説明

パルス検出装置及びパルス検出方法

【課題】最小受信感度を向上させてパルスがノイズの影響を受けた場合でもパルスを容易に検出する。
【解決手段】受信信号を所定の第1周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第1積分信号を求める第1積分器113と、受信信号を第1周波数よりも低い所定の第2周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第2積分信号を求める第2積分器114と、第1積分信号と第2積分信号とを比較する比較部115と、比較部の比較結果に応じて受信信号から所定周波数のパルスを検出するパルス検出部116とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機が位置を把握するために航空機との間で送受信する際にパルスを送受信する距離測定装置において、パルスを検出するパルス検出装置及びパルス検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機では様々な方法で位置を検出しながら飛行を行なうが、航空機と地上局間の距離を距離測定装置(DME:Distance Measuring Equipment)を利用して測定し、航空機の位置を把握することがある(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。図3に示すように、距離測定装置1a〜1cは地上局に設置される装置であり、航空機2から送信されるパルスを受信すると、受信したパルスに応答するパルスを航空機2に送信する。航空機2では、このパルスの送受信を利用して、距離測定装置1a〜1c(地上局)との距離を測定し、飛行している位置を把握することができる。
【0003】
各距離測定装置1a〜1cでは、送受信するパルスの周波数がそれぞれ定められている。隣接する2つの距離測定装置のパルス周波数の差が1MHzになるように定められており、例えば、図3に示す例では、距離測定装置1aの受信パルスの周波数が961MHzであるとき、この距離測定装置1aに隣接する距離測定装置1bの受信パルスの周波数は960MHzであって、距離測定装置1cの受信パルスの周波数は962MHzである。
【0004】
図4に示す例では、航空機2は、対象の距離測定装置1a〜1cに規定される周波数の質問パルスP1を送信する。この質問パルスP1はパルス幅が3.5μsのツインパルスであり、国際的に運用モード毎のパルス間隔や遅延間隔等が規定されている。図4に一例を示すパルスは、パルス間隔が12μsであるDME/Nの運用モードである。
【0005】
また、航空機2から送信された質問パルスP1を受信した距離測定装置1aは、質問パルスP1を受信して決められた時間(Td)の経過後、航空機2に対して質問パルスP1に応答する応答パルスP2を送信する。ここで、961MHzは質問パルスP1の受信用に定められる値であるため、質問パルスP1と区別するために応答パルスP2には961MHzとは異なる周波数が定められている。なお、DME/Nモードの場合、この応答パルスP2もパルス幅は3.5μsで、パルス間隔は12μsである。航空機2は、距離測定装置1aから送信された応答パルスP2を受信すると、質問パルスP1の送信時刻t1および応答パルスP2の受信時刻t2とから求められる応答時間Tと、電波(信号)の伝送速度とに基づいて、距離測定装置1aから航空機2までの距離を測定している。
【0006】
上述したように、距離測定装置1a〜1cには、送受信するパルスの周波数が定められているため、各距離測定装置1a〜1cは、受信信号から該当する周波数の質問パルスに対して応答パルスを送信する。この場合、図5に示すように、例えば距離測定装置1aは、距離測定装置1aに定められる周波数(961MHz)を中心とする所定範囲の質問パルスP1を受信した場合にのみ応答し、隣接チャネル(960MHz、962MHz)の質問パルスP1を受信しても応答しない。
【0007】
具体的には、距離測定装置1aには、図6に示すように、受信したパルスから応答する必要があるパルスを検出するパルス検出装置10aを備えており、アンテナ101で質問パルスの受信用に規定される周波数(961MHz)の信号を受信すると、受信する信号(RF信号)をRFアンプ102で増幅する。その後、ミキサ103は、増幅された受信信号と発振器104から出力される所定の周波数のRF信号とをミキシングしてダウンコンバートする。続いて、アナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)105は、ダウンコンバートされた信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する。また、デジタルダウンコンバータ106は、ディジタルに変換された信号をダウンコンバートして複素数データ(IQデータ)の信号に変換し、第1フィルタ107と第2フィルタ108に出力する。
【0008】
第1フィルタ107は、入力するIQデータの信号の周波数帯域を900kHz帯域に制限して第1検波器109に出力する。また、第2フィルタ108は、入力する信号の周波数帯域を150kHz帯域に制限して第2検波器110に出力する。第1フィルタ107によって150kHz周波数帯域に制限し、第2フィルタによって900kHz周波数帯域に制限し比較することで、隣接チャネルの信号を抑圧する。
