説明

データ生成装置及び印刷装置

【課題】テキスト及び画像の少なくとも一方を含むファイルに関し、その内容が識別しやすい状態のインデックスデータを生成するデータ生成装置及び印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置は、記憶メディアに記憶されたファイルのテキストイメージ34、画像イメージ33をインデックスイメージとして特定情報32と共に、印刷用紙31にインデックス出力する。特定情報32と共に、そのファイルのテキストイメージ34、画像イメージ33がインデックス印刷されることから、そのインデックス印刷の結果をユーザが見ることにより、ユーザは、目的とするファイルを容易に見つけることが可能とされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ生成装置及び印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタやMFP(Multiple Function Peripheral、複合機能周辺機器)等の印刷装置には、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶メディアを装着してその中にあるファイルを選択して印刷するダイレクト印刷機能を備えたものがある。この機能によりPCを使わずに気軽にファイルを印刷することができる。また、記憶メディアからファイルを読み出して、ファイルの内容を示す複数の画像をまとめて用紙に一覧印刷するインデックス印刷機能を備えたものもある(例えば、特許文献1)。このようなインデックス印刷機能のおかげで、ユーザは、多数のファイルの中から印刷対象のファイルを直感的に選択することができる。
【0003】
使用者は、インデックス印刷によりファイルの内容を確認することで、目的とするファイルを特定できる。その後、使用者は、ファイル名を印刷装置に備えられたパネル上から選択してダイレクト印刷を実行している。
【特許文献1】特開2005−349822号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のダイレクト印刷では、デジカメ撮影で得られた画像を符号化した画像ファイルを対象としている。そのため、インデックス印刷においては、画像ファイルを展開して得られたサムネイル画像を1枚の用紙に一覧印刷するようにしている。しかしながら、インデックス印刷の対象ファイルがテキストエディタやワープロソフトで作成されたテキストのみである場合、又はテキストが主で、画像は一部のみの場合などは、対象ファイルを展開してもサムネイル画像を得ることはできず、インデックス印刷の結果を見ても、サムネイル画像が表示されないため、ユーザがファイルの内容を把握することができなかった。その結果、印刷するまでに多くの時間を浪費することになる。
【0005】
また一方で、テキストエディタやワープロソフトで作成された文書ファイルをダイレクト印刷の対象とし、インデックス印刷において、文書ファイルに含まれるテキストを用紙に一覧印刷することが考えられる。しかしながら、この場合は、テキストが含まれない画像ファイルについて、ユーザがファイルの内容を把握することができない。
【0006】
さらに近年、記憶メディアは大容量化しているため、会議用にワープロソフトで作成した文書ファイルと、その会議で使用する資料用の画像ファイルを記憶メディアに入れて持ち運ぶことが多くなっている。大容量化されているがゆえに、多数の会議用のファイルを1つの記憶メディアにまとめて記憶することが多くなると想定されるが、この場合、インデックス印刷で画像ファイル、文書ファイルの双方の内容が把握できなければ、文書ファイルをダイレクト印刷するまでにかかる時間が浪費されることになる。また文書ファイルには、テキストの他に画像を含んだものが存在するが、これに対しても、画像を抽出して展開した画像を一覧印刷することがないため、文書ファイルに含まれた画像の内容をもとにファイルを選択したいユーザにとって不便である。
【0007】
本発明の課題は、テキスト及び画像の少なくとも一方を含むファイルに関し、その内容が識別しやすい状態のインデックスデータを生成するデータ生成装置及び印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0008】
上記課題を解決するための本発明のデータ生成装置は、ファイルに含まれているテキストの少なくとも一部に対応したテキストデータと、ファイルに含まれている画像の少なくとも一部に対応した画像データとを、ファイルから抽出する抽出手段と、テキストデータを用いたテキストサムネイルを配置するテキストサムネイル配置領域と、画像データを用いた画像サムネイルを配置する画像サムネイル配置領域とをファイル毎に設定する設定手段と、テキストサムネイル配置領域と画像サムネイル配置領域とに、対応するテキストサムネイル及び画像サムネイルをファイルを特定するための特定情報と共にインデックス出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、本発明のデータ生成装置は、抽出手段によって、テキストデータ、画像データをファイルから抽出することができる。そして、設定手段によって、テキストサムネイル配置領域と画像サムネイル配置領域とをファイル毎に設定することができる。さらに出力手段によって、テキストサムネイル配置領域にテキストサムネイルを、画像サムネイル配置領域に画像サムネイルを、特定情報と共にインデックス出力することができる。
