入力部10の下部面中央には、中央入力Cのために移動支持部43に設けられた中央入力感知部35に向かって突出した第3突出部73が設けられる。
【0186】
第1方向入力M1は入力部10と移動支持部43全体が水平移動しながら実行され、これを感知するために、ベース110の内側縁部には移動支持部43の接触を感知する第1感知部31が設けられる。
【0187】
図11には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0188】
図面を参照すれば、入力部10は、下部面が湾曲した形状を有するキャップ形状の第1入力部11と、第1入力部11の上部面に周縁に沿って設けられた複数の第2入力部13とを含む。
【0189】
ここで、第2入力部13は、全体が連結して一体型のリング形状で設けられてもよいことはもちろんである。
【0190】
これにより、第2方向入力M2は第1入力部11と第2入力部13が同時に傾きながら実行され、第3方向入力M3は各第2入力部13を押して実行する。
【0191】
このとき、第1入力部11と第2入力部13の間には弾性体56が設けられており、第2方向入力M2と第3方向入力M3を区分すると同時に、第3方向入力M3実行後に第2入力部13を元の位置に復帰させる機能を実行する。
【0192】
図12には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0193】
図面を参照すれば、入力部10は傾きによって第2方向入力M2を実行する第1入力部11と、第1入力部11の上部に設けられて傾きまたは押しによって第3方向入力M3を実行する第2入力部13とが設けられている。
【0194】
これにより、第3方向入力M3を実行するときには、図12の(a)に示すように、第1入力部11は水平位置を維持して第2入力部13のみが傾き(または押され)、第2方向入力M2を実行するときには、図12の(b)に示すように、第1入力部11と第2入力部13が同時に傾く。
【0195】
このとき、第3方向入力M3時に第1入力部11が傾くことを防ぐために、第1入力部11の縁部には傾き防止爪18cがさらに設けられる。
【0196】
したがって、押し(第3方向入力M3)の場合には傾き防止爪18cによって傾き(第2方向入力M2)が固定され、第2方向入力M2を実行するときにのみ第1入力部11を各第2方向指示位置m2に傾ければ傾き防止爪18cが解除(または離脱)されながら傾きが実行される。
【0197】
このような構成は、上述した第3実施形態において、第2方向入力M2と第3方向入力M3を互いに区分するときに容易である。
【0198】
図13には、第3実施形態をより具体的に説明するためのデータ入力装置が示されている。
【0199】
図面を参照すれば、第2方向入力M2と第3方向入力M3の実行は上述した第3実施形態と同じであるが、本実施形態では、第1入力部11下段の弾性体56が傾き動作時に弾性変形しながら第1入力部11が下降する。
【0200】
これは、第1入力部11を所定の方向に水平移動した後に移動方向の反対方向に傾くときにより効果的である。例えば、本発明に係るデータ入力装置を利用して3次元ゲームを実行するとき、ゲームキャラクタの移動を入力部10の水平移動で操作し、ゲームキャラクタの視線処理を入力部10の傾きで操作するときに、ゲームキャラクタを北方向に移動した後に空を見つめるとき南方向に傾くときに用いることができる。
【0201】
図14には、本発明に係るデータ入力装置において、傾きによる第2方向入力M2と押しによる第3方向入力M3を区別して入力するための構成が示されている。
【0202】
図面を参照すれば、入力部10の下段に第3弾性体56cを設け、移動支持部43には突起54、第1弾性体56a、および第3弾性体56cを設けることにより、押しによる第3方向入力M3を実行するときには突起54が第2弾性体56bと第3弾性体56cの高さの差によって係止するようになって傾きが実行されないようにし、第2方向入力M2実行時には入力部10を下方に加圧して突起54を移動支持部43内部に収容させる一方、第2弾性体56bを弾性変形させて第2弾性体56bと第3弾性体56cの高さの差を減らすことにより、入力部10が突起54に係止せずに傾きが実行されるようにする。
【0203】
一方、上述した構造は、傾きと押しの区別だけでなく、入力部10を傾けるときにクリック感を与えられる効果がある。
【0204】
図15には、上述した第4実施形態において、第3方向入力M3による押し点と第2方向入力M2による傾き点が若干異なる例である。
【0205】
図面を参照すれば、入力部10は、上部に中央を中心として所定の厚さだけシワが形成されている。したがって、第3方向入力M3を実行するときには入力部10の前記シワ形成部位を押して実行し、第2方向入力M2を実行するときには前記シワ形成部位を加圧して入力部10が傾くようにする。
【0206】
図16には、第2方向入力M2による傾き点と第3方向入力M3による押し点が同じ場合のデータ入力装置が示されている。
【0207】
図面を参照すれば、移動支持部43には入力部10に向かって弾性突起43aが設けられており、弾性突起43aと入力部10の間には上向湾曲した形状の半円支持部43bが設けられている。
【0208】
これにより、図16の(b)に示すように、第3方向入力M3実行時には押し圧力によって弾性突起43aで半円支持部43bがそのまま下降して第3感知部33に接触し、第2方向入力M2実行時には入力部10を傾き方向に半円支持部43bが所定の角度だけ回動しながら第2感知部32に接触する。
【0209】
図17には、移動支持部43の下に弾性体56を介在することにより、第3方向入力M3時に入力部10の所定の方向を押すようになれば、移動支持部43自体が弾性体56によってより傾くようになる例を示す。この場合、移動支持部43がベース110から所定の間隔だけ離隔するため、第1方向入力M1を実行する方向と正反対の方向に第2方向入力M2を共に実行するとき、例えば、入力部10を北側方向に移動させた状態で南側方向に傾きを実行するときにより円滑に実行することができる。
【0210】
図18には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0211】
図面を参照すれば、入力部10の下部とベース110の間に入力部10に向かって湾曲した半球形状の支持部41が設けられる。
【0212】
このとき、入力部10は支持部41の上部面に対応する下部接触面を有し、支持部41に沿って傾き移動する第1入力部11と、第1入力部11の上部面に載置して第1入力部11の上部面に沿って水平移動する第2入力部13とを含む。
【0213】
すなわち、第1入力部11の下部面は支持部41の湾曲面に対応する形状で設けられ、湾曲面に沿って移動しながら傾き移動が実行され、第1入力部11の上部面は第2入力部13が水平移動が可能なように平たい面で形成される。
【0214】
ここで、前記第1入力部11の上部面は第2入力部13の水平移動が可能なように多様に設けられてもよいが、例えば、第1入力部11の上部面を凹むように形成し、第1入力部11の傾き時にユーザが第2入力部13の滑り(水平移動)を意図としない限り、第2入力部13が第1入力部11に対して相対移動しないようにしてもよい。この場合、第2入力部13の水平移動を実行するためには、第2入力部13が第1入力部11から所定の間隔で離隔した後に移動してもよい。
【0215】
これにより、第2方向入力M2時には第1入力部11と第2入力部13が一体に傾き移動したり、第2方向入力M2時には第1入力部11は元の位置にいて第2入力部13のみが第1入力部11上で水平移動する。
【0216】
支持部41の下部には、第3方向指示位置m3に対応して突出し、第3方向入力M3時に移動して第3感知部33に接触する第3突出部73が設けられる。
【0217】
また、支持部41の下部には、入力部10の中央に対応してベース110に向かって突出し、中央入力C時に中央入力感知部35に接触する中央突出部75が設けられる。
【0218】
第1感知部31は、第2入力部13の水平移動時に第2入力部13の縁部が接触するように各第1方向指示位置m1に対応してベース110の内側縁部に配置される。
【0219】
第2感知部32は、第1入力部11の傾き移動時に第1入力部11の縁部が接触するように各第2方向指示位置m2に対応してベース110の底面に配置される。
【0220】
このとき、第1入力部11と第2入力部13の間に設けられ、第1入力部11の傾き移動または第2入力部13の水平移動が選択的に実行されるようにする入力転換部53をさらに含んでもよい。
【0221】
入力転換部53は多様に設けられてもよいが、例えば、図18に示すように、第1入力部11の上部中央または一側に1つ以上の収容溝55を形成し、収容溝55に対応する第2入力部13の下部面には突起54を形成し、突起54と収容溝55の間には突起54を収容溝55外部に押し出す弾性体56を設けてもよい。
【0222】
これにより、第1方向入力M1を実行するときには突起54が弾性体56に押されて収容溝55外部に位置した状態であるため、第2入力部13が第1入力部11に対して水平移動が可能なようになり、第2方向入力M2を実行するときには第2入力部13を下方に向かって加圧し、突起54が収容溝55に収容されれば第2入力部13が第1入力部11に対して固定されるため、第1入力部11と第2入力部13が同時に傾き移動が可能なようになる。
【0223】
図19〜図21には、本発明の多様な実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0224】
図面を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、入力部10の下部とベース110の間に入力部10に向かって湾曲した半球形状を有し、第1方向入力M1時に入力部10と共に水平移動する移動支持部43を含む。
【0225】
本実施形態に係る移動支持部43は、第1方向入力M1時に入力部10と共に水平移動するという点において、図18に示す実施形態における支持部41と差がある。
【0226】
移動支持部43の下部には、ベース110に配置された第3感知部33に向かって突出した第3突出部73と、中央入力感知部35に向かって突出した中央突出部75とが形成される。
【0227】
このとき、入力部10は、移動支持部43の上部面の形状に対応する下部接触面が形成され、移動支持部43に沿って傾き移動して第2方向入力M2が実行される。
【0228】
図22を参照すれば、本実施形態に係るデータ入力装置は、入力部10の水平移動による第1方向入力M1と傾き移動による第2方向入力M2がそれぞれ独立的に順にまたは同時に実行可能なように設けられる。
【0229】
すなわち、図22の(a)は、入力部10が先に傾き移動して第2方向入力M2が実行された後に傾き移動した状態で水平移動しながら第1方向入力M1が実行されたことを示すものであり、図22の(b)は、入力部10の水平移動による第1方向入力M1が先に実行されて続いて傾き移動による第2方向入力M2が実行される過程を示すものである。
【0230】
図22の(c)は、スティック形態の支持部43によって支持された入力部10で水平移動および傾き移動の例を示すものであって、支持部43とは、入力部10の具体的な形状と関係なく、本明細書で定義した水平移動および傾き移動が多様に変更されることを示すものである。
【0231】
入力部10の縁部には、各第2方向指示位置m2に対応して第2感知部32に向かって突出した第2突出部72がさらに設けられる。
【0232】
この場合、第1方向入力M1時に入力部10が移動支持部43上で傾き移動にしないようにする入力転換部53がさらに設けられてもよい。入力転換部53は多様な構成で設けられてもよいが、例えば、上述した第2実施形態における構成が同じように適用されてもよい。
【0233】
入力部10の縁部には、図20および図21に示すように、第2突出部72がさらに設けられてもよい。または、第2感知部32も、図21に示すように、ベース110ではなく移動支持部43に設けられてもよい。
【0234】
一方、図21に示すように、移動支持部43とベース110の間に設けられ、第1方向入力M1時に入力部10および移動支持部43を基準位置Sに復帰するようにするリターン部材51をさらに含んでもよい。
