説明

フィルム製袋体とその製造方法

【課題】運搬用取っ手部で力を分散させることができ、特に重い荷物の運搬時にも使用できるフィルム製袋体を提供すること。
【解決手段】フィルムで形成された表部と、該表部に設けられた運搬用取っ手部4とを備えたフィルム製袋体であって、前記運搬用取っ手部4が、フィルムの開口部を開くと使用可能な把持部7を有するフィルム片6を備えた前記フィルム製袋体において、前記フィルム片6を支持片11上に設けるとともに、このフィルム片6よりも幅を広く形成した該支持片11を、前記把持部7に結着されつつ折り畳まれた端部13を有する前記フィルム片6で包囲し、該フィルム片6を前記支持片11でフィルムに固定するとともに、該支持片11を前記フィルム片6の側方で当該フィルム製袋体の内部に直接的又は間接的に結着させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルムで形成された表部と、該表部に設けられた運搬用取っ手部とを備え、運搬用取っ手部が、フィルムの開口部を開くと使用可能な把持部を有するフィルム片を備えたフィルム製袋体に関し、更に、このフィルム製袋体の製造方法にも関する。本発明によるこのフィルム製袋体は、例えば球状のペットフード、洗剤、猫用トイレのための砂、路面凍結防止用のまき塩、又は粉状或いは粒子状の製品に特に適している。又、本発明のフィルム製袋体は運搬用取っ手部を備えているため、当該フィルム製袋体を容易に運搬することができる。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には上記のようなフィルム製袋体が開示されている。これにおいて、運搬用取っ手部は一つのフィルム片から成っており、このフィルム片の両端部は袋体の内面又は外面に固定されている。そのため、このような袋体の運搬性において改良する必要がある。即ち、特に重い荷物を運搬するときに、袋体とフィルム片の端部の結着箇所に大きな負荷がかかり、当該箇所がちぎれて破断してしまうことがある。
【特許文献1】独国実用新案第20311386号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明の目的とする処は、運搬用取っ手部で力を分散させることができ、特に重い荷物の運搬時にも使用できるフィルム製袋体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明によれば、フィルム片を支持片上に設けるとともに、このフィルム片よりも幅を広く形成した該支持片を、把持部に結着されつつ折り畳まれた端部を有する前記フィルム片で包囲し、該フィルム片を前記支持片でフィルムに固定するとともに、該支持片を前記フィルム片の側方でフィルム製袋体の内部に直接的又は間接的に結着させたことを特徴としている。
【0005】
又、本発明によれば、フィルム片は支持片を介して間接的にフィルムに結着されており、運搬時に運搬用取っ手部に作用する力は、支持片へ伝達された後、大きな面積を有するフィルム片に分散される。そして、この一様な力の分散によって、同種のフィルムを用いた場合の運搬用取っ手部の許容負荷を従来に比して大きく高められる。
【0006】
更に、特に運搬用取っ手部の高い運搬性を達成するため、本発明の好ましい実施の形態によれば、折り畳まれたフィルム片を部分的に重ね合わせ、この重ね合わされた部分を溶着させてフィルム片をリング状に形成している。このとき、フィルム片を直接支持片に溶着又は接着させることも可能である。又、本発明においては、フィルム片を、支持片を介して互いに間接的に結着させている。
【0007】
又、本発明の一実施形態によれば、把持部及びフィルム片の端部をそれぞれ支持片の中央部及び端部に載置している。このような構成によれば、運搬用取っ手部の高い強度が得られるとともに、容易に製造することができる。
【0008】
更に、フィルム片及び支持片を、密閉片を設けることによりフィルム製袋体の内部に対して少なくとも部分的に隔離するのが望ましい。即ち、密閉片は、運搬用取っ手部において少なくともフィルム片の折曲箇所を隔離するようにフィルム製袋体を密閉している。尚、密閉片によってフィルム片及び支持片をフィルム製袋体の内部に対して完全に隔離するのが特に望ましい。
【0009】
