説明

バックライト並びに表示装置

【課題】バックライト並びに表示装置における局所調光機能を実現するための領域分割処理を複雑化させることなく、比較的簡易な回路で実現することが可能な技術を提供することである。
【解決手段】
複数の画素がマトリクス状に配列された表示パネルを照明するバックライトであって、隣接する2つの光源間の距離が等しくなるように配置される複数の光源と、前記バックライトを複数の領域に分割し、該分割された複数の領域を各々独立して輝度を制御する制御回路とを有し、前記領域内にN個の前記光源が配置され、前記N個の光源は1つの制御線で接続され、前記複数の光源はM個の頂点を有する多角形の少なくとも頂点部に配置され、M≦N(ただし、M,Nは自然数)の関係が成り立つバックライトである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源からの光の透過率を調整することで映像の表示を行う表示パネルと前記表示パネルを照明するバックライトを備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、液晶パネルのバックライトの光源として冷陰極蛍光管(CCFL)が広く用いられてきた。近年、CCFLのかわりに発光ダイオード(LED)を用いてバックライトを構成する手法の研究開発が進められている。CCFLは線光源であるのに対し、LEDは点光源であるため、LEDバックライトの制御方法や構成方法はCCFLバックライトのそれと異なるものとなる。
【0003】
特許文献1には、液晶パネルに照射する照明光を発する光源となるLEDを、複数の分割領域に対して少なくとも1つずつ配置し、LED制御回路は映像信号に応じて、少なくとも照明光が必要とされる画面領域のみ照明光が照射されるよう、バックライトパネルにおけるLEDを分割領域単位で駆動制御し、照明する必要のない画面領域に対しては基本的に照明光を照射しないことで、照明に必要とされる消費電力を低減させる制御方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、隣接する他の光源との間隔を、これら光源を配置する面内において2以上の配列方向に関して略等間隔に配置することにより互いに離間させて配置し、赤、緑及び青色の発光ダイオード等の光源を2次元的に略等間隔に配置することによって、輝度ムラや色ムラを抑える構成方法が開示されている。
【特許文献1】特開2001−142409号公報
【特許文献2】特開2006−310043号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に記載の消費電力低減技術は、LEDを格子状に配置したバックライトにおいては比較的容易である。しかし、前記特許文献2に記載のバックライトのように、LEDの配置が格子状でない場合は、前記消費電力低減技術の適用は容易ではない。領域分割処理が複雑化するためである。
【0006】
本願発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、本願発明の目的は、バックライト並びに表示装置における局所調光機能を実現するための領域分割処理を複雑化させることなく、比較的簡易な回路で実現することが可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決すべく、複数の画素がマトリクス状に配列された表示パネルを照明するバックライトであって、隣接する2つの光源間の距離が等しくなるように配置される複数の光源と、前記バックライトを複数の領域に分割し、該分割された複数の領域を各々独立して輝度を制御する制御回路とを有し、前記領域内にN個の前記光源が配置され、前記N個の光源は1つの制御線で接続され、前記複数の光源はM個の頂点を有する多角形の少なくとも頂点部に配置され、M≦N(ただし、M,Nは自然数)の関係が成り立つバックライトである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バックライト及び表示装置における局所調光機能を実現するための領域分割処理の複雑化を避けて比較的簡易な回路で実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明が適用された実施形態の例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明は省略する。
【0010】
以下、本発明の最良の実施形態について、基本的な構成と動作を解説し、その後に具体的な発明の内容を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
まず、本発明における表示装置の基本構成について説明する。
【0012】
図1は本発明を適用した一実施形態の表示装置における表示パネルとバックライトの一構成例を示す図である。なお、構成部材を説明するため、各部材を分離した形で図示した。実際の表示装置はこれらの部材を組み立てた形状となる。
【0013】
表示装置は、例えばテレビ受像機や、PC(パソコン)や携帯電話等の情報機器向けのディスプレイ装置であり、各種の映像データすなわち外部システムからの映像データを入力として受付け、表示する機能を備える液晶表示装置に代表されるものである。
【0014】
本実施形態の表示装置は、表示パネル140並びにバックライト100から構成される。表示パネル140は、例えば液晶表示パネルであり、複数の表示素子を画素(表示単位)としてマトリクス状に配列し、各々の画素について個別に透過率(液晶を透過する光の変調度)を制御できる構成とする。以下の説明では、表示パネルとして液晶表示パネルを用いる構成について説明するが、本発明の表示パネルは液晶表示パネルに限定されるものではない。
