説明

ヒト化抗β7アンタゴニストおよびその使用

本発明は治療用の抗ベータ7抗体、これらの抗体を含む組成物及びその使用方法を提供する。本発明はMAdCAM−アルファ4ベータ7結合及び胃腸上皮への白血球リクルートメント、結合及びアレルギー、喘息、IBD(例えばクローン病及び潰瘍性結腸炎)、糖尿病、移植に関わる炎症、対宿主性移植片病及び/又は同種移植片障害及びベータ7インテグリンにより媒介される他の生物学的/生理学的な活性の調節を包含する、ベータ7インテグリン媒介経路を調節することに関連する方法、組成物、キット及び製造物品を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
抗ベータ7結合ポリペプチド又は抗体であって、該ポリペプチド又は抗体は、
(a)下記:
(i)配列A1−A11を含むHVR−L1、ここでA1−A11はRASESVDTYLH(配列番号1)であるもの、
(ii)配列B1−B8を含むHVR−L2、ここでB1−B8はKYASQSIS(配列番号2)であるもの、
(iii)配列C1−C10を含むHVR−L3、ここでC1−C10はQQGNSLLPNT(配列番号3)であるもの、
(iv)配列D1−D10を含むHVR−H1、ここでD1−D10はGFFITNNYWG(配列番号4)であるもの、
(v)配列E1−E17を含むHVR−H2、ここでE1−E17はGYISYSGSTSYNPSLKS(配列番号5)であるもの;および、
(vi)配列F1−F11を含むHVR−H3、ここでF1−F11はMTGSSGYFDF(配列番号6)であるもの、
からなる群より選択される少なくとも1つのHVR配列;
を含む、抗ベータ7結合ポリペプチド又は抗体。
【請求項2】
少なくとも1つの変異体HVRを含む請求項1記載のポリペプチド又は抗体であって、該変異体HVRが配列番号1、2、3、4、5又は6に示す何れかの配列において、少なくとも1つの残基の修飾を含む、ポリペプチド又は抗体。
【請求項3】
変異体HVR−L1内のA8がS、D又はTであり、かつA9がLである請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項4】
HVR−L1が配列番号1又は7又は8又は9を含み、HVR−L2が配列番号2又は67又は68を含み、HVR−L3が配列番号3を含み、HVR−H1が配列番号4を含み、HVR−H2が配列番号5を含み、HVR−H3が相対的な位置F2−F11に対して配列番号6又は66を含むか、相対的な位置F1−F11に対して配列番号63又は64又は65を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項5】
前記ポリペプチド又は抗体がHVR−L1、HVR−L2、HVR−L3、HVR−H1、HVR−H2及びHVR−H3からなる群より選択される1、2、3、4、5又は6つの超可変領域(HVR)を含み、ここで:
(i)HVR−L1はアミノ酸配列A1−A11を含み、ここでA1−A11はRASESVDTYLH(配列番号1);RASESVDSLLH(配列番号7)、RASESVDTLLH(配列番号8)、又はRASESVDDLLH(配列番号9)又は配列番号1、7、8又は9の変異体であり、ここで、アミノ酸A2はA、G、S、T及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A3はS、G、I、K、N、P、Q、R及びTからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A4はE、V、Q、A、D、G、H、I、K、L、N及びRからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A5はS、Y、A、D、G、H、I、K、N、P、R、T及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A6はV、R、I、A、G、K、L、M及びQからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A7はD、V、S、A、E、G、H、I、K、L、N、P、S及びTからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A8はD、G、N、E、T、P及びSからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A9はL、Y、I及びMからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A10はL、A、I、M及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A11はH、Y、F及びSからなる群より選択され;
(ii)HVR−L2はアミノ酸配列B1−B8を含み、ここでB1−B8はKYASQSIS(配列番号2)、RYASQSIS(配列番号67)又はXYASQSIS(配列番号68、ここでXは何れかのアミノ酸を示す)又は配列番号2、67又は68の変異体であり、ここでアミノ酸B1はK、R、N、V、A、F、Q、H、P、I、L、Y及びXからなる群より選択され(ここでXは何れかのアミノ酸を示す)、ならびに/又は、アミノ酸B4はS及びDからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸B5はQ及びSからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸B6はS、D、L及びRからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸B7はI、V、E及びKからなる群より選択され;
(iii)HVR−L3はアミノ酸配列C1−C9を含み、ここでC1−C9はQQGNSLPNT(配列番号3)又は配列番号3の変異体であり、ここでアミノ酸C8はN、V、W、Y、R、S、T、A、F、H、I、L、M及びYからなる群より選択され;
(iv)HVR−H1はアミノ酸配列D1−D10を含み、ここでD1−D10はGFFITNNYWG(配列番号4)であり、
