説明

バルブ識別情報登録システム

【課題】バルブ識別情報の登録作業が容易なバルブ識別情報登録システムを提供する。
【解決手段】タイヤ空気圧監視システムは、車両1のタイヤ3に取り付けられたタイヤバルブ4から、タイヤ3の空気圧情報を含む検出信号Stpを受信する受信機11と、受信機11が受信した空気圧を監視する制御装置10とを備える。バルブ識別情報登録システムは、各タイヤバルブ4に起動信号Swkを送信するイニシエータ6と、起動信号Swkに応答して各タイヤバルブ4から無線信号で送信された識別情報IDを受信する受信アンテナ7と、取得した各タイヤバルブ4の識別情報IDを順番に一度に送信する登録用送信アンテナ8と、制御装置10に設けられ、登録用送信アンテナ8から送信された各タイヤバルブ4の識別情報IDを一度に受信した際にのみ各タイヤバルブ4の識別情報IDを登録する識別情報登録部10bとを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤ空気圧監視システムに用いるタイヤバルブの識別情報を制御装置に登録するバルブ識別情報登録システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載される装置として、タイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が知られている。タイヤ空気圧監視システムは、走行時に車両のタイヤに装着されたセンサからタイヤの空気圧や温度を無線通信によって取得して、タイヤの異常を監視するシステムである。なお、センサは、タイヤバルブに一体に搭載されている。
【0003】
タイヤ空気圧監視システムは、タイヤに装着されたセンサが発信した空気圧と温度とを含む無線信号を受信可能な受信機と、受信した信号から空気圧と温度とを表示するとともに、異常時には警告する制御装置とが車両に設けられる。
【0004】
ここで、タイヤ空気圧監視システムでは、送信された無線信号が自車両のタイヤに取り付けられたセンサからの無線信号であるか否かを判別するために、各タイヤバルブを識別するバルブ識別情報が登録されている。バルブ識別情報は、空気圧等とともに無線信号に含ませてタイヤバルブから送信される。このバルブ識別情報の登録作業は、タイヤ空気圧監視システムを車両に搭載する際や、タイヤ交換の際に行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1に記載のバルブ識別情報登録システムでは、登録用ツールを用いて、タイヤに貼り付けられているバーコードからバルブ識別情報を読み取り、登録用ツールから制御装置に有線でバルブ識別情報を送ることでバルブ識別情報を制御装置に登録している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−9859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記特許文献1に記載のバルブ識別情報登録システムでは、各タイヤに貼り付けられたバーコードをそれぞれ読み取ってから制御装置に登録しなければならず、登録作業が煩雑であった。このため、バルブ識別情報の登録作業が容易なバルブ識別情報登録システムが求められていた。
【0008】
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブ識別情報の登録作業が容易なバルブ識別情報登録システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、車両のタイヤに取り付けられたタイヤバルブから、該タイヤの空気圧情報を含む無線信号を受信する受信手段と、該受信手段が受信した空気圧を監視する制御装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムに使用され、前記タイヤバルブの識別情報を前記制御装置に登録するバルブ識別情報登録システムにおいて、各タイヤバルブに起動信号を送信し、該起動信号に応答して各タイヤバルブから無線信号で送信された識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段が取得した各タイヤバルブの識別情報を順番に一度に送信する識別情報送信手段と、前記制御装置に設けられ、前記識別情報送信手段から送信された各タイヤバルブの識別情報を一度に受信した際にのみ各タイヤバルブの識別情報を登録する登録手段とを備えたことをその要旨としている。
【0010】