又、本発明の一実施形態によれば、運搬時に運搬用取っ手部に作用する力は、先ず支持片へ伝達され、次に大きな面積を有するフィルム片に伝達される。この支持片は密閉片を介して、或いは直接フィルム製袋体の内部に結着されている。
【0010】
又、本発明の一実施形態によれば、フィルム製袋体の外面に把持部を確保するために、フィルムの運搬用取っ手部近傍に切り口を設け、該切り口を貫いて把持部を使用するようにしている。この際、運搬用取っ手部近傍にミシン目を設け、把持部を、このミシン目を開くことにより使用可能に形成することができる。ここで、ミシン目は無端状に形成されているため、ミシン目に沿ってフィルムの一部を完全に取り除くことができる。又、この取り除かれるフィルムの一部を把持部に溶着及び/又は接着して、フィルムの一部を取り除いた後でもこれらが分離しないようにすることもできる。尚、このフィルムの一部は、更に、運搬用取っ手部に高い強度を与えることができる。
【0011】
又、フィルム、フィルム片、支持片及び密閉片は互いに溶着されているが、基本的に接着剤で接着したり、これと溶着を組み合わせて用いることも可能である。
【0012】
ところで、フィルムは、特に内面において容易に溶着可能な、ポリオレフィンから成る複合フィルムで形成されており、例えば、外面をポリエチレンテレフタレート(PET)、内面をポリエチレン(PE)で形成したものを用いるのが好ましい。これら内面と外面の間には、例えば強度及び/又は密閉作用の向上の目的で更に層を設けることができる。更に、複合材料として様々なポリエチレン系の層を備えたものを用いることもできる。この際、内面のポリマ組成を、所定の温度でこの内面のみ溶着されるように構成することが特に好ましい。
【0013】
更に、フィルム片、支持片及び密閉片を多層構造とし、例えば共押出されたポリエチレンから成る複合材料又は高密度ポリエチレン(HDPE)から成る多層にラミネートされたフィルムを用いるのが望ましい。高密度ポリエチレンから成る各フィルム層が伸展されてラミネートされるようなラミネートは、Valeron(登録商標)製のものとして手に入れることができる。このようなフィルムは、引張強度、切れにくさ及び貫通強度において優れている。尚、本発明では、ポリエチレン(PE)製のフィルムを使用することもでき、容易にリサイクルすることができる。
【0014】
そして、フィルム片の高い強度を得るために、当該フィルム片を少なくとも2層で構成し、その端部を結着部で互いに結着させている。このような実施の形態によれば、フィルム片を、荷物の重さが重い場合でも、例えば支持片、密閉片又はフィルムと同じ材質で形成することができる。又、少なくとも2層の構造とすることによって、材料の強度が低い場合でも切れにくさを高めることができる。本発明によるフィルム製袋体は、通常、少なくとも2.5kg、特に10kg以上の負荷がかかるが、フィルムの材料の厚さに応じて、例えば25kg、50kgの荷重にも耐えることができる。
【0015】
又、本発明において、運搬用取っ手部は完全に自由にフィルム表部に設けられており、特に、フィルム製袋体が折り目を備えた2つの側部と、2つの表部とで構成され、運搬用取っ手部は側部の折り目に設けられている。そして、通常幅の狭い側部の中央部に運搬用取っ手部を設けることにより、均等な負荷の分散をすることができるとともに、良好な運搬性を得ることができる。
【0016】
そして、運搬用取っ手部が設けられている側部の折り目は、フィルム製袋体を閉じる前に通常内側に折り畳まれ、機械の動作及び袋体への注入を容易ならしめる。尚、通常、印刷が施された表部に印刷を施して、質の高い外観を呈するよう構成することもできる。
【0017】
又、本発明の一実施形態によれば、フィルム製袋体はチャックを有しており、運搬用取っ手部を制限なしに表部に配置することができるので、チャックの配置も必要に応じて自由に行うことができる。
【0018】
更に、本発明はフィルム製袋体の製造方法にも関し、フィルム片を、これよりも幅の広い支持用紙片上に載置するステップと、フィルム片の端部を、端部を有する支持用紙片をフィルム片が包囲するように折り畳むステップと、支持用紙片を、フィルム片の側方でフィルムに直接的又は間接的に結着させるステップと、フィルムを折り畳み、結着し、切断することにより、支持用紙片及び密閉用紙片をフィルム製袋体の内部に設けられるよう形成するステップとを有している。
【0019】
