説明

トイレ

トイレユニット(10)は病室(12)に配置され、ディスプレイ(18)が、使用されているか否か、および「使用できる」か否かを表示する。人が流水動作を開始したい場合、流水動作センサ(34)の前に手をかざすと、便座(28)および蓋(26)を互いにタンク上にロックするステップを含む一連の動作を開始するよう制御ユニット(26)に指示し、同時に遅延タイマー(48)が開始され、4.5リットルの流水に8秒、および流水によって発生する発散物が完全に沈静するまで更に8秒の流水時間に基づいて16秒の猶予が設定される。従って、タンクに汚染または感染した液体または「発散物」の水滴が存在するリスクは実質上または実際になくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトイレに関し、例えば電動トイレアセンブリを含むトイレに関するものである。
【背景技術】
【0002】
長い年月、トイレを使用した場合、特に病院、空港および食品産業などの公共のトイレを使用したときに病原菌が蔓延することが起こりうるリスクの懸念があった。
【0003】
国際特許公開WO2004/100745は、ユーザの要求に対してヒンジ式の蓋と便座を上昇および/または下降させるモータ駆動装置を有する電動便座アセンブリを開示しており、要求次第で、あるいは他の行動またはセンサに反応して動作しうる数多くの自動機能やオプションについて記載している。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、流水動作時およびその後の期間、アセンブリを閉じた状態に維持する手段を有するトイレアセンブリを提供する。
【0005】
他の態様によると、本発明は、流水動作時およびそれを過ぎた所定の期間固定できるヒンジ式の蓋を具えるトイレアセンブリを提供する。
【0006】
他の態様によると、本発明は、ヒンジ式の蓋と、流水動作の開始からその終了時を過ぎるまでにわたる期間、蓋を閉じた位置に固定する手段とを具えるトイレアセンブリを提供する。
【0007】
他の態様によると、本発明は、ヒンジ式の蓋と、流水動作の開始後、所定の期間で解除するように蓋を閉じた位置に固定する手段とを具えるトイレアセンブリを提供する。
【0008】
本発明者は、流水の下降流が便器内の静水および汚物(尿、便、吐瀉物または血液かどうかにかかわらず)に当たるときに著しい液体の復流および水滴の発散物が生じ、その双方ともおそらく汚染された微生物および汚物を含んでおり、2メートルまで上昇しうる感染物質の雲となり、公共の場、物体(例えば、家庭内の浴室では歯ブラシ、眼鏡、装着しているベルト)およびドアハンドルや照明スイッチを広く汚染すると認識している。それゆえ、本発明者は、この発散物が沈静するまでの期間トイレを動作しない状態にして、これにより発散物がトイレアセンブリの外側に通り、表面や物体を汚染し、感染症を伝染させるリスクが効果的に取り除かれるようにする技術的な特徴を組み込んでいる。
【0009】
この方法では、本発明は、流水動作で生成された発散物が沈静するまでトイレアセンブリが確実に動作しないようにする。
【0010】
従って、このアセンブリは、流水動作の開始からの期間、閉じた状態を維持し、流水動作終了後の5乃至20秒の範囲で終了するよう動作する。
【0011】
例えば、当該トイレは、流水動作時およびその後の一定期間、アセンブリの一部または全ての電源を遮断させるよう動作してもよい。
【0012】
さらにまたは代替的に、流水動作の開始時に閉じた蓋を固定するよう動作するロックと、流水動作終了後の5乃至20秒の範囲の期間の後に蓋をロックモードから解除する手段を提供してもよい。
【0013】
トイレアセンブリは、流水動作の終了時を判定することができる、流水動作をモニタする水流センサを有してもよく、このアセンブリは、水流センサからの出力に依存してアセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックを終了するよう動作する。
【0014】
さらに、トイレアセンブリは、アセンブリが密閉されている、および/または蓋が閉鎖/ロックされているときを表すことができる表示器と、トイレアセンブリの近くにいる人の存在を検出することができる人感センサとを有してもよい。この表示器は、アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックが終了するまでの残り時間を示すことができ、人感センサからの出力に依存している。
【0015】
さらに、蓋および便座は、それらの間および/またはトイレアセンブリの表面領域を密閉係合させる協働表面を有してよい。
【0016】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる制御ユニットを提供しており、このユニットは、流水動作時およびその後の期間アセンブリを閉じた状態に維持するようにアセンブリを動作させる手段を具えている。
【0017】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる制御ユニットを提供しており、このユニットは、流水動作時およびそれを過ぎた所定の期間、ヒンジ式の蓋を固定した状態に維持するようにアセンブリを動作させる手段を具えている。
【0018】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる制御ユニットを提供しており、このユニットは、流水動作の開始からその終了時を過ぎるまでにわたる期間、ヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するようにアセンブリを動作させる手段を具えている。