同構成によれば、各タイヤバルブから識別情報取得手段が無線信号によって識別情報を取得するので、従来のように各タイヤに取り付けられたバーコードをそれぞれ読み取る必要がない。そして、識別情報送信手段が送信したタイヤバルブの識別情報を制御装置に登録するので、登録作業が容易である。また、登録手段は、識別情報送信手段から送信された識別情報を一度に受信したことを条件に識別情報を登録する。このため、例えば識別情報を登録するシステムが複数並設された際など電波に何らかのノイズが混入したときには、識別情報の登録を行わない。よって、識別情報の登録を確実に行うことが可能である。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、前記識別情報送信手段は、前記各タイヤバルブが識別情報を送信する際の送信間隔と異なる送信間隔で、前記識別情報取得手段が取得した各タイヤバルブの識別情報を送信し、前記登録手段は、前記識別情報送信手段が送信した前記識別情報を、前記各タイヤバルブから送信された識別情報を受信する際の受信間隔と異なる受信間隔で受信した場合に各タイヤバルブの識別情報を登録することを要旨としている。
【0012】
同構成によれば、識別情報送信手段が送信したタイヤバルブの識別情報の送信間隔をタイヤバルブが送信する識別情報の送信間隔と異ならせた。このため、登録手段は受信した識別情報の受信間隔によって識別情報送信手段から送信された識別情報であるか否かを判断してタイヤバルブの識別情報を登録することが可能となる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、前記識別情報送信手段は、前記識別情報取得手段が取得した各タイヤバルブの識別情報を予め決められた順番で送信し、前記登録手段は、前記識別情報送信手段が送信した前記識別情報の順番に基づいてタイヤ位置を認識して登録することをその要旨としている。
【0014】
同構成によれば、識別情報送信手段から予め決められた順番でタイヤバルブの識別情報が送信される。このため、登録手段は取得する識別情報の順番に基づいてタイヤ位置を認識することが可能である。よって、識別情報にタイヤの位置情報を加えることなく、タイヤバルブの識別情報を登録することが可能となり、識別情報送信手段が送信する情報量を抑制することが可能である。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、前記識別情報送信手段は、指向性アンテナを備えることをその要旨としている。
【0016】
同構成によれば、識別情報送信手段は指向性アンテナを備えるので、車両に識別情報を送信する際に識別情報を取得させたい車両に向かって識別情報を送信することが可能となり、識別情報を取得させない車両に識別情報を取得させることを抑制することが可能である。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、前記識別情報取得手段は、前記車両にタイヤが装着される前に当該車両に装着される各タイヤバルブの識別情報を取得することをその要旨としている。
【0018】
同構成によれば、車両にタイヤが装着される前にタイヤバルブの識別情報を取得するので、起動信号によってタイヤバルブから送信される識別情報を他の受信装置が受信することを抑制することが可能となる。また、取得したいタイヤバルブの識別情報を確実に取得することが可能となる。
【0019】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、前記識別情報取得手段は、前記タイヤ毎に設けられ、各タイヤバルブの識別情報を取得することをその要旨としている。
【0020】
同構成によれば、各タイヤに識別情報取得手段が設けられるので、他のタイヤバルブの識別情報と混在することがなく、タイヤバルブの識別情報を確実に取得することが可能となる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、バルブ識別情報登録システムにおいて、バルブ識別情報の登録作業を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】バルブ識別情報登録システムの概要を示す構成図。
【図2】バルブ識別情報登録システムの検出信号を示す図。
【図3】バルブ識別情報登録システムの登録信号を示す図。
【図4】バルブ識別情報登録システムの登録信号を示す図。
【図5】バルブ識別情報登録システムの処理を示すシーケンスチャート。
【図6】バルブ識別情報登録システムの処理を示すシーケンスチャート。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるタイヤ空気圧監視システムに用いるタイヤバルブの識別情報を車両に登録するバルブ識別情報登録システムの第1の実施形態について図1〜図3及び図5を参照して説明する。車両には、タイヤの空気圧等を検出して、空気圧等の異常を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が設けられる。
【0024】
図1に示されるように、バルブ識別情報登録システムは、車両1が図中上側から図中下側へ流れて進むライン2に設けられている。ライン2の両側には、左右の2箇所ずつに装着されるタイヤ3が4箇所に配置されている。そして、図中上側では、ライン2上にタイヤ3が装着されていない車両1が流れて来て、車両1の前後の左右それぞれにタイヤ3が装着される。