【0015】
バックライト100は、前記表示パネル140を照明する役割を持ち、複数の光源110、フレーム120、光学部材130などから構成する。光源110は、例えば発光ダイオード(LED)である。光源110はフレーム120上に、適度(所定の)な間隔をおいて配置する。光学部材130は、例えば光源110から照射された光の強度を均等化するための拡散シートや、光の取り出し効率を改善するための輝度上昇フィルム等の光学部材である。
【0016】
本発明を適用した表示装置においては、バックライト100から照射された光のうち、表示パネル140の各画素を透過した透過光の集合が、最終的な表示装置の表示映像となる。言い換えると表示装置の各画素の最終的な表示輝度は、表示パネルの各画素の透過率と、各画素に対応するバックライトの領域の輝度(照射光の強度)とを乗算したものとなる。なお、以降の説明においては、図1に示すように、表示装置の水平方向にx軸、垂直方向にy軸、光の照射方向にz軸をとって説明する。
【0017】
本発明の表示装置の一実施形態である液晶表示装置は、前記のような基本構成を有し、更にバックライトを複数の領域に分け、該複数の領域毎にその輝度を制御する構成とし、バックライトの各領域の輝度を、入力された映像データの特徴に応じて個別に制御する。ただし、以降、本明細書中においては、前記制御を局所調光と呼ぶものとする。
【0018】
また、前記入力された映像データの特徴とは、映像データの1画面全体の特徴だけでなく、前記画面を小領域に分割し、各々の小領域毎に特徴を抽出する構成とする。このような構成とすることにより、映像データの2次元的な特徴(例えば画面上部は明るく、画面下部に向かうにつれだんだんと暗くなっていく、といった輝度の分布度合いなど)を得ることできる。こういった2次元的な特徴を利用することにより、対応するバックライトの領域の輝度を詳細に制御する(前記の例では、画面上部のバックライト領域は輝度を高くし、画面下部のバックライト領域は輝度を低くする)ことが可能となり、高画質化や低消費電力化を図ることができる。
【0019】
映像データの2次元的な特徴とは、例えば各領域内の入力映像データに含まれる階調の最大値、すなわち領域別最大階調値である。領域別最大階調値が、表示装置で表示可能な階調の最大値よりも小さい場合、バックライトの当該領域を最大に光らせる必要はなく、必要充分な光量が得られる程度まで、バックライトの当該領域の輝度を落とす(局所的に調光する)ことができる。バックライト当該領域の輝度を落とせば、その分消費電力を低減できる。
【0020】
一般に、入力映像データの領域別最大階調は(画面全体に一様な階調を表示するといった特殊な場合を除き)、領域別に異なる場合が多い。例えば、自然画等の一般的な入力映像データの階調の分布は、画面全体で一様ではない。局所的に、高い階調を含む(すなわち領域別最大階調が大きい)領域もあれば、低い階調のみで構成される(すなわち領域別最大階調が小さい)領域もあることが普通である。
【0021】
このような入力映像データを表示する場合、領域別の特徴(例えば最大階調値)に応じて、バックライトの各領域の輝度を個別に制御すること(局所調光)は消費電力低減に有効である。また、局所調光は、例えば液晶表示装置における黒画像表示時の輝度の低減、並びにコントラストの向上にも効果がある。
【0022】
これは次の理由による。通常、液晶表示装置では、黒い画面を表示しようとしても、液晶を透過する光を完全に遮断することができず、光が漏れ、輝度を0(ゼロ)にすることはできない(この現象は、黒浮きがする、といった言い方がされることもある)。しかし、バックライトの光量を下げれば、当然光の漏れも小さくなるため、黒画面表示時の輝度も下がる。すなわち、黒浮きのない、より黒い黒画像を表示することができ、明るい階調と暗い階調のメリハリの利いた表示が可能となる。すなわち、コントラストが向上する。
【0023】
以上、本発明の表示装置におけるバックライトの局所調光の概念とその効果について説明した。なお、これまでの説明においては、入力映像データの特徴として最大階調値を例にとって説明したが、局所調光に用いる映像の特徴は、これに限定するものではない。
【0024】
図2は本発明を適用した表示装置におけるバックライトの輝度を制御(調光)するためのバックライト制御回路の一構成例を示す図である。ただし、バックライトの調光は、光源の輝度を制御することで行う。
【0025】
図2において、破線で囲んだ部分は光源群211, 212, 213である。ここでは、光源としてLED(発光ダイオード)を使用する例を示したが、光源はLEDに限定するものではない。バックライト制御回路は、例えば電源回路230、制御回路240、光源駆動回路221, 222, 223から構成する。
【0026】
電源回路230は、バックライト光源211〜213に電力を供給する電源である。例えば、DC/DCコンバータ回路などで構成した定電圧源を用いる。
【0027】
光源駆動回路221, 222, 223は、バックライト光源211, 212, 213を駆動する回路である。光源駆動回路は、例えばLEDに流す電流のオン・オフを切り替える周知のスイッチ回路や、該スイッチ回路のオン期間中にLEDに流す電流量を制御する定電流回路などから構成される。
【0028】