【0019】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる制御ユニットを提供しており、このユニットは、流水動作の開始後、所定の期間で解除するようにヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するよう動作する手段を具えている。
【0020】
制御ユニットは、以下の:
−制御ユニットが、流水動作の開始時からの期間、アセンブリが閉じた状態を維持し、流水動作終了後の5乃至20秒の範囲で終了するよう動作すること;
−制御ユニットが、流水動作時およびその後の一定期間、アセンブリの一部または全ての電源を遮断させるよう動作すること;
−制御ユニットが、流水動作の開始時に閉じた蓋を固定し、流水動作終了後の5乃至20秒の範囲の期間後にロックモードから蓋を解除するロックと併せて動作すること;
−当該ユニットが、流水動作の終了時を判定できる、流水動作をモニタする水流センサと併せて動作すること;
−当該ユニットが、水流センサからの出力に依存して、アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックを終了するよう動作すること;
−当該ユニットが、アセンブリが密閉されている、および/または蓋が閉鎖/ロックされているときを表す表示器と併せて動作すること;
−当該ユニットが、トイレアセンブリの近くにいる人の存在を検出できる人感センサと併せて動作すること;
−当該ユニットが、アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックが終了するまでの残り時間を示し、人感センサからの出力に依存している表示器と併せて動作すること;の特徴の1以上を有しうる。
【0021】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる方法を提供しており、当該方法は、流水動作時およびその後の期間、アセンブリを閉じた状態に維持するステップを含む。
【0022】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる方法を提供しており、当該方法は、流水動作時およびそれを過ぎた所定の期間、ヒンジ式の蓋を固定するステップを含む。
【0023】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる方法を提供しており、当該方法は、流水動作の開始からその終了時を過ぎるまでにわたる期間、ヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するステップを含む。
【0024】
他の形態によると、本発明はトイレアセンブリを動作させる方法を提供しており、当該方法は、流水動作の開始後、所定時間で解除するようにヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するステップを含む。
【0025】
この方法は、以下の:
−アセンブリは、流水動作の開始時からの期間、閉じた状態が維持され、流水動作終了後の5乃至20秒の範囲で終了すること;
−流水動作時およびその後の一定期間、アセンブリの一部または全ての電源を遮断させること;
−流水動作の開始時に閉じた蓋を固定するロックと、流水動作終了後の5乃至20秒の範囲の期間後に蓋をロックモードから解除する手段とを動作させること;
−流水動作の終了時を判定できる、流水動作をモニタする水流センサを動作させること;
−水流センサからの出力に依存して、アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックを終了するようにアセンブリを動作させること;
−アセンブリが密閉されている、および/または蓋が閉鎖/ロックされているときを表すことができる表示器を動作させること;
−トイレアセンブリの近くにいる人の存在を検出する人感センサを動作させること;
−アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックが終了するまでの残り時間を示し、人感センサからの出力に依存している表示器を動作させること;の特徴の1以上を含みうる。
【0026】
本発明はさらに清掃および保全のためのオーバーライドシステムを提供し、便座を手動で調整できるようにしている。
【0027】
WO2004/100745は、ページ11、段落31およびページ19、段落9において、タンクの残りの排水を可能にするためにのみ、流水後に付加的な時間の猶予を単に取り込む遅延回路について簡単に言及しているが、これは蓋および便座が上昇位置にある間に行われており、この資料は、本発明に主張する特徴的な機構も、本発明に関連する問題点、目的、解決策、利点および結果も提示または開示していない。
【発明の効果】
【0028】
本発明はトイレアセンブリ、制御ユニットおよびトイレアセンブリを動作させる方法を提供することができ、この方法は確実に、トイレを流水した直後に病原菌が増殖するリスクを排除するか著しく低下させ、同様に近傍の表面が後に感染して汚染された状態に変質しうる物質によって覆われる可能性を排除するか著しく低下させる。
【0029】
本発明は、便座と蓋の制御システム、センサ、自動流水および電動化の組み合わせを提供することができ、確実にユーザの手とWCとの接触が不要となり、正しい使用法で手と汚染物質の接触は排除される。