【0010】
本発明のデータ生成装置は、テキストサムネイルと画像サムネイルとがサムネイル配置領域に出力されるので、ユーザは、テキストサムネイルや画像サムネイルを基に、多数の画像ファイル、文書ファイルが格納された記憶メディアからダイレクト印刷を行う場合などに画像ファイルの特徴、文書ファイルの特徴の両方をインデックス出力の結果から確認できるため、目的とするファイルを特定しやすい。また文書ファイルの場合、以前作成した文書と同じ事象について新たに記述する際、同じ画像を使い回してテキストだけ差し替える。逆に定例報告用の文書であり、テキストは定型で報告用の図表やグラフ等の画像だけ差し替えることが多々ある。このような状態の文書ファイルを特定するとき、画像サムネイル・テキストサムネイルの双方が見て取れるのは特に都合がよい。
【0011】
ここで、特定情報とは、ファイルを特定するための情報であり、例えば、ファイル名、更新日時、ファイルサイズ、全ページ数等である。
【0012】
また、設定手段は、テキストサムネイル配置領域と画像サムネイル配置領域とを互いに重ならない領域として設定するように構成することができる。上記構成によれば、テキストサムネイルや画像サムネイルが見やすく、ユーザは、特定情報、テキストサムネイル、画像サムネイルにより、目的のファイルを見つけやすい。
【0013】
さらに、出力手段は、ファイルがテキスト及び画像の一方を含まない場合、対応するサムネイル配置領域に非含有を示す予め定められた出力を行うように構成することができる。このように構成することにより、ユーザは、そのファイルにテキスト及び画像の一方が含まれないことを直ぐに認識することができる。
【0014】
またテキスト及び画像の両方を含むか、一方しか含まないかにかかわらず、テキストサムネイル配置領域と画像サムネイル配置領域とが存在するため、統一したフォーマットの出力結果を得ることができ、ユーザはテキストサムネイル配置領域を眺めるだけで、テキスト内容を知る、或いはテキストがないことを容易に知ることができ、また画像サムネイル配置領域を眺めるだけで、画像の概要を知る、或いは画像がないことを容易に知ることができる。このように、多数の画像ファイル、文書ファイルが対象となったインデックス出力結果を確認する際、全対象ファイルについて定まった領域だけ見れば、必要な情報が得られるというのは都合がよい。
【0015】
出力手段が出力するサムネイルの種別を選択する選択手段を備え、出力手段は、選択された種別のサムネイルを出力するとともに、選択されなかった種別のサムネイルについては出力を行わないように構成することもできる。
【0016】
上記構成によれば、選択手段により、出力手段が出力するサムネイルの種別を選択することができる。これにより、選択された種別のサムネイルが出力される。テキストサムネイル又は画像サムネイルの一方が出力され、他方の出力が行われないため、インデックス出力に要する時間を短縮することができる。すなわちインデックス出力を行うユーザは、印刷対象ファイルが画像ファイルなのか、テキストのみの文書ファイルなのか、画像を含む文書ファイルなのか予め思い当たっているため、その思い当たった方についてだけの出力時間で済むことは、特に多数の画像ファイル、文書ファイルが記憶された記憶メディアからダイレクト印刷の対象ファイルを選択する際に都合がよい。
【0017】
また、出力手段は、選択されなかった種別のサムネイル配置領域に、ファイルに非選択種別データが含まれているか否かを示す情報を出力するように構成することもできる。上記構成によれば、ファイルに非選択種別データが含まれているか否かを示す情報が出力されることから、ユーザは、ファイルに非選択種別データが含まれているかを把握することができる。
【0018】
さらに、出力手段は、非選択種別データが含まれているファイルを識別情報を付与して出力するものであり、該出力後に識別情報を取得する取得手段と、取得した識別情報に対応するファイルの非選択種別データを用いたインデックスを出力する追加出力手段とを備えるように構成することもできる。
【0019】
上記構成によれば、識別情報を取得手段に取得させ、追加出力手段によって所望のファイルの非選択種別データを出力することができる。つまり、出力されなかったインデックスを所望のファイルについて追加で出力することができる。したがって、ファイルが識別しにくい場合は、識別情報を特定する情報を入力することにより、非選択種別データを出力して、目的とするファイルを識別することができる。
【0020】
また設定手段は、テキストサムネイル配置領域と、画像サムネイル配置領域とを第一の出力媒体と第二の出力媒体とに分離して設定することができる。上記構成によれば、テキストサムネイルと画像サムネイルの両方をインデックス出力すると時間がかかるが、2つの出力媒体に分けて設定することにより、とりあえず必要な第一の出力媒体への出力を行えばよいため、無駄な待ち時間を少なくすることができる。このことは、特に多数の画像ファイルや文書ファイルが記憶された記憶メディアからダイレクト印刷の対象ファイルを選択するときにかかる多大な時間を短縮できるので都合がよい。