【0009】
第1検波器109及び第2検波器110は入力するIQデータからそれぞれ振幅レベルを検波し、振幅レベルの検波信号S1,S2として比較部111に出力する。比較部111は、第1検波器109から入力する第1検波信号S1と第2検波器110から入力する第2検波信号S2とを比較し、各検波信号S1,S2を比較結果とともにパルス検出部112に出力する。また、パルス検出部112は、比較部111による信号の比較結果に応じて検波器109,110で検波された検波信号S1,S2からパルスを検出する。
【0010】
その後、距離測定装置1aでは、このパルス検出装置10aで検出されたパルスから、質問パルスであるツインパルスを検出し、応答パルスを生成して送信する。ここでは、パルス検出装置10aに続き、ツインパルスを検出する手段や応答パルスを生成して送信する手段等については、説明を省略する。
【0011】
図7に示すように、第1検波器109で検波された第1検波信号S1の振幅レベルが第2検波器110で検波された第2検波信号S2の振幅レベル以下(S1≦S2)であるとき、比較部111は、アンテナ101で受信した信号が「チャネル内出力」すなわち、距離測定装置1aに定められる周波数の信号であると判定し、第2検波信号S2とともに、信号からのパルスの検出を指示する「パルス検出信号」をパルス検出部112に出力する。したがって、図8(a)に示すように、受信信号の周波数が距離測定装置1aに規定される周波数(チャネル内出力)であるとき、第1検波信号S1の振幅レベルは第2検波信号S2の振幅レベル以下となるため、比較部111から「パルス検出信号」を入力するパルス検出部112は、振幅レベルの検波信号S2からパルスを検出する。
【0012】
一方、比較部111は、第2検波信号S2の振幅レベルが第1検波信号S1の振幅レベル未満(S1>S2)であるとき、アンテナ101で受信した信号が「チャネル外出力」すなわち、隣接する距離測定装置1b,1cに定められる周波数等の不用信号であると判定し、パルスの検出を抑圧する「抑圧信号」をパルス検出部112に出力する。したがって、図8(b)に示すように、受信信号の周波数が距離測定装置1aでなく隣接する距離測定装置1b,1cに規定される周波数(チャネル外出力)であるとき、第2検波信号S2の振幅レベルは第1検波信号S1の振幅レベル未満となるため、比較部111から「抑圧信号」を入力するパルス検出部112は、受信信号からパルスを検出しない。
【0013】
図6乃至図8では、距離測定装置1aにおけるパルス検出の処理の一例を説明したが、他の距離測定装置1b,1cも距離測定装置1aと同様の構成であって、距離測定装置1aの場合と同様の処理でパルスが検出される。
【0014】
しかしながら、従来のように単純に検波信号S1,S2を比較する方法では、受信信号がノイズを含み、検波信号S1,S2で表わされる振幅レベルが図9に示すようになったとき、第1検波信号S1と第2検波信号S2の比較結果が図7で示した条件に適合しないことがある。特に、第1フィルタ107では、第2フィルタ108よりも高い周波数の帯域で信号を制限するため、第1フィルタ107から出力される信号は、第2フィルタ108から出力される信号よりもノイズの影響を大きく受ける。したがって、受信信号がノイズを含む場合、図9に示すようにノイズの影響を受けた検波信号S1,S2の比較結果からはパルスが正しく検出されない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】特開2008−164370号公報
【非特許文献】
【0016】
【非特許文献1】ICAO、「Aeronautical Telecommunications Annex 10 Volume I RADIO NAVIGATION AIDS」、p.27 Specification for UHF distance measuring equipment(DME) 1996年7月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
上述したように、従来の距離測定装置1a〜1cでは、パルスがノイズの影響を受けた場合に検出され難い問題があった。
【0018】
従って本発明は、最小受信感度を向上させてパルスがノイズの影響を受けた場合でもパルスを容易に検出することができる距離測定装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本発明に係るパルス検出装置は、航空機から送信された所定周波数の質問パルスを受信すると、航空機で地上の基準位置からの距離を測定するために利用される応答パルスを送信する距離測定装置で所定周波数のパルスを検出するパルス検出装置であって、受信信号を所定の第1周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを区間積分し、第1積分信号を求める第1積分器と、受信信号を第1周波数よりも低い所定の第2周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第2積分信号を求める第2積分器と、第1積分信号と第2積分信号とを比較する比較部と、比較部の比較結果に応じて受信信号から所定周波数のパルスを検出するパルス検出部とを備える。
【0020】
