ファン装置
【課題】
従来のファン装置の防振または制振構造では振動低減効果が十分でなく、情報機器や映像録画再生機器等に搭載されるハードディスクドライブの近年の振動耐性低下により、ハードディスクドライブの性能低下を引き起こし、障害発生の一因になりうるという課題がある。
【解決手段】
本発明のファン装置は、上記課題を達成する為に、ファンとファンケース間にワイヤを用い、ワイヤを引っ張ることにより、ファンを宙吊りとし、ファンとワイヤの間に制振材もしくは、防振材を挟む構造とすることで、ファンからワイヤに伝達する振動を低減する。
従来のファン装置の防振または制振構造では振動低減効果が十分でなく、情報機器や映像録画再生機器等に搭載されるハードディスクドライブの近年の振動耐性低下により、ハードディスクドライブの性能低下を引き起こし、障害発生の一因になりうるという課題がある。
【解決手段】
本発明のファン装置は、上記課題を達成する為に、ファンとファンケース間にワイヤを用い、ワイヤを引っ張ることにより、ファンを宙吊りとし、ファンとワイヤの間に制振材もしくは、防振材を挟む構造とすることで、ファンからワイヤに伝達する振動を低減する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファン装置であって、ファン装置外部への振動伝達を抑制し、低振動化を実現可能とする構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のファン装置として、弾性材をファンとファンケースの間に配置することにより、ファン装置の低振動化を図る方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】US 7,251,135 B2
【特許文献2】US 7,436,662 B2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来のファン装置の防振または制振構造では振動低減効果が十分でなく、情報機器や映像録画再生機器等に搭載されるハードディスクドライブの近年の振動耐性低下により、ハードディスクドライブの性能低下を引き起こし、障害発生の一因になりうるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のファン装置は、上記課題を達成する為に、ファンとファンケース間にワイヤを用い、ワイヤを引っ張ることにより、ファンを宙吊りとし、ファンとワイヤの間に制振材もしくは、防振材を挟む構造とすることで、ファンからワイヤに伝達する振動を低減する。また、宙吊りとすることで、吸込み口と吐出し口にフィンガーガードや整流格子、別途ファンを設けた場合においても、ファン位置のずれを防ぎ、ファン性能の低下を防止する。
【発明の効果】
【0006】
ファンからファンケースへの振動伝達は、ワイヤにより、振動伝達経路を局所化することが可能となり、ファン及びファンケースにおける防振材及び制振材の最適化が実現出来る。また、ファン位置の固定も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施例1の正面から見たファン装置を示した概略図
【図2】実施例1の背面から見たファン装置を示した概略図
【図3】正面から見た代表的ファンを示した概略図
【図4】背面から見た代表的ファンを示した概略
【図5】実施例1及び2のワイヤによるファン位置決め手法を示した概略図
【図6】実施例1のワイヤ止め具を示した概略図
【図7】実施例1のファン用ワイヤ支持材を示した概略図
【図8】実施例1のファンケース用ワイヤ支持材を示した概略図
【図9】実施例2のファン用ワイヤ支持材を示した概略図
【図10】実施例2のファンケース用ワイヤ支持材を示した概略図
【図11】実施例3のファン装置を示した概略図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施例を具体的に説明する。
【実施例1】
【0009】
図1〜8を用いて実施例1を説明する。本発明のファン装置の正面及び背面を示した概観図を図1及び図2に示す。本発明に用いる代表的なファンの正面及び背面を示した概観図を図3及び図4に示す。ファンを中央に固定する仕組みを図5に示す。ワイヤ止め構造を図6に示す。ファン側のワイヤ支持材形状を図7に示し、カバー側のワイヤ支持材形状を図8に示す。
【0010】
本発明には、図3〜4のようなファンに取り付け用穴が付いたファンを用いる。図3及び図4に示す代表的な軸流ファン形状の場合のファンケースを図1及び図2に示す。
【0011】
フロントカバー3及びリアカバー4には、吐出し用の穴を中心に設ける。通常、ファンの性能を低下させない為、吐出し用穴又は吸込み用穴はファン吐出し口又はファン吸込み口よりも直径を大きくする。
また、フロントカバー3及びリアカバー4には、ワイヤ支持材20の取り付け穴を4隅に開け、フロントカバー3又はリアカバー4とフロント及びリアカバーを除く4面のカバー5、6、7、8を取付ける為のツメを付ける。
【0012】
