パターン生成装置及びその方法、並びに手袋注文製作装置及びその方法
【課題】手袋注文製作方法とその装置を提供する。
【解決手段】注文管理サーバ300は、計測注文処理装置200から顧客情報と人体をスキャンした結果を入力し、パターン生成装置330で手袋を製作するためのパターン情報を生成し、これに対応して皮革加工装置400に手袋を製作するように要請することを特徴とする。本発明によれば、寸法計測から製作に至るまで全ての注文と生産過程をオンライン上で自動化でき、また人体スキャンのための装備として、高価な3次元人体スキャナ装備の代わりに、安価な2次元人体スキャナ装備を用いてスキャンを行うことによって、製作費用を下げると共に、精密な皮革手袋を生産できるというメリットがある。
【解決手段】注文管理サーバ300は、計測注文処理装置200から顧客情報と人体をスキャンした結果を入力し、パターン生成装置330で手袋を製作するためのパターン情報を生成し、これに対応して皮革加工装置400に手袋を製作するように要請することを特徴とする。本発明によれば、寸法計測から製作に至るまで全ての注文と生産過程をオンライン上で自動化でき、また人体スキャンのための装備として、高価な3次元人体スキャナ装備の代わりに、安価な2次元人体スキャナ装備を用いてスキャンを行うことによって、製作費用を下げると共に、精密な皮革手袋を生産できるというメリットがある。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手袋注文製作方法に関する。特に、人体をスキャンし、結果に応じて皮革手袋のパターン情報を生成するパターン生成装置を用いて、オンライン上で皮革手袋の諸般注文製作手続を具現したパターン生成装置及びその方法、並びに手袋注文製作装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル測定技術の急速な発達に伴い、人体の外形をスキャン(scan)し、データを多様な産業分野に応用しようという試みが段々増加して来ている。特に、人体のスキャンデータを衣類分野に適用する場合、既存の手作業による測定に比べてより迅速で、且つ正確な計測結果を得ることができ、衣類製造工程を自動化できるという長所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、精密な人体スキャン計測結果に応じて、衣類製造時に少数の規格化大きさに衣類製造のためのパターンを形成したと言っても、全ての人に適した規格の衣類を生産することは容易でない。一例として、ゴルフのようなスポーツで使われる皮革手袋は着用者の実際の手の寸法と対比してあまりにも緩いと、手に密着しないため着用者はクラブと手が密着するように堅固に握ることができない。反対にあまりにも堅いと、クラブを握る時手の動きが制限され、着用者が満足な感覚でクラブを握ることができなくなり、グリップ感と着用感が低下するという問題がある。
【0004】
特に、指の長さは人ごとにある程度の差があり、親指の場合は、動きが大きく、人によって動く範囲が異なるため、所定個の規格化された大きさに製造された皮革手袋は、全ての着用者に充分な着用感を与えることができなかった。
【0005】
このように、グリップ感と着用感が重要視される分野で使われる皮革手袋は、製作ステップにおいて前述の問題を克服する必要性が大きいといえる。
また現在示されている3次元人体スキャン技術による衣類製作方法は、精密な計測でより進歩した衣類製作を行うことができるが、これに用いられる3次元スキャナ装備が高価なため、製作費用が増加する。そのため、手袋のような単純な形態の衣類に3次元人体スキャン技術による衣類製作方法を適用することは望ましくない。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであって、本発明の目的は、グリップ感と着用感を改善した衣類を製作するための、手袋注文製作装置及びその方法を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、皮革手袋の製造過程において、寸法計測から製作に至るまで、注文と生産過程をオンライン上で自動化した、手袋注文製作装置及びその方法を提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、高価な3次元人体スキャナ装備の代わりに、安価な2次元人体スキャナ装備を用いてスキャンを行うことによって、製作費用を下げると共に、精密な皮革手袋を生産できるような手袋注文製作装置及びその方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態によるパターン生成方法は、人
体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成する方法であって、前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、前記特徴点、前記スキャン情報、および生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップとを含む。
【0010】
また上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作方法は、手袋を注文製作する方法であって、a:計測対象者のスキャン情報と顧客情報を有する注文情報を伝送されるステップと、b:前記スキャン情報に対応するパターン情報を生成するステップと、c:前記パターン情報と前記顧客情報に従って手袋の製作を要請するステップとを含む。
【0011】
前記スキャン情報は、少なくとも前記計測対象者の全指の長さ値、全指の上下幅値、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに前記計測対象者の手長さ値と平手幅値を含むことを特徴とする。
【0012】
前記ステップaの前に、計測対象者の顧客情報を入力するステップと、前記計測対象者の身体を、2次元スキャン装置を用いてスキャンするステップと、スキャン結果に応じてスキャン情報を生成するステップと、前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して、注文情報を生成し格納するステップと、前記注文情報を注文管理サーバに伝送するステップとを含む。
【0013】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含むことを特徴とする。
前記ステップcの後、前記材質情報に従って生地の種類を判断し加工準備するステップと、準備された生地にストレスを加えてプレストレス(pre stress)を与えるステップと、プレストレスが与えられた生地を前記パターン情報に対応して裁断するステップ、裁断された生地を縫製して前記手袋を完成するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
前記ステップbは、b1:前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、b2:前記特徴点、前記スキャン情報、および前記生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
前記ステップb2は、b21:前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、および親指と人差指の間の長さ値を抽出するステップと、b22:前記人差指に関連する特徴点、前記ステップb21で抽出された値、および前記弾性係数に対応して、パターン化された人差指の長さ値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
前記ステップb2は、b23:前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出するステップと、b24:前記中指、薬指、および小指に関連する特徴点と、前記ステップb23で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターンされた中指、薬指、および小指の長さ値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
前記ステップb2は、b25:前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、手、親指と手首の間の各々の長さ値、全指の上幅値を抽出するステップと、b26:親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手長さ、並びに全指の上幅に関連する各特徴点と、前記ステップb25で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指と間、親指と手首の間、手の長さ値、パターン化された全指の上幅値を算出す
るステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
前記ステップb2は、b27:前記スキャン情報の平手幅値と全指下幅値を抽出するステップと、b28:平手幅と全指下幅に関連する特徴点と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された平手幅値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
前記ステップb2は、b27:前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出するステップと、b28:全指の下幅と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
また上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態によるパターン生成装置は、人体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成するパターン生成装置であって、手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成装置とを含む。
【0021】
また上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作装置は、手袋の注文製作手続を管理する装置であって、手袋製作関連情報を送受する通信モジュールと、前記手袋製作関連情報に従ってパターン情報を生成するパターン生成装置と、前記手袋製作関連情報に従って支店と顧客情報を管理する注文管理モジュールと、前記手袋製作関連情報を格納するデータベースを備える注文管理サーバを含む。
【0022】
また前述の手袋注文製作装置は、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続され、計測対象者のスキャン情報と顧客情報を有する注文情報を送信する計測注文処理装置を更に含む。
【0023】
前記スキャン情報は、少なくとも前記計測対象者の全指の長さ値、全指の上下幅値、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに前記計測対象者の手幅値と平手幅値を含むことを特徴とする。
【0024】
前記計測注文処理装置は、スキャン装置と通信するインターフェースモジュールと、前記スキャン装置を制御し、人体の前記スキャン情報を生成するスキャン情報処理モジュールと、前記顧客情報を生成し管理する顧客情報管理モジュールと、前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して注文情報を生成する注文発注モジュールと、手袋注文製作装置に情報通信網を介して接続され、前記注文情報を伝送する通信モジュールと、前記注文情報を格納するデータベースとを含む。
【0025】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含むことを特徴とする。
また前述の手袋注文製作装置は、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続され、前記パターン情報を受信して前記手袋製作のための生地を加工する皮革加工装置を更に含むことを特徴とする。
【0026】
前記皮革加工装置は、前記パターン情報に対応して生地を裁断する皮革裁断装置を含むことを特徴とする。
前記皮革加工装置は、前記材質情報に対応して前記生地にプレストレスを加え、前記皮革裁断装置が加工できるように準備する皮革前処理装置と、前記皮革裁断装置によって裁断された生地を縫製し、手袋を完成する裁縫装置とを更に含むことを特徴とする。
【0027】
前記パターン生成装置は、手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成部とを含むことを特徴とする。
【0028】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、親指と人差指の間の長さ値を抽出し、前記人差指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された人差指の長さ値を算出することを特徴とする。
【0029】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出し、前記中指、薬指、および小指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された中指、薬指、および小指の長さ値を算出することを特徴とする。