【0030】
本発明は、風媒の汚染を確実に排除する、ロックシステム、関連したセンサおよび時間の猶予を提供することができる。
【0031】
本発明は、既存のWCパンのデザインを変更することなく、単純かつ実用的、効果的、および堅固なケーブルの処理方法を確保する、(DC電源ケーブルを収容する)スロット付ボルトおよびスタッドヘッドを提供することができる。
【0032】
本発明は、単純な図記号を用いてユーザに指示および通知し、WCとの不要な接触を防ぐ高機能ディスプレイを提供することができる。
【0033】
本発明は、次の使用までの休止時または低使用頻度のときに便座と蓋の位置を交互させる付加的な制御機能を提供することができ、重要な要求事項である便座上部、蓋の下側および便器の内側の「見通し」UV殺菌を可能にする。
【0034】
本発明は、便器内側をUV殺菌するための、蓋またはヒンジに装着されたUVランプを提供することができる。
【0035】
本発明は、設備の管理および患者をモニタする有線または無線の電子通信機能を提供することができる。
【0036】
本発明は、汚染に対する追加の二次的安全対策のため、トイレの蓋とパンの間に密閉部を提供することができる。
【0037】
本発明は、WCの汚染からできる限り包括的に保護するため、便座と蓋に抗菌物質を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、便座および/または蓋の下降/上昇などを含む1以上の電動機能を有するトイレアセンブリに適用できる、および/または当該アセンブリはトイレの流水、あるいは表面またはトイレ自体の洗浄/乾燥/清掃/加温などを含む自動運転を有してもよい。本発明は同様に、このような付加機能がない従来の基本的な標準トイレにも適用できる。
【0039】
本発明は特に、病院、介護施設、空港および他の移動ターミナル、食品の調達場、加工場、小売および接客といった、多くの大衆が利用して衛生が主な懸念事項かつ重要事項である環境で使用するトイレアセンブリ、さらに刑務所、スポーツスタジアム、バー、パブ、ナイトクラブといった、トイレアセンブリが不注意または意図的な破損を受けやすい環境で使用するトイレアセンブリにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
本発明をより簡単に理解するため、単に例示として本発明の様々な実施形態についての説明が記載されている。
【図1】図1は、本発明のトイレユニットを収容している空間の図である。
【図2】図2は、閉じたモードにある図1のトイレユニットの斜視図である。
【図3】図3は、蓋が上昇位置にある図1のトイレユニットの斜視図である。
【図4】図4は、蓋と便座が上昇位置にある図1のトイレユニットの斜視図である。
【図5】図5は、図1のトイレユニットの制御ユニットの動作の概略的なブロック図である。
【図6】図6は、本発明のディスプレイユニットを図示している。
【図7A】図7Aは、本発明のヒンジのデザインを図示している。
【図7B】図7Bは、使用するナットおよびケーブルと嵌合した図7Aのヒンジを図示している。
【図8】図8Aおよび8Bは、本発明の取付機構のそれぞれ側面図および上面図である。
【図9】図9は、本発明の電磁石ロックを図示している。
【図10】図10は、本発明の他のロックを図示している。
【図11】図11は、本発明の殺菌機能を図示している。
【図12】図12Aおよび12Bは、本発明の代替的な密閉機構を図示している。
【発明を実施するための形態】
【0041】
図1乃至3には病院で使用するトイレユニット10が図示されている。トイレユニット10は病棟14の空間12内に位置しており、(使用時を示すために赤くなり、空いている時は緑になるパネルによって)空間12が使用されているか否かを示す一部分18と、選択的に(i)トイレユニット10が「使用できる」ことを示す緑、および(ii)「現在は使用できない」ことを示す赤になる「トイレ」記号を有する他の部分19とを有するディスプレイ17が横にあるドア16によってアクセスできる。トイレ記号が赤の場合、部分19はトイレユニット10が使用可能になるまでの秒数のデジタル表示を有する。変形物では、トイレ記号は、「停止」の国際記号である手を挙げた絵文字と置き換えられる。同様のディスプレイ21が空間12内の壁に設けられてトイレを利用できるか否かを表示し、現在利用できない場合には、いつ利用可能になるかを表示する。
【0042】
図1に示すように、トイレユニット10が使用中ではなく使用する準備が整っている場合、このユニットは連続的な滑らかな外面を有し、汚れ、油、ほこりまたは汚物を宿す、あるいは保持しうる凹み、くぼみまたは突出部がない密閉されたユニットを形成する。このような表面により、ユニットの素早くて簡単な衛生的掃除および保全が可能となる。
【0043】
ディスプレイ18が、空間12が空いておりトイレユニットが利用可能であると表示している場合、空間12に入るため、人はドアを開けるべくドア16近傍にある病棟14の壁上の入室センサ20の前に手をかざす。空間12が空いておりトイレユニット10が利用可能でない限り、入室センサ20は作動できない。
【0044】
空間12に入ると、トイレユニット10は図2に示すモードにある。人が空間12に入ると、人感センサ22はその存在を感知して信号をトイレユニット10の制御ユニット24に送信し、トイレの蓋26を図3の位置に上昇させる。人が便座28を上昇させることを必要とする場合は、便座上昇センサ30の前に手をかざすことにより行われる。
【0045】