【0235】
図25を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、ベース110と、ベース110に設けられて第1方向入力M1と、第3方向入力M3と、中央入力Cがそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる入力部10と、入力部10の下部とベース110の間に設けられて入力部10の水平移動および傾きを支持する支持部41と、第1方向入力M1を感知する第1感知部31と、第3方向入力M3を感知する第3感知部33と、中央入力Cを感知する中央入力感知部35と、制御部とを含む。
【0236】
ここで、第1方向入力M1は入力部10が支持部41の上部面に沿って水平移動しながら実行され、第3方向入力M3は入力部10の傾きによって支持部41の下部に設けられた第3突出部73が第3感知部33に接触することによって実行される。
【0237】
一方、本実施形態における中央入力Cは、入力部10がベース110に対して昇降して実行される。
【0238】
支持部41は、下部に前記入力部10の中心からベース110に向かって突出した中央突出部75と、各第3方向指示位置m3に対応する位置からベース110に向かって突出した第3突出部73とが設けられている。
【0239】
第1感知部31は、ベース110の内側縁部に沿って各第1方向指示位置m1に対応して設けられ、第1方向入力M1時に入力部10の接触を感知する。
【0240】
ここで、入力部10の縁部に沿って各第1感知部31に向かって突出した第1突出部71をさらに含んでもよい。
【0241】
また、入力部10とベース110の間には、第1方向入力M1時に入力部10を前記基準位置Sに復帰するようにするリターン部材51がさらに設けられてもよい。
【0242】
第3感知部33は第3方向入力M3時に第3突出部73の接触を感知し、中央入力感知部35は中央入力C時に中央突出部75の接触を感知する。
【0243】
図26および図27を参照すれば、本発明に係るデータ入力装置は、ベース110と、ベース110に設けられて第1方向入力M1と、第3方向入力M3がそれぞれ独立的に実行可能なように設けられた入力部10と、入力部10の下部とベース110の間に設けられて入力部10の水平移動および傾きを支持する支持部41と、一端が入力部10の下部に延長されたロード15と、ロード15の他端に設けられて入力部10の水平移動によるロード15の移動方向を感知する第1感知部31と、支持部41の下部に各第3方向指示位置m3に対応して設けられて第3方向入力M3時に支持部41と接触する第3感知部33と、制御部とを含む。
【0244】
本実施形態において、第1方向入力M1は、入力部10が支持部41の上部面に沿って水平移動しながら実行される。
【0245】
この場合、入力部10の下部にはロード15の一端が連結しており、入力部10が所定の方向に移動した場合、入力部10の移動方向がロード15を介して第1感知部31に伝達される。
【0246】
一方、支持部41は、入力部10の水平移動および傾き(または押し)を支持するように設けられる。
【0247】
支持部41は多様な形状で設けられてもよいが、図26に示すように、リング形状または各第3方向指示位置m3ごとに分割された扇形形状の板で設けられてもよく、図27に示すように、円板形状で設けられてもよい。
【0248】
これにより、入力部10が所定の第3方向指示位置m3に向かって傾いたり押されたりする場合、支持部41もこれに伴って傾いたり押されたりするようになり、支持部41の下部に位置した第3感知部33がこれを感知する。
【0249】
一方、支持部41が分割された板で設けられる場合には、入力部10の傾きによって押されて押し部のように下部に移動して第3感知部33に接触してもよい。
【0250】
図28は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0251】
本実施形態では、上述した実施形態とは異なり、第1方向入力M1は入力部10の水平移動によって実行され、第2方向入力M2および第3方向入力M3はすべて入力部10の押しによって実行される。
【0252】
入力部10は、例えば、X字形態で4つの延長部が形成された内側入力部14と、前記延長部の間にそれぞれ設けられた4つの外側入力部16とで構成されてもよい。
【0253】
これにより、第1方向入力M1を実行するときには内側入力部14と外側入力部16全体が水平移動しながら実行され、第2方向入力M2を実行するときには内側入力部14の各延長部を押して実行し、第3方向入力M3を実行するときには外側入力部16を押して実行する。
【0254】
ここで、第2方向入力M2と第3方向入力M3は内側入力部14の延長部と外側入力部16を同時に押して実行してもよいため、例えば、内側入力部14の水平移動状態で一方向を押し、第2方向入力M2を実行すると同時に他の方向の外側入力部16を押すことが可能である。
【0255】
図29には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置が示されている。
【0256】
本実施形態に係るデータ入力装置は、第1方向入力M1は内側入力部14の水平移動によって、第2方向入力M2は内側入力部14の傾きによって、第3方向入力M3は外側入力部16の傾きによって実行される。
【0257】
すなわち、第3方向入力M3時には内側入力部14の上部周縁に沿って設けられた外側入力部16を傾けて(図29の右側参照)実行する。
【0258】
ここで、弾性体56は、第2方向入力M2と第3方向入力M3を区分すると同時に、第3方向入力M3実行後に外側入力部16を元の位置に復帰させる機能を実行する。
【0259】
図30は、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置を示す図である。
【0260】
図面を参照すれば、円板形状の第1入力部11は、前後左右に水平移動しながら第1方向入力を実行し、第1入力部11に設けられた星模様の第2入力部13は各突起方向に傾きながら第2方向入力M2を実行し、押しよって第3方向入力M3を実行する。
【0261】
ここで、第2入力部13は多様な数の突起を有してもよく、例えば、図面に示すように、5個の突起を有する場合には、押しに5個の入力信号、移動によって5個の入力信号、傾きによって5個の入力信号を発生させてもよい。
【0262】
したがって、入力部10を2個で設ければ、合計30個の入力信号を発生させることができる。
【0263】
また、突起の数は同じであっても傾きと押しの数は異なってもよい。例えば、図面に示す場合において、押しによる第3方向入力M3は4個の突起のうちのいずれか1つを除いた4個のみで実行されるようにし、傾きによる第2方向入力M2は5個すべてで実行されてもよい。
【0264】
一方、第2入力部の突起方向は多様に設けられてもよい。
【0265】
例えば、図31に示すように、東西南北の4個の突起と、北東および北西の2個の突起を追加して合計6個の突起が設けられてもよい。
【0266】
この場合、東、西、南、北の4個の突起方向に水平移動によってはゲームキャラクタの移動を実行し、東西南北4個の突起方向への傾き(第2方向入力M2)によってはゲームキャラクタの視線処理を実行し、各突起方向への押し(第3方向入力M3)によっては各種操作命令を実行してもよい。
【0267】
ここで、上述した各方向入力による操作例は、必要に応じて互いに変更または交換が可能であることはもちろんである。
【0268】
図32には、本発明の他の実施形態に係るデータ入力装置例が示されている。
【0269】
本実施形態に係るデータ入力装置は、入力部10が弾性変形による信号入力が可能なジェル(GEL)タイプで設けられる。
【0270】
したがって、第1方向入力M1は、図32の(a)および(b)に示すように、入力部10全体の水平移動または一部の移動によって、第2方向入力M2は入力部10の傾きによって、第3方向入力M3は入力部10上部の一領域の押し変形によって実行される。
【0271】
一方、図32の(e)は、第1方向入力M1と第2方向入力M2および第3方向入力M3が同時に実行された例を示す。
【0272】
図33は、上述したジェルタイプのデータ入力装置の変形した実施形態を示す。
【0273】
図面を参照すれば、データ入力装置は、第1弾性部材61と第2弾性部材62とを含む。
【0274】
第1弾性部材61は、入力部10の下部とベース110の間に設けられて入力部10が上部面に沿って水平移動するように支持し、入力部10の傾き移動時に入力部10を初期位置に復帰するようにする。
【0275】
第1弾性部材61の上部面は平らに設けられており、入力部10が水平移動が可能なように載置している。
【0276】
これにより、入力部10は、第1弾性部材61の上部面に沿って各第1方向指示位置m1への移動が可能である。
【0277】
一方、第2弾性部材62は、入力部10の縁部とベース110の間に設けられ、入力部10の水平移動時に入力部10を初期位置に復帰するようにする。
【0278】
ここで、第1弾性部材61および第2弾性部材62は、多様な材質および形状で設けられてもよい。
【0279】
ベース110の内側縁部には、各第1方向指示位置m1に対応して第1感知部31が設けられている。
【0280】
一方、第2弾性部材62の縁部には、各第1感知部31に対応して突出した第1突出部71が設けられる。第1突出部71は、入力部10の水平移動時に入力部10によって移動(加圧)して第1感知部31に接触する。
【0281】
または、第1感知部31を圧力センサとして設ける場合には、第1突出部71を別途に形成せず、入力部10とベース110の間を第2弾性部材62で満たし、入力部10の水平移動時に第2弾性部材62を介して伝達される加圧力を感知するようにしてもよい。
【0282】
ベース110には、各第2方向指示位置m2に対応して第2感知部32と、第3方向指示位置m3に対応して第3感知部33と、中央入力キー17の下部に対応して中央入力感知部35とが配置される。
【0283】
第1弾性部材61の下側縁部には、各第2感知部32に対応して突出した第2突出部72が設けられる。
【0284】
これにより、第2突出部72は、入力部10の傾き移動時に入力部10によって移動(加圧)して第2感知部32に接触し、第2方向入力M2が実行された後には第1弾性部材61の弾性力によって入力部10が初期位置に復帰するようになる。
【0285】
第1弾性部材61の下部には、各第3感知部33に対応して突出した第3突出部73が設けられる。第3突出部73は、入力部10の傾き時に入力部10によって移動(加圧)して第3感知部33に接触する。
【0286】
一方、第1弾性部材61の下部には、中央入力キー17の下部に対応して突出した中央突出部75が設けられる。中央突出部75は、中央入力C時に中央入力感知部35に向かって移動して接触する。
【0287】
ここで、中央突出部75と第3突出部73の間には、通常、各突出部が感知部に接触することを防ぐための支持台45がさらに設けられてもよい。この場合、支持台45は、中央入力Cまたは第3方向入力M3時に歪むことができるように弾性材質を含むことが好ましい。
【0288】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、上述した文字、数字、記号などのデータ入力以外にも多様な領域での活用が可能である。
【0289】
例えば、本発明に係るデータ入力装置を利用して3次元のグラフィック作業(例えば、各種設計プログラムを利用して3次元物体形状を製作するなど)を実行してもよい。
【0290】
図23を参照すれば、例えば、第1方向入力M1によってはマウスのドラッグのようにオブジェクトの前後左右移動操作を実行し、左右方向の第3方向入力M31によってはオブジェクトの拡大および縮小操作を実行してもよい。
【0291】
また、前後方向の第3方向入力M32によってはモニタ平面の法線を軸として時計または反時計方向へのオブジェクト平面回転を実行し、第2方向入力M2によってはオブジェクトの3次元回転操作を実行してもよい。
【0292】