【0030】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、および手の各々の長さ値と、全指の上幅値を抽出し、親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手、および全指の上幅に関連する各特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、および手の長さ値、パターン化済の全指の上幅値を算出することを特徴とする。
【0031】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出し、全指の下幅と平手幅値に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出することを特徴とする。
【0032】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の平手幅値と全指の下幅値を抽出し、全ての平手幅値と指の下幅に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の平手幅値を算出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0033】
本発明の好適な実施の形態によれば、人体のスキャン情報に対応して衣類を製作することによって、より迅速で且つ精密な手袋を製作できるという効果が奏する。
更に、衣類の製造過程において、寸法計測から製作に至るまで注文と生産過程をオンライン上で自動化を具現できるという効果が奏する。
【0034】
更にまた人体のスキャン時に高価な3次元人体スキャナ装備の代わりに、安価な2次元人体スキャナ装備を用いてスキャンを行うことによって、製作費用を下げることができるという効果が奏する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の概念を説明するための概略図。
【図2】本発明の実施の形態による手袋注文製作装置の技術的構成を概略的に示したブロック図。
【図3】本発明の実施の形態による計測注文処理装置の技術的構成を示したブロック図。
【図4】本発明の実施の形態による注文管理サーバの技術的構成を示したブロック図。
【図5】本発明の皮革加工装置の技術的構成を示したブロック図。
【図6】本発明の手袋計測方法を示したフローチャート。
【図7】本発明の手袋注文製作方法を示したフローチャート。
【図8】本発明のパターン生成装置を用いたパターン生成方法を示したフローチャート。
【図9】本発明の皮革加工装置が手袋を製作する方法を示したフローチャート。
【図10】本発明の計測注文処理装置が提供するGUIの一例を示した例示図。
【図11】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図12】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図13】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図14】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図15】本発明の計測注文処理装置が計測対象者に提供するスキャン結果の画面。
【図16】自動計測のためのスキャン特定点、並びに手の各部位別長さと幅の値の計測方法を説明するための模式図。
【図17】スキャン結果によるスキャン情報を示す報告書の画面。
【図18】パターン生成装置がスキャン情報に対応して生成するパターン情報の一例。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作装置とその方法に対して説明する。
図1は、本発明の概念を説明するための概略図である。同図のように、本発明の手袋注文製作装置は、各地域に分散して位置する営業点からの注文製作内容に従って、手袋製作工場に衣類を製作するように指示する注文管理サーバを中心として構成されている。注文管理サーバは、営業点と手袋製作工場に情報通信網を介して接続され、手袋注文製作の各種手続はオンライン上で行われる。詳細には、各営業点には、顧客の人体スキャン情報と顧客情報を、注文管理サーバに伝送する計測注文処理装置が設けられる。注文管理サーバは、伝送された情報に従って注文手続を管理する。また注文管理サーバは前述の注文手続を管理するための注文管理モジュール以外に、顧客の人体スキャン情報に対応して手袋の実製作のための情報を生成するパターン生成装置を含み、注文管理サーバは、生成した情報を製作工場に伝送して手袋製作を指示する。製作工場は皮革生地を前処理し、切断と裁縫する皮革加工装置を含み、注文管理サーバからの要請に従って実際に手袋を製作する。
【0037】
以下、図2〜図5を参照して、本発明の概念による手袋注文製作装置の技術的構成を説明する。
図2は、本発明の実施の形態による手袋注文製作装置の技術的構成を概略的に示したブロック図である。
【0038】
同図のように、本発明は計測対象者である顧客の身体一部をスキャンするスキャン装置100と、スキャン装置100の制御と手袋注文発注を行う計測注文処理装置200と、手袋注文の情報を収集と管理し、手袋製作を指示する注文管理サーバ300と、注文内容に従って実際の手袋を製作する皮革加工装置400を含む。
【0039】
詳細には、スキャン装置100は、計測注文処理装置200とローカルまたは近距離ネットワークで接続され、計測注文処理装置200の制御によって計測対象者の人体をスキャンする人体スキャナ装備である。このようなスキャン装置100は、高価な3次元スキャナよりも相対的に安価な2次元スキャナを適用することが望ましい。
【0040】
計測注文処理装置200は、スキャン装置100を制御し、適したスキャン結果を獲得し、注文情報を生成して注文管理サーバ300に手袋を注文要請するコンピュータ装置である。このような機能は、計測注文処理装置200に組み込まれるクライアントプログラムによって行われることができ、クライアントプログラムは一つ以上のモジュールで構成できる。このような計測注文処理装置200の詳細は、後述する。
【0041】
前述のスキャン装置100と計測注文処理装置200は、各地域に位置する一つ以上の営業点に備えられ、計測対象者の人体をスキャンし、スキャン結果を注文管理サーバ300に供給し、注文情報に従って手袋製作を要請する。
【0042】
注文管理サーバ300は、情報通信網を介して計測注文処理装置200と接続され、手袋注文の諸般手続を処理し、手袋生産工場に設けられた皮革加工装置400に手袋製作を要請するサーバ装置である。前述の機能を円滑に行うために、注文管理サーバ300は多数の計測注文処理装置200の要請を遅延なしに処理できるように、高仕様のマイクロプロセッサと大容量のデータ格納空間を備えることが望ましい。
【0043】
皮革加工装置400は、注文情報に対応して皮革を前処理し、前処理された皮革生地を切断と縫製して実際の手袋を製作する生産装置である。
このような構成によって、本発明の手袋注文製作装置は、計測対象者の身体に適した手袋を生産し供給する。
【0044】
以下、本発明の手袋注文製作装置を構成する各々の構成要素のより詳細な技術的構成を、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の実施の形態による計測注文処理装置の技術的構成を示したブロック図である。
【0045】
同図のように、本発明の計測注文処理装置200は、注文者から注文情報などを入力するインターフェースモジュール210と、スキャン装置100を制御してスキャン結果を生成するスキャン情報処理モジュール220と、顧客情報を管理するための顧客情報管理モジュール260と、手袋注文手続を処理するための注文発注モジュール250と、注文管理サーバ300と通信するための通信モジュール270と、注文詳細内容に関する情報を格納するためのデータベース290を含む。
【0046】
詳細には、インターフェースモジュール210は、計測対象者または注文者にスキャン手続と注文手続を容易に行わせるためのグラフィックユーザーインタ一フェース(GUI)を提供する。一般に、計測対象者は顧客であり、注文者は営業点に勤務し、計測注文処理装置を運用する職員であってもよく、同一人でもよい。前述のGUIは、一般的な計測対象者または注文者が注文手続を試行錯誤なしに容易に進行できるように、一般人に広く慣れたウインドー形態を有することが望ましく、以後一例を参照して詳細に説明する。
【0047】
スキャン情報処理モジュール220は、計測対象者の人体、即ち手を正常にスキャンするようにスキャン装置100を制御し、スキャン結果によるスキャン情報を生成する機能を果たす。詳細には、スキャン情報処理モジュール220は、スキャン手続の遂行時に、スキャン装置100上の計測対象者の手の位置、形状などが適切な形態で載置されれば、計測対象者の操作によって手の平部分をスキャンし、これに対応するイメージを生成する。生成されたイメージは、計測対象者が目視可能に表示手段にて表示される。またスキャン情報処理モジュール220は、生成されたイメージから自動計測を行って、計測対象者のスキャン情報を生成する。詳細には、スキャン情報は計測対象者の手の形態を特定できる数値的データであって、手の外郭線上の所定位置の特徴点と、特徴点の連結長さ値で示されることができる。このような自動計測に対しては、以後関連図面を参照してより詳細に説明する。
【0048】
顧客情報管理モジュール260は、手袋注文のための計測対象者の顧客情報を管理するモジュールである。これによって管理される顧客情報は少なくとも、顧客名前、連絡先、既存サイズと性別に関する内容を含むことが望ましい。
【0049】
注文発注モジュール250は、注文者の操作によって手袋注文発注手続を行うモジュールである。詳細には、注文発注モジュール250は、スキャン情報処理モジュール220によって生成されたスキャン情報と、顧客情報管理モジュール260によって生成された顧客情報に従って、手袋製作の諸般注文の詳細内容を含む注文情報を生成する。前述の注文情報には少なくとも、売り場名、販売者名、スキャン日時、生地色相、および備考事項を含むことが望ましい。また注文発注モジュール250は、生成された注文情報を、通信モジュール270を介して注文管理サーバ300に伝送する。
【0050】
通信モジュール270は、計測注文処理装置200と注文管理サーバ300を、情報通信網を介して接続する機能を果たすモジュールである。
データベース290は、注文発注モジュール250が生成した注文情報を格納する機能を果たす。
【0051】
前述の技術的構成によって、計測注文処理装置200は、顧客の手をスキャンして手袋製作を注文管理サーバ300に報告し、これを受信した注文管理サーバ300は、手袋注文の諸般手続を管理する。以下、図面を参照して注文管理サーバ300の技術的構成に対して説明する。
【0052】
図4は、本発明の実施の形態による注文管理サーバの技術的構成を示したブロック図である。
同図のように、本発明の注文管理サーバ300は、計測注文処理装置200と通信するための通信モジュール310と、注文情報に対応して製作すべき手袋のパターンを生成するパターン生成装置330と、製作注文手続を管理する注文管理モジュール350と、注文関連情報を格納するためのデータベース390を含む。
【0053】
詳細には、通信モジュール310は、情報通信網に接続され、計測注文処理装置200と皮革加工装置400に情報を送受するモジュールである。特に、通信モジュール310は、計測注文処理装置200から注文情報を伝送され、皮革加工装置400にパターン情報を供給する機能を果たす。
【0054】
パターン生成装置330は、伝送された注文情報に含まれるスキャン情報に従って皮革を加工するためのパターン情報を生成する。スキャン情報は、別途のデータ処理過程を介せず実際スキャンされた寸法に関するデータであって、手の厚さのように2次元スキャン方式では計測されない部分を考慮しないデータである。またこのようなスキャン情報は、完成した手袋の着用時に指の曲がりなど、手動きに伴った手袋形態の変形も考慮されていない。そのため、スキャン情報だけでは、2次元平面上の手の外郭線形態のみ分かるに過ぎないため、このデータのみで手袋を製作することは容易でない。パターン生成装置330は、前述の不都合を補完するための機能を果たすモジュールであって、スキャン情報を補正してパターン情報を生成する。パターン情報を生成するために、パターン生成装置330は、特徴点処理部331と、皮革情報処理部335と、パターン生成部337を備える。これらによってパターン情報を生成する過程の詳細は、後述する。
【0055】
注文管理モジュール350は、伝送された注文情報に含まれる手袋注文に関する詳細内容に従って注文を管理する機能を果たす。詳細には、注文情報は、注文の発注された支店の情報と、計測対象者の情報である顧客情報とを含む。注文管理モジュール350は、注文に対して支店の担当者、位置、および実積などを管理し、また手袋を注文した顧客の以前と現在の購買情報、サイズ情報などを管理する。このような情報は、各々支店管理部353と顧客管理部356によってデータベース390に格納される。
【0056】
前述の技術的構成によって、注文管理サーバ300は手袋注文の諸般手続を管理し、特に皮革加工のためのパターン情報を生成して皮革加工装置400に供給する。以下、図面を参照して皮革加工装置400の技術的構成に対して説明する。