このとき、複数の光源を全て独立して駆動しようとすると、光源の個数と同じ数の光源駆動回路が必要となり、コスト高となる。そのため、一つの光源駆動回路で複数の光源を駆動できるように構成するのが好ましい。図2の一例のように、光源にLEDを使用する場合は、複数のLEDを直列に接続し(直列に接続したLED群を、以後ストリングと呼ぶ)、ストリング単位で駆動する構成とするのが良い。なお、図2では、4つのLEDを直列に接続したストリングを3本駆動するバックライト制御回路の例を示したが、光源の数並びにストリング数はこれに限定するものではない。また、局所調光をきめ細かく行うために、光源駆動回路は、ストリング毎に設けることが好ましい。
【0029】
制御回路240は、入力された領域別輝度情報250を元に、光源駆動回路221, 222, 223を制御する周知の駆動回路である。
【0030】
このように、本実施形態のバックライト制御回路では、入力された領域別輝度情報250(後述する領域別輝度情報721)に基づいて、制御回路240が各光源駆動回路221,222,223を制御することによって、バックライトの分割された領域に対応するストリング毎の発光量を制御する構成となっている。
【0031】
図2の構成から明らかなように、バックライト光源としてLEDを用いた場合、例えば1ストリング当たり4個のLEDを配置した場合には、約3V×4=12Vの電圧が電源回路230と光源駆動回路221,222,223との間に印可する必要が生じる。また、1ストリング当たり10個のLEDを配置した場合には、約3V×10=30Vの電圧が電源回路230と光源駆動回路221,222,223との間に印可する必要が生じる。このように、1ストリング当たりのLED数を増加させた場合、電源回路230と光源駆動回路221,222,223との間に印可する電圧も大きくなるために、バックライト制御回路の耐圧すなわちバックライト制御回路を構成する半導体素子の耐圧も大きなものが必要となり、バックライト制御回路を安価に製造できなくなってしまうことがある。すなわち、1ストリング当たりのLED数には製造コストに伴う上限が存在している。
【0032】
一方、バックライト制御回路の消費電力は、LEDでの消費電力が最大のものとなるが、光源駆動回路221,222,223における電圧降下も1V程度となるので、LEDに次ぐ消費電力量となる。このためバックライト制御回路の消費電力を低減させるためには、1ストリング当たりのLED数を多くし、少ないストリング数すなわち光源駆動回路数でLEDを駆動することにより、バックライト制御回路での消費電力の低減が可能となる。
【0033】
さらには、表示装置に使用可能なLED数はコストや重量に応じて、その上限値がある程度限られたものとなっている。
【0034】
以上のことを勘案すると、1ストリング当たりのLED数、すなわちLED数が限られたバックライトにおける領域の分割数は限られてくると考えられる。
【0035】
その結果、バックライトの分割領域における形状が限られたものと考えられ、本願発明の後述する実施例に示す1ストリング数に応じた形状が最適なものとなる。なお、各ストリング当たりのLED数とそのLED数に最適なLEDの配置形状については、後に詳述する。
【0036】
図3は本発明の実施形態の表示装置における光源からの照射光の強度分布の一例を説明するための図であり、特に図3(a)は光源の間隔が広い(粗に配置される)場合の照射光の強度分布を示す図であり、図3(b)は光源の間隔が狭い(密に配置される)場合の照射光の強度分布を示す図である。なお、図3中において、横軸は図1中のx軸又はy軸すなわちバックライトの面内方向、縦軸に図1中のz軸方向すなわち表示パネル方向に照射される光の強度を示した。
【0037】
図3において、310, 350はバックライトのフレームである。また、321, 322, 361, 362, 363, 364, 365は光源であり、331, 332, 371, 372 ,373, 374, 375は、各光源からの照射光の強度を示す。図3(a)(b)から明らかなように、光源からの照射光の分布は、一般に均一ではない。光源の直上が最も強度が高く、光源からの距離が大きくなるについて強度は低くなる。そのため、バックライトの照射光をムラなく均一とするためには、光源間の距離が重要となる。
【0038】
図3(a)の例のように、光源321,322間の距離Lを大きくすると、各光源321,322の直上と光源321,322の間で照射光の強度331,432が大きく異なり、バックライトにムラ(バックライト光の照射ムラ)を生じさせ、表示装置の画質劣化を招く。
【0039】
そのため、図3(b)の例のように、光源間の距離Lを充分小さくすると、各光源の直上と光源の間で照射光の強度が均一化され、バックライトのムラを抑止する効果がある。しかしながら、光源間距離Lを小さくすると、光源の密度が増す。すなわちバックライトに用いる光源の数が増加することとなりコスト高となる。そのためムラがなく、かつコストのバランスのとれた適切な光源間距離Lを設定する必要がある。
【0040】
また、光源の距離Lは、局所調光におけるコントラスト向上効果にも影響を与える。例えば光源361, 362, 363はストリング1として接続され、光源364, 365, 366はストリング2として接続されているものとする。局所調光において、コントラストを高めるためには、必要な領域のみ発光させ、不要な領域は消灯する必要がある。例えばストリング1のみ発光させ、ストリング2は消灯させる等の構成である。
【0041】