このとき、入力部10の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部37が設けられてもよいが、タッチ感知部37の連続的なタッチ方向(R参照)に沿って前記平面回転操作が実行されてもよい。
【0293】
または、入力部10は、基準位置(S)を通過するベース110面の法線を軸として左右回転(R参照)が可能なように設けられてもよいが、この場合、入力部10の回転によって前記オブジェクトの平面回転操作が実行されてもよい。
【0294】
さらに他の活用例として、本発明に係るデータ入力装置を利用して3次元グーグルアース(Google earth)のような3次元地図(Map)探索作業を実行してもよいが、図24を参照すれば、例えば、第1方向入力M1によってはマウスポインタの移動操作を実行してもよい。
【0295】
また、左右方向の前記第3方向入力M31によってはマウスの左右ボタン操作を、前後方向の第3方向入力M32によっては前記地図の拡大または縮小操作を実行してもよく、第2方向入力M2によっては前記地図の3次元傾き操作を実行してもよい。
【0296】
この場合、中央入力Cが実行された状態で第1方向入力M1が実行される場合、前記地図の移動操作(すなわち、マウス左ボタンを押したままでドラッグ)が実行されてもよい。
【0297】
一方、この場合にも入力部10の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部37が設けられてもよいが、タッチ感知部37の連続的なタッチ方向によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0298】
または、入力部10は、基準位置Sを通過するベース110面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられてもよいが、入力部10の回転によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されてもよい。
【0299】
ここで、上述した2種類の実施形態は、本発明に係るデータ入力装置の具体的な活用例に過ぎず、多様な分野における適用が可能であることはもちろんであり、上述した実施形態においても具体的な操作機能と入力動作は多様に変形が可能であることを明らかにする。
【0300】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、実際に作動する入力部10が設けられても設けられなくても水平移動、傾き移動、方向押し(第3方向入力M3)を感知することができる圧力センサや感知パッドを感知部として設け、実際に入力部10の動作は起こらなくても本発明の第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3を実行することもできる。
【0301】
または、図36に示すように、本発明に係るデータ入力装置をマウスとして活用してもよいため、例えば、第1方向入力M1によってはマウスポインタの移動を実行してもよい。
【0302】
また、12時方向および6時方向の第2方向入力M2によってはウィンドウ表示、ウィンドウ拡大/縮小、背景画面表示、またはウィンドウ開/閉などを実行し、3時または9時方向の第2方向入力M2によってはウィンドウ切り替え機能を実行してもよい。
【0303】
または、12時および6時方向の第3方向入力M3によってはスクロール上下操作を実行し、3時方向の第3方向入力M3によってはマウス右ボタン機能を実行し、9時方向の第3方向入力M3によってはスクロールボタン機能を実行してもよい。
【0304】
または、中央入力Cを多段として、2段はマウス左ボタンのダブルクリック機能を実行してもよい。
【0305】
ここで、前記第2方向入力M2および第3方向入力M3に割り当てられた機能は、互いに変更および交換が可能であることはもちろんである。
【0306】
一方、本発明に係るデータ入力装置は、図37、図45〜図47に示すように、タッチスクリーン130で作動してもよい。
【0307】
図37は、圧力感知が可能なタッチスクリーン130において、基準位置Sを中心として指または入力部10の接触点Tによる方向移動、押し、または傾きを感知して実行する。
【0308】
より具体的に説明すれば、図37の(a)に示すように、第1方向入力M1は指(または入力部10、以下同じ)の接触点Tの移動によって感知する。
【0309】
第3方向入力M3は、図37の(b)に示すように、接触面積を中心として押しが発生した位置、すなわち、接触面積の変化を方向押し値によって感知する。
【0310】
ここで、第3方向入力M3は、第1方向入力M1による接触点Tの移動後にもどこででも感知されることはもちろんである。
【0311】
第2方向入力M2は、図37の(c)に示すように、指が接触点Tが所定の距離に移動して所定の方向の押し圧力値が発生すれば、これを感知する。
【0312】
しかしながら、ここで所定の方向に発生する押し圧力値は、第3方向入力M3時に発生する圧力感知値とは異なり、第3方向入力M3時には所定の部分に押し圧力値が発生するが、第2方向入力M2は前記押し圧力よりもより広い接触面積に渡って押し圧力が発生する。
【0313】
または、傾き移動(第2方向入力M2)または押し(第3方向入力M3)は接触面積が変化しながら、すなわち、接触面積の一部分が無くなりながら押されれば感知されるようにしてもよい。
【0314】
または、本発明に係るデータ入力装置は、図38に示すように、入力部10自体が移動または変更しないが、入力部10に加えられる圧力の大きさまたは方向によって各方向入力を区分して入力してもよい(いわゆる不動式)。
【0315】
例えば、水平方向への加圧力によっていずれか一側方向への伸張または他の方向への収縮を誘導する場合には、その圧力値が所定の値以上であれば第1方向入力M1として感知してもよい。
【0316】
または、所定方向への傾きを誘導する加圧力が所定の値以上であるか所定の範囲内であれば第2方向入力M2として処理してもよく、所定の位置への押し加圧力が所定の値以上であれば第3方向入力M3として処理してもよい。
【0317】
例えば、図38のように各圧力値が設定された場合に、第1方向入力(M1、圧力値=25)、第2方向入力(M2、圧力値=40)、または第3方向入力(M3、圧力値=50)を実行した場合に、感知された合計の圧力値が75であればこれは第1方向入力M1と第3方向入力M3が実行されたものとし(すなわち、第1方向入力M1および第2方向入力M2によっては50以上の圧力値が感知されないため)、感知された合計圧力値が90であれば第2方向入力M2と第3方向入力M3が実行されたものとしてもよい。
【0318】
図39には、第1方向指示位置m1と第2方向指示位置m2が互いに交差するように配置された例が示されている。
【0319】
図面を参照すれば、第1方向指示位置m1は東西南北の4方向で配置されており、第2方向指示位置m2は北東、北西、南東、南西の4方向で互いに交差するように配置されている。
【0320】
この場合、第1方向入力M1によってある一方向に移動しながらその方向(または他の方向)に入力部10を傾けることが困難である場合に、傾き方向を若干捻って傾ければ第2方向入力M2がより円滑になるという効果がある。
【0321】
または、本発明に係るデータ入力装置と各種端末器の相互間に送受信部をさらに備え、携帯用端末器、デスクトップコンピュータ、デジタルTVなどの機器の有線または無線方式のリモコン(遠隔調整装置)のような機能を実行してもよい。
【0322】
この場合、データ入力装置によってテキスト入力のための文字、数字、記号などのデータ入力や3次元コンテンツをコントロールするための制御装置として用いられてもよい。
【0323】
例えば、図41の(a)を参照すれば、12時方向の第1方向入力M1によってはウィンドウ拡大機能を実行し、6時方向の第1方向入力M1によってはウィンドウ縮小機能を実行してもよい。3時および9時方向の第1方向入力M1によっては早送りまたは巻き戻し機能を実行してもよい。
【0324】
すなわち、各方向に入力部10を移動してマウスとして用い、各方向に傾きまたは押して再生、一時停止、次の曲、画面拡大/縮小などの多様な機能を用いてもよい。
【0325】
または、入力部10の移動によってコンテンツを選択し、選択したコンテンツで各方向の押しによってボリューム、早送りなどの機能を実行してもよい。
【0326】
または、第3方向入力によってはボリュームまたはチャンネル調整や、次のファイルにスキップなどの機能を実行してもよい。
【0327】
または、図41の(b)に示すように、3時または9時方向の第1方向入力M1によってはコンテンツ選択機能を実行し、中央入力Cを追加して弱く押せば再生、強く押せば一時停止のような機能を実行してもよい。
【0328】
または、図42の(a)に示すように、TVリモコンとして用いる場合に、第1方向入力M1を2段で構成し、1段の第1方向入力M1によっては数字「1、2、3、4」を入力し、2段の第1方向入力M1によっては数字「5、6、7、8」を入力してもよい。
【0329】
図42の(b)は、第2方向入力M2まで活用された例を示す。
【0330】
ここで、図41および図42に示す各機能は、本発明に係るデータ入力装置の具体的な活用例の一部を示すものであって、各方向入力の組み合わせや方向指示位置の数、および中央入力Cの組み合わせの可否、各入力動作の多段の可否を自由に調節して用いてもよいという点を明らかにする。
【0331】
図43は、本発明に係るデータ入力装置を利用して派生語を入力する方法を示す図である。
【0332】
例えば、文字「t」が割り当てられた12時方向に第1方向入力M1を実行すれば、キーボード表示部174に文字「t」で始まる各種派生語、すなわち、「this、that、there、them」が示される。
【0333】
ここで、第1方向入力M1の実行後に発生する派生語キーボード表示部174は、各第2方向指示位置m2別に異なって構成される。
【0334】
したがって、該当する方向に第3方向入力M3を実行すれば該当する派生語がすぐに入力されるので、初めの文字を除いた残りの字を入力する必要がないため、入力時間を短縮することができる効果がある。
【0335】
ここで、派生語によるキーボード表示部174は、各方向入力を実行するたびに異なって表示されれてもよい。例えば、第1方向入力M1を実行するときには各第1方向指示位置m1別に「t、s、b、d」が表示されたキーボード表示部174が表示され、「t」に移動した後には各第2方向指示位置m2別に派生語が表示されたキーボード表示部174が表示され、最終的に12時方向に第2方向入力M2を実行した後には、図43に示すような派生語が表示されたキーボード表示部174が表示される。
【0336】
各キーボード表示部174に表示される派生語はカテゴリ別に区分されてもよいが、例えば、名詞、動詞、形容詞などに区分されて表示されてもよい。
【0337】
または、前記派生語以外にも入力が進められた文字またはデータと関連した多様な数字、機能、文字などが表示されてもよいことはもちろんである。
【0338】
図44は、文字入力による派生語または予測文字のさらに具体的な実施形態を示す図である。
【0339】
すなわち、12時方向への第1方向入力M1を実行して文字「S」を選択した場合、図44に示すように、各第2方向指示位置m2別に割り当てられた予測語がキーボード表示部174がカテゴリ別または類似した群で纏められて表示される。
【0340】
また、最終的に第3方向入力M3を選択して予測語を入力する。
【0341】
ここで、各方向指示位置がすべて4個で設けられる場合に、いずれか1つの第1方向指示位置m1に移動したときに入力することができる予測語の数は、4個の第2方向指示位置m2別に4個の第3方向入力M3が可能であるため16個となる。したがって、総64個の予測語入力が可能である。
【0342】
したがって、各方向指示位置を5個ずつとする場合には5×5×5=125の予測語入力が可能であり、各方向指示位置を6個ずつとすれば63=216が可能である。
【0343】
すなわち、3個の方向指示位置の数をa個と同じようにすれば、1つの入力部10で入力することができる予測語の数は合計a3であり、入力部10を2つ設ければ2a3まで可能である。
【0344】