【0057】
図5は、本発明の皮革加工装置400の技術的構成を示したブロック図である。
同図のように、皮革加工装置400は、皮革裁断前に皮革の特性を変化させるための皮革前処理装置420と、パターン情報に従って実際前処理された皮革を裁断する皮革裁断装置440と、裁断された皮革を縫製して手袋を作る裁縫装置460を含む。
【0058】
皮革前処理装置420は、裁断前に皮革生地に対して初期特性を変化させるための手続を行う装置である。一般に、皮革生地に所定の外力が加えられれば、皮革生地の弾性によって、元の大きさからある程度引き伸ばすようになり、外力が消えれば再び元の形態に復旧される。このような物理的特性を考慮して、皮革生地に適切なストレスを加えた状態で手袋を製作すれば、完成手袋は着用時に弾性によって所定大きさに減るようになって、着用者の手に密着する。皮革前処理装置420は、前述の特性を適用するためであって、裁断前に皮革生地にプレストレス(pre stress)を加えるためである。ここで、皮革生地に加えられるストレスは、皮革生地の中心から外方へ適切な大きさの力で引っ張るような方式によって具現できる。パターン情報には、皮革生地の種類と弾性係数のデータである材質情報が含まれている。皮革前処理装置420は前述の材質情報に従って皮革生地を加工する準備をし、プレストレスを与える。
【0059】
皮革裁断装置440は、プレストレスを与えた皮革生地をパターン情報に対応してカット(cutting)する手続を行う装置である。皮革裁断装置440は、多重熱カット機またはナイフカット機等であってもよく、望ましくはレーザカット機でもよい。
【0060】
裁縫装置460は、カットされた皮革を縫製して手袋を完成する装置で、設定されたアライン(align)によってカットされた皮革を縫製する機能を果たす。
前述の技術的構成によって、皮革加工装置400は自動化手続で計測対象者に適した手袋を完成する。
【0061】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作方法に対して説明する。
以下の説明では、説明の便宜上、図2〜図5に示した図面の符号を共に参照して説明する。
【0062】
図6は、本発明の手袋計測方法を示したフローチャートである。手袋計測方法は、各営業点に設けられた計測注文処理装置200が行う過程であって、計測注文処理装置200はスキャン装置100と接続され、計測対象者の身体、即ち手のスキャン過程を制御する。
【0063】
詳細には、ステップS510は、顧客情報管理モジュール260が計測対象者である顧客の顧客情報を入力するステップである。顧客情報は少なくとも、顧客名前、連絡先、既存サイズ、および性別に関する内容を含むことが望ましい。これに対した一例は、図面を参照して後述する。
【0064】
ステップS520は、スキャン情報処理モジュール220が計測対象者の手をスキャンするステップであって、スキャン情報処理モジュール220は、カメラを用いて手のアライン状態を映像として供給し、計測対象者が自身の手をより正確にスキャン可能にサポートできる。これの一例は、図面を参照して後述する。
【0065】
ステップS525は、スキャン情報処理モジュール220がスキャン情報を生成する前に、イメージ化済のスキャン結果を計測対象者に供給し、再スキャンするか否か問合わせるステップである。計測対象者は、スキャン結果が不明瞭かまたはアラインがずれた場合、計測注文処理装置200に再スキャンを要請できる。
【0066】
ステップS530は、スキャン情報処理モジュール220がスキャン結果に応じてスキャン情報を生成するステップである。ここで、前述のスキャン情報は、計測対象者の手の形態を特定できるような最小限の要素の数値的データである。スキャン情報処理モジュール220は、生成されたイメージから自動計測を行う。この時、スキャン情報として要求されるデータは少なくとも、計測対象者の全指長さ値と、全指の上下幅値と、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値と、計測対象者の手幅値と平手幅値を含むことが望ましい。
【0067】
前述の手の部位を計測するために、スキャン情報処理モジュール220はまず、手の外郭線に沿って所定間隔に多数の点をマッピングし、マッピングした点のうち、手の各部位の長さと幅を算出できる適切な位置の計測特徴点を指定する。続いて、スキャン情報処理モジュール220は、指定した計測特徴点を連結し、その長さの値を算出することによって、手の各部位の長さと幅の値のデータであるスキャン情報を生成する。スキャン情報の算出過程は、以下関連図面を参照して後述する。
【0068】
ステップS540は、注文発注モジュール250が、前述の顧客情報とスキャン情報に対応して、注文情報を生成し格納するステップである。注文情報には少なくとも、売り場名、販売者名、スキャン日時、生地色相、および備考事項を含むことが望ましい。注文発注モジュール250は注文情報を生成してデータベース290に格納する。
【0069】
ステップS550は、通信モジュール270が情報通信網を介して注文情報を注文管理サーバ300に伝送するステップである。
ステップS550にて、計測注文処理装置200は顧客の身体をスキャンして注文管理サーバ300に伝送し、注文管理サーバ300は諸般注文手続を行う。以下、図7を参照して、本発明の手袋注文製作方法を説明する。
【0070】
図7は、本発明の手袋注文製作方法を示したフローチャートである。手袋注文製作方法は、注文管理サーバ300が計測注文処理装置200から伝送される注文情報に従って注文手続を行う過程である。
【0071】
詳細には、ステップS610は、通信モジュール310が情報通信網を介して計測注文処理装置200から注文情報を伝送されるステップである。
ステップS620は、パターン生成装置330がスキャン情報に対応するパターン情報を生成するステップである。伝送された注文情報は、スキャン情報を含む。パターン生成装置330は、スキャン情報に対応してパターン情報を生成する。パターン情報は、実際の皮革生地をカットするためのデータであって、生地の材質情報を更に含む。ステップS620を行うために、パターン生成装置330は特徴点処理部331と、皮革情報処理部335と、パターン生成部337とを含む。このようなパターン情報生成ステップは、以後図8を参照してより詳細に説明する。
【0072】
ステップS630は、注文管理モジュール350が、パターン情報と顧客情報に従って衣類を生成する皮革加工装置400に衣類の実製作を要請するステップである。注文管理モジュール350は、支店別と顧客別に手袋の製作手続を処理するように制御し、ステップS620にて生成されたパターン情報と顧客情報に従って、通信モジュール310を通じて皮革加工装置400に手袋を製作することを要請する。
【0073】
このステップS630によって、注文管理サーバ300はパターン情報を生成し、手袋製作を皮革加工装置400に要請する。特に、パターン情報は、皮革生地を準備して実際の裁断するのに用いられる重要なデータである。以下、図8を参照して、パターン生成装置を用いたパターン情報生成方法を説明する。
【0074】
図8は、本発明のパターン生成装置を用いたパターン生成方法を示したフローチャートである。パターン生成方法は、注文管理サーバ300のパターン生成装置330を構成するモジュールにおける各ステップによって行われる。
【0075】
詳細には、ステップS710は、特徴点処理部331が、衣類の形態を特定化する所定個のパターン特徴点(feature point)が定義された基礎パターンを指定するステップである。ここで、基礎パターンは裁断の基本になる単純な手袋形状の例示枠の一種であり、パターン特徴点は体型の独特な特徴を反映する基礎パターン上の所定位置である。即ち、パターン特徴点は、計測対象者の体型によって衣類の形態と、副基材の形態を決定する要素になり、基礎パターンの外郭線上に位置し、所定個存在してもよい。そこで、本発明では手袋を製作する際において、手の形態をなす外郭線上の全ての点の位置によってパターン情報を生成するのでなく、手をなす各部位のスキャン情報と、各部位に対応するパターン特徴点とに対応して、パターン情報を生成する。このステップS710において、皮革生地の弾性係数が更に考慮されることが望ましい。本発明では、手の部位を計19個に区分してパターン情報を生成する。
【0076】
また前述のスキャン情報は2次元データであって手の厚さのデータが欠落している。そのため、手袋製作時、手袋の外郭を取り囲む側面部の副基材の長さ値と幅値が分からない。しかしながら、このような副基材の大きさは、基礎パターン上のパターン特徴点の位置によって左右される特徴があり、指定された基礎パターン上のパターン特徴点によって副基材の長さ値と幅値を算出する。前述のパターン特徴点は、一般に指と指の間と、指節部分に位置する。
【0077】
ステップS720は、パターン生成部337が手の各部位別に長さ値、上幅値、および下幅値を抽出するステップである。パターン情報を生成する時、各部位別に参照するべきスキャン情報は異なる。そのため、パターン生成部337は、算出しようとする手袋の部位ごとに適切なスキャン情報を算出する過程を行う。
【0078】
ステップS730は、パターン生成部337がパターン特徴点と、ステップS720にて抽出した値と、生地の弾性係数とに対応して、パターン情報を生成するステップである。皮革生地の弾性係数は皮革情報処理部335から供給され、パターン生成部337はスキャン情報から抽出された値と弾性係数とに対応して、基礎パターン上のパターン特徴点の座標上位置を補正してパターン情報を生成する。ここで、パターン情報には、手袋の側面部である副基材のパターンと、皮革生地の種類と弾性の材質情報を更に含む。
【0079】
前述のステップS720とステップS730にて、パターン生成部337は手袋を構成する各部位によって関連部位のスキャン情報を抽出し、各部位別にパターン情報を生成する。これの詳細は、以下の表1の通りである。
【0080】
【表1】
【0081】
表1に示すように、例えばパターン化済の親指長さ値の算出時には、スキャン情報の親指長さ値と、親指に関連するパターン特徴点と、弾性係数とを考慮して算出する。またパターン化済の人差指長さ値の算出時には、スキャン情報の人差指下幅値と、人差指上幅値と、親指と人差指の間の長さ値と、人差指に関連するパターン特徴点と、弾性係数を考慮して算出する。
【0082】
前述のステップにて、パターン生成装置330は皮革生地の裁断のためにパターン情報を生成し、注文管理サーバ300は皮革加工装置400にパターン情報を伝送して衣類を製作する。以下、図9を参照して、本発明の皮革加工装置400が衣類を製作する方法を説明する。
【0083】
図9は、本発明の皮革加工装置400が衣類を製作する方法を示したフローチャートである。衣類加工方法は、皮革加工装置400における各ステップによって行われる。
詳細には、ステップS810は、皮革前処理装置420が材質情報に従って皮革生地を加工準備し、プレストレスを与えるステップである。前述のように、皮革生地に加えられ
るプレストレスは、皮革生地の中心から外方へ適切な大きさの力で引っ張る方式で具現できる。
【0084】
ステップS820は、皮革裁断装置440がプレストレスを与えられた皮革生地をパターン情報に基づき裁断するステップである。
ステップS830は、裁縫装置460が裁断された衣類生地を縫製して衣類を完成するステップである。
【0085】
前述のステップによって、皮革加工装置400は注文された手袋を完成する。
以下、図面を参照して、本発明が提供するGUIの一例を説明する。
図10〜図15は、本発明の計測注文処理装置が提供するGUIの一例を示した例示図である。
【0086】
図10は、スキャン過程の遂行時に計測対象者に提供する初期画面であって、スキャンしたい手を選択し、顧客情報の入力欄を提供するウインドー形式の一例である。
図11は、スキャン装置100に計測対象者の手をアラインする画面であって、計測対象者がスキャン装置100に手を載置する時、アラインの指示線を提供する一例である。このために、スキャン装置にはカメラのような撮影手段を更に設けることが望ましい。計測注文処理装置200はアライン時の警告文句を更に提供できる。
【0087】
図12は、スキャン装置100が駆動してスキャンした結果を示し、寸法計測と手袋注文の要請を行う画面の一例である。この時、計測注文処理装置200は、計測対象者に再スキャン如何の問い合せ画面を提供でき、また自動寸法計測と手袋注文要請を行うことができる。
【0088】
図13〜図14は、スキャン結果の補正をサポートする画面であって、特に手首付近のダミーデータを除去する一例である。同図のように、手首以下のスキャン結果は手袋製作に不要なデータである。そのため、手首補正線を用いて所定範囲(a)を設定し、それ以下のスキャン結果を削除して補正できる。
【0089】
図15は、本発明の計測注文処理装置200が計測対象者へ提供するスキャン結果の画面である。計測注文処理装置200は図15のようなスキャン結果に基づき自動に寸法を計測し、手の各部位別長さと幅の値をスキャン情報として算出する。このようなスキャン結果は、以下の図16のような形態で手の寸法を自動計測する。
【0090】