ここで、支持片と結着する前に、フィルムにおける把持部の近傍にミシン目及び/又は切り口を設けている。又、負荷に対する特に大きな強度を得るために、本発明によれば、フィルム片の端部を互いに、及び/又は支持片と結着させている。
【0020】
又、袋体を密閉するために密閉片が支持片上に設けられ、少なくとも支持片の一部をその長手方向に覆うこの密閉片又はその一部は、支持片の袋体との結着前又は後に自由に取り付けられる。そして、フィルム片及び支持片を完全に覆う密閉片は、先ず支持片上に溶着され、次にこの溶着されたものがフィルム上に溶着される。又、フィルムの折り畳み、結着及び切断後、密閉片が袋体の内側に設けられる。
【0021】
又、フィルム片及び支持片を構成するために、2つのフィルム帯を供給して互いに重ね合わせ、この重ね合わされたものがその搬送中に切断される。このとき、両フィルム帯を互いに平行に搬送し、切断されたものが同じ長さになるようにし、フィルム片の端部が支持片の端部と共に折り畳まれる。そして、フィルム片の端部を支持片の端部と共に折り畳む前にこれらを結着する場合には、このような特に溶着による結着は、フィルム片及び支持片で、或いは前もってフィルム帯の状態で自由に行うことができる。
【0022】
而して、本発明によれば、フィルム製袋体の運搬性を向上させるため、フィルム帯を少なくとも二層に構成し、これらの層を互いに、フィルム片の端部に沿って延設された結着部で結着させている。
【0023】
又、本発明の一実施形態によれば、フィルムの一部をミシン目及び/又は切り口で画成するとともに、該フィルムの一部を溶着又は接着して前記把持部に結着させている。
【0024】
更に、本発明の一実施形態によれば、フィルム製袋体を形成する際に、当該フィルム製袋体を容易且つ正確に折り畳めるようにし、折り畳んだ後、良好な機械の動作を得られるよう、フィルムの折り畳み前に予め種々の折り目を形成させている。尚、この折り目は、機械的或いは熱的、例えば型押し工具又はレーザによって行われる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、運搬用取っ手部で力を分散させることができ、特に重い荷物の運搬時にも使用できるフィルム製袋体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0027】
図1にはフィルム2で形成されたフィルム製袋体1が示されており、該フィルム製袋体1は、2つのフィルム表部3を有する、その側部で折り畳み可能なものとして形成されている。
【0028】
又、運搬用取っ手部4がフィルム表部3の長手方向ほぼ中央の側部5に設けられており、この運搬用取っ手部4は、把持部7を有するフィルム片6を備えており、この把持部7は、破線或いはミシン目8を開くことにより使用することができる。そして、破線或いはミシン目8により画成されたフィルム2の一部9は把持部7に溶着又は接着されている。更に、フィルム製袋体1の2つのフィルム表部3の間の片面にはチャック10が設けられている。
【0029】
図2には、図1におけるA−A線に沿った断面図が示されている。尚、図示においてミシン目8或いは破線はまだ開かれていないため、把持部7はフィルム製袋体1の内部に収納されている。ここで、フィルム片6は支持片11上に設けられており、該支持片11の端部12はフィルム片6の端部13と共にフィルム製袋体1の内部方向に折り畳まれている。そのため、フィルム片6は、支持片11を把持部7の両側にあるフィルム片6の端部13と共に包囲している。
【0030】
又、フィルム片6の端部13は部分的に互いに重なり合っており、その片面は支持片11の端部12に結着部14で結着され、もう片方の面は互いに同様に結着部14で結着されている。ここで、フィルム片6は閉じられた輪を形成しており、これにより、運搬用取っ手部4の高い強度が得られる。尚、支持片11及びフィルム片6は、そのフィルム製袋体1の内部側において密閉片15で完全に隔離されている。
【0031】
そして、フィルム製袋体1の運搬時には、このフィルム製袋体1の重さが運搬用取っ手部4においてフィルム片6により支持片11へ分散される。この際、支持片11は直接或いは密閉片15を介してフィルム片6の側方でフィルム製袋体1の内部と連結されている。従って、フィルム製袋体1の重さは結着部14に沿って分散され、重さが大きくなっても、運搬用取っ手部4がちぎれることを防止できる。