【0025】
これらタイヤ3には、空気圧情報等を送信可能なタイヤバルブ4が既に搭載されている。タイヤバルブ4は、LF(Low Frequency)帯の電波の起動信号Swkを受信すると起動して、タイヤ3の空気圧や温度とともに、識別情報IDを含む検出信号StpをUHF(Ultra High Frequency)帯の電波により送信する。
【0026】
バルブ識別情報登録システムには、タイヤバルブ4から識別情報を取得して、車両1に設けられるTPMSを制御する制御装置10にタイヤバルブ4の識別情報を登録させる登録装置5が設けられている。登録装置5には、各タイヤ3に起動信号Swkを送信するイニシエータ6と、起動信号Swkに応答して各タイヤ3から送信された検出信号Stpを受信する受信アンテナ7とがそれぞれ4個ずつ接続されている。登録装置5は、各タイヤ3を車両1に装着する前に、各タイヤ3のタイヤバルブ4の識別情報を取得する。各イニシエータ6及び受信アンテナ7は、装着される各タイヤ3が置かれた場所の近傍に設けられ、車両1の各タイヤ3のタイヤバルブ4に関連付けられている。なお、イニシエータ6と受信アンテナ7とが識別情報取得手段として機能する。
【0027】
登録装置5は、装着する前の各タイヤ3に各イニシエータ6から起動信号Swkを送信して、各タイヤバルブ4が送信した検出信号Stp(Stpa,Stpb,Stpc,Stpd)を各受信アンテナ7で受信する。図2に示されるように、検出信号Stpには、各タイヤバルブに対応した識別情報ID(IDa,IDb,IDc,IDd)が含まれている。また、検出信号Stpは、2回ずつ送信される。
【0028】
図1に示されるように、登録装置5は、受信した検出信号Stpを、いずれの位置のタイヤ3の検出信号Stpであるかわかるように予め決められた順番でメモリ5aに記憶させる。本実施例では、例えば車両1の前左側(Stpa)、前右側(Stpb)、後右側(Stpc)、後左側(Stpd)の順番で記憶する。
【0029】
続いて、図中下側では、ライン2上に先ほどのタイヤ3が装着された車両1が流れて来て、車両1にタイヤバルブ4の識別情報IDが登録される。本実施例では、タイヤバルブ4の識別情報IDを含む検出信号Stpをまとめて車両1に送信して、車両1にタイヤバルブ4の識別情報IDを登録する。
【0030】
登録装置5には、車両1に登録するタイヤバルブ4の識別情報IDを含む登録信号Srgを送信する登録用送信アンテナ8が接続されている。登録用送信アンテナ8は、ライン2の片側に設けられている。登録用送信アンテナ8は、UHF帯の電波を送信可能な指向性アンテナであって、タイヤバルブ4の識別情報を登録する車両1に向かっている。なお、登録用送信アンテナ8が識別情報送信手段として機能する。
【0031】
登録装置5は、登録用送信アンテナ8から全タイヤバルブ4の検出信号Stpを含む登録信号Srgを送信する。図3に示されるように、登録信号Srgは、検出信号Stpがメモリ5aに記憶された予め決められた順番で並ぶとともに、所定間隔で連続して送信される。本実施例では、車両1の前左側(Stpa)、前右側(Stpb)、後右側(Stpc)、後左側(Stpd)の順番で連続的に一度に送信する。
【0032】
図1に示されるように、制御装置10には、登録装置5から送信されたタイヤバルブ4の識別情報を登録する識別情報登録部10bが設けられている。識別情報登録部10bは、登録装置5からタイヤバルブ4の検出信号Stpが予め決められた順番で連続的に一度に受信した際にのみ各タイヤバルブ4の識別情報を登録する。ここで、登録装置5から送信される登録信号Srgの検出信号Stpの送信間隔は、各タイヤバルブ4が送信する検出信号Stpの検出信号Stpの送信間隔と異なるように設定されている。このため、車両1の受信機11が受信した検出信号Stpの受信間隔によって、識別情報登録部10bが登録信号Srgの検出信号Stpであるか否かを判断して、異なる識別情報を登録せず、正規の識別情報を登録することができる。なお、識別情報登録部10bが登録手段として機能する。
【0033】
次に、前述のように構成されたバルブ識別情報登録システムによる識別情報の登録処理について図1及び図5を参照して説明する。
図1及び図5に示されるように、車両1は、ライン2上を流れて来てタイヤ3を装着する装着位置P1に来ると停止する。登録装置5は、識別情報取得動作を行う。すなわち、登録装置5は、装着前のタイヤ3に対して各イニシエータ6から起動信号Swkを送信させる(ステップS1)。本実施例では、登録装置5は、僅かな時間差を設けて各イニシエータ6から起動信号Swkを送信させる。各タイヤ3のタイヤバルブ4は、起動信号Swkを受信する(ステップS2)と、起動する(ステップS3)。そして、起動したタイヤバルブ4は、検出信号Stpを送信する(ステップS4)。この検出信号Stpには、空気圧や温度等とともに、タイヤ3を特定する識別情報IDが含まれている。また、各タイヤ3のタイヤバルブ4は、検出信号Stpを2回ずつ送信する。