図16は、自動計測のためのスキャン特定点、並びに手の各部位別長さと幅の値の計測方法を説明するための模式図である。同図のように、手のスキャン特定点は、スキャンされた手のイメージの外郭線上に所定間隔にマッチングされる多数の点のうち、手の形態的特性を示すことができる位置に指定される。このようなスキャン特定点は、全指の終端(edge)、各指間、各指節両端等に位置できる。各位置上に対応する各スキャン特定点を連結すれば、各部位の長さと幅値を算出できる。
【0091】
図17は、スキャン結果によるスキャン情報を示す報告書の画面であって、手の各部位のデータを数値的に表している一例である。この時、各部位別データは、所定範囲のパターン特徴に基づき決定される。例えば、人差指の上幅値「14」は、人差指終端で約15%〜35%間で決定され、人差指の下幅値「9」は、人差指の節末で約5%〜20%間で決定される。
【0092】
図18は、パターン生成装置330がスキャン情報に対応して生成するパターン情報の一例である。同図のように、パターン情報は、パターンの数値的データと、実際の皮革生
地を裁断する手袋図面を含む。このようなパターン情報の図面は、指定された基礎パターンの各部位の長さ値と幅値をスキャン情報、特定点、および弾性係数に対応して調節したことを示し、皮革加工装置400は図面に基づき皮革生地を裁断する。
【0093】
前述の本発明の手袋注文製作方法は、プログラムで具現され、コンピュータで読み取り可能なCDローム、RAM、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスクなどの記録媒体に格納されることができる。
【0094】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した実施の形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味と範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0095】
300 注文管理サーバ
310 通信モジュール
330 パターン生成装置
331 特徴点処理部
335 皮革情報処理部
337 パターン生成部
350 注文管理モジュール
353 支店管理部
356 顧客管理部
390 データベース
【技術分野】
【0001】
本発明は、手袋注文製作方法に関する。特に、人体をスキャンし、結果に応じて皮革手袋のパターン情報を生成するパターン生成装置を用いて、オンライン上で皮革手袋の諸般注文製作手続を具現したパターン生成装置及びその方法、並びに手袋注文製作装置及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル測定技術の急速な発達に伴い、人体の外形をスキャン(scan)し、データを多様な産業分野に応用しようという試みが段々増加して来ている。特に、人体のスキャンデータを衣類分野に適用する場合、既存の手作業による測定に比べてより迅速で、且つ正確な計測結果を得ることができ、衣類製造工程を自動化できるという長所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、精密な人体スキャン計測結果に応じて、衣類製造時に少数の規格化大きさに衣類製造のためのパターンを形成したと言っても、全ての人に適した規格の衣類を生産することは容易でない。一例として、ゴルフのようなスポーツで使われる皮革手袋は着用者の実際の手の寸法と対比してあまりにも緩いと、手に密着しないため着用者はクラブと手が密着するように堅固に握ることができない。反対にあまりにも堅いと、クラブを握る時手の動きが制限され、着用者が満足な感覚でクラブを握ることができなくなり、グリップ感と着用感が低下するという問題がある。
【0004】
特に、指の長さは人ごとにある程度の差があり、親指の場合は、動きが大きく、人によって動く範囲が異なるため、所定個の規格化された大きさに製造された皮革手袋は、全ての着用者に充分な着用感を与えることができなかった。
【0005】
このように、グリップ感と着用感が重要視される分野で使われる皮革手袋は、製作ステップにおいて前述の問題を克服する必要性が大きいといえる。
また現在示されている3次元人体スキャン技術による衣類製作方法は、精密な計測でより進歩した衣類製作を行うことができるが、これに用いられる3次元スキャナ装備が高価なため、製作費用が増加する。そのため、手袋のような単純な形態の衣類に3次元人体スキャン技術による衣類製作方法を適用することは望ましくない。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであって、本発明の目的は、グリップ感と着用感を改善した衣類を製作するための、手袋注文製作装置及びその方法を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、皮革手袋の製造過程において、寸法計測から製作に至るまで、注文と生産過程をオンライン上で自動化した、手袋注文製作装置及びその方法を提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、高価な3次元人体スキャナ装備の代わりに、安価な2次元人体スキャナ装備を用いてスキャンを行うことによって、製作費用を下げると共に、精密な皮革手袋を生産できるような手袋注文製作装置及びその方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態によるパターン生成方法は、人
体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成する方法であって、前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、前記特徴点、前記スキャン情報、および生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップとを含む。
【0010】
また上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作方法は、手袋を注文製作する方法であって、a:計測対象者のスキャン情報と顧客情報を有する注文情報を伝送されるステップと、b:前記スキャン情報に対応するパターン情報を生成するステップと、c:前記パターン情報と前記顧客情報に従って手袋の製作を要請するステップとを含む。
【0011】
前記スキャン情報は、少なくとも前記計測対象者の全指の長さ値、全指の上下幅値、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに前記計測対象者の手長さ値と平手幅値を含むことを特徴とする。
【0012】
前記ステップaの前に、計測対象者の顧客情報を入力するステップと、前記計測対象者の身体を、2次元スキャン装置を用いてスキャンするステップと、スキャン結果に応じてスキャン情報を生成するステップと、前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して、注文情報を生成し格納するステップと、前記注文情報を注文管理サーバに伝送するステップとを含む。
【0013】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含むことを特徴とする。
前記ステップcの後、前記材質情報に従って生地の種類を判断し加工準備するステップと、準備された生地にストレスを加えてプレストレス(pre stress)を与えるステップと、プレストレスが与えられた生地を前記パターン情報に対応して裁断するステップ、裁断された生地を縫製して前記手袋を完成するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
前記ステップbは、b1:前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、b2:前記特徴点、前記スキャン情報、および前記生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
前記ステップb2は、b21:前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、および親指と人差指の間の長さ値を抽出するステップと、b22:前記人差指に関連する特徴点、前記ステップb21で抽出された値、および前記弾性係数に対応して、パターン化された人差指の長さ値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
前記ステップb2は、b23:前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出するステップと、b24:前記中指、薬指、および小指に関連する特徴点と、前記ステップb23で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターンされた中指、薬指、および小指の長さ値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
前記ステップb2は、b25:前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、手、親指と手首の間の各々の長さ値、全指の上幅値を抽出するステップと、b26:親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手長さ、並びに全指の上幅に関連する各特徴点と、前記ステップb25で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指と間、親指と手首の間、手の長さ値、パターン化された全指の上幅値を算出す
るステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
前記ステップb2は、b27:前記スキャン情報の平手幅値と全指下幅値を抽出するステップと、b28:平手幅と全指下幅に関連する特徴点と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された平手幅値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
前記ステップb2は、b27:前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出するステップと、b28:全指の下幅と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
また上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態によるパターン生成装置は、人体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成するパターン生成装置であって、手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成装置とを含む。
【0021】
また上記目的を解決するために、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作装置は、手袋の注文製作手続を管理する装置であって、手袋製作関連情報を送受する通信モジュールと、前記手袋製作関連情報に従ってパターン情報を生成するパターン生成装置と、前記手袋製作関連情報に従って支店と顧客情報を管理する注文管理モジュールと、前記手袋製作関連情報を格納するデータベースを備える注文管理サーバを含む。
【0022】
また前述の手袋注文製作装置は、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続され、計測対象者のスキャン情報と顧客情報を有する注文情報を送信する計測注文処理装置を更に含む。
【0023】
前記スキャン情報は、少なくとも前記計測対象者の全指の長さ値、全指の上下幅値、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに前記計測対象者の手幅値と平手幅値を含むことを特徴とする。
【0024】
前記計測注文処理装置は、スキャン装置と通信するインターフェースモジュールと、前記スキャン装置を制御し、人体の前記スキャン情報を生成するスキャン情報処理モジュールと、前記顧客情報を生成し管理する顧客情報管理モジュールと、前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して注文情報を生成する注文発注モジュールと、手袋注文製作装置に情報通信網を介して接続され、前記注文情報を伝送する通信モジュールと、前記注文情報を格納するデータベースとを含む。
【0025】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含むことを特徴とする。
また前述の手袋注文製作装置は、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続され、前記パターン情報を受信して前記手袋製作のための生地を加工する皮革加工装置を更に含むことを特徴とする。
【0026】
前記皮革加工装置は、前記パターン情報に対応して生地を裁断する皮革裁断装置を含むことを特徴とする。
前記皮革加工装置は、前記材質情報に対応して前記生地にプレストレスを加え、前記皮革裁断装置が加工できるように準備する皮革前処理装置と、前記皮革裁断装置によって裁断された生地を縫製し、手袋を完成する裁縫装置とを更に含むことを特徴とする。
【0027】
前記パターン生成装置は、手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成部とを含むことを特徴とする。