トップカバー5及びボトムカバー6には、フロントカバー3及びリアカバー4に付けたツメとかみ合う穴を設ける。左サイドカバー7及び右サイドカバー8にも、フロントカバー3及びリアカバー4に付けたツメとかみ合う穴を設ける。
【0013】
カバー3、4、5、6、7、8は樹脂材料又は金属材料とする。ツメによるはめ込み方式が不可能な場合には、ネジによる組み上げが可能な形状とする。
【0014】
ファンのワイヤ支持材取り付け穴25、26、27、28の中に図7に示すワイヤ支持材を設け、その中にワイヤ13を通す。ワイヤ支持材の材質は防振材又は制振材とする。ファンワイヤ組み上げ図1及び図2のワイヤ13のように、ワイヤ13をファンの4つのワイヤ支持材及びフロント及びリアカバーのワイヤ支持材9、10、11、12、15、16、17、18に通すことで、1本のワイヤで8点支持が可能となる。組み上げ手順の1例としては、ワイヤ13をフロント左下ワイヤ支持材11、ファン左下支持材取り付け穴27、リア右下ワイヤ支持材18、リア左上ワイヤ支持材15、ファン右上支持材26、フロント右上ワイヤ支持材10、フロント左上ワイヤ支持材9、ファン左上支持材25、リア右上ワイヤ支持材16、リア左下ワイヤ支持材17、ファン左下支持材28、フロント右下ワイヤ支持材12の順に通した後、左サイドカバー7、右サイドカバー8及びトップカバー5、ボトムカバー6を取り付け、最後にワイヤ止め具14にて、ワイヤ13を張りながら止めることで、固定することが出来る。
【0015】
図5はトップカバーを外した状態の図であり、ファンフレーム2の穴位置とフロントカバー3及びリアカバー4の穴位置をずらすことにより、ファンを容易に中央に固定する。
【0016】
以上のような構成で、ファンフレーム2とワイヤ13の間のワイヤ支持材を防振材又は制振材とすることで、ファンフレーム2からワイヤ13に伝わる振動を低減し、ワイヤ13と接続しているフロントカバー3及びリアカバー4に伝わる振動を低減する。従って、ファン装置外部に伝わる振動を低減出来る。加えて、ワイヤ機構により、ファンをファンケースの吸込み口及び吐出し口用穴の中央に固定することが出来る。また、ワイヤ13とフロントカバー及びリアカバーの間の支持材を防振材又は制振材とすることで、さらなる振動の低減を図ることが出来る。同時に、ファンを中央に固定することで、吐出し口及び吸込み口とフロント及びリアカバーに設けた吐出し用穴及び吸込み用穴との位置ずれによるファンの性能低下を防止することが可能となる。
【0017】
防振材及び制振材は、ファンやシャーシ、ハードディスクドライブ等の計測対象に関係する固有振動数を考慮して選択する必要がある。
【実施例2】
【0018】
図9〜10を用いて実施例2を説明する。金属円筒を入れたファン側のワイヤ支持材及びカバー側のワイヤ支持材を図9及び図10に示す。実施例1の各種支持材の内部にも金属円筒22を取り付けることにより、ワイヤ13を使用することによって生じる支持力を分散し、制振材もしくは防振材の破壊及び劣化の度合いを低くすることができる。また、フロントカバー3とリアカバー4から金属円筒24が出る形状とし、金属パイプ内を通るワイヤがフロントカバーとリアカバーの外壁に非接触となり、ワイヤ13とフロント及びリアカバー間の直接的な振動伝達を防止することが可能となる。
【実施例3】
【0019】
図11を用いて実施例3を説明する。図11は実施例1の図1からトップカバー5及びボトムカバー6を外した形状であり、ファン装置の高さがカバー板厚2枚分低く出来る。
【符号の説明】
【0020】
1:ファンロータ
2:ファンフレーム
3:フロントカバー
4:リアカバー
5:トップカバー
6:ボトムカバー
7:左サイドカバー
8:右サイドカバー
9:フロント左上ワイヤ支持材
10:フロント右上ワイヤ支持材
11:フロント左下ワイヤ支持材
12:フロント右下ワイヤ支持材
13:ワイヤ
14:ワイヤ止め具
15:リア左上ワイヤ支持材
16:リア右上ワイヤ支持材
17:リア左下ワイヤ支持材
18:リア右下ワイヤ支持材
19:ファン側ワイヤ支持材A
20:カバー側ワイヤ支持材A
21:ファン側ワイヤ支持材B
22:ファン側ワイヤ支持金属円筒
23:カバー側ワイヤ支持材B
24:カバー側ワイヤ支持金属円筒
25:ファン左上ワイヤ支持材取り付け穴
26:ファン右上ワイヤ支持材取り付け穴
27:ファン左下ワイヤ支持材取り付け穴
28:ファン右下ワイヤ支持材取り付け穴
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファン装置であって、ファン装置外部への振動伝達を抑制し、低振動化を実現可能とする構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のファン装置として、弾性材をファンとファンケースの間に配置することにより、ファン装置の低振動化を図る方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】US 7,251,135 B2