【0034】
登録装置5は、受信アンテナ7を介して各タイヤバルブ4から送信された検出信号Stpを受信する(ステップS5)。このとき、登録装置5は、イニシエータ6から僅かな時間差で起動信号Swkを送信しているので、検出信号Stpの受信タイミングによって対応するタイヤバルブ4からの無線信号であるか否かを判断することができる。つまり、どの位置のタイヤバルブ4から受信した電波であるのかが問題なく分かる。
【0035】
登録装置5は、検出信号Stpの受信タイミングが合わない場合には、他の無線信号であると判断して、受信した無線信号を使用しない。登録装置5は、全タイヤ3の検出信号Stpを受信したか否かを確認し、全タイヤ3(本実施例では4本)分の検出信号Stpが揃わなければ、ステップS1に戻って検出信号Stpの取得を試みる。
【0036】
一方、登録装置5は、全タイヤ3からの検出信号Stpが揃えば、検出信号Stpを予め決められた順番、すなわち車両1の前左側(Stpa)、前右側(Stpb)、後右側(Stpc)、後左側(Stpd)の順番でメモリ5aに記憶する(ステップS6)。登録装置5は、全タイヤ3の検出信号Stpを記憶すると、検出信号Stpの取得完了を報知する(ステップS7)。取得完了の報知としては、図示しないホーンを吹鳴させたり、図示しないハザードランプを点滅させたりする。
【0037】
検出信号Stpの取得完了を確認すると、検出信号Stpが取得されたタイヤ3を車両1に装着する。車両1へのタイヤ3の装着は、人によっても機械によってもよい。
続いて、タイヤ3が装着された車両1はライン2上を流れて、装着されたタイヤ3の識別情報IDを登録する登録位置P2に来ると停止する。登録装置5は、識別情報登録動作を行う。すなわち、登録装置5は、タイヤ3が装着された車両1に対して登録用送信アンテナ8から登録信号Srgを送信する(ステップS8)。登録信号Srgは、検出信号Stpが予め決められた順番、且つ所定間隔でまとめて一度に送信される。本実施例では、登録装置5は、検出信号Stpが所定間隔略ゼロで連続した登録信号Srgを送信させる。
【0038】
車両1の制御装置10は、TPMS用受信アンテナ12が接続された受信機11を介して登録信号Srgを受信する(ステップS9)。このとき、識別情報登録部10bは、所定間隔で検出信号Stpが含まれた登録信号Srgを受信した際にのみ、識別情報IDの登録動作を行う。このため、本実施例の制御装置10は、登録動作を行わせるために登録モードに変更する作業が不要である。なお、受信機11が受信手段として機能する。
【0039】
車両1の制御装置10は、全タイヤ3の検出信号Stpを受信したか否かを確認し、全タイヤ3(本実施例では4本)分の検出信号Stpが揃わなければ、識別情報IDの登録動作を行わない。車両1から登録完了の報知がなければ、ステップS8に再度戻って登録信号Srgの受信を試みる。なお、登録装置5による登録信号Srgの送信は、自動で再送してもよいし、登録装置5に対する操作をトリガとして再送信してもよい。
【0040】
一方、車両1の制御装置10は、全タイヤ3分の検出信号Stpが揃えば、受信した順番に従っていずれの位置のタイヤ3の検出信号Stpであるかわかるので、タイヤ3の位置と識別情報IDとを関連付けて識別情報IDをメモリ10aに記憶する(ステップS10)。車両1の制御装置10は、全タイヤ3分の識別情報IDを記憶すると、識別情報IDの登録完了を報知する(ステップS11)。登録完了の報知としては、図示しないホーンを吹鳴させたり、図示しないハザードランプを点滅させたりする。
【0041】
さて、本実施例のバルブ識別情報登録システムは、タイヤ3から無線信号によってタイヤバルブ4の検出信号Stpを取得して、検出信号Stpをまとめて車両1の制御装置10に無線信号によって送信して、識別情報IDを登録させる。このため、従来のようにバーコードを読み取る必要がなく、識別情報IDを制御装置10に容易に登録することができる。また、登録環境にノイズが存在したとしても、全タイヤ3分の検出信号Stpが揃わなければ登録しないので、ノイズによって検出信号Stpを登録装置5が受信できなかったり、車両1が受信できなかったりした場合にやり直すことで確実に登録することができる。
【0042】
識別情報IDが制御装置10に登録されたタイヤ空気圧監視システムは、車両1が走行状態となるとタイヤ3の空気圧監視を開始する。制御装置10は、各タイヤ3に対応して設置されたイニシエータ13から起動信号Swkを定期的に送信させる。起動信号Swkを受信したタイヤバルブ4は起動して、検出信号Stpを送信する。制御装置10は、タイヤバルブ4から送信された検出信号StpをTPMS用受信アンテナ12から受信する。制御装置10は、受信機11が受信した検出信号StpについてそれぞれID照合を行い、ID照合が成立したタイヤバルブ4の空気圧や温度等を表示装置14に表示させる。なお、制御装置10は、空気圧や温度等が異常な値を示す場合には、運転者に音や表示装置14を介して報知を行う。