【0028】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、親指と人差指の間の長さ値を抽出し、前記人差指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された人差指の長さ値を算出することを特徴とする。
【0029】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出し、前記中指、薬指、および小指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された中指、薬指、および小指の長さ値を算出することを特徴とする。
【0030】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、および手の各々の長さ値と、全指の上幅値を抽出し、親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手、および全指の上幅に関連する各特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、および手の長さ値、パターン化済の全指の上幅値を算出することを特徴とする。
【0031】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出し、全指の下幅と平手幅値に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出することを特徴とする。
【0032】
前記パターン生成部は、前記スキャン情報の平手幅値と全指の下幅値を抽出し、全ての平手幅値と指の下幅に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の平手幅値を算出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0033】
本発明の好適な実施の形態によれば、人体のスキャン情報に対応して衣類を製作することによって、より迅速で且つ精密な手袋を製作できるという効果が奏する。
更に、衣類の製造過程において、寸法計測から製作に至るまで注文と生産過程をオンライン上で自動化を具現できるという効果が奏する。
【0034】
更にまた人体のスキャン時に高価な3次元人体スキャナ装備の代わりに、安価な2次元人体スキャナ装備を用いてスキャンを行うことによって、製作費用を下げることができるという効果が奏する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の概念を説明するための概略図。
【図2】本発明の実施の形態による手袋注文製作装置の技術的構成を概略的に示したブロック図。
【図3】本発明の実施の形態による計測注文処理装置の技術的構成を示したブロック図。
【図4】本発明の実施の形態による注文管理サーバの技術的構成を示したブロック図。
【図5】本発明の皮革加工装置の技術的構成を示したブロック図。
【図6】本発明の手袋計測方法を示したフローチャート。
【図7】本発明の手袋注文製作方法を示したフローチャート。
【図8】本発明のパターン生成装置を用いたパターン生成方法を示したフローチャート。
【図9】本発明の皮革加工装置が手袋を製作する方法を示したフローチャート。
【図10】本発明の計測注文処理装置が提供するGUIの一例を示した例示図。
【図11】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図12】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図13】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図14】同じく、GUIの一例を示した例示図。
【図15】本発明の計測注文処理装置が計測対象者に提供するスキャン結果の画面。
【図16】自動計測のためのスキャン特定点、並びに手の各部位別長さと幅の値の計測方法を説明するための模式図。
【図17】スキャン結果によるスキャン情報を示す報告書の画面。
【図18】パターン生成装置がスキャン情報に対応して生成するパターン情報の一例。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作装置とその方法に対して説明する。
図1は、本発明の概念を説明するための概略図である。同図のように、本発明の手袋注文製作装置は、各地域に分散して位置する営業点からの注文製作内容に従って、手袋製作工場に衣類を製作するように指示する注文管理サーバを中心として構成されている。注文管理サーバは、営業点と手袋製作工場に情報通信網を介して接続され、手袋注文製作の各種手続はオンライン上で行われる。詳細には、各営業点には、顧客の人体スキャン情報と顧客情報を、注文管理サーバに伝送する計測注文処理装置が設けられる。注文管理サーバは、伝送された情報に従って注文手続を管理する。また注文管理サーバは前述の注文手続を管理するための注文管理モジュール以外に、顧客の人体スキャン情報に対応して手袋の実製作のための情報を生成するパターン生成装置を含み、注文管理サーバは、生成した情報を製作工場に伝送して手袋製作を指示する。製作工場は皮革生地を前処理し、切断と裁縫する皮革加工装置を含み、注文管理サーバからの要請に従って実際に手袋を製作する。
【0037】
以下、図2〜図5を参照して、本発明の概念による手袋注文製作装置の技術的構成を説明する。
図2は、本発明の実施の形態による手袋注文製作装置の技術的構成を概略的に示したブロック図である。
【0038】
同図のように、本発明は計測対象者である顧客の身体一部をスキャンするスキャン装置100と、スキャン装置100の制御と手袋注文発注を行う計測注文処理装置200と、手袋注文の情報を収集と管理し、手袋製作を指示する注文管理サーバ300と、注文内容に従って実際の手袋を製作する皮革加工装置400を含む。
【0039】
詳細には、スキャン装置100は、計測注文処理装置200とローカルまたは近距離ネットワークで接続され、計測注文処理装置200の制御によって計測対象者の人体をスキャンする人体スキャナ装備である。このようなスキャン装置100は、高価な3次元スキャナよりも相対的に安価な2次元スキャナを適用することが望ましい。
【0040】
計測注文処理装置200は、スキャン装置100を制御し、適したスキャン結果を獲得し、注文情報を生成して注文管理サーバ300に手袋を注文要請するコンピュータ装置である。このような機能は、計測注文処理装置200に組み込まれるクライアントプログラムによって行われることができ、クライアントプログラムは一つ以上のモジュールで構成できる。このような計測注文処理装置200の詳細は、後述する。
【0041】
前述のスキャン装置100と計測注文処理装置200は、各地域に位置する一つ以上の営業点に備えられ、計測対象者の人体をスキャンし、スキャン結果を注文管理サーバ300に供給し、注文情報に従って手袋製作を要請する。
【0042】
注文管理サーバ300は、情報通信網を介して計測注文処理装置200と接続され、手袋注文の諸般手続を処理し、手袋生産工場に設けられた皮革加工装置400に手袋製作を要請するサーバ装置である。前述の機能を円滑に行うために、注文管理サーバ300は多数の計測注文処理装置200の要請を遅延なしに処理できるように、高仕様のマイクロプロセッサと大容量のデータ格納空間を備えることが望ましい。
【0043】
皮革加工装置400は、注文情報に対応して皮革を前処理し、前処理された皮革生地を切断と縫製して実際の手袋を製作する生産装置である。
このような構成によって、本発明の手袋注文製作装置は、計測対象者の身体に適した手袋を生産し供給する。
【0044】
以下、本発明の手袋注文製作装置を構成する各々の構成要素のより詳細な技術的構成を、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の実施の形態による計測注文処理装置の技術的構成を示したブロック図である。
【0045】
同図のように、本発明の計測注文処理装置200は、注文者から注文情報などを入力するインターフェースモジュール210と、スキャン装置100を制御してスキャン結果を生成するスキャン情報処理モジュール220と、顧客情報を管理するための顧客情報管理モジュール260と、手袋注文手続を処理するための注文発注モジュール250と、注文管理サーバ300と通信するための通信モジュール270と、注文詳細内容に関する情報を格納するためのデータベース290を含む。
【0046】
詳細には、インターフェースモジュール210は、計測対象者または注文者にスキャン手続と注文手続を容易に行わせるためのグラフィックユーザーインタ一フェース(GUI)を提供する。一般に、計測対象者は顧客であり、注文者は営業点に勤務し、計測注文処理装置を運用する職員であってもよく、同一人でもよい。前述のGUIは、一般的な計測対象者または注文者が注文手続を試行錯誤なしに容易に進行できるように、一般人に広く慣れたウインドー形態を有することが望ましく、以後一例を参照して詳細に説明する。
【0047】
スキャン情報処理モジュール220は、計測対象者の人体、即ち手を正常にスキャンするようにスキャン装置100を制御し、スキャン結果によるスキャン情報を生成する機能を果たす。詳細には、スキャン情報処理モジュール220は、スキャン手続の遂行時に、スキャン装置100上の計測対象者の手の位置、形状などが適切な形態で載置されれば、計測対象者の操作によって手の平部分をスキャンし、これに対応するイメージを生成する。生成されたイメージは、計測対象者が目視可能に表示手段にて表示される。またスキャン情報処理モジュール220は、生成されたイメージから自動計測を行って、計測対象者のスキャン情報を生成する。詳細には、スキャン情報は計測対象者の手の形態を特定できる数値的データであって、手の外郭線上の所定位置の特徴点と、特徴点の連結長さ値で示されることができる。このような自動計測に対しては、以後関連図面を参照してより詳細に説明する。
【0048】
顧客情報管理モジュール260は、手袋注文のための計測対象者の顧客情報を管理するモジュールである。これによって管理される顧客情報は少なくとも、顧客名前、連絡先、既存サイズと性別に関する内容を含むことが望ましい。
【0049】
注文発注モジュール250は、注文者の操作によって手袋注文発注手続を行うモジュールである。詳細には、注文発注モジュール250は、スキャン情報処理モジュール220によって生成されたスキャン情報と、顧客情報管理モジュール260によって生成された顧客情報に従って、手袋製作の諸般注文の詳細内容を含む注文情報を生成する。前述の注文情報には少なくとも、売り場名、販売者名、スキャン日時、生地色相、および備考事項を含むことが望ましい。また注文発注モジュール250は、生成された注文情報を、通信モジュール270を介して注文管理サーバ300に伝送する。
【0050】
通信モジュール270は、計測注文処理装置200と注文管理サーバ300を、情報通信網を介して接続する機能を果たすモジュールである。
データベース290は、注文発注モジュール250が生成した注文情報を格納する機能を果たす。
【0051】
前述の技術的構成によって、計測注文処理装置200は、顧客の手をスキャンして手袋製作を注文管理サーバ300に報告し、これを受信した注文管理サーバ300は、手袋注文の諸般手続を管理する。以下、図面を参照して注文管理サーバ300の技術的構成に対して説明する。
【0052】
図4は、本発明の実施の形態による注文管理サーバの技術的構成を示したブロック図である。
同図のように、本発明の注文管理サーバ300は、計測注文処理装置200と通信するための通信モジュール310と、注文情報に対応して製作すべき手袋のパターンを生成するパターン生成装置330と、製作注文手続を管理する注文管理モジュール350と、注文関連情報を格納するためのデータベース390を含む。
【0053】
詳細には、通信モジュール310は、情報通信網に接続され、計測注文処理装置200と皮革加工装置400に情報を送受するモジュールである。特に、通信モジュール310は、計測注文処理装置200から注文情報を伝送され、皮革加工装置400にパターン情報を供給する機能を果たす。
【0054】
パターン生成装置330は、伝送された注文情報に含まれるスキャン情報に従って皮革を加工するためのパターン情報を生成する。スキャン情報は、別途のデータ処理過程を介せず実際スキャンされた寸法に関するデータであって、手の厚さのように2次元スキャン方式では計測されない部分を考慮しないデータである。またこのようなスキャン情報は、完成した手袋の着用時に指の曲がりなど、手動きに伴った手袋形態の変形も考慮されていない。そのため、スキャン情報だけでは、2次元平面上の手の外郭線形態のみ分かるに過ぎないため、このデータのみで手袋を製作することは容易でない。パターン生成装置330は、前述の不都合を補完するための機能を果たすモジュールであって、スキャン情報を補正してパターン情報を生成する。パターン情報を生成するために、パターン生成装置330は、特徴点処理部331と、皮革情報処理部335と、パターン生成部337を備える。これらによってパターン情報を生成する過程の詳細は、後述する。
【0055】