【特許文献2】US 7,436,662 B2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような従来のファン装置の防振または制振構造では振動低減効果が十分でなく、情報機器や映像録画再生機器等に搭載されるハードディスクドライブの近年の振動耐性低下により、ハードディスクドライブの性能低下を引き起こし、障害発生の一因になりうるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のファン装置は、上記課題を達成する為に、ファンとファンケース間にワイヤを用い、ワイヤを引っ張ることにより、ファンを宙吊りとし、ファンとワイヤの間に制振材もしくは、防振材を挟む構造とすることで、ファンからワイヤに伝達する振動を低減する。また、宙吊りとすることで、吸込み口と吐出し口にフィンガーガードや整流格子、別途ファンを設けた場合においても、ファン位置のずれを防ぎ、ファン性能の低下を防止する。
【発明の効果】
【0006】
ファンからファンケースへの振動伝達は、ワイヤにより、振動伝達経路を局所化することが可能となり、ファン及びファンケースにおける防振材及び制振材の最適化が実現出来る。また、ファン位置の固定も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施例1の正面から見たファン装置を示した概略図
【図2】実施例1の背面から見たファン装置を示した概略図
【図3】正面から見た代表的ファンを示した概略図
【図4】背面から見た代表的ファンを示した概略
【図5】実施例1及び2のワイヤによるファン位置決め手法を示した概略図
【図6】実施例1のワイヤ止め具を示した概略図
【図7】実施例1のファン用ワイヤ支持材を示した概略図
【図8】実施例1のファンケース用ワイヤ支持材を示した概略図
【図9】実施例2のファン用ワイヤ支持材を示した概略図
【図10】実施例2のファンケース用ワイヤ支持材を示した概略図
【図11】実施例3のファン装置を示した概略図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施例を具体的に説明する。
【実施例1】
【0009】
図1〜8を用いて実施例1を説明する。本発明のファン装置の正面及び背面を示した概観図を図1及び図2に示す。本発明に用いる代表的なファンの正面及び背面を示した概観図を図3及び図4に示す。ファンを中央に固定する仕組みを図5に示す。ワイヤ止め構造を図6に示す。ファン側のワイヤ支持材形状を図7に示し、カバー側のワイヤ支持材形状を図8に示す。
【0010】
本発明には、図3〜4のようなファンに取り付け用穴が付いたファンを用いる。図3及び図4に示す代表的な軸流ファン形状の場合のファンケースを図1及び図2に示す。
【0011】
フロントカバー3及びリアカバー4には、吐出し用の穴を中心に設ける。通常、ファンの性能を低下させない為、吐出し用穴又は吸込み用穴はファン吐出し口又はファン吸込み口よりも直径を大きくする。
また、フロントカバー3及びリアカバー4には、ワイヤ支持材20の取り付け穴を4隅に開け、フロントカバー3又はリアカバー4とフロント及びリアカバーを除く4面のカバー5、6、7、8を取付ける為のツメを付ける。
【0012】
トップカバー5及びボトムカバー6には、フロントカバー3及びリアカバー4に付けたツメとかみ合う穴を設ける。左サイドカバー7及び右サイドカバー8にも、フロントカバー3及びリアカバー4に付けたツメとかみ合う穴を設ける。
【0013】
カバー3、4、5、6、7、8は樹脂材料又は金属材料とする。ツメによるはめ込み方式が不可能な場合には、ネジによる組み上げが可能な形状とする。
【0014】
ファンのワイヤ支持材取り付け穴25、26、27、28の中に図7に示すワイヤ支持材を設け、その中にワイヤ13を通す。ワイヤ支持材の材質は防振材又は制振材とする。ファンワイヤ組み上げ図1及び図2のワイヤ13のように、ワイヤ13をファンの4つのワイヤ支持材及びフロント及びリアカバーのワイヤ支持材9、10、11、12、15、16、17、18に通すことで、1本のワイヤで8点支持が可能となる。組み上げ手順の1例としては、ワイヤ13をフロント左下ワイヤ支持材11、ファン左下支持材取り付け穴27、リア右下ワイヤ支持材18、リア左上ワイヤ支持材15、ファン右上支持材26、フロント右上ワイヤ支持材10、フロント左上ワイヤ支持材9、ファン左上支持材25、リア右上ワイヤ支持材16、リア左下ワイヤ支持材17、ファン左下支持材28、フロント右下ワイヤ支持材12の順に通した後、左サイドカバー7、右サイドカバー8及びトップカバー5、ボトムカバー6を取り付け、最後にワイヤ止め具14にて、ワイヤ13を張りながら止めることで、固定することが出来る。
【0015】
図5はトップカバーを外した状態の図であり、ファンフレーム2の穴位置とフロントカバー3及びリアカバー4の穴位置をずらすことにより、ファンを容易に中央に固定する。
【0016】