(v)HVR−H2はアミノ酸配列E1−E17を含み、ここでE1−E17はGYISYSGSTSYNPSLKS(配列番号5)又は配列番号5の変異体であり、ここでアミノ酸E2はY、F、V及びDからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E6はS及びGからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E10はS及びYからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E12はN、T、A及びDからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸13はP、H、D及びAからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E15はL及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E17はS及びGからなる群より選択され;そして、
(vi)HVR−H3はアミノ酸配列F2−F11を含み、ここでF2−F11はMTGSSGYFDF(配列番号6)又はRTGSSGYFDF(配列番号66)であるか;又はアミノ酸配列F1−F11を含み、ここでF1−F11はAMTGSSGYFDF(配列番号63)、ARTGSSGYFDF(配列番号64)又はAQTGSSGYFDF(配列番号65)又は配列番号6、63、64、65又は66の変異体であり、ここでアミノ酸F2はR、M、A、E、G、Q、Sであり、ならびに/又は、アミノ酸F11はF及びYからなる群より選択される、
請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項6】
前記抗体がヒト化されている請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項7】
前記フレームワーク配列の少なくとも一部がヒトコンセンサスフレームワーク配列である請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項8】
前記修飾が置換、挿入又は欠失である請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項9】
HVR−L1変異体が以下の位置:A2(A、G、S、T又はV);
A3(S、G、I、K、N、P、Q、R又はT);A4(E、A、D、G、H、I、K、L、N、Q、R又はV);A5(S、A、D、G、H、I、K、N、P、R、T、V又はY);A6(V、A、G、I、K、L、M、Q又はR);A7(D、A、E、G、H、I、K、L、N、P、S、T又はV);A8(S、D、E、G、P、T又はN);A9(L、Y、I又はM);A10(L、A、I、M又はV)及びA11(H、F、S又はY)の何れかの組み合わせにおいて1〜10(1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10)置換を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項10】
HVR−L2変異体が以下の位置:B1(K、R、N、V、A、F、Q、H、P、I、L、Y、T、H、S、E、C、D、G又はM)、B5(Q又はS)、B6(S、R又はL)及びB7(I、T、E、K又はV)の何れかの組み合わせにおいて1〜4(1、2、3又は4)置換を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項11】
HVR−L3変異体が位置C8(W、Y、R、S、A、F、H、I、L、M、N、T又はV)において少なくとも1つの置換を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項12】
HVR−H2変異体が以下の位置:E2(Y、V、D又はF)、E6(S又はG)、E10(S又はY)、E12(N、A、D又はT)、E13(P、D、A又はH)、E15(L又はV)、E17(S又はG)の何れかの組み合わせにおいて1〜7(1、2、3、4、5、6又は7)置換を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項13】
HVR−H3変異体が以下の位置:F2(R、M、A、E、G、Q、R又はS)及びF11(F又はY)の何れかの組み合わせにおいて1又は2置換を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項14】
配列番号7の配列を有するHVR−L1を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項15】
配列番号8の配列を有するHVR−L1を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項16】
配列番号9の配列を有するHVR−L1を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項17】
フレームワーク位置に少なくとも1つの修飾をさらに含み、該少なくとも1つの修飾が重鎖位71又は73又は78にある、請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項18】
71位のアミノ酸がR又はAであり、そして73位のアミノ酸がN又はTであり、そして78位のアミノ酸がF又はA又はLである請求項17記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項19】
71、73及び/又は78位に置換を含む重鎖ヒトサブグループIII重鎖コンセンサスフレームワーク配列を含む請求項17記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項20】
前記置換がR71A、N73T、L78A又はL78Fである請求項19記載の抗体。
【請求項21】
配列番号3の配列を有するHVR−L3を含む請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項22】
変異体HVR−L1におけるA8がSである請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項23】
変異体HVR−L1におけるA8がDである請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項24】
変異体HVR−L1におけるA9がLである請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項25】