もちろん、各方向指示位置の数を互いに異なるようにすれば、入力することができる予測語の数はより多様化する。
【0345】
一方、図45〜図47に示すように、入力部10をベース110に対して着脱または移動可能なようにすることにより、ユーザが入力位置を自由に変更するようにしてもよい。
【0346】
例えば、図45に示すように、本発明に係るデータ入力装置を携帯用移動通信端末器に装着する場合、入力部10を多様な材質の紐のような連結部材180を利用して連結することにより、データ入力時にのみ入力部10をタッチスクリーン130などにのせて用いるようにしてもよい。
【0347】
この場合、タッチスクリーン130には基準位置感知部166が設けられており、入力部10または支持部125の接触が感知されれば自動的に入力モードに転換されるようにしてもよい。
【0348】
または、図46に示すように、帯形状を有する本体181と、本体181に設けられて入力部10が第1方向入力M1および第2方向入力M2が実行可能なように収容される収容部182と、本体181の両端部に設けられてベース110に設けられたスライド溝185に結合してスライディングする移動支持部183を含む連結部材180とを設けてもよい。
【0349】
この場合、連結部材180がベース110に沿って移動しながら入力部10が入力位置に移動するようになる。
【0350】
または、図47に示すように、入力部10がフィリップタイプの本体181に収容されることにより、ヒンジ部186によって回動しながら入力位置に移動するようにしてもよい。
【0351】
ここで、上述した各場合において、入力部10の移動を感知する第1感知部31、第2感知部32、および第3感知部33はタッチスクリーン130に設けられてもよい。
【0352】
このとき、第2感知部63は、図30に示すように、入力部10の移動によってその位置が変更することにより、第1方向入力Mが実行された状態で入力部10が基準位置Sに復帰する必要なく、その場で第2方向入力Pが実行されるようにしてもよい。
【0353】
一方、タッチスクリーン130には、図43に示すように、第1方向入力M1、第2方向入力M2、および第3方向入力M3によって入力される文字が表示されるキーボード表示部174が設けられてもよく、この場合、キーボード表示部174は入力部10の移動時によって移動されてもよい。
【0354】
本発明に係るデータ入力装置は、実現される形態や用途に限定をおくものではなく、本発明分野の当業者が本発明によって容易に多様な形態に変形して実施できることはもちろんであるため、実施形態や用途に関係なく本発明の思想の入力が実行されるデータ入力装置であれば、本発明の範疇に属するものと見なさなければならないであろう。
【符号の説明】
【0355】
10:入力部
14:内側入力部
15:ロード
16:外側入力部
17:中央キー
18:支持突起
31:第1感知部
32:第2感知部
33:第3感知部
37:タッチ感知部
41:支持部
43:移動支持部
43a:弾性突起
43b:半円支持部
45:支持台
51:リターン部材
53:入力転換部
54:突起
55:収容溝
56:弾性体
56a:第1弾性体
56b:第3弾性体
61:第1弾性部材
62:第2弾性部材
71:第1突出部
72:第2突出部
73:第3突出部
75:中央突起部
110:ベース
125:支持部
130:タッチスクリーン
166:基準位置感知部
174:キーボード表示部
180:連結部材
181:本体
182:収容部
183:移動支持部
185:スライド溝
186:ヒンジ部
C:中央入力
m1:第1方向指示位置
m2:第2方向指示位置
m3:第3方向指示位置
M1:第1方向入力
M2:第2方向入力
M3:第3方向入力
S:基準位置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部が所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって水平移動されるようにする第1方向入力と、水平位置から前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって前記入力部全体が傾き移動されるようにする第2方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択されるようにする第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項2】
前記第3方向入力は、前記入力部が前記複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾いて入力されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項3】
前記第3方向入力は、前記入力部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられた押し部のうちのいずれか1つを選択して入力されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項4】
前記入力部は、前記入力部の中央に設けられた中央入力キーが選択されるような方法および前記入力部全体が前記ベースに対して昇降されるような方法のうちの1つ以上の方法を使用して実行される中央入力が実行可能なように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項5】
前記中央入力は2段以上の多段入力が実行可能なように備えられることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項6】
前記中央入力と前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つを組み合わせる中央組み合わせ入力が実行される場合、前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、および第3方向指示位置に本来割り当てられた文字とは異なった文字が入力されることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項7】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの1つ以上は、前記入力部の水平移動距離、傾き移動の程度、傾き角度、または前記押し部の押し距離または押し圧力の強度によって2段以上の多段入力が可能なように備えられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項8】
前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、または第3方向指示位置のうちのいずれか1つには母音文字が割り当てられ、残りの方向指示位置には子音文字が割り当てられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項9】
前記入力部は前記ベースに2つ以上備えられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項10】
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部が上部面に沿って水平移動するように支持し、前記入力部の傾き移動時に初期位置に復帰するようにする第1弾性部材と、前記入力部の縁部と前記ベースの間に設けられて前記入力部の水平移動時に前記初期位置に復帰するようにする第2弾性部材をさらに含むことを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項11】
前記ベースの内側縁部には前記各第1方向指示位置に対応して第1感知部が設けられ、前記第2弾性部材の縁部には前記各第1感知部に対応して突出し、前記入力部の水平移動時に前記入力部によって加圧され、前記第1感知部に接触する第1突出部が備えられることを特徴とする請求項10に記載のデータ入力装置。
【請求項12】
前記ベースには前記各第2方向指示位置に対応して第2感知部、前記各第3方向指示位置に対応して第3感知部、および前記中央入力キーの下部に対応して中央入力感知部が配置され、
前記第1弾性部材の縁部には前記各第2感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き移動時に前記入力部によって加圧されて前記第2感知部に接触する第2突出部と、前記第1弾性部材の下部に前記各第3感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き時に前記入力部によって加圧されて前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記中央入力キーの下部に対応して前記第1弾性部材から突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部がそれぞれ備えられることを特徴とする請求項10に記載のデータ入力装置。
【請求項13】
前記入力部の下部と前記ベースの間には、前記入力部に向かって湾曲した半球形状の支持部がさらに設けられ、
前記入力部は、前記支持部の上部面に対応する下部接触面を有して前記支持部に沿って傾き移動する第1入力部と、前記第1入力部の上部面に載置して前記第1入力部の上部面に沿って水平移動が可能なように備えられる第2入力部を有することを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項14】
前記ベースに向かう前記支持部の下部には、前記第3方向指示位置に対応して突出し、前記第3方向入力時に移動して前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記入力部の中央に対応して前記ベースに向かって突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部がさらに備えられることを特徴とする請求項13に記載のデータ入力装置。
【請求項15】
前記第1感知部は、前記第2入力部の水平移動時に前記第2入力部が接触するように前記各第1方向指示位置に対応して前記ベースの内側縁部に配置され、
前記第2感知部は、前記第1入力部の傾き移動時に前記第1入力部が接触するように前記各第2方向指示位置に対応して前記ベースの底面に配置されることを特徴とする請求項13に記載のデータ入力装置。
【請求項16】
前記第1入力部と第2入力部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き移動または前記第2入力部の水平移動が選択的に行われるようにする入力転換部をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のデータ入力装置。
【請求項17】
前記入力部の下部と前記ベースの間には、前記入力部に向かって湾曲した半球形状を有して前記第1方向入力時に前記入力部と共に水平移動する移動支持部をさらに含むが、前記移動支持部の下部には、前記ベースに配置された前記第3感知部に向かって突出した第3突出部と、前記中央入力感知部に向かって突出した中央突出部が形成され、前記入力部は前記移動支持部の上部面の形状に対応する下部接触面が形成され、前記移動支持部に沿って傾き移動して前記第2方向入力が実行されることを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項18】
前記入力部の縁部に沿って前記各第2方向指示位置に対応して前記第2感知部に向かって突出した第2突出部をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ入力装置。
【請求項19】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部および移動支持部を基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ入力装置。
【請求項20】