便座28が下降位置にある場合、便座28は便器の上面32上に位置し密閉するよう係合して、その間への液体、水滴および発散物の侵入に対する障壁を設けている。同様に、(図2に示すように)蓋26が下降位置にある場合、蓋26は同様に上面32と密閉係合して、蓋26と上面32の間に便座を密閉する。
【0046】
蓋26および便座28が双方とも上昇位置にある場合、これらは再び互いに密閉係合して、液体/水滴/発散物の侵入を防ぐ。全ての密閉係合は、便座とトイレパンの間の隙間を完全に密閉し、図4に見られるように、蓋が便座の開口部に正確に一致するよう成形したハブキャップ型である蓋の内側に便座が完全に収容されるように、便座の開口部を蓋の下側に成形された「ハブキャップ」で完全に密閉することにより実現する。
【0047】
人が流水動作を起動し始めたい場合、制御ユニット24に以下の一連の動作を開始するよう指示する流水動作センサ34の前に手をかざすことにより行われる。

【0048】
人が流水動作センサ34を作動させることなく空間14を後にした場合、人感センサ22は人が居ないことに気が付いて上記の適切な一連の動作を自動的に開始する。
【0049】
便器の上面32および便座28の下面36はそれぞれ、各構成要素の表面の直下に組み込まれ、制御ユニット24により電気的に駆動する磁気ソレノイドの接触子または細片38、40(図4参照)を有しており、流水シーケンスの第1ステップとして便座28を上面32に密閉ロックし、同様に便座28の上面38内に組み込まれた同等の細片42が蓋26の下面46内に組み込まれた細片44で密閉ロックされる(図3参照)。
【0050】
ロック動作に追加して、あるいはその代わりに、トイレユニット10の電動動作の一部または全て電源が遮断され、これにより蓋および便座はタンクの密閉係合した位置に堅く保持され、再び通電されるまで便座および蓋は強制的な動きに抵抗する。
【0051】
制御ユニット24は、タンクにおいて便座28および蓋26のロックがを互いに完了したときを検知し、タンク内の実際の流水が開始すると、同時に遅延タイマー48が開始され、4.5リットルの流水に8秒、および流水によって発生する発散物が完全に沈静するまで更に8秒の流水時間に基づいて16秒の猶予が設定される。従って、蓋が再び開くことができるときまでに、タンク内に汚染または感染した液体または蒸気/気体が存在するリスクは実質上または実際になくなる。
【0052】
6リットルの流水能力を有するタンクでは、適切な時間の猶予は、流水する間の12秒および発散物が沈静する間の8秒に基づいて合計20秒となる。
【0053】
変形物では、トイレユニット10は便器内に水流センサ50および/または音声センサ52を有して流水動作の終了をモニタし、制御ユニット24がその終了時を検出したときに、発散物が沈静する間の別の猶予期間、すなわち8秒を開始する。この態様は、基本形態の代替として、および/またはそれに加えて使用することができる。
【0054】
それぞれの猶予の終了時、蓋および/または便座のロック動作、および/またはトイレユニット10の適切な部分または全ての電源の遮断が解除または停止し、ディスプレイ18上の表示が適切に変化する。
【0055】
便座28は2つの側腕部に架かる前方中央部がないU字型であり、便座の後部のヒンジにモーメント力が掛かることで故意に破損する可能性を阻止している。
【0056】
本発明の「時間の猶予」の提言は発散物が沈静した後まで便座や蓋が開くのを防ぎ、これは、電子制御、自動流水デバイス、電動式便座/蓋アセンブリ、および場合によっては追加のロック機構の有効相互作用に依存しており、ユーザによって蓋が早まって持ち上げられることに対する更なる安全対策をもたらしている。「拡散するリスクをなくす」という目的は、電子制御、自動流水デバイス、電動式便座/蓋アセンブリ、および場合によっては追加のロック機構の記載した組み合わせを用いて実現することができる。
【0057】
図6は、記載された図記号の組み合わせを有するディスプレイの詳細を図示している。長距離センサ102が新たな使用者を検出して蓋26は上昇し、「上」矢印104がさらに点灯される。「上」矢印104は、便座/蓋26が上昇しようとしている、あるいはその最中に点灯し、下方の「下」矢印105は、便座/蓋26が下降しようとしている、あるいはその最中に点灯する。さらに、「上昇」および「下降」記号は別個に適宜点灯し、これによりメッセージは必要な動作に特有のものとなる。2の位置の便座/蓋26を有する「WC図」108は、オペレータの選択に応じて白または緑に点灯しうる。
【0058】
この画像はWCが何をしようとしているかを反映するように、「上」および「下」の矢印104、105は別個に点灯する。カウントダウンディスプレイ110は、蓋が実際に密閉され流水がちょうど始まったときに開始する。近距離センサ112は手をかざしたことを検出して便座を上昇/下降させる。「上」および「下」の矢印104および105も点灯する。
【0059】
カウントダウンディスプレイ110は、「9」から「0」までのデジタルカウントダウンを表示する。このカウントダウン速度(ひいては全時間)は流水が短いか長いかに応じて異なること場合があり、沈静する期間も考慮する。全てのカウントダウンシーケンスは通常、流水の長さおよび発散物が沈静できるまでに要する時間に応じて15乃至30秒(流水時間を含む)続く。この制御によってカウントダウンが終了するまで蓋を動作させることはできなくなり、WCからの空媒による汚染のリスクを最小限にする。
【0060】