配列HVR−H2の位置E1−E1及び配列HVR−H3の位置F1−F11の間のフレームワーク配列がHFR3−1−HFR3−31であり、そしてHFR3−6がA又はRであり、HFR3−8がN又はTであり、そしてHFR3−13がL又はA又はFである、請求項2記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項26】
ヒト化抗ベータ7抗体又はそのベータ7結合フラグメントであって、ここで該抗体又は結合フラグメントのヒトベータ7に対する1価の親和性が、図1A(配列番号10)及び/又は図1B(配列番号11)あるいは図9A(配列番号12)及び/又は図9B(配列番号13)に示す軽鎖及び重鎖の可変配列を含む抗体の1価の親和性と実質的に同じか、またはそれより大きい、抗体又はその結合フラグメント。
【請求項27】
前記親和性が図1A(配列番号10)及び図1B(配列番号11)又は図9A(配列番号12)及び図9B(配列番号13)に示す軽鎖及び重鎖の配列を含む抗体よりも、少なくとも2倍、少なくとも5倍、少なくとも10倍、少なくとも50倍、少なくとも100倍、少なくとも500倍、少なくとも1000倍、少なくとも5000倍、少なくとも10,000倍高い、請求項26記載の抗体又はその結合フラグメント。
【請求項28】
ヒトベータ7に対する前記抗体の1価の親和性が、図1A(配列番号10)及び図1B(配列番号11)又は図9A(配列番号12)及び図9B(配列番号13)に示す軽鎖及び重鎖の配列を含む抗体の1価の親和性より少なくとも3倍高い、請求項27記載の抗体又は結合フラグメント。
【請求項29】
図1A(配列番号10)及び図1B(配列番号11)又は図9A(配列番号12)及び図9B(配列番号13)に示す軽鎖及び重鎖の配列を含む抗体が、HB−293の標記を有するAmerican Type Culture Collection Acceesion Number ATCC下に寄託されているハイブリドーマ細胞株により生産される請求項26又は27記載の抗体又はそのフラグメント。
【請求項30】
前記結合親和性がKd値で表示される請求項26記載の抗体又は結合フラグメント。
【請求項31】
前記結合親和性がBiacoreTM又はラジオイムノアッセイにより測定される請求項26記載の抗体又は結合フラグメント。
【請求項32】
ヒトκサブグループI軽鎖コンセンサスフレームワーク配列を含む請求項1記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項33】
重鎖ヒトサブグループIII重鎖コンセンサスフレームワーク配列を含む請求項1記載のポリペプチド又は抗体。
【請求項34】
前記ポリペプチド又は抗体がHVR−L1、HVR−L2、HVR−L3、HVR−H1、HVR−H2及びHVR−H3からなる群より選択される1、2、3、4、5又は6つの超可変領域(HVR)を含み、ここで:
(i)HVR−L1はアミノ酸配列A1−A11を含み、ここでA1−A11はRASESVDTYLH(配列番号1);RASESVDSLLH(配列番号7)、RASESVDTLLH(配列番号8)、又はRASESVDDLLH(配列番号9)又は配列番号1、7、8又は9の変異体であり、ここで、アミノ酸A2はA、G、S、T及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A3はS、G、I、K、N、P、Q、R及びTからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A4はE、V、Q、A、D、G、H、I、K、L、N及びRからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A5はS、Y、A、D、G、H、I、K、N、P、R、T及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A6はV、R、I、A、G、K、L、M及びQからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A7はD、V、S、A、E、G、H、I、K、L、N、P、S及びTからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A8はD、G、N、E、T、P及びSからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A9はL、Y、I及びMからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A10はL、A、I、M及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸A11はH、Y、F及びSからなる群より選択され;
(ii)HVR−L2はアミノ酸配列B1−B8を含み、ここでB1−B8はKYASQSIS(配列番号2)、RYASQSIS(配列番号67)又はXYASQSIS(配列番号68、ここでXは何れかのアミノ酸を示す)又は配列番号2、67又は68の変異体であり、ここでアミノ酸B1はK、R、N、V、A、F、Q、H、P、I、L、Y及びXからなる群より選択され(ここでXは何れかのアミノ酸を示す)、ならびに/又は、アミノ酸B4はS及びDからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸B5はQ及びSからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸B6はS、D、L及びRからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸B7はI、V、E及びKからなる群より選択され;
(iii)HVR−L3はアミノ酸配列C1−C9を含み、ここでC1−C9はQQGNSLPNT(配列番号3)又は配列番号3の変異体であり、ここでアミノ酸C8はN、V、W、Y、R、S、T、A、F、H、I、L、M及びYからなる群より選択され;
(iv)HVR−H1はアミノ酸配列D1−D10を含み、ここでD1−D10はGFFITNNYWG(配列番号4)であり、