注文管理モジュール350は、伝送された注文情報に含まれる手袋注文に関する詳細内容に従って注文を管理する機能を果たす。詳細には、注文情報は、注文の発注された支店の情報と、計測対象者の情報である顧客情報とを含む。注文管理モジュール350は、注文に対して支店の担当者、位置、および実積などを管理し、また手袋を注文した顧客の以前と現在の購買情報、サイズ情報などを管理する。このような情報は、各々支店管理部353と顧客管理部356によってデータベース390に格納される。
【0056】
前述の技術的構成によって、注文管理サーバ300は手袋注文の諸般手続を管理し、特に皮革加工のためのパターン情報を生成して皮革加工装置400に供給する。以下、図面を参照して皮革加工装置400の技術的構成に対して説明する。
【0057】
図5は、本発明の皮革加工装置400の技術的構成を示したブロック図である。
同図のように、皮革加工装置400は、皮革裁断前に皮革の特性を変化させるための皮革前処理装置420と、パターン情報に従って実際前処理された皮革を裁断する皮革裁断装置440と、裁断された皮革を縫製して手袋を作る裁縫装置460を含む。
【0058】
皮革前処理装置420は、裁断前に皮革生地に対して初期特性を変化させるための手続を行う装置である。一般に、皮革生地に所定の外力が加えられれば、皮革生地の弾性によって、元の大きさからある程度引き伸ばすようになり、外力が消えれば再び元の形態に復旧される。このような物理的特性を考慮して、皮革生地に適切なストレスを加えた状態で手袋を製作すれば、完成手袋は着用時に弾性によって所定大きさに減るようになって、着用者の手に密着する。皮革前処理装置420は、前述の特性を適用するためであって、裁断前に皮革生地にプレストレス(pre stress)を加えるためである。ここで、皮革生地に加えられるストレスは、皮革生地の中心から外方へ適切な大きさの力で引っ張るような方式によって具現できる。パターン情報には、皮革生地の種類と弾性係数のデータである材質情報が含まれている。皮革前処理装置420は前述の材質情報に従って皮革生地を加工する準備をし、プレストレスを与える。
【0059】
皮革裁断装置440は、プレストレスを与えた皮革生地をパターン情報に対応してカット(cutting)する手続を行う装置である。皮革裁断装置440は、多重熱カット機またはナイフカット機等であってもよく、望ましくはレーザカット機でもよい。
【0060】
裁縫装置460は、カットされた皮革を縫製して手袋を完成する装置で、設定されたアライン(align)によってカットされた皮革を縫製する機能を果たす。
前述の技術的構成によって、皮革加工装置400は自動化手続で計測対象者に適した手袋を完成する。
【0061】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態による手袋注文製作方法に対して説明する。
以下の説明では、説明の便宜上、図2〜図5に示した図面の符号を共に参照して説明する。
【0062】
図6は、本発明の手袋計測方法を示したフローチャートである。手袋計測方法は、各営業点に設けられた計測注文処理装置200が行う過程であって、計測注文処理装置200はスキャン装置100と接続され、計測対象者の身体、即ち手のスキャン過程を制御する。
【0063】
詳細には、ステップS510は、顧客情報管理モジュール260が計測対象者である顧客の顧客情報を入力するステップである。顧客情報は少なくとも、顧客名前、連絡先、既存サイズ、および性別に関する内容を含むことが望ましい。これに対した一例は、図面を参照して後述する。
【0064】
ステップS520は、スキャン情報処理モジュール220が計測対象者の手をスキャンするステップであって、スキャン情報処理モジュール220は、カメラを用いて手のアライン状態を映像として供給し、計測対象者が自身の手をより正確にスキャン可能にサポートできる。これの一例は、図面を参照して後述する。
【0065】
ステップS525は、スキャン情報処理モジュール220がスキャン情報を生成する前に、イメージ化済のスキャン結果を計測対象者に供給し、再スキャンするか否か問合わせるステップである。計測対象者は、スキャン結果が不明瞭かまたはアラインがずれた場合、計測注文処理装置200に再スキャンを要請できる。
【0066】
ステップS530は、スキャン情報処理モジュール220がスキャン結果に応じてスキャン情報を生成するステップである。ここで、前述のスキャン情報は、計測対象者の手の形態を特定できるような最小限の要素の数値的データである。スキャン情報処理モジュール220は、生成されたイメージから自動計測を行う。この時、スキャン情報として要求されるデータは少なくとも、計測対象者の全指長さ値と、全指の上下幅値と、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値と、計測対象者の手幅値と平手幅値を含むことが望ましい。
【0067】
前述の手の部位を計測するために、スキャン情報処理モジュール220はまず、手の外郭線に沿って所定間隔に多数の点をマッピングし、マッピングした点のうち、手の各部位の長さと幅を算出できる適切な位置の計測特徴点を指定する。続いて、スキャン情報処理モジュール220は、指定した計測特徴点を連結し、その長さの値を算出することによって、手の各部位の長さと幅の値のデータであるスキャン情報を生成する。スキャン情報の算出過程は、以下関連図面を参照して後述する。
【0068】
ステップS540は、注文発注モジュール250が、前述の顧客情報とスキャン情報に対応して、注文情報を生成し格納するステップである。注文情報には少なくとも、売り場名、販売者名、スキャン日時、生地色相、および備考事項を含むことが望ましい。注文発注モジュール250は注文情報を生成してデータベース290に格納する。
【0069】
ステップS550は、通信モジュール270が情報通信網を介して注文情報を注文管理サーバ300に伝送するステップである。
ステップS550にて、計測注文処理装置200は顧客の身体をスキャンして注文管理サーバ300に伝送し、注文管理サーバ300は諸般注文手続を行う。以下、図7を参照して、本発明の手袋注文製作方法を説明する。
【0070】
図7は、本発明の手袋注文製作方法を示したフローチャートである。手袋注文製作方法は、注文管理サーバ300が計測注文処理装置200から伝送される注文情報に従って注文手続を行う過程である。
【0071】
詳細には、ステップS610は、通信モジュール310が情報通信網を介して計測注文処理装置200から注文情報を伝送されるステップである。
ステップS620は、パターン生成装置330がスキャン情報に対応するパターン情報を生成するステップである。伝送された注文情報は、スキャン情報を含む。パターン生成装置330は、スキャン情報に対応してパターン情報を生成する。パターン情報は、実際の皮革生地をカットするためのデータであって、生地の材質情報を更に含む。ステップS620を行うために、パターン生成装置330は特徴点処理部331と、皮革情報処理部335と、パターン生成部337とを含む。このようなパターン情報生成ステップは、以後図8を参照してより詳細に説明する。
【0072】
ステップS630は、注文管理モジュール350が、パターン情報と顧客情報に従って衣類を生成する皮革加工装置400に衣類の実製作を要請するステップである。注文管理モジュール350は、支店別と顧客別に手袋の製作手続を処理するように制御し、ステップS620にて生成されたパターン情報と顧客情報に従って、通信モジュール310を通じて皮革加工装置400に手袋を製作することを要請する。
【0073】
このステップS630によって、注文管理サーバ300はパターン情報を生成し、手袋製作を皮革加工装置400に要請する。特に、パターン情報は、皮革生地を準備して実際の裁断するのに用いられる重要なデータである。以下、図8を参照して、パターン生成装置を用いたパターン情報生成方法を説明する。
【0074】
図8は、本発明のパターン生成装置を用いたパターン生成方法を示したフローチャートである。パターン生成方法は、注文管理サーバ300のパターン生成装置330を構成するモジュールにおける各ステップによって行われる。
【0075】
詳細には、ステップS710は、特徴点処理部331が、衣類の形態を特定化する所定個のパターン特徴点(feature point)が定義された基礎パターンを指定するステップである。ここで、基礎パターンは裁断の基本になる単純な手袋形状の例示枠の一種であり、パターン特徴点は体型の独特な特徴を反映する基礎パターン上の所定位置である。即ち、パターン特徴点は、計測対象者の体型によって衣類の形態と、副基材の形態を決定する要素になり、基礎パターンの外郭線上に位置し、所定個存在してもよい。そこで、本発明では手袋を製作する際において、手の形態をなす外郭線上の全ての点の位置によってパターン情報を生成するのでなく、手をなす各部位のスキャン情報と、各部位に対応するパターン特徴点とに対応して、パターン情報を生成する。このステップS710において、皮革生地の弾性係数が更に考慮されることが望ましい。本発明では、手の部位を計19個に区分してパターン情報を生成する。
【0076】
また前述のスキャン情報は2次元データであって手の厚さのデータが欠落している。そのため、手袋製作時、手袋の外郭を取り囲む側面部の副基材の長さ値と幅値が分からない。しかしながら、このような副基材の大きさは、基礎パターン上のパターン特徴点の位置によって左右される特徴があり、指定された基礎パターン上のパターン特徴点によって副基材の長さ値と幅値を算出する。前述のパターン特徴点は、一般に指と指の間と、指節部分に位置する。
【0077】
ステップS720は、パターン生成部337が手の各部位別に長さ値、上幅値、および下幅値を抽出するステップである。パターン情報を生成する時、各部位別に参照するべきスキャン情報は異なる。そのため、パターン生成部337は、算出しようとする手袋の部位ごとに適切なスキャン情報を算出する過程を行う。
【0078】
ステップS730は、パターン生成部337がパターン特徴点と、ステップS720にて抽出した値と、生地の弾性係数とに対応して、パターン情報を生成するステップである。皮革生地の弾性係数は皮革情報処理部335から供給され、パターン生成部337はスキャン情報から抽出された値と弾性係数とに対応して、基礎パターン上のパターン特徴点の座標上位置を補正してパターン情報を生成する。ここで、パターン情報には、手袋の側面部である副基材のパターンと、皮革生地の種類と弾性の材質情報を更に含む。
【0079】
前述のステップS720とステップS730にて、パターン生成部337は手袋を構成する各部位によって関連部位のスキャン情報を抽出し、各部位別にパターン情報を生成する。これの詳細は、以下の表1の通りである。
【0080】
【表1】
【0081】
表1に示すように、例えばパターン化済の親指長さ値の算出時には、スキャン情報の親指長さ値と、親指に関連するパターン特徴点と、弾性係数とを考慮して算出する。またパターン化済の人差指長さ値の算出時には、スキャン情報の人差指下幅値と、人差指上幅値と、親指と人差指の間の長さ値と、人差指に関連するパターン特徴点と、弾性係数を考慮して算出する。
【0082】
前述のステップにて、パターン生成装置330は皮革生地の裁断のためにパターン情報を生成し、注文管理サーバ300は皮革加工装置400にパターン情報を伝送して衣類を製作する。以下、図9を参照して、本発明の皮革加工装置400が衣類を製作する方法を説明する。
【0083】
図9は、本発明の皮革加工装置400が衣類を製作する方法を示したフローチャートである。衣類加工方法は、皮革加工装置400における各ステップによって行われる。
詳細には、ステップS810は、皮革前処理装置420が材質情報に従って皮革生地を加工準備し、プレストレスを与えるステップである。前述のように、皮革生地に加えられ
るプレストレスは、皮革生地の中心から外方へ適切な大きさの力で引っ張る方式で具現できる。
【0084】
ステップS820は、皮革裁断装置440がプレストレスを与えられた皮革生地をパターン情報に基づき裁断するステップである。
ステップS830は、裁縫装置460が裁断された衣類生地を縫製して衣類を完成するステップである。
【0085】
前述のステップによって、皮革加工装置400は注文された手袋を完成する。
以下、図面を参照して、本発明が提供するGUIの一例を説明する。
図10〜図15は、本発明の計測注文処理装置が提供するGUIの一例を示した例示図である。
【0086】
図10は、スキャン過程の遂行時に計測対象者に提供する初期画面であって、スキャンしたい手を選択し、顧客情報の入力欄を提供するウインドー形式の一例である。
図11は、スキャン装置100に計測対象者の手をアラインする画面であって、計測対象者がスキャン装置100に手を載置する時、アラインの指示線を提供する一例である。このために、スキャン装置にはカメラのような撮影手段を更に設けることが望ましい。計測注文処理装置200はアライン時の警告文句を更に提供できる。
【0087】
図12は、スキャン装置100が駆動してスキャンした結果を示し、寸法計測と手袋注文の要請を行う画面の一例である。この時、計測注文処理装置200は、計測対象者に再スキャン如何の問い合せ画面を提供でき、また自動寸法計測と手袋注文要請を行うことができる。
【0088】
図13〜図14は、スキャン結果の補正をサポートする画面であって、特に手首付近のダミーデータを除去する一例である。同図のように、手首以下のスキャン結果は手袋製作に不要なデータである。そのため、手首補正線を用いて所定範囲(a)を設定し、それ以下のスキャン結果を削除して補正できる。
【0089】