【0043】
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)各タイヤバルブ4から無線信号によって検出信号Stp(識別情報ID)を取得するので、従来のように各タイヤ3に取り付けられたバーコードをそれぞれ読み取る必要がない。よって、登録用送信アンテナ8から送信されたタイヤバルブ4の検出信号Stpを制御装置10に登録するので、登録作業が容易である。また、識別情報登録部10bは、登録用送信アンテナ8から送信された検出信号Stpを一度に受信したことを条件に識別情報IDを登録するので、何らかのノイズが混入すると識別情報IDの登録を行わない。よって、識別情報IDの登録を確実に行うことができる。
【0044】
(2)登録装置5が送信したタイヤバルブ4の検出信号Stpの送信間隔をタイヤバルブ4が送信する検出信号Stpの送信間隔と異ならせた。このため、識別情報登録部10bは受信した検出信号Stpの受信間隔によって登録用送信アンテナ8から送信された検出信号Stpであるか否かを判断してタイヤバルブ4の識別情報IDを登録することができる。
【0045】
(3)登録用送信アンテナ8から予め決められた順番でタイヤバルブ4の検出信号Stpが送信される。このため、制御装置10は取得する検出信号Stpの順番に基づいてタイヤ3の位置を認識することができ、検出信号Stpにタイヤ3の位置情報を加えることなく、タイヤバルブ4の識別情報IDを登録することができる。よって、登録用送信アンテナ8が送信する情報量を抑制することができる。
【0046】
(4)登録用送信アンテナ8は指向性アンテナを備えるので、車両1に登録信号Srgを送信する際に識別情報IDを取得させたい車両1に向かって登録信号Srgを送信することができ、識別情報IDを取得させない車両1に登録信号Srgを送信させることを抑制することができる。
【0047】
(5)全タイヤバルブ4の検出信号Stpを取得できないと、検出信号Stpの取得動作を再度行う。このため、登録用送信アンテナ8が送信した無線信号にノイズが混入したり、他の車両のタイヤバルブ4から検出信号Stpが送信されたりした場合等に、全タイヤバルブ4の検出信号Stpが取得できなかったとしても取得動作をやり直すことで必要な全タイヤバルブ4の検出信号Stpを確実に取得することができる。
【0048】
(6)車両1にタイヤ3が装着される前にタイヤバルブ4の検出信号Stpを取得するので、起動信号Swkによってタイヤバルブ4から送信される検出信号Stpを他の受信装置が受信することを抑制することができる。また、取得したいタイヤバルブ4の検出信号Stpを確実に取得することができる。
【0049】
(7)各タイヤ3にイニシエータ6と受信アンテナ7とが設けられるので、他のタイヤバルブ4の検出信号Stpと混在することがなく、タイヤバルブ4の検出信号Stpを確実に取得することができる。
【0050】
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかるタイヤ空気圧監視システムに用いるタイヤバルブの識別情報を車両に登録するバルブ識別情報登録システムの第2の実施形態について、図1、図4、及び図6を参照して説明する。この実施形態のバルブ識別情報登録システムは、タイヤバルブ4が送信した検出信号Stpから識別情報IDを取り出して記憶する点、及び検出信号Stpではなく取り出した識別情報IDを含む登録信号Srgを送信する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態のバルブ識別情報登録システムは、図1に示す第1の実施形態のバルブ識別情報登録システムと同様の構成を備えている。
【0051】
登録装置5は、装着する前の各タイヤ3に各イニシエータ6から起動信号Swkを送信して、各タイヤバルブ4が送信した検出信号Stp(Stpa,Stpb,Stpc,Stpd)を各受信アンテナ7で受信する。そして、登録装置5は、受信した検出信号Stpから識別情報ID(IDa,IDb,IDc,IDd)を取り出して、いずれの位置のタイヤ3の識別情報IDであるかわかるように予め決められた順番でメモリ5aに記憶させる。本実施例では、車両1の前左側(IDa)、前右側(IDb)、後右側(IDc)、後左側(IDd)の順番で記憶する。
【0052】
続いて、図中下側では、ライン2上に先ほどのタイヤ3が装着された車両1が流れて来て、車両1にタイヤバルブ4の識別情報IDが登録される。本実施例では、タイヤバルブ4の識別情報IDをまとめて車両1に送信して、車両1にタイヤバルブ4の識別情報IDを登録する。
【0053】