【0021】
さらに設定手段は、第一の出力媒体のテキストサムネイル配置領域と第二の出力媒体の画像サムネイル配置領域とを互いに対応するレイアウトで設定するように構成することもできる。このように構成することにより、無駄な待ち時間を少なくすることができるとともに、第二の出力媒体の画像サムネイルが第一の出力媒体のテキストサムネイルと対応する位置に出力されているため、容易にテキストサムネイルと画像サムネイルとがの対応が分かり、目的とするファイルを探しやすい。
【0022】
設定手段は、テキストサムネイル配置領域と画像サムネイル配置領域とを互いに重なる領域として設定し、出力手段は、テキストサムネイルと画像サムネイルとを合成して出力するように構成してもよい。上記構成によれば、一つの出力媒体に多くのインデックスを出力することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【実施例1】
【0024】
図1は、本発明のデータ生成装置を具備した印刷装置1を示すブロック図である。印刷装置1は、例えば、複合機等として構成され、CPU10,RAM11,ROM12,ゲートアレイ13,NCU(Network Control Unit:網制御装置)14,モデム15,EEPROM16,コーデック17,DMAC(Direct Memory Access Controller)18などを含んで構成されている。これらの部品はバスライン19により相互に接続されている。バスライン19には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。また、ゲートアレイ13には読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、スロット部25、及び外部接続部26が接続されている。NCU14には、電話回線27が接続されている。
【0025】
CPU10は、印刷装置1の全体の動作を制御する。また、図2に示すように、ROM12には表示プログラム12a、印刷プログラム12b、FAX制御プログラム12c、スキャナ制御プログラム12d、コピー制御プログラム12e、インデックスデータ作成プログラム12f等の各種プログラムが記憶されている。表示プログラム12aは、ファイル名や画像(印刷イメージ)等を表示部24に表示するためのプログラムである。また、印刷プログラム12bは、印刷部22によって印刷を行うためのプログラムである。インデックスデータ作成プログラム12fは、複数の画像をまとめて1枚の用紙に一覧印刷するインデックス印刷(出力)を行うためのプログラムである。
【0026】
これら表示プログラム12a、印刷プログラム12b、インデックスデータ作成プログラム12fをCPU10が読み出して実行することで、本発明の抽出手段、設定手段、出力手段、選択手段、取得手段、追加出力手段が実現される。
【0027】
また、ROM12に記憶されているFAX制御プログラム12c、スキャナ制御プログラム12d、コピー制御プログラム12eは、それぞれFAX機能、スキャナ機能、コピー機能を制御するためのプログラムである。
【0028】
印刷装置1には、NCU14が接続されており、このNCU14は公衆電話回線27に接続されて回線の接続/切断等の網制御を行うものである。また、RAM11はCPU10の作業領域や読み取った画像の展開領域などのためにラインバッファメモリとして用いられる。またRAM11はファイルを特定情報32と対応付けて記憶する記憶部である。モデム15は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。ROM12は図2に示す各種プログラムの他、設定値などのデータを記憶している。EEPROM16は各種のフラグや設定情報などを記憶する。コーデック17はファクシミリデータの符号化や復号化を行う。DMAC18は、主にRAM11へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0029】
ゲートアレイ13は、CPU10と読取部21等の各部との入出力インターフェースとして機能する。読取部21は、イメージセンサやLED光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取る。印刷部22は、たとえばインクジェット方式あるいは熱転写方式などにより、文字や図形などの画像を印刷する。操作部23は、テンキーや文字キーなどのキースイッチ群を備え、ユーザのキー操作に応じた指令をCPU10に伝える。表示部24は、LCDなどのパネルを備え、動作状態や操作ガイダンスなどを表示する。スロット部25は、例えば、スマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商標)、USBメモリなど、フラッシュメモリを内蔵した複数種類の記憶メディア28を接続するための複数のコネクタを備え、これらの記憶メディア28が抜き差し可能であり、記憶メディア28に対してデータを読み書きするリーダ/ライタとしての機能を有する。外部接
続部26は、たとえばセントロニクスパラレルインターフェイス、あるいはUSBなどといった規格に対応する接続ポートを備え、パーソナルコンピュータ(PC)29との間でデータや信号を交換する。
