説明

ハードコートフィルム、これを用いた反射防止フィルム、偏光板、及び表示装置

【課題】 透明基材フィルムとの密着性が良好で、耐光性試験後も優れた密着性を有し、かつ高いハード性と優れた帯電防止性能を有するハードコート層を備えたハードコートフィルム、これを用いた反射防止フィルム、偏光板、及び表示装置を提供する。
【解決手段】 ハードコートフィルムは、ハードコート層が、π共役系導電性ポリマー(A)、電離放射線硬化型樹脂(B)、並びに環状エーテルを有するビニル化合物(C)及び/またはアミド基を有するビニル化合物(D)を含有する。ハードコート層用組成物の配合量が、π共役系導電性ポリマー(A)は0.05〜1.5質量%、電離放射線硬化型樹脂(B)は60〜99質量%、環状エーテルを有するビニル化合物(C)及び/またはアミド基を有するビニル化合物(D)は0.1〜30質量%の範囲であり、さらに光重合開始剤を、1〜10質量%含有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明フィルム基材上にハードコート層を有するハードコートフィルムであって、ハードコート層が、π共役系導電性ポリマー(A)、電離放射線硬化型樹脂(B)、並びに環状エーテルを有するビニル化合物(C)及び/またはアミド基を有するビニル化合物(D)を含有することを特徴とする、ハードコートフィルム。
【請求項2】
ハードコート層用組成物の配合量が、π共役系導電性ポリマー(A)は0.05〜1.5質量%、電離放射線硬化型樹脂(B)は60〜99質量%、環状エーテルを有するビニル化合物(C)及び/またはアミド基を有するビニル化合物(D)は0.1〜30質量%の範囲であり、さらに光重合開始剤を1〜10質量%含有することを特徴とする、請求項1に記載のハードコートフィルム。
【請求項3】
π共役系導電性ポリマー(A)が、ポリチオフェン誘導体、ポリピロール誘導体、及びポリアニリン誘導体のうちの一種のポリマーであることを特徴とする、請求項1または2に記載のハードコートフィルム。
【請求項4】
電離放射線硬化型樹脂(B)が、分子中に重合可能な不飽和結合を2個以上有するアクリル系化合物を含有することを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のハードコートフィルム。
【請求項5】
環状エーテルを有するビニル化合物(C)が、テトラヒドロフルフリル環を有するビニル化合物、またはジオキソラン環を有するビニル化合物であることを特徴とする、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のハードコートフィルム。
【請求項6】
アミド基を有するビニル化合物(D)が、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、及びアクリロイルモルフォリンよりなる群の中から選ばれた少なくとも一種の化合物であることを特徴とする、請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のハードコートフィルム。
【請求項7】
透明フィルム基材が、セルロースエステルフィルムであることを特徴とする、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のハードコートフィルム。
【請求項8】
請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のハードコートフィルムのハードコート層上に、基材よりも屈折率の低い低屈折率層が設けられていることを特徴とする、反射防止フィルム。
【請求項9】
請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のハードコートフィルムを一方の面に用いることを特徴とする、偏光板。
【請求項10】
請求項8に記載の反射防止フィルムを一方の面に用いることを特徴とする、偏光板。
【請求項11】
請求項9または10に記載の偏光板を用いることを特徴とする、表示装置。

【公開番号】特開2009−196202(P2009−196202A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−39957(P2008−39957)
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(303000408)コニカミノルタオプト株式会社 (3,255)
【Fターム(参考)】