登録装置5には、車両1に登録するタイヤバルブ4の識別情報IDを送信する登録用送信アンテナ8が接続されている。登録装置5は、登録用送信アンテナ8から全タイヤバルブ4の識別情報IDを含む登録信号Srgを送信する。図4に示されるように、登録信号Srgは、識別情報ID(IDa,IDb,IDc,IDd)をメモリ5aに記憶された予め決められた順番で並ぶとともに、所定間隔で連続して送信される。本実施例では、車両1の前左側(IDa)、前右側(IDb)、後右側(IDc)、後左側(IDd)の順番で連続的に一度に送信する。
【0054】
図1に示されるように、制御装置10には、登録装置5から送信されたタイヤバルブ4の識別情報IDを登録する識別情報登録部10bが設けられている。識別情報登録部10bは、登録装置5からタイヤバルブ4の識別情報IDが予め決められた順番で連続的に一度に受信した際にのみ各タイヤバルブ4の識別情報IDを登録する。ここで、登録装置5から送信される登録信号Srgの識別情報の送信間隔は、各タイヤバルブ4が送信する検出信号Stpの識別情報の送信間隔と異なるように設定されている。このため、車両1の受信機11が受信した識別情報の受信間隔によって、識別情報登録部10bが登録信号Srgの識別情報であるか否かを判断して、異なる識別情報を登録せず、正規の識別情報を登録することができる。なお、識別情報登録部10bが登録手段として機能する。
【0055】
次に、前述のように構成されたバルブ識別情報登録システムによる識別情報の登録処理について図1及び図6を参照して説明する。
図1及び図6に示されるように、本実施形態の登録装置5は、全タイヤ3の検出信号Stpを受信したか否かを確認し、全タイヤ3(本実施例では4本)分の識別情報IDが揃わなければ、ステップS1に戻って検出信号Stpの取得を試みる。
【0056】
一方、登録装置5は、全タイヤ3からの識別情報IDが揃えば、識別情報IDを予め決められた順番、すなわち車両1の前左側(IDa)、前右側(IDb)、後右側(IDc)、後左側(IDd)の順番でメモリ5aに記憶する(ステップS16)。登録装置5は、全タイヤ3の識別情報IDを記憶すると、識別情報IDの取得完了を報知する(ステップS7)。
【0057】
続いて、タイヤ3が装着された車両1はライン2上を流れて、装着されたタイヤ3の識別情報IDを登録する登録位置P2に来ると停止する。登録装置5は、識別情報登録動作を行う。すなわち、登録装置5は、タイヤ3が装着された車両1に対して登録用送信アンテナ8から登録信号Srgを送信する(ステップS18)。登録信号Srgは、識別情報IDが予め決められた順番、且つ所定間隔でまとめてられたデータであって、一度に送信される。本実施例では、登録装置5は、所定間隔は略ゼロで連続して登録信号Srgを送信させる。
【0058】
車両1の制御装置10は、TPMS用受信アンテナ12が接続された受信機11を介して登録信号Srgを受信する(ステップS19)。このとき、識別情報登録部10bは、所定間隔で識別情報IDが含まれた登録信号Srgを受信した際にのみ、識別情報IDの登録動作を行う。このため、本実施例の制御装置10は、登録動作を行わせるために登録モードに変更する作業が不要である。なお、受信機11が受信手段として機能する。
【0059】
車両1の制御装置10は、全タイヤ3の識別情報IDを受信したか否かを確認し、全タイヤ3(本実施例では4本)分の識別情報IDが揃わなければ、識別情報IDの登録動作を行わない。
【0060】
一方、車両1の制御装置10は、全タイヤ3分の識別情報IDが揃えば、受信した順番に従っていずれの位置のタイヤ3の識別情報IDであるかわかるので、タイヤ3の位置と識別情報IDとを関連付けて識別情報IDをメモリ10aに記憶する(ステップS10)。
【0061】
さて、本実施例のバルブ識別情報登録システムは、タイヤ3から無線信号によってタイヤバルブ4の識別情報IDを取得して、識別情報をまとめて車両1の制御装置10に無線信号によって送信して、識別情報IDを登録させる。このため、従来のようにバーコードを読み取る必要がなく、識別情報IDを制御装置10に容易に登録することができる。また、登録環境にノイズが存在したとしても、全タイヤ3分の識別情報IDが揃わなければ登録しないので、ノイズによって識別情報IDを登録装置5が受信できなかったり、車両1が受信できなかったりした場合にやり直すことで確実に登録することができる。
【0062】
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)各タイヤバルブ4から無線信号によって識別情報IDを取得するので、従来のように各タイヤ3に取り付けられたバーコードをそれぞれ読み取る必要がない。よって、登録用送信アンテナ8から送信されたタイヤバルブ4の識別情報IDを制御装置10に登録するので、登録作業が容易である。また、識別情報登録部10bは、登録用送信アンテナ8から送信された識別情報IDを一度に受信したことを条件に識別情報IDを登録するので、何らかのノイズが混入すると識別情報IDの登録を行わない。よって、識別情報IDの登録を確実に行うことができる。
【0063】