【0030】
以上の構成の本発明のデータ生成装置を具備した印刷装置1は、パーソナルコンピュータ29からのアクセスに応じてスロット部25に差し込まれた記憶メディア28のデータをパーソナルコンピュータ29に転送したり、削除するといったデータ操作処理を行うことができる。また、印刷装置1は、異なるタイプの記憶メディア28を接続して読み書き可能である。
【0031】
印刷装置1は、パーソナルコンピュータ29の周辺機器としてデータを印刷する機能のほか、デジタルカメラなどで利用される記憶メディア28をスロット部25に差し込み、その記憶メディア28から直接データを読み出して印刷する、いわゆるダイレクト印刷機能を備える。そして後述するように、印刷装置1は、記憶メディア28に記憶されたファイル(例えば、アドビ社の開発したpdf(portable document format)形式のファイル等)のテキストイメージ(テキストサムネイル)34、画像イメージ(画像サムネイル)33をインデックスイメージとして特定情報32と共に、インデックス出力(印刷)するものである。このように特定情報32と共に、そのファイルのテキストイメージ34、画像イメージ33がインデックス印刷されることから、そのインデックス印刷の結果をユーザが見ることにより、ユーザは、目的とするファイルを容易に見つけることが可能である。
【0032】
図3A及び図3Bを用いてインデックス印刷処理を説明する。インデックス印刷は、例えば、記憶メディア28に記憶されたファイルをダイレクト印刷するために、目的とするファイルを探すために行われるものである。ユーザが印刷装置1の操作部23のキースイッチ群の中のダイレクト印刷キーを押下すると、印刷装置1は、記憶メディア28に記憶されたファイルをダイレクト印刷するために、図3A及び図3Bのフローチャートに従ったインデックス印刷処理を行う。
【0033】
まず、印刷装置1のCPU10は、スロット部25に記憶メディア28が装着されているかを判断する(S1)。記憶メディア28が装着されていない場合は(S1:NO)、ダイレクト印刷の対象となるファイルが存在しないため、処理を終了する。
【0034】
スロット部25に記憶メディア28が装着されていれば(S1:YES)、印刷装置1のCPU10は、ユーザによってインデックス印刷の選択がなされるかを監視する。ユーザが操作部23を操作することによるインデックス印刷の選択がなければ(S2:NO)、インデックス印刷が実行されないため、処理を終了する。一方、ユーザが操作部23を操作することにより、インデックス印刷の選択をすれば(S2:YES)、インデックスデータ作成プログラム12fを実行して記録メディア28に記憶されたインデックス印刷対象のファイルの内容を順番に解析する(S3)。そして、ファイル内の画像の有無とテキストの有無、ファイルを特定するための特定情報32(サイズ、ページ数等)をファイル毎にメモリ(RAM11)に格納する(S4)。図4にメモリへのファイル毎の特定情報32の記憶例を示す。それぞれのファイルに対して、最終更新日、ファイルサイズ、ページ数、画像有ページ数が記憶されている。後述するようにこれらの情報が特定情報32としてインデックス印刷される。
【0035】
印刷装置1のCPU10は、全ファイルの解析が終了したかを判定し、終了していなければ(S5:NO)、S3に戻る。
【0036】
全ファイルの解析が終了すれば(S5:YES)、印刷装置1のCPU10は、ユーザによって、インデックス印刷のフォーマットとして何が選択されたかを監視する(S6)
。ユーザによって「画像イメージのみ」のインデックス印刷のフォーマットが選択されれば(S6:(1))、図3Bに示すように、印刷装置1のCPU10は、RAM11に記憶されたファイルに、画像の存在しないファイルがあるかどうかを判断し、画像の存在しないファイルがあれば(S7:YES)、そのファイルに「画像なし」という文字列データを付加して(S8)、S9へ移行する。一方、RAM11に記憶されたファイルに、画像の存在しないファイルがなければ(S7:NO)、そのままS9へ移行する。そして、印刷装置1のCPU10は、全ファイルのそれぞれについて、画像の少なくとも一部に対応した画像データを画像サムネイルに用いる画像データとしてファイルから抽出し、その画像データに基づく画像イメージ33を、特定情報32に付加したデータを生成する(S9)。ここで、「画像なし」という文字列データを付加されたファイルについては、その文字列データに基づく画像イメージ33を特定情報32に付加したデータを生成する。
【0037】
一方、S6において、ユーザによって「テキストイメージのみ」のインデックス印刷のフォーマットが選択された場合には(S6:(2))、印刷装置1のCPU10は、テキスト(文字)の存在しないファイルがあるかどうかを判断し、テキストの存在しないファイルがあれば(S10:YES)、そのファイルに「テキストなし」いう文字列データを付加して(S11)、S12へ移行する。一方、テキストの存在しないファイルがなければ(S10:NO)、そのままS12へ移行する。そして、印刷装置1のCPU10は、全ファイルのそれぞれについて、テキストの少なくとも一部に対応したテキストデータをテキストサムネイルに用いるテキストデータとしてファイルから抽出し、そのテキストデータに基づくテキストイメージ(テキストサムネイル)34を、特定情報32に付加したデータを生成する(S12)。ここで、「テキストなし」という文字列データを付加されたファイルについては、その文字列データに基づくテキストイメージ(テキストサムネイル)34を特定情報32に付加したデータを生成する。