「手」記号は2つの位置114、116を有している。2つの位置の何れかが緑に点灯した場合、これは、使用者が便座を上昇/下降させたい場合はセンサに手をかざすべきであると意味している。「ここに手をかざすと、便座が上昇−下降します↑」というメッセージ118も点滅し、近距離センサ112を指し示す。「上」104または「下」105の矢印のいずれかが点灯して、WCがしようとしていることを表示する。
【0061】
縦型の「手」記号116は、システムがユーザを止める必要がある場合に赤に点滅する。これは、蓋または便座を無理やり開けるユーザに反応してもよい。「手」記号116は、システムが異常を検出したときに「故障中」表示120と併せて継続的に赤に点灯する。(通常は新たなユーザによって)何れかのセンサが動作した場合に、「故障中」表示が点滅して新たなユーザの注意を引いてもよい。
【0062】
図7Aおよび7Bは、ステンレス鋼の2部分の(または分割する)ヒンジ構造である電動式ヒンジのデザインを図示しており、上部および底部取り付け型のWCパンの双方に利用できる「上部取り付け」技術を利用し、これらの2の部分は同一であって別々に与えられるわけではない。変形物には、2のモータが内蔵された1部分のヒンジがある。
【0063】
図7Aおよび7Bでは、ケーブル配線126を収容する縦スロット124を有する、スロット付取付ヘッド120およびスタッド122と、(便座28または蓋26における)電動式ヒンジピボット128があり、その内側(図では可視できない)はマイクロドライブであって外側に延在する駆動シャフト130を有している。
【0064】
モータケーブルの処理には、上部取付スタッド(図7参照)を形成する、スロット付ボルトとスロット付のくびれたヘッドとを有する取付スタッドを用いる。両方の部分に長手方向に延びた「U」字型のスロットがある。DCモータのケーブルはスロット内を延び、モータヒンジアセンブリからスロット付の取付スタッドを介してセラミックのWCパンを通り、WCパンの下側(またはその内側後方)へと通過し、WCハウジングの流水パネルに取り付けられた電子制御部に連結される。
【0065】
ケーブルを処理する代替的な機構は、図8Aおよび8Bに示すような「ライブ」取付であり、12vのDC電力がこの取付スタッド140自体を通って供給される。この取付スタッドは、「電話」プラグのように設計されている。2部分のスタッドは、別個の絶縁端子142、144に正(+ve)および負(−ve)のDC電力を伝える。このデザインは特に、底部の取り付けに適している。
【0066】
図9に示すようなロック機構を取り入れた代替的な機構は成型された蓋26に組み込まれたDC電磁石150であり、これはWCパン前方の外面に接合された金属プレートと相互作用し、電磁石が通電されたときに最大限の力を生成することができる。蓋26の前縁152には、(成型された)埋め込み型の平らな電磁石にリード154が組み込まれ、WCパンに接合されたプレート156と相互作用する。通電されると、電磁石150およびプレート156は固定力を生みだしながら引き付け合う。このアイデアは簡単であり、可動部分はない。流水および沈静している間の短い期間動作し、最小限の電気エネルギを利用して蓋をロックすることができる。
【0067】
異なるロック機構が、ロックピン160を動かすことできるDCソレノイドである。このピンはWCパンの適切な機構と直接連結させることができる、あるいはピンによって押し出されWCパンの適切な機構で「くさび固定」(図10)する弾性の拡張ブロック162と共に動作する。弾性ブロックの概念の利点は、デバイス全体が弾性ブロック162によって覆われ、腐食、短絡などを招く流体の侵入を防ぐことができる点である。
【0068】
ソレノイドを動力とするピンの機構は、WCパンの外面の凹部と弾性ロックブロックを有しており、ピンがソレノイドによって押し込まれると、弾性ブロックはパンの凹部へと押し出される。
【0069】
UV殺菌技術を組み込む方法の1つは、強力なUVランプ170を、反射板172と、ランプハウジング178の縁部176に密閉された透明カバー174とを有するトイレの蓋26に組み込む(図11参照)ことである。
【0070】
UV殺菌技術をシステムに組み込む、他の実用的かつ費用効果が高い手段は、低強度(人にとって安全)の、手術室(二重強度)に利用するような一定放出UVランプを病室、食品の調理場および供給場所等に使用することである。これらのランプは標準的に電源供給され、通常の照明のように特定の取り付け高さおよび角度の制限がある状態で装着することができる。それぞれの個室は天井またはバックパネルに取り付けられたランプを有し、UV殺菌をすることができる。
【0071】
これは、(一部の反射露出を利用して)「見通し」露出した全ての表面を背景殺菌して、確実に微生物レベルが低く維持されるようにする。
【0072】
便座、蓋および便器の殺菌を可能にするため、このシステムは蓋について「普段は開いた」状態を有してもよい。これは、制御ボックスの側面にある単純なスイッチによって簡単に選択することができる。次いで、頭上に「人に安全な」UVランプを適切に配置している状態で、便座上部、蓋の下側および便器の大部分を殺菌することが可能となる。この方法を利用して、1度の使用サイクルおきにリムが露出されるような「便座が上がった」状態を含むように、「普段は開いた」状態を交互に行うようコントローラをプログラムすることによって、リムを殺菌することも可能である。この構成は、便座や蓋が使用されていないときに閉じたままの状態となるよう設計されているために内面が一定のUV源の露出をあまり受けない便座と蓋要素に抗菌物質を使用する方法を補っている。
【0073】