(2)登録装置5が送信したタイヤバルブ4の識別情報IDの送信間隔をタイヤバルブ4が送信する識別情報IDの送信間隔と異ならせた。このため、識別情報登録部10bは受信した識別情報IDの受信間隔によって登録用送信アンテナ8から送信された識別情報IDであるか否かを判断してタイヤバルブ4の識別情報IDを登録することができる。
【0064】
(3)登録用送信アンテナ8から予め決められた順番でタイヤバルブ4の識別情報IDが送信される。このため、制御装置10は取得する識別情報IDの順番に基づいてタイヤ3の位置を認識することができ、識別情報IDにタイヤ3の位置情報を加えることなく、タイヤバルブ4の識別情報IDを登録することができる。よって、登録用送信アンテナ8が送信する情報量を抑制することができる。
【0065】
(4)登録用送信アンテナ8は指向性アンテナを備えるので、車両1に識別情報IDを送信する際に識別情報IDを取得させたい車両1に向かって識別情報IDを送信することができ、識別情報IDを取得させない車両1に識別情報IDを取得させることを抑制することができる。
【0066】
(5)全タイヤバルブ4の識別情報IDを取得できないと、識別情報IDの取得動作を再度行う。このため、登録用送信アンテナ8が送信した無線信号にノイズが混入したり、他の車両のタイヤバルブ4から識別情報IDが送信されたりした場合等に、全タイヤバルブ4の識別情報IDが取得できなかったとしても取得動作をやり直すことで必要な全タイヤバルブ4の識別情報IDを確実に取得することができる。
【0067】
(6)車両1にタイヤ3が装着される前にタイヤバルブ4の識別情報IDを取得するので、起動信号Swkによってタイヤバルブ4から送信される識別情報IDを他の受信装置が受信することを抑制することができる。また、取得したいタイヤバルブ4の識別情報IDを確実に取得することができる。
【0068】
(7)各タイヤ3にイニシエータ6と受信アンテナ7とが設けられるので、他のタイヤバルブ4の識別情報IDと混在することがなく、タイヤバルブ4の識別情報IDを確実に取得することができる。
【0069】
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、ライン2上を車両1が流れるようにしたが、バルブ識別情報登録システムのイニシエータ6と受信アンテナ7と登録用送信アンテナ8とが車両1に対して移動するようにしてもよい。
【0070】
・上記実施形態では、タイヤ3毎に設けられたイニシエータ6から時間差で起動信号Swkを送信したが、同時に起動信号Swkを送信するようにしてもよい。
・上記実施形態では、タイヤ3毎にイニシエータ6と受信アンテナ7とをそれぞれ備えたが、1つのイニシエータ6と、タイヤ3毎に受信アンテナ7を備えてもよい。すなわち、1つのイニシエータ6から起動信号Swkを送信して、時間差をもって各受信アンテナ7で検出信号Stpを受信する。このようにすれば、イニシエータ6の数量を少なくすることが可能となる。
【0071】
・上記実施形態では、車両1に装着される前のタイヤ3に対して識別情報IDの取得動作を行ったが、車両1に装着したタイヤ3に対して識別情報IDの取得動作を行ってもよい。
【0072】
・上記実施形態では、登録装置5が全タイヤ3の識別情報IDを取得できなかったときには取得動作を再度行ったが、別の方法で取得したり、確認作業を行ったりするために取得動作が再度必要ないときには行わないようにしてもよい。
【0073】
・上記実施形態では、制御装置10が全タイヤ3の識別情報IDを受信できなかったときには、受信動作を再度行ったが、別の方法で取得したり、確認作業を行ったりするために受信動作が再度必要ないときには行わないようにしてもよい。
【0074】
・上記実施形態では、登録用送信アンテナ8を指向性アンテナとしたが、登録用送信アンテナ8からの登録信号Srgを受信するものが登録する車両1以外に周囲にない際には、指向性の低いアンテナとしてもよい。
【0075】
・上記実施形態では、取得した検出信号Stp又は識別情報IDをメモリ5aに記憶してから登録用送信アンテナ8から送信したが、取得した検出信号Stp又は識別情報IDをメモリ5aに記憶せず、登録用送信アンテナ8から直接送信してもよい。
【0076】
・上記実施形態では、登録装置5から送信される登録信号Srgの識別情報IDの送信間隔を、各タイヤバルブ4が送信する検出信号Stpの識別情報IDの送信間隔と異なるように設定したが、同じ送信間隔で送信してもよい。なお、この場合、各タイヤバルブ4から検出信号Stpを複数回送信することで、各タイヤバルブ4からの検出信号Stpが連続することによって登録信号Srgと似たとしても、最後のタイヤバルブ4の検出信号Stpが連続することで登録信号Srgであるか否かを判断することができる。
【0077】
・上記実施形態では、登録装置5は予め決められた順番で識別情報IDを送信したが、各タイヤ3の位置が分かる情報を加えて順番に関係なく識別情報IDを送信してもよい。
