説明

バックル装置のタング着脱機構

【課題】タングの順姿勢以外の挿入でバックルに対するタングの係合を未然に阻止でき、また係合解除ボタンとして機能するバックルボタンがタングによって覆われていても、バックルボタンへのアプローチが可能となるようにする。
【解決手段】シートベルトの一端側を挿通するタング3を備えたタングプレート1と、シートの側方寄り上部に配置しタングプレート1と着脱可能に係合するバックル、及び、係合を解除するバックルボタン13を備えたバックル装置10とを有し、タングプレート1は、タング3がバックルと係合したときに、バックルボタン13を手動操作不可能としつつイグニッションキーIGでの操作を可能とするための操作用キー孔部7を有するボタン覆い部6を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに着座した乗員を保護するシートベルトの特にショルダーアンカレッジにおけるバックル装置のタング着脱機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両用のシートベルト装置などには、搭乗者を拘束した状態のシートベルトウエビングの端部若しくは折り返し端部に設けられたタングを車体側に固定するためのバックル装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
本件出願人等が、バックルボタンがショルダータングプレートのタングプレートによって邪魔されずに、ショルダータングプレートの挿入部をタング挿入口へ挿入可能にすることを目的として先に出願した、従来のバックル装置の例を図15〜図17に示す。すなわち、図15に示すように、シート背もたれS2の後面側下方右(左)側に配置されたリトラクタ装置105の巻取方向に付勢されているスプール106からシートベルトウエビング104を引き出しおよび巻き取り可能にすると共に、シートベルトウエビング104の一端に保持されたタングプレート103が、シート背もたれS2の前面側下方左(右)側とシート座面S1との間に、インナーアンカレッジ101に締結されたベルトWを介して出没可能に設けられたインナーバックル102に着脱可能に係合される。
【0004】
また、図15に示すように、シート背もたれS2の上端右(左)側(リトラクタ装置105の位置する上側)にはショルダーバックル107が設けられ、タングプレート103とリトラクタ装置105との間のシートベルトウエビング104に移動可能に装着されたショルダータングプレート108がショルダーバックル107のタング挿入口109に挿入されて係合可能となるようになっている。このタング挿入口109側にはショルダータングプレート108の係合状態を解除するための係合解除ボタンとして機能するバックルボタン110が設けられている。
【0005】
また、図16および図17に示すように、上記したショルダータングプレート108は、シートベルトウエビング104を通すための孔部108aを介して、タングプレート108bと挿入部108cとが略L字状となって連設されている。そして、ショルダータングプレート108の挿入部108cは、バックルボタン110がタングプレート108bによって邪魔されないよう当該タングプレート108bをバックルボタン110位置と反対側に(前方)に向けてタング挿入口109に挿入される(図17参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−144138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ただ、ショルダータングプレート108の挿入部108cは、タングプレート108bを前後いずれかの方に向けてタング挿入口109に挿入することができるようになっている。すなわち、ショルダーバックル107のタング挿入口109へのショルダータングプレート108挿入時において、ショルダーバックル107に対するショルダータングプレート108の係合が前後いずれの向きによる挿入であっても可能となっている。
【0008】
このことから、図16に示すように、バックルボタン110がショルダータングプレート108のタングプレート108bによって覆われるように、すなわち当該タングプレート108bをバックルボタン110が位置する側に(後方)に向けて、ショルダータングプレート108の挿入部108cがタング挿入口109に挿入されてしまうと、当然、バックルボタン110へのアプローチが不可能となる。これによって、ショルダータングプレート108の使用中の分離が容易に行えなくなるばかりでなく、ショルダータングプレート108の逆付によるシートベルトウエビング104の摺動も阻害される要因となる。
【0009】
一方、図17に示すように、バックルボタン110がタングプレート108bによって邪魔されないよう当該タングプレート108bをバックルボタン110位置と反対側に(前方)に向けて、ショルダータングプレート108の挿入部108cがタング挿入口109に挿入されていると、バックルボタン110は常時露出されている状態となり、子供が遊び心で、または大人が不用意に、手指でバックルボタン110が押されてしまい予期せぬ事故につながるといった問題が生じていた。
【0010】