しかしながら、図3(b)の例のように、ストリング1に属する光源361,362,363の照射光が、領域の境界301をまたぎ、ストリング2に属する領域にも分布することとなる。すなわち、本来照明が不要な領域にも光がもれてしまう。表示装置としてみると、例えば本来は黒色を表示したい領域が、所望の黒色にならず、灰色に表示される、という画質劣化を招く。この課題を解決するために、局所調光においては、光源の強度分布を把握し、光もれを補正するように、表示パネルの透過率を調整する処理を実施することが好ましい。
【0042】
図4は表示装置におけるバックライト上の光源配置の例を説明するための図である。図4において、401, 402, 403, 404等の図中に円で示したものは光源である。410,411等の太線で示したのは光源を接続してストリングを構成するストリング配線であり、ストリング配線で接続された複数の光源がひとつのストリングを構成する。
【0043】
図4では、格子状に配置した6個の光源を1つのストリングとした場合の一例を示したものである。この場合、一つのストリングが照明する領域の形状は、破線で示したような長方形となる。図4に示した格子状配置の場合、x軸やy軸の方向に隣接した光源間の距離L1, L2よりも、斜め方向に隣接した光源間の距離L3の方が長くなるため、前記ムラを抑止するためには、距離L3が充分小さくなるように配置することとなる。
【0044】
続いて、バックライトの領域の形状について説明する。
【0045】
領域毎の特徴抽出処理を伴う局所調光には、バックライト領域形状の情報が必要となる。これは先に述べたように、入力映像データに対応するバックライト領域を識別するためである。ここで、バックライト領域の形状によって、前記識別処理の難易度が異なる。またバックライト領域の形状は、表示装置の画質の面においても、各種の影響を及ぼす。
【0046】
図5は表示装置における領域形状が長方形(ないし正方形)である場合を説明するための図である。図5において、破線で区切ったのは表示パネルの画素である。なお、図5中において、表示パネルの水平方向にx軸、垂直方向にy軸をとった。図5に示したのは、表示パネルのパックライト領域内における画素数が横10画素、縦10画素を1つのバックライト領域に対応づけて構成した例であるが、表示パネルのバックライト領域内における画素数はこれに限定されるものでない。
【0047】
ここで、前記の各処理を行うためには、表示パネルの画素Pを照明するのがバックライトのどの領域かを判定する必要がある。これは、複数のバックライト領域毎に、その領域内に画素Pが含まれるか否かを判定することで実現できる。
【0048】
図5に示すように、バックライト領域の4つの頂点をそれぞれA,B,C,Dとすれば、画素Pが四角形A,B,C,Dの内側に配置される画素か、外側に配置される画素かを判定することで実現可能である。例えば、Pの座標を(x,y)、頂点A,B,C,Dの座標をそれぞれ(x1, y1), (x2, y1), (x1, y2), (x2, y2)とした場合、x1≦x<x2かつ、y1≦y<y2の関係が成り立ては、頂点Pは領域の内側である、と判定できる。更には、前記判定処理を全てのバックライト領域で実施すれば、全ての画素に対して、その所属する領域を判定できる。該判定処理を行う回路は、座標の比較を行う比較回路を構成することで容易に実装することができるという利点がある。すなわち、領域形状が長方形(ないし正方形)であれば、前記判定処理は容易に構成できる。
【0049】
このように、光源の配置が図4に示したような格子状であれば、領域形状を長方形(ないし正方形)とすることは容易である。しかしながら、前述するように、光源の配置を格子状に配置する構成とした場合、隣接する光源間の間隔が均一でなくなり、輝度ムラが生じやすいため、光源を1行ごとにずらして配置する、いわゆる千鳥配置が有効である。
【0050】
図15は表示装置における千鳥配置をしたバックライトの一例である。図4と同様に、1501, 1502, 1503等の図中に円で示したものは光源である。同様に、太線で示した1510は光源を接続するストリング配線であり、ストリング配線で接続された複数の光源がひとつのストリングを構成する。
【0051】
千鳥配置では、隣接する光源間の間隔が均一となる。例えばx軸方向に隣接する光源1501,1502の距離をL4とすれば、斜め方向に隣接する1501, 1503の距離もL4となる。よって、光源を格子配置するよりもムラが生じにくい。
【0052】
しかしながら、格子配置と異なり、千鳥配置においては、領域形状は長方形(ないし正方形)にはならないという課題がある。領域形状を四角形に近づけるためには光源の数を増やす必要がある。例えば、図15に示すように、ひとつの領域内に配置する光源の数を増やせば、領域形状は四角形に近づくため、領域形状を四角形と近似して領域の判定計算を行っても大きな問題はなくなるが、この場合にはコストが増加する。
【0053】
バックライトのコストアップ(コスト上昇)を避けるためには、LEDの使用数を減らす必要がある。しかしながら、千鳥配置においては、LEDを減らすと前述のとおり、領域形状が長方形でなくなる。よって図5を用いて説明したような、簡易な領域判定は行えなくなり、適切な領域判定手法を設ける必要が生じる。
【0054】
そこで、本発明の表示装置における、領域判定手法の例について説明する。図6は表示装置における領域形状が三角形である場合の例である。なお、図6において、領域形状以外は図5の例と同様であるので、重複する説明は省略する。
【0055】