代替的な蓋のリムのデザインでは、流水が沈静するサイクルが行われている間にユーザが蓋を開けてしまう可能性を減少させる。機械的なロック設計も可能であるが、実装するのが高価となり、微生物が宿る隙間を設けてしまうこともある。蓋の縁部およびリムの2つの代替的なデザインが図12Aおよび12Bに図示されている。第1のデザイン(図12A)は、セラミックのWCパン形状を変更して蓋の縁部192のエッジを密閉できるステップ部190を設ける必要がある。これはシール194を代替的に配置し、ユーザが蓋を無理に開けてしまう可能性を大幅に減少させることができる。同様に、(図12Bの)蓋26の端部196はテーパ状であり、指シールを組み込んでもよく、再びユーザが蓋を無理に開けてしまう可能性を減少させる。
【0074】
電子制御システムは、蓋と便座のモータ用のDC電源、流水バルブ(短い&長い流水)、およびロックデバイスを制御し、協働して提供するよう動作する。さらに、流水/沈静する猶予の期間および全ての表示機能も制御する。この制御システムは、センサ信号から、使用時間によって短いまたは長い流水のとちらが必要かを判断する。40秒よりも長い使用時間では、長い流水が必要であると判断する。この制御はさらに、「設備の管理者」が幾つかの特定のシステムから初期位置オプションを選択できるようにする。例えば、女性用設備では便座と蓋が下がった初期状態を有することが好ましく、男性用設備では蓋と便座が上がった初期状態を有することが好ましい。第3のオプションは、蓋を上げて便座を下げさせることである。さらに、上述のような殺菌処置のために便座と蓋の位置を制御することが必要なこともある。
【0075】
配線接続された、または無線の通信を設けて、データを送信することも可能である。使用に関する有用な情報(回数、頻度、水の量等)および現在の状況(稼働中または停止)を遠隔の設備管理ターミナルに送信することができる。これにより、設備管理者は遠隔のターミナルから判断をしたり、場合によっては直接的な行動を起こすことも可能となる(例えば、過度に使用されているユニットを停止させる、殺菌シーケンスを開始する、使用レベルまたは稼働状態に基づいてユニットを点検するようにSMSテキストメッセージにより保全スタッフに通知する)。このような判断をデバイスで自動化することもできる。この判断基準はデバイスコントローラにプログラムすることができ、SMSテキストメッセージを勤務中の保守要員の携帯電話に送信することを含む同一の判断がコントローラによって自動的に行われる。
【0076】
在宅介護および保健訪問の費用を削減するため、コンピュータ技術および電気通信がますます使用されており、患者の状態をモニタして医療従事者が多くの患者を簡単にモニタできる遠隔位置に中継する。設備の使用に関するデータ(使用時間、頻度、流水の長短など)を送信できる「電気通信送信」チップを制御基板に組み込んでもよい。将来的には、便器内を「分析」して、このデータを遠隔位置の医療従事者に送信することも可能となりうる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
流水動作時およびその後の期間、アセンブリを閉じた状態に維持する手段を有することを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項2】
流水動作時およびそれを過ぎた所定の期間、固定できるヒンジ式の蓋を具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項3】
ヒンジ式の蓋と、流水動作の開始からその終了時を過ぎるまでにわたる期間、前記蓋を閉じた位置に固定する手段とを具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項4】
ヒンジ式の蓋と、流水動作の開始後、所定の期間で解除するように、前記蓋を閉じた位置に固定する手段とを具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載のトイレアセンブリにおいて、当該トイレアセンブリが、流水動作の開始時からの期間、閉じた状態を維持し、前記流水動作の終了後の5乃至20秒の範囲で終了するよう動作することを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れかに記載のトイレアセンブリにおいて、当該トイレアセンブリが、流水動作時およびその後の一定期間、当該アセンブリの一部または全ての電源を遮断させるよう動作することを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れかに記載のトイレアセンブリであって、流水動作の開始時に閉じた蓋を固定するよう動作するロックと、前記流水動作の終了後の5乃至20秒の範囲の期間後に前記蓋をロックモードから解除する手段とを具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れかに記載のトイレアセンブリであって、流水動作の終了時を判定することができる、前記流水動作をモニタする水流センサを具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項9】
請求項7に記載のトイレアセンブリにおいて、当該トイレアセンブリが、前記水流センサからの出力に依存して、当該アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックを終了するよう動作することを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れかに記載のトイレアセンブリであって、当該アセンブリが密閉されている、および/または蓋が閉鎖/ロックされているときを表すよう動作する表示器を具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項11】