前記入力部を利用して3次元のグラフィック作業時、前記第1方向入力によってはオブジェクトの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはオブジェクトの拡大および縮小操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては時計または反時計方向へのオブジェクト平面回転を、前記第2方向入力によってはオブジェクトの3次元回転操作を実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項21】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項20に記載のデータ入力装置。
【請求項22】
前記入力部は、基準位置を通過するベース面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記オブジェクトの平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項20に記載のデータ入力装置。
【請求項23】
前記入力部を利用して3次元地図(Map)探索作業時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはマウスの左右ボタン操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては前記地図の拡大または縮小操作を、前記第2方向入力によっては前記地図の3次元傾き操作が実行され、
前記中央入力が実行された状態で前記第1方向入力が実行される場合、前記地図の移動操作が実行されることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項24】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項23に記載のデータ入力装置。
【請求項25】
前記入力部は、基準位置を通過するベース面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項23に記載のデータ入力装置。
【請求項26】
マウスモード入力時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動が操作され、前記12時および6時方向の第2方向入力によってはウィンドウ表示、ウィンドウ拡大/縮小またはウィンドウ開/閉のうちのいずれか1つの機能が実行され、3時および9時方向の第2方向入力によっては各方向へのウィンドウ切り替え機能が実行され、12時および6時方向の第3方向入力によってはスクロール上下調節が実行され、9時方向の第3方向入力によってはスクロールボタン機能が、3時方向の第3方向入力によってはマウス右ボタン機能が実行されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項27】
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部は、前記入力領域に渡って配置されるタッチパッドまたはタッチスクリーンのうちのいずれか1つで構成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項28】
前記入力部を前記入力領域に設けられたベースにのせられるようにして前記各方向入力が実行されるようにする連結部材をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載のデータ入力装置。
【請求項29】
前記連結部材は、帯形状を有する本体と、前記本体に設けられて前記入力部が前記各方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体の両端部に設けられて前記ベースにスライディング可能なように結合される移動支持部とを含むことを特徴とする請求項28に記載のデータ入力装置。
【請求項30】
前記連結部材は、本体と、前記本体に設けられて前記入力部が前記各1方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体が前記ベースに対して回動されることによって前記入力部が前記入力半径にのせられるようにするヒンジ部とを含むことを特徴とする請求項30に記載の文字入力装置。
【請求項31】
前記中央入力と各方向入力の組み合わせは、中央入力と各方向入力の組み合わせの順序によって区別され、互いに異なる入力信号を発生させることを特徴とする請求項6に記載のデータ入力装置。
【請求項32】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの2つ以上が組み合わされて新たな入力信号を発生させる方向組み合わせ入力が実行可能なように構成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項33】
前記方向組み合わせ入力は、組み合わせられる各方向入力の順序によって互いに異なる入力信号が発生することを特徴とする請求項32に記載のデータ入力装置。
【請求項34】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つが先に実行された後に前記中央入力が実行され、続いて前記各方向入力のうちのいずれか1つが順に実行される方向中央方向入力によって新たな入力信号が発生することを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項35】
前記ベースに設けられたディスプレイ部には前記各方向入力または中央入力によって入力される文字が表示される文字表示部を含むが、前記文字表示部には前記各方向入力または中央入力を順に実行する時に各入力位置で入力可能な文字または予測文字が表示され、該当する入力動作を実行する時に表示された前記文字または予測文字が一度に入力されることを特徴とする請求項1または4に記載のデータ入力装置。
【請求項36】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動されるようにする第1方向入力と、前記入力部を前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾くようにする第3方向入力と、前記入力部がベースに対して昇降するようにする中央入力とがそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる、入力部;
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持し、下部には前記入力部の中心から前記ベースに向かって突出した中央突出部と、前記各第3方向指示位置に対応する位置で前記ベースに向かって突出した複数の第3突出部が形成された支持部;
前記ベースの内側縁部に沿って前記各第1方向指示位置に対応して設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部の接触を感知する第1感知部;
前記第3方向入力時に前記第3突出部の接触を感知する第3感知部;
前記中央入力時に前記中央突出部の接触を感知する中央入力感知部;および、
前記第1感知部、第3感知部および、中央入力感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字、または前記中央入力に割り当てられた入力命令をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項37】
前記入力部の縁部に沿って前記各第1感知部に向かって突出した第1突出部と、
前記入力部と前記ベースの間に設けられて前記第1方向入力時に前記入力部を前記基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載のデータ入力装置。
【請求項38】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動されるようにする第1方向入力と、前記入力部を前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾くようにさせる第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持する支持部;
一端が前記入力部の下部に延長されたロード;
前記ロードの他端に設けられて前記入力部の水平移動による前記ロードの移動方向を感知する第1感知部;
前記支持部の下部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられ、前記第3方向入力時に前記支持部と接触する第3感知部;および、
前記第1感知部および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字または前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項39】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、
内側入力部であって、前記内側入力部が水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾くようにされる第2方向入力が実行するための内側入力部と、
前記内側入力部の周縁に沿って前記内側入力部の外部に設けられ、かつ前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力を実行するように構成された、外側入力部と、
を含み、
前記入力部が、前記外側入力部および内側入力部を前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに対して同時に水平移動させる第1方向入力が実行可能なように構成されている、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項40】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、
水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第2方向入力を実行する内側入力部と、
外側入力部であって、前記内側入力部の周縁に沿って前記内側入力部の外部に設けられ、かつ前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって前記外側入力部を傾くようにする第2方向入力を実行するよう構成された外側入力部と、を含み、
前記入力部が、前記外側入力部および内側入力部を前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動させる第1方向入力が実行可能なように構成された、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項41】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、
内側入力部であって、前記内側入力部を水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾くようにさせる第2方向入力を実行するための内側入力部と、
前記内側入力部の周縁に沿って前記内側入力部の外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力を実行するよう構成された外側入力部と、を含み、
前記入力部が、前記外側入力部および内側入力部を前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動させる第1方向入力を実行可能なように構成された、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項42】
前記外側入力部は、前記各方向指示位置別に分割されるよう備えられることを特徴とする請求項40または41に記載のデータ入力装置。
【請求項43】
前記外側入力部は、前記内側入力部の外部を囲む一体型のリング形状で備えられることを特徴とする請求項40または41に記載のデータ入力装置。
【請求項44】
前記外側入力部の上段部断面は、内側周縁から外側周縁に向かって上向傾斜をなしながら備えられることを特徴とする請求項40または41に記載のデータ入力装置。