・上記実施形態では、登録信号Srgに含まれる識別情報IDの間隔をゼロとしたが、間隔を特有の間隔パターンとしてもよい。すなわち、予め決められた間隔を割り当てる。
【0078】
・上記実施形態では、識別情報IDの取得完了を報知したが、省略してもよい。
・上記実施形態では、識別情報IDの登録完了を報知したが、省略してもよい。
次に、上記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
【0079】
(イ)請求項1〜6のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、前記識別情報取得手段は、前記車両の全タイヤバルブの識別情報を取得できなかったときには、前記起動信号を再度送信して取得動作を再度行うことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。
【0080】
同構成によれば、全タイヤバルブの識別情報を取得できないと、識別情報の取得動作を再度行うので、識別情報送信手段が送信した無線信号にノイズが混入したり、他の車両のタイヤバルブから識別情報が送信されたりした場合等に、全タイヤバルブの識別情報が取得できなかったとしても取得動作をやり直すことになる。よって、必要な全タイヤバルブの識別情報を確実に取得することが可能となる。
【符号の説明】
【0081】
1…車両、2…ライン、3…タイヤ、4…タイヤバルブ、5…登録装置、6…イニシエータ、7…受信アンテナ、8…登録用送信アンテナ、10…制御装置、10a…メモリ、10b…識別情報登録部、11…受信機、12…TPMS用受信アンテナ、13…イニシエータ、14…表示装置、Srg…登録信号、Stp…検出信号、Swk…起動信号。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のタイヤに取り付けられたタイヤバルブから、該タイヤの空気圧情報を含む無線信号を受信する受信手段と、該受信手段が受信した空気圧を監視する制御装置とを備えるタイヤ空気圧監視システムに使用され、前記タイヤバルブの識別情報を前記制御装置に登録するバルブ識別情報登録システムにおいて、
各タイヤバルブに起動信号を送信し、該起動信号に応答して各タイヤバルブから無線信号で送信された識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段が取得した各タイヤバルブの識別情報を順番に一度に送信する識別情報送信手段と、
前記制御装置に設けられ、前記識別情報送信手段から送信された各タイヤバルブの識別情報を一度に受信した際にのみ各タイヤバルブの識別情報を登録する登録手段とを備えた
ことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。
【請求項2】
請求項1に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、
前記識別情報送信手段は、前記各タイヤバルブが識別情報を送信する際の送信間隔と異なる送信間隔で、前記識別情報取得手段が取得した各タイヤバルブの識別情報を送信し、
前記登録手段は、前記識別情報送信手段が送信した前記識別情報を、前記各タイヤバルブから送信された識別情報を受信する際の受信間隔と異なる受信間隔で受信した場合に各タイヤバルブの識別情報を登録する
ことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、
前記識別情報送信手段は、前記識別情報取得手段が取得した各タイヤバルブの識別情報を予め決められた順番で送信し、
前記登録手段は、前記識別情報送信手段が送信した前記識別情報の順番に基づいてタイヤ位置を認識して登録する
ことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、
前記識別情報送信手段は、指向性アンテナを備える
ことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、
前記識別情報取得手段は、前記車両にタイヤが装着される前に当該車両に装着される各タイヤバルブの識別情報を取得する
ことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブ識別情報登録システムにおいて、
前記識別情報取得手段は、前記タイヤ毎に設けられ、各タイヤバルブの識別情報を取得する
ことを特徴とするバルブ識別情報登録システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−126341(P2012−126341A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−281761(P2010−281761)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000003551)株式会社東海理化電機製作所 (3,198)
【Fターム(参考)】