請求項1乃至10の何れかに記載のトイレアセンブリであって、当該トイレアセンブリの近くにいる人の存在を検出するよう動作する人感センサを具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項12】
請求項1乃至11の何れかに記載のトイレアセンブリであって、当該アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックが終了するまでの残り時間を表すよう動作し、人感センサからの出力に依存している表示器を具えることを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項13】
請求項1乃至12の何れかに記載のトイレアセンブリにおいて、蓋および便座が、それらの間および/または当該トイレアセンブリの表面領域を密閉係合させる協働表面を有することを特徴とするトイレアセンブリ。
【請求項14】
トイレアセンブリを動作させる制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作時およびその後の期間、前記アセンブリを閉じた状態に維持するように当該アセンブリを動作させる手段を具えることを特徴とする制御ユニット。
【請求項15】
トイレアセンブリを動作させる制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作時およびそれを過ぎた所定の期間、ヒンジ式の蓋を固定した状態に維持するように前記アセンブリを動作させる手段を具えることを特徴とする制御ユニット。
【請求項16】
トイレアセンブリを動作させる制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作の開始からその終了時を過ぎるまでにわたる期間、ヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するように前記アセンブリを動作させる手段を具えることを特徴とする制御ユニット。
【請求項17】
トイレアセンブリを動作させる制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作の開始後、所定の期間で解除するように、ヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するよう動作する手段を具えることを特徴とする制御ユニット。
【請求項18】
請求項14乃至17の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作の開始からの期間、前記アセンブリを閉じた状態に維持し、前記流水動作の終了後の5乃至20秒の範囲で終了するように動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項19】
請求項14乃至18の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作およびその後の一定期間、前記アセンブリの一部または全ての電源を遮断させるように動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項20】
請求項14乃至19の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作の開始時に閉じた蓋を固定し、前記流水動作の終了後の5乃至20秒の範囲の期間後に前記蓋をロックモードから解除するロックと併せて動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項21】
請求項14乃至20の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、流水動作の終了時を判定できる、前記流水動作をモニタする水流センサと併せて動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項22】
請求項14乃至21の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、前記水流センサからの出力に依存して、前記アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックを終了するように動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項23】
請求項14乃至22の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、前記アセンブリが密閉されている、および/または蓋が閉鎖/ロックされているときを表す表示器と併せて動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項24】
請求項14乃至23の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、前記トイレアセンブリの近くにいる人の存在を検出するように動作する人感センサと併せて動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項25】