【0038】
次に、画像が含まれており、特定情報32が「画像あり」とされるファイルについてのみ、特定情報32に識別情報として番号(数字:1,2,3・・・等)を付加する(S13)。この識別番号は、ファイル毎に異なった番号として付与され、後述するステップにおいてユーザがこの識別番号を指定することにより、このファイルの画像イメージ33を追加印刷としてインデックス印刷出力することができるものである。なお識別情報は、序列の予め定められた文字リソース(数字やアルファベットなど)を用いて記述され、識別情報の付与が必要な複数のファイルに対し、順次異なった文字リソースによって付与されるものである。
【0039】
さらに、S6において、ユーザによって「画像とテキスト」のインデックス印刷のフォーマットが選択された場合には(S6:(3))、印刷装置1のCPU10は、画像又はテキストの存在しないファイルがあるかどうかを判断し、画像又はテキストの存在しないファイルがあれば(S14:YES)、画像の存在しないファイルには、「画像なし」、テキストの存在しないファイルには「テキストなし」いう文字列データを付加して(S15)、S16へ移行する。一方、画像又はテキストの存在しないファイルがなければ(S14:NO)、そのままS16へ移行する。そして、印刷装置1のCPU10は、全ファイルのそれぞれについて、画像イメージ33、テキストイメージ34を特定情報32に付加したデータを生成する(S16)。
【0040】
データの生成が終了すると、印刷装置1のCPU10は、テキストサムネイル配置領域と画像サムネイル配置領域とをファイル毎に互いに対応づけた形で設定し、印刷プログラム12bを実行することにより生成したデータをインデックス印刷する(S17)。インデックス印刷の例を図5〜図7に示す。図5は、「画像イメージのみ」のインデックス印刷のフォーマットがユーザによって指定された場合の例を示す。印刷用紙31に特定情報32とそのファイルに含まれる画像の一部が画像イメージ33として並んで(対応付けら
れて)印刷出力されている。つまり印刷装置1のCPU10は、選択された種別である画像サムネイル配置領域のインデックスイメージ(画像イメージ33)を印刷出力するとともに、選択されなかった種別のテキストサムネイル配置領域のインデックスイメージ(テキストイメージ34)については、印刷出力を省略している。特定情報32には、ファイル名、更新日時、ファイルサイズ、全ページ数、画像有りのページ数、テキストがあるか否かの情報が含まれる。ファイル特定情報32に含まれるテキストがあるか否かの情報は、選択されなかったサムネイル配置領域(テキストサムネイル配置領域)の種別に対応するデータを非選択種別データとして、ファイルに非選択種別データが含まれているか否かを示す情報を補助的に印刷出力したものである。ユーザは、特定情報32と画像イメージ33から、目的とするファイルを探すことができる。なお、画像が存在しないファイルに関しては、「画像なし」という文字列が画像サムネイル配置領域に配置される。
【0041】
図5のインデックス印刷結果は、画像イメージ33が定まった位置に整列しているので、ダイレクト印刷の対象となる文書ファイルに含まれる画像の概要を思い浮かべたユーザは、ざっと眺めるだけでダイレクト印刷の対象ファイルを特定することができる。またテキストのあり/なしを特定情報32に示しているので同じ画像の概要が示されている複数のファイルのうち、文書ファイルを印刷対象としたいときに、テキストを含む文書ファイルを画像のみの画像ファイルと区別して選択することが容易である。逆に画像のみの画像ファイルを選択することも容易である。
【0042】
図6は、「テキストのみ」のインデックス印刷のフォーマットがユーザによって指定された場合の例を示す。印刷用紙31に特定情報32とそのファイルに含まれるテキストの一部がテキストイメージ34として並んで印刷出力されている。テキストイメージ34としては、例えば、ファイル内の数行分が印刷出力される。特定情報32には、ファイル名、更新日時、ファイルサイズ、全ページ数、画像有りのページ数、画像があるか否かの情報が含まれる。さらに識別番号が付加されて表示されている。ユーザは、特定情報32とテキストイメージ34から、目的とするファイルを探すことができる。なお、テキストが存在しないファイルに関しては、「テキストなし」という文字列がテキストサムネイル配置領域に配置される。
【0043】
図6のインデックス印刷結果は、テキストイメージ34が定まった位置に整列しているので、ダイレクト印刷への対象となる文書ファイルに含まれるテキストの概要を思い浮かべたユーザは、ざっと眺めるだけで、ダイレクト印刷の対象ファイルを特定することができる。また画像のある/なしを特定情報32に示しているので、同じテキストの概要が示されている複数のファイルのうち、画像の含まれる文書ファイルを選択することが容易である。逆にテキストのみの文書ファイルを選択することも容易である。
【0044】