また、他の本発明に係るパルス検出方法は、航空機から送信された所定周波数の質問パルスを受信すると、航空機で地上の基準位置からの距離を測定するために利用される応答パルスを送信する距離測定装置で行なわれる所定周波数のパルスを検出するパルス検出方法であって、受信信号を所定の第1周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを区間積分し、第1積分信号を求めるステップと、受信信号を第1周波数よりも低い所定の第2周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第2積分信号を求めるステップと、第1積分信号と第2積分信号とを比較するステップと、第1積分信号と第2積分信号の比較結果に応じて受信信号から所定周波数のパルスを検出するステップとを備える。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、最小受信感度を向上させてパルスがノイズの影響を受けた場合でもパルスを容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の最良の実施形態に係る距離測定装置の構成について説明するブロック図である。
【図2】図1の比較部で比較される信号について説明する図である。
【図3】距離測定装置と航空機について説明する図である。
【図4】DME/Nモードのパルスの送受信について説明する図である。
【図5】距離測定装置に規定される周波数について説明する図である。
【図6】従来の距離測定装置の構成について説明するブロック図である。
【図7】図6の比較部における信号の比較について説明する図である。
【図8】図6の比較部で比較される信号について説明する図である。
【図9】図6の比較部で比較される信号について説明する他の例である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図1及び図2を用いて本発明の最良の実施形態に係るパルス検出装置10について説明する。図1に示すパルス検出装置10も図6を用いて上述したパルス検出装置10aと同様に、航空機から受信したパルスから距離測定装置(DME)が応答する必要のあるパルスを検出する装置である。図1に示すパルス検出装置10の構成のうち、図6を用いて上述したパルス検出装置10aと同様の構成については同一の符号を用いて説明する。
【0024】
パルス検出装置10は、図1に示すように、アンテナ101で受信する信号を増幅するRFアンプ102と、増幅された受信信号と発振器104から出力されるRF信号とをミキシングしてダウンコンバートするミキサ103と、ダウンコンバートされた信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(A/D変換器)105と、ディジタル化された信号をダウンコンバートして複素数データ(IQデータに変換)するダウンコンバータ106と、ダウンコンバートされた信号を第1周波数(例えば、900kHz)帯域に制限する第1フィルタ107と、ダウンコンバートされた信号を第1周波数より低い第2周波数(例えば、150kHz)帯域に制限する第2フィルタ108と、第1フィルタ107で帯域制限された信号から振幅レベルの信号S1を検波する第1検波器109と、第2フィルタ108で帯域制限された信号から振幅レベルの信号S2を検波する第2検波器110と、第1検波器109で検波された第1検波信号S1を積分する第1積分器113と、第2検波器110で検波された第2検波信号S2を積分する第2積分器114と、第1積分器113で積分された第1積分信号S3と第2積分器114で積分された第2積分信号S4とを比較する比較部115と、比較部111における信号の比較結果に応じてパルス検出装置10aに送信された質問パルスを検出するパルス検出部116とを備えている。
【0025】
隣接する距離測定装置間に定められる周波数は1MHzである。質問パルスを受信する距離測定装置は、受信した質問パルスが距離測定装置に送信された質問パルスであるか又は隣接チャネルへの質問パルスであるかを判定するためには、1MHzよりも低い第1周波数で帯域を制限し、さらに第1周波数よりも低い第2周波数帯域を制限して得られた結果からパルスを検出する必要がある。したがって、第1フィルタ107で用いる第1周波数をチャンネル間隔より僅かに狭い900kHz程度とし、第2フィルタ108で用いる第2周波数を規格の100kHz(±100kHz)よりも僅かに狭い150kHz程度とすることが望ましい。
【0026】
また、第1積分器113で、第1検波信号S1を区間連続して区間積分し、第2積分器114で、第2検波信号S2を区間連続して区間積分することで、積分信号S3,S4では、ノイズの影響が除かれて振幅レベルの信号の実効化を図ることができる。このとき、各積分器113,114では、区間積分幅をパルス幅の1/4程度の区間(0.8μmsの区間)で区間積分することが望ましい。パルスの検出の影響のない(パルスの形が失われない)範囲で調整することも可能である。
【0027】