領域形状が三角形である場合、バックライト領域の3つの頂点をそれぞれE,F,Gとすれば、画素Pが、三角形EFGの内側か、外側かを判定することになる。例えば、Pの座標を(x,y)、頂点E,F,Gの座標をそれぞれ(x3, y3), (x5, y3), (x4, y4)とした場合、下記の式1〜式3の3つの式全てが成り立てば、Pは三角形EFGの内側であると判定する。
【0056】
(数式)
y3≦y ・・・式1
y≦(y3−y4)/(x5−x4)×(x−x4)+y4 ・・・式2
y≦(y4−y3)/(x4−x3)×(x−x3)+y3 ・・・式3
なお、上記の式は、Pと線分EF、線分GF、線分EGとの位置関係を識別する式である。
【0057】
このように領域形状が長方形でない場合は、上記のように、領域の頂点座標ないし、境界となる線分の情報を用いて、領域形状を識別する。ここでは、領域形状が三角形の場合を説明したが、異なる多角形であっても同様に計算によって判定処理を行うことが可能である。
【0058】
図7は本発明を適用した表示装置として液晶表示装置の場合を一例として示すものであり、本発明の実施形態の液晶表示装置の概略構成を説明するためのブロック図である。
【0059】
本実施形態の表示装置は、表示パネル760、バックライト730、領域別特徴抽出回路710、領域別バックライト輝度算出回路720、バックライト輝度分布算出回路740、データ補正回路750から構成される。また、本実施形態の表示装置は、図示しない外部装置(外部システム)から、映像データ701を入力として受付ける構成となっている。
【0060】
図7において、表示パネル760は、補正後映像データ751を入力として受付け、補正後映像データ751に応じた映像を表示する機能を備える。表示パネル760は、例えば、個別に透過率を制御可能な液晶表示素子を画素としてマトリクス状に配列し、バックライトからの照射光を画素毎に制御することで映像を表示する液晶表示パネルを適用することができる。なお、表示パネル760は液晶表示パネルに限定されることはなく、例えば、画素の開口量を制御することによってバックライトの透過率を制御する表示パネル等でもよい。
【0061】
バックライト730は、表示パネル760を照明する機能を備える。前述のとおり、光源として例えばLEDなどを用いることができる。また、バックライト730は複数の領域に分割され、前記領域毎に輝度を制御する構成となっている。
【0062】
領域別特徴抽出回路710は、映像データ701を入力として受付け、映像データを複数の領域に分割し、前記領域ごとの各種特徴量、すなわち領域別特徴量711を抽出する機能を備える。なお、映像データを複数の領域に分割するにあたっては、バックライト領域形状情報702を用いる。バックライト領域形状情報702は、前記バックライトの領域の形状(例えば頂点や境界線の位置)ならびに光源の位置を記述する。ただし、前記領域別特徴量711とは、例えば各領域の最大輝度(階調)、最小輝度(階調)、平均輝度(階調)、輝度(階調)の度数分布(ヒストグラム)、色あい、動きの有無、動きの大きさ、などである。また、バックライト領域形状情報702は予め周知の不揮発性メモリ等に格納された情報である。
【0063】
領域別バックライト輝度算出回路720は、前記領域別特徴量720を用いて、バックライト領域別に必要な光量(輝度)を算出し、領域別輝度情報721として、バックライト730並びにバックライト輝度分布算出回路740に送る。前期領域別輝度情報の算出は、バックライト領域形状情報702と光源輝度分布情報703に基づいて行う。単体光源輝度分布情報703は、光源単体の輝度分布を記述する。単体光源輝度分布情報703は、例えば光源からの距離の関数として記述しても良いし、ルックアップテーブルを用いて記述しても良い。
【0064】
バックライト輝度分布算出回路740は、領域別輝度情報721と、バックライト領域形状情報702と、単体光源輝度分布情報703とから、バックライトの各位置での輝度、すなわちバックライト輝度分布情報741を算出する。
【0065】
データ補正回路750は、映像データ701を入力として受付け、バックライト輝度分布情報741に基づいて、光もれやムラを補正するように映像データ701を補正するデータ補正処理を施し、補正後映像データ751として表示パネル760に出力する。
【0066】
具体的には、例えば、映像データ701の画素毎に、その画素を照明するバックライトの輝度をバックライト輝度分布情報741に基づいて算出し、映像データ701を前記バックライト輝度で除算した値を補正後映像データ751とする、といった処理を行うように構成することができる。
【0067】
このように構成される本実施形態の表示装置では、図示しない外部装置から入力された映像データ701は、データ補正回路750と領域別特徴抽出回路710に入力される。領域別特徴抽出回路710ではバックライト領域形状情報702に基づいて、入力された映像データが複数の領域に分割され、各分割された領域毎に領域別特徴量711が抽出され領域別バックライト輝度算出回路720に出力される。領域別バックライト輝度算出回路720では入力された領域別特徴量720とバックライト領域形状情報702と単体光源輝度分布情報703とを用いて、バックライト領域別に必要な光量(輝度)が算出され、領域別輝度情報721としてバックライト730の発光量を制御する図示しない(前述する)制御回路に出力され、各バックライト領域別のバックライトの発光量制御がなされる。
【0068】