図15は、本発明の計測注文処理装置200が計測対象者へ提供するスキャン結果の画面である。計測注文処理装置200は図15のようなスキャン結果に基づき自動に寸法を計測し、手の各部位別長さと幅の値をスキャン情報として算出する。このようなスキャン結果は、以下の図16のような形態で手の寸法を自動計測する。
【0090】
図16は、自動計測のためのスキャン特定点、並びに手の各部位別長さと幅の値の計測方法を説明するための模式図である。同図のように、手のスキャン特定点は、スキャンされた手のイメージの外郭線上に所定間隔にマッチングされる多数の点のうち、手の形態的特性を示すことができる位置に指定される。このようなスキャン特定点は、全指の終端(edge)、各指間、各指節両端等に位置できる。各位置上に対応する各スキャン特定点を連結すれば、各部位の長さと幅値を算出できる。
【0091】
図17は、スキャン結果によるスキャン情報を示す報告書の画面であって、手の各部位のデータを数値的に表している一例である。この時、各部位別データは、所定範囲のパターン特徴に基づき決定される。例えば、人差指の上幅値「14」は、人差指終端で約15%〜35%間で決定され、人差指の下幅値「9」は、人差指の節末で約5%〜20%間で決定される。
【0092】
図18は、パターン生成装置330がスキャン情報に対応して生成するパターン情報の一例である。同図のように、パターン情報は、パターンの数値的データと、実際の皮革生
地を裁断する手袋図面を含む。このようなパターン情報の図面は、指定された基礎パターンの各部位の長さ値と幅値をスキャン情報、特定点、および弾性係数に対応して調節したことを示し、皮革加工装置400は図面に基づき皮革生地を裁断する。
【0093】
前述の本発明の手袋注文製作方法は、プログラムで具現され、コンピュータで読み取り可能なCDローム、RAM、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスクなどの記録媒体に格納されることができる。
【0094】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した実施の形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味と範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0095】
300 注文管理サーバ
310 通信モジュール
330 パターン生成装置
331 特徴点処理部
335 皮革情報処理部
337 パターン生成部
350 注文管理モジュール
353 支店管理部
356 顧客管理部
390 データベース
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成するパターン生成方法であって、前記パターン生成方法は、
前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、
前記特徴点、前記スキャン情報、および生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップと
を含むことを特徴とする、パターン生成方法。
【請求項2】
手袋を注文製作する手袋注文製作方法であって、前記手袋注文製作方法は、
a:計測対象者のスキャン情報と、顧客情報を有する注文情報とが伝送されるステップと、
b:前記スキャン情報に対応するパターン情報を生成するステップと、
c:前記パターン情報と前記顧客情報に従って、前記手袋の製作を要請するステップとを含むことを特徴とする、手袋注文製作方法。
【請求項3】
前記スキャン情報は、
前記計測対象者の全指の長さ値、
前記全指の上下幅値、
親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに
前記計測対象者の手長さ値と平手幅値と
を含む、請求項2記載の手袋注文製作方法。
【請求項4】
前記ステップaの前に、
計測対象者の顧客情報を入力するステップと、
前記計測対象者の身体を、2次元スキャン装置を用いてスキャンするステップと、
前記スキャン結果に応じて前記スキャン情報を生成するステップと、
前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して、注文情報を生成し格納するステップと、
前記注文情報を注文管理サーバに伝送するステップと
を含む、請求項3記載の手袋注文製作方法。
【請求項5】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含む、請求項1記載の手袋注文製作方法。
【請求項6】
前記ステップcの後、
前記材質情報に従って生地の種類を判断し加工準備するステップと、
前記準備された生地にストレスを加えることによって、プレストレスを与えるステップと、
前記プレストレスの与えられた生地を、前記パターン情報に対応して裁断するステップと、
前記裁断された生地を縫製することによって前記手袋を完成するステップと
を含む、請求項5記載の手袋注文製作方法。
【請求項7】
前記ステップbは、
b1:前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、
b2:前記特徴点、前記スキャン情報、および前記生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップと
を含む、請求項2記載の手袋注文製作方法。
【請求項8】
前記ステップb2は、
b21:前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、および親指と人差指の間の長さ値を抽出するステップと、
b22:前記人差指に関連する特徴点と、前記ステップb21で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された人差指の長さ値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項9】
前記ステップb2は、
b23:前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出するステップと、
b24:前記中指、前記薬指、および前記小指に関連する特徴点と、前記ステップb23で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターンされた中指、薬指、および小指の長さ値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項10】
前記ステップb2は、
b25:前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、手、親指と手首の間の各々の長さ値、全指の上幅値を抽出するステップと、
b26:前記親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手長さ、並びに全指の上幅に関連する各特徴点と、前記ステップb25で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、および手の長さ値、パターン化された全指の上幅値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項11】
前記ステップb2は、
b27:前記スキャン情報の平手幅値と全指下幅値を抽出するステップと、
b28:平手幅と全指下幅に関連する特徴点と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された平手幅値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項12】
前記ステップb2は、
b27:前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出するステップと、
b28:前記全指の下幅と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項13】
人体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成するパターン生成装置であって、前記パターン生成装置は、
手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、
生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、
前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成部と
を含むことを特徴とする、パターン生成装置。
【請求項14】
手袋の注文製作手続を管理する手袋注文製作装置であって、前記手袋注文製作装置は、
手袋製作関連情報を送受する通信モジュールと、
前記手袋製作関連情報に従ってパターン情報を生成するパターン生成装置と、
前記手袋製作関連情報に従って支店と顧客情報を管理する注文管理モジュールと、
前記手袋製作関連情報を格納するデータベースを備える注文管理サーバと
を含むことを特徴とする、手袋注文製作装置。
【請求項15】
前記手袋注文製作装置は更に、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続される計測注文処理装置を含み、
前記計測注文処理装置は、計測対象者のスキャン情報と顧客情報を有する注文情報を送信する、請求項14記載の手袋注文製作装置。
【請求項16】
前記スキャン情報は、前記計測対象者の全指の長さ値、前記全指の上下幅値、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに前記計測対象者の手幅値と平手幅値を含む、請求項15記載の手袋注文製作装置。
【請求項17】
前記計測注文処理装置は、
スキャン装置と通信するインターフェースモジュールと、
前記スキャン装置を制御し、人体の前記スキャン情報を生成するスキャン情報処理モジュールと、
前記顧客情報を生成し管理する顧客情報管理モジュールと、
前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して、注文情報を生成する注文発注モジュールと、
手袋注文製作装置に情報通信網を介して接続され、前記注文情報を伝送する通信モジュールと、
前記注文情報を格納するデータベースと
を含む、請求項16記載の手袋注文製作装置。
【請求項18】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含む、請求項14記載の手袋注文製作装置。
【請求項19】
前記手袋注文製作装置は更に、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続される皮革加工装置を含み、
前記皮革加工装置は、前記パターン情報を受信して前記手袋製作のための生地を加工する、請求項18記載の手袋注文製作装置。
【請求項20】
前記皮革加工装置は、
前記パターン情報に対応して、生地を裁断する皮革裁断装置を含む、請求項19記載の手袋注文製作装置。
【請求項21】
前記皮革加工装置は更に、
前記材質情報に対応して前記生地にプレストレスを加えることによって、前記皮革裁断装置による加工が可能なように準備する皮革前処理装置と、
前記皮革裁断装置によって裁断された生地を縫製して手袋を完成する裁縫装置と
を含む、請求項20記載の手袋注文製作装置。
【請求項22】
前記パターン生成装置は、
手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、
生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、
前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成部と
を含む、請求項14記載の手袋注文製作装置。
【請求項23】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、親指と人差指の間の長さ値を抽出し、前記人差指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターンされた人差指の長さ値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項24】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出し、前記中指、薬指、および小指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された中指、薬指、および小指の長さ値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項25】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、および手の各々の長さ値、全指の上幅値を抽出し、親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手、および全指の上幅に関連する各特徴点と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手の長さ値、パターン化された全指の上幅値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項26】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出し、全指の下幅と平手幅値に関連する特徴点と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項27】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の平手幅値と全指の下幅値を抽出し、全ての平手幅値と指の下幅値に関連する特徴点と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の平手幅値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項1】