【0032】
図3にはフィルム製袋体1の製造方法が示されており、フィルム片6の配給は、無端の帯である第1のフィルム帯16が第1のローラ17により搬送されて2つに折り畳まれる。この2つに折り畳まれた第1のフィルム帯16は、その長手方向端部に結着部14を備えており、第2のローラ17’により搬送されてくる第2のフィルム帯16’上に載置される。
【0033】
又、第1及び第2のフィルム帯16,16’は、部分的に溶着された後、フィルム片6を備えた支持片11として横方向に切断される。このような切断は、フィルム片6を備えた支持片11と結着する結着部14がフィルム片6の端部13及び支持片11の端部12に設けられるようになされる。続いて、支持片11の端部12及びフィルム片6の端部13は、支持片11の中央部へ向けて折り畳まれ、フィルム6の端部13は部分的に重なり合い、この重なり合った箇所で互いに結着される。
【0034】
更に、フィルム片6及び支持片11は、密閉片15上に載置され、支持片11が密閉片15に結着される。これら支持片11及び密閉片15は、フィルム片6の側方に沿って延設された横方向継ぎ目18及び長手方向継ぎ目19、並びにフィルム2に連結されている。
【0035】
ここで、フィルム2は長手方向に延設された開口部20を有するフィルム片6の把持部7と、この開口部20に接続されたミシン目線21とを備えており、密閉片15と支持片11を結着する際に、ミシン目線21及び開口部20で画成されたフィルム2の一部9も接着剤22により把持部7に結着される。
【0036】
更に、フィルム2を折り畳み、結着し、切断することにより、フィルム製袋体1は、支持片11及び密閉片15がフィルム製袋体1の内部に設けられるよう形成される。又、フィルム2を容易且つ正確に折り畳めるよう、フィルム2の折り畳み前に予め種々の折り目を形成させておくのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明によるフィルム製袋体の斜視図であり、図示の状態ではフィルム片の把持部がミシン目で切り離されている。
【図2】図1におけるA−A線に沿った断面図である。
【図3】フィルム製袋体の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
【0038】
1 フィルム製袋体
2 フィルム
3 フィルム表部
4 運搬用取っ手部
5 折り目
6 フィルム片
7 把持部
8 ミシン目
9 フィルムの一部
10 チャック
11 支持片
12 支持片の端部
13 フィルム片の端部
14 結着部
15 密閉片
16 第1のフィルム帯
16’ 第2のフィルム帯
17 第1のローラ
17’ 第2のローラ
18 横方向継ぎ目
19 長手方向継ぎ目
20 切り口
21 ミシン目線
22 接着剤
23 折り目

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルム(2)で形成された表部と、該表部に設けられた運搬用取っ手部(4)とを備えたフィルム製袋体であって、前記運搬用取っ手部(4)が、フィルム(2)の開口部を開くと使用可能な把持部(7)を有するフィルム片(6)を備えた前記フィルム製袋体において、
前記フィルム片(6)を支持片(11)上に設けるとともに、このフィルム片(6)よりも幅を広く形成した該支持片(11)を、前記把持部(7)に結着されつつ折り畳まれた端部(13)を有する前記フィルム片(6)で包囲し、該フィルム片(6)を前記支持片(11)でフィルム(2)に固定するとともに、該支持片(11)を前記フィルム片(6)の側方で当該フィルム製袋体(1)の内部に直接的又は間接的に結着させたことを特徴とするフィルム製袋体。
【請求項2】
前記端部(13)を部分的に重ね合わせるとともに、前記フィルム片(6)が輪を成すようにこの重ね合った部分を結着することを特徴とする請求項1記載のフィルム製袋体。
【請求項3】
前記端部(13)を前記支持片(11)に結着させたことを特徴とする請求項1又は2記載のフィルム製袋体。
【請求項4】
前記把持部(7)及び前記端部(13)をそれぞれ前記支持片(11)の中央部及び端部(12)に載置したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項5】