(v)HVR−H2はアミノ酸配列E1−E17を含み、ここでE1−E17はGYISYSGSTSYNPSLKS(配列番号5)又は配列番号5の変異体であり、ここでアミノ酸E2はY、F、V及びDからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E6はS及びGからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E10はS及びYからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E12はN、T、A及びDからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸13はP、H、D及びAからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E15はL及びVからなる群より選択され、ならびに/又は、アミノ酸E17はS及びGからなる群より選択され;そして、
(vi)HVR−H3はアミノ酸配列F2−F11を含み、ここでF2−F11はMTGSSGYFDF(配列番号6)又はRTGSSGYFDF(配列番号66)であるか;又はアミノ酸配列F1−F11を含み、ここでF1−F11はAMTGSSGYFDF(配列番号63)、ARTGSSGYFDF(配列番号64)又はAQTGSSGYFDF(配列番号65)又は配列番号6、63、64、65又は66の変異体であり、ここでアミノ酸F2はR、M、A、E、G、Q、Sであり、ならびに/又は、アミノ酸F11はF及びYからなる群より選択される、
請求項26記載の抗体又は結合フラグメント。
【請求項35】
重鎖フレームワーク71位がアミノ酸R又はAを含み、及び/あるいは重鎖フレームワーク73位がアミノ酸T又はNを含み、及び/あるいは重鎖フレームワーク78位がアミノ酸F又はA又はLを含み、配列が重鎖フレームワーク71位に含む、請求項34記載の抗体又は結合フラグメント。
【請求項36】
ヒトベータ7インテグリンサブユニットと第2のインテグリンサブユニット及び/又はリガンドとの相互作用を、該ベータ7インテグリンに請求項2の抗体を接触させることにより阻害する方法。
【請求項37】
前記第2のインテグリンサブユニットがアルファ4インテグリンサブユニットであり、かつ前記リガンドがMAdCAM、VCAM又はフィブロネクチンである請求項36記載の方法。
【請求項38】
前記アルファ4インテグリンサブユニットがヒト由来である請求項37記載の方法。
【請求項39】
前記リガンドがヒト由来である請求項38記載の方法。
【請求項40】
前記第2のインテグリンサブユニットがアルファEインテグリンサブユニットであり、かつ前記リガンドがE−カドヘレインである請求項36記載の方法。
【請求項41】
前記アルファEインテグリンサブユニットがヒト由来である請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記リガンドがヒト由来である請求項41記載の方法。
【請求項43】
前記阻害により、炎症、喘息、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性結腸炎、糖尿病、臓器移植に起因する炎症、対宿主性移植片病、及び、同種移植片障害に関連する炎症からなる群より選択される障害の症状が低減又は緩和される請求項36記載の方法。
【請求項44】
請求項2のポリペプチド又は抗体及び製薬用担体を含む組成物の有効量を哺乳類に投与することによって、障害を経験している哺乳類におけるベータ7インテグリン媒介細胞接着及び/又はリクルートメントを調節する方法。
【請求項45】
前記障害が炎症、喘息、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性結腸炎、糖尿病、臓器移植に起因する炎症、対宿主性移植片病、及び、同種移植片障害に関連する炎症からなる群より選択される請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記哺乳類がヒトである請求項44記載の方法。
【請求項47】
第2の生物薬剤又は化学療法剤を投与する工程を更に包含する、請求項44記載の方法。
【請求項48】
前記調節により、アルファ4インテグリン、アルファEインテグリン、MAdCam、VCAM、E−カドヘリン及び/又はフィブロネクチンとのベータ7インテグリンの相互作用が阻害される請求項44記載の方法。
【請求項49】
請求項1、2、5、26又は34のいずれかに記載の抗ベータ7結合ポリペプチド、抗体又はその結合フラグメント及び製薬用担体を含む組成物。
【請求項50】
請求項1、2、5、26又は34のいずれかに記載の抗ベータ7結合ポリペプチド、抗体又はその結合フラグメントを含む組成物と、製薬用担体と、該組成物が障害を治療する方法における使用のためのものであることを示すラベルを含む製造物品であって、ここで該障害が炎症、喘息、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性結腸炎、糖尿病、臓器移植に起因する炎症、対宿主性移植片病、及び、同種移植片障害に関連する炎症からなる群より選択される、製造物品。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図1C】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11A−1】
image rotate

【図11A−2】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図11C】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13A】
image rotate

【図13B】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図16】
image rotate


【公表番号】特表2008−512382(P2008−512382A)
【公表日】平成20年4月24日(2008.4.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−530413(P2007−530413)
【出願日】平成17年9月2日(2005.9.2)
【国際出願番号】PCT/US2005/031401
【国際公開番号】WO2006/026759
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(596168317)ジェネンテック・インコーポレーテッド (372)
【氏名又は名称原語表記】GENENTECH,INC.
【Fターム(参考)】