人体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成するパターン生成方法であって、前記パターン生成方法は、
前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、
前記特徴点、前記スキャン情報、および生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップと
を含むことを特徴とする、パターン生成方法。
【請求項2】
手袋を注文製作する手袋注文製作方法であって、前記手袋注文製作方法は、
a:計測対象者のスキャン情報と、顧客情報を有する注文情報とが伝送されるステップと、
b:前記スキャン情報に対応するパターン情報を生成するステップと、
c:前記パターン情報と前記顧客情報に従って、前記手袋の製作を要請するステップとを含むことを特徴とする、手袋注文製作方法。
【請求項3】
前記スキャン情報は、
前記計測対象者の全指の長さ値、
前記全指の上下幅値、
親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに
前記計測対象者の手長さ値と平手幅値と
を含む、請求項2記載の手袋注文製作方法。
【請求項4】
前記ステップaの前に、
計測対象者の顧客情報を入力するステップと、
前記計測対象者の身体を、2次元スキャン装置を用いてスキャンするステップと、
前記スキャン結果に応じて前記スキャン情報を生成するステップと、
前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して、注文情報を生成し格納するステップと、
前記注文情報を注文管理サーバに伝送するステップと
を含む、請求項3記載の手袋注文製作方法。
【請求項5】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含む、請求項1記載の手袋注文製作方法。
【請求項6】
前記ステップcの後、
前記材質情報に従って生地の種類を判断し加工準備するステップと、
前記準備された生地にストレスを加えることによって、プレストレスを与えるステップと、
前記プレストレスの与えられた生地を、前記パターン情報に対応して裁断するステップと、
前記裁断された生地を縫製することによって前記手袋を完成するステップと
を含む、請求項5記載の手袋注文製作方法。
【請求項7】
前記ステップbは、
b1:前記手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定するステップと、
b2:前記特徴点、前記スキャン情報、および前記生地の弾性係数に対応して、前記パターン情報を生成するステップと
を含む、請求項2記載の手袋注文製作方法。
【請求項8】
前記ステップb2は、
b21:前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、および親指と人差指の間の長さ値を抽出するステップと、
b22:前記人差指に関連する特徴点と、前記ステップb21で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された人差指の長さ値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項9】
前記ステップb2は、
b23:前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出するステップと、
b24:前記中指、前記薬指、および前記小指に関連する特徴点と、前記ステップb23で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターンされた中指、薬指、および小指の長さ値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項10】
前記ステップb2は、
b25:前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、手、親指と手首の間の各々の長さ値、全指の上幅値を抽出するステップと、
b26:前記親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手長さ、並びに全指の上幅に関連する各特徴点と、前記ステップb25で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、および手の長さ値、パターン化された全指の上幅値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項11】
前記ステップb2は、
b27:前記スキャン情報の平手幅値と全指下幅値を抽出するステップと、
b28:平手幅と全指下幅に関連する特徴点と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された平手幅値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項12】
前記ステップb2は、
b27:前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出するステップと、
b28:前記全指の下幅と、前記ステップb27で抽出された値と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出するステップと
を含む、請求項7記載の手袋注文製作方法。
【請求項13】
人体のスキャン情報に基づき、計測対象者が着用する手袋の製作基準になるパターン情報を生成するパターン生成装置であって、前記パターン生成装置は、
手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、
生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、
前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成部と
を含むことを特徴とする、パターン生成装置。
【請求項14】
手袋の注文製作手続を管理する手袋注文製作装置であって、前記手袋注文製作装置は、
手袋製作関連情報を送受する通信モジュールと、
前記手袋製作関連情報に従ってパターン情報を生成するパターン生成装置と、
前記手袋製作関連情報に従って支店と顧客情報を管理する注文管理モジュールと、
前記手袋製作関連情報を格納するデータベースを備える注文管理サーバと
を含むことを特徴とする、手袋注文製作装置。
【請求項15】
前記手袋注文製作装置は更に、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続される計測注文処理装置を含み、
前記計測注文処理装置は、計測対象者のスキャン情報と顧客情報を有する注文情報を送信する、請求項14記載の手袋注文製作装置。
【請求項16】
前記スキャン情報は、前記計測対象者の全指の長さ値、前記全指の上下幅値、親指と人差指の間、および親指と手首の間の長さ値、並びに前記計測対象者の手幅値と平手幅値を含む、請求項15記載の手袋注文製作装置。
【請求項17】
前記計測注文処理装置は、
スキャン装置と通信するインターフェースモジュールと、
前記スキャン装置を制御し、人体の前記スキャン情報を生成するスキャン情報処理モジュールと、
前記顧客情報を生成し管理する顧客情報管理モジュールと、
前記スキャン情報と前記顧客情報に対応して、注文情報を生成する注文発注モジュールと、
手袋注文製作装置に情報通信網を介して接続され、前記注文情報を伝送する通信モジュールと、
前記注文情報を格納するデータベースと
を含む、請求項16記載の手袋注文製作装置。
【請求項18】
前記パターン情報は、前記手袋を製作するための生地の種類と弾性の材質情報を含む、請求項14記載の手袋注文製作装置。
【請求項19】
前記手袋注文製作装置は更に、前記通信モジュールに情報通信網を介して接続される皮革加工装置を含み、
前記皮革加工装置は、前記パターン情報を受信して前記手袋製作のための生地を加工する、請求項18記載の手袋注文製作装置。
【請求項20】
前記皮革加工装置は、
前記パターン情報に対応して、生地を裁断する皮革裁断装置を含む、請求項19記載の手袋注文製作装置。
【請求項21】
前記皮革加工装置は更に、
前記材質情報に対応して前記生地にプレストレスを加えることによって、前記皮革裁断装置による加工が可能なように準備する皮革前処理装置と、
前記皮革裁断装置によって裁断された生地を縫製して手袋を完成する裁縫装置と
を含む、請求項20記載の手袋注文製作装置。
【請求項22】
前記パターン生成装置は、
手袋の形態を特定化する所定個の特徴点が定義された基礎パターンを指定する特徴点処理部と、
生地の弾性係数を入力する皮革情報処理部と、
前記スキャン情報、前記弾性係数、および前記特徴点に対応して、前記パターン情報を生成するパターン生成部と
を含む、請求項14記載の手袋注文製作装置。
【請求項23】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の人差指長さ値、人差指上幅値、人差指下幅値、親指と人差指の間の長さ値を抽出し、前記人差指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターンされた人差指の長さ値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項24】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の中指、薬指、および小指に対して各々の長さ値、上幅値、および下幅値を抽出し、前記中指、薬指、および小指に関連する特徴点と前記弾性係数とに対応して、パターン化された中指、薬指、および小指の長さ値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項25】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の親指、親指と人差指の間、および手の各々の長さ値、全指の上幅値を抽出し、親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手、および全指の上幅に関連する各特徴点と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された親指、親指と人差指の間、親指と手首の間、手の長さ値、パターン化された全指の上幅値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項26】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の全指の下幅値を抽出し、全指の下幅と平手幅値に関連する特徴点と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の下幅値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【請求項27】
前記パターン生成部は、
前記スキャン情報の平手幅値と全指の下幅値を抽出し、全ての平手幅値と指の下幅値に関連する特徴点と、前記弾性係数とに対応して、パターン化された全指の平手幅値を算出する、請求項22記載の手袋注文製作装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
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【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2010−163731(P2010−163731A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−245612(P2009−245612)
【出願日】平成21年10月26日(2009.10.26)
【出願人】(509296476)ディアンドエム エフティ カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】D&M FT CO.,LTD.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月26日(2009.10.26)
【出願人】(509296476)ディアンドエム エフティ カンパニー リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】D&M FT CO.,LTD.
【Fターム(参考)】
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