【請求項45】
前記外側入力部は前記内側入力部の上部周縁に沿って複数に設けられ、前記外側入力部と内側入力部の間には前記第3方向入力実行後に前記外側入力部を元の位置に復帰させる弾性体がさらに備えられることを特徴とする請求項41に記載のデータ入力装置。
【請求項46】
ベース;
前記ベースに設けられた移動支持部;
前記移動支持部に装着される入力部であって、前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動するように第1方向入力を実行し、前記入力部を前記移動支持部上部で各放射方向に傾けるように第2方向入力を実行し、前記入力部上段の各放射方向に対応する周縁が押圧されるように第3方向入力を実行する、入力部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項47】
前記入力部は、第1入力部と、前記第1入力部の上部に配置されかつ前記第3方向入力を実行するよう構成された第2入力部とを含み、
前記第1入力部の縁部には前記第3方向入力時に前記第1入力部の傾きを防ぐ傾き防止爪がさらに備えられることを特徴とする請求項46に記載のデータ入力装置。
【請求項48】
前記第1入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き時に弾性変形して前記第2方向入力を実行するようにし、前記第2方向入力実行後に前記第1入力部を元の位置に復帰させる弾性体をさらに含むことを特徴とする請求項47に記載のデータ入力装置。
【請求項49】
ベース;
前記ベースに設けられた移動支持部;
前記移動支持部に装着される入力部であって、前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動するように第1方向入力を実行し、前記入力部上段の各放射方向に対応する周縁を傾けるように第2方向入力を実行し、前記入力部上段の各放射方向に対応して周縁が押圧されるように第3方向入力を実行する、入力部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項50】
前記支持部の上部に前記各第2方向指示位置および第3方向指示位置に対応して突出した弾性突起と、前記弾性突起と前記入力部の間に設けられた半円支持部をさらに含み、
前記第2方向入力時には前記半円支持部が前記入力部の傾き方向に回転して前記第2感知部に接触し、前記第3方向入力時には前記半円支持部がそのまま下降して前記第3感知部に接触することを特徴とする請求項49に記載のデータ入力装置。
【請求項51】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第2方向入力時に前記入力部の傾き方向に弾性変形する弾性体をさらに含むことを特徴とする請求項40、41、46、または49のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項52】
前記入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第3方向入力時に前記入力部が傾くことを防ぐ入力転換部をさらに含むことを特徴とする請求項40、41、46、または49のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項53】
ベース;
前記ベースに円板形状で設けられ、下部には前記ベースに向かって突出した棒状の支持突起が形成された入力部であって、前記入力部は、前記入力部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部を各第2方向指示位置に向かって傾くようにする第2方向入力と、前記入力部上段の各第3方向指示位置を押圧する第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記ベースと入力部の間に設けられ、中央に前記支持突起が傾き可能なように収容される収容溝が形成された支持部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項54】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第2方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項55】
前記入力部は、前記各第2方向指示位置に対応して押圧位置が突出した内側入力部と、前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部を含むことを特徴とする請求項54に記載のデータ入力装置。
【請求項56】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部を各第2方向指示位置に向かって傾くようにする第2方向入力と、前記入力部を前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に向かって傾くようにする第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項57】
前記入力部は、内側入力部と、前記内側入力部の縁部に沿って前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部と、前記内側入力部と各外側入力部の間に設けられた弾性体を含むことを特徴とする請求項56に記載のデータ入力装置。
【請求項58】
ベース;
第1入力部であって、前記ベースに設けられ、前記第1入力部を規準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力を実行するよう構成された第1入力部;
第2入力部であって、中央から放射状に延長した複数の突起を有する星模様を有して、前記第1入力部に設けられ、前記第2入力部を各突起に対応する第2方向指示位置に向かって傾くようにする第2方向入力と、前記第2入力部を各突起に対応する第3方向指示位置で押圧する第3方向入力と、をそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる第2入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項59】
前記外側入力部は6個の突起を有するが、4個は東西南北の4方向に延長され、残りの2個はそれぞれ東北および西北方向に延長形成されることを特徴とする請求項58に記載のデータ入力装置。
【請求項60】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、ジェル(GEL)タイプの弾性変形が可能な材質を含み、前記入力部全体または一部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部の上段周縁に沿って各第2方向指示位置で押しによる局部変形を発生させる第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第3方向指示位置に向かって前記入力部上段を傾くようにする第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項1】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部が所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって水平移動されるようにする第1方向入力と、水平位置から前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって前記入力部全体が傾き移動されるようにする第2方向入力と、前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択されるようにする第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項2】
前記第3方向入力は、前記入力部が前記複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾いて入力されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項3】
前記第3方向入力は、前記入力部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられた押し部のうちのいずれか1つを選択して入力されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項4】
前記入力部は、前記入力部の中央に設けられた中央入力キーが選択されるような方法および前記入力部全体が前記ベースに対して昇降されるような方法のうちの1つ以上の方法を使用して実行される中央入力が実行可能なように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項5】
前記中央入力は2段以上の多段入力が実行可能なように備えられることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項6】
前記中央入力と前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つを組み合わせる中央組み合わせ入力が実行される場合、前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、および第3方向指示位置に本来割り当てられた文字とは異なった文字が入力されることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項7】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの1つ以上は、前記入力部の水平移動距離、傾き移動の程度、傾き角度、または前記押し部の押し距離または押し圧力の強度によって2段以上の多段入力が可能なように備えられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項8】
前記第1方向指示位置、第2方向指示位置、または第3方向指示位置のうちのいずれか1つには母音文字が割り当てられ、残りの方向指示位置には子音文字が割り当てられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項9】
前記入力部は前記ベースに2つ以上備えられることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項10】
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部が上部面に沿って水平移動するように支持し、前記入力部の傾き移動時に初期位置に復帰するようにする第1弾性部材と、前記入力部の縁部と前記ベースの間に設けられて前記入力部の水平移動時に前記初期位置に復帰するようにする第2弾性部材をさらに含むことを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項11】
前記ベースの内側縁部には前記各第1方向指示位置に対応して第1感知部が設けられ、前記第2弾性部材の縁部には前記各第1感知部に対応して突出し、前記入力部の水平移動時に前記入力部によって加圧され、前記第1感知部に接触する第1突出部が備えられることを特徴とする請求項10に記載のデータ入力装置。
【請求項12】
前記ベースには前記各第2方向指示位置に対応して第2感知部、前記各第3方向指示位置に対応して第3感知部、および前記中央入力キーの下部に対応して中央入力感知部が配置され、
前記第1弾性部材の縁部には前記各第2感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き移動時に前記入力部によって加圧されて前記第2感知部に接触する第2突出部と、前記第1弾性部材の下部に前記各第3感知部に対応して突出し、前記入力部の傾き時に前記入力部によって加圧されて前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記中央入力キーの下部に対応して前記第1弾性部材から突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部がそれぞれ備えられることを特徴とする請求項10に記載のデータ入力装置。