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、バックルのタング挿入口へのタング挿入時において、タングの順姿勢以外の挿入でバックルに対するタングの係合を未然に阻止でき、しかも、係合解除ボタンとして機能するバックルボタンがタングによって覆われていても、例えば車両のイグニッションキー等の工具を使うことで、バックルボタンへのアプローチが可能となり、これによって、タングの使用中の分離が容易に行えるようにしたバックル装置のタング着脱機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決するために、本発明にあっては、シートベルトの一端側が挿通されるタングを備えたタングプレートと、シートの側方寄り上部に配置され前記タングと着脱可能に係合するバックル、及び、前記係合を解除するバックルボタンを備えたバックル装置とを有し、前記タングプレートは、前記タングが前記バックルと係合したときに、前記バックルボタンを手動操作不可能としつつイグニッションキーでの操作を可能とするための操作用キー孔部を有するボタン覆い部を備えていることを特徴とする。
【0012】
また、前記タングプレートは、順姿勢での前記バックルへの挿入を可能としつつ、前記順姿勢とは逆向きの逆姿勢での前記バックルへの挿入を不可能とするための突起部を備える。
【0013】
以上のように構成された本発明に係るバックル装置のタング着脱機構にあって、ボタン覆い部は、バックルボタンを手動操作不可能な状態に当該バックルボタンを覆い、これによって、バックルボタンの不用意な操作を阻止させる。
【0014】
このとき、操作用キー孔部は、バックルボタンを手動操作不可能としつつイグニッションキーでの操作を可能にさせる。また、突起部は、順姿勢とは逆向きの逆姿勢でのバックルへの挿入後の係合を不可能にさせるよう、バックルに干渉させる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、バックルのタング挿入口へのタング挿入時において、タングの順姿勢以外の挿入でバックルに対するタングの係合を未然に阻止でき、しかも、係合解除ボタンとして機能するバックルボタンがタングによって覆われていても、例えば車両のイグニッションキー等の工具を使うことで、バックルボタンへのアプローチが可能となり、これによって、タングの使用中の分離が容易に行える。
【0016】
すなわち、本発明は、バックルボタンを手動操作不可能としつつイグニッションキーでの操作を可能とするための操作用キー孔部を有するボタン覆い部を備えているので、これによって、バックルボタンの不用意な操作を阻止させることができ、子供が遊び心で、または大人が不用意に、手指でバックルボタンが押されて予期せぬ事故につながるのを未然に防止することができる。また、バックルボタンへのアプローチに際し、ボタン覆い部の操作用キー孔部を介して容易にバックルに対するタングの係合を解除することができる。
【0017】
また、前記タングプレートは、順姿勢での前記バックルへの挿入を可能としつつ、前記順姿勢とは逆向きの逆姿勢での前記バックルへの挿入を不可能とするための突起部を備えているので、バックルのタング挿入口へのタング挿入時において、タングの順姿勢以外の挿入でバックルに対するタングの係合が不可能となり、これによってタングの順姿勢以外の挿入後の係合を未然に阻止することができる。しかも、タングプレートは、順姿勢とは逆向きの逆姿勢でのバックルへの挿入を不可能としていることから、従来のようなタングプレートの逆付によるシートベルトウエビングの摺動阻害といった問題は何等生じさせない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本実施形態におけるタングを斜め後方側から見た斜視図である。
【図2】同じくタングを斜め前方側から見た斜視図である。
【図3】同じくタングの正面図である。
【図4】同じくタングの側面図である。
【図5】同じくタングの底面図である。
【図6】同じくタングの平面図である。
【図7】バックルに対するタングの順姿勢の挿入状態を示す断面図である。
【図8】バックルに対するタングの順姿勢以外の挿入状態を示す断面図である。
【図9】バックルに対するタングの順姿勢の挿入状態において、バックルに対するタングの係合を解除する状態を示す断面図である。
【図10】バックル装置の内部構成を示す分解斜視図である。
【図11】タング解離状態にあるバックル装置の断面図である。
【図12】タング挿入時のラッチ開始前の状態のバックル装置の断面図である。
【図13】ラッチ開始後の状態のバックル装置の断面図である。
【図14】タングの順姿勢以外の挿入時のバックル装置の断面図である。
【図15】従来例におけるシートベルトの概略構成を示す説明図である。
【図16】同じく従来例におけるバックル装置のタング着脱機構において、タングを逆向きに挿入した状態の断面図である。
【図17】同じく従来例におけるバックル装置のタング着脱機構において、バックルボタンを操作する状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して本発明の実施の一形態を詳細に説明する。
【0020】
(1)タングプレート1全体の構成