図7は、「画像とテキスト」のインデックス印刷のフォーマットがユーザによって指定された場合の例を示す。印刷用紙31に特定情報32、そのファイルに含まれる画像イメージ33、及びテキストイメージ34が並んで印刷出力されている。特定情報32には、ファイル名、更新日時、ファイルサイズ、全ページ数、画像有りのページ数の情報が含まれる。テキストがないファイルについては、「テキストなし」と表示されている。つまり、ファイルがテキストデータと画像データの一方を含まない場合は、その含まないデータ種別に対応するサムネイル配置領域に非含有を示す予め定められた出力(例えば、「テキストなし」と表示する)を行うとしたものである。また、同様に、画像がないファイルについては、「画像なし」と表示される。ユーザは、特定情報32、画像イメージ33、テキストイメージ34から、目的とするファイルを探すことができる。
【0045】
図7のインデックス印刷結果は、画像イメージ33及びテキストイメージ34が定まった位置に整列しており、かつ画像イメージ33及びテキストイメージ34の対象データが
ない場合にも、画像イメージ33及びテキストイメージ34の配置領域にその旨が印刷されているので、ダイレクト印刷の対象となる画像ファイルや文書ファイルに含まれる画像やテキストの概要を思い浮かべたユーザはざっと眺めるだけで、ダイレクト印刷の対象ファイルを特定することができる。特に、複数のファイルをダイレクト印刷の対象としたいとき、例えば、会議用のテキストを含む文書ファイルと、同じ会議で使う資料の画像が収められた画像ファイルを選びたいときは、テキストの概要及び画像の概要の双方からファイルを特定できることは都合がよい。また画像イメージ33やテキストイメージ34の対象データがない場合にも、画像イメージ33及びテキストイメージ34の配置領域にその旨の印刷があることで、画像イメージ33、テキストイメージ34ともに整列されており、ユーザにとってざっと眺めやすい利点がある。
【0046】
図3Bに戻り、生成したデータのインデックス印刷が終了すると(S17)、印刷装置1のCPU10は、「テキストイメージのみ」のインデックス印刷のフォーマットが選択された場合であったかを判断する(S18)。ユーザによって選択されたインデックス印刷のフォーマットが「テキストイメージのみ」でなかった場合(S18:NO)、インデックス印刷処理を終了する。
【0047】
ユーザによって選択されたインデックス印刷のフォーマットが「テキストイメージのみ」であった場合(S18:YES)、印刷装置1のCPU10は、ユーザに対し、「画像イメージのみ」のインデックス印刷を実行するかを問い合わせる(S19)。ユーザが、「画像イメージのみ」のインデックス印刷を実行しない、を選択すれば(S19:NO)、インデックス印刷処理を終了する。
【0048】
ユーザが、「画像イメージのみ」のインデックス印刷を実行する、を選択すれば(S19:YES)、ユーザに対し、インデックス印刷を実行するファイルに付加された識別情報の入力を、例えば表示部24のパネルに表示することにより促し、ユーザが例えば操作部23のキースイッチ群を操作することにより識別情報の入力が完了すれば(S20:YES)、入力された番号(識別番号)のファイルに対して、特定情報32に画像イメージ33のみを付加したデータを生成する(S21)。そして、その生成したデータをインデックス印刷する(S22)。つまり入力された識別情報に対応するファイルの非選択種別データ(画像イメージ33)を用いたインデックスイメージを追加印刷する。
【0049】
ユーザはインデックス印刷結果を見ることにより、ダイレクト印刷を行う目的とするファイルを探し、印刷装置1にてそのファイルを指定することにより、ダイレクト印刷を行うことができる。
【0050】
なお、本実施例においては、ユーザによって選択されたインデックス印刷のフォーマットが「テキストイメージのみ」であった場合(S18:YES)に、ファイルの非選択種別データである画像イメージ33を追加印刷する例を説明したが、逆に、ユーザによって選択されたインデックス印刷のフォーマットが「画像のみ」であった場合に、ファイルの非選択種別データであるテキストイメージ34を追加印刷する構成であっても良い。
【0051】
また、本実施例においては、インデックスを印刷出力する例を挙げて説明したが、インデックスを表示部24のパネル上に表示することによってユーザに視覚的に確認させる構成であっても良い。
【実施例2】
【0052】
図8A及び図8Bを用いて、第一の印刷用紙31に画像イメージ33を特定情報32と共に印刷出力し、画像イメージ33をテキストイメージ34と同配置にて第二の印刷用紙31にインデックス印刷する場合の実施例について説明する。ユーザが印刷装置1の操作
部23のキースイッチ群の中のダイレクト印刷キーを押下すると、印刷装置1は、記憶メディア28に記憶されたファイルをダイレクト印刷するために、図8A及び図8Bのフローチャートに従ったインデックス印刷処理を行う。
【0053】
まず、印刷装置1のCPU10は、スロット部25に記憶メディア28が装着されているかを判断する(S31)。記憶メディア28が装着されていない場合は、ダイレクト印刷の対象となるファイルが存在しないため、印刷を終了する。
【0054】