この時、本実施形態の表示装置では、領域別バックライト輝度算出回路720で算出された領域別輝度情報721はバックライト輝度分布算出回路740にも出力される構成となっている。バックライト輝度分布算出回路740では、領域別輝度情報721とバックライト領域形状情報702と単体光源輝度分布情報703とを用いて、バックライトの各位置での輝度であるバックライト輝度分布情報741が算出され、データ補正回路750に出力される。データ補正回路750ではバックライト輝度分布情報741に基づいて映像データ701をデータ補正処理し、補正処理された補正後映像データ751が表示パネル760に出力され、各バックライト領域別に発光量制御がなされた画像表示が行われる。
【0069】
以上説明したように、本願発明の実施形態の表示装置では、バックライトを複数の領域に分割し、入力された映像データの2次元的特徴に応じて複数のバックライトの領域の輝度を個別に制御する局所調光機能を備え、領域内の光源の接続方法と領域の形状を、領域内の光源の数に応じて最適化し、更に領域形状情報に基づいて領域判定を行う構成となっている。
【0070】
従って、バックライト及び表示装置における局所調光機能を実現するための領域分割処理を複雑化させることなく、比較的簡易な回路で実現することができる。
【0071】
以上、本願発明の実施形態の表示装置について説明した。次に、実施例により本願発明をより具体的に説明する。ただし、本願発明は、下記実施例に限定されない。
【実施例1】
【0072】
図8は本発明の一実施形態の表示装置における実施例1の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を3とした場合の領域形状を示す図である。
【0073】
図8に示すように、1ストリングあたりの光源接続数は3であり、3つの光源を三角形の頂点に配置した構成となっている。また、ストリング配線は、三角形の頂点を一筆書き状に結ぶ構成となっている。
【0074】
前述するように、千鳥配置においてLED個数を削減すると、図8のような構成となる。このとき、領域形状は例えば破線に示したような三角形とすることができる。また、光源接続数を6,10,15などとした際も、領域形状は三角形とすることができる。この場合の光源配置では、領域形状がM個の頂点を有する多角形であり、領域内の光源の数をNとすると(M,Nは自然数)、M≦Nの関係が成り立つことが明らかである。ここで、N個の光源のうち、M個は領域の頂点に配置するものとする。
【実施例2】
【0075】
図9は本発明の一実施形態の表示装置における実施例2の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を4とした場合の領域形状を示す図である。なお、光源接続数とその形状を除く他の部分は実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0076】
図9に示すように、4つの光源は平行四辺形の頂点に配置した構成となっており、領域形状は平行四辺形となる。ストリング配線は平行四辺形の頂点を一筆書き状に結ぶ構成となっている。
【0077】
また、光源接続数が偶数であれば、4以外の数でも領域形状は同様に平行四辺形となる。なお、光源接続数を2とすると、ストリング配線は2つの光源を直線で結ぶこととなる。
【実施例3】
【0078】
図10は本発明の一実施形態の表示装置における実施例3の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を4とした場合の領域形状を示す図である。本実施例3では、1ストリングあたりの光源接続数を4とした場合の配置の実施例2とは別の例である。なお、光源接続数とその形状を除く他の部分は実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0079】
図10に示すように、4つの光源は、ひし形の頂点に配置した構成となっており、領域形状はひし形となる。ストリング配線は上記ひし形の頂点を一筆書き状に結ぶ構成となっている。
【0080】
ただし、他に光源接続数を9や16としても領域形状は同様にひし形となる。
【実施例4】
【0081】
図11は本発明の一実施形態の表示装置における実施例4の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を5とした場合の領域形状を示す図である。なお、光源接続数とその形状を除く他の部分は実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0082】
図11に示すように、5つの光源のうち4つは台形の頂点に配置した構成となっており、領域形状は台形となる。また、ストリング配線は上記台形の頂点を一筆書き状に結ぶ構成となっている。
【0083】
ただし、光源接続数が奇数であれば、5以外の数でも領域形状を同様に台形とすることとができる。
【実施例5】
【0084】
図12は本発明の一実施形態の表示装置における実施例5の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を6とした場合の領域形状を示す図である。なお、光源接続数とその形状を除く他の部分は実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0085】
図12に示すように、6つの光源は六角形の頂点に配置される構成となっており、領域形状は凹部のある六角形となる。また、ストリング配線は上記六角形の頂点を一筆書き状に結ぶ構成となっている。
【実施例6】
【0086】
図13は本発明の一実施形態の表示装置における実施例6の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を7とした場合の領域形状を示す図である。なお、光源接続数とその形状を除く他の部分は実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0087】