本実施形態におけるタングプレート1は、シート背もたれの側方寄り上部に配置された着脱可能方式ショルダーアンカレッジの後述するバックル装置10に対して着脱可能に係合されるもので、該タングプレート1は、図1乃至図6に示すように、シートベルトウエビング(図示せず)の一端側が挿通される略コ字形開口状のベルト挿通部2を中央に形成したタング3を備え、該タング3には、中央に矩形状の係止孔5を形成した狭幅板状のバックル挿入部4が略湾曲L字状となって連設されている。
【0021】
また、タングプレート1の一端側(タング3とバックル挿入部4との連設部分近傍)からは、当該タングプレート1がバックル装置10と係合したときに後述するバックルボタン13を手動で操作不可能にするようボタン覆い部6を備え、その中央には、例えばイグニッションキーIG等での後述するバックルボタン13の操作を可能とするための操作用キー孔部7を形成してある。
【0022】
さらに、バックル挿入部4に対してボタン覆い部6とは反対側に位置するタング3の下面には、順姿勢でのバックル装置10のタング挿入口20Aへの挿入を可能としつつ、順姿勢とは逆向きの逆姿勢でのバックル装置10のタング挿入口20Aへの挿入を不可能とするための、左右一対の突起部8a,8bが形成されている。これら突起部8a,8bそれぞれは、タング3およびバックル挿入部4の長手方向中心線に関して対称に設けられている。
【0023】
(2)バックル装置10全体の構成
図10に示すように、バックル装置10は、左右2つの側壁と底部とを有するU字状フレームからなるベース11と、ベース11の両側壁に回動可能に支架され、ベルト用被係合部材としてのタングプレート1に係合可能なバックルとして機能するラッチ部材12と、このラッチ部材12に上面に相対移動可能に支持され、タングプレート1のバックル挿入部4とラッチ部材12との係合時にラッチ部材12の係合解除方向の移動を阻止するスライダロック部材14と、このスライダロック部材14とラッチ部材12との間に縮設されてスライダロック部材14をラッチ部材12の方へ常時付勢するスライダスプリング17とを備える。すなわち、このスライダロック部材14下端の棒状のガイド部14Aにスライダスプリング17が巻装されてラッチ部材12のガイド孔12cに遊嵌されている。
【0024】
そして、ベース11の両側壁の孔に支架され、タングプレート1とラッチ部材12との係合時にラッチ部材12の係合解除方向の移動を阻止しているスライダロック部材14の上面を押さえ付けるロックピン16と、ベース11の両側壁に長手方向に移動可能に設けられた解除ボタンとして機能するバックルボタン13と、バックルボタン13とラッチ部材12との間に位置してベース11の両側壁の溝に回動可能に支架された慣性レバー19(断面円形の丸ピン状のレバー側係合連結部19aを有している)とを備える。
【0025】
さらに、ベース11の底部にベース11の長手方向に摺動可能に設けられて、タングプレート1をバックル装置10から離脱させるエジェクタ15と、タングプレート1をバックル装置10から離脱させる方向にエジェクタ15を常時付勢するエジェクタスプリング18と、それらを上・下より覆うように内包するアッパーカバー20及びロアカバー21とを備えている。
【0026】
バックル装置10に対し、タングプレート1が解離している状態では、エジェクタ15によってラッチ部材12のジョグル部12Aが時計回転方向に押されて、慣性レバー19のレバー側係合連結部19aと併せて係止された状態となる(図11参照)。
【0027】
一方、バックル装置10に対し、タングプレート1が係合している状態では、ラッチ部材12のジョグル部12Aが反時計回転方向に押されて、スライダロック部材14の後面がロックピン16によって係止された状態となる(図13参照)。
【0028】
(3)バックル装置10の基本動作
次に、このように構成された本実施形態のバックル装置10のタングプレート1との係合作動について説明する。先ず、タングプレート1が挿入されないバックル装置10の非係合(解離)状態では、図11に示すようにエジェクタ15がエジェクタスプリング18のばね力で上限位置に設定される。エジェクタ15のこの上限位置では、ラッチ部材12はスライダロック部材14、ロックピン16およびスライダスプリング17の関係で上方向に(ラッチ状態からは時計まわり方向に)回動する。このとき、スライダロック部材14はロックピン16から外れて右方に回動した位置となり、ラッチ部材12の上面が慣性レバー19のレバー側係合連結部19aに当接し、ラッチ部材12の後面がロックピン16の前面に当接している。この状態では、ラッチ部材12は、そのジョグル部12Aがタングの挿入通路上からはずれてタングプレート1と係合しない非係合位置に設定される。
【0029】
この図11に示すバックル装置10の非係合状態から、バックル装置10のアッパーカバー20の一方側端部に設けたタング挿入口20Aからタングプレート1のバックル挿入部4が挿入されると、タングプレート1のバックル挿入部4の下端がエジェクタ15の上端に当接し、エジェクタ15が下方へ押圧される。すると、エジェクタ15は、タングの挿入に応じてエジェクタスプリング18を縮小させながら下方へ移動するため、エジェクタ15の抑圧部15a,15b(図10参照)がラッチ部材12の被押圧部12a,12b(図10参照)を下方へ押すことで、図7および図12に示すように、ラッチ部材12が反時計まわり方向に回転する。
【0030】