請求項14乃至24の何れかに記載の制御ユニットにおいて、当該制御ユニットが、前記アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックが終了するまでの残り時間を表し、人感センサからの出力に依存している表示器と併せて動作することを特徴とする制御ユニット。
【請求項26】
トイレアセンブリを動作させる方法において、当該方法が、流水動作時およびその後の期間、前記アセンブリを閉じた状態に維持するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項27】
トイレアセンブリを動作させる方法であって、流水動作時およびそれを過ぎた所定の期間、ヒンジ式の蓋を固定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項28】
トイレアセンブリを動作させる方法であって、流水動作の開始からその終了時を過ぎるまでにわたる期間、ヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項29】
トイレアセンブリを動作させる方法であって、流水動作の開始後、所定の期間で解除するように、ヒンジ式の蓋を閉じた位置に固定するステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項30】
請求項26乃至29の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法において、前記アセンブリは、流水動作の開始時からの期間、閉じた状態が維持され、前記流水動作の終了後の5乃至20秒の範囲で終了することを特徴とする方法。
【請求項31】
請求項26乃至30の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、流水動作時およびその後の一定期間、前記アセンブリの一部または全ての電源を遮断させるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項32】
請求項26乃至31の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、流水動作の開始時に閉じた蓋を固定するロックと、前記流水動作の終了後の5乃至20秒の範囲の期間後に前記蓋をロックモードから解除する手段を動作させるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項33】
請求項26乃至32の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、流水動作の終了時を判定することができる、前記流水動作をモニタする水流センサを動作させるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項34】
請求項33に記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、前記水流センサからの出力に依存して、前記アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックを終了するように前記アセンブリを動作させるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項35】
請求項26乃至34の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、前記アセンブリが密閉されている、および/または蓋が閉鎖/ロックされているときを表すことができる表示器を動作させるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項36】
請求項26乃至35の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、前記トイレアセンブリの近くにいる人の存在を検出する人感センサを動作させるステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項37】
請求項26乃至36の何れかに記載のトイレアセンブリを動作させる方法であって、前記アセンブリの密閉または蓋の閉鎖/ロックが終了するまでの残り時間を表し、人感センサからの出力に依存している表示器を動作させるステップを含むことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【公表番号】特表2013−501173(P2013−501173A)
【公表日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−523385(P2012−523385)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際出願番号】PCT/GB2010/051245
【国際公開番号】WO2011/015848
【国際公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【出願人】(512025919)エスエイフラッシュミス リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】SAFLUSHMYSS LIMITED
【出願人】(512025920)
【氏名又は名称原語表記】WHITE,Grahame
【Fターム(参考)】