【請求項13】
前記入力部の下部と前記ベースの間には、前記入力部に向かって湾曲した半球形状の支持部がさらに設けられ、
前記入力部は、前記支持部の上部面に対応する下部接触面を有して前記支持部に沿って傾き移動する第1入力部と、前記第1入力部の上部面に載置して前記第1入力部の上部面に沿って水平移動が可能なように備えられる第2入力部を有することを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項14】
前記ベースに向かう前記支持部の下部には、前記第3方向指示位置に対応して突出し、前記第3方向入力時に移動して前記第3感知部に接触する第3突出部と、前記入力部の中央に対応して前記ベースに向かって突出し、前記中央入力時に前記中央入力感知部に接触する中央突出部がさらに備えられることを特徴とする請求項13に記載のデータ入力装置。
【請求項15】
前記第1感知部は、前記第2入力部の水平移動時に前記第2入力部が接触するように前記各第1方向指示位置に対応して前記ベースの内側縁部に配置され、
前記第2感知部は、前記第1入力部の傾き移動時に前記第1入力部が接触するように前記各第2方向指示位置に対応して前記ベースの底面に配置されることを特徴とする請求項13に記載のデータ入力装置。
【請求項16】
前記第1入力部と第2入力部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き移動または前記第2入力部の水平移動が選択的に行われるようにする入力転換部をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のデータ入力装置。
【請求項17】
前記入力部の下部と前記ベースの間には、前記入力部に向かって湾曲した半球形状を有して前記第1方向入力時に前記入力部と共に水平移動する移動支持部をさらに含むが、前記移動支持部の下部には、前記ベースに配置された前記第3感知部に向かって突出した第3突出部と、前記中央入力感知部に向かって突出した中央突出部が形成され、前記入力部は前記移動支持部の上部面の形状に対応する下部接触面が形成され、前記移動支持部に沿って傾き移動して前記第2方向入力が実行されることを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項18】
前記入力部の縁部に沿って前記各第2方向指示位置に対応して前記第2感知部に向かって突出した第2突出部をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ入力装置。
【請求項19】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部および移動支持部を基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ入力装置。
【請求項20】
前記入力部を利用して3次元のグラフィック作業時、前記第1方向入力によってはオブジェクトの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはオブジェクトの拡大および縮小操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては時計または反時計方向へのオブジェクト平面回転を、前記第2方向入力によってはオブジェクトの3次元回転操作を実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項21】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項20に記載のデータ入力装置。
【請求項22】
前記入力部は、基準位置を通過するベース面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記オブジェクトの平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項20に記載のデータ入力装置。
【請求項23】
前記入力部を利用して3次元地図(Map)探索作業時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動操作を、左右方向の前記第3方向入力によってはマウスの左右ボタン操作を、前後方向の前記第3方向入力によっては前記地図の拡大または縮小操作を、前記第2方向入力によっては前記地図の3次元傾き操作が実行され、
前記中央入力が実行された状態で前記第1方向入力が実行される場合、前記地図の移動操作が実行されることを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項24】
前記入力部の上段には縁部に沿って複数のタッチ感知部が設けられ、前記タッチ感知部の連続的なタッチ方向によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項23に記載のデータ入力装置。
【請求項25】
前記入力部は、基準位置を通過するベース面の法線を軸として左右回転が可能なように設けられ、前記入力部の回転によって前記地図の時計または反時計方向への平面回転操作が実行されることを特徴とする請求項23に記載のデータ入力装置。
【請求項26】
マウスモード入力時、前記第1方向入力によってはマウスポインタの移動が操作され、前記12時および6時方向の第2方向入力によってはウィンドウ表示、ウィンドウ拡大/縮小またはウィンドウ開/閉のうちのいずれか1つの機能が実行され、3時および9時方向の第2方向入力によっては各方向へのウィンドウ切り替え機能が実行され、12時および6時方向の第3方向入力によってはスクロール上下調節が実行され、9時方向の第3方向入力によってはスクロールボタン機能が、3時方向の第3方向入力によってはマウス右ボタン機能が実行されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項27】
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部は、前記入力領域に渡って配置されるタッチパッドまたはタッチスクリーンのうちのいずれか1つで構成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項28】
前記入力部を前記入力領域に設けられたベースにのせられるようにして前記各方向入力が実行されるようにする連結部材をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載のデータ入力装置。
【請求項29】
前記連結部材は、帯形状を有する本体と、前記本体に設けられて前記入力部が前記各方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体の両端部に設けられて前記ベースにスライディング可能なように結合される移動支持部とを含むことを特徴とする請求項28に記載のデータ入力装置。
【請求項30】
前記連結部材は、本体と、前記本体に設けられて前記入力部が前記各1方向入力が実行可能なように収容される収容部と、前記本体が前記ベースに対して回動されることによって前記入力部が前記入力半径にのせられるようにするヒンジ部とを含むことを特徴とする請求項30に記載の文字入力装置。
【請求項31】
前記中央入力と各方向入力の組み合わせは、中央入力と各方向入力の組み合わせの順序によって区別され、互いに異なる入力信号を発生させることを特徴とする請求項6に記載のデータ入力装置。
【請求項32】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちの2つ以上が組み合わされて新たな入力信号を発生させる方向組み合わせ入力が実行可能なように構成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ入力装置。
【請求項33】
前記方向組み合わせ入力は、組み合わせられる各方向入力の順序によって互いに異なる入力信号が発生することを特徴とする請求項32に記載のデータ入力装置。
【請求項34】
前記第1方向入力、第2方向入力、または第3方向入力のうちのいずれか1つが先に実行された後に前記中央入力が実行され、続いて前記各方向入力のうちのいずれか1つが順に実行される方向中央方向入力によって新たな入力信号が発生することを特徴とする請求項4に記載のデータ入力装置。
【請求項35】
前記ベースに設けられたディスプレイ部には前記各方向入力または中央入力によって入力される文字が表示される文字表示部を含むが、前記文字表示部には前記各方向入力または中央入力を順に実行する時に各入力位置で入力可能な文字または予測文字が表示され、該当する入力動作を実行する時に表示された前記文字または予測文字が一度に入力されることを特徴とする請求項1または4に記載のデータ入力装置。
【請求項36】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動されるようにする第1方向入力と、前記入力部を前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾くようにする第3方向入力と、前記入力部がベースに対して昇降するようにする中央入力とがそれぞれ独立的に実行可能なように設けられる、入力部;
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持し、下部には前記入力部の中心から前記ベースに向かって突出した中央突出部と、前記各第3方向指示位置に対応する位置で前記ベースに向かって突出した複数の第3突出部が形成された支持部;
前記ベースの内側縁部に沿って前記各第1方向指示位置に対応して設けられ、前記第1方向入力時に前記入力部の接触を感知する第1感知部;
前記第3方向入力時に前記第3突出部の接触を感知する第3感知部;
前記中央入力時に前記中央突出部の接触を感知する中央入力感知部;および、
前記第1感知部、第3感知部および、中央入力感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字、または前記中央入力に割り当てられた入力命令をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項37】
前記入力部の縁部に沿って前記各第1感知部に向かって突出した第1突出部と、
前記入力部と前記ベースの間に設けられて前記第1方向入力時に前記入力部を前記基準位置に復帰するようにするリターン部材をさらに含むことを特徴とする請求項36に記載のデータ入力装置。
【請求項38】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を所定の入力半径内で基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに水平移動されるようにする第1方向入力と、前記入力部を前記入力部自体に放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つに傾くようにさせる第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記入力部の下部とベースの間に設けられて前記入力部の水平移動および傾きを支持する支持部;
一端が前記入力部の下部に延長されたロード;
前記ロードの他端に設けられて前記入力部の水平移動による前記ロードの移動方向を感知する第1感知部;
前記支持部の下部に前記各第3方向指示位置に対応して設けられ、前記第3方向入力時に前記支持部と接触する第3感知部;および、
前記第1感知部および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字または前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項39】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、