スロット部25に記憶メディア28が装着されていれば(S31:YES)、印刷装置1のCPU10は、ユーザによってインデックス印刷の選択がなされるかを監視する。ユーザが操作部23を操作することによるインデックス印刷の選択がなければ(S32:NO)、インデックス印刷が実行されないため、処理を終了する。一方、インデックス印刷の選択がなされれば(S32:YES)、インデックスデータ作成プログラム12fを実行して記録メディア28に記憶されたインデックス印刷対象のファイルの内容を順番に解析する(S33)。そして、ファイルの画像の有無とテキストの有無、ファイルを特定するための特定情報32(サイズ、ページ数等)をファイル毎にメモリ(RAM11)に格納する(S34)。
【0055】
印刷装置1のCPU10は、全ファイルの解析が終了したかを判定し、終了していなければ(S35:NO)、S33に戻る。
【0056】
全ファイルの解析が終了すれば(S35:YES)、印刷装置1のCPU10は、全ファイルのそれぞれについて、テキストの少なくとも一部に対応したテキストデータをファイルから抽出し、それに基づくテキストイメージ34を、特定情報32に付加したデータを生成する(S36)。
【0057】
データの生成が終了すると、印刷装置1のCPU10は、テキストサムネイル配置領域と特定情報32とを互いに対応づけた形で設定し、生成したデータをインデックス印刷する(S37)。インデックス印刷の例を図9(a)に示す。特定情報32とそのファイルに含まれるテキストデータとが並んで印刷されている。
【0058】
次に、図8Bに示すように、印刷装置1のCPU10は、ユーザに対して「画像イメージのみ」のインデックス印刷を実行するかどうかを問い合わせる(S38)。「画像イメージのみ」のインデックス印刷を実行しない、をユーザが選択すれば(S38:NO)、インデックス印刷処理を終了する。「画像イメージのみ」のインデックス印刷を実行する、をユーザが選択すれば(S38:YES)、印刷装置1のCPU10は、それぞれの特定情報32内の画像有りのページ数が所定値以上のファイルがあるかどうかを判断する(S39)。所定値以上のファイルがあれば(S39:YES)、印刷装置1のCPU10は、画像サイズを縮小し、複数ページの画像データを生成して(S40)、S41へ移行する。所定値以上のファイルがなければ(S39:NO)、そのままS41へ移行する。
【0059】
次に、印刷装置1のCPU10は、複数ページの画像データの中から最もサイズの大きい画像、又はカラー画像などの特徴のある画像を予め定められた条件により抽出する(S41)。そして全ファイルに対して、抽出した画像を画像イメージ33として特定情報32に付加したデータを生成する(S42)。データの生成が終了すると、印刷装置1のCPU10は、テキストイメージ34の印刷時と同配置で画像イメージ34のみのインデックス印刷を実行する(S43)。
【0060】
図9、図10にインデックス印刷の例を示す。図9(a)は、特定情報32とテキストイメージ34とが印刷された1枚目の印刷用紙31を示し、図9(b)は、1枚目の印刷
用紙31に印刷された各ファイルの特定情報32とテキストイメージ34の印刷位置に対応する2枚目の印刷用紙31の位置に、画像イメージ33が印刷出力された例である。各ファイルに対して画像イメージ33が一つ印刷出力されている。つまり、2枚目の印刷用紙31に印刷された画像イメージ33は、同じファイルに基づき1枚目の印刷用紙31に印刷されたの特定情報32、テキストイメージ34と同位置に印刷されており、どの画像イメージ33がどのファイルのものであるかをユーザがすぐに認識することができる。
【0061】
また図10(a)は、同じく特定情報32とテキストイメージ34とが印刷された1枚目の印刷用紙31を示し、図10(b)は、1枚目の印刷用紙31に印刷された各ファイルの特定情報32とテキストイメージ34の印刷位置に対応する2枚目の印刷用紙31の位置に、画像イメージ33が印刷出力された例である。図10(b)は、ファイル内に複数の画像データが含まれている場合に、2枚の画像イメージ33が出力された例を示す。このように、1枚目の印刷用紙31に特定情報32とテキストイメージ34を印刷出力するとともに、ユーザの指示によって2枚目に1枚目と同配列となるように画像イメージ33を印刷出力することにより、2枚目の必要がなければ、印刷出力せずに無駄な待ち時間をなくすことができる。
【実施例3】
【0062】
上述した実施例においては、特定情報32、画像イメージ33、テキストイメージ34とを互いに重ならない位置に配置する例を説明したが、これらは、互いに重畳する形で合成して印刷出力する構成であっても良い。この重畳する形で合成して印刷出力する例である、透かしインデックス印刷の例を図11に示す。このように、印刷用紙31に画像イメージ33、テキストイメージ34、特定情報32とを合成して印刷出力することにより、印刷スペースや印刷時間を省略することができる。
【0063】