前記フィルム片(6)及び前記支持片(11)を、密閉片(15)を設けることにより当該フィルム製袋体(1)の内部に対して少なくとも部分的に隔離したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項6】
フィルム(2)の前記運搬用取っ手部(4)近傍に切り口(20)を設け、該切り口(20)を貫いて前記把持部(7)を使用することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項7】
前記把持部(7)を、ミシン目(8)を開くことにより使用可能に形成したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項8】
フィルムの一部(9)を前記ミシン目(8)及び/又は前記切り口(20)で画成するとともに、該フィルムの一部(9)を結着部(14)及び/又は接着剤(22)で前記把持部に結着させたことを特徴とする請求項6又は7記載のフィルム製袋体。
【請求項9】
前記フィルム片(6)を少なくとも二層に構成し、これらの層を互いに前記フィルム片(6)の端部で結着させたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項10】
チャック(10)を設けたことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項11】
側部が折り畳まれる構成とするとともに、この折り目(5)に前記運搬用取っ手部(4)を設けたことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載のフィルム製袋体。
【請求項12】
請求項1〜11の何れかに記載のフィルム製袋体の製造方法であって、
前記フィルム片(6)を、これよりも幅の広い前記支持片(11)上に載置するステップと、
前記フィルム片(6)の端部(13)を、端部(12)を有する前記支持片(12)を前記フィルム片(6)が包囲するように折り畳むステップと、
前記支持片(11)を、前記フィルム片(6)の側方でフィルム(2)に直接的又は間接的に結着させるステップと、
フィルム(2)を折り畳み、結着し、切断することにより、前記支持片(11)及び前記密閉片(15)をフィルム製袋体(1)の内部に設けられるよう形成するステップと
を有することを特徴とするフィルム製袋体の製造方法。
【請求項13】
前記フィルム片(6)の端部(13)を互いに結着することを特徴とする請求項12記載のフィルム製袋体の製造方法。
【請求項14】
前記フィルム片(6)の端部(13)を前記支持片(11)に結着することを特徴とする請求項12又は13記載のフィルム製袋体の製造方法。
【請求項15】
前記フィルム片(6)の端部(13)を前記支持片(11)の端部(12)と共に折り畳んで形成することを特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載のフィルム製袋体の製造方法。
【請求項16】
前記支持片(11)と結着する前に、フィルム(2)における前記把持部(7)の近傍にミシン目(8)及び/又は切り口(20)を設けることを特徴とする請求項12〜15の何れか1項に記載のフィルム製袋体の製造方法。
【請求項17】
前記フィルム片(6)及び前記支持片(11)をフィルム帯(16,16’)を切断して形成することを特徴とする請求項12〜16の何れか1項に記載のフィルム製袋体の製造方法。
【請求項18】
フィルム(2)の折り畳み前に予め種々の折り目(23)を形成させることを特徴とする請求項12〜17の何れか1項に記載のフィルム製袋体の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2008−87858(P2008−87858A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257632(P2007−257632)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(507326238)ノルデニア・ドイチュラント・ハレ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ヴェルク・シュタインフェルト (8)
【Fターム(参考)】