これにより、ラッチ部材12のジョグル部12Aがタングの移動通路上に進入してタングプレート1のバックル挿入部4の係止孔5に嵌入し、ラッチ部材12は係合位置となる。そして、タングプレート1の挿入力を解除すると、エジェクタスプリング18のばね力でエジェクタ15がタングの下端を押圧し、タングプレート1のバックル挿入部4の係止孔5の下端内縁部がジョグル部12Aに係合してタングプレート1がバックル装置10に係合され、タングプレート1とバックル装置10は図13に示す係合状態となる。
【0031】
このとき、スライダスプリング17のばね力により、スライダロック部材14はロックピン16の下方に進入し、その上面がロックピン16に押さえつけられる。これにより、スライダロック部材14はラッチ部材12を係合位置に保持するので、ラッチ部材12はタングプレート1のバックル挿入部4の係止孔5から抜け出ることはなく、タングプレート1とバックル装置10とのラッチが堅固に保持される。
【0032】
図9に示すように、タングプレート1とバックル装置10との係合状態からこの係合を解除するために、ボタン覆い部6の操作用キー孔部7にイグニッションキーIG等を差し込み、バックルボタン13を下方へ押すと、バックルボタン13は下方へ移動する。そして、バックルボタン13がスライダロック部材14を下方へ押圧し、スライダロック部材14がラッチ部材12に対してスライダスプリング17の付勢力に抗して下方へ移動する。そして、スライダロック部材14がロックピン16から外れ、スライダロック部材14がロックピン16によって押さえられなくなる。すると、スライダロック部材14およびラッチ部材12が時計方向に回動し、ジョグル部12Aが右方に移動する。エジェクタスプリング18のばね力でエジェクタ15が係合解除方向に付勢されているので、エジェクタ15はタングプレート1のバックル挿入部4を介してラッチ部材12を右方に跳ね除け、ラッチ部材12およびスライダロック部材14は更に時計まわり方向に回動し、ジョグル部12Aがタングプレート1のバックル挿入部4の係止孔5から脱出すると同時に、タングプレート1を上方向にプッシュアウトする。
【0033】
ラッチ部材12がロックピン16に当接すると、ラッチ部材12およびスライダロック部材14の時計まわり方向の回動が停止する。このとき、スライダロック部材14はスライダスプリング17の付勢力によりロックピン16に当接する。そして最終的に、エジェクタ15が上限位置となり、またラッチ部材12が非係合位置となり、バックル装置10はタングプレート1が解離した非係合状態となる(図11参照)。
【0034】
図8および図14に示すように、バックル装置10のタング挿入口20Aへのタングプレート1のバックル挿入部4の挿入時において、タングプレート1の順姿勢とは逆向きの逆姿勢でのタング挿入口20Aへの挿入、すなわちボタン覆い部6がバックルボタン13とは反対側に位置するようにバックル挿入部4が挿入された場合には、上記した突起部8a,8bがタング挿入口20Aの上端開口縁部に突き当たり、タングプレート1のバックル挿入部4の係止孔5がラッチ部材12に係合する深さまで挿入される手前の位置で係止される。これにより、タングプレート1の順姿勢以外の挿入でバックル装置10に対するタングプレート1の係合が不可能となり、タングプレート1の順姿勢以外の挿入後の係合を未然に阻止している。
【0035】
こうして、前記突起部8a,8bは、タングプレート1のバックル挿入部4の係止孔5がラッチ部材12に係合する深さまで挿入される手前の位置でバックル装置10に干渉させて係止されるものとなり、タングプレート1の順姿勢以外の挿入時のラッチ部材12による係合がこの突起部8a,8bによって確実に阻止される。
【符号の説明】
【0036】
1…タングプレート
3…タング
6…ボタン覆い部
7…操作用キー孔部
8a,8b…突起部
10…バックル装置
12…ラッチ部材(バックル)
13…バックルボタン
14…スライダロック部材
IG…イグニッションキー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートベルトの一端側が挿通されるタングを備えたタングプレートと、
シートの側方寄り上部に配置され前記タングと着脱可能に係合するバックル、及び、前記係合を解除するバックルボタンを備えたバックル装置と
を有し、
前記タングプレートは、
前記タングが前記バックルと係合したときに、前記バックルボタンを手動操作不可能としつつイグニッションキーでの操作を可能とするための操作用キー孔部を有するボタン覆い部を備えている
ことを特徴とするバックル装置のタング着脱機構。
【請求項2】
前記タングプレートは、
順姿勢での前記バックルへの挿入を可能としつつ、前記順姿勢とは逆向きの逆姿勢での前記バックルへの挿入を不可能とするための、突起部を備える
ことを特徴とする請求項1記載のバックル装置のタング着脱機構。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2013−43480(P2013−43480A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−180877(P2011−180877)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【出願人】(511044124)タカタサービス株式会社 (4)
【Fターム(参考)】