以上のように、特定情報32と共に、そのファイルのテキストイメージ34、画像イメージ33がインデックス印刷されることから、そのインデックス印刷の結果をユーザが見ることにより、ユーザは、目的とするファイルを容易に見つけることが可能である。また特定情報32とテキストイメージ34を印刷出力し、特定情報32内に、画像イメージ33の有無を示すことにより、必要に応じて画像イメージ33を印刷出力することができる。さらに1枚目の印刷用紙31にテキストイメージ34と特定情報32とを印刷出力し、それに対応した位置の2枚目の印刷用紙31に画像イメージ33を印刷出力するように構成すれば、不要であれば2枚目の印刷出力を省略し、印刷時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施形態としてのデータ生成装置を具備した印刷装置を示すブロック図。
【図2】ROMに格納されたプログラムの例を示す図。
【図3A】インデックス印刷の実施例1を示すフローチャート。
【図3B】図3Aに続くフローチャート。
【図4】RAMに格納されたファイルの例を示す図。
【図5】画像イメージのみをインデックス印刷した例を示す図。
【図6】テキストイメージのみをインデックス印刷した例を示す図。
【図7】画像イメージとテキストイメージをインデックス印刷した例を示す図。
【図8A】インデックス印刷の実施例2を示すフローチャート。
【図8B】図8Aに続くフローチャート。
【図9】2枚に分けて印刷出力する例を示す図。
【図10】1つのファイルについて複数の画像イメージを印刷出力する例を示す図。
【図11】透かしインデックス印刷の例を示す図。
【符号の説明】
【0065】
1 印刷装置(データ生成装置)
10 CPU
11 RAM
12 ROM
12a 表示プログラム
12b 印刷プログラム
12f インデックスデータ作成プログラム
22 印刷部
24 表示部
25 スロット部
28 記憶メディア
31 印刷用紙
32 特定情報
33 画像イメージ(画像サムネイル)
34 テキストイメージ(テキストサムネイル)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイルに含まれているテキストの少なくとも一部に対応したテキストデータと、ファイルに含まれている画像の少なくとも一部に対応した画像データとを、前記ファイルから抽出する抽出手段と、
前記テキストデータを用いたテキストサムネイルを配置するテキストサムネイル配置領域と、前記画像データを用いた画像サムネイルを配置する画像サムネイル配置領域とを前記ファイル毎に設定する設定手段と、
前記テキストサムネイル配置領域と前記画像サムネイル配置領域とに、対応する前記テキストサムネイル及び前記画像サムネイルを前記ファイルを特定するための特定情報と共にインデックス出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするデータ生成装置。
【請求項2】
前記設定手段は、前記テキストサムネイル配置領域と前記画像サムネイル配置領域とを互いに重ならない領域として設定する請求項1に記載のデータ生成装置。
【請求項3】
前記出力手段は、前記ファイルがテキスト及び画像の一方を含まない場合、対応するサムネイル配置領域に非含有を示す予め定められた出力を行う請求項1又は2に記載のデータ生成装置。
【請求項4】
前記出力手段が出力するサムネイルの種別を選択する選択手段を備え、
前記出力手段は、選択された種別のサムネイルを出力するとともに、選択されなかった種別のサムネイルについては出力を行わない請求項1ないし3のいずれか1項に記載のデータ生成装置。
【請求項5】
前記出力手段は、選択されなかった種別のサムネイル配置領域に、前記ファイルに前記非選択種別データが含まれているか否かを示す情報を出力する請求項4に記載のデータ生成装置。
【請求項6】
前記出力手段は、前記非選択種別データが含まれている前記ファイルを識別情報を付与して出力するものであり、
該出力後に前記識別情報を取得する取得手段と、
取得した前記識別情報に対応するファイルの前記非選択種別データを用いたインデックスを出力する追加出力手段とを備える請求項5に記載のデータ生成装置。
【請求項7】
前記設定手段は、前記テキストサムネイル配置領域と、前記画像サムネイル配置領域とを第一の出力媒体と第二の出力媒体とに分離して設定する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のデータ生成装置。
【請求項8】
前記設定手段は、前記第一の出力媒体の前記テキストサムネイル配置領域と前記第二の出力媒体の前記画像サムネイル配置領域とを互いに対応するレイアウトで設定する請求項7に記載のデータ生成装置。
【請求項9】
前記設定手段は、前記テキストサムネイル配置領域と前記画像サムネイル配置領域とを互いに重なる領域として設定し、前記出力手段は、前記テキストサムネイルと前記画像サムネイルとを合成して出力する請求項1に記載のデータ生成装置。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか1項に記載のデータ生成装置を備え、前記出力手段から出力を印刷出力する印刷装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2007−267373(P2007−267373A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−33016(P2007−33016)
【出願日】平成19年2月14日(2007.2.14)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】