図13に示すように、7つの光源のうち6つは六角形の頂点に配置される構成となっており、残りの1つは六角形の中心部分に配置される構成であり、領域形状は六角形となる。また、ストリング配線は六角形の頂点を一筆書き状に結ぶ構成となっている。
【実施例7】
【0088】
図14は本発明の一実施形態の表示装置における実施例7の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を7とした場合の領域形状を示す図である。本実施例3では、1ストリングあたりの光源接続数を7とした場合の配置の実施例6とは別の例である。なお、光源接続数とその形状を除く他の部分は実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0089】
図14に示すように、7つの光源のうち6つは六角形の頂点に配置された第1の領域となる。また、光源接続数が2であり、2つの光源を直線状に接続した第2の領域を、第1の領域の間隙に配置する構成となっている。また、ストリング配線は第1の領域と第2の領域それぞれで異なる形状となる。
【0090】
なお、以上に示す実施例1〜7の光源の領域形状は、バックライトの周辺部を除く領域の形状であり、バックライトの周辺部では図16に示すように、光源の領域形状に属さない光源1601ができてしまう。従って、バックライトの周辺部のみ、他の領域と異なる光源1601を含めた領域形状とし、この領域のみを他の領域と異なるバックライト領域形状情報を用いた制御を行うことにより、他の領域と同様に、比較的簡易な構成で局所調光を実現することができる。
【0091】
以上のように、本願発明の実施形態におけるバックライト及び表示装置では、LEDのような点光源を2次元的に等間隔に配置したバックライトを備え、バックライトを複数の領域に分割し、入力された映像データの2次元的特徴に応じて複数のバックライトの領域の輝度を個別に制御する局所調光機能を備え、領域内の光源の接続方法と領域の形状を、領域内の光源の数に応じて最適化し、更に領域形状情報に基づいて領域判定を行う構成としている。従って、バックライト及び表示装置における局所調光機能を実現するための領域分割処理を複雑化させることなく、比較的簡易な回路で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明を適用した一実施形態の表示装置における表示パネルとバックライトの一構成例を示す図である。
【図2】本発明を適用した表示装置におけるバックライトの輝度を制御するためのバックライト制御回路の一構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の表示装置における光源からの照射光の強度分布の一例を説明するための図である。
【図4】表示装置におけるバックライト上の光源配置の例を説明するための図である。
【図5】表示装置における領域形状が長方形(ないし正方形)である場合を説明するための図である。
【図6】表示装置における領域形状が三角形である場合の例である。
【図7】本発明を適用した表示装置として液晶表示装置の場合を一例として示すものであり、本発明の実施形態の液晶表示装置の概略構成を説明するためのブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態の表示装置における実施例1の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を3とした場合の領域形状を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態の表示装置における実施例2の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を4とした場合の領域形状を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態の表示装置における実施例3の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を4とした場合の領域形状を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態の表示装置における実施例4の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を5とした場合の領域形状を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態の表示装置における実施例5の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を6とした場合の領域形状を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態の表示装置における実施例6の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を7とした場合の領域形状を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態の表示装置における実施例7の光源配置の一例であり、1ストリングあたりの光源接続数を7とした場合の領域形状を示す図である。
【図15】表示装置における千鳥配置をしたバックライトの一例である。