比較部115は、図6及び図7を用いて上述した比較部111のように第1検波器109及び第2検波器110から入力する検波信号の振幅レベルS1,S2を比較するのではなく、第1積分器113及び第2積分器114から入力する積分信号の振幅レベルS3,S4を比較する。ここで、比較部115は、「S3≦S4」であるとき、アンテナ101で受信した信号が「チャネル内出力」であると判定し、第2積分信号S4とともに「パルス検出信号」をパルス検出部112に出力する。また、比較部115は、「S3>S4」であるとき、アンテナ101で受信した信号が「チャネル外出力」であると判定し、「パルス抑圧信号」を出力する。したがって、比較部115では、有効な振幅レベルの積分信号S3,S4を比較することができるため、ノイズの影響を受けない比較結果を得ることができる。
【0028】
例えば、図2に示すように、ノイズの影響を受けて検波器109,110から出力される検波信号S1,S2の比較結果からチャネル内出力であるか明らかでない場合であっても、積分器113,114から出力される積分信号S3,S4ではノイズの影響が除外される。したがって、積分器113,114を利用した場合、図2に示すように第3積分信号S4の振幅レベルの方が第1積分信号S3の振幅レベルよりも常に大きくなり、比較部115では、受信信号に対して適切な比較結果を得ることができるため区間積分前一時的に「S3>S4」となる部分があったとしても、パルス検出部116では、パルスを適切に検出することができる。
【0029】
このように、本発明の実施形態に係るパルス検出装置では、積分器113,114で振幅レベルの信号を区間積分することで、ノイズの影響が除去されて安定した振幅レベルの信号が得られるため、誤検出や誤抑圧を防止することができる。したがって、パルス検出装置では、ノイズの影響を受けた、質問パルスを受信した場合にも安定して検出することができる。
【符号の説明】
【0030】
10…パルス検出装置
101…アンテナ
102…RFアンプ
103…ミキサ
104…発振器
105…アナログ/ディジタル変換器
106…ダウンコンバータ
107…第1フィルタ
108…第2フィルタ
109…第1検波器
110…第2検波器
111…比較部
112…パルス検出部
113…第1積分器
114…第2積分器
115…比較部
116…パルス検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機から送信された所定周波数の質問パルスを受信すると、当該質問パルスに応答して前記航空機で地上の基準位置からの距離を測定するために利用される応答パルスを送信する距離測定装置内に設けられ、前記所定周波数のパルスを検出するパルス検出装置であって、
受信信号を所定の第1周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第1積分信号を求める第1積分器と、
前記受信信号を前記第1周波数よりも低い所定の第2周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第2積分信号を求める第2積分器と、
第1積分信号と第2積分信号とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に応じて受信信号から前記所定周波数のパルスを検出するパルス検出部と、
を備えることを特徴とするパルス検出装置。
【請求項2】
前記比較部は、
第1積分信号の振幅レベルが第2積分信号の振幅レベル以下であるとき、受信信号からのパルスの検出を指示するパルス検出信号を前記パルス検出部に出力し、
第2積分信号の振幅レベルが第1積分信号の振幅レベル未満であるとき、受信信号からのパルスの検出を抑圧する抑圧信号を前記パルス検出部に出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のパルス検出装置。
【請求項3】
前記第1積分器は、パルス幅の失われない範囲の区間を連続的に積分処理して第1積分信号を求め、
前記第2積分器は、パルス幅の失われない範囲の区間を連続的に積分処理して第2積分信号を求める
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパルス検出装置。
【請求項4】
航空機から送信された所定周波数の質問パルスを受信すると、当該質問パルスに応答して前記航空機で地上の基準位置からの距離を測定するために利用される応答パルスを送信する距離測定装置で行なわれる前記所定周波数のパルスを検出するパルス検出方法であって、
受信信号を所定の第1周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第1積分信号を求めるステップと、
前記受信信号を前記第1周波数よりも低い所定の第2周波数の帯域で制限して得られた信号の振幅レベルを積分し、第2積分信号を求めるステップと、
第1積分信号と第2積分信号とを比較するステップと、
前記第1積分信号と第2積分信号の比較結果に応じて受信信号から前記所定周波数のパルスを検出するステップと、
を備えることを特徴とするパルス検出方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2010−164381(P2010−164381A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−6001(P2009−6001)
【出願日】平成21年1月14日(2009.1.14)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】