内側入力部であって、前記内側入力部が水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾くようにされる第2方向入力が実行するための内側入力部と、
前記内側入力部の周縁に沿って前記内側入力部の外部に設けられ、かつ前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力を実行するように構成された、外側入力部と、
を含み、
前記入力部が、前記外側入力部および内側入力部を前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに対して同時に水平移動させる第1方向入力が実行可能なように構成されている、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項40】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、
水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第2方向入力を実行する内側入力部と、
外側入力部であって、前記内側入力部の周縁に沿って前記内側入力部の外部に設けられ、かつ前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって前記外側入力部を傾くようにする第2方向入力を実行するよう構成された外側入力部と、を含み、
前記入力部が、前記外側入力部および内側入力部を前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動させる第1方向入力が実行可能なように構成された、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項41】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、
内側入力部であって、前記内側入力部を水平位置から基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第2方向指示位置のうちのいずれか1つに向かって傾くようにさせる第2方向入力を実行するための内側入力部と、
前記内側入力部の周縁に沿って前記内側入力部の外部に設けられ、前記基準位置を中心として放射状に離隔配置された複数の第3方向指示位置のうちのいずれか1つを選択する第3方向入力を実行するよう構成された外側入力部と、を含み、
前記入力部が、前記外側入力部および内側入力部を前記基準位置から放射状に離隔配置された複数の第1方向指示位置のうちのいずれか1つに同時に水平移動させる第1方向入力を実行可能なように構成された、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項42】
前記外側入力部は、前記各方向指示位置別に分割されるよう備えられることを特徴とする請求項40または41に記載のデータ入力装置。
【請求項43】
前記外側入力部は、前記内側入力部の外部を囲む一体型のリング形状で備えられることを特徴とする請求項40または41に記載のデータ入力装置。
【請求項44】
前記外側入力部の上段部断面は、内側周縁から外側周縁に向かって上向傾斜をなしながら備えられることを特徴とする請求項40または41に記載のデータ入力装置。
【請求項45】
前記外側入力部は前記内側入力部の上部周縁に沿って複数に設けられ、前記外側入力部と内側入力部の間には前記第3方向入力実行後に前記外側入力部を元の位置に復帰させる弾性体がさらに備えられることを特徴とする請求項41に記載のデータ入力装置。
【請求項46】
ベース;
前記ベースに設けられた移動支持部;
前記移動支持部に装着される入力部であって、前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動するように第1方向入力を実行し、前記入力部を前記移動支持部上部で各放射方向に傾けるように第2方向入力を実行し、前記入力部上段の各放射方向に対応する周縁が押圧されるように第3方向入力を実行する、入力部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項47】
前記入力部は、第1入力部と、前記第1入力部の上部に配置されかつ前記第3方向入力を実行するよう構成された第2入力部とを含み、
前記第1入力部の縁部には前記第3方向入力時に前記第1入力部の傾きを防ぐ傾き防止爪がさらに備えられることを特徴とする請求項46に記載のデータ入力装置。
【請求項48】
前記第1入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第1入力部の傾き時に弾性変形して前記第2方向入力を実行するようにし、前記第2方向入力実行後に前記第1入力部を元の位置に復帰させる弾性体をさらに含むことを特徴とする請求項47に記載のデータ入力装置。
【請求項49】
ベース;
前記ベースに設けられた移動支持部;
前記移動支持部に装着される入力部であって、前記入力部は、前記入力部と移動支持部を基準位置から各放射方向に水平移動するように第1方向入力を実行し、前記入力部上段の各放射方向に対応する周縁を傾けるように第2方向入力を実行し、前記入力部上段の各放射方向に対応して周縁が押圧されるように第3方向入力を実行する、入力部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項50】
前記支持部の上部に前記各第2方向指示位置および第3方向指示位置に対応して突出した弾性突起と、前記弾性突起と前記入力部の間に設けられた半円支持部をさらに含み、
前記第2方向入力時には前記半円支持部が前記入力部の傾き方向に回転して前記第2感知部に接触し、前記第3方向入力時には前記半円支持部がそのまま下降して前記第3感知部に接触することを特徴とする請求項49に記載のデータ入力装置。
【請求項51】
前記移動支持部と前記ベースの間に設けられ、前記第2方向入力時に前記入力部の傾き方向に弾性変形する弾性体をさらに含むことを特徴とする請求項40、41、46、または49のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項52】
前記入力部と移動支持部の間に設けられ、前記第3方向入力時に前記入力部が傾くことを防ぐ入力転換部をさらに含むことを特徴とする請求項40、41、46、または49のうちのいずれか一項に記載のデータ入力装置。
【請求項53】
ベース;
前記ベースに円板形状で設けられ、下部には前記ベースに向かって突出した棒状の支持突起が形成された入力部であって、前記入力部は、前記入力部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部を各第2方向指示位置に向かって傾くようにする第2方向入力と、前記入力部上段の各第3方向指示位置を押圧する第3方向入力がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記ベースと入力部の間に設けられ、中央に前記支持突起が傾き可能なように収容される収容溝が形成された支持部;
前記入力部の水平移動を感知する第1感知部;
前記入力部の傾き移動を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項54】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第2方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に設けられた押圧位置を選択する第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項55】
前記入力部は、前記各第2方向指示位置に対応して押圧位置が突出した内側入力部と、前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部を含むことを特徴とする請求項54に記載のデータ入力装置。
【請求項56】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、前記入力部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部を各第2方向指示位置に向かって傾くようにする第2方向入力と、前記入力部を前記第2方向指示位置と交差するように配置された各第3方向指示位置に向かって傾くようにする第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項57】
前記入力部は、内側入力部と、前記内側入力部の縁部に沿って前記各第3方向指示位置に対応して設けられた複数の外側入力部と、前記内側入力部と各外側入力部の間に設けられた弾性体を含むことを特徴とする請求項56に記載のデータ入力装置。
【請求項58】
ベース;
第1入力部であって、前記ベースに設けられ、前記第1入力部を規準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力を実行するよう構成された第1入力部;
第2入力部であって、中央から放射状に延長した複数の突起を有する星模様を有して、前記第1入力部に設けられ、前記第2入力部を各突起に対応する第2方向指示位置に向かって傾くようにする第2方向入力と、前記第2入力部を各突起に対応する第3方向指示位置で押圧する第3方向入力と、をそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる第2入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【請求項59】
前記外側入力部は6個の突起を有するが、4個は東西南北の4方向に延長され、残りの2個はそれぞれ東北および西北方向に延長形成されることを特徴とする請求項58に記載のデータ入力装置。
【請求項60】
ベース;
前記ベースに設けられた入力部であって、前記入力部は、ジェル(GEL)タイプの弾性変形が可能な材質を含み、前記入力部全体または一部を基準位置から各第1方向指示位置に向かって水平移動させる第1方向入力と、前記入力部の上段周縁に沿って各第2方向指示位置で押しによる局部変形を発生させる第2方向入力と、前記入力部の周縁に沿って各第3方向指示位置に向かって前記入力部上段を傾くようにする第3方向入力と、がそれぞれ独立的に実行可能なように備えられる、入力部;
前記第1方向入力を感知する第1感知部;
前記第2方向入力を感知する第2感知部;
前記第3方向入力を感知する第3感知部;および、
前記第1感知部、第2感知部、および第3感知部の感知結果に基づいて前記各第1方向指示位置に割り当てられた第1文字、前記各第2方向指示位置に割り当てられた第2文字、および前記各第3方向指示位置に割り当てられた第3文字をメモリ部から抽出して入力する制御部;
を含むデータ入力装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【公表番号】特表2011−508337(P2011−508337A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−540594(P2010−540594)
【出願日】平成20年12月31日(2008.12.31)
【国際出願番号】PCT/KR2008/007901
【国際公開番号】WO2009/084930
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(509228282)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月31日(2008.12.31)
【国際出願番号】PCT/KR2008/007901
【国際公開番号】WO2009/084930
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(509228282)
【Fターム(参考)】
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