【図16】図10に示す光源配置におけるバックライト周辺部における光源位置を説明するための図である。
【符号の説明】
【0093】
100・・・バックライト、110・・・光源、120・・・フレーム
130・・・光学部材、140・・・表示パネル、211、212、213・・・光源群
221、222、223・・・光源駆動回路、230・・・電源回路
240・・・制御回路、241,242,243・・・光源駆動回路制御信号
250・・・領域別輝度情報、310,350・・・フレーム
321,322,361、362,363,364,365・・・光源
331、332,333,371、372,373、374,375・・・照射光の強度
401、402、403、404、1501,1502、1503・・・光源
410、1510・・・ストリング配線、701・・・映像データ
702・・・バックライト領域形状情報、703・・・単体光源輝度分布情報
710・・・領域別特徴抽出回路、711・・・領域別特徴量
720・・・領域別バックライト輝度算出回路、721・・・領域別輝度情報
730・・・バックライト、740・・・バックライト輝度分布算出回路
741・・・バックライト輝度分布情報、750・・・データ補正回路
751・・・補正後映像データ、760・・・表示パネル
1601・・・他の領域と異なる光源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画素がマトリクス状に配列された表示パネルを照明するバックライトであって、
隣接する2つの光源間の距離が等しくなるように配置される複数の光源と、
前記バックライトを複数の領域に分割し、該分割された複数の領域を各々独立して輝度を制御する制御回路と
を有し、
前記領域内にN個の前記光源が配置され、
前記N個の光源は1つの制御線で接続され、
前記複数の光源はM個の頂点を有する多角形の少なくとも頂点部に配置され、
M≦N(ただし、M,Nは自然数)の関係が成り立つ
ことを特徴とするバックライト。
【請求項2】
請求項1に記載のバックライトを備える表示装置であって、
外部システムからの映像データを前記表示パネルに表示する表示制御部と、
前記映像データの2次元的な特徴に応じて、前記複数のバックライトの領域の輝度を調整する領域別バックライト輝度算出部と
を備え、
領域別バックライト輝度算出部は、前記領域の形状情報と光源単体の輝度分布情報とに基づいて、前記複数のバックライトの領域の輝度を調整する
ことを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の表示装置であって、
M=Nの関係が成り立つことを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項3に記載の表示装置であって、
M=N=3であることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項4に記載の表示装置であって、
前記光源は三角形の頂点に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項3に記載の表示装置であって、
M=N=4であることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項6に記載の表示装置であって、
前記光源は平行四辺形の頂点に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項8】
請求項6に記載の表示装置であって、
前記光源はひし形の頂点に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項3に記載の表示装置であって、
M=N=6であることを特徴とする表示装置。
【請求項10】
請求項9に記載の表示装置であって、
前記光源は六角形の頂点に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項11】
請求項2に記載の表示装置であって、
M=4,N=5であることを特徴とする表示装置。
【請求項12】
請求項11に記載の表示装置であって、
前記光源は台形の頂点と該台形の一辺上に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項13】
請求項2に記載の表示装置であって、
M=6,N=7であることを特徴とする表示装置。
【請求項14】
請求項13に記載の表示装置であって、
前記光源のうちの6つ光源は六角形の頂点に配置され、1つの光源が六角形の中心部分に配置されることを特徴とする表示装置。
【請求項15】
請求項2に記載の表示装置であって、
内部にN=a個の光源を配置した複数の領域と、
領域内にN=b個の光源を配置した複数の領域と
を有し、
a≠b(ただし、a,bは自然数)の関係が成り立つことを特徴とする表示装置。
【請求項16】
請求項2乃至9の内のいずれかに記載の表示装置であって、
前記光源は発光ダイオードであり、
前記表示パネルは液晶表示パネルである
ことを特徴とする表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−85947(P2010−85947A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−258042(P2008−258042)
【出願日】平成20年10月3日(2008.10.3)
【出願人】(502356528)株式会社 日立ディスプレイズ (2,552)
【Fターム(参考)】