以上のような構成で、ファンフレーム2とワイヤ13の間のワイヤ支持材を防振材又は制振材とすることで、ファンフレーム2からワイヤ13に伝わる振動を低減し、ワイヤ13と接続しているフロントカバー3及びリアカバー4に伝わる振動を低減する。従って、ファン装置外部に伝わる振動を低減出来る。加えて、ワイヤ機構により、ファンをファンケースの吸込み口及び吐出し口用穴の中央に固定することが出来る。また、ワイヤ13とフロントカバー及びリアカバーの間の支持材を防振材又は制振材とすることで、さらなる振動の低減を図ることが出来る。同時に、ファンを中央に固定することで、吐出し口及び吸込み口とフロント及びリアカバーに設けた吐出し用穴及び吸込み用穴との位置ずれによるファンの性能低下を防止することが可能となる。
【0017】
防振材及び制振材は、ファンやシャーシ、ハードディスクドライブ等の計測対象に関係する固有振動数を考慮して選択する必要がある。
【実施例2】
【0018】
図9〜10を用いて実施例2を説明する。金属円筒を入れたファン側のワイヤ支持材及びカバー側のワイヤ支持材を図9及び図10に示す。実施例1の各種支持材の内部にも金属円筒22を取り付けることにより、ワイヤ13を使用することによって生じる支持力を分散し、制振材もしくは防振材の破壊及び劣化の度合いを低くすることができる。また、フロントカバー3とリアカバー4から金属円筒24が出る形状とし、金属パイプ内を通るワイヤがフロントカバーとリアカバーの外壁に非接触となり、ワイヤ13とフロント及びリアカバー間の直接的な振動伝達を防止することが可能となる。
【実施例3】
【0019】
図11を用いて実施例3を説明する。図11は実施例1の図1からトップカバー5及びボトムカバー6を外した形状であり、ファン装置の高さがカバー板厚2枚分低く出来る。
【符号の説明】
【0020】
1:ファンロータ
2:ファンフレーム
3:フロントカバー
4:リアカバー
5:トップカバー
6:ボトムカバー
7:左サイドカバー
8:右サイドカバー
9:フロント左上ワイヤ支持材
10:フロント右上ワイヤ支持材
11:フロント左下ワイヤ支持材
12:フロント右下ワイヤ支持材
13:ワイヤ
14:ワイヤ止め具
15:リア左上ワイヤ支持材
16:リア右上ワイヤ支持材
17:リア左下ワイヤ支持材
18:リア右下ワイヤ支持材
19:ファン側ワイヤ支持材A
20:カバー側ワイヤ支持材A
21:ファン側ワイヤ支持材B
22:ファン側ワイヤ支持金属円筒
23:カバー側ワイヤ支持材B
24:カバー側ワイヤ支持金属円筒
25:ファン左上ワイヤ支持材取り付け穴
26:ファン右上ワイヤ支持材取り付け穴
27:ファン左下ワイヤ支持材取り付け穴
28:ファン右下ワイヤ支持材取り付け穴
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファンとファンケースから成るファン装置であって、前記ファンケースは吸込み穴又は吐出し穴を設けたフロントカバーとリアカバーを有し、前記ファンと、前記フロントカバーと、前記リアカバーは各々複数の通し穴を有し、前記ファンの通し穴と前記フロントカバー及びリアカバーの通し穴にワイヤを通して前記ファンを宙吊りとするように構成したことを特徴とするファン装置。
【請求項2】
前記ファンの通し穴に防振又は制振用のワイヤ支持材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のファン装置。
【請求項3】
前記フロントカバー及びリアカバーの通し穴に防振又は制振用のワイヤ支持材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のファン装置。
【請求項4】
前記ワイヤ支持材と前記ワイヤの間に金属円筒を備えたことを特徴とする請求項2又3記載のファン装置。
【請求項1】
ファンとファンケースから成るファン装置であって、前記ファンケースは吸込み穴又は吐出し穴を設けたフロントカバーとリアカバーを有し、前記ファンと、前記フロントカバーと、前記リアカバーは各々複数の通し穴を有し、前記ファンの通し穴と前記フロントカバー及びリアカバーの通し穴にワイヤを通して前記ファンを宙吊りとするように構成したことを特徴とするファン装置。
【請求項2】
前記ファンの通し穴に防振又は制振用のワイヤ支持材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のファン装置。
【請求項3】
前記フロントカバー及びリアカバーの通し穴に防振又は制振用のワイヤ支持材を取り付けたことを特徴とする請求項1記載のファン装置。
【請求項4】
前記ワイヤ支持材と前記ワイヤの間に金属円筒を備えたことを特徴とする請求項2又3記載のファン装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2011−163297(P2011−163297A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−29651(P2010−29651)
【出願日】平成22年2月15日(2010.2.15)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月15日(